【論 文】 日本 建 築 学 会 構 造 系 論 文 報 告集 第450号
・
1993年8月 Joumal of Struct.
Con5tr,
Engng,
AIJ,
NG.
450,
Aug.
,
1993飽
和
型
ア ク テ
ィ
ブ
制御
力下
の
弾
塑
性構
造
物
の
ラ
ン
ダ
ム
地 震 応
答 解析
SEISMIC
RANDOM
RESPONSE
ANALYSIS
OF
ELASTO
−
PLASTIC
SYSTEMS
UNDER
ACTIVE
SATURATION
CONTROL
FORCE
凾
浅 野幸
一
郎
*,中 川 肇
* *Koichiro
ASAN
/O
andHa
)
’
ime
NAKA
GAWA
This paper develops an analytical approach to the estima 重ion of seismic random respQnse of elasto
−
plastic systems under active satuTation controlforce
.
The seismic excitation is idealized asstationary nQn
・
white random process,
the active controiforce
as a velocityfeedback
type one with saturation characteristics and the structural model as a s.
d.
o.
f.
system withbilinear
hysteretic characteristics.
The
hysteretic
and saturation characteristics are replaced withlinear
ones usingan equivalent linearization technique
.
Some numerica 【 calculations are carried out,
and the re−
sults are presented concerning the effect of しhe
satufation of controlforce
and the nonlinearity ofsystems on seismic response quantities
.
KeywordS
:elasto・
Plastic systems,
saturation control,
non・
ωhite
randomProceSS
,
welocityfeedb
αck,
eeuivatent lineariuation 弾塑性構 造 物
,
飽 和 型 制 御,
ノ ンホ ワイ トランダム過 程,
速 度 応 答フ ィー
ドバ ック,
等 価 線 形 化1.
序.
構 造物の地 震時の よ り高い 安全性 確 保に期 待がこめ ら れ て, ア ク ティブ制震 に注目 が注が れ てい る。
地 震レベ ル が比 較 的 小さい 領 域 を対 象と し,
アメ ニ ティ の向 上 を 目指した制 震 構 造が実 施に移され てい る1 )。
しか し, それ らの制 震シ ステム のう ち,
構 造 特 性 調 整 型の可 変 剛 性シス テム2 )を除き,
加 力 型の そ れ ら はt 制 震 構 造のね らいと して いる強 震などの高レペルの地 震入 力を受け る場合に は,
全く その機能を停止するよ う設 計 さ れ てい る。
加 力 型制震シス テム の作 動 性一
エ ネル ギー
一
ま たは ス トロー
クー
に 関す る制 約の た めに , その よ う に設計さ れ ている。
つ ま り,
最も制御を 必要と す る振 幅 レベ ル で , 構造 物の“
安全性 確保の た め に”
制震システ ム は停 止し,
構造物は危険性の高い領 域の弾塑 性 領 域の 振 動に任さ れ る わ けであ る。 制 震 構 造の ね らい に照 ら し て, いか に も 矛盾に満ち てい る。
作 動 性に 関 す る制 約を 認 識し た うえ で,
制 震シス テムを停 止させ る以 外の方 法 は考え られ な い もの か。
本 論の ね ら い は, 解 析 的に こ の 点につ い て検 討する ことに あるe 本 論で は,
このねら い に沿っ て,
速 度 応 答の フ ィ「
一
ドバ ッ ク型の制 御 力に制 約 がある場 合,
つ まり飽 和 型 制 御 力 下の構 造 物の地 震 応 答 特 性につ い て検 討 を 加え る。
これは,
筆 者ら が 既に,
工nstantaneousOptimal
Control
の考え方に基づ い て地 震入力を受ける構 造 物の最 適 制 御 力の陽な表 現 を求め,
そ れ が,
速 度 応 答の フ ィー
ドバ ッ ク で近 似で き るとい う 事 実3 ]に以 拠して いる。 本 論で は,
上記の問 題 検 討の た めに主と して,
確率 統 計的手法によ り 飽和型制 御 カー
ドの 構 造 物の地 震 応 答 を求めてい る。
これ は.
弾 塑 性領域の 履 歴特 性の統 計 的 等 価 線 形 化41に加え て, 本論で開 発し た速 度 応 答の フ ィー
ドバ ッ ク型の飽 和 型 制 御 力に等 価線 形 化 法 を 適 用する こ とに より,
解 を 求める ための方 法の 定 式化と手 順が格 段に容 易に なる ことによっ てい る。 こ こで な さ れ る解析 的検 討は, 理 想 的な制震構造が完成す れば全く不要であ ろ う。
し か し,
制 御 力に制限 を伴う場 台の構 造 物の地 震応答特性に検討を加えてお くこと は,
制震 シス テム の持つ安 全 余 裕 度との関連か ら も,
理想 的 な制 御シス テム完 成 まで の道 程に必 須の要 件であ ろ う と 考え ら れ る5 )−
Tl。
* 関 西 大 学工学 部 建 築 学 科 教 授・
博 士 〔工学 ) 料 関 西 大 学 工 学 部 建 築 学 科 大 学 院生P[of
.
