税とのかかわり わたしたちは一日の中で こんなに税とかかわっています 中学生の皆さんも 税とはいろいろなところでかかわっています 税は わたしたちが健康で豊かな生活を送るために 一日の暮らしの中のさまざまな場面で使われています 税についてよく知ることは わたしたちのより良い暮らしを わたしたち自身が

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企画・編集:神奈川県租税教育推進協議会  インターネットでも税に関するさまざまな情報を提供しています。児童・生徒向け に、国税庁ホームページでは「税の学習コーナー」を設けており、税に関するクイ ズやビデオライブラリーもご利用いただけます。  神奈川県のホームページでも県税のあらましなどをご覧いただけます。 年   組 名前

編集に協力していただいた先生(平成30年3月現在)

横浜市立 寺尾中学校  教諭 白 倉 輝 満 川崎市立 東高津中学校 教諭 林   高 士 藤沢市立 藤ヶ岡中学校 教諭 平 田 憲 司

税についてのホームページのご紹介

平成30年度版

目 次

目 次

税とのかかわり...1 なぜ税が必要なのだろう...2 税はどのように決められるのだろう...2 税はどのように納められているのだろう...3 税の公平性について考えてみよう...3 歳出∼国や神奈川県の支出∼ ....4 教育に使われる税金... 5 公共事業に使われる税金... 6 社会保障に使われる税金... 7 歳入∼国や神奈川県の収入∼... 8 日本の財政の現状について考えてみよう... 9 わたしたちの将来と税について考えてみよう... 9 問い合わせ先 横浜中税務署 税務広報広聴官 045-651-1321 〒231-8550   横浜市中区山下町37-9 藤 沢 税 務 署 税務広報広聴官 0466-22-2141 〒251-8566   藤沢市朝日町1-11 ※電話は音声案内に従い、「2番」をプッシュして下さい。 こうちょうかん きょうゆ 知ろう!学ぼう! 考えよう! 国税庁 www.nta.go.jp 神奈川県(県税) www.pref.kanagawa.jp/zei/kenzei/index.html 税の学習コーナー 県税便利帳 ホームページの画面は平成30年5月現在のものです。 じゅん きょ 税金は、みんなが幸せにくらすために みんなが出しあうお金です。 〈 県 税 便 利 帳 〉 〈 国 税 庁 ホームペ ージ 〉 県の木(いちょう) 県の鳥(かもめ) 県の花(やまゆり) (写真提供:JAXA/NASA) 神奈川県立がんセンター 神奈川県庁 神奈川県立生命の星・地球博物館 神奈川県租税教育推進協議会の イメージキャラクター 「タッサ」君 ※「タッサ」とは、イタリア語で  「税」のことです。

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安心な夜、日々の安全を守る警察や消 防に。 学校など教育施設の建設や、机・椅子・ 教科書に。 洗面や食事の調理に使う大切な水。そ の上下水道の整備に。 学校へ安全に通うための道路や信号 などに。 安全な食品を作るための農業・漁業の 支援に。 大会などが行われる陸上競技場や野 球場などの施設づくりに。 税金って本当に わたしたちの生活には 欠かせないのね。 いろんなところで 税金が使われて いるんだね。

 

わたしたちは一日の中で、

     こんなに税とかかわっています。

 中学生の皆さんも、税とはいろいろなところでかかわっています。税は、わたしたち が健康で豊かな生活を送るために、一日の暮らしの中のさまざまな場面で使われていま す。  税についてよく知ることは、わたしたちのより良い暮らしを、わたしたち自身が考え ていくためにとても大切なことです。

税はわたしたちの生活を支えています。

◆ 税とのかかわり

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 国や地方公共団体では、わたしたちが健康で豊かな生活を送るためにさまざまな公共サー ビスや公共施設を提供しています。  例えば、毎日利用している通学路を考えてみましょう。道路や信号がなければ、わたし たちは安全に通学できません。また、企業などの経済活動にも支障をきたします。  一方で、道路をつくったり信号を設置するには、たくさんの費用がかかります。  このように、すべての国民に必要不可欠な公共サービスや公共施設を提供するために、 国や地方公共団体が、その費用を税という形で集めているのです。

