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國 教育研究員研究報告書

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Academic year: 2021

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全文

(1)

高等学校

成9年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

東 京 都 教 育 委 員 会

(2)

IH 16

主題設定の理 由 研究の経過 研究の視点

主題に対す る基本 的な考え方 研究 の進 め方

IV指 導事例

12δ4ρ0

指導事例1 指導事例2 指導事例3 指導事例4 指導事例5 指導事例6

衣服 と自己表現

自立 した食生活 と消費生活 におけ る購入の在 り方 を考え る 夫婦別姓 一ロールプ レイデ ィベ ー トを通 じて現代の家族を考え る 地球温暖化につ いて理解 し、 ライフスタイルを見直す

人間の暮 らしと住環境 につ いて考え る

住 まいと家庭生活 一ライフスタイルの実現を 目指 して V研 究 のまとめと今後の課題

1122455810014111699

平 成9年

教 育 研 究 名 簿

都 立 日 比 谷 高 等 学 校 ほ み 都 立 城 南 高 等 学 校 境 野 く り 都 立 田 園調 布 高 等 学 校 梶 原 恵 美 子 都 立 目黒 高 等 学 校 笹 間 真 由 美 都 立 青 山 高 等 学 校 々 木 あ や 子 都 立 池 袋 商 業 高 等 学 校 村 岡 千 賀 子 担当 指導部高等学校教育指導課指導主事 清水 ゆか り

(3)

研 究主 題 自 己決定 能 力 を 高め 、豊 か な人 間性 を は ぐ くむ家 庭科 の指導 の 工夫

1主 題 設 定 の 理 由

現 在 、 我 が 国 で は もの や 情 報 が あ ふ れ 、 物 質 的 に は 豊 か な 社 会 とな っ た が 、 反 面 、 人 や 自 然 と の か か わ りが 少 な くな り、 人 間 関 係 の 希 薄 化 が 言 わ れ て 久 しい 。 そ して 、 こ の こ と は 家 庭 生 活 の み な らず 、 高 校 生 の 生 活 に も大 き な 影 響 を 与 え て い る 。

生 徒 は 、 もの や 仲 闇 と の 情 報 交 換 に 敏 感 で あ り 、 皆 同 じ よ うな 姿 を して 、 同 じ行 動 を と り、

没 個 性 に な っ て い る と は 気 付 か ず 、 そ れ が 正 しい も の で あ り 、 自 分 の 意 思 決 定 で あ る と考 え て い る様 子 が う か が え る 。 ま た 、 仲 間 同 士 で は 意 志 の 疎 通 が 図 れ て も 、 異 な る世 代 の 人 々 や 地 域 の 人 々 との 交 流 が ほ と ん ど な い た め 、 他 人 を 思 い や り、 広 い 視 野 を も っ て 物 事 を 推 し量 る こ と が で きず 、 自分 と そ の 仲 閤 た ち と の 狭 い 価 値 観 で 物 事 を 判 断 し、 決 定 して い く と い う 場 面 も多 く見 受 け られ る 。

第15期 中 央 教 育 審 議 会 は 、Fゆ と り 」 の 中 で 「生 き る カ 」 を は ぐ くむ こ とを 提 言 し た 。 生 き る 力 と は 、 自 ら学 び 、 自 ら考 え 、 主 体 的 に 判 断 し、 行 動 し、 よ り よ く問 題 を 解 決 す る 能 力 で あ り、 ま た 、 自 ら を 律 しつ っ 他 入 と と も に 協 調 し、 他 入 を 思 い や る 心 や 感 動 す る心 な ど の 豊 か な 人 間 性 の こ とで あ る 。 生 き る 力 を は ぐ くむ た め に は 、 学 校 ・家 庭 ・地 域 社 会 が 連 携 して い く と と も に 、 学 校 教 育 に お い て 生 き る力 の 育 成 を 重 視 し た 教 育 を 推 進 して い く必 要 が あ る。

高 等 学 校 家 庭 科 で は 、 家 庭 生 活 の 充 実 向 上 を 図 る 能 力 と主 体 的 、 実 践 的 態 度 を 育 成 す る こ と を 目標 の 一 つ と して い る 。 変 化 の 激 し い 時 代 に あ って は 、 常 に 自分 で 価 値 判 断 で き 、 意 欲 的 、 創 造 的 に 生 活 で き る能 力 と態 度 を 育 成 す る こ とが 必 要 だ か らで あ る 。 しか し 、 生 徒 は 現 在 の 自分 が ま ず 大 切 で あ り、 将 来 を 考 え 、 学 ん で い こ う と す る姿 勢 を も た せ る こ と が 難 し く な っ て い る 。

そ こで 、 本 年 度 の 教 育 研 究 員 は 、 人 や 環 境 と の か か わ りの 中 で 豊 か な 人 間 性 を は ぐ ぐむ と と も に 、 生 活 の 申 で 体 験 す る 様 々 な 場 面 に お い て 、 自 分 自 身 で 考 え 、 判 断 し、 意 思 決 定 して い く力 を 高 め る 指 導 内 容 ・方 法 に つ い て 研 究 す る こ と に した.

1研 究 の 経 過

U00 910

研究主題の設定、研究計画 ・方法の協議 研究 内容 ・方法の協議

研 究 内 容 の 協 議 、 御岳 合 宿 の準 備 御岳合宿(研 究内容に関す る協議 、 研究授業 の内容検討)

授業指導案の検討

研究 内容 ・報告書原稿の検討 研究授業(城 南 ・池袋商業)

1一

11月 研 究 報 告 書 原 稿 検 討 。読 合 せ 研 究 授 業(目 黒 ・日比 谷 ・青 山 ・

田 園 調 布) 12月 最 終 原 稿 の 読 み 合 わ せ

1月 研 究 発 表 会 の 準 備 2月 研 究 発 表 会

(4)

研 究 の 視 点

1主 題 に 対 す る基 本 的 な 考 え 方

今 日 、 社 会 の 変 化 は 急 激 で あ り 、 地 球 環 境 汚 染 の 問 題 か ら暮 ら し に 直 結 す る 日 常 の 問 題 に 至 る ま で 、 こ れ ま で に 習 得 した 知 識 だ け で は 解 決 す る こ とが 難 し く な って い る。 私 た ち は 、 確 実 な 座 標 軸 を も ち え な い ま ま 、 自 分 で 情 報 を 収 集 ・判 断 し、 自 己 決 定 して い か な け れ ば な

らな い 時 代 に 生 きて い る 。

生 徒 は これ ま で に 小 ・中 学 校 に お い て 様 々 な 学 習 を 積 み 重 ね て き た 。 しか し、 これ か らの 人 生 を 切 り開 い て い く に は 、 生 徒 が 自分 で 問 題 を 発 見 し、 考 え 、 判 断 し、 自 らの 生 き方 に 照 ら し合 わ せ な が ら、 そ れ を 解 決 して い く こ と の で き る能 力 や 資 質 が 必 要 で あ り 、 そ れ らを 育 成 す る こ とが 学 校 教 育 に 求 め られ て い る 。

