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目 次 1 はじめに 本 書 について 説 明 に 用 いる 動 作 環 境 教 科 書 デジタルデータの 拡 大 印 刷 指 定 できる 最 大 用 紙 への 拡 大 印 刷 指 定 できる 最 大 用 紙 以

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教科書デジタルデータ

活用マニュアル

PDF とテキストデータの拡大印刷・編集・活用ガイド

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目次

1 はじめに ... 3 1.1 本書について ... 3 1.2 説明に用いる動作環境 ... 3 2 教科書デジタルデータの拡大印刷 ... 4 2.1 指定できる最大用紙への拡大印刷 ... 4 2.2 指定できる最大用紙以上のサイズへの拡大印刷 ... 6 2.3 PDF の白黒反転印刷 ... 8 2.4 PDF のコントラストを変更した印刷 ... 10 2.5 複数の PDF ファイルの同時印刷 ... 12 3 テキストデータの活用... 14 3.1 テキストフォント・スタイル・サイズの変更 ... 14 3.2 テキストの抽出 ... 15 3.2.1 パターン 1:テキストを直接選択する方法 ... 15 3.2.2 パターン 2:全テキストを一括抽出する方法 ... 17 4 画像データの活用(基礎編) ... 18 4.1 画像の抽出 ... 18 4.1.1 パターン 1:抽出したい画像を直接選択して保存する方法 ... 18 4.1.2 パターン 2:スナップショットツールで選択して保存する方法 ... 21

5 Adobe Photoshop Elements を利用した画像データの活用(応用編) ... 23

5.1 画像の抽出 ... 23 5.1.1 パターン 1:一覧から取り出したい画像を選択して保存する方法 ... 23 5.1.2 パターン 2:取り出したい画像を切り抜いて保存する方法 ... 28 5.2 画像の編集 ... 31 5.2.1 ①結合処理 ... 32 5.2.2 ②文字削除処理 ... 36 5.2.3 ③円形、矩形切り抜き ... 38 5.2.4 ④背景消去処理 ... 39 5.2.5 ⑤切り抜き処理 ... 41

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1 はじめに

1.1 本書について

本書は、文部科学省の委託事業として、平成 21 年度および 22 年度の調査研究事業にお いて作成した運用ガイドをもとに、平成 23 年度に改編しました。

1.2 説明に用いる動作環境

本書の説明は具体的なアプリケーションの画面を用いた操作説明になります。アプリケー ションのバージョンによって操作内容が多少異なる場合があります。 また、一部旧バージョンを利用されている場合に、該当の機能がない場合があることをあ らかじめご了承ください。 本書で説明に使用した OS(オペレーティングシステム)及びアプリケーションは以下のと おりです。 名称 種類 機能 有償/無償 Windows®XP Service Pack 2 OS - 無償 (PC にインストール済み) メモ帳 アプリケーション (OS 付属) 簡易なテキストの作成、 閲覧、編集、保存 無償 (PC にインストール済み) ペイント アプリケーション (OS 付属) 簡易な画像の作成、 閲覧、編集、保存 無償 (PC にインストール済み) Adobe®Reader 7.0/9.0/Ⅹ アプリケーション PDF ファイルの閲覧 無償 (別途インストールが必要) ApeosPort-Ⅱ C6500 カラー複合機 プリント 有償 (他の複合機でも代用可) DocuPrint 2000 モノクロプリンタ プリント (白黒反転印刷) 有償 (白黒反転印刷の機能があ る他のプリンタでも代用可) Adobe® Photoshop® Elements 8 アプリケーション 高機能な画像の作成、 閲覧、編集、保存 有償

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2 教科書デジタルデータの拡大印刷

2.1 指定できる最大用紙への拡大印刷

富士ゼロックスの複合機 ApeosPort-ⅡC6500 を使用し、PDF データを指定した用紙 サイズ/倍率に拡大して印刷する方法を説明します。使用する複合機/プリンタで指定でき る用紙の範囲内で拡大印刷したい場合は、この方法が有効です。 1. 拡大印刷したいページが含まれ ている PDF ファイルを開きま す。 2. 印刷のアイコンをクリックし、 印刷指示をかけます。 3. プリンタドライバー画面が表示 されますので、「印刷範囲」を 設定します。ファイルの中の特 定のページのみを印刷したい場 合は、印刷したいページの範囲 を指定します。 ※このときに指定するページ数 は、実際の教科書上のページ数 ではなく、PDF ファイル上で 表示されるページ数のことを指 します。 4. 右上の「プロパティ」より、詳 細な印刷方法を設定します。