◆ 税とのかかわり

◆ なぜ税が必要なのだろう

◆ 税はどのように決められるのだろう

国民の義務 租税法律主義∼国民主権のもとでの税∼ 「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う。」 日本国憲法第30条 「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、        法律又は法律の定める条件によることを必要とする。」 日本国憲法第84条  税は、国を維持し、発展させていくために欠かせないものです。憲法でも、税を 納めること(納税)は国民の義務と定めています。この納税の義務は、勤労の義務、 教育の義務とならんで国民の三大義務のひとつとされています。 い じ  民主主義国家である日本では、税に 関する法律は国会によって定められて います。  選挙で選ばれた国民の代表者(国 会議員)が、国会で話し合って税の集 め方や使い道を決めているのです。  地方公共団体の税である地方税も同 様に、議会が定める条例で決められて います。 国会 (写真提供:衆議院) 神奈川県議会(議場) (写真提供:神奈川県議会) 選挙などを通じて政治へ参加す ることと、国を支える税を国民が 負担することが対になっている のが、民主主義の基本なんだね。

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税の種類と納め方を見てみよう

◆ 税はどのように納められているのだろう

 税は、約50種類あり、次のように分類できます。 1. どこに納めるかによる分類   国に納める税を「国税」、都道府県や市町村に納める税を「地方税」といい、地方税はさらに  「道府県税」と「市町村税」に分けられます。 2. 納め方による分類   税を納める人と負担する人が同じ税を「直接税」といい、税を納める人と負担する人が異な  る税を「間接税」といいます。例えば、消費税は、消費者が負担し、事業者が納めるため間接  税に分類されます。 【税の分類方法】 豆知識

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◆ 税の公平性について考えてみよう

所得税 住民税 住民税・事業税 地方消費税 住民税 事業税 消費税 所得税 法人税 物を買 っ た人 神奈川県 市町村 神奈川県 市町村 会    社 会 社 な ど に 勤 め て い る 人 自 分 で 商 売 を し て い る 人 県民税と市町村民税は、「住 民税」と呼ばれています。  消費税(国税)と地方消費 税(地方税)を合わせた税率 8%のうち、6.3%が国税、 1.7%が地方税となります。  地方税1.7%は一度国に 納まりますが、その後各都道 府県に分配されます。 物を売 っ た店 ︵消費税を負担する人︶ ︵消費税を納める︶   接   税   接   税  自営業者や会社など が、消費者から預かっ た消費税の額を計算し て確定申告を行い、納 税します。  会社は、毎決算期ご とに法人税、住民税、 事業税の確定申告を 行い、納税します。 確 定 申 告  会社が源泉徴収と いう方法であらかじめ 給料から差し引いて預 かり、本人に代わって まとめて納税します。 源 泉 徴 収げ ん   せ ん   ち ょ う   し ゅう か く   て い   し ん   こ く 確 定 申 告か く   て い   し ん   こ く  自営業者は、自分で 税金の額を計算して 確定申告を行い、納税 します。 確 定 申 告か く   て い   し ん   こ く  上記のように、税にはたくさんの種類があり、納税の方法もさまざまです。なぜこのよ うになっているのか、「税の公平性」という視点から考えてみましょう。  税は、社会の構成員であるわたしたちがそれぞれ負担することができる能力に応じて、 広く公平に分かち合う必要があり、大きく分けて二つのしくみがあります。  一つは消費税のように、所得にかかわらず財やサービスを購入した場合に等しく税を負 担するしくみです。  もう一つは、所得税のように、所得が多い人ほど税負担が大きくなるしくみです(累進 課税制度)。  一言で「公平」といっても、所得の多い人と 少ない人ではとらえ方は変わってくるよ。  だから、多くの種類の税を組み合わせて、 負担が公平になるようにしているんだね。 直接税 所得税、法人税、相続税、贈与税など 道府県民税、事業税、自動車税など 市町村民税、固定資産税、軽自動車税など 消費税、酒税、たばこ税、関税など 地方消費税、道府県たばこ税、ゴルフ利用税など 市町村たばこ税、入湯税など 国税 地方税 道府県税 市町村税 間接税

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国はすべての国民のために税金を使っています。

◆ 税はどのように納められているのだろう

◆ 税の公平性について考えてみよう

 財政には、①等しく公共サービスや公共施設を提供する「資源 の配分」機能、②所得の多い人には大きい負担を、少ない人には 小さい負担をしてもらうことで所得の開きを縮める「所得の再分配」 機能、③景気の良いときは増税などで景気を抑制し、景気の悪い ときは減税や公共事業の歳出を増やすことで景気を上向けるよう にする「景気の調整」機能があります。 【財政の役割】  国や地方公共団体は、集めた税金を 管理し、さまざまな公共サービスや公共 施設の提供のために必要な費用を支払っ たりします。このような経済活動のこと を財政といいます。 【財政】