,
Dept、
of Architecture,
Faculty QI EngLneering,
Kansai Univ.
,
1)r
.
Eng.
G[aduate Studenし
,
Dept.
o 「Arch{tecture,
Faculty of Engineering,
Kansai Univ
鹽
NII-Electronic Library Service 2
.
解 析 手法 2.
1 解 析モ デル 問 題の簡 略 化の た め に,まず構造物は1
質点系とする。 系は粘 性 定 数 c に よ り表 現さ れ る速 度 比 例 型 粘性 特性 と弾性 勾配k
, 塑 性 勾 配 rk の バ イリニ ア型 履歴特性を 持つ。
地 震入力モデル は ス ペ ク トル特 性の形状係数hg
, 卓 越 振 動 数 ω。 によ り規 定さ れる線 形フ ィル ター
の通 過 過程である ノンホ ワイ トラン ダム過 程である。
以 上の構 造物・
地 震入力モデルの概 念 図 が, 図一1
に描か れ てい る。 こ こ で, m は系の質 量,P
は制 御 力, 勿は基 盤に加 わ る ホワ イ トノ イズ過 程,
f
は表 層 地 盤の絶 対 加 速 度 応答で表さ れる構造物へ の地 震入 力である。
2.
2 基礎運 動方程 式とバ イリニ ア型 履 歴特性の統計的 等 価線形 化 法 図一
1を 参 考に して系の運 動 方 程 式は次 式と な る。
X+2 ha,。th+ω1
φ(x.
・y;δ)=−
f
−
P………
(1) ∫=
2十 勿 :2十2hg ωg乏十ω諺=一
勿……・
・
(2) こ こ で,
ρ (=P
/m )は単 位 質 量あ たり の制 御 力,h
(=
c/2V褊 )は系の粘 性 減 衰 定 数,
ω。 (;
VE7i
[) は弾 性 分 枝に関 する固 有 角 振 動 数,il
(x,
y;ti
)は第 2分 枝 勾 配 r,
弾 性 限 変 位 δ で規 定さ れ るバ イ リニ ア型 履 歴 特 性 (図一
2 )であり, 次の よ うに表 現され る4 〕。
φ(エ,y;δ)≡
7・
ユ7十(1一
γ)y…・
・
…・
…・
・
…・
…・
(3
)hg
, ω9 k 表 層 地盤 ノ 基 盤 図一1
解 析モデル φ ψ〜
冒驪胃一
鵬 … 1 」 ■ 0 δ 1 7「
図一
2 バ イ リニ ア 型 履歴 特 性一
50
一
y= =9,
(廊,y ;δ)…・
………・
・
…・
…・
……・
……・
(4) 雪=
9:(士,y ;δ)・
………・
…・
・
…
……・
…・
・
・
・
・
…
(5) こ こ で,
yは クー
ロ ン ス ライ ダー
付きのば ねの相 対 変 位で あ り,
バ イリニ ア型 履 歴 特 性を構 成す る クー
ロ ン ス.
ライ ダー
の変 位と速 度に関す る非 線 形 関 数 9i,
g2に統 計 的等価線形 化法を適用す れば,
次式と な る。 9L(廊,
y;δ)≡C
】歯十C2Y − ・
…
…・
・
…・
・
・
・
・
…
…
(6 ) 9!(廊,
翌;δ};C3
廊十C
.y…………・
・
…・
…・
…
(7 )Ci一
諺
呪 ・げ・1
δ娵
・,}
一 ・
…
(8)c
・−
erf(
δ 蕣「σ,)
マ
毳
・…(
一
義
)
・
・げ・{
識
。}
・
………・
…
…c
・・
±
(
1+ erf(
δv2
−
a.)
}
讒
∬
伽 … 団 ・ ・ノ(
傷,佩
レ)
dv
……・
…………・
・
………
(10)c
・一一
鐸
篆
・…(
δt2 σ多)
・
[
1
+e・f
{
識
。}
]
一
掣
焉
瓦
叶
,,i
’
、−
ilji
;
」
EI2ina
;}
…
・・1・ こ こ で,C
,〜C
、は等価線形 化 係 数であり,
ath.
σ y お よ びPdiyは そ れ ぞ れ 露,
y の標 準 偏 差 応 答お よ び‘t,
yの 相 関 係 数, erf (・
1
, erfc (・
)は誤 差, 余 誤 差関数で あ る。
上 式の等 価 線 形 化 係 数の内,C
,の み が無 限 積 分 表 示さ れ て い るが, 数 値 計 算に は次の ように無限級 数 展 開 の 内,
第 2項まで取っ て近 似す れ ば よいこと が示さ れて い るd )。c
・一
爿
1
+・げ(
δlt
ay)
}
一
圭
・…(
一
瀛
鵲
(
篇
;e
[
i
+erf(
孟
)
}
2σ y m髄
n)
δ 2囑
製
、,一
券
・・x・(
δt2 σ影)
(
嵩
)
・
H
禽
)
t(
δ21 + 2茜)
}
………
(12・ 2.