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5 5. 拡大印刷したい用紙サイズを選 択し、[OK]ボタンをクリック します。 (例) B5 判から A3 判に拡大し たい場合は、「出力用紙サイ ズ」のプルダウンメニューか ら、A3(297×420mm)を 選択します。 (例) 6. PDF が拡大されて印刷されま す。 ※用紙サイズは B5 判のまま、部分 的に PDF を拡大したい場合は、 「倍率を指定する」にチェックを入 れ、25~400%から自由に倍率を 入力することも可能です。ただし、 この場合はページの左上を起点とし て拡大されますのでご注意くださ い。 B5 判(182×257mm) A3 判(297×420mm)

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2.2 指定できる最大用紙以上のサイズへの拡大印刷

富士ゼロックスの複合機 ApeosPort-ⅡC6500 を使用し、1 ページ分の PDF データを 複数の用紙に分割して、拡大印刷する方法を説明します。使用する複合機/プリンタで印刷 できる最大用紙サイズよりもさらに拡大したい場合は、この方法が有効です。 1. 拡大印刷したいページが含まれ ている PDF ファイルを開き、 印刷のアイコンをクリックしま す。 2. プリンタドライバー画面が表示 されますので、右上の「プロパ ティ」より、詳細な印刷方法を 設定します。 3. 1ページ分の PDF ファイルを 分割印刷する上で使用する用紙 サイズを選択し、[OK]ボタン をクリックします。 (例) B5 判の PDF ファイルを A2 判に拡大印刷したい場合 は、1 ページを A4 判 4 枚に分 割して印刷するため、ここでは A4(210×297mm)を指定 します。

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7 4. 次に、「製本/ポスター/混在 原稿/回転」をクリックしま す。 5. 右上のメニューから真ん中の 「ポスター」にチェックを入れ ます。 6. 「ポスターの設定」より、PDF の 1 ページをヨコ×タテ何枚ず つの用紙に分割して印刷したい のかを選択し、[OK]ボタンを クリックします。

(例)

7. 印刷された用紙ののりしろをつ なぎ合わせて、1 ページを完成 させます。 B5 判(182×257mm) A4 判(210×297mm)×4 枚

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2.3 PDF の白黒反転印刷

富士ゼロックスのプリンタ DocuPrint2000 を使用し、PDF データを白黒反転させて印 刷する方法を説明します。通常の印刷方法で作成した教科書ではまぶしいと感じる弱視生徒 がいる場合は、この方法が有効です。 1. 白黒反転印刷したいページが含 まれている PDF ファイルを開 き、印刷のアイコンをクリック します。 2. プリンタドライバー画面が表示 されますので、左下の「詳細設 定」をクリックします。 3. 詳細設定画面より、「画像とし て印刷」のボックスにチェック を入れ、[OK]ボタンをクリッ クします。 4. 次に、プリンタドライバー画面 の「プロパティ」より、詳細な 印刷方法を設定します。

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9 5. 「レイアウト」のタブの中の 「詳細設定」をクリックしま す。 6. 詳細オプションの画面が表示さ れますので、[ドキュメントの オプション]>[Post Script®の オプション]の横の をクリ ックします。 7. [PostScript のオプション]>[白 黒反転印刷]を「はい」に切り 替え、[OK]ボタンをクリック します。 8. PDF が白黒反転して印刷され ます。 ※複合機のコピー機能を使用して白黒反転版の拡大教科書を作成する場合は、「白黒反転版 拡大教科書の製作方法のご紹介」の手順をご参照下さい。

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2.4 PDF のコントラストを変更した印刷

富士ゼロックスの複合機 ApeosPort-ⅡC6500 を使用し、PDF データのコントラスト を変更して印刷する方法を説明します。 1. フォルダよりコントラストを変 更して印刷したい PDF ファイ ルを開き、印刷のアイコンをク リックします。 2. プリンタドライバー画面が表示 されますので、右上の「プロパ ティ」より、詳細な印刷方法を 設定します。 3. 次に「グラフィックス」のタブ を選択し、左下の「画質調整」 をクリックします。