国と神奈川県の支出を見てみよう。

  国や神奈川県の支出は、次の円グラフのようになります。   1年間(4月から翌年3月まで)の支出のことを「歳さいしゅつ出」といいます。   歳出総額のうち、社会保障費が約3割を占め、次に国債費が続いています。  歳出総額のうち、教育費は約2割を占めています。 国の一般会計歳出 内訳 神奈川県の一般会計歳出 内訳 豆知識

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豆知識

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県は県民の生活を充実させるために税金を使っています。

◆ 歳

さ い

し ゅ つ

〜国や神奈川県の支出〜

(平成30年度当初予算) (平成30年度当初予算) 8兆6,285億円(8.8%) (わたしたちの健康や生活を守るために) 32兆9,732億円(33.7%) (地方公共団体の財政を調整するために) 公共事業関係費 5兆9,789億円(6.1%) (道路や住宅などの整備のために) (国の防衛のために) 防衛関係費 5兆1,911億円(5.3%) 恩給費 2,504億円(0.3%) (恩給の支払いのために) (教育や科学技術の開発をさかんにするために) 文教及び科学振興費 5兆3,646億円(5.5%) →P7参照 (開発途上国の経済援助のために) 社会保障費 国債費 歳出総額 97兆7,128億円 一 般 歳 出 →P5参照 →P6参照 経済協力費 5,089億円(0.5%) その他 地方交付税 交付金等 15兆5,150億円(15.9%) (国債を返したり利子を支払うために) 23兆3,020億円(23.8%) 一般歳出 58兆8,958億円(60.3%) しんこう 552億円(3.0%) (安全な生活を守るために) 981億円(5.4%) その他 2,636億円(14.4%) 2,900億円(15.8%) (教育のために) 3,966億円(21.6%) (県債を返したり、利子を支払うために) (事務を運営するために) 3,317億円(18.1%) →P7参照 総務費 警察費 衛生費 土木費 歳出総額 1兆8,328億円 →P5参照 教育費 公債費 2,036億円(11.1%) (健康を守るために) (道路の整備やまちづくりのために) 1,938億円(10.6%) 民生費 →P6参照 (福祉や子育てのために)

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◆ 教育に使われる税金

わたしたちの教育にも、税金は使われています。

小学生 中学生 高校生(全日制) 約89.4万円 約102.2万円 約100.6万円 一人当たり年間公費負担額(平成27年度)   一人当たり、小 学 校 6年間で約536.4万円、 中学校3年間で約306.6 万円、高等学校3年間で 約301.8万円、12年間合 計で約1,144.8万円の税 金が 使わ れています。 【児童・生徒一人当たり、どれくらいの税金?】 豆知識

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 授業料の全額又は一部を学校設置者に支給 することで、各家庭の経済的負担を軽減する制 度です。  平成26年4月から、世帯の所得によって高校 等(国立・公立・私立を問いません。)の授業 料を支援しています。  詳細は文部科学省のホームページに掲載され ています。 【高等学校等就学支援金制度】 豆知識

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国の文教及び科学振興費 総額 5兆3,646億円 (平成30年度当初予算) (教科書の無償支給などのために) 2兆3,225億円(43.3%) 文教及び 科学振興費 5兆3,646億円 教育振興 助成費 義務教育費 国庫負担金 科学技術 振興費 1兆5,228億円(28.4%) (小中学校の運営のために) 1兆3,159億円(24.5%) (大学や研究所などでの基礎研究のために) (奨学金の貸付などのために) 育英事業費 1,269億円(2.4%) (校舎体育館などの建設のために) 文教施設費 766億円(1.4%) 5.5% 歳出 この内訳を見てみましょう。 1,335億円(33.7%) 教育費 3,966億円 高等学校費 513億円(13.0%) 特別支援 学校費 414億円(10.4%) 809億円(20.4%) 302億円(7.6%) 590億円(14.9%) 中学校費 小学校費 私学振興費 その他  教育費は、歳出総額の約2割を占めています。そのうち約13%が、中学校を運営するため に使われています。 神奈川県の教育費 総額 3,966億円 (平成30年度当初予算) 21.6% 歳出 この内訳を見てみましょう。  文教及び科学振興費のうち、教科書の無償支給などや義務教育である小中学校のために、 この予算全体の約7割が使われています。

