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平成18年度特別出前授業 指導案

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Academic year: 2021

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(1)

【中学生の部】

No.

テ ー マ

講   師

1

夏目漱石のお話

一般教育科(国語) 小田島本有

2

石川啄木と釧路

一般教育科(国語) 小田島本有

3

情熱の人 与謝野晶子

一般教育科(国語) 小田島本有

4

宮沢賢治と妹とし子

一般教育科(国語) 小田島本有

5

朗読にチャレンジ

一般教育科(国語) 小田島本有

6

スペインのくらし

一般教育科(現代社会) 大石 玄

7

実験:発電のしくみがわかる実験

機械工学科 川村淳浩

8

流体工学で科学するスポーツの世界

機械工学科 小杉 淳

9

流体工学で科学する乗り物のデザイン

機械工学科 小杉 淳

10 ざっくりナットク!? 機械のしくみ

機械工学科 渡邊聖司

11 宇宙の不思議&宇宙で暮らす

電気工学科 小松正明

12

初歩から始めるロボット入門

~計測と制御からロボットまで~

電気工学科 野口孝文

電気工学科 千田和範

教育研究支援センター 稲守栄

13

「温度と電子の動き」-そして、環境から得られ

るエネルギーを実験しよう-

電子工学科 坂口直志

14 身の回りのエネルギーから電気をつくる

情報工学科 石山俊彦

15 海のサイエンス -海の波の話-

建築学科 加藤雅也

16 紙で実験・強さと形

建築学科 鈴木邦康

17 自分たちの学校の外壁を調査しよう

建築学科 鈴木邦康

18 模型で比較・建物の揺れ方

建築学科 鈴木邦康

19 住まいのインテリアデザイン

建築学科 千葉忠弘

       大槻香子

20 コンクリートは総力戦

建築学科 三森敏司

教育研究支援センター 福地敏春

(2)

テーマ 1 「夏目漱石のお話」 講師: 一般教育科 小田島 本有 1.指導目標 夏目漱石に興味をもってもらう入門編として、生徒に刺激を与える。 2.指導内容 漱石の生涯に触れながら、彼の作品の表現の豊かさを理解させる。 3.学習キーワード 夏目漱石、留学体験、『吾輩は猫である』 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・名前や代表作の確認 「なつめそうせき」を漢字で書いてもらう。代表作を挙げて もらう。 生徒を積極的 に 参 加 さ せ る。 5分 展開 ・『吾輩は猫である』への注目 英語訳のタイトル 「I」にあたる訳語の多さ → 日本語の豊かさ 「吾輩」を選んだことの意味 『吾輩は猫である』誕生秘話 ・イギリス留学体験 西洋とのギャップ、神経衰弱 森鷗外のドイツ留学体験との違い ・大学教師辞職、朝日新聞社入社 → 本格的なプロ作家誕生 漱石の生涯に おけるエピソ ードを交えつ つ、表現の豊 かさを理解さ せる 30分 まとめ ・読み継がれる漱石 『坊っちゃん』『こころ』などの人気 漱石の現代的意義 10分 計 45分

(3)

テーマ 2 「石川啄木と釧路」 講師:一般教育科 小田島 本有 1.指導目標 石川啄木と釧路との関わりを理解してもらう。 2.指導内容 石川啄木の生涯に触れ、とくに釧路時代に焦点をすえる。 3.学習キーワード 石川啄木、短歌、ふるさと、釧路 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・「さいはての…」の歌を紹介する。 釧路との関わ り を 紹 介 す る。 10分 展開 ・生い立ち 「神童」時代~盛岡中学時代~北海道漂泊時代 ・借金メモ、借用証書 ・短歌の紹介(故郷への思い、生活の苦しさ) ・釧路における啄木 具体的な資料 を提示し、視 覚的にも分か りやすい形で 紹介する。 30分 まとめ ・釧路で見られる啄木ゆかりの跡 港文館、米町後援、本行寺、啄木歌碑マップなど 釧路観光協会 のパンフレッ トを使用 5分 計 45分