3 飽 和型制 御 力の統 計 的 等 価 線形化 制 御 力に制 御 装 置に か か わ る制 限が拘 束 条 件と して加 わ る場 合の制 御 効 果につい て検 討す るために,
ま ず本 論 で は,
次式の速 度 応 答の フ ィー
ドバ ック による最 適 制 御 力 P を考える3) e N工 工一
Eleotronio Library#
PO P
一
(
量)
り
リ
ト
。
をQト
蓄 o.
o5.
O lt.
自 IS、
0 :n.
O TluetS5Cl 図一
3 制 御力の時刻歴 25.
o30.
OP ;
m 万………一 ・
…・
…………・
……・
・
…一
(13
)・・一 ・
h
・ea・…,
heq一
繕
・
・
……・
一 …一
{・4 ).
こ こで,h
。a は制 御 効 果と して系に期待さ れる付 加 粘 性減衰 定 数, η は速度応答と制 御 力の 重み 係 数 比で あ る3〕。
一
方,
制 御 力P
に制 限が加わ る場合の制 御 力 P (飽 和 型御力の場 合)を速度応答の非 線 形 関 数と して次 式で 表 現する。
P =
mp・
・
tS・
・
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(15 ):ρ
=
2h ,,tU。i
………・
………・
・
……・
…・
…・
・
(16),
b
:陵1
≦thcr
x=
・
(17> 廊c。 ;b
>thcn
− thcr
:1
く一
廊cγ
図一
3に (15) 式の 飽 和 型 制 御 力の意 味する時 刻歴の一
例が,
最 適 制 御 力の時 刻 歴と ともに描か れ ている。
(17
) 式を単 位 階 段 関 数 u(・
)を使っ て表 現す る と次 式と な る。
.
廊;
訓 頭 廊十島ア)一
π僑一drcr
)} +廊。
。
lu
(廊一
£。
r)−
u(− thTth
。。
)}・
・
…tt−
(18) (18 )式に, ± の分 布の正規 性 を前 提と す る と統 計 的 等 価 線 形 化 法を適 用 すれ ば次式と なる。
命;C5
命,
c
,一
・[
器
]
・E
[u(x
・銅一
u(th−
x
。r) 十釧δ(廊十thcr
)一
δ1
童一
面cr)1
.
十Xcrl
δ(即一
XCr)十δ(一
廊一
意σ)}]一 ・
.
・f
(
Xcr (務)
…………・
一 ・
…………
(19) こ こ で,δ(・
)はディ ラック のデル タ関数で あ る。な お,
(19)式の誘 導につ いては, 同 様な事 例が文 献4
)の付 録 1に記され て おり, 参 考に されたい。
結局 (16 )式の p は, 次の よ うに線形 化され る。 P=
2h。
。tO。Csth………・
…………・
・
……・
一 ・
(20
) 最 終 的に基 礎 運 動 方 程 式 (1),
(2 )は,
等価線形 化さ れたバ イ リニ ア型履歴特 性 (6}, (7 )式と飽和型制 御 力 (20)式の 表現を使っ て,
次 式とな る。 詑十}2h
ω。十〔1−
r〕ωぎCi
十2
九eg ω oCsl 毒 + rω訟+(1−
r)祕C
,忽=−
f
……・
…・
・
…
{・
2ユ) 雪=C3
廊十C
・y…………・
・
…・
………・
…・
……
(22) 2十2hgtUg之 十ω多z=一
勿・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
:・
・
一
・
・
・
・
…
(23) 2,
4 統 計 的2次モー
メ ン ト応 答の評 価 地震入力を受け る飽 和 型 制 御 力下の前 節の 1 質点 系の 運動を規 定する状態変数とし て,
lt
,
th,
y,
2,
ゑ}=
1
π h x2,
x3,
Xa,
x51を 選 定 する と’
(21)〜
(23)式の基 礎 運 動 方程 式は,一
般に次の マ トリッ クス形 式の常 微 分 方 程式
に書き換え ら れ る。
n土,
=
Σ]a∫IXt 十b
ノ勿・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(24 ) 1=
1 こ こ で,
n は系の運 動を規 定する の に必 要な状 態 変 数 X[の数の最 大 値, ゴは その変 数 を 意 味し, α」‘は等 価 線 形 化係数 を含 む系の剛 性 と粘 性 減 衰 定 数および地 震 入 力 の卓 越 振 動 数ω g, スペ ク トル特性
の形 状 係 数h
,によ り 規 定さ れ る係 数である。
ま た, δ∫嫉地 震入力 強 度に関 する係 数で あっ て,
係 数 an,
b
丿の要 素 を示せば以 下の とお り である。
[α]=
1121 田 4151 α α α α α 1222324252 α α α α α 1323334353 α α α α α 152535 “ 55 α α α α α 1426344454 α α α α α α1】=
als=
aH=
aiS=0
α,、L α“=1,
α,1=−
rωl
an =− 2h
ω 。−
r’
C
、tol− 2heaC
,ω。 a23=−
r’
C2
ωf
;〆=
1−
rlb
}T=
ゆ,
0,
0,0,− llT
α、4=
ω乙,
α、、=
2h。ω。 α・・=
α・・=
α35rO α32=C3,
α3:=C4
a“; a”
= a43; a“
= 0 α51=
as:=
α53; 0 α 54諞一
α 24,
α 55;一
α 25 (24)式
よ りE [・
]を 平 均 演 算子 とし て系の統 計 的2次 モー
メ ン ト応 答 E [x,x,]ニ
m 、」は,
非 定 常 確 率過程の場 合,
次の常 微 分 方程 式の解と して与え.