家 庭 科 は 生 活 に 直 接 結 び つ く内 容 を 取 り扱 い 、 自立 した 生 活 者 を 育 成 す る こ と を 目標 と し て い る 。 こ れ か らの 人 生 や 日常 の 生 活 の 中 で 起 こ る様 々 な 事 柄 と 関 連 さ せ て 、 自 分 で 考 え 、 決 定 して い く能 力 を 高 め る こ と は 、 目標 を 達 成 す る うえ で 不 可 欠 で あ る。 ま た 、 人 と人 と の っ な が り や 自然 と人 と の か か わ り に つ い て 考 え 、 共 に 生 き 、 支 え あ う連 帯 の 視 点 を 育 成 す る こ と も重 要 で あ る 。 そ こ で 、 自 己 決 定 能 力 を 高 め る と と もに 豊 か な 人 間 性 を は ぐ く む 指 導 に つ い て 考 え て み た 。

(1)自 己決 定 能 力 と 自 己 教 育 力

自 己 決 定 能 力 と は 、 あ ら ゆ る情 報 の 中 か ら、 自 分 に と っ て 必 要 な もの を 選 択 ・整 理 し、 主 体 的 に 判 断 し 、 自分 の 意 志 で 決 定 す る こ とが で き る能 力 の こ と を 言 う。 自 己 決 定 能 力 の 育 成 は 、 自 己 教 育 力 を 高 め 、 自 己 実 現 して い け る 学 び の 力 を 高 め る こ と と 深 くか か わ る 。 図1に 指 導 の 構 成 に っ い て ま と め て み た 。

自 己 学 習 能 力 と は 、 た と え 一 人 で も学 習 す る こ と が で き る 能 力 の こ と で あ り、 基 礎 的 な 学 習 能 力 で あ る。 そ れ を 基 本 と して 、 い ろ い ろ な 学 び の 様 式 を 身 に 付 け る こ と に よ り、 生 徒 の 自 己 教 育 力 は 高 ま り、 さ ら に 将 来 の 目 標 に 向 か っ て 生 徒 自身 が 歩 も う と す る活 力 、 即 ち 自 己 実 現 の 力 へ と 高 ま って い く。 そ の 過 程 の 中 で 自 己 決 定 能 力 も高 ま って い く と考 え た 。

の 役 1生 徒の興味 ・関心を引き

出す教材の選定

2学 習課題における認識の 徹底 と問題意識の把握 3必 要な情報提供 と助言

4自 主的な学習活動の確保

5決 定内容の意志確認

自 己 学 習 能 力

自 己 教 育 力

自 己実 現 へ の力

(基礎 を築 く)

授 業

(力が 備 わ る)

授 業

(活 力 を生 み 出 す)

図1自 己学習能力 ・自己教育力 と自己決定能力

一2一

(5)

自 己 決 定 能 力 を 身 に 付 け て い く過 程 で 欠 か せ な い こ と は 、 「考 え る 」 と い う行 為 で あ る 。 考 え る こ と は 、 問 題 解 決 の た め に 集 中 して い る 姿 で あ り、 自 己 の 価 値 観 を 形 成 す る た め の 迷

い の 姿 で あ る と も い え る。 この 集 中 → 迷 い → 価 値 判 断 → 決 断 と い う一 連 の 経 験 の 積 み 重 ね が 、 自 己 決 定 能 力 を は ぐ くむ 上 で 重 要 で あ る。

ま た 、 そ の 決 定 が 独 り よ が り の も の と な ら な い よ う広 く社 会 に 目 を 向 け 、 社 会 の 一 員 で あ る と い う 認 識 を 生 徒 に も た せ る と と も に 、 自 らの 行 動 が 周 囲 の 人 々 に 与 え る影 響 に つ い て も 考 え さ せ て い く必 要 が あ る 。

(2)豊 か な 人 間 性 に つ い て

中 教 審 答 申 で は 、 「自 らを 律 し つ つ 、 他 人 と と も に 協 調 し、 他 人 を 思 い や る 心 や 感 動 す る 心 」 を 豊 か な 人 間 性 と定 義 し、 生 き る力 を 構 成 す る要 素 の 一 っ と して い る 。 ま た 、 美 しい も の や 自然 に 感 動 す る心 と い っ た 柔 らか な 感 性 、 人 権 を 尊 重 す る 心 、他 人 を 思 いや る心 や 優 し さ 、 相 手 の 立 場 に な って 考 え た り 、 共 感 す る こ と の で き る温 か い心 、 ボ ラ ンテ ィ ア な ど 社 会 貢 献 の 精 神 も生 き る 力 を 形 作 る 大 切 な 柱 と して い る 。 こ の よ うな 豊 か な 人 間 性 は 、 各 教 科 の あ ら ゆ る 教 育 活 動 を 通 じて 充 実 を 図 る べ き で あ るが 、 そ の 際 、 家 庭 や 地 域 社 会 と連 携 して 体 験 的 な 活 動 を 充 実 す る 必 要 が あ る 。

家 庭 生 活 を 中 心 に 豊 か な 人 間 性 を は ぐ くむ 構 造 に っ い て 、 図2の よ うに ま と め て み た 。 豊 か な 人 間 性 は 、 家 族 ・友 人 ・地 域 の 人 々 な ど 自 分 を 取 り巻 く人 々 と の 関 係 、 生 活 環 境 や 生 活 経 験 、 知 識 や 技 能 の 習 得 な ど を 通 して は ぐ く ま れ て い く。 ま た 、 人 と の か か わ り の 中 で 、 相 違 を 認 め 、 相 互 の 価 値 観 を 尊 重 し合 う こ と に よ り、 他 人 と 協 調 し、 他 人 を 思 い や る心 を は

ぐ くむ こ とが で き る と 考 え る 。

自然 産 業 経済 住 居 福祉

知 識 ・技 能 の 習 得

学校 家庭

地域社 会 生涯学 習

<斗

/

他人 と協調 し、他人を思 いや る心

感動す る心 な ど

/

ζ〉

人 間 関 係

家事 育児

趣味 地域活 動

家 族 友 人 地 域 職 場 通 信 ネ ッ トワー ク

図2豊 かな人 間性 をは ぐくむ要因

一3一

(6)