(4)

テーマ 3 「情熱の人 与謝野晶子」 講師:一般教育科 小田島 本有 1.指導目標 封建的な時代背景にあって、情熱的な生き方をした与謝野晶子の人間像を浮き彫りにする。 2.指導内容 「みだれ髪」の誕生秘話、「君死にたまふこと勿かれ」の意義について理解してもらう。 3.学習キーワード 「みだれ髪」、与謝野鉄幹、「君死にたまふこと勿かれ」 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 「狂ひの子…」の歌を提示する。 「狂ひの子」「百三十里」「あはただしの旅」などのキーワ ードに注意を促す。 晶子の紹介の 導入として歌 を提示する。 5分 展開 ・「みだれ髪」誕生秘話 お嬢様時代 与謝野鉄幹との出会い、山川登美子を交えた三角関係 上京、結婚 → 「みだれ髪」誕生 ・「みだれ髪」の作品の幾つかを紹介 大胆な表現 → 毀誉褒貶の数々 晶子の情熱的 な生き方を具 体的に紹介す る。 30分 まとめ ・「君死にたまふこと勿かれ」の紹介 日露戦争 → 弟の出征 彼女への激しい批判、この詩の現代的意義 晶子の作品が 今も生き続け ている意味を 問う。 10分 計 45分

(5)

テーマ 4 「宮沢賢治と妹とし子」 講師:一般教育科 小田島 本有 1.指導目標 宮沢賢治にとって妹のとし子がいかに大きな存在であったかを理解してもらう。 2.指導内容 「無声慟哭」「永訣の朝」を軸として、宮沢賢治の生涯を浮き彫りにする。 3.学習キーワード 宮沢賢治、詩、童話 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・宮沢賢治という詩人、童話作家について生徒に確認する。 「オツベルと象」「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」な ど知っている作品を挙げさせる。その彼にとって妹が大きな 存在であったことを教える。 「オツベルと 象」などを生 徒たちは知っ ているはず。 10分 展開 ・宮沢賢治の生涯 父親との対立 理解者としての妹とし子の存在 ・「無声慟哭」「永訣の朝」の検討 妹の死を賢治はどう受け止めたか ・「オホーツク挽歌」 妹の魂を追い求めた賢治の姿 25分 まとめ ・宮沢賢治における妹の存在について 「銀河鉄道の夜」に託されたもの 「雨ニモマケズ」 10分 計 45分

(6)

テーマ 5 「朗読にチャレンジ」 講師:一般教育科 小田島 本有 1.指導目標 朗読を実際に体験してもらうことで、その魅力を理解してもらう。 2.指導内容 講師の朗読、生徒の朗読とアドバイスを通じてその魅力を味わってもらう。 3.学習キーワード 語り手、聴き手、朗読会 4授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・自己紹介 朗読会活動に関わるようになった経緯 朗読会活動から学んだもの 自らの朗読会 活動について 紹介する。 10分 展開 ・呼吸法、体操 体をリラックスさせることが大切 ・講師の朗読 読む速さ、声の大きさ、間の取り方、聴き手への意識 ・生徒全員で朗読 とにかく大きな声で読むことを目標とする。 ・特定の生徒の朗読 個々に応じてアドバイス 朗読は人に聴 いてもらうも のなので、ま ずは心をオー プンにするこ とを目標にす る。 30分 まとめ 今後の朗読会活動 生徒の積極的な参加を呼びかける 「釧路を朗読の街に」 5分 計 45分

(7)