ら れ る。.
n 仇‘∫;
Σコ(allMlj 十α丿‘7吃‘‘)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
…・
・
・
・
…
(25 ) t=
1 :Mnn = (σf
−
4hg
ω;Mn_
in一
ω葺Mn−
1π一
】)/4
〜易ω各・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
・
・
・
・
・
・
…
(26 ) ま た,
定常確率過 程の場 合,
7夛1“;
Σ(α“mu 十 α」己7πi‘);0 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
・
…
(27 ) t=
1 とな り,
(26)式 を (27)式に代入 し て mw=
MJ と表 記 する と系の統 計 的2 次モー
メ ン ト応答砺 は, 次の連立 方 程 式の解と して与 え られ るS)。
[A
]嗣HB
}σ}・
…一 ・
・
………・
………・
…tt
− ・
(28)一
一
NII-Electronic Library Service φ 図
一
4 構 造 物の降 伏変位・
降 伏 強 度 )3
、
解 析パラメー
タ 3.
1 構 造 物モ デル 飽 和 型 制 御 力 下の 弾塑性 構造 物モ デル に関 する標 準パ ラ メー
タ を次の よ う に選ぶ。
弾 性 分 枝に関する固有 周 期 T (=
2πノdm>=
1.
0
(sec ) 減 衰 定tw
h=
O.
05 付 加 等 価 粘 性 減 衰 定 数h
。。・
O.
1− O,3
バ イ リニ ア型 履 歴 特 性の第2
分枝 勾配 r=O.
1〜O.
5
構 造 物の無 次 元 降伏 強 度fi
。・±O.
5〜
O.
8
飽 和 型 制 御 力の無 次 元 臨 界 値 β。=0,06〜O,
6こ こ で
,
構 造 物の無 次 元 降 伏 強 度 βq (=
q/互)は最 適制御 力下の弾性 構造物の 最 大 応 答せ ん断 力 強 度 すに 対す る 飽和型制 御力 下の弾 塑 性 構 造 物の降 伏 強 度 q と の比 を表し,
飽 和 型 制 御 力の無 次 元 臨 界 値 β、
(=
p/b
=
観。/量 .〉は最 適 制 御 力 下の弾 性 構 造 物の最 大 速 度 応答Mmax
に対する飽 和 型 制 御 力 下の弾 塑 性 構 造 物の速 度 応 答の臨 界 値 ‘t
’、
。との比を表す。
図一
4に,
飽 和 型 制 御 力, 最 適 制 御 力 下の構造物の 降伏強 度・
降 伏変位の 関 係の概 念 図が描か れてい る。 3。
2 地 震入力モ デル 本論で は,
定 常ノ ンホワイ トラン ダム過 程の場 合にっ い て検 討す る。 非定常確 率 過 程と実 測 強 震 地 動につ い て は,
稿を改め て報告す る。
し たがっ て, こ れ に関 する パ ラ メー
タ を次の よ うに選ぶ。
振 幅レ ベ ル (r.
m.
8 値 )σx=300.
0
/3 (gal ) ス ペ ク トル の形状係#k
h
。=O.
5
無 次 元 卓 越 振 動 数ρ (=
・
Wg /ω。)=1.o− 5.
o
4.
数値解析 例とそ の考察 こ こ で は,
(28)式 によ り計 算され た 数 値 解 析 例 に検 討 を加え る た め に, 次のような 構 造 物の応 答 低 減率と 応 答 比,
平 均 最 大 靱 性 率 応 答お よ び 無 次 元 制 御 力 を 定 義し て お く。
構 造 物の応 答 低減率RFI
’
1と応 答比 γ一
52
一
2.
4 2.
2 08
6
4 2 1
1
且§
爵
・, 鴨§
腎避
ミ
1.
2 L.
oo、o
1.
o e.
s o.
6’
o.
4ot
2 e.
o O.
