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亭 諮4亭 遜 卓 φ 尋 ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ 尋 凝

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Bu時etinof⊂enterfor⊂linicalPsychologyKinkiUniversityVol.3:147〜157(2010) 147

医 療 法 人 サ ヂ カ ム 会 三 国 丘 こ こ ろ の ク リ ニ ッ ク の 活 動 報 告 一 平成19年10月1日 か ら平成22年3月31日 まで 一

奥 野 正 景1・2岡 田 恵 里3

平 沼 典 子3千 頭 孝 史2

1.医 療 法 人 サ ヂ カ ム 会 三 国丘 こ ころ の ク リニ ック 2.医 療 法 人 サ ヂ カ ム会 三 国丘 病 院

3.医 療 法 人 サ ヂ カ ム 会 三 国丘 病 院 ・三 国 丘 こ こ ろ の ク リニ ック 心 理 室

1.は じめ に

医療 法 人 サ ヂ カム 会 三 国 丘 こ ころ の ク リニ ック は、 精神 科 病 院 で あ る同 法 人 三 国 丘 病 院 の 付 属 診療 所 と して 、 大 阪 府堺 市 堺 区 向 陵 中 町 にお い て 、 精 神科 、 心 療 内科 と して 診 療 を平 成 19年10月1日 よ り開始 した 。 児 童期 の精 神 科 診 療 に対 応 す るた め に、1階 に診 療 スペ ース 、

2階 に遊 戯 療 法室(プ レ イル ー ム)と デ イケ ア室 を置 き、 精神 科 医 に よる外 来 精 神 科 診 療 お よび 、 臨 床 心 理 士 に よ る 中学 生 以 下 、 主 に小 学 生 の 子 ど もを対 象 と した 、 個 別 の心 理 対 応 、 精 神 科 シ ョー トケ ア で の集 団精 神 療 法 な どを行 っ て い る。平 成22年3月31日 まで の2年6ヶ 月 間 の 活動 報 告 を行 う。

2.設 立 の 経 緯

医療 法 人 サ ヂ カ ム 会 三 国丘 病 院 は、 大 阪 市 立 大 学 神 経 精 神 科 名 誉 教 授 中 修 造 に よ る 昭和 36年 の 創 設 以 来 、 児 童 期 の精 神 疾 患 、 知 的 障 害 児 の 医 療 に な どに か か わ っ て お り、 昭 和44 年 に設 立 した 知 的 障 害 児 通 所 施 設 「え の き はい む」 の運 営 委 託 を昭 和48年 まで 、 堺 市 か ら 受 け て い た。 また 、 外 来 診 療 に お い て は 、 前 院 長 長 尾 圭 造(国 立 病 院 機 構 榊 原 病 院 院 長)、

天 冨 美 禰 子 医 師(元 大 阪教 育 大 学 教 授)、 前 副 院 長 奥 野 正 景(現 三 国 丘 こ こ ろ の ク リニ ック 院 長)ら が 、 児 童 期 の 診 療 を積 極 的 に行 っ て きてお り、 臨 床 心 理 士 に よ る心 理 療 法 な どに も 積 極 的 に取 り組 ん で きた 。 また 、最 近 で は、 長 尾 、奥 野 らが 、 平成8年 以 降、 堺 市 に お け る、

腸 管 出血 性 大 腸 菌Ol57に よる 学 童 集 団 下 痢 症 後 の こ こ ろ の ケ ア事 業 に 従 事 して き た(M.

Okuno,2003)。

また 一 方 で は、 大 阪 府 南 部 にお け る児 童 期 の 精 神 科 診 療 を専 門 に行 う医 療 機 関 は不 足 して お り、 初 診 待 ち が 数 ヶ 月 とい っ た状 況 で あ っ た 。 しか し、 平 成18年 時 点 で 、 三 国丘 病 院 の 外 来 患 者 数 は 、1日 平均 約100名 と な って い た 。 そ の た め 、 待 ち時 間が 長 くな り、 待 合 室 は

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148 近 畿 大 学 臨 床 心 理 セ ン ター 紀 要 第3巻2010年

非 常 に込 み 合 って いた 。 今 後 、 医 療 法 人 サ ヂ カ ム会 と して、 そ の立 地 や 経 緯 を生 か す た め に は 、 地 域 に密 着 した 、 一 般 精 神 科 診 療 、 精 神 保 健 、 児 童 期 の 精 神 科 診 療 、 産 業 メ ンタ ルヘ ル ス な どの 各 分 野 にお い て貢 献 す る必 要 が あ る と考 え て い た。 しか し、 当時 の構 造 で は、 限界 が あ る と考 え られ た。 そ の 解 決 策 と して 、 新 た に付 属 診 療 所 を三 国丘 病 院 とは別 の 場 所 に設 立 す る こ と と し、 三 国 丘 駅徒 歩5分 の60坪 の土 地 に 、2階 建 て 述 べ 、70坪 の 診療 所 を 開設 す る こ と とな った 。