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11 4. コントラストの目盛りを右にず らし、コントラストを高く設定 します。 ※初期設定は「0」です。 5. 設定が終了した後に、[OK]ボ タンをクリックすると、コント ラストが変更されて印刷されま す。 ※色の付いた文字や図が含まれてい る PDF データの場合は、コントラ ストを高くすることにより、背景色 と前景色の区別をつけることができ ます。 コントラスト 0 コントラスト+30 コントラスト 0 コントラスト+30 (白黒の場合) (カラーの場合)

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2.5 複数の PDF ファイルの同時印刷

富士ゼロックスの複合機 ApeosPort-ⅡC6500 を使用し、複数の PDF ファイルを同時 に印刷する方法を説明します。一つの教科書フォルダの中に複数の PDF ファイルが格納さ れており、まとめて全て同じ方法で印刷したい場合は、この方法が有効です。 1. デスクトップの[スタート]ボタ ンより、[設定]>[プリンタと FAX]を選択します。 2. 印刷に使用するプリンタのアイ コンを右クリックし、「印刷設 定」を選択します。 3. プリンタドライバー画面が表示 されますので、より印刷方法に 関する詳細な設定をします。 (2.1~2.4 参照)設定をした 後に[OK]ボタンをクリックす ると、印刷方法の設定が完了し ます。 ※ここで設定した印刷方法はデ フォルトとして登録されますの で、ご注意ください。

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13 4. PDF フォルダを開き、Ctrl キ ーを押しながらまとめて印刷し たい PDF ファイルを全てクリ ックします。 ※フォルダ内にある全てのファ イルを一括で選択したい場合 は、Ctrl+A を押すと、全て選択 されます。 5. 複数ファイルを選択した状態の まま右クリックし、「印刷」を 選択すると、印刷が開始されま す。

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3 テキストデータの活用

3.1 テキストフォント・スタイル・サイズの変更

テキストのフォント・スタイル・サイズを変更する方法を説明します。変更した上で、テ キストファイルを拡大印刷、白黒反転印刷、複数ファイルの同時印刷をする場合の手順は、 2.1~2.5 をご参照ください。テキストファイルを開き、メニューバーの[ファイル]>[印刷] より、PDF ファイルと同様の操作を行います。 1. フォント・スタイル・サイズを 変更したいテキストファイルを 開きます。 2. 「書式」メニューより、「フォ ント」を選択します。 3. フォントの「フォント名(種 類)」、「スタイル」、「サイ ズ」を変更します。 ※拡大教科書は 28pt 以上で作 成することが推奨されていま す。 4. [OK]ボタンをクリックする と、変更が反映されます。 ※テキストファイル上から行間の変更はできません。行間を変更したい場合は、テキストを コピーし、Microsoft Word に貼り付けた上で変更を加えてください。

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3.2 テキストの抽出

テキストの抽出には Adobe Reader を使用します。テキスト抽出方法には以下の 2 パタ ーンがあります。 パターン 1:抽出したいテキストを直接選択する方法 (抽出したい箇所が部分的で、ページレイアウトを見ながら直接テキストを取 り出したい場合に有効) パターン 2:PDF ファイル内の全テキストを一括抽出する方法 (本文をとりあえずすべてテキスト化してからテキストを編集していきたい場 合に有効) これら二つのパターンについて、具体的な抽出方法を説明していきます。

3.2.1 パターン 1:テキストを直接選択する方法

Adobe Reader を用いてテキストを直接選択して抽出する手順を説明します。 1. PDF ファイルを開き、テキス トを取り出したいページを表示 させます。 2. メニューバーの「ツール」よ り、[選択とズーム]>[選択ツー ル]を選択します。 3. カーソルの形が矢印から縦棒に 変化しますので、その状態でテ キストを抽出したい文の最初で 左クリックします。そのまま文 末までカーソルを動かし、文が 選択されていることを確認して 左ボタンを離します。選択され たテキストは青色で網かけされ ます。

