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パラリンピックへの道のり

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Academic year: 2021

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(1)

パラリンピックへの道のり

一般社団法人

(2)

パラリンピック(Paralympic Games)は、国際パラリ

ンピック委員会(略称:IPC)が主催する障がい者

(肢体、視覚、知的)を対象とした競技大会の中で

世界最高峰の障がい者スポーツ大会です。

現在夏季大会が22競技、冬季大会が6競技開催さ

れています。

パラリンピックとは

(3)

現代ではパラリンピック競技のほとんどが身体障

がい者を対象としていますが、卓球は数少ない知

的障がいのクラスが開催されているスポーツです。

2016年開催のリオパラリンピックには日本代表と

して、当連盟所属の男女それぞれ1名の選手が出

場し、活躍しました。

パラリンピックにおける卓球

(伊藤 槙紀選手) (竹守 彪選手)

(4)

パラリンピックに出るためには

知的障がいの日本人選手が卓球でパラリンピックに出場する ためには以下の要件を満たす必要があります。 ・パラリンピック開催年の2年前に行われる世界選手権の優勝者 (1枠・推薦) ・パラリンピック開催年の1年前に行われる各大陸大会優勝者 (5大陸5枠・推薦) ・当該パラリンピックの残り出場枠の中で、一つを残す形で世界 ランキングの上位者 (大会により枠数変動・当該大会開催年の1月1日付のランキン グを起用) ・ワイルドカード枠 (残りの最終1枠)

(5)

ちなみに2016年開催のリオパラリンピックでは出場枠

数が

〈男子12名・女子8名〉でした。

男子を例として挙げると

・各大会優勝推薦 1名+5名

・世界ランキング上位者 5名

・ワイルドカード枠 1名

がパラリンピックに出場することができます。

この要件を満たすためには、いくつかのステップ

をクリアする必要があります。次のページより順を

追って説明していきましょう。

(6)

パラリンピック出場までの概略

・INASに登録申請(書類) ・審査合格後資格認定 ・日本知的障がい者卓球連盟主催の国内 大会に参加し、上位ランクを勝ち取る。 ・強化指定選手に選出される 日本卓球協会及び日本知的障がい者卓球連盟に選手登録 ①世界選手権で優勝 ②大陸大会で優勝 ③ITTF主催の国際大会に出場し、「クレジットポイント」と「ランキングポイント」を 既定の数値以上獲得 ④ワイルドカード枠での選出

パラリンピックに出場!!

(7)

卓球連盟に選手登録をして大会に参加!!

まず最初のステップとして、卓球連盟に選手としての登録をし、知 的障がい卓球選手であるという意思表示をしなければなりません。 この登録手順は下記のような形となります。 日本卓球協会への登録 ・日本卓球協会指定の登録用紙に 必要事項を記入し、所属する各 都道府県の卓球協会に提出。 ※詳細は日本卓球協会へ 日本知的障がい者 卓球連盟への登録 ・当連盟指定の登録用紙に記入し、 郵送もしくはFAXで送付 (療育手帳及び日本卓球協会の 登録用紙などの証明が必要) ・登録料を納入 21歳以下¥1,000‐ 21歳以上¥2

(8)

,000-INAS-FIDに登録

知的障がいの世界大会に出場するためには

INAS-FID(世界知的障がい者スポーツ連

盟)の資格審査(書類)を通過する必要が

あります。この審査には半年ほどの期間を

有するため、世界大会に希望される方は、

当連盟の登録と同時にこのINAS-FIDの登録

を行う必要があります。

原則としてこのINAS-FIDの登録を満18歳ま

でに行う必要があります。

必要書類等に関しては連盟にご連絡いただ

ければご対応いたします。

(9)

連盟主催の大会に出場!