0 図一
5,
1o,2
0.4
0.
5 0.
8 1.
oβ
。la
) 応 答比 O.
2 0.
4 0◆
fi O.
8 1.
0 β。 (b) 無次 元 制 御 力 制御力の飽 和 レベル が 弾 性 構 造 物の制 震 効 果 に 及 ぼ す 影 響 (ρ= 3.
0) ・F
・一
齣難
1
黐磊雛雛嬲縲
応 答・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
(29 )RFI2
)= 最適制 御 力 下の弾 性 構 造 物の応 答 無 制 御 時の弾 性 構 造 物の応 答・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
…
(30
)_
飽 和 型 制 御 力 下の弾 塑 性 構 造 物の応 答 γ:
:
:
最 適 制 御 力 下の弾 性 構 造 物の応 答・
・
・
・
・
…
(3
ユ) 平 均 最 大 靱 性 率 応 答 E 〔μmax ]E
[Xmax] E [μmax ]=
;E [Xmax ]=
ax δ 2匪09 。彑
里 π・
ax一 ………・
……・
…・
……・
・
…
(32) こ こ で,E
[Xmax],
δ はそれ ぞれ構 造 物の平 均 最 大変 位 応 答, 弾 性 限 変 位 (δ=
σ/ω言)を表 し,
E [Xm。x]の評 N工 工一
Eleotronio Library踊 ワ
し
ロリ
ど
る 乳 2
.
L L L(.
訟q
)§
爵
。 養§
峨
口 』 口 o 匹・
° O.
2 0.
亅 0.
6 e.
S β‘ (a ) 応 答 比 1.
oミ
口.
8 O.
6 卩甼
4
o.
2 【3− 一一
E] :ρ=
1.
O e−
→、
;ρ= 3・
0 − :ρ= 5.
0o.e
,
OrO O.
2 0.
4 0.
6 0.
8 1マ
O β。 (b) 無 次 元制 御力 図一
5.
2 制 御 力の飽 和レ ベ ルが弾 性構造 物の制震 効 果に及 ぼ す 影 響 〔ρ=
1,
0−
5,
0) 価 法に つ いて は文献9
)に詳 しい の で,
省 略す る。
無次元制御力PIP
Pmax mPmax 2 MheQaJeCsE [[
dr_
]P
Pma
・mPmax
2Mh
。 。co。E
膨 .ユ戸
………・
…・
・
(33 ) ここで,P
,P
は それぞ れ飽 和型最大制御力お よび最適 最 大 制御
力,C5
は,
制 御力の飽和型特性の等 価線形 化 係数を表す。4.
ユ 制 御 力の飽 和レベ ル が弾 性構 造物の制 震効 果に及 ぼ す影 響飽和型制御 力
下
の弾 塑 性 構 造物の応 答特性にっ い て論 ずる まえ に弾 性 構 造 物につ い て論 ずる。
図一
5に は,
(31).
式の最 適 制 御 力 下の弾 性 構 造物の 応 答に対す る 飽和型制 御力下の 弾 性 構造物.
の応 答 比 γ お よ び (33
)式の無 次元制 御力PIP
が,
無 次 元 卓 越 振 q 四(
0.
O ロ U.
O O 的.
0,
詮q
) 』 。 ℃ Gk§
耄
耄
。 蟹 00d 00.
一
〇 〇.
臼ロ
O,
m 』 ミ8
馬 勘 ミ耄
菷q
00.
マ
Oq.
一
OO.
O O,
O OO6(.
、課
)§
Q£
§
竃
惑
避
0
.
00o.
12o.
240.
36OA80.
60(a > 応 答 低 減 率 (変 位 ) と靱 性 率 蕚ヨ
ー一
一
一
咽E〕冨JiF(亀}(β官冨
O.
5} e− 一一
一
〇;RF 〔り(β9= 0.
6} te−一
→ ・尺Fω (β ∬=
o.
η ←一
→・
RF.
(1}(β 噌=
0.
8)丶
NN
tW :R〆2〕 Do0 0Q,
O 0 叫,
0 0四
.
O O.
O(,
8
噸 ) 』§
母
§
翼 。謂
竃
〇 四.
O
,
1Zo.
24o.
36O.
480、
60(b} 応答 低減率 (速度
,
絶 対 加速度 )図
一
6制御力の飽 和レ ベ ルが弾塑 性構造物の制震 効 果に及 ぼ す
影 響
NII-Electronic Library Service 馬 丶 1
.o
0.
30.6
o.4
0.
2 o.
o O.
O O.
1 0.
! O.
3 0.
‘ O.
5 0.
6 β。 (c) 無 次 元 制 御 力 図一6
制 御 力の飽和レベ ルが弾塑性構 造 物の制 震 効 果に及ぼ す 影 響 動 数ρ をパ ラ メー
タ と して飽 和型制 御力の無 次 元 臨界 値 β。に対 して描 か れて い る。
こ こ で,
図一5,1
は,h。
g=
=O.