テーマ 6 「スペインのくらし」 講師:一般教育科 大石 玄 1.指導目標 地球上には多様な民族が共存していることを学ぶ 2.指導内容 スペインを素材として,南ヨーロッパの生活を知ってもらう 3.学習キーワード 地中海性気候,地中海式農業,キリスト教(カトリック) 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 生徒に紙片を渡し,「スペイン」という言葉から思い浮かべ る語句を書き出してもらう。紙片を回収して読み上げ,「スペ イン」に対する印象を教室内で予め共有しておく。 10分 展開 生徒の連想傾向に応じて話題を展開していく。 ★ フラメンコ ロマ(いわゆるジプシー)に由来する音楽&舞踏芸術で あることを手がかりとして,民族の多様性について紹介 する。 ★ ガウデイの建築群(サグラダファミリアなど) フランシスコ・ザビエルがスペイン出身であることを紹 介しつつ,スペインではカトリック信仰が盛んであるこ とを伝える。 ★ 闘牛 スペインがヨーロッパを代表する畜産国であることを紹 介する。 ★ オリーヴ/オレンジ,泉屋のスペイン風ピラフ 地中海性気候(Cs)の農業生産について紹介する。 30分 まとめ 中学生にとっては「外国」というと英語圏ばかりが思い浮か ぶ傾向にあります。この授業ではスペインを取っ掛かりとして, 世界の多様性に目を向けてもらいたいと願っています。 10分 計 50分

(8)

テーマ 7 「実験:発電のしくみがわかる実験」 講師:機械工学科 川村淳浩 1.指導目標 生活に欠かせない電力がどのようにしてつくられているかということを体験的に学 ばせ、エネルギーを無駄にしない心を養う。 2.指導内容 卓上蒸気エンジン模型による発電のデモンストレーション実験を通して発電の仕組 みとたいへんさを実感させ、合わせて再生可能エネルギー(水力、地熱、太陽光、 バイオマス等)と比較することで、省エネルギーの大切さを深く学ばせる。 3.学習キーワード 理科[第 1 分野]・電流とその応用(電流)、科学技術と人間(エネルギー、 科学技術の発展) 技術・家庭[技術分野]・エネルギー変換に関する技術(変換機器の仕組み) 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・生徒への問いかけ: ふだん自由に使用している「電気」がどのようにつくられて いるか知っていますか? 原子力発電所の事故があり、日本はたいへんな状態になって いますが、原子力発電所と他の発電の違いがどこにあるのかを 知っていますか? 5分 展開 ここから、卓上蒸気エンジン模型による発電のデモンストレー ション実験をおこない、発電のたいへんさを体験的に実感させ る。 ①アルコール燃料を燃焼させて蒸気をつくる。 ②蒸気エンジンを運転する。音と周囲の汚れが少し有。 ③直結した発電機によって豆電球を点灯させる。 続いて、パソコンとプロジェクタによる説明に入り、火力や 原子力と再生可能エネルギーによる発電の違いについて学ばせ る。 ①発電の主流は蒸気を利用している(火力、原子力) ②再生可能エネルギー(水力、地熱、太陽光、バイオマス等) による発電との比較 講師準備: パソコン、卓 上蒸気エンジ ン模型の実験 セット。 中学校準備: 実験室、プロ ジェクタ、ス クリーン、部 屋を薄暗くす るための機能 (設備) 35分 まとめ 便利な電気であるが、貴重なエネルギー資源の消費と様々なエ ネルギー変換技術によって実現されていることを総括し、省エ ネルギーの大切さを深く理解させる。 5分 計 45分

(9)

テーマ 8 「流体工学で科学するスポーツの世界」 講師:機械工学科 小杉 淳 1.指導目標 様々なスポーツの記録更新や使用器具の性能向上の裏には,空気や水の流れを科学 する流体工学の存在がある.本授業では簡単な実験とスライドによる説明を通し, 流体工学の重要性と面白さを認識させる. 2.指導内容 自作スライドを利用した説明と簡単な観察実験と実験体験 3.学習キーワード スポーツ,流体工学,空気,水 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 スライドによる説明. 流体とは何か? 機械工学が関係する分野とは? 5分 展開 ・流体工学が深くかかわっているスポーツを考えさせ,理由を添えて 挙げてもらう(個人またはグループで). ・2~3種類程度のスポーツを取上げ,スライドと簡単な実験を行いな がら,現象の理解と流体工学の必要性を認識させていく. ※可能な実験内容 ・ゴルフボールのディンプルの秘密(観察実験) ・変化球の秘密(観察実験および体験実験) ・ヨットが風上に進む秘密(観察実験) ・流線型の秘密(観察実験および体験実験) 今後充実していく予定 ・スライドを使い,ものづくりの現場では,風洞実験や数値シミュレーシ ョンが行われ,設計に役立てられていることを簡単に説明. 5分 25分 4分 まとめ スライドによるまとめと振り返り. アンケートの実施. 6分 計 45分