2研 究 の 進 め 方

(Dラ イ フ コ ー ス に お け る 自 己 決 定 場 面

人 間 の 一 生 は 船 の 航 路 に た と え る こ と が で き 、 こ う し た 人 生 航 路 を ラ イ フ コ ー ス と い う。

ラ イ フ コ ー ス の 中 に は 自 己 決 定 を し な け れ ば な らな い 場 面 が 多 数 あ る。 高 校 卒 業 後 の 進 路 の 決 定 、 親 か らの 独 立 、 結 婚 等 、 人 生 の 重 大 な で き ご と か ら、 社 会 参 加 、 日常 の 消 費 生 活 に か か わ る こ と ま で 、 自分 で 考 え 、 選 択 し、 決 定 して い か ね ば な らな い 事 項 を 図3に ま と め て み た 。 こ れ らの 選 択 ・決 定 に は 、 各 自 の もつ 職 業 観 、 結 婚 観 、 家 族 ・家 庭 観 、 生 活 価 値 観 な ど が 重 要 な 役 割 を 果 た す 。 変 動 の 激 し い 時 代 の 中 で 、 流 れ に 押 し流 さ れ る こ と な く人 生 を 送 る た め に は 、 生 徒 に 自分 自 身 の 価 値 観 を 確 立 さ せ 、 自 分 で 決 定 で き る能 力 を 高 め て い く こ と が 重 要 で あ る 。

(2>指 導 計 画 作 成 上 の 工 夫 点

ラ イ フ コ ー ス の 様 々 な 場 面 に お け る 自 己決 定 能 力 を 高 め る に は 、 生 活 の 中 か ら課 題 を 発 見 し、 知 識 や 情 報 を 収 集 ・選 択 し、 考 え 、 判 断 す る と い う過 程 を 学 習 の 中 に 取 り入 れ 、 そ れ を 繰 り返 し行 っ て い く こ とが 必 要 で あ る。 そ こ で 、 指 導 計 画 を 立 て る に 当 た って は 、 生 徒 が 自 分 で 意 思 決 定 し、 そ れ を 表 現 す る こ とが で き る 場 面 を 設 定 す る よ う工 夫 した 。

ま た 、 豊 か な 人 間 性 を は ぐ くむ に は 、 家 庭 や 地 域 社 会 の 人 々、 生 活 環 境 と の か か わ り に 気 付 か せ る こ と が 大 切 で あ り、 地 域 に お け る調 査 や ロ ー ル プ レ イ ン グ 等 の 体 験 活 動 を 通 して 学

習 す る こ と が 有 効 で あ る と考 え た 。

以 上 を 基 本 に 、 生 徒 の 現 在 の 日常 生 活 の 中 で の 意 思 決 定 を 取 り扱 う事 例(事 例1、2、

4)、 ラ イ フ コ ー ス に お け る 意 思 決 定 を 取 り扱 う事 例(事 例3、5、6)を 考 案 し、 授 業 実 践 した 。

囲 盤簿 鎧

ライフスタイルの選択

進 学 何(学 問 ・技術な ど)を ど こ(大 学

・専門学校な ど) で学ぶか 就職 どこ(企 業 ・公 共

団体など)で どん な仕事 を したいか

・ど こに住 むか

・何を食べ るか

・何を着るか 経済生活 の基盤 をどう するか

拳i圭 参 カ ロ 職業労 働

地域活動 ボラ ンティア活動 生涯学 習 ・趣味

蟄轡 配偶者の選択 結婚形態

・同居 ・別居

・姓を どうするか 家事分担

子ど も

・人数 ・男女

・出産時期

・育児方針 ・教育費 親の扶養や介護 をどう するか

の7 誰 とどこに住むか 経済基盤をど うするか 介護を誰に頼むか 葬式の形態 どこの墓に入るか

ナ也 域

図3ラ イ フ コ ー ス に お け る 自 己 決 定 の 例 と個 人 を 取 り巻 く も の

一4一

(7)

N指 導 事 例

1指 導 事 例1衣 服 と 自 己 表 現 (1)題 材 設 定 の 理 由

デ ザ イ ン ・価 格 ・品 質 な ど に お い て 多 様 な 衣 料 品 が 豊 富 に 出 回 り、 自 分 な り の 選 択 基 準 を もつ こ とが 難 し く な っ て い る。 生 徒 は 、 女 子 高 生 の ル ー ズ ソ ッ ク ス に 同 じ ブ ラ ン ドの セ ー タ ー 、 そ して ミニ の プ リー ツ ス カ ー トの 姿 に 見 られ る よ う に 、 フ ァ ッ シ ョ ン雑 誌 や テ レ ビの 影 響 を 強 く受 け 、 本 人 は 主 体 的 に 衣 服 を 購 入 し着 用 して い る っ も りで い るが 、 実 際 に は流 行 に 追 い か け られ て 衣 服 を 選 択 して い る 。

そ こ で 、 街 頭 を 行 き交 う人 々 の 服 装 の 観 察 を 通 し て 、 服 を 着 る と い う こ と の 意 味 や 自 己表 現 の 手 段 と して の 衣 服 に つ い て 考 え さ せ 、 主 体 的 に 衣 生 活 を 営 む こ との で き る力 を 育 成 す る た め に 、 こ の 題 材 を 設 定 した 。

(2)学 習 目標

人 と 衣 服 と の か か わ り を 理 解 す る 。 衣 服 の もつ 社 会 的 機 能 に つ い て 理 解 す る。

流 行 の 現 象 に 目 を 向 け 、 自 己 表 現 と して の 衣 服 の 在 り方 に つ い て 考 え る 。 (3)全 体 計 画6時

=

布で体を包み込む 一 枚 の 布 を 使 い、 い ろ い ろ に 体 を 包 み 込 む こ

と を 通 して 、 衣 服 の 形 態 に つ い て 理 解 す る 1時 間

il人 は な ぜ 、衣 服 を 着 るか 衣服の起源、衣服 の役割を理解 する 2時 間

街 頭 ウ ォ ッチ ン グ:街 を 歩 く人 々 の 服 装 を 観 察 す る

・人 々の 服 装 か ら年 代 に よ る 着 装 の 違 い を 知 る

・素 敵 だ な と思 う人 に イ ン タ ビ ュ ー を して み る

・班 ご と に 観 察 内 容 を 簡 潔 に ま と め る

課外活動 (班単位で実施)

自分 らしい服装 とは:街 を行 き交 う人 々の服装を観察 した結果を 班 ごとにま とあ発表す る。衣服の持つ 自己

を表現す る役割 について考え る

自分を表現す る服装を考 える 布 や紙 を使 って 自分 に似合 う 衣服 をデザ イ ンす る

1時 間 (本 時)

2時 間

一5一

(8)

(4)対 象1年4組40名(男 子20名 (5)授 業 の 展 開(本 時1時 間)

女子20名)