3,
p=
・
3.
0の場合, 図一
5.
2は,he4=
O.
3, p=
1.
0〜5.0
の 場合の一
例で あ り,
図一一
5.
ユ(a)は変 位,
速 度, 絶対 加 速度応答に関 す る構 造 物の応 答 比で,
図一
5.
2(a) は変位 応答に関す る構造 物の応答比, 図一
5.
2(b
)は無 次元制御 力を示し てい る。 図一
5よ り,
変 位,
速度,
絶 対加 速 度 応 答に関す る 構 造 物の応 答 比は,
β, に対して単 調 減少で あ り, そ れに 対応す る無 次元制 御力P
/P
は,
β。 に対し て単調増 加で あ るこ と が 分 か る。
図一
5.
1(a)よ り 無次元臨 界 値 β。く0,
5の場合, 構 造 物の応 答 比 γ は, 2.
12〜
1.
24と 急 激に減 少 するが β、≧ 0.
5の場 合に は,
γ は L13〜
1.
Oと あ まり変 化しない こ と が分か る。 図一
5.
1(b)より,
β。≧0.
5の場合,
無 次 元 制 御 力PIP =
o.
84〜
1,
0
で,
飽和型制 御力 は最 適制 御力と余り変わ ら な く な る た めに図一5.1
(a)よ り,
応 答比 も お お む ね1.1
以内に収ま る。
ま た,
図一5.2
(a),
(b
)よ り, ρi・
3.
O
,5.
0
の場合, つ まり無次元卓越 振 動 数が高 振 動 数 側に 移 行す るのに つ れて,
構 造 物の応 答比,
無 次元制 御力に 及ぼ す ρ の影 響は ほ と ん ど見ら れ ないが,
ρ=
ユ.
0
の場 合,
p=3,0,
5.
0の場 合と比 較 する とβc に対 し て構造物の制震効果 は悪 くな る こ と が 分か る。
4.
2
制 御 力の飽 和レベ ルが弾塑性 構造物の制 震 効果 に 及ぼ す影 響 図一
6に は,
飽 和型制 御 力お よび最 適 制 御 力 下の構 造 物の応 答 低 減 率, 平 均 最 大 靱 性 率 応 答 (以 下 靱 性 率とい う )および無 次 元 制 御 力が,
構 造 物の無 次 元 降 伏 強 度 βq をパ ラ メー
タ とし て飽 和 型 制 御 力の 無 次元臨 界値β,一
54
一
〇四
.
00.
q OO.
O On.
O (.
惚q
)
§
り£
§ 鴇 。唱
ミ
00,
0 00.
一
ロ
0.
四
〇
〇.
n きb
逗
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、
鶚8q
00.
マ
〇四
0 口卩.
ロ
O 田.
O Om.
0 (.
、
ま
) ・選
逗
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耄
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曙
ロ
O.
O O働
.
0 0 ψ.
0 0m.
O(.
8
『)
§
8
馬 器 鶚 り唱
曙
O
.
OO0.
12O.
M 0.
36o.
48o.
60la
) 応 答 低減率 {変 位 } と靱 性 率 0.
000.
120.
24 0.
36o.
48 o、
60号
(b) 応 答低 減 率 (速 度,
絶 対 加 速 度 ) 図一
フ 無 次 元 卓 越 振 動 数が弾 塑 性 構造物の 制 震 効 果 に 及 ぼ す 影 響 煥 r − 』計
N工 工一
Eleotronio Libraryミ
1.
o o.
8 O.
6 0.
4「
o.
2 o.
o
O.O
O.
1 0.
2 0.
3 0,
{0.
5 0.
6 β。 (c ) 無次 元 制 御 力 図一
7無 次 元 卓 越 振 動 数が弾 塑 性 構 造 物の制 震 効果に及ぼす影 響 に対して描か れ て い る
。
こ こ で,
(a)上段に 変位応 答の 応 答 低 減率,
下段に は無 次 元 統 計 的2次モー
メ ン ト応 答 の平 方 根 (VMTi
−
/cr
>と靱 性 率,
(b
)上段に速度応答の 応 答 低 減 率,
下 段に は絶 対 加 速 度 応 答の応 答 低 減 率,
(c) に は無 次 元 飽和型制御力 を示し・
て い る。 ま た,
図一
6は,
h。
q=
=
O.
3,
p・
=3.
Oの 場 合で ある。 こ こ で,
.
飽 和型制 御 力の無 次 元 臨 界値 βc>0.
6の と き 無次元速 度 応 答drma
.
/ 観。〈1.
0
と な り,
飽 和 型 制 御 力の場 合で な く な り, 本 論の 目的に沿っ て,
β, の解 析 範囲 をO.
06〜O.