(10)

テーマ 9 「流体工学で科学する乗り物のデザイン」 講師:機械工学科 小杉 淳 1.指導目標 自動車や列車など高速移動する乗り物の開発の裏には,空気や水の流れを科学する 流体工学の存在がある.本授業では流体工学の重要性と面白さを身近に見られる乗 り物(主に自動車,列車)のデザインなどを通して認識させ,ものづくりの興味に つなげる. 2.指導内容 自作スライドを利用した説明と簡単な観察実験と実験体験 3.学習キーワード 自動車,列車,流体工学,流体抵抗,空力,流れ 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 スライドによる説明. 流体とは何か? 機械工学が関係する分野とは? 5分 展開 ・F1などのスポーツカーは何故乗用車と違う形をしているのか,また 新幹線の形状が変化してきた理由について自由に考えさせ,意見を 出させる(個人またはグループ). ・流体抵抗を実感してもらう(ブロワ―からの風に手のひらを水平と垂 直にした時で感じ方が違うことを認識させる).また,その原因はなん なのかを考えさせる. ・簡易風洞装置を用い,自動車プラモデルの流体抵抗を比べる観察 実験を行う.また,タフト(糸)を使って車体まわりの流れの状態を実 際に確認してもらう(こちらで器具の準備ができれば,煙もしくは水蒸 気を用いた流れの可視化も行う) ・流体抵抗には渦の発生が大きくかかわることを話し,物体に流れが 作用するとき,その背後に渦が発生する様子を実験体験してもらう (各グループ:5~6人に水の入ったバットを用意). ・物体から渦が出るときには音も発生するため(流体騒音),できるだ け音が出ないようなデザインが考えられていることも説明. ・スライドを使い,ものづくりの現場では,風洞実験や数値シミュレーシ ョンが行われ,設計に役立てられていることを簡単に説明. 5分 15分 5分 4分 5分 まとめ スライドによるまとめと振り返り. アンケートの実施. 6分 計 45分

(11)

テーマ 10 「ざっくりナットク!? 機械のしくみ」 講師:機械工学科 渡邊聖司 1.指導目標 中学生に短時間で身の回りにあるさまざまな「機械のしくみ」を授業形式で 理解してもらい,興味・関心を持ってもらう. 2.指導内容 身の回りにあるさまざまな機械を題材にし,その「しくみ」や「エネルギー」 を学習する. 3.学習キーワード 中学校技術・家庭,中学校理科(第 1 分野),中学校総合的な学習の時間, 身の回りにある機械,機械と道具(工具,機器[器械]),機械のしくみ, エネルギー 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・機械を一言でいうと… ・機械と道具(工具,機器[器械])の違い,機械の種類 ・ロボットで見る機械の要素とメカニズム ・生徒に質問 する. 10分 展開 ・エネルギーを伝達・変換するさまざまな要素 軸・ねじ・ベルト・チェーン・歯車・カム・リンク クラッチ・ブレーキ・ばね ・働く機械 マザーマシン,精密測定器,ポンプと水車,エンジン 蒸気機関 ・身近な機械のしくみ コピー機・プリンタ,コンピュータ,エレベータ ・機械を動かすエネルギー 運動エネルギーと位置エネルギー,電気エネルギー, 自然エネルギー(水力,風力,太陽光,地熱など) ※プロジェク タ,スクリー ン等は持ち込 みます. ・生徒に質問 する. 30分 まとめ ・高専機械工学科での学習などについての説明 ・今日の授業の感想を聞いてみる.(簡単なアンケート) ・生徒の質問 を受付ける. 5分 5分 計 50分