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◆ 教育に使われる税金

豊かな生活環境をつくるためにも、税金は使われています。

 現在の交通社会を支える道路をはじめ、上下水道や公園などの公共施設を社会資本(インフラ) といいます。これらの社会資本を整備することは、わたしたちが住みよい環境を実現するための大 切な事業です。 総額 5兆9,789億円  土木費は、道路や河川や公園などの整備を進めるとともに、施設の維持管理や災害対策、バリ アフリー化への対応など、すべての人が安全で、安心して暮らせる生活環境をつくるために使われて います。 国の公共事業関係費 (平成30年度当初予算) 82億円(8.4%) 379億円(38.7%) 土木費 981億円 (道路や橋などの整備や    維持管理のために) 154億円(15.8%) (河川や海岸などの整備や     維持管理のために) 108億円(11.0%) 72億円(7.4%) 109億円 (11.1%) (まちづくりや公園の整備のために) 道路 橋りょう費 河川海岸費 土木管理費 砂防費 (土砂災害を防ぐ工事などのために) 74億円(7.6%) (公営住宅の整備のために) 住宅費 その他 都市計画費 神奈川県の土木費 (平成30年度当初予算) 総額 981億円 住宅都市環境整備事業費 5,278億円(8.8%) (住宅建設などのために) (港や空港などの整備のために) 推進費等 740億円(1.2%) (風水害を防ぐ工事のために) (農地や農道の改良などのために) 2兆3億円 (33.5%) (公園などの整備のために) きばん こうわん ちさんちすい 公共事業 関係費 5兆9,789億円 社会資本 総合整備 事業費 (町の整備や 住宅支援のために) 道路整備事業費 1兆3,472億円(22.5%) (道路をつくったり直したりするために) 治山治水対策事業費 8,449億円(14.1%) 農林水産基盤整備事業費 6,030億円(10.1%) 港湾空港鉄道等整備事業費 4,203億円(7.0%) 公園水道廃棄物処理等施設整備費 1,016億円(1.7%) 598億円(1.0%) 災害復旧等事業費 歳出 6.1% 歳出 5.4% この内訳を 見てみましょう。 この内訳を 見てみましょう。

◆ 公共事業に使われる税金

平成17年撮影 平成17年撮影 平成30年撮影平成30年撮影 海岸の整備:養浜(砂浜の回復と保全) 海岸の整備:養浜(砂浜の回復と保全) 横須賀海岸 秋谷地区 横須賀海岸 秋谷地区

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社会保障制度の充実のためにも、税金は使われています。

 社会保障費は、国の歳出総額でも特に高い割合を占めています。なかでも、年金を支払うための費用、 医療費や介護給付費にこの予算全体の約8割が使われています。  民生費は、少子高齢化への対応など、県民にとって、より安心で暮らしやすい社会をつくるために使 われています。 総額 2,636億円 (障害者の生活を助けるために) (県民のより良い生活のために) その他 民生費 2,636億円 976億円(37.0%) 児童福祉費 (高齢者の生活を    助けるために) 624億円 (23.7%) 社会福祉費 155億円(5.9%) 79億円(3.0%) 老人福祉費 800億円(30.4%) (子どもの成長のために) 障害福祉費 (障害者の生活を助けるために) (雇用を維持するための助成や 失業した人の生活を助けるために) (子ども・子育てのために) (病気の予防や救急医療のために) 社会保障費 32兆9,732億円 (80.0%)26兆3,885億円 年金医療介護給付費 (年金の支払い、医療費、    介護給付のために) 生活扶助等社会福祉費 4兆524億円(12.3%) 少子化対策費 2兆1,437億円(6.5%) 保健衛生対策費 3,514億円(1.1%) 雇用労災対策費 373億円(0.1%) 国の社会保障費 神奈川県の民生費(福祉関係費) (平成30年度当初予算) (平成30年度当初予算) 総額 32兆9,732億円 33.7% 歳出 14.4% 歳出 この内訳を 見てみましょう。 この内訳を 見てみましょう。

◆ 社会保障に使われる税金

【社会保障と税の一体改革】 豆知識

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 社会保障制度を財政的にもしくみ的にも 安定させることで、だれもが安心して利用で きるようにするための改革です。  消費税率の引き上げで得られた財源で、少 子高齢化が進んだ社会でも、世代を問わず一 人ひとりが安心して暮らせる社会を実現す るために社会保障制度の充実をはかります。 5% 8% 消費税4% 地方消費税1% 消費税7.8% 地方消費税2.2% ∼平成26年3月31日 平成26年4月1日∼ 平成31年10月1日∼(予定) 消費税6.3% 地方消費税1.7% 10% ※消費税:国税とし て国の収入になり ます。  地方消費税:県税 として県の収入に なり、その 2 分の 1 は市町村に交付 されます。

