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我が国のインフラ・産業基盤・

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Academic year: 2021

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(1)

我が国のインフラ・産業基盤・ IoT ソリューションの防護に向けた 官民の取組について

平成28年6月

資料6-3

(2)

重要インフラ・産業に対するサイバー攻撃の脅威の増大

近年は社会インフラを標的として物理的なダメージを与えるサイバー攻撃のリスクが増大。

サイバー攻撃には、産業界に直接攻撃がなされ、大規模な停電やプラント事故のような国民の生命 や財産を脅かす明確な意図を持って行われるものがある。

一方、我が国はこれまで攻撃が顕在化した経験が少ないため、事業者と政府が連携して「いざ」とい うときに備え、セキュリティ対策やスキルのレベルアップを図っていく必要がある。

【サイバー攻撃によるインフラ障害の事例】

製鉄所の溶鉱炉損傷(ドイツ、2014年) 標的型攻撃により、製鉄所の制御システム を不正操作。溶鉱炉が損傷。

ウクライナの大規模停電(2015年)

標的型攻撃により、制御系システムを不正操作。

数万世帯で、3~6時間にわたる大停電が発生。

鉄道信号に障害発生(米国、2011年)

鉄道会社への不正侵入により、2日間にわ たって信号設備の制御に問題が発生。

制御システムを狙ったサイバー攻撃

1

【日本の重要インフラに対する攻撃への警鐘】

・2012年~インターネット上に水道局システムに見せかけたハニーポッ ト(攻撃者を集めるための『おとり』システム)を設置し、調査を実施。

・攻撃者が端末を探す段階で、明らかに日本国内の水道局システムが 意図的にターゲットとされ、水圧の不正な改変を行い、最後はシステム 自体を不正にシャットダウンさせた。これは、水の出力を完全に停止さ せたのと同義。

日本の重要インフラを狙う攻撃キャンペーン

・攻撃キャンペーン「Dust Storm」の背後にいる攻撃者は、少なくとも 2010年~日本や韓国、米国、欧州、その他アジア諸国の複数の組 織を標的とした活動を実施。

・攻撃者が日本の企業に焦点を置き始めたのは2015年以降であり、

日本の発電、オイル・天然ガス、輸送、金融、建設業界の企業ネット ワークに侵入。

・「日本の重要インフラや資源関連の企業に対するこのような性質の攻 撃は継続し、将来的には拡大し続ける」と Cylanceは結論付け。

(出典:TREND MICRO セキュリティマガジン)

(出典:セキュリティ会社 「Cylance」の報告)

(3)

○米国・イスラエルでは、膨大な軍事予算と、日々攻撃にさらされている実戦経験を通じ、軍や情報機関の ニーズに基いた極めて高度な技術と人材が養成され、民間企業にスピルオーバーしている。

○こうした知見は民間において産業化され、米国であれば国防総省、情報機関への納入、イスラエルであれ ばグローバルマーケットへの売込みを通じ、ヒト、カネ、技術が循環するエコシステムが機能。

米国やイスラエルのサイバーセキュリティのエコシステム

2

米国 イスラエル

(INL,大学・・)研究機関 軍、情報機関

産業化 攻撃

ヒト、カネ、技術(DARPA)

重要インフラ防護

クラスター

(サイバースパーク@ベエルシェバ)

サイバー軍研究所、

ベングリオン大学、軍需企業、

ベンチャー、外資、

自動運転サイバーレンジ、

VC

軍、情報機関 攻撃

重要インフラ防護

任務保障

DHS,DOE・・, NIST

技術・人材の活用

こまめなリスク評価、

情報共有、意識喚 起、フレームワーク、

法令

NCB

技術・人材の活用 海外への売り込み ヒト、カネ、技術

リスク評価、情報共有

調達への 納入

DHS:国土安全保障省

経済効果

DOE:エネルギー省

DARPA:国防高等研究計画局 NIST:アメリカ国立標準技術研究所 INL:アイダホ国立研究所

NCB:国家サイバー局

(4)

サイバーセキュリティ対策のエコシステム構築の必要性

今後、ユーザー企業自身が総合的なセキュリティ戦略を立案し、対策を進めていくことが求められる。

このためには、国とともにエネルギーや自動車、素材等の基幹ユーザー産業が中心となって、セキュリティの 産業化が図られていくようなエコシステムが必要。

具体的には、①国とユーザー企業がサイバー攻撃のリスクについて共通認識を持ち、②対策が積極的に実 装される制度を整備し、③国とユーザー企業が共同して対策を行うための場の構築により、対策・技術・人 材が生まれるという循環を形成していく。

これには、サイバーセキュリティの優れた知見を持つ海外機関との連携を積極的に進めていくことも重要。

3 優れた対策・技術・人材が輩出さ

れるよう、基幹ユーザー産業等が参 加する「産業系サイバーセキュリテ イ推進機構」(仮称)を構築

ガイドライン、認証等の 制度的仕組みを整備

国際連携

米国、イスラエル、ASEAN

官民で国を守っていく共通認 識が醸成されるよう、リスク分 析・防衛力の確認や、対策 のためのガイドラインを普及

エコシステムを通じて、

総合的なセキュリティ戦略 の立案・実行に必要な

人材・技術を育成

(機構の機能例)

①模擬プラントを用いた演習

②実際の制御システムの脆弱性検証・対策立案

③攻撃情報の収集・研究

④企業の経営者や担当者向けの意識喚起

参照

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