5

40

5

○ 本 時 の 学 習 内 容 を 確 認 す る。i・ 本 時 の 学 習 内 容 と発 表 順 、 時 間 を 説 明 す る 。

○ 街 頭 ウ ォ ッチ ン グの 結 果 を 発 表 す る 。

・各 班 ご と に 観 察 を 通 じて 感 じ た こ と を 発 表 す る 。

・発 表 を 聞 い て 、 ワー ク シー トに ま と め る。

○ 光 野 桃 さ ん の フ ァ ッ シ ョ ンに っ い て の エ ッセ イ の 抜 粋 を 読 み 、 着 装 に つ い て 考 え る 。

・各 班 の ポ イ ン トを ま と め た 画 用 紙 を 前 に 貼 り 、 発 表 させ る 。

1 ・街頭 ウ ォ ッチ ン グ時 の 写 真 を回 覧 す る。

・人 そ れ ぞ れ に 自分 な り の 選 択 基 準 を も っ こ と の 大 切 さ に 気 付 か せ る。

・各 班 の 発 表 と エ ッセ イ か ら 自 己 表 現 1と して の 衣 服 の 在 り方 を 考 え させ る 。

○ ワ ー ク シ ー トを 完 成 す る 。

○ 次 回 授 業 の 内 容 を 知 る。

・エ ッセ イ を 読 ん で の 感 想 を 次 回 ま で の 課 題 とす る 。

・ ワ ー ク シ ー トを 集 め る 。

・次 回 授 業 の 連 絡 を す る

マ グ ネ ッ ト 画 用 紙

プ リ ン ト 配 布

評 価 の 観 点

発 表 内 容 が 分 か りや す く簡 潔 に ま と め られ て い る か 。

街 頭 ウ ォ ッ チ ン グ の 課 題 に 意 欲 的 に取 り組 め た か 。

衣 服 の もつ 自 己 表 現 の 役 割 に つ い て 理 解 で き た か 。

流 行 に 振 り回 さ れ ず 、 自 分 ら し さ を 表 現 す る 衣 服 選 択 の 大 切 さ に 気 付 い た か 。 (7)生 徒 の 感 想

好 き な 服 」 と い う理 由 で 選 ん で い る

と思 わ れ る 人 も多 くい た が 、 大 人 や 仕 事 中 の 人 は 機 能 性 を 考 え て い る こ とが 分 か っ た 。 観 察 を し て 気 付 い た こ と は 、 自 分 の 個 性 が 出 て い て な お か っ 流 行 に乗 って い れ ば 良 い と

‐s‐

(9)

い う思 い が 若 い 人 の 中 で は 大 き く、 服 の 品 質 等 を あ ま り気 に しな い こ と で あ る 。 そ の 点 、 大 人 の 人 は 、 素 材 を 良 く見 極 め て 生 活 して い くの に ふ さわ しい 服 を 選 ん で い る 。

女 性 は い ろ い ろ な 種 類 の 服 を 着 る こ と が で き る が 、 男 性 は 着 る もの が 限 られ て し ま っ て い る よ う に 感 じた 。

個 性 的 な 服 の 人 も い た が 、 同 じ様 な 格 好 を して い る人 が 多 か っ た 。 フ ァ ッ シ ョ ンを 楽 し む な ら"キ ラ ザ と個 性 が 光 る もの が 良 い と思 った 。

や は り清 潔 が 一 番 、 だ ら しな い 格 好 を せ ず 、 見 る 人 も着 る 人 も気 持 ち の 良 い 服 装 が 一 番 良 い と 、 今 回 の 観 察 で 実 感 した 。

(8)考

本 校 に 近 い 青 山 、 原 宿 、 渋 谷 と い った 若 者 の 集 ま る場 所 で 観 察 を した 班 が 多 く 、 異 な る 年 代 に よ る着 装 の 違 い を 観 察 で き な か っ た 生 徒 も い た 。 ま た 、 こ う した フ ァ ッ シ ョナ ブ ル な 場 所 で の 観 察 の た め 、 ど う して も 目 は 同 年 代 の 人 に 向 け られ が ち で あ っ た 。 観 察 場 所 を 限 定 して も よ か っ た と思 う。

個 性 的 な 着 こな し方 の 人 を 観 察 で き た 反 面 、 流 行 の 服 を 着 て 同 じ様 な 格 好 の 人 が 多 い こ とが 各 班 の 発 表 か ら 分 か っ た 。 個 性 的 な 着 こ な しは 、 流 行 の 服 を 着 る こ とで は な い と 思 い っ っ 、 流 行 を 無 視 で き な い で い る 自 分 も含 め た 若 い 世 代 の 着 装 に 気 付 い た よ うで あ る 。 秋 も深 ま っ た 時 期 の 観 察 で 、 着 る服 の 形 や 色 も夏 と は 異 な っ て お り、 季 節 と 服 と の か か

わ りや 若 い年 代 と 大 人 、 女 性 と 男 性 で の 服 に 対 す る意 識 の 違 い 、 さ らに 見 た 目 だ け で な い 服 の 選 択 の し方 の 大 切 さ に 気 付 き 、 観 察 を 通 じて 服 に つ い て の 理 解 が 深 ま っ た 。

発 表 方 法 に っ い て は 、 今 後 、 提 示 装 置 の 使 用 等 の 工 夫 が 必 要 で あ る 。

街 頭 ウ ォ ッチ ング

憐を歩 く人の 観粛 して.服 について考 えてみよ う.

☆ 街を 歩いて いる人の騒褻の傾 向はどんなr̲ろ う.

☆ 観察 して気に なった入の離装を 矯 いてみよ う.

0気 にな った殿装の人 にインタビ ュー して みよう。1ソ

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一7一

(10)

2指 導 事 例2自 立 した 食 生 活 と 消 費 生 活 に お け る 購 入 の 在 り方 を 考 え る (D題 材 設 定 の 理 由

食 べ る 」 と い う行 為 は 、 人 間 に と っ て 最 も基 本 的 な 行 動 の 一 つ で あ る 。 今 日、 極 あ て 多 く の 食 品 が 市 場 に 出 回 り、 手 軽 に 購 入 で き る 状 況 に あ る 。 ま た 外 食 産 業 の 発 達 もめ ざ ま し く 家 庭 に お け る食 生 活 の 在 り方 に 大 き な 影 響 を 与 え て い る 。 と も す る と 、 一 時 の 空 腹 や 嗜 好 を 満 た す だ け の 食 事 に な りが ち な 状 況 の 中 で 、 生 徒 一 人 一 人 が 自分 の 食 生 活 を 見 っ め 、 消 費 者 と し て 食 品 や 購 入 場 所 に 関 す る 知 識 や 情 報 を 活 用 ・判 断 し、 自 己 の 必 要 と す る もの を 選 択 す る こ と の で き る 能 力 を 育 成 す る こ と は 、 食 生 活 の 自立 を 図 る上 で 極 め て 重 要 で あ る と 考 え 、

