軸方向鉄筋D
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(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成20年度). これに対し帯鉄筋比の小さい試験体 No.2 では 6δ y まで最大荷重を維持し、7δ y の載荷終了間際で荷重が 低下し、その後の 8δ y の載荷の途中で鉛直荷重を保持 できなくなり急激に荷重が低下して実験を終了した。 14δy. 6δy. 400 300. 22δy. 荷重(kN). 200. 7δy. 100. 8δy. 2δy. -30. 0 2δy -10 -100 0. -20 7δy. -200 -300. 14δy. 6δy. 図-3. 10. 20. 30 No1 No2. -400 塑性率(δy). 包絡線. (2)損傷状況. (3)鉄筋ひずみ ① 軸方向鉄筋のひずみは、フランジ部に配筋した軸方 向鉄筋にストレインゲージを設置し計測をした。ここ では、軸方向鉄筋のひずみ 測定結果のうち、試験体 No.1 の A1 鉄筋の荷重-ひずみ関係を代表して図-4 に 示す。材料の試験結果から軸方向鉄筋の降伏ひずみは 2018μ であり、いずれの試験体も 2δy までに引張縁の 全ての軸方向鉄筋が降伏し、概ね変位の増加に比例し て鉄筋のひずみが増加する傾向となった。 ② せん断に寄与すると考えられるウエブ部の帯鉄筋 のひずみ測定結果について、試験体 No.2 の測定結果を 図 -5 に示す。測定箇所は、フーチング天端から 630mm 上がりに位置する帯鉄筋である。材料の試験結果から 帯鉄筋の降伏ひずみは 1744μ であり、2δy 負側への載 荷途中で降伏ひずみに達している。試験体 No.2 では中 空部に全 2 段の帯鉄筋を配置したが、内空側も含め、 いずれも最大荷重を保持している間に降伏した。 これに対し曲げ破壊をした試験体 No.1 の帯鉄筋は、 最大荷重を保持している間には降伏まで至らなかった。 以上、ウエブ部の帯鉄筋 の全てが降伏した 試験体 No.2 では、最終的にせん断破壊に至ったことが分かる。 1δy. 損傷状況(No.1) 荷重(kN). 写真-1. 2δy. 400 300 200 100. 0 -20000 -100 0 -200. 20000. 40000. 60000 A5. A4. A3. 80000 A2. A1. -300 -400 ひずみ(μ). 図-4. 正. 負. フランジ部軸方向鉄筋ひずみ 4000. 写真-2. ひずみ(μ). 2δy. 損傷状況(No.2). ① 試験体 No.1 の実験終了後の破壊状況を写真-1 に示 す。損傷は、柱の基部に集中し、中間帯鉄筋を配置し ていないためフランジ部の帯鉄筋が大きくはらみだし. 3000. 3δy. 2000 1000 0 -10. -5. 図-5. 0 -1000 塑性率. 5. 10. ウエブ帯鉄筋ひずみ. ている。このため軸方向鉄筋が座屈し、フランジ内の コンクリートが細かく破壊されているのが分かる。 以上より、曲げせん断耐力比の大きい中空断面部材 が繰り返し作用を受けた場合、フランジ部の軸方向鉄 筋が座屈するとともに、フランジ部の損傷により荷重 が低下し曲げ破壊に至ることが分かった。 ② 試験体 No.2 の実験終了後の破壊状況を写真-2 に示. 4.おわりに 実験結果から、曲げ破壊に至る場合、破壊に至るま ではフランジ部の圧縮領域が残り、荷重を保持する耐 荷機構となっている。また、曲げ降伏後にせん断破壊 に至る場合、破壊に至るまではフランジ部の押抜きで 荷重を保持する耐荷機構であることが分かった。箱型. す。ウエブ部に発生した中空部を横切る斜めひび割れ が、フランジ部を押し抜く様な状況で貫通している。 以上より、曲げせん断耐力比の小さい中空断面部材 が繰り返し作用を受けた場合、ウエブ部に卓越した斜 めひび割れが発生し、フランジ部を押し抜くとともに 急激に荷重が低下しせん断破壊に至ることが分かった。. 中空断面におけるせん断耐力は、ウエブ幅のみ評価さ れ算出されているが、フランジ部もせん断耐力に大き く寄与していると考えられる。 今後、フランジ部を評価することを目的とした試験 を計画し、箱型中空断面形状のせん断耐力算定式を提 案したい。. - 568 -.
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