3.施 設 概 要

三 国 丘 こ こ ろ の ク リ ニ ッ ク は 、 大 阪 府 堺 市 堺 区 の 三 国 ヶ 丘 駅 よ り徒 歩5分 と交 通 の 便 の 良 い と こ ろ に 立 地 し、 三 国 丘 病 院 か ら も 南 海 高 野 線 で 一 駅 の と こ ろ に あ る 。1階 に2つ の 診 察 室 と 処 置 室 、 受 付 、 待 合 室 が あ り、2階 に 遊 戯 療 法 室 と デ イ ケ ア 室 を 設 置 し た 。 最 寄 り駅 の 三 国 ヶ 丘 駅 ま で は 、JR阪 和 線 ま た は 南 海 高 野 線 で 来 る こ と が で き る 。

図1.三 国 ヶ 丘 駅 か ら の ア ク セ ス

4.ス タ ッ フ

精 神 科 医 は 、 常 勤 医 師1名(院 長)、 非 常 勤 医 師3名 で 、 火 曜 日 は 女 性 医 師 に よ る 診 察 日

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奥野 正景 ・岡 田 恵 里 ・平 沼典 子 ・千 頭 孝 史:医 療 法 人 サ ヂ カ ム 会 三 国 丘 こ こ ろの ク リニ ッ クの 活 動 報 告149

と な る 。 心 理 士 は 、2名 の 常 勤(三 国 丘 病 院 と 兼 務)と3名 の 非 常 勤 の 臨 床 心 理 士 が 、 子 ど も の シ ョ ー トケ ア お よ び 個 別 の 心 理 対 応 、 心 理 検 査 、 家 族 対 応 に 従 事 し て い る 。 そ の ほ か 、 常 勤 看 護 師1名 、 非 常 勤 事 務 ス タ ッ フ3名 、 非 常 勤 言 語 聴 覚 士1名 の 構 成 で あ る 。

5.活 動 経 過

平 成19年10月1日 よ り、 外 来 診 療 を 開 始 し た 。

平 成20年 注 意 欠 陥 多 動 障 害 児 を もつ 母 親 を対 象 に した ペ ア レ ン ト ト レ ー ニ ン グ を行 っ た 。 平 成21年5月 精 神 科 シ ョー トケ ア 基 準 を 取 得 し、 小 中 学 生 の 不 登 校 児 童 を 対 象 と し た 子 ど も シ ョ ー トケ ア 和 一NAGOMI(な ご み)を 開 始 し た 。

平 成21年11月 、 発 達 障 害 児 の 親 の た め の 会 、 家 族 ミー テ ィ ン グi(ア イ)を 開 始 した 。

6.診 療 状 況 に つ い て

診 療 受 付 時 間 は 、 午 前9時 か ら11時 半 、 午 後2時 か ら4時 半 と し て お り、 水 曜 日 は 休 診 、 木 曜 と土 曜 日 は 午 前 中 の 診 療 と し て い る 。 火 曜 日 と土 曜 日 の 午 前 中 は 非 常 勤 医 師 の 診 療 を 含 め て 、2診 制 と し て い る 。

初 診 、 再 診 と も受 診 に つ い て は 、 予 約 制 と し て お り、 初 診 に つ い て は 、 看 護 師 に よ る 予 診 を 行 っ た う え で 、30分 以 上 の 診 療 時 間 枠 を と っ て い る 。 そ の た め 原 則 、 午 前1名 、 午 後1 名 の 新 患 枠 と な っ て い る が 、 実 際 に は 、 そ れ 以 上 の 新 患 数 と な っ て い る 。

ま た 、 子 ど もが 受 診 を 拒 否 し、 診 察 が で き な い 場 合 に は 、 保 護 者 に 来 院 し て も ら い 、 医 師 に よ る 精 神 保 健 相 談 と し て 、 緊 急 性 の 判 断 や 受 診 に つ な げ る た め の ア ドバ イ ス を 自 費 で 行 っ て い る 。

検 査 に つ い て は 、 血 液 検 査 、 心 理 テ ス トは 、 院 内 で 行 っ て い る が 、 脳 波 、 心 電 図 、CT、

単 純XPな ど は 三 国 丘 病 院 に 予 約 す る こ と に よ り、 ま た 、MRIに つ い て は 、 近 隣 の 医 療 機 関 に 依 頼 し て い る 。

平 成19年10月1日 の 診 療 開 始 か ら、 平 成22年3月 末 ま で2年 半 の 間 の 、 新 規 受 診 患 者 総 数 は 、826名 で あ る(図2)。 男 女 別 で は 男 性 が366名 、 女 性 が460名 で あ っ た 。 そ の う ち20歳 未 満 が48%を 占 め 、15歳 以 下 は37%で あ っ た 。 特 に 男 性 で は15歳 以 下 が48%を 占 め て 、 お り、 広 汎 性 発 達 障 害 や 注 意 欠 陥 多 動 障 害 な ど は 男 性 に 多 い こ と と 関 連 し て い る も の と 思 わ れ る 。