(12)

テーマ 11 「宇宙の不思議&宇宙で暮らす」 講師:電気工学科 小松正明 1.指導目標 「無重力」あるいは「宇宙環境」への興味を呼び起こし、理解を増進することを 目標とする。 2.指導内容 スペースシャトルや国際宇宙ステーションでの実験事例などを示し、「無重力の世 界」や「宇宙環境」をより身近な存在に感じ取れるようにする。 3.学習キーワード 中学校理科 運動とエネルギー、科学技術と人間、地球と宇宙 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 (1) 講師自己紹介、本日の授業の内容紹介 (2) 毛利宇宙飛行士がシャトルから撮影した日本列島の映像 を映し、400 ㎞の高さの宇宙から実感できる北海道の冬 の様子を紹介する。 地図等の対応 付け 5分 15分 展開 【宇宙の不思議】 (1) 無重力での物体の運動などについて、生徒同士の運動と エネルギーに関するデモンストレーションをさせるなど して、無重力ではどうなるかクイズを出す。実験ビデオ で正解を紹介する。 例)スペースシャトルはなぜ地球に落ちてこない? 例)どうしてスペースシャトルの中は無重力なのか? 例)宇宙船内で紙飛行機はどう飛ぶのだろう? 例)宇宙船内で綱引きは出来る? 例)宇宙船内でコマはどう回転するか? 例)水はどうやって飲むのか? ― 休憩 - 【宇宙で暮らす】 (2) 国際宇宙ステーションの概要説明 (3) 実際の宇宙ステーションの組立の様子や日本の実験モジ ュールの内部や実験の様子をビデオで紹介する。 (4) 宇宙ステーションでの生活の疑問を考えてみる。 例)食事は? お風呂は入れるの? (5)宇宙ステーションでの実際の暮らしぶりをビデオで紹介 する。 30分 10分 20分 5分 7分 まとめ 8分 計 100分 ※実験ビデオの収集・編集のため、実施は 9 月以降とさせて頂きます。 ※必要機材(プロジェクター2 台、スクリーン 2 セット、DVD プレイヤー1 台)

(13)

テーマ 12 「初歩から始めるロボット入門~計測と制御からロボットまで~」 講師:電気工学科 野口孝文,千田和範 教育研究支援センター 稲守栄 1.指導目標 最近,様々な分野で応用されつつあるロボットにスポットをあて,ロボットとは何かを説明し, 実際に動作プログラミングなどをすることで体験的に知って貰う. 2.指導内容 ロボット実機を用いた基本要素の説明,ロボットの簡易プログラミングと操作体験,世界初の ロボットから現在進められているロボットまでの開発史についての紹介. 3.学習キーワード 中学校 技術・家庭科 技術とものづくり,情報とコンピュータ 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 1.ロボットって何? 自動化技術を始めとし、ロボットを構成するマイコンやセンサ ーなどの基本要素を実際の機材を用いながら説明する. 15分 展開 2.ロボット最先端 応用例として現在,研究されている最先端ロボットや実社会で 利用されているロボットを紹介する. 3.ロボットの操作体験 研究用の歩行型ロボット,全方向移動型ロボット,飛行型ロボ ット,釧路高専オリジナルロボットカーなどを用いて,簡易的 な動作プログラミング,遠隔操作体験,ロボット作業デモの観 察をしてもらう.これらの体験からロボットとその制御の簡単 な仕組みを理解してもらう. 60分 まとめ 4.これからロボットを学ぶために ロボットの構成からどのような技術が用いられているか,また それらを理解するためにはどのような知識は必要になるのかを 簡単に説明する. 10分 計 85分 ※装置・機材の保守,安全面の関係から,対象人数を 20 人前後とさせていただきます。

(14)