こ の 題 材 を 設 定 した 。 (2)学 習 目 標

現 在 の 自分 の 食 生 活 を 見 直 し、 改 善 しよ う と す る意 欲 を 引 き 出 す 。

消 費 者 と して 適 切 に 食 品 や 購 入 場 所 を 選 択 で き 、 今 後 の 食 生 活 に 生 か す こ とが で き る。

食 生 活 に お け る 自立 を 図 る 。

(3)全 体 計 画8時

1把習l i握内i

屡1各 自の食生活を見っ め、 自立 した食生1舌とは何か考える. 1時 間

L餐

お腹がすいた・何 を食べよ うか?」 (ワ ー ク シ ー ト参 照)

・ ・ 「作 る 」 「作 ら な い 」 「外 食 」 か ら の 選 択 を ス タ ー トに 、 様 々 な 食 生 活 行 動 が あ る こ と を 理 解 す る 。

「ク リ ー ム シ チ ュ ー ・ ご は ん 」 を 作 る こ と を 提 案 す る 。

各 班 で ど の よ う な 食 品 を 選 択 し、 ど の よ う に 作 る か 検 討 す る 。

班 ご と に 選 択 した 店 舗 で 食 品 を 購 入 し、 チ ェ ッ ク表 に 従 い 、 店 舗 の 状 況 を 調 査 す る 。(店 内 の 様 子 を 写 真 撮 影 す る。)

・価 格 、鮮 度 、賞 味 期 限 、包 装 状 態 、 品数 、店 員 との会 話 状 況 購 入 に 要 した 時 間

i 1

調 理 方 法 。手 順 の 検 討

・各 班 で 実 習 の ポ イ ン トに つ い て 調 べ 、 ま とめ る。

調 理 実 習(ク リー ム シ チ ュ ー ・ご は ん)

・班 毎 に 購 入 した 食 材 を 用 い て 作 る 。

・実 習 終 了 後 、一 人 当た りの 費用 を 計 算 し、感 想 を ま とめ る。

i

班 ご と に 選 択 した 店 舗 の 特 徴 、 実 習 の 結 果 を ま と あ 、 発 表 す る 。 今 後 、 ど の よ う な 食 生 活 を 送 って い き た い か 、 考 え を ま と め る 。

2時 間

(課外活動)

1時 間

2時 間

2時 間 (本 時)

※写真撮影はその店の了承 を得て行 う。

一8一

(11)

(4)授 業 の 展 開(2時 間)

10

40

35

15

活 動

○本時の学習 目標を知 る。

○実習記録用紙を完成す る。

○ 各 班 ご と に 選 ん だ 食 品 ・店 舗 の 特 徴 や 分 か っ た こ と を ま と め 、 マ グ ネ ッ ト シー トに記 入 す る 。

○ 店 内 の 様 子 の 写 真 を 模 造 紙 に 貼 る 。

○ 各 班 ご と に 調 査 結 果 を 発 表 す る 。

・小 売 店

・ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト

・ コ ン ビ ニ エ ン ス ス トア

・デ パ ー ト

○ 他 の 班 の 発 表 を 聞 き な が ら、

要 点 を プ リ ン トに 記 入 す る 。

○ 各 自が よ く利用 している店舗 の特徴を知 る。

○今後 の自分の食生活の在 り方 について考え る。

教 材 ・教 具

・前時の調理実習を もとに、本時 の作業及 び実習記録用紙の書 き 方等を説明す る。

実習記録用紙

・マ グ ネ ッ トシ ー トは 異 な る 色 の もの を 各 班 に 渡 す 。

・発 表 す る 際 に 、 撮影 した店 内 の 写 真 が 効 果 的 に 活 用 で き る よ う 考 え させ る 。

(休 憩)

調 査 チ ェ ッ ク表 色 別 マ グ ネ ッ ト

シ ー ト 写 真 模 造 紙 マ ジ ッ ク

・マ グ ネ ッ ト シ ー トに し た が っ て ま と あ の プ リ ン 食 品 の 購 入 ・調 理 実 習 の 際 に気

付 い た こ と を 発 表 さ せ る。

・質 疑 応 答 の 時 間 を と る 。

・現 在 の 自 分 の 食 生 活 及 び食 事 パ タ ー ンを 理 解 させ る 。

・こ れ ま で の 授 業 を 振 り返 らせ な が ら、 将 来 の 食 生 活 に つ い て 考 え させ る 。

ま と め の プ リ ン

(5)評 価 の 観 点

食 材 の 購 入 、 実 習 、 発 表 に 対 し、 主 体 的 か っ 意 欲 的 に 取 り組 め た か 。 各 店 舗 の 特 徴 を 理 解 で き た か 。

現 在 の 自分 の 食 生 活 を 見 直 し、 学 ん だ こ と を 今 後 の 食 生 活 に 生 か そ う と して い る か 。

‑g一

(12)

(6>生 徒 の 感 想 及 び 結 果

小 売 店 は そ の 品 物 の 専 門 店 で あ る た め 、 新 鮮 な もの が あ る と思 って 選 ん だ 。 全 部 で4カ 所 の 小 売 店 で 購 入 した の で 、 時 間 が か か っ た 。 食 品 を 選 ん だ り す る時 に お 店 の 人 に 相 談 で

き る点 や バ ラ 売 りを して くれ る 点 な どが 便 利 で あ る と思 っ た 。

ス ー パ ー マ ー ケ ッ トは 、 何 で もそ ろ って い る と思 い 選 ん だ 。 品 数 が 豊 富 で 、 特 売 品 や 店 長 の お 薦 め 品 な ど 目 の ひ く商 品 が あ っ た 。 冷 凍 食 品 や 調 理 済 み 食 品 も多 か っ た 。

コ ン ビニ エ ン ス ス トア は24時 間 営 業 で 便 利 で あ り、 身 近 に 感 じた の で 選 ん だ 。 そ の ま 噛 ま す ぐ食 べ られ る物 は た く さん あ る け れ ど 、 作 ろ う と思 う と 材 料 は あ ま り な い の で 難 しい と 感 じた 。 ま た 価 格 は 定 価 で 、 安 売 り は して い な か っ た 。

デ パ ー トで 、 価 格 の 高 い輸 入 缶 詰 を 買 って み た 。 高 い 缶 詰 だ か らお い しい だ ろ う と 思 っ て い た が 、 手 作 りが 一 番 お い しい と 実 感 し た 。 今 後 は値 段 に か か わ らず 、 自分 が 良 い と 思

う食 品 を 買 い た い と思 う。

(7)考

食 生 活 と 消 費 生 活 の 領 域 を 結 び 、 体 験 的 な 活 動 を 取 り入 れ る こ と に よ り 、 生 徒 は興 味 ・ 関 心 を も っ て 意 欲 的 に 取 り組 む こ と が で き た 。