20歳 未 満 の 受 診 者 を1歳 ご と に 分 け る と 図3の よ う に な る 。 低 年 齢 で は 男 性 の 受 診 者 が 、 中 学 生 以 降 で は 女 性 の 受 診 者 が 多 く な る 傾 向 が あ る 。4、5歳 以 上 を 診 療 の 対 象 と し て い る が 、 こ れ ま で の 受 診 者 の 最 年 少 は 、2歳 で あ っ た 。 特 に 、 男 性 で は10歳 に 、 女 性 で は14 歳 こ ろ に 受 診 者 の ピ ー ク が あ る 。

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150 近 畿 大 学 臨 床心 理 セ ン ター 紀 要 第3巻2010年

0‑6

7‑

12才 13‑

15才 16‑

18才

19才 20‑

59才 60‑

74才

75歳 以

上 合計

男性 23 103 50 31 6 131 17 5 366

女性 16 56 59 49 5 224 34 17 460

合計 39 159 109 80 11 355 51 22 826

図2.平 成19年10月1日 か ら平 成22年3月31日 ま で の 初 診 患 者 数

0〜3

4 才

5 才

6 才

7 才

8 才

9 才

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

1 4 7 10 13 15 17 26 14 16 20 16 12 15 8 5 43 1 6 6 6 10 8 8 8 12 17 20 19 11 19 14 9

30

25

20

15

10

5

0

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図3.平 成19年10月1日 か ら平 成22年3月31日 ま で の 年 齢 別 初 診 者 数(19歳 以 下)

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奥 野正 景 ・岡 田 恵 里 ・平 沼 典 子 ・千 頭 孝史:医 療 法 人 サ ヂ カム 会 三 国 丘 こ ころ の ク リニ ッ クの 活 動 報 告151

年 度 ご とで 比 較 す る と(図4)、 初 診 患 者 数 は、 平 成19年 度246名 、 平 成20年 度318名 、 平 成21年 度385名 と(比 較 の た め に 、 平 成19年 度 は 、6ヶ 月 間 の診 療 だ が12ヶ 月 に換 算 して あ る)各 年 齢 層 い ず れ も、 年 々 増加 して い るが 、特 に 、 小 学 生 の 男性 と中 ・高 校 生 の 女 性 が増 加 して い る 印 象 で あ る 。

また 、 平 成21年 度 の 受 診 者 の うち15歳 以 下 につ い て 、 主 診 断 をICDコ ー ド化 した 疾 患 別 統 計 で は、F8(広 汎 性 発 達 障 害 な ど)、F9(注 意 欠 陥 多 動 障 害 な ど)が 、 この 年 齢 層 で は多 い こ とが わ か る。 また 、F2(統 合 失 調 症 な ど)、F3(気 分 障 害)は 年 齢 が 上 が る に つ れ て 増 加 して い る。 そ れ に対 して、F4(神 経 性 障 害 な ど)は 低 年 齢 か らみ られ る。F8は 、 各 年 齢 層 に お い て 、 受 診 者 が あ るの に対 して 、F9(注 意 欠 陥多 動 障害 な ど)で の 受 診 者 は、

小 学 生 以 下 に多 い 。(図5)こ の こ とは 、 多 動 や 衝 動 性 に よ る 問 題 は、 年 齢 が 上 が る に つ れ て 改 善 す る 傾 向 が あ る の に対 し、 社 会性 や コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に よ る 問 題 は 中学 生 以 降 に な っ て も、 起 こ りうる こ とを示 唆 して い る。 また 、受 診 理 由 も多 岐 に わ た る が 、小 学 生 にお い て は男 性 の 注 意 欠 陥 多 動 障害 、PDDに よ る問 題 行 動 な どが 、 中 学 生 以 上 で は 女 性 の不 登 校 な どが 多 い 印象 で あ る。 不 登 校 は、 社 会 恐 怖 な どの神 経 症 性 障 害 を伴 う こ とが 多 い が 、 背 景 に、 高機 能 の広 汎 性 発 達 障害 な どの発 達 障害 が存 在 す る場 合 も多 い。

ま た、 受 診 経 路 も、 こ れ らの年 齢 層 で は、 主 に堺 市 の教 育 セ ン ター や児 童 相 談 所 、 発 達 障 害 者 支 援 セ ン ター、 小 児 科 な どの他 の 医療 機 関、 精 神 保 健 福 祉 セ ン ター な どそ の他 公 的機 関 な どか らの紹 介 が 比 較 的 多 い。 中学 生 以 下 、 特 に小 学 生 の精 神 科 診 療 を行 っ て い る 当 院 の特 徴 が 理 解 され つ つ あ る よ うに思 われ る。