日本知的障がい者卓球連盟は、1年間を通じて

3つの大きな大会を開催しています。

この大会に出場し、良い成績を収めることに

よって連盟の強化指定選手に選ばれることができ

ます。

強化指定選手は国際大会への派遣や、連盟主催

の合宿に参加する資格を得ることができます。

つまりパラリンピックに出場する技術的ハード

ルの第一歩がこの3大会でよい成績を収めること

です。

次のページから各大会について説明いたします。

(10)

FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会

一年間を通じて一番初めに開催されるのが「FIDジャパン・ チャンピオンシップ卓球大会」です。この大会は当連盟で最も 歴史のある大会であり、参加人数も最大であります。 この大会の入賞者はナショナルチーム選出におけるポイント を獲得することができ、優勝者は無条件でアジア選手権の日 本代表権を獲得することができます。 開催時期:5月末~6月半ば頃 参加人数:約150名程度 優勝者 :アジア大会の出場権獲得

(11)

FID ジャパン・年代別オープン卓球大会

9月ごろをめどに開催される二つ目の大会が「FID ジャパン・年代別オープン卓球大会」です。この大会はごく 最近名称が変わり、参加枠も年代別に分かれて行われるよう になりました。 年代別ということもあり、比較的近い年齢の方との試合が 多くなります。当連盟の大会に参加したことがないという方 は、この大会から参加してみるのも良いかもしれません。 この大会はオープン大会なので参加のためには当連盟への 登録のみ必要となりますので、日本卓球協会への登録は必須 ではありません。 開催時期:9月後半~10月前半頃 参加人数:約100名

(12)

年度の最後に行われるのがこのジャパン・チャンピオンリーグ卓球大 会です。例年12月~1月に行われ、当連盟の主催する大会の中で一番 レベルの高い大会となります。 この大会に出場するにはチャンピオンシップ大会の上位者(男子12 名・女子8名)に入る必要があります。この大会を通じて次年度の当連 盟強化選手の優先順位を決定いたします。 ただ、この大会はオープン参加も行っており、上記のリーグとは別に なりますが、参加が可能です。 開催期間:12月~1月 参加人数:約20名 入賞者 :リーグのランキングで 次年度の強化選手の優劣決定

(13)

FID強化指定選手

ここまで上記で説明してきた方法で、当連盟主催の

三大会で好成績を収めると、協会の強化指定選手に選

出をされます。この強化指定選手に選ばれると、連盟

主催の強化合宿や国際大会派遣選手に選ばれる可能性

が高くなります。詳しい選手選考基準はホームページ

記載の強化選手選考基準をご確認ください。

・強化指定選手:男子12名・女子8名

・強化合宿:年間約3回開催

・国際大会派遣:年間8~10大会派遣

(男女各2~6名)

(14)

国際大会に出場

上記の方法で連盟強化指定選手に選ばれると、

その順位に基づいて国際大会に出場することが

できます。国際大会には出場ポイントとランキ

ングポイントというものがあり、この双方を蓄

えることによって世界選手権やパラリンピック

への出場資格の基準となります。

詳しい説明は次ページ以降で行いますが、基

本的に世界選手権とパラリンピックに出場する

ためには国際大会に年間最低でも3~4大会出

場し、好成績を収める必要があります。

(15)

ITTFの資格審査を受ける

知的障がいの国際大会に出場するためには、前述であった INAS-FID審査を通過したのちにこのITTFの資格審査で合格す る必要があります。この審査は実技審査(卓球の技術)と知 能検査(コンピューターを使用)に分かれており、これに合格 しなければ、知的障がいの国際大会に出場することができま せん。 この審査で再検査が必要だとされた選手(ボーダー選手)は 満18歳を超えたのちに再検査を行う必要があります。この再 検査でも知的障がいの認定を得られなかった場合には、以後 の試合に出場することはできません。(再検査の内容は1回目 の検査内容とは異なります) この審査は当連盟の強化選手に選ばれた後、原則として1回 目の審査対象大会で申し込みを行います。(対象大会は年2 回)

(16)

出場ポイント(クレジットポイント)の獲得

前述で述べた二つのポイントのうち、出場ポイ

ントについて説明いたします。

このポイントは各国際大会ごとに得られるポイ

ント(20~50)が定められており、世界選手権と

パラリンピックに出場するためには一定期間内に

最低130ポイント貯める必要があります(パラリン

ピックは210ポイント)。

このポイントは日本選手の場合アジア以外の地

域の大会に出場した場合20ポイント加算されます。

この計算で行くとパラリンピックに出場するた

めには最低でも4大会に出場する必要があります。

(17)