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◆ 社会保障に使われる税金

国と神奈川県の収入を見てみよう。

  国や神奈川県の収入は、次の円グラフのようになります。   1年間(4月から翌年3月まで)の収入のことを「歳さいにゅう入」といいます。 国の一般会計歳入 内訳  個人や企業などが納める県税が約6割を占めています。しかし、県税収入だけでは財源を 十分に確保できていない状況にあります。 神奈川県の一般会計歳入 内訳 国の収入の60.5%が税金です。 神奈川県の収入の64.4%が県税です。  (平成30年度当初予算)  (平成30年度当初予算)  歳入総額の内訳を見てみると、税収でまかなわれているのは約6割(「租税及び印紙収入」) に過ぎません。  歳入の約3分の1は、将来世代の負担になる借金(公こうさい債金)で補おぎなっています。

◆ 歳

さ い に ゅ う

入 〜国や神奈川県の収入〜

揮発油税   2兆3,300億円(2.4%) 相続税・贈与税 2兆2,400億円(2.3%) 酒税  1兆3,110億円(1.3%) たばこ税 8,740億円(0.9%) その他の税 2兆5,250億円(2.6%) 印紙収入 1兆540億円(1.1%) (個人の所得に対してかかる税) (国債の発行による収入) (会社などの所得に対してかかる税) 19兆200億円(19.5%) その他の収入 12兆1,670億円(12.5%) 10兆3,340億円(10.6%) 17兆5,580億円(18.0%) 所得税 公債金 歳入総額 97兆7,128億円 租 及 び 印 紙 収 入 その他 4兆9,416億円(5.1%) 33兆6,922億円(34.5%) 消費税 法人税 租税及び印紙収入 59兆790億円(60.5%) 個人県民税 県民税利子割 法人県民税 法人事業税 地方消費税 不動産取得税 県たばこ税 自動車取得税 軽油引取税 自動車税 その他の税 3,580億円 33億円 419億円 2,501億円 3,228億円 303億円 86億円 130億円 401億円 920億円 203億円 (19.5%) (0.2%) (2.3%) (13.6%) (17.6%) (1.7%) (0.5%) (0.7%) (2.2%) (5.0%) (1.1%) 1,297億円(7.1%) 1兆1,808億円(64.4%) 県税 県債 歳入総額 1兆8,328億円 1,872億円(10.2%) 1,137億円(6.2%) 地方交付税 910億円(5.0%) 繰入金 657億円(3.6%) その他644億円(3.5%) 地方譲与税 国庫 支出金

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◆ 日本の財政の現状について考えてみよう

【マイナンバー(社会保障・税番号)制度】 豆知識

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 マイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての方(外国人の方も含みます。)が持つ12桁の番号です。  社会保障・税・災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するため に活用されます。  マイナンバーは、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公正公平な社会を実現する社会基盤です。  これにより、所得や行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当にまぬかれることや給付を不正 に受けることを防止するとともに、本当に困っている方にきめ細かな支援を行うことができます。  日本では、歳出が税収を上回る深刻な財政赤字が続き、公債(国民などからの借金)の発行残高が年々 増加しています。  平成30年度の予算では、一般会計歳入の34.5%、金額にして約34兆円を公債の発行に頼っています。  また、この公債の発行は毎年行われているので、平成30年度末の公債残高は約883兆円にも膨れ 上がると見込まれており、将来の国民にとって大きな負担となっています。

◆ わたしたちの将来と税について考えてみよう①

 日本は、世界に例を見ないほど急速に少子化と高齢化が進行しています。  また、総人口も2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じています。21世紀半ばには、国民の2.5 人に一人が65歳以上となり、総人口は約9000万人に減少することが予測されています。 少子高齢化・人口減少社会 883 2,659 698 883 日本 ドイツ フランス イギリス アメリカ 1970 (S45)(H29)2017(H37)2025(H62)2050 (出典)2015年まで、総務省「国勢調査」2020年以降、国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)(出生中位・死亡中位推計)」 日本の人口の推移 日本の財政を考えよう(財務省 平成29年4月)をもとに作成