成 人 や 、 高 校 生 以 上 で は、 感 情 が 分 化 し、 言 語 表 現 や 抽 象 的概 念 、 内言 語 が 発 達 して い る ため 、 臨 床 面 接 の 中 で患 者 は言 語 を介 して、 精 神 症 状 を表 現 し、 ま た、 把 握 しや す い が、 こ ど もで は、 精 神 症 状 そ の もの を把 握 す る こ とが 難 し く、 身体 症 状 や 行 動 上 の 問 題 と して捉 え られ や す い。 したが っ て、 診 断 お よ び治 療 にお い て、 心 理 テ ス トに よる発 達 の評 価 、 行 動 観 察 、診 断 に お け る 各種 心 理 テ ス トの 併用 、治 療 にお け る非 言 語 的 介 入 な どの 必 要 性 が 大 き く、

必 然 的 に心 理 士 の 役 割 が 大 き くな る。

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152 近 畿大 学 臨床 心 理 セ ンタ ー紀 要 第3巻2010年

0‑6

7‑

12才 13‑

15才 16‑

18才

19才 20‑

59才 60‑

74才 75歳

以 上 合計

H19年 男 6 36 12 10 0 42 6 0 112

H19年 女 2 18 18 8 0 74 10 4 134

H20年 男 9 37 16 14 4 47 10 3 140

H20年 女 4 23 20 17 0 95 13 6 178

H21年 男 11 48 28 12 2 63 4 2 170

H21年 女 11 24 30 28 5 92 16 9 215

100‑

・・1 80長 70;

0 0 0 0‑

0 0 0 .墨.饗T

O‑6才7‑12才13‑15才16‑18才

圃 雌1

.

19

劃孟融

20‑59才60‑74才75歳 以 上

籔H19年 圃H19年

謹H20年

凹H20年

H21年 翻H21年

図4.各 年 度 別 初 診 患 者 数 。(H19年 は12ヶ 月 換 算)

ICDコ ー ド 0か ら6歳 7か ら12歳 13か ら15歳

F2(S) 1 3

F3 11 10

F4 6 11 9

F5 1 1

F6

F7(MR) 2 1

F8(PDDな ど) 4 23 11

F9(ADHDな ど) 3 10 1

G 1

13 60 36

図5.平 成20年 度15歳 以 下 の 初 診 者 の 疾 患 分 類 。

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奥 野 正 景 ・岡 田恵 里 ・平 沼 典 子 ・千 頭 孝 史:医 療 法 人 サ ヂ カ ム会 三 国 丘 こ こ ろ の ク リニ ック の活 動 報 告153

7.臨 床 心 理 士 の 活 動 に つ い て

ク リ ニ ッ ク の 心 理 士 の 業 務 は 、 心 理 検 査 、 児 童(青 年)のPlaytherapy(Counseling)、

子 ど も シ ョ ー トケ ア の ス タ ッ フ 業 務 が 主 な も の で あ る 。

心 理 検 査 に は 、SDS・TEGな ど の 質 問 紙 、PF・SCT・BaumTestな ど の 投 影 法 、DAM・

Wechsler検 査 な ど の 発 達 検 査 が 含 ま れ る 。 医 師 の 依 頼 に よ り施 行 し、 そ の 結 果 か ら 患 者 の 状 態 を 推 察 す る 。 例 え ば 、 対 人 交 流 パ タ ー ン、 フ ラ ス ト レ ー シ ョ ン場 面 で の 態 度 傾 向 、 自 己 や 周 囲 へ の 感 じ方 、 うつ 状 態 の レベ ル 、 発 達 水 準 や 認 知 的 特 徴 な ど を 査 定 す る 。

Playtherapyで は 、行 動 観 察 に よ る ア セ ス メ ン ト(行 動 特 徴 の 抽 出 、 心 の 状 態 の 推 察 な ど) を 行 い 、 一 人 ひ と り に 応 じ た サ ポ ー ト(自 己 表 出 の 促 し、 安 心 ・安 全 感 の 提 供 、 モ デ リ ン グ 対 象 の 提 供 、 自 己 コ ン トロ ー ル の 獲 得 支 援 な ど)を 試 み る 。Playtherapyは 、 児 の 抱 え る 問 題 に よ り、 個 別 的 で 多 様 な 広 が り を もつ 。 しか し、 受 容 的 態 度 と肯 定 的 関 心 、 揺 ら ぎ な い 対 象 で あ る こ と と 誠 実 さ を も っ て 児 に 臨 む 点 は 共 通 し て い る 。

ま た 、 平 成21年ll月 よ り、 子 ど も た ち に 最 も 近 い サ ポ ー タ ー で あ る 母 親 を 対 象 と し た informalな 語 り合 い の 場 【家 族 ミー テ ィ ン グ(名 称:i(ア イ)】 を 開 始 した(月1回)。 情 報 交 換 と 相 互 扶 助 体 験 の 場 と な り、 「ま た 頑 張 っ て み る か 」 「こ れ で や っ て み よ う 」 と 思 う 時 間 や ホ ッ と す る 時 問 に な れ ば と 、 思 考 錯 誤 し な が ら グ ル ー プ を 進 め て い る段 階 で あ る 。