ランキングポイント獲得

次に二つ目のランキングポイントについて説明いたしま す。 このランキングポイントというのはいわゆる世界ラン キングにかかわるポイントとなります。このポイントを ゼロから取得するためには国際大会で2名に勝利し、その 倒した2名のポイントを足して÷2したものがその選手の スタートランキングポイントとして与えられます。 その後のポイント変動に関しては国際大会で勝利すれ ば加算され、負ければひかれていきます。さらには自身 よりポイントが高い選手に勝てば大幅に加算されますが、 低い選手に勝利しても加算率は低くなっています。 ※計算方法は下記にて http://www.ipttc.org/rating/calculator.htm 尚このポイントは勝敗での変動以外に1位から3位まで に入賞するとボーナスポイントが加算されます。

(18)

パラリンピックに出るために

当該大会の前年度に行われる各大陸大会の優勝者

はパラリンピックと世界選手権への出場権を獲得

できます。(5大陸5名)

また当該パラリンピックの2年前に開催される世

界選手権の優勝者もパラリンピックへの出場権を

得ます。(1名のみ)

残りの枠は基本前述で述べた世界ランキングの

上位者から選ばれます。ただし、この選手がクレ

ジットポイントクレジットポイント(210)を満た

していなければ出場できません。

尚、双方の大会出場の最後の1枠はワイルドカー

ド制度により選出されます。

(19)

このワイルドカード制度は世界選手権及びパ

ラリンピックの最後の人枠を決める選出制度で

す。

基本的には各国からそれぞれの国の卓球協会

を通じてITTFに申請を行います。

この申請を行った後、ITTFで審査がされ、

様々な状況を考慮したのちに世界各国で1名の

みが世界選手権もしくはパラリンピックへの出

場枠を獲得することができます。

ワイルドカード制度

(20)

パラリンピック出場

上記の方法の何れかでパラリンピックに出場するこ

とができます。ただしパラリンピックに出場できるの

は同一国で男女各3名までという制限があります。

現在のパラリンピックに出場できる選手は男子12名

と女子8名となっております。2020年の東京大会は組

織委員会とITTF Paraの二つの組織の話し合いによっ

て決定するため、現段階では未確定となっております。

ちなみに東京パラリンピックの出場選手が確定する

のは2020年の1月1日の予定です。(ワイルドカード枠

の1枠はその後各国の申告と審査によって決定となり

ます。)

(21)

つまりパラリンピックへの出場権を手に入れ

れば、入賞するチャンスは十分にあります!

現在日本知的障がい者卓球連盟では、男女各

3名のパラリンピック出場、2020東京パラリン

ピックでのメダリストの排出を目標に、強化事

業に取り組んでいます。

(22)

卓球に興味がある皆さんへ!!

卓球は幅広い年齢層の方にチャンスがあるうえに、体格 差による有利不利が出にくいスポーツです。なおかつ室内 競技の上に、接触が少ないので非常に安全でもあります。 少しでもスポーツをやりたいと思う方!ぜひ卓球を始め てみませんか?現在知的障がい卓球の世界はパラリンピッ クを狙うチャンスが十分にあります。少しの興味からパラ リンピアンを目指しましょう! 我々日本知的障がい者卓球連盟は皆さんの少しの興味と パラリンピックに出たいという気持ちを全力でサポート、 バックアップをしていきたいと考えております。連盟への 登録や試合への出場、会員や協賛としての支援など、少し でもご興味がある方は、ぜひとも連盟にお問い合わせくだ さい!!

(23)

おわりに

最後まで閲覧いただき誠にありがとうございました。 今後とも当連盟の活動に対しましてご理解、ご協力賜れ ればと思います。また、本ページに乗っている情報に関 しては平成29年度7月現在のものであり、場合によっ ては内容などに変更、修正がされている場合がございま す。詳細のお問い合わせや登録、入会等に関しては下記 の連絡先にご一報いただければと思います。 一般社団法人 日本知的障がい者卓球連盟 TEL:045-624-2642 FAX:045-624-2643 E-mail:[email protected] パラリンピックへの道のり 制作担当者:長田拓也

参照

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