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8 月 20 日 ( 月 羽村特別支援学校体育館又村あおい氏講演会 知的 発達障がいのある人の意思決定支援について 全国手をつなぐ育成会連合会政策センター委員の又村氏をお招きして 意思決定支援 についての法的な根拠を中心に 幼少期から意思決定する力を培っていくことの重要性と 進路選択などの大

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Academic year: 2021

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進路だより

平成最後の今年の夏はとても暑い夏でした。猛暑と強い日差しの中、大変多くの保護者 の方々にご参加いただき誠にありがとうございました。 今年は、例年よりも少し遠くの企業や福祉事業所などの見学会を設定いたしました。 その理由は、少し足を伸ばすと、同じ「働く」という考え方でも、私たちがこれまで思っ ていたこととは違う発想に出会えるからです。 生活介護と就労継続支援 B 型事業を行う AnnBee(アンビー)は、「障害者が作ってい ます」という宣伝の仕方を一切せず、「商品で勝負する」という考え方。カステラ・焼き菓 子・ゼリーなどの食品はパッケージも大変お洒落で、国分寺マルイ1Fにある店舗でも他 の洋菓子店としっかりと競争しています。生活介護の利用者の方々はベンガラ染めや機織 りなどでの商品づくりに励む様子がありました。 東京自立支援センターでは、地域に少ない就労継続支援A型事業として、藤波タオルサ ービスの「おしぼり」の袋詰め 作業や洗濯業務の様子を見学 させて頂きました。途中、法人 のグループホームや畑を見学 させて頂くことも。 さて、地域で働いて、地域で 暮らすことはとても良いこと です。一方、住んでいる地域か ら電車やバスで通勤できる力 が備われば、働く場所の可能性 は格段に広がり、余暇生活の幅 も広がります。株式会社 KDDI チャレンジドには、携帯電話の分解・再資源化の仕事に黙々 と従事する中重度の知的障害のある社員もいらっしゃいました。この事からB型事業所で しっかりと働くことのできる方の可能性を感じました。これからは、卒業してすぐ働く場 とさらにその先に目指す場所も視野に入れていく時代なのかもしれません。 平成 30 年度

第3号

平成30年10月25日(木) 東京都立羽村特別支援学校 校長 田口 克己 進路指導部 【今年度夏の進路見学会参加者数】 7/24 KDDI チャレンジド 生徒保護者計15名 教員3名 7/24 町田通勤寮 生徒保護者計8名 教員3名 7/30 東障校 生徒保護者計21名 教員4名 8/1 東電ハミングワーク 生徒保護者計27名 教員2名 8/2 東京自立支援センター 生徒保護者計22名 教員2名 8/2 AnnBee(アンビー) 生徒保護者計15名 教員3名 8/3 パソナハートフル 生徒保護者計14名 教員6名 8/9 希望の郷東村山 保護者計3名 教員7名 参加総数(のべ) 生徒保護者計125名 教員30名 ご参加ありがとうございました。

夏の進路先見学会

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2 講演会資料より抜粋

改正障害者基本法において規定された意思決定支援

改正障害者基本法で注目したいもう1つの規定

これらの法的な根拠をもとにすると

8月20日(月)

@羽村特別支援学校体育館

又村あおい氏講演会

「知的・発達障がいのある人

の意思決定支援について」

【第23条】(相談等) 国及び地方公共団体は、障害者の意思決定の支援に配慮しつつ、障害者・・に対する相談業 務、成年後見制度その他の障害者の権利利益の保護等のための施策又は制度が、適切に行わ れ又は広く利用されるようにしなければならない。 【第3条】(地域社会における共生等) 全て障害者は、どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において 他の人々と共生することを妨げられない。 生活の選択機会が確保されても、意思決定の支援が担保されなければ、意味 がない。両者は表裏一体の関係。

生活の選択機会が確保さ

れても、

意思決定の支援が担保さ

れなければ

意味がない。両者は表裏

一体の関係

重度の障がいのある人であっても、必ず「意思」あるいは「思い」や「気持ち」があり自 分で決めることができる可能性を秘めています。それをどのように支援できるか・・と考 えるのがポイント。 このほか権利条約や障害者総合支援法などにも「意思決定支援」は規定され、 法的に求められている考え方である。

生活の選択機会が確保さ

れても、

意思決定の支援が担保さ

れなければ

意味がない。両者は表裏

一体の関係

活の選択機会が確保され

ても、

意思決定の支援が担保さ

全国手をつなぐ育成会連合会政策センター委員の 又村氏をお招きして、「意思決定支援」についての法 的な根拠を中心に、幼少期から意思決定する力を培っ ていくことの重要性と、進路選択などの大切な場面で の支援の方向性についてのお話をしていただきまし た。以下、重要な点をまとめました。 この研修会から、表出言語がある・なしに関わらず、日常生活の中で、意思が表出でき るように選択肢を用意したり、意思決定したことについて、責任を持つことが少しづつで きるようにしていく取組みが必要ということを学びました。 あまり意思表示をしない生徒が「修学旅行で行った大阪にまた行きたいなぁ」という話 をしたと友達ずてに聞いた教員がいました。ここに「もう行けないかもしれない」という 後ろ向きな悲哀を感じた教員は、「働いて、預金して友達と一緒に大阪へ行く」という前向 きな目標に転じさせてあげたいと思うのでした。