平 成21年5月 か ら は 子 ど も シ ョー トケ ア(名 称:NAGOMI)も 開 始 し て い る が 、 こ れ は 別 項 目 で 説 明 し て い る の で 、 そ ち ら を 参 照 して い た だ く と して 、 こ こ で は 割 愛 す る 。

こ れ ら心 理 士 の 活 動 は 、 医 師 に よ る 治 療 を メ イ ン に 、 環 境 調 整 と い う 支 え に よ る 患 者 ・患 児 の 回 復 過 程 に お い て 、 さ さ や か な援 助 に 過 ぎ な い 。 し か し、 各 種 検 査 が ご 本 人 や 支 援 者 の 方 々 の 役 に 立 つ よ う に 、 心 理 士 の 対 応 が 児 の 安 定 に つ な が る よ う に と 、 若 輩 の 心 理 士 ば か り だ が 、 反 省 と検 討 を 重 ね な が ら 、 日 々 、 こ れ ら の 活 動 に 従 事 して い る 。

8.シ ョー トケ ア な こ み に つ い て 、

◆子 ど も シ ョ ー トケ ア(CSC)「 和 一NAGOMI」 に つ い て

〈CSCの 概 要 〉

当 院 で は 小 学 生 〜 高 校 生 ま で の 児 童 を 対 象 に 、H21年4月 よ りCSCを 開 設 し て い る 。 活 動 時 間 は 月 曜 日、 火 曜 日 、 木 曜 日、 金 曜 日 の 午 前9時 半 か ら午 前12時 半 ま で と な っ て い る 。

ス タ ッ フ は 医 師 、 心 理 士 、 看 護 師 、 そ の 他 の 医 療 従 事 ス タ ッ フ で 、 医 学 的 か つ 心 理 学 的 な ア プ ロ ー チ か ら子 ど も達 の グ ル ー プ 治 療 を 行 っ て い る 。

対 象 の 子 ど も達 は 、 主 に 、 発 達 障 害 を 抱 え 、 現 在 不 登 校 あ る い は 学 校 生 活 で の 不 適 応 、 ま た 対 人 緊 張 、 社 会 不 安 を 抱 え て い る 子 ど もが 対 象 と な っ て い る 。

活 動 の ア プ ロ ー チ と し て は 、 ① 集 団 で の 活 動 に 慣 れ る こ と、 ② 生 活 リ ズ ム の 確 立 や そ の 維 持 ③ 様 々 な 活 動 プ ロ グ ラ ム を 通 じ て 活 動 レ ベ ル を 向 上 す る こ と 、 を 主 に し て お り、 メ ン

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154 近 畿 大 学 臨床 心 理 セ ン タ ー紀 要 第3巻2010年

バ ー に 応 じ て の 課 題 や 目 的 を 決 め て 、 対 応 に 当 た っ て い る 。

全 体 的 な プ ロ グ ラ ム は 曜 日 に よ っ て 変 化 を も た せ る よ う に し て い る 。 月 曜 日 は ア サ ー シ ョ ン ト レ ー ニ ン グ な ど のSSTや コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 促 す 活 動(文 章 リ レ ー や ジ ェ ス チ ャ ー ゲ ー ム 、 伝 言 ゲ ー ム な ど)、 火 曜 日 は 身 体 を 使 っ た 活 動 や ス ポ ー ツ や ル ー ル を 決 め た ゲ ー ム 、 木 曜 日 は 園 芸 活 動 や 園 芸 新 聞 の 作 成 、 金 曜 日 は 創 作 活 動(手 芸 や 工 作 、 絵 画 な ど)を 主 に 行 っ て い る 。 そ の 他 、 季 節 の 行 事 や 学 習 も メ ンバ ー 構 成 を 配 慮 し な が ら取 り入 れ て い る 。

現 在 の 登 録 者 数 は20名 で 、 年 齢 で は 小 学2年 生(8歳)〜 高 校3年 生(18歳)で 、 小 学 生 の メ ンバ ー は3名 と少 な く、 殆 どが 中 高 生 の メ ンバ ー で 構 成 さ れ て い る 。 一 日 の 来 所 人 数 は3〜8名 、 性 別 で は 男 性 の メ ンバ ー5名 、 女 性 の メ ンバ ー が15名 と女 性 メ ンバ ー が 多 い 。

<開 設 か ら1年 を 振 り返 って>

CSCが 居 場 所 とな り活 動 の 拠 点 と な り定 着 して 来 所 して い た メ ンバ ー の 中 に は、4月 よ り高校 進 学 や進 級 を し、学 校 へ の リス ター トを果 た してい る。 グ ル ー プ 内で 活 動 す る こ とで、

緊 張 が和 ら ぎ 自信 を深 め る こ とが で きた こ と、 また 生 活 リズ ム が 安 定 した こ と で活 動 性 が 高 ま って きた こ と点 にお い て 、 一 定 の 治 療 効 果 が 得 られ たの で は ない か と思 われ る。