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16 4. 青色に網かけされている部分に カーソルを合わせ、右クリック すると、メニューが表示されま すので、「コピー」を選択しま す。 5. テキストを貼り付ける先のアプリケーション(メモ帳など)を開きます。Word や一太郎®に 直接貼り付ける場合は Word や一太郎を開きます。 6. 開いたアプリケーションにコピ ーしたテキストを貼り付けま す。メモ帳の場合は[編集]>[貼 り付け]で貼り付けることがで きます。 ※テキストによっては一部文字 が化けてしまったり、ルビが編 集の邪魔になったりすることが あります。

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3.2.2 パターン 2:全テキストを一括抽出する方法

Adobe Reader を用いてテキストをまとめて抽出する手順を説明します。 1. フォルダからテキストを取り 出したい PDF ファイルを開 きます。[ファイル]>[テキス トとして保存]を選択します。 「名前を付けて保存」ウィン ドウで、テキストファイルの 保存先を指定して[保存]ボタ ンをクリックします。 2. 保存したテキストファイルを 開きます。ファイルには、 PDF に含まれるテキストデー タがページ順に羅列されてい ます。 3. テキストの内容はレイアウト の順と前後したり、文字化け したりすることがありますの で、実際の教科書を確認しな がら、図のようにテキストを 正しく修正してください。

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4 画像データの活用(基礎編)

4.1 画像の抽出

画像の抽出には Adobe Reader を使用します。画像の抽出方法には以下の2パターンが あります。 パターン 1:抽出したい画像を直接選択して保存する方法 (抽出したい画像が PDF データ内で選択できる場合に有効) パターン 2:抽出したい画像をスナップショットツールで選択して保存する方法 (パターン 1 では選択できない画像や、分離してしまう画像に対し、まとめ て一つの画像として抽出したい場合に有効) これら二つのパターンについて、具体的な抽出方法を説明していきます。

4.1.1 パターン 1:抽出したい画像を直接選択して保存する方法

1. PDF ファイルを開き、画像デ ータを取り出したいページま で移動します。 2. メニューバーの「ツール」よ り、[選択とズーム]>[選択ツー ル]を選択すると、カーソルの 形が矢印から縦棒に変化しま す。 3. さらに選択したい画像の上に カーソルを合わせるとカーソ ルの形が「+」に変わりま す。その状態で左クリックす ると、図のように画像が選択 され、青色で網かけされま す。

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19 4. 青色で網かけされた部分にカ ーソルを合わせ、右クリック すると、 のアイ コンが表示されますので、こ れをクリックします。 5. 画像を編集するアプリケーションを開きます。直接 Word や一太郎に貼り付けることもでき ます。今回は Windows operating system にあらかじめ用意されている画像編集ソフトで ある「ペイント」を使用します。 6. ペイントを開き、メニューバ ーの[編集]>[貼り付け]を選択 します。 7. 図のように、PDF ファイルか ら抜き出した画像が貼り付け られます。 8. メニューバーの[ファイル]>[名 前を付けて保存]を選択しま す。

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20 9. 名前を付けて保存ウィンドウ が開きます。図のように、フ ァイル名を指定し、ファイル の種類を選択します。後で画 像を編集する場合は「24 ビ ット ビットマップ」を指定す ると、画像の劣化が防げま す。この画像をそのまま印刷 原稿に使用する場合は、 「JPEG」か「PNG」を指定 すると、画像のサイズが軽く なります。 指定をしたら[保存]ボタンを クリックします。 10. 保存した画像を確認します。

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4.1.2 パターン 2:スナップショットツールで選択して保存する方法

1. パターン 1 と同じように、画像を取り出したい PDF ファイルを開きます。画像データを取 り出したいページまで移動します。 2. メニューバーの[編集]>[環境設定] を選択します。 3. 環境設定ウィンドウが開きます。 (ア) 分類から「一般」を選択しま す。 (イ) 「基本ツール」項目の「スナ ップショットに固定解像度を 使用」にチェックを入れま す。 (ウ) 解像度の欄に「350」と記入 します。 (エ) [OK]ボタンをクリックしま す。 ※「解像度」は画像の密度を示す 数値です。印刷に適したレベルと して 350 以上を設定することを 推奨します。 (ア) (イ) (ウ) (エ)