テーマ 13 「温度と電子の動き-そして,環境から得られるエネルギーを実験しよう-」 講師:電子工学科 坂口直志 1.指導目標 科学技術のおもしろさ,大切さを体験させる. 自ら考えて,自分の意見を発表する体験をしてもらう. 2.指導内容 環境から得られるエネルギーの体験(実験) 温度による体積収縮の体験(気体,金属,果物) 温度による電子の動きの違いを考察(電気抵抗の違い確認:超伝導) 温度差による発電実験の確認(熱電変換) 3.学習キーワード 環境エネルギー 物質の三態,熱電半導体,電子,超電導,発電,液体窒素 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 水の三態,沸点,融点,温度変化による体積変化の確認 空気(窒素)の温度を下げる. 液体窒素の温度の確認,-196℃ 液体窒素 77K 5分 展開 液体窒素の中に野菜,バナナ,風船を入れる. (液体窒素を入れた容器と野菜,バナナ,風船を各班に配付) 風船による気体体積の収縮を確認 金属ロッドの冷却収縮の演示実験 その他バリエーション ・ちり紙,コピー用紙の冷却実験(水分有り無し) ・消しゴムの冷却実験(飛び散るまでの時間に注意) ・その他 発光ダイオードの発光実験(電磁誘導) アルミ管中の磁石の落下実験 (電磁誘導の展開) 温度の違いと電気抵抗 低温度で抵抗は小さくなる・・・電気抵抗ゼロの確認 超伝導セラミックスによるマイスナ-効果の演示実験 (磁石の浮上実験) (導体内を通過する磁束を妨げるように電流が流れ,この電流 が作る磁石と反発する) 温度(差)による電子の移動の利用・・・熱電変換 ガスライタ-で温度差を与えモ-タ-を駆動する. 氷と体温の温度差でモ-タ-を駆動する. お湯と水の温度差で蛍光灯の点灯実験 その他の環境から得られるエネルギーを体験する 風 船 を 急 に 暖 め る こ と に よ る 風 船 の 破 裂 に注意 電磁誘導 超伝導体 温度差発電 20分 15分 まとめ ・温度による電子や原子の運動状態(運動の量)の違いを体験し考察. ・熱(温度差)を材料に与え,発電を体験. ・釧路地域の環境(温度差(室内と外気)の大きい地域)は,電気エ ネルギーを生み出せるすばらしい地域(環境)であることの再認識. ・環境エネルギー(ハーベストエネルギー)を考えよう. 環 境 の 有 効 利 用 , 科 学 技 術 の大切さ 5分 (上記内容は 70 分から 90 分で実施することも可能です.) 計 45分

(15)

テーマ 14 「身の回りのエネルギーから電気をつくる」 講師:情報工学科 石山俊彦 1.指導目標 身の回りのものからエネルギーは取り出せることを示し、 環境に配慮したエネルギー利用について考える。 2.指導内容 中学校理科「エネルギーのうつりかわり」をベースにしながら、 身の回りのものから電気をつくりだせることを指導する。 3.学習キーワード 中学校理科・科学技術と人間(エネルギー資源) 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 エネルギーと電気(どのようなものから電気はつくられるか) ・多くの国が、主に、重油や石炭を燃やすことで発電している 10分 展開 身の回りの、色々なものからエネルギーは取り出せることを、 実際に発電実験をすることで示す。 ・ 機械式発電(モータ、コイルを使った人体発電) ・ 太陽光発電(太陽電池による発電) ・ 熱発電(ペルチェ素子を使った温度差発電) ・ 圧電素子発電(ピエゾ素子を使った振動発電) ・ 燃料電池発電(アルコール燃料電池による発電) 30分 まとめ 現代社会がエネルギー大量消費社会から循環型社会に変わる ことで地球環境や資源が持続できること、それをなしうるのが 科学技術であることを理解する。 10分 計 50分

(16)