今 後 も活 動 の 幅 をCSC自 体 も広 げ な が ら、 子 ど も達 の 居 場 所 と して 、 また 社 会 活 動 の 第 1歩 と して の 場 を 目標 と して 活 動 して い きた い 。

9.ペ ア レン ト トレー ニ ン グ に つ い て

平 成20年 に、 奈 良教 育 大 学 で の研 修 を受 け た 臨床 心 理 士 に よ り、 注 意 欠 陥 多 動 障 害児 の 母 親 を対 象 に6回 の 短 縮 した形 式 で お こ な っ た。 定期 的 に、 保 護 者 に参 加 して も ら うの は、

小 さな子 ど もの い る家 庭 で は 、 難 しい面 もあ り、現 在 休 止 中 で あ る が 、 日程 の調 整 な ど を行 い平 成22年11月 よ り再 開 を予 定 して い る。

10.家 族 ミ ー テ ィ ン グiに つ い て

平 成21年11月 よ り、 毎 月 、 第3木 曜 日 の 午 後 、 発 達 障 害 を 持 つ 小 学 生 の 保 護 者(主 に 母 親)を 対 象 と し た グ ル ー プ を 行 っ て い る 。 心 理 士 二 名 がFacilitatorと し て 参 加 し、3‑8名 程 度 の 小 グ ル ー プ と し て 運 営 し て い る 。 登 録 制 で あ る が 、 各 回 で 完 結 と し 定 期 的 に 参 加 し な

くて も、 支 障 の な い よ う な 緩 や か な 構 造 と し て い る 。

iと は 、in・fant(幼 児,小 児)の 親 の た め の 、in・for・mal(形 式 ば ら な い,打 ち 解 け た) な 、in・for・ma・tion(情 報 知 識)の 共 有 の 場 と し て の グ ル ー プ ミ ー テ イ ン グ で あ る 。 同 様 の 立 場 の 親 と 語 り合 う こ とで 孤 立 感 を 解 消 し、 互 い の 経 験 を 共 有 し、 正 し い 知 識 や 理 解 を 得 て 家 族 に よ る 、 児 童 の 支 援 機 能 を 高 め る 目的 が あ る 。

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奥 野 正 景 ・岡 田 恵 里 ・平 沼 典 子 ・千 頭 孝 史:医 療 法 人 サ ヂ カ ム会 三 国丘 こ こ ろの ク リニ ック の活 動 報 告155

11.地 域 保 健 活 動 な ど

院 長(奥 野)は 、 現 在 、 堺 市 教 育 セ ン タ ー 、 堺 市 こ ど も相 談 所(児 童 相 談 所)の 非 常 勤 医 師 と して 、 児 童 の 相 談 業 務 に あ た っ て お り、 ま た 、 堺 市 教 育 委 員 会 の 特 別 支 援 教 育 サ ポ ー ト チ ー ム 、 同 就 学 指 導 委 員 会 委 員 、 大 阪 府 立 堺 支 援 学 校 精 神 科 校 医 な ど を 行 っ て い る 。 平 成 22年3月 ま で 、 大 阪 大 谷 大 学 教 育 福 祉 学 部 非 常 勤 講 師 と し て 、 養 護 教 諭 や 保 育 士 な ど を 目 指 す 学 生 に 対 し、 障 害 児 医 学 と 精 神 保 健 の 講 義 を 行 っ て い た 。 大 阪 市 立 大 学 精 神 科 、 同 小 児 科 、 砂 子 療 育 セ ン タ ー と と も に 発 達 研 究 会 を 定 期 的 に 行 っ て い る 。 ま た 、 今 年 度 よ り、 堺 市 内 の 各 機 関 の 臨 床 心 理 士 と の 勉 強 会 を 予 定 し て い る 。

ま た 、 院 長(奥 野)が 以 下 の よ う な 講 演 活 動 を 行 っ た 。

平 成19年10月18日 、 堺 メ ン タ ル ヘ ル ス セ ミナ ー 「中 高 年 の う つ と 自 殺 」 グ ラ ク ソ ス ミス ク ラ イ ン株 式 会 社 と 共 催

平 成20年2月23日 、 第3回 堺 メ ン タ ル フ ォ ー ラ ム 「こ ど も の う つ 」 フ ァ イ ザ ー 株 式 会 社 と 共 催

平 成21年10月10日 、 南 大 阪 学 術 講 演 会 「こ ど も の 行 動 上 の 問 題 と 精 神 科 」 大 塚 製 薬 株 式 会 社 と 共 催

学 会 発 表 な ど に つ い て も 行 っ て い る 。

2008年 、 国 際 児 童 青 年 精 神 医 学 会(2008)に お い て 、 共 同 演 者 と し て 、 以 下 の 発 表 を 行 っ た 。

IACAPAP(国 際 児 童 青 年 精 神 医 学 会)2008、4/30‑5/3イ ス タ ン ブ ー ル InfluenceofEnterohemorrhagicE.ColiO1570utburstinprimaryschoolinSakai,Japan

KeizoNagao,MasakageOkuno

2009年 、 ヨ ー ロ ッ パ 児 童 青 年 精 神 医 学 会(2009)に お い て 、 大 阪 大 学 医 学 部 保 健 学 科 と の 共 同 研 究 に つ い て 、 以 下 の 発 表 を 行 っ た 。

ESCAP(ヨ ー ロ ッ パ 児 童 青 年 精 神 医 学 会)2009、8/22‑26ブ ダ ペ ス ト EvaluationofWHO‑QOL26inparentsofchildrenwithdevelopmentaldisordersinJapan.