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22 4. メニューバーの[編集]より、[ス ナップショット]を選択すると、カ ーソルの形が矢印から「十」に変 化します。 5. 切り取りたい画像を図のように囲 って選択します。抽出したい画像 の左上で左クリックし、そのまま 右下までカーソルを動かし、四角 で取り出したい部分が選択されて いることを確認して左ボタンを離 します。 6. 4.1.1 の手順5~9と同じようにペイントを用いて画像を保存します。 左クリック 離す

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5 Adobe Photoshop Elements を利用した画像データの活用

(応用編)

本章では、高機能な画像の編集機能を持つ Adobe Photoshop Elements を用いた画像の抽 出、編集方法について説明します。本章の内容は、実際に Adobe Photoshop Elements を用 いてある程度作業を行っているユーザーを対象にしていますので、説明に専門的な項目を含 みます。

5.1 画像の抽出

Adobe Photoshop Elements を用いた画像の抽出方法には以下の 2 パターンがあります。 パターン 1:一覧から取り出したい画像を選択して保存する方法 (抽出したい画像が PDF 内で選択できる場合に有効) パターン 2:取り出したい画像を切り抜いて保存する方法 (パターン 1 では選択できない画像や、分離してしまう画像に対し、まとめ て一つの画像として抽出したい場合に有効) これら 2 つのパターンについて、具体的な抽出方法を説明していきます。

5.1.1 パターン 1:一覧から取り出したい画像を選択して保存する方法

1. まず、Adobe Photoshop Elements の編集画面 を立ち上げます。

2. ツールバーの[ファイル]>[開く]から、抽出する PDF ファイルを選択し[開く]ボタンをクリック します。

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24 3. PDF の読み込みウィンドウが開きます。最初の 状態ではページの一覧が表示されます。左上の ラジオボタンで[画像]を選択します。 4. 図のようにページ内の抽出可能な画像が一覧に 出てきますので、この中で該当ページに含まれ る画像を選択します。 ※[Shift]キーを押しながら、最初の画像と最後 の画像をクリックすると、間の画像がすべて選 択されます。ただし、大量に選択すると PC に 負荷がかかります。 ※この例では画像がひどく分かれてしまってい るため、取り出したい画像を探して選択しま す。 5. [OK]ボタンをクリックすると、画像の抽出が始 まります。選択した画像が表示されます。 ※画像によっては背景が残っていたり、切り抜 かれていなかったり、反転しているものがあり ます。これらの画像の編集方法については 「5.2 画像の編集」をご参照ください。 ※画像を一端 JPEG 形式や PNG 形式に保存し てから編集すると、画像が劣化する場合があり ます。

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6. 画像を編集せず、そのまま保存する場合は、[フ ァイル] >[複数ファイルをバッチ処理]を選択し ます。

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26 7. [複数ファイルをバッチ処理]ウィンドウが開きます。 (ア) 処理するファイルの読み込み元で「開いたファイル」を選択します。 (イ) 保存先の[参照…]ボタンで、画像の保存先を指定します。 (ウ) ファイルの名前の[ファイル名の変更]にチェックを入れます。任意のファイル命名規則をここ で指定します。例で表示されるファイル名を確認して、希望の規則になっているか確認して 下さい。 ※拡張子は例示されているだけで、実際には(オ)で指定した拡張子で保存されます。 (エ) [画像のサイズ変更]のチェックは入れません。設定するとそのサイズに画像がサイズ変更され ます。 (オ) [変換するファイルタイプ]にチェックを入れ、拡張子のタイプを選択します。 8. 以上の設定が済んだら[OK]ボタンをクリックします。

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27 9. バッチ処理が終わると、画像はすべ て閉じられ、ウィンドウ上からなく なります。画像の保存先に指定した フォルダを開きます。 抽出した画像が保存されていること がわかります。

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5.1.2 パターン 2:取り出したい画像を切り抜いて保存する方法

1. 「5.1.1 パターン 1:一覧から取り出した い画像を選択して保存する方法」の手順 3 まで進みます。今回はこのままページを読 み込みます。ページ一覧から画像を切り抜 きたいページを指定します。画像サイズ欄 の解像度は「350」に指定し、OK ボタン をクリックします。 2. PDF イメージが開きます。 ※背景が白紙のページだった場合、背景が 千鳥格子のパターンになることがありま す。これは、背景情報が透過処理されてい る状態を表していますので、実際には千鳥 格子部分は透明です。 3. 左のツールバーから アイコンを選び ます。抽出したい画像の左上で左クリック し、そのまま右下までカーソルを動かし、 四角で取り出したい部分が選択されている ことを確認して左ボタンを離します。