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小学部の取り組み

小学部では、朝や帰りの荷物整理・着替え・食事・排せつなどの日常生活の

指導を大切にしています。一人一人に合わせて、扱いやすい袋を使ったり、視

覚的にわかる目印や手順表を活用したりしてスモールステップで取り組み、自

分でできることが少しずつ広がるようにしています。また、花丸カードなどで

褒められることで、頑張ろうという気持ちがうまれ、できたときには自信にも

つながります。さらに、困ったときには「手伝ってください」と相手に伝える

ことも学んでいます。

こうした日々の学習の積み重ねで培った力が、学校やご家庭以外での外出先

での着替え、食事、排せつの場面にも生かされ、

「いつでも」

「どこでも」

「誰と

でも」できる力につながっていきます。

中学部の取り組み

中学部では、各学年で地域の会社やクリーンセンター、高等部などを見学し、働く際 に必要な知識や態度を学ぶと同時に、高等部進学やその先の進路を思い描けるよう取り 組んでいます。 中学部3年生は9月13日(木)に日都産業株式会社 羽村工場にて、公園遊具の製 作過程を見学してきました。火花が散る中で黙々と溶接する職人さんや機械を使って鉄 パイプをダイナミックに曲げて行く作業員の表情を見て、身近な遊具にも、大人の“真 剣”さが込められていることを感じ取ることができたようです。

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高等部1年生職場見学

10月19日(金)授業の一環で学習グループごとに福祉事業所や企業へ職場見学に 行ってきました。 ① いいあさファーム(青梅市) ② 東大和市総合福祉センターは~とふる(東大和市) ③ ひばり園、羽村市福祉センター内さくら、いちょう(羽村市) ④ 羽村市福祉センター内さくら、いちょう、ひばり園(羽村市) ⑤ アビリティ-ズジャスコ株式会社、オリックス業務支援株式会社 ワークステーション立川(立川市) ⑥ カフェ畑れんげ、株式会社富士電機フロンティア(日野市) これから各グループで

学習のまとめや見学の様子を模造紙にまとめます。

高等部1年生の廊下に掲示しますので、ご覧ください。

高等部2年生ビジネスマナー講座

9月12日(水)の午前、株式会社パソナハートフルから、3人の講師の先生を招い て、ビジネスマナー講座が開かれました。1、2類型生徒は、「みだしなみ」や「笑顔で あいさつ」の練習を行いました。3 類型生徒は、自己紹介の練習を行った後、報告・連 絡・相談のロールプレイを行いました。それぞれの講座の終了後、学年全体で挨拶を行 いましたが、ビジネスマナー講座が始まる前とはまるで違う、素晴らしい挨拶になり、 驚かされました。 後日、各クラスでの朝の学習や職業の授業で、事後学習を行いました。講座の中で教 えていただいた「語先後礼」を実践することができました。今後も活動の中で繰り返し 行い、確実に身に付けていきたいと思います。

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高等部3年生現場実習

進路の決定へ向けて

2 学期がスタートし、高等部 3 年生は、卒業後の進路先を決定する上で、重要

な時期に入りました。

福祉就労希望の生徒については、概ね 1 学期に実習をした事業所に卒業後も通

所する傾向がありますが、「仕事内容・環境・支援員さんとの関わり等」で、ま

だどちらの事業所が良いか悩まれている本人・保護者の方もいらっしゃいます。

面談をする中でいくつかのご家庭で「保護者の方の働き方」について話題になり

ました。卒業後、放課後等デイサービスが利用できなくなることで、在学時と同

じ時間帯での仕事が難しくなる保護者の方が多くいらっしゃいます。移動支援

等、これまでとは異なる福祉サービスの利用を検討しているご家庭もございま

す。こうしたことから、お子さんが多様な人との間で生活する機会を作ったり、

在学中から色々なサービスを利用し、経験しておくことが改めて重要になりま

す。

企業就労希望者については、本人の適性・能力について、採用の可否を問うと

いう、労働局の指導の中で、企業が設定する採用面接に臨んでいます。履歴書の

作成では、誤字・脱字等で何十回も書き直しをして、立派な1枚を仕上げる生徒

もいます。そんな努力をした後に届く「内定通知」には喜びもひとしおです。2

学期以降も実習に励む生徒もいます。

福祉・企業ともに、進路先決定までの流れは各事業所及び本人達のペースによ

っても変わっていきます。決定が早い・遅いに重きは置きません。卒業後に、ど

のように生活していきたいのか、どんな働き方が良いか、困ったとき誰に相談す

るか・・・と様々なことに思い巡らせる日々を大切に 3 年生は生活しています。

参照

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