HirokoOkuno,IkukoMohri,MasakoTaniike,SaekoSakai,KatujiTanaka,Makoto Nabetani,MasakageOkuno,AkihiroYasuhara,ToshisaburoNagai

2010年 、 第二 回不 安 障 害学 会 に お い て 、発 表 した 。 第2回 不 安 障 害 学 会 大 阪 平 成22年3月6‑7日

小 中 学 生 の 不 登 校 と不 安 障 害:ク リニ ック外 来 受 診 例 か ら 奥 野 正 景

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156 近 畿 大 学 臨 床 心 理 セ ン タ ー紀 要 第3巻2010年

12.三 国 丘 病 院 と の 連 携 。

当 ク リ ニ ッ ク の 本 院 で あ る 三 国 丘 病 院 は 、 堺 市 堺 区 榎 元 町 に お い て 、 昭 和36年 よ り診 療 を 行 っ て い る 。 病 床 数144床 の 大 阪 府 で も っ と も小 規 模 な 精 神 科 病 院 の ひ とつ で あ り、 こ れ ま で 開 放 的 な 入 院 治 療 を 行 っ て き た 。 こ れ ま で も 、12歳 く ら い か ら の 入 院 に 対 し て は 、 個 室 で 、 保 護 者 が 付 き添 い や す い よ う な 形 で 、 対 応 し て き て い る 。 こ の 問 、 ク リ ニ ッ ク よ り入 院 に い た っ た20歳 未 満 の 患 者 は 、 小 学 生1名 、 中 学 生4名 を 含 む7例 で あ っ た 。 う ち6例

は 三 国 丘 病 院 へ 入 院 し て お り、 う ち2例 は 、 こ の 期 間 に 複 数 回 入 院 を し て い る 。 ま た 、 三 国 丘 病 院 で は 、 成 人 患 者 と 同 じ フ ロ ア ー で の 入 院 治 療 と な る 。 同 病 院 は 、 保 護 室 が な く、 任 意 入 院 比 率 が90%程 度 と 、 比 較 的 軽 症 の 患 者 の 入 院 が 多 い と い え る が 、15歳 以 下 特 に 小 学 生 の 入 院 に つ い て は 、 ユ ニ ッ ト化 し て 、 成 人 と ス ペ ー ス を 分 け る 、 学 業 の 保 障 を ど うす る か な どの 工 夫 が 必 要 で あ り、 ま た 、 看 護 師 を 含 む ス タ ッ フ の 教 育 な ど、 多 く の 検 討 課 題 が あ る 。 児 童 期 の 精 神 科 診 療 に 長 年 か か わ っ て い る と、 長 期 に わ た り診 療 を 要 す る こ と も多 い 。 例 え ば 、 小 学2年 生 で 受 診 し た 広 汎 性 発 達 障 害 の 子 ど もが 、 農 業 高 校 を 経 て 農 業 大 学 校 に す す み 葡 萄 農 家 を 目指 し て い た り、 小 学6年 生 に不 登 校 を 主 訴 に 来 院 し た 統 合 失 調 症 の 子 ど も が 、 短 大 に 進 学 し、 介 護 福 祉 士 を 目 指 し て い る ケ ー ス な ど 、 小 学 校 低 学 年 で 受 診 した 患 者 を10 年 以 上 に わ た り継 続 的 に 診 療 し て い る ケ ー ス も多 い 。

当 ク リ ニ ッ ク で は 、 中 学 生 以 下 を 主 な 対 象 と し て お り、 高 校 生 以 上 の 患 者 に 対 す る 対 応 も 課 題 の ひ と つ で あ る 。 そ の 対 策 の ひ と つ と し て 、 三 国 丘 病 院 に お い て 、 発 達 障 害 を 持 つ 青 年 期 の 患 者 に 対 し、SSTを 主 と し た 小 グ ル ー プ に よ る 集 団 精 神 療 法 を 精 神 科 シ ョ ー トケ ア の 枠 組 み で 行 っ て い る 。