決 め られ た 献 立 を 基 に 、 各 自(各 班)が 使 用 す る 食 品 や 調 理 方 法 、 購 入 場 所 を 順 に 決 定 して い く こ と が で き る ワ ー ク シ ー トを 活 用 した が 、 こ れ は 生 徒 一 人 一 人 が 学 習 課 題 を 認 識 す る の に 効 果 的 で あ った 。

研 究 発 表 時 に マ グ ネ ッ トシ ー トや 写 真 を 活 用 して み た 。 マ グ ネ ッ ト式 カ ー ドは 各 店 舗 の 特 徴 を 理 解 さ せ る の に 役 立 っ た が 、 写 真 の 活 用 法 に つ い て は 検 討 の 余 地 が 十 分 あ り、 今 後 模 索 して い きた い 。

★自立した食生活行重と酒賭 生活におサる購入のあり方

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(13)

研 究 発 表 は 、 生 徒 は 初 め て で あ っ た が 、 各 班 ご と に 工 夫 して 発 表 して い た 。 この よ うな 授 業 に お い て 、 教 師 の 意 図 す る と こ ろ を 反 映 して い くた め に は 、 授 業 内 に お け る 個 別 指 導 が 重 要 で あ り 、 今 後 の 指 導 に お い て も生 か して い きた い と思 った 。

3指 導 事 例3夫 婦 別 姓 一 ロ ー ル プ レ イ デ ィベ ー トを 通 じて 現 代 の 家 族 を 考 え る 一 (1)題 材 設 定 の 理 由

日 本 の 家 族 は そ の 形 態 や 機 能 が 大 き く変 化 して い る 。 生 徒 は 、 現 行 民 法 の 改 正 議 論 や 性 別 役 割 分 業 に つ い て 情 報 と して 受 け 止 め て は い る が 、 自 らか か わ る 問 題 と して と らえ て い る と

は い い 難 い 。

そ こ で 、 「夫 婦 別 姓 論 」 を テ ー マ に 、 ロ ー ル プ レ イ デ ィベ ー トを 実 施 して み る こ と に した 。 同 姓 支 持 派 と 別 姓 支 持 派 の そ れ ぞ れ の 立 場 で ロ ー ル プ レ イ ン グ し な が ら議 論 す る こ と に よ り、

背 後 に あ る 「イ エ 」 意 識 ・性 別 役 割 分 業 ・男 女 共 同 参 画 型 社 会 等 を 理 解 す る と と も に 、 多 様 な 家 族 の 在 り 方 を 尊 重 す る 態 度 を 身 に 付 け 、 将 来 、 自分 自 身 が 直 面 す る こ と と な る 家 族 問 題 に 対 して 、 幅 広 い 観 点 か ら考 え 、 判 断 し、 自分 で 意 思 決 定 す る こ と が で き る よ う 、 この 題 材 を 設 定 した 。

(2)学 習 目標

家 族 の 変 遷 ・現 行 民 法 の 改 正 な ど 現 代 の 家 族 を 取 り巻 く現 状 を 理 解 す る 。 グ ル ー プ 学 習 を 通 じて 、 情 報 を 収 集 ・分 析 し、 客 観 的 に 判 断 す る 力 を 育 成 す る 。 ロ ー ル プ レイ デ ィベ ー トを 通 じ、 各 々 の 立 場 を 理 解 し、 自 ら価 値 判 断 す る 力 を 育 成 す る デ ィベ ー トを 通 じて 、 自 己 表 現 力 と 主 体 的 に 学 び 論 理 的 に 考 察 す る 力 を 育 成 す る 。 (3)学 習 方 法

ロ ー ル プ レ イ デ ィベ ー ト

ロ ー ル プ レイ ン グ と デ ィ ベ ー トを 組 み 合 わ せ 、 以 下 の よ う な 学 習 方 法 を 試 み た 。

同 姓 派 と 別 姓 派 の 文 献 等 か ら様 々 な 立 場 の 事 例 や 主 張 を 抜 粋 し、 生 徒 の 人 数 分 の 役 柄 を 設 定 す る 。

生 徒 は 設 定 さ れ た 役 柄 を 演 じな が ら(以 下 、 ロ ー ル プ レイ ン グ と表 す)、 課 題 解 決 の た め に 資 料 ・情 報 を 収 集 し分 析 す る 。

ロ ー ル プ レイ ン グ し な が ら、 グ ル ー プ の 主 張 とそ の 理 由 を ま と め る。

ロ ー ル プ レイ ン グ し な が ら、 肯 定 側 と否 定 側 に 分 か れ て デ ィベ ー トを 展 開 す る。

傍 聴 者 で あ る 他 の 生 徒 達 が ど ち ら に 説 得 力 が あ っ た か を 判 定 す る。

役 柄 の 設 定 例 肯 定 派

含躍}欝 膿 額 欝 建盟繕 懲 溜 野事は

C(男 性)… 妻 の 氏 で 婚 姻 届 を 出 す 。5年 間 の 通 称 使 用 に よ り不 快 な 体 験 数 しれ ず 。 D(女 性)…10年 間通 称 使 用 後 ペ ー パ ー 離 婚 し、 現 在 、 夫 と共 同 生 活 中 。

E(女 性)… 大 学 教 授 。 研 究 論 文 は 旧 姓 の ま ま だ が 通 称 使 用 が 困 難 な 事 態 に な っ た 。

一11一

(14)

否定派

F(女 性)… 事 実 婚 を した 女 性 の 母 親 。 娘 に 普 通 の 結 婚 を 望 ん で い る 。

G(男 性)… 夫 婦 同 姓 推 進 派 。 ア メ リカ 大 統 領 選 挙 と家 族 制 度 の 視 点 か ら主 張 す る 。 H(男 性)… 与 党 国 会 議 員 。 夫 婦 同 姓 推 進 派 。

1(女 性)… 明 治 生 ま れ 。 嫁 ぎ 先 の 家 に 馴 染 み 、 嫁 と して 生 き る の は 当 然 と考 え る 。 J(女 性)…22歳 。 結 婚 し て 「旧 姓 ○ ○ 」 と書 く の が 夢 。

4U

全 体 計 画13ペ ー ジ参 照

象1年3組43名(男 子23名 、 女 子20名)

授 業 の 展 開(本 時2時 間)

分 ・

指導上の留意点

○ ロ ー ル プ レ イ デ ィベ ー ト学 習 の 進 め 方 を 確 認 す る 。

卜 研 究 の 成 果 を 、 役 柄 を 演 じなiワ ー ク シ ー ト が ら討論 する ことをmす る1

○ ・ 一 ル プ レ イ デ ・ベ ー ト1回 戦 卜 時 間 を 守 る よ う に 留 意 す る.