6
と し て い る。
図一
6よ り,
変位,
速 度お よび絶 対 加 速 度 応 答に 関す る応 答 低 減 率は,
β。に対 して単 調 減 少で あり, そ れに対 応 する靱性率も単調減少であることが分かる。 ま た, βc の増 加に伴い,
変 位,
速 度の応 答 低 減 率RF
“ ) は,
最適 制 御の それRFI21
に漸 近し, 系に要 求さ れ る靱 性 率 も減 少 する。 図一
6(a>,
(b
)よ り例え ば,
飽 和 型 制 御 力の無 次 元 臨界
値 β。ニ
0,
6の 場 合つ ま り飽和型最大 制 御 力が最 適 制 御力の 60 %であっ て も,
靱性率で 1.
35〜
2.
2,
無 次 元 2次モー
メ ン ト応答の平方 根で 0.
56〜
O、
92 を系に見 込 めれ ば,
構 造 物の制震 効果に ほとんど影 響を及ぼ さ ず,
変 位,
速 度 応 答の応 答 低 減 率に関 する限り,
飽 和 型 制 御 は,
最 適 制 御と変わ らない こと が 分 か る。
ま た,
絶 対 加 速 度 応 答の応 答 低 減 率は,
変 位,
速 度応 答の応 答低 減 率 に比べ ると制 限 力 不 足の影 響を余り受けな い こ と が分か る。
図一
6(c>よ り 無次元制 御 力は, β、に対 し て単 調 増 加であ り, βq に極めて鈍 感で ある こと が分か る。
また,
例え ばβ。=
O.
6の 場合,
,
無次 元 制 御 力 P/P は 0.
86〜
0.
89で ある。
この こ と よ り,
最 適 制 御に比べ て飽 和 型 の必要制 御 力は,
相 対的に小 さいに もか か わ らず,
図一
6 (a),
(b
)よ り応 答 低 減 率が大きい こe .
が特 徴 的で あ 〇 四,
ロ のロ
ロロ
リ ごロ
ご (.
訟q
)
§
u電
ぎ
耄
唱
還
00,
0 OO.
員
OO.
N OO.
m ト§
蔵
音
ミ
§
q
00.
Ψ
0.
OO 0内
の ゴゆ ゴ ゆ ご (
.
丶ピ
§
8
馬§
耄
{
罠
00.
Oむ
ハ
ごむ
り
ごロ
ゆ
ゴ (.
8
層)
§
。母
屡
導
℃避
0.
120.
240.
36O,
480.
60 (al 応 答 低 減率 (変 位 〉と靭 性 率o
.
ooo.
12o.
M o.
360.
48O、
608
(b) 応 答 低減率 〔速 度
,
絶 対 加 速 度 )図
一
8 第2分 枝 勾 配が弾 塑性構造 物の制 震 効 果に及ぼ す 影 響一 55 一
NII-Electronic Library Service
ミ
i.
o 0.
8 o.
6o。4
o.
20.O
O.
O a.
1 0,
2 0.
3 G.
4 0.
5 0.
6 β。 (c 〕 無 次 元 制 御 力 図一
8 第2分 枝 勾 配 が 弾 塑 性 構 造 物の制 震 効 果に及ぼ す影 響 る が,
これ は,
系の履 歴 減 衰によ るとこ ろ が大きい もの と 推察さ れ る。 4.
3 無 次 元 卓 越 振 動ρが弾 塑性 構造物の制 震 効 果に及 ぼす 影 響 図一
7に は, 飽 和 型 制 御 力お よ び最 適 制 御 力下の構造 物の応 答 低 減 率,
靱 性 率 および 無次元制御力が,
無 次 元 卓越 振 動 数p をパ ラ メー
タとして飽 和型制 御 力の無 次 元 臨界 値 β。に対 して描か れ て い る。
図一
7 は,h
。q=
・
O.
3, ρ=
1.
0, 3.
0,
5.
0の場 合で ある。 図一7
よ り,
変位,
速 度お よ び絶 対 加 速 度 応 答に関する応 答 低 減 率は,
β。 に対し て単 調 減 少で あ り,
そ れに対応す る靱 性率も単 調 減 少す る こと が分か る。
ま た,
β。 の増 加に伴い変 位,
速 度 応 答の応 答 低 減 率RF
〔11 は,
最適制御の それRFtm
に漸 近 し,
系に要 求され る靱性 率 も減少す る。
図一
7 (a),
(b)より例え ば, 飽 和 型制御力の無 次 元 臨 界 値 β ,=0.6
の場 合つ まり飽 和 型 最 大制御 力が最 適 制 御 力の 60 %で あっ て も, 靱 性 率で1.53〜
1.
59,
無 次 元 2次モー
メ ン ト応 答の平方根で 0.
63〜O.69
を 系に見 込め れば, 変位,
速 度 応 答に関 する限り, 構 造 物の 制震 効果に ほとん ど影 響 を及ぼ さな い ことが分かる。
ま た.