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 税は、社会の成り立ちと密接に関係しており、わたしたちの生活に深くかかわってい ます。  少子高齢化・人口減少の進行や公債残高の増加による厳しい財政状況をふまえ、どの ような社会づくりをしていくかは、わたしたちみんなで考えていくべき課題です。  歳出面の改革や公債に依存する歳入構造をどうすべきか、「持続可能な社会」をつくり 出すために、税の果たす役割を正しく理解し、税のあり方を考えることは、将来の日本 の姿を考えることにつながるのです。 国会・地方議会 (予算を決定する) 国・地方公共団体 (歳出) 公共施設 公共サービス 家 計 企 業 税金 税金 (歳入) (歳入) 議員は国民の選挙による

◆ 日本の財政の現状について考えてみよう

◆ わたしたちの将来と税について考えてみよう②

 少子高齢化と人口減少の到来は、さまざまな問題を投げかけています。  平成2年度の財政とくらべてみると、歳入では税収がほぼ横ばいであるのに対し、公債が大幅 に増加しています。また、歳出では公共事業費や交付税などはほぼ横ばいであるのに対し、 社会保障費と国債費は大きく増加しています。  社会保障制度の給付費と保険料の関係を見てみると、給付費は年々大きく増加してい る一方で、保険料収入は給付費ほど大きな増加は見られません。  足りない部分は税金や公債などの公費で補っていますが、働き手が減少しているため、 その負担(多くは借金)が年々増加していくことになります。

◆ わたしたちの将来と税について考えてみよう①

財政構造の変化と税負担 持続可能な社会 120 100 80 60 40 20 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 27 (年度) (兆円) 0 47兆円 115兆円 2年度の約2.4倍 公費負担 公費負担 保険料収入 保険料収入 社会保障給付費 多くは借金 多くは借金 社会保障給付費の増加 財政構造の変化 これからの日本のために財政を考える(財務省 平成30年3月)をもとに作成

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企画・編集:神奈川県租税教育推進協議会  インターネットでも税に関するさまざまな情報を提供しています。児童・生徒向け に、国税庁ホームページでは「税の学習コーナー」を設けており、税に関するクイ ズやビデオライブラリーもご利用いただけます。  神奈川県のホームページでも県税のあらましなどをご覧いただけます。 本冊子中、各構成項目の計数は、単位未満四捨五入(神奈川県は切捨て)のため、合計と一致しない場合があります。 年   組 名前

編集に協力していただいた先生(平成30年3月現在)

横浜市立 寺尾中学校  教諭 白 倉 輝 満 川崎市立 東高津中学校 教諭 林   高 士 藤沢市立 藤ヶ岡中学校 教諭 平 田 憲 司

税についてのホームページのご紹介

平成30年度版

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目 次

税とのかかわり...1 なぜ税が必要なのだろう...2 税はどのように決められるのだろう...2 税はどのように納められているのだろう...3 税の公平性について考えてみよう...3 歳出∼国や神奈川県の支出∼ ....4 教育に使われる税金... 5 公共事業に使われる税金... 6 社会保障に使われる税金... 7 歳入∼国や神奈川県の収入∼... 8 日本の財政の現状について考えてみよう... 9 わたしたちの将来と税について考えてみよう... 9 問い合わせ先 横浜中税務署 税務広報広聴官 045-651-1321 〒231-8550   横浜市中区山下町37-9 藤 沢 税 務 署 税務広報広聴官 0466-22-2141 〒251-8566   藤沢市朝日町1-11 ※電話は音声案内に従い、「2番」をプッシュして下さい。 こうちょうかん きょうゆ 知ろう!学ぼう! 考えよう! 国税庁 www.nta.go.jp 神奈川県(県税) www.pref.kanagawa.jp/zei/kenzei/index.html 税の学習コーナー 県税便利帳 ホームページの画面は平成30年5月現在のものです。 じゅん きょ 税金は、みんなが幸せにくらすために みんなが出しあうお金です。 〈 県 税 便 利 帳 〉 〈 国 税 庁 ホームペ ージ 〉 県の木(いちょう) 県の鳥(かもめ) 県の花(やまゆり) (写真提供:JAXA/NASA) 神奈川県立がんセンター 神奈川県庁 神奈川県立生命の星・地球博物館 神奈川県租税教育推進協議会の イメージキャラクター 「タッサ」君 ※「タッサ」とは、イタリア語で  「税」のことです。

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