テ ー マ

「夫 婦 別 姓 も選 択 で き る べ し 」 ,① 自 己 紹 介(役 柄 の 紹 介 ・主 張)1

1人1分 ② 肯 定 派 立 論(代 表 者)3分

・発 表 者 以 外 は 、 デ ィベ ー トを 傍 聴 し な が ら、 記 録 で き る よ'

う に 留 意 す る 。

1《 発 表 者 》

!役 柄 名 の 名 札 ワ ー ク シ ー ト 発 表 資 料1

《司 会 者 》

否 定 派 立 論(代 表 者)3分}・ 発 表 者 に は 、 ロ ー ル プ レイ しiス トッ プ ウ ォ ッ

1 ③作戦 タイム3分1 な が ら デ ィベ ー トさ せ る よ う

④ 自由討論12分 に す る 。 進行表

⑤作戦 タイム3分 ・感 情 的 な 発 言 に な ら な い よ う

⑥肯定派立最終答弁3分 に 留 意 す る。 傍聴者》

否定派立最終答弁3分 ワ ー ク シ ー

1⑦ 評価1分 ・判 定 表 を 記 入 しな が ら、客 観 プ リ ン ト

!⑧ 審判(全 員 で色用紙挙手)1分 的 に 審 判 す る よ う に さ せ る 。 色別判定用紙

・用 紙 の 色 で 簡 単 に 判 定 を下 す 。

○ ワ ー ク シ ー ト記 入

(休 憩)

○ ロ ー ル プ レイ デ ィベ ー ト2回 戦 以下同様のため省略

○ ワ ー ク シ ー トに 記 入 し提 出 す る。 。記 入 漏 れ の 有 無 を 確 認 す る 。 ○次 回の内容を確認す る。 ・次 回 の 予 告 を す る 。

1め

一12一

(15)

ロ ー ル プ レ イ デ ィ ベ ー ト

家 族 の 在 り 方 の 変 遷 を 理 解 す る 。

・明 治 民 法(家 制 度)〜 現 行 民 法 1

翫 都糠 なり

・二 人 で 新 本 籍 を 決 め る こ と に 気 付 く

・夫 婦 別 姓 が 選 択 で き な い こ と を 理 解 す る

ロ ー ル プ レ イ デ ィ ベ ー トの 学 習 方 法 を 理 解 す る 。

・肯 定 派 と否 定 派 の 様 々 な 主 張 の 資 料 を、 一 人 一 件 熟 読 す る。 ⇒ 各 自 の 役 柄 と そ の 立 場 を 理 解 す る 。

・ロ ー ル プ レイ デ ィ ベ ー トの グ ル ー プ 学 習 の 進 め 方 発 表 方 法 を 理 解 す る。

デ ィ ベ ー トの テ ー マ 「夫 婦 別 姓 も 選 択 で き る べ し 」 肯 定 派 ・否 定 派 の グ ル ー プ 編 成 で 話 し 合 う 。

・ロ ー ル プ レ イ し な が ら 自 己 紹 介 し

、 意 見 交 換 す る

・デ ィ ベ ー トに 向 け て の 研 究 計 画 を 立 て る 課 題 に つ い て 調 べ 、 資 料 ・情 報 を 収 集 し分 析 す る 。

・各 自 の 立 場 を 主 張 す る た あ に 根 拠 とな る 事 実 を 収

・夫 婦 別 姓 議 論 の 背 景 や 問 題 点 を 文 献 や 新 聞 か ら探

・家 族(親 ・祖 父 母 等)に 意 見 を 聞 く。

グ ル ー プ で 話 し 合 う 。

・立 論、 想 定 尋 問 、 最 終 答 弁 を 検 討 す る 。

⇒ 作 戦 ノ ー ト、 発 表 資 料 を 作 成 す る 。 ロ ー ル プ レ イ デ ィ ベ ー ト に 参 加 す る 。

・発 表 者=ロ ー ル プ レ イ し な が ら デ ィ ベ ー トに 参 加

・傍 聴 者=各 立 場 を 理 解 す る。 評 価 す る 。

騰 藩 囎 繊 掛 家族l

I

・ ビ デ オ を 視 聴 し、 多 様 な 価 値 観 や 諸 外 国 の 事 例 を 理 解 す る 。

・晩 婚 化、 少 子 化 、 ジ ェ ン ダ ー フ リ ー 等 を 理 解 す る 。 デ ィ ベ ー トを 振 り 返 り な が ら 、 評 価 し、 肯 定 ・否 定 派 両 者 の 立 場 か ら一 人 で デ ィ ベ ー トす る 。 〔自 己 決 定 〕

・ 自 己 評 価 す る

・各 自 が、 自 分 の 主 張 を 決 定 し ま と め る 。 生 徒 達 の 自 己 決 定 の 要 旨抜 粋 の プ リ ン トを 読 み 、

家 族 と は 何 か 」 自 分 の 考 え を ま と め る 。

・ク ラ ス メー トの 意 見 を 理 解 し

、 自 己 の 決 定 を 再 検 討 す る 。

・自 分 自 身 の 将 来 を 考 え な が ら、 「結 婚 」 「家 族 」 等 の テ ー マ で 小 論 文 を 書 く。

一13一

1時 間

1時 間

1時 間

1時 間

課 外 活 動 2時 間

/輪

4時 (本 時1/2)

1時 間

1時 間

1時 間

(16)

(7)評 価 の 観 点

役 割 を 演 じ な が ら、 そ の 立 場 で 、 デ ィ ベ ー トに 積 極 的 に 参 加 で き た か 。 資 料 を 分 析 した 上 で 、 意 見 を ま と め 、

論 理 的 に 発 表 す る こ と が で き た か 。 他 者 の 立 場 を 理 解 す る こ とが で き た か 。 課 題 を 通 して 、 現 在 の 家 族 の 在 り方 に

つ い て 多 角 的 に 考 え る こ とが で き た か 。 他 者 の 考 え 方 、 価 値 観 の 相 違 を 認 め 合

っ た 上 で 、 意 思 決 定 す る こ と が で き た か 。 (8)生 徒 の 感 想

自 分 の 意 見 と 違 う派 の 役 を 演 じて み て 、

ガ'無 轄'踊 響 獣 欝懸 鍮 羅

ク 姥 甥 蝉 脚

晶 藪

繍甲

良 か っ た と 思 う 。 そ の 役 柄 に な っ て 話 し合 うの は 難 し か っ た が 、 気 持 ち を 込 め 役 に な り き って し ま う と 、 お も し ろ く分 か りや す か っ た 。 他 の 役 柄 で も う 一 度 や っ て み た い 。 簡 単 そ う に 思 え た テ ー マ も実 は 奥 が 深 くて 難 しい テ ー マ だ っ た 。"家 族""夫 婦"の