絶 対 加 速 度応 答の 応答低 減率は,
変 位,
速 度 応 答の応 答 低 減率に 比べ る と 制 御 力不 足の影 響を余り受 けない ことが 分 か る。
図一
7 (c}より,
4.
2節 と 同様に無次 元 制 御 力は, β。の単調 増 加で あ り,
無 次 元 制 御 力は ρ に極めて鈍 感に な る こと が分がる。 また,
例えば β、=o.6
の場 合,PIP
はp=
LO−
5.
0に対 し て,
0.
86−
O.
88
であ り,
最 適 制 御に比 べ て飽 和 型の必 要 制 御 力は相対 的に小さい にもか か わ ら ず,
図一
7(a),
(b
)よ り,
応 答低減率が大きい こと が 特 徴的で あるが, これ は,4.
2
節と同 様に系の履 歴 減 衰 に よるところ が大きい もの と推 察さ れ る。
な お,
図一8
には,
図一6,
7と同 様な結 果 (h
,q;O.3,
βe=0.
7の場一
56
一
合 ) がバイリニ ア型 履歴特性の第2
分 枝 勾 配 r をパ ラ メー
タ と して βc に対して描 か れて いる。 図一
8(a)〜
(c) よ り, 応 答 低 減 率, 無次元制 御 力に及ぼ す r の 影 響は ほ と ん どない。
これ は,
図一8
(a)下 段の靱性 率の結 果 に見られ る よ うに,
靱性 率が ほ と ん ど1.
53〜
1.
79に収 まっ て お り,履歴特性の違いが表れて い ない ことによる。
5.
結 語 本論の ね らい は,
加力型 制 震シス テム の作 動 性に関す る制 約のた めに制 御 力に制約が あ る場 合の構 造 物の地 震 応 答 特 性に基 本 的な検討 を 加 え るこ とにあっ た。 そ の よ う な場 合の 大き な地 震入力を受け る構造物の 応 答 過 程 は, 制 震の本 来の 目 指 す ところに反し て,
弾性を越え た弾
塑性領域に ある こ と が不 可避 的である。
そこで本 論で は,
統 計的等 価 線 形 化法 が有 用な履 歴 特 性と して バ イ リ ニ ア型 を , ま た制御 力と して速 度 応 答の フ yt一
ドバ ック によ る飽 和 型の特性を与え た。 実 測 強 震 地 動に よる構 造 物の応 答 特性に は 大 き な ばらつ き が生じ, 飽 和 型制御力 その も の の効 果が定 性 的・
定 量 的に不 明 瞭にな る。
し た がっ て,
本論では,
応答の平 均 的な特 性の把 握を意図 し てノ ンホ ワ イ ト ランダム過 程で表され る確率統 計 的地震 入力を受け る系の定 常 応 答に限っ て報 告し た。
本論の解 析 結 果か ら飽 和型制御力 下の構 造 物の地 震 応 答 特 性に つ い て,
軽々 に結 論を述べ ること はできな いが,
そ れ らが T9すい くつ かの工学的に重 要な知 見を ま とめる と以 下の と おり である。 (1 )飽 和 型 制 御 力 下の弾 性 構 造 物の制 震 効果につ い て は, 制 御 力の飽 和 型 特 性の無 次 元 臨界値 β,〈0.5
の場 合 に は, 構造物の応 答 比 γ は,
急 速に減 少す る が,
β,≧0.
5
の場 合に は あ まり変化し な い。
こ の こ と よ り, 制 御 力不足の程 度が構 造 物の制 震 効 果に大き な影 響を及ぼ し,50
% が その意 味の参 考 値となろ う。
(2
) 飽和型 制 御 力 下の弾 塑 性 構 造 物の制震 効果につ い ては,
変 位,
速 度 応 答の応 答 低 減 率に関す る限り,
制 御 力の飽和型 特 性の無 次 元 臨 界 値 β。=0.6,
構造物の靱性 率=
・
1.
5程 度が見 込め れ ば,
最 適 制 御の場合とほ と ん ど 変わ らな い。 また,
無 次 元 制 御 力P
/P
は本論で用い る 解 析パ ラメー
タ (例え ばβq,
ρ,
r)に極めて 鈍 感である。 (3 ) 地 震 入 力の無次元卓越振 動 数ρ お よ び弾 塑性 構 造 物の バ イリニ ア 型履歴特 性の第 2分 枝 勾 配 r は, 構 造 物の制 震 効 果に ほと んど影 響 を及 ぼ さ ない。 さ らに一
般 的な地 震 入 力お よ び多 層 構 造物の場 合につ い て は, 稿を改め て論じ た い と思う。 謝 辞本論の数 値 計 算と論 文 作 成に御 協 力頂い た関 西 大 学 大 学 院 生
・
浦 林 輝 人 君に厚く感 謝の意を表す。 N工 工一
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・
マ ス・
ドラ イ バー・
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2 3>浅野幸一
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Saturati。n C。n−
troL of Buil畄 ngs with Active Mass Damper
,
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