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29 4. メニューバーの[編集]>[コピー]をクリック します。 5. 次に、メニューバーの[ファイル]>[新規]> [クリップボードからの画像]を選択しま す。 6. 先ほど選択した画像が新規画像として切り 出されます。背景に残っているほかの素材 を取り除きたい場合は「5.2.4④背景消去 処理」を実施して背景を取り除きます。こ こでは、そのまま保存します。 7. メニューバーの[ファイル]>[保存]をクリッ クします。 (次ページに続きます)

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30 8. 保存ウィンドウが開きます。 (ア) 保存する場所欄で、画像の保存先を指定します。 (イ) ファイル名欄で、この画像のファイル名を指定します。 (ウ) ファイル形式で、このファイルの保存形式を指定します。透過部分を残したい場合は PNG 形 式、透過が必要ない場合は JPEG 形式を指定するとよいでしょう。 (エ) 保存オプションの整理:[Elements Organizer に含める]にチェックが入っている場合はチェッ クを外します。 (オ) 保存オプションの保存:[複製を保存]にチェックが入っている場合はチェックを外します。 9. これらの設定が完了したら保存ボタンをクリックします。 10. 画像の保存先に指定したフ ォルダを開きます。抽出し た画像が保存されているこ とがわかります。 11. 手順 4~9 までの処理を、ページ内の切り出したい画像について順に実施していきます。

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5.2 画像の編集

Adobe Photoshop Elements を用いて画像を編集します。画像の編集方法は、画像の状態 によって使い分けます。画像の状態ごとの判断ロジックを以下に示します。図の青色の部分 はすでに実施した「画像の抽出」に関する処理です。図の黄色の部分が今回説明する「画像 の編集」に関する処理になります。 教科書に含まれる すべての画像 画像の切り抜きが 必要か? 画像データの完成 単一画像 ④背景選択して背景を消去 ⑤画像を選択して切り抜き 再現丌可 (背景を手で消去) 必要 円形、矩形 境界線に沿って切り抜き 切り抜き形式 丌要 最前面 PDFから結 合画像を抽出 分割している PDFから素材とな る画像を抽出 抽出丌可能 画像の重なり 再現丌可 背面 抽出可能 画像の状態 文字削除が 必要か? 丌要 必要 ②文字部分を選択し、文 字付近の色で塗りつぶし 画像の抽出 ③円形、矩形切り抜き 境界線選択 丌可能 可能 ①結合処理 ページをまたぐ またぐ またがない 図表 1 画像編集の判断ロジック それぞれの画像の編集方法について、番号順に説明していきます。

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5.2.1 ①結合処理

左のサンプルを用いて画像の結合処理方法を説 明します。 サンプルの写真は表示上一つの図ですが、選択 してみると図のように二つに分かれています。 これを結合します。 まず、PDF の中から、結合したい画像を全て 抽出し、Photoshop Elements 上に並べます。 個別の抽出方法については「5.1 画像の抽出」 をご参照ください。 1. どちらかの画像を選択し、メニューバーの [イメージ]>[サイズ変更]>[カンバスサイズ] を選択します。

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33 2. カンバスサイズウィンドウが開きます。ここでは、選択した画像に余白を追加することがで きます。選択した画像の余白がもう一つの画像を 貼り付けるのに十分なサイズになるよう、画像の サイズを変更します。 (ア) 幅、高さの設定をします。もう一つの画像が選択 した画像の左右に付属するものなら幅を増やしま す。上下に付属するものなら高さを増やします。 (イ) 基準位置は、余白がどちら向きに増えるかを設定 できます。例の場合、余白は左にのみ増やしたい ので、右側の□を選択し、矢印が左向きに伸びる よう設定します。 (ウ) カンバス拡張カラーは余白の色を指定できます。 3. 設定が完了したら[OK]ボタンをクリックします。 4. 図のように、余白が左にだけ伸びました。 この余白にもう一方の画像を貼り付けま す。 5. もう一つの画像を選択し、メニューバーの [選択範囲]>[すべてを選択]を選択します。 すると、画像のまわりに点線の四角が表示 されます。