13.そ の他

訪 問 に よ る児 童 期患 者 の 家族 支援 に つ い て

児 童 期 患 者 で は 、 そ の 家 族 が家 族 機 能 の 脆 弱 性 を持 ち家 族 へ の 支援 が 必 要 な場 合 が あ る。

また 、社 会恐 怖(社 交 不 安)な どの 疾 患 で は、 患 児 自身 が 、 対 人 緊 張 な どの た め に通 院 で き な い場 合 が あ る。 そ の場 合 、 治療 を中 断 せ ざ る を得 ない こ とに な る。 学校 や 保 健 所 、 保 健 セ

ン ター 、児 童 相 談所 な どの機 関 との 連携 は もち ろ ん で あ る が 、看 護 師 や 精神 保 健 福 祉 士 に よ る精 神 科 訪 問看 護 指 導 の仕 組 み を利 用 し、 対 応 で きない か模 索 中で あ る。(奥 野 裕 子,投 稿 中) また 、 当 院 で も外 来受 診者 数 の増 加 に伴 い 、1日 あ た りの新 患 の 受 入 数 を制 限 せ ざ る を得 な くな っ て お り、2週 間程 度先 の 受診 とな る こ と もあ る 、 で きる だ け 電話 で の 問 い合 わせ 時 点 で 、 緊急 度 を考慮 す る よ うに して い る が 、 実 際 に は 自殺 企 図後1週 間 目の 受 診 と なる ケ ー ス もみ られ る 。発 達 障害 につ い て は 、最 近 、 着 目 され る よ うに な っ て きて い る が 、 児 童期 の 強 迫 性 障 害 や 社 会 恐 怖 、 中学 生 の統 合 失 調 症 や気 分 障 害 につ い て は、 まだ 、 十分 に確 立 され た分 野 とは、 言 いが た く看 過 され る ケ ー ス も多 い の で は な い か と考 え られ る 。 当 ク リニ ッ ク

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奥 野 正 景 ・岡 田恵 里 ・平 沼 典 子 ・千 頭 孝 史:医 療 法 人 サ ヂ カ ム会 三 国丘 こ こ ろ の ク リニ ック の活 動 報 告157

に お い て は4月 よ り診 療 に従 事 して い る2名 の非 常 勤 医 師 が 、 中 学 生 以 上 の 精 神 科 診 療 を 行 っ て お り、 ま た、 三 国 丘病 院 で も2名 の 医 師 が 児 童 期 の 精 神 科 診 療 を 行 って い る。 今 後 、 効 率 的 な連 携 を行 う と と もに、 子 ど もの精 神 科 診 療 を行 う専 門 医 師 の育 成 が 課 題 で あ る。 さ

らに、 個 別 の心 理 療 法 の枠 組 み で は、 治 療 効 果 や 対 応 で きる 人数 に 限界 が あ り、 そ こで、 集 団 精 神 療 法 の枠 組 み を利 用 した 治 療 を積 極 的 に取 り入 た い と考 えて い る(マ イケ ル ラ ター, 2007)

14.最 後 に

大 阪 府 で は 、 数 少 な い 、 児 童 期 の 精 神 科 診 療 を 行 う た め の 医 療 機 関 と して 設 立 し、 試 行 錯 誤 の 中 、2年 半 に わ た り活 動 を 行 っ て き た 。 こ れ ま で 、 そ れ な りに 地 域 に 受 け 入 れ られ 、 大 き な 問 題 も な く活 動 を 継 続 し て こ れ た と 考 え て い る 。 こ れ は 、諸 先 輩 方 や 、地 域 の 医 療 機 関 、 公 的 機 関 の 援 助 や 理 解 に よ る も の が 大 き く、 臨 床 心 理 士 な どの ス タ ッ フ と 協 力 し、 今 後 も微 力 な が ら こ の 地 域 の 子 ど も の 心 の 問 題 に 取 り組 み 、 役 割 を担 っ て 行 き た い と 考 え て い る 。

マ イ ケ ル ラ タ ー,エ リ ッ ク テ イ ラ ー,長 尾 圭 造,宮 信 也 監 訳,日 本 小 児 精 神 医 学 研 究 会 訳

(2007):児 童 青 年 精 神 医 学Child&AdolscentPsychiatry,FourthEdition明 石 書 店 。58章 個 人 お よ び 集 団 精 神 療 法(奥 野 正 景 訳)

MasakageOkunoMD.,KeizoNagaoM.D。*,EijiShindouC.P.(2003):MentalSymptomsInduced byAMassiveOutbreakofInfectiousDisease(EnterhemorragicEscherichiaColiOl57)in ElementarySchoolChildren:ICasesMeetingtheDSM‑IVCriteriaforPTSDJapaneseJournal ofChildandAdolescentPsychiatryvol.44SupplementP32‑46

奥 野 裕 子 、 荒 木 田 由 美 子 、 永 井 利 三 郎 、 奥 野 正 景:精 神 科 訪 問 看 護 指 導 に お け る ペ ア レ ン ト ト レ ー ニ ン グ の 影 響 に 関 す る 事 例 検 討 一 注 意 欠 陥/多 動 性 障 害(AD/HD)の 子 ど も を 持 つ 母 親 へ の 支 援 稿 中

参照

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