テーマ 15 「海のサイエンス -海の波の話-」 講師:建築学科 加藤雅也 1.指導目標 海の成り立ちや波の話を通じて環境保全や防災の大切さを知る 2.指導内容 海の起源,波のメカニズムなどについて画像や映像を提示しながら解説する 3.学習キーワード 中学校理科 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 海に関する興味の喚起(パワーポイント). ・海の誕生~海が存在する地球の奇跡~ ・海の大きさ,流れ,環境 5分 展開 海の波と光や音の波との違い,海の波の発生メカニズム,人類 との関係(環境,防災)について解説(パワーポイント,映像). ・いろいろな海の波と他の波/表面潮力波~潮汐,音波,光 ・津波の話を少し詳しく 地震と津波の関係 津波のスピード 津波の被害 防災から減災へ 10分 25分 まとめ 海に関る環境や防災がみんなの生活とどのように結びついてい るかを簡単に説明してまとめる. 最後に,人は海とどのようにかかわっていけばよいかを生徒に 問いかける. 5分 計 45分

(17)

テーマ 16 「紙で実験・強さと形」 講師:建築学科 鈴木邦康 1.指導目標 薄い紙でも複雑に折ると面白い形になり,かなり丈夫になる。紙を使った簡単な実 験を通して,「つよさ」と「かたち」について考え,いろいろな形の建築に興味を 持ってもらう。 2.指導内容 紙で 2 種類の折板構造を実際に作り,おもりを載せてどちらがより多くのおもりに 耐えられるかを実験する。 3.学習キーワード 中学校理科 身近な物理現象・力と圧力 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・ものの強さは何によってきまるのか。 ・紙や木,鉄,コンクリートといった材料の違い。 ・ものの形(形状)の違い。 (1 枚の紙でも 4 つ折りにすると強くなる) 強さが何によ ってきまるか 考 え て も ら う。 5分 展開 二人ひと組になって,それぞれが形の異なる紙模型(折板構造) を作製する。 ・完成した 2 種類の紙模型に重りを載せて,どちらが強いかを 実験する。 ・2 種類の紙模型が壊れた時の状態を観察し,比較する。 ・紙模型と実験のイメージ⇒ ※理科室等の大きなテーブルのある教室を希望します。 模型の材料は こ ち ら で 準 備。 おもりとして 各自,本を数 冊用意しても らう。教科書 でもよい。 20分 15分 まとめ 実験のまとめとして,材料(紙)が同じでもかたち(紙の折 り方)が異なれば強さも変わることを説明する。 作り方(折り方)も強さに影響することを説明する。 5分 計 45分

(18)

テーマ 17 「自分たちの学校の外壁を調査しよう」 講師:建築学科 鈴木邦康 1.指導目標 長期間にわたって建物を使用するためには,まず建物の状態を知ることが大切であ る。そこで,時間の経過とともに建物にはどんな傷み(劣化)が発生しているか, という視点で身近な建物を観察してもらう。 2.指導内容 建物の劣化現象を説明し,実際に自分たちの通う学校の外壁の劣化を調査して報告 してもらう。また,建物を構成するコンクリートは,時間の経過とともに中性化す ることを説明する。 3.学習キーワード 中学校理科 科学技術の発展・自然環境の保全と科学技術の利用 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・建物が古くなると,どうなるか。 ・具体的に,建物の劣化現象を挙げてもらう。 5分 展開 ・建物に生じる典型的な劣化症状とその原因について説明する。 (パワーポイントを用いて説明) ・数人のグループに分かれて,実際に学校校舎の外壁を調査す る。 ・調査内容:どんな劣化が発生しているかを調べる。 壁にひび割れがあればクラックスケールを用いて 幅を図る。 ・フェノールフタレイン溶液を用いて,コンクリートは年月の 経過とともにアルカリ性を失っていくことを見てもらう。 ※プロジェクターとスクリーンの用意をお願いします。 ※鉄筋コンクリート造の校舎を対象とします。 ※雨天の場合は,屋内の調査に変更予定。 実際の建物の 写真を見ても らう。 実際に屋外に 出て調査を行 ってもらう。 5分 20分 5分 まとめ グループごとに,どのような劣化が発生していたか報告しても らい,今後どうしたら良いかを話し合う。 10分 計 45分