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34 6. 続いて[編集]>[コピー]を選択します。 7. 次に、先ほど余白を伸ばした方の画像を選 択し、メニューバーの[編集]>[貼り付け]を 選択します。すると図のように、画像の上 にもう一つの画像が貼り付けられます。右 下のレイヤー表示に注目して下さい。新し いレイヤーが追加されています。このよう に、もう一つの画像は別のレイヤーとして 追加されているので、実際に貼りついてし まったわけではなく、上に乗っている状態 です。 ※レイヤーというのは透明なフィルムのよ うなものだと考えてください。 8. ツールバーから を選択してくださ い。上に乗った画像が点線で区切って表 示されます。この点線の内側を左クリッ クし、指を離さずそのまま左に動かしま す。すると、上に乗った画像だけが図の ように左に移動します。 9. ここで、ナビゲーターを使って画像を拡大し、切れ目が正しくつながっているか確認しま す。ナビゲーターが画面にない場合は[ウィンドウ]>[ナビゲーター]で表示させます。

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35 10. ナビゲーターの+ボタンをクリックし、 画像の切れ目が十分見える大きさまで画 像を拡大します。この状態でずれが分か る場合は、さらに画像を移動させます。 先ほどのマウスを用いた方法では細かい 調整ができないので、微調整したい場合 にはキーボードの上下左右のキーを使っ て動かすことができます。 切れ目のない画像になれば完成です。 11. レイヤーウィンドウの「レイヤー1」を 右クリックし、「画像を統合」を選択し ます。すると、上に乗っていた画像が下 の画像と貼りつき、一つの画像になりま す。左の白い部分が気になる場合はこの 状態から切り抜き処理を実施します。切 り抜き処理については「5.2.3③円形、矩 形切り抜き」をご参照ください。 12. 以上の操作で切れ目の分からない結合画像ができます。画像の保存については「5.1.2 パタ ーン 2:取り出したい画像を切り抜いて保存する方法」の手順 7~9 をご参照ください。

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5.2.2 ②文字削除処理

左のサンプルデータを用いて Adobe Photoshop Elements を用いた文字削除方法を 説明します。 1. まず、「4.1.2 パターン 2:スナップシ ョットツールで選択して保存する方法」 の手順 1~5 を実施し、編集対象の画像 を抽出します。 2. ツールバーの アイコンをクリックします。カーソルを画像の上に置くと、カーソルの形 がスポイト型になります。 3. 文字を塗りつぶしたい色の塗ってある付 近で左クリックします。すると図のよう に、ツールバーにあるパレットの色が変 化します。文字をこの色で塗ります。 4. ツールバーの多角形選択ツールを選択し ます。このツールは、四角形ではうまく 選択できない複雑な部分を選択するのに 便利なツールです。このツールを選択す ると、アイコンが曲がった針金のような 形になります。

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37 5. 多角形の頂点ごとに左クリックを繰り返し、最後に 最初にクリックしたところに戻ると、アイコンの端 に○が表示されるので、そのタイミングでクリック して選択範囲の線をつなげます。うまくいかない場 合は[Ctrl]キーを押しながら最初にクリックしたとこ ろ付近で左クリックすると自動でつないでくれるの で便利です。 6. メニューバーの[編集]>[選択範囲の塗りつぶし]を選 択します。 7. 内容欄の使用:が「描画色」になっていることを確 認し、[OK]ボタンをクリックします。 8. 図のように、選択範囲が先ほどスポイトで取り出し た背景の色で塗りつぶされます。 9. 手順 5~8 を文字のある部分について繰り返しま す。同じ背景色はまとめて選択して塗ることもでき ます。複数範囲を選択したい場合は、ツールバーの 上にある から を選択してから範 囲選択を開始します。

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38 10. 文字のない画像が完成します。画像の保存について は「5.1.2 パターン 2:取り出したい画像を切り 抜いて保存する方法」の手順 7~9 をご参照くださ い。