質 に 迫 る 問 題 に な っ た 。 将 来 の こ と を 真 剣 に考 え る 機 会 に な っ た 。

い ろ い ろ な 考 え 方 が あ る の を 知 って お も しろ か っ た 。 「わ た しの 考 え は こ っ ち 」 と決 め っ け ず に 、 相 手 の 意 見 に 耳 を 傾 け る こ とが 必 要 だ と 思 っ た 。 話 し合 う こ と は 大 切 だ と思 っ た 。 こ れ を 機 会 に 、 こ の テ ー マ に 関 心 が もて た の で こ れ か ら も考 え て い き た い 。 同 時 に 、 も っ と も っ と 自分 自身 で 考 え て い か な け れ ば な ら な い こ とが 分 か っ た 。

(9)考

中 学 ま で に ロ ー ル プ レ イ ン グ や デ ィベ ー トを 経 験 した 生 徒 は 数 名 で あ り、 学 習 方 法 を 理 解 さ せ る た め に 、 ワ ー ク シ ー トや 資 料 を 工 夫 し た 。 段 階 を 踏 ん で 、 繰 り返 し指 導 す る こ と が 必 要 で あ る こ と が 分 か っ た 。

課 題 に つ い て 生 徒 が 自 ら調 べ 、 考 え 、 話 し合 う時 間 を 重 視 し、 個 人 学 習 と グ ル ー プ 活 動 に 十 分 に 時 間 を 配 当 し た つ も り だ が 、 予 想 以 上 に 時 間 を 要 した 。 状 況 の 把 握 、 情 報 の 収 集 、 分 析 、 課 題 解 決 の 検 討 、 自 己 決 定 に 到 る ま で の 過 程 は 、 十 二 分 に 時 間 配 当 す る 必 要 が あ る

こ と が 分 か っ た 。

生 徒 の 自 己評 価 か ら 、 教 師 の 予 想 以 上 に 楽 しみ な が ら意 欲 的 に 学 ん だ こ と が 分 か っ た 。 自 分 の 意 見 を 前 面 に 主 張 す る の で は な く、 あ く ま で 役 柄 の 立 場 で 議 論 す る の で 、 生 徒 間 に 感 情 的 な し こ り を 残 す こ と もな く、 自 由 に 意 見 交 換 が で き た よ う で あ る。

個 人 学 習 、 グ ル ー プ 学 習 、 デ ィ ベ ー トを 通 じて 、 課 題 に 対 して 正 しい 答 え が 一 つ あ る も の との 思 い 込 み を 取 り 除 き、 考 え 方 や 価 値 観 に 多 様 性 が あ る こ と を 理 解 さ せ る こ とが で き た 。

傍 聴 者 が デ ィ ベ ー トに 意 欲 的 に取 り組 あ る か ど うか 心 配 し た が 、 ワ ー ク シ ー トに は 他 の 人 の 意 見 を メ モ す る だ け で な く、 自分 自身 の 意 見 の 記 入 が 随 所 に 見 られ 、 教 師 の 杞 憂 に 終 わ っ た 。 デ ィベ ー トを 聞 く こ と に よ り 、 共 感 す る と い う こ と も学 習 で き た 。

一14一

(17)

4指 導 事 例4地 球 温 暖 化 に つ い て 理 解 し、 ラ イ フ ス タ イ ル を 見 直 す (1)題 材 設 定 の 理 由

現 在 、 地 球 温 暖 化 問 題 が21世 紀 に 向 け て の 大 き な 課 題 と な っ て い る 。 人 間 の 活 発 な 活 動 に よ り温 暖 化 現 象 が 急 激 に 進 み 、 海 水 が 膨 張 した り、 氷 が 溶 け て 起 こ る 海 面 の 上 昇 や 多 く の 陸 地 の 水 没 が 予 測 さ れ る 。

ま た 、 オ ゾ ン層 の 破 壊 を は じめ 、 異 常 気 象 に よ る洪 水 や 干 ば つ の 増 加 、 農 作 物 の 不 作 か ら の 食 糧 危 機 な ど 日常 生 活 に 大 き な 影 響 を 与 え る と 予 想 さ れ て い る 。

これ を 防 ぐ た め に は 、 私 た ち 一 人 一 人 が 日常 生 活 の 無 駄 を な く し、 二 酸 化 炭 素 の 排 出 を 少 な く して い く必 要 が あ る 。 一 人 の 行 動 は さ さ や か で も、 皆 が 気 持 ち を 合 わ せ て 実 践 して い け ば 、 環 境 を 保 持 す る 世 の 中 を つ く り だ す 大 き な 力 に な る 。 環 境 に 対 して 責 任 あ る 消 費 行 動 を

と り、 真 に 豊 か な ラ イ フ ス タ イ ル を 確 立 す る こ と が で き る よ う、 こ の 題 材 を 設 定 し た 。 (2)学 習 目 標

環 境 問 題 に 対 す る理 解 を 深 め 、 環 境 に 負 荷 を 与 え て い る要 素 に つ い て 理 解 す る 。 地 球 環 境 保 全 を 視 野 に 入 れ て 消 費 行 動 に お け る意 思 決 定 が で き 、 実 践 して い く態 度 を 身

に 付 け る 。

環 境 問 題 を 自分 自 身 の 問 題 と して と らえ 、 判 断 し、 行 動 す る こ と の 大 切 さ を 理 解 す る 。 環 境 家 計 簿 の 記 帳 を 通 して 、 日 常 生 活 の 点 検 ・見 直 しを 行 い 、 今 後 の 生 活 で 実 践 で き る

態 度 を 養 う。

(3)全 体 計 画6時

1

環 境 に や さ しい 暮 ら しJと は ど の よ う な もの か 考 え る1

[

・家 庭 の 電 気 ・水 道 ・ガ ス の 使 用 状 況 を 調 査 す る

・日常 生 活 で の リサ イ クル 状 況 を 調 査 す る(ビ ン、 カ ン トレ イ 、 牛 乳 パ ッ ク等)

衣 生活領域 にお ける環境 に配慮 した事例をあげる

・環 境 に や さ しい 洗 濯

。不 要 に な っ た 衣 服 の ゆ くえ

地 球 温 暖 化 に つ い て 理 解 し、 ラ イ フ ス タ イ ル を 見 直 す

・地 球 温 暖 化 の 原 因 を ビ デ オ 視 聴 に よ り理 解 す る 。

・環 境 家 計 簿 を っ け る。

環 境 家計 簿 を 記 入 した結 果 を もとに、 日常生 活 の 中で実践で きる ことを探す

1時 間

(課外活動)

1時 間

2時 間 (本 時) (課外活動)

2時 間

・省 エ ネ ル ギ ー(ビ デ オ 視 聴)

・ ドイ ツ流 生 活 ス タ イ ル の 紹 介

・環 境 問 題 に 関 す る川 柳 づ く り

・エ コた わ し の 製 作

一15一

参照

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