(19)

テーマ 18 「模型で比較・建物の揺れ方」 講師:建築学科 鈴木邦康 1.指導目標 地震によって建物に生じる揺れは,地震の大きさだけではなく,同じ地震でも建物 によって異なることを,簡単な実験を通して理解してもらう。 2.指導内容 簡単な建物の模型を使って,建物の高さや重さを変えて,固有周期の変化を実験す る。また,固有周期に近い振動を与えると,建物模型に共振現象が生じることを体 感してもらう。 3.学習キーワード 中学校理科 運動とエネルギー 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 ・振り子の周期は,何が変わると変化するか。 ・建物が揺れるときの周期は,何によってきまるか。 5分 展開 ・数人のグループに分かれて,建物の簡単な骨組み模型を使っ て,自由振動試験を行い,固有周期を測定してもらう。 ・骨組模型を固有周期付近で振動されると,振動変位と手で感 じる反力の大きさの増大とで,骨組みの共振現象を体感して もらう。 骨組模型と実験のイメージ⇒ ・骨組に異なる振動(地震)を与えた地震応答解析結果のアニ メーションを見てもらい,共振現象の理解を深めてもらう。 ※プロジェクターとスクリーンの用意をお願いします。 ※理科室等の大きなテーブルのある教室を希望します。 骨組模型や周 期測定のため のストップウ ォッチは,こ ちらで用意。 15分 10分 10分 まとめ ・建物の揺れは,高さや重さによって異なる。 ・建物の持つ固有周期に近い地震が発生した場合,共振現象が 生じる。 5分 計 45分

(20)

テーマ 19 「住まいのインテリアデザイン」 講 師:建築学科 千葉忠弘、大槻香子 1.指導目標 インテリアデザインを通じて住環境を理解する 2.指導内容 モデル住宅(リビング)のインテリアデザインを行う 3.学習キーワード 技術家庭 衣生活・住生活と自立 4.授業展開(2時限分の時間が必要です) 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 スライドでインテリアデザインの意味を学習する。また、デ ザインする際の手がかりになる「言語イメージスケール」を 説明する。この手法は多様な生活場面で活かすことができる。 スクリーン とパソコン で説明 ( こ ち ら で 用意する) 10分 展開 モデル住宅の図面、スケッチを見せる。 デザインするインテリアを各自で考える。 (この際、イメージスケールを手がかりに各自のテーマ設定 をする。) リビングの床、壁、天井、照明、家具などについて、市販カ タログからテーマに近い写真を切り抜き、プレゼンテーショ ンボード(A2)に貼る。 60分 まとめ 全員の作業が終えたら、数名に発表してもらう。 テーマに合った提案であるか、みんなで検討する。 15分 計 85分 注)10 月以降を希望します。

(21)

テーマ 20 「コンクリートは総力戦」 講 師:建築学科 三森敏司 教育研究支援センター 福地敏春 1.指導目標 コンクリートを構成している材料の生の様子を,実験を通して学び,コンクリート の大切さを理解してもらう。 2.指導内容 セメントの原料とは コンクリートの構成材料とは コンクリートの重さと材料の割合 モルタルの作り方 3.学習キーワード 中学校理科,中学校技術・家庭 4.授業展開 段階 学 習 活 動 留 意 点 時間 導入 社会で役に立っているコンクリートって何 コンクリートの構成材料は何か? 5分 展開 セメントの原料(石灰石)やチョークは酢で分解する? セメントと水・混和剤の実験 コンクリートの重さは,各材料の重さはどのくらいか? (造ってみようフレッシュコンクリート) 白色セメントでモルタルの試験体を造ろう。 水道・流しがあった方がよいので,理科室・技術家庭室等が望 ましい。 5分 5分 10分 15分 まとめ セメント・コンクリートに関する質問を受ける 5分 計 45分 ※実験を伴うので15名以内が望ましい。

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