5.2.3 ③円形、矩形切り抜き

左のサンプルデータを用いて、Adobe Photoshop Elements を用いた画像の切り抜き方法を説明します。 1. まず、「5.1.1 パターン 1:一覧から取り出した い画像を選択して保存する方法」の手順 1~5 を 実施し、編集対象の画像を抽出します。今回はこ の画像を円形に切り抜きます。 2. ツールバーから アイコンをクリックし続け ると、横にサブメニューが表示されます。そのま まカーソルを横に動かして「楕円形選択ツール」 を選択します。

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39 3. 図のように、左上にカーソルを合わせて左クリッ クし、そのまま右下までドラッグしてマウスを放 します。点線の円が表示されるので、教科書の見 た目とあっているか確認してください。 ※描きたい円が入る四角形の頂点から頂点にカー ソルを動かすイメージでやると思い通りの円が書 けます。マウスを動かす時に Shift キーを押したま まにすると、正円が書けます。 4. 画像の抽出~保存までは「5.1.2 パターン 2:取り出したい画像を切り抜いて保存する方 法」の手順 5~8 と同じ方法を実施します。 5. 抽出後画像を確認します。写真が円形に切り抜か れているのがわかります。四角で切り抜きたい場 合は手順 2 で「長方形選択ツール」を選択し、同 様に処理します。

5.2.4 ④背景消去処理

左のサンプルデータを用いて、Adobe Photoshop Elements を用いた画像の切り抜き方法を説明します。 1. まず、「5.1.2 パターン 2:取り出したい画像を切 り抜いて保存する方法」の手順 1~5 を実施し、編集 対象の画像を抽出します。 2. ツールバーから アイコンをクリックします。こ のツールは「自動選択ツール」といいます。クリック すると周辺の同じ色の範囲を自動で選択するツールで す。背景色が似たような色で構成されている場合には これを用いて背景を選択、消去できます。

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40 3. 背景の白い部分をクリックします。図のように、近似 色の範囲が点線で選択されます。右上と左下の部分は 色が異なるために選択されませんでした。 4. [Delete ]キーをタイプします。右上と左下の部分は選 択されていないので残ったままになります。 5. 多角形選択ツールを用い、右上、右下の丌要な部分も 選択、削除していきます。多角形選択ツールの使い方 は「5.2.2②文字削除処理」を参照して下さい。 6. 背景のない画像が完成します。画像の保存については 画像の保存については「5.1.2 パターン 2:取り出 したい画像を切り抜いて保存する方法」の手順 7~9 をご参照ください。 ※この方法については、実施できる画像とできない画 像があります。「5.2.2②文字削除処理」で利用した 「多角形選択ツール」と「自動選択ツール」を組み合 わせることである程度は背景をきれいに消すことがで きます。色々な方法を試してみてください。

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5.2.5 ⑤切り抜き処理

左のサンプルデータを用いて、Adobe Photoshop Elements を用いた画像の切り抜き方法を説明しま す。 このサンプルのテキストボックスは PDF 上で選択で きません。しかし、背景にグラデーションが含まれ ているため背景の消去もできません。このような場 合、枠線の切れ目をうまく利用して画像を切り出せ ることがあります。 1. まず、「5.1.2 パターン 2:取り出したい画像 を切り抜いて保存する方法」の手順 1~5 を実施 し、編集対象の画像を抽出します。 2. まず「5.2.2②文字削除処理」を参考に、文字を 削除します。先に実施しておくと、後で切り抜 きやすくなります。 3. ツールバーから アイコンをクリックしま す。ツールバー上部の から を 選択します。 4. 赤で示された辺りを左クリックしていきます。 点線が同じ色の範囲を含んで広がっていきま す。 5. 全て選択できました。画像の抽出~保存までは 「5.1.2 パターン 2:取り出したい画像を切り 抜いて保存する方法」の手順 5~8 と同じ方法を 実施します。 この方法については、実施できる画像とできない画像があります。サンプルのように画像の色が くっきり分かれていて、かつ内部の構造が単純な場合はこの方法が使えますが、うまく選択しき れない場合、画像が一部欠損した状態で切り抜かれたりしますので注意して下さい。

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 Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。

 Windows は米国 Microsoft Corporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標 または商標です。

 Adobe、Adobe ロゴ、Photoshop、Postscript、Postscript ロゴは、Adobe Systems Incorporated の商標です。

 一太郎は、株式会社ジャストシステムの登録商標(商標)です

参照

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