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D /5 ラップ口座の一部の資金は 専用の国内公募投信で運用 されていないものの ラップ /SMA 専用ファンドの残高は 6 月末 時点で 4 兆 9,34 億円と投資顧問業協会のデータ (5 兆 7,596 億円 ) の 86% をカバーしていることから その資産クラス 別の資金動

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当資料は、情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品の推奨や投資勧誘を目的としたものではありません。当資料は、信頼できる情報をもとにドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作

2016年10月4日 Vol.9 9月8日に日本投資顧問業協会が3カ月毎に取りまとめて いる2016年6月末時点の契約資産等の統計*を発表しま した。この中でラップ業務の契約状況が集計されており、最 新のデータとなる6月末におけるラップ業務における投資一任 契約の状況は、口座の契約件数が3月末比+1万9,756 件の50万1,977件と初めて50万件の大台を突破したもの の、四半期の増加幅としては2014年1-3月期以来の低水 準となりました。また、契約金額は同-180億円の5兆 7,596億円と、2012年4-6月期以来4年ぶりの減少に転 じています。 4-6月期は、6月23日に投開票が行われた英国民投票で 「Brexit(英国のEU離脱)」が選択されたこともあり、6月末 にかけて大幅な円高・株安の動きが見られました。これを受け てラップ口座の契約金額は減少に転じたと言えますが、営業 員評価に際して預り資産の増加等を重視する金融庁の監 督指針改正(2014年3月7日改正)などを背景に契約件数 の増加は続いており、ラップ口座市場のすそ野拡大は減速し つつも継続しているものと考えられます。 *http://www.jiaa.or.jp/toukei/index.html

●四半期毎に公表される6月末時点のラップ口座

※1

契約残高が、「Brexit」などを受けて4年ぶりに減少。

●ラップ口座専用ファンド

※2

の資金流入は減速しつつも継続し、8月まで54カ月連続の資金流入を記録。

●市況悪化やラップ口座のフィーへの厳しい見方もあるが、サービスの質向上で市場再拡大に期待。

<ラップ口座が4年ぶり減少! 資金流入は細りつつあるが、サービスの質向上で市場再拡大を。>

(出所:日本証券投資顧問業協会) ラップ業務における投資一任契約の状況 (契約件数、契約金額) (億円) (件) 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 2012 年 3月 2012 年 6月 2012 年 9月 2012 年 12 月 2013 年 3月 2013 年 6月 2013 年 9月 2013 年 12 月 2014 年 3月 2014 年 6月 2014 年 9月 2014 年 12 月 2015 年 3月 2015 年 6月 2015 年 9月 2015 年 12 月 2016 年 3月 2016 年 6月 金額(左軸) 件数(右軸) ※1 ラップ口座:個人投資家が証券会社や信託銀行などのサービスを提供する金融機関と契約を結び、資金の管理・運用を行うための専用口座。

「SMA(Separately Managed Account :一任勘定口座)」やファンドラップなどがある。金融機関は、顧客の目標とする利回りやリスク許容度等を聴取した上で、 運用のプロが、それに沿った資産配分や商品選択、配分見直し等を行っており、その対価として、資産残高に応じて投資一任報酬を得ている。

※2 ラップ口座専用ファンド:ラップ口座の資金の投資先として専用に設定された投資信託(ファンド)。ラップ口座を通じてしか投資することができず、手数料は一般 的な投資信託より低く設定されることが多い。

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ラップ口座の一部の資金は、専用の国内公募投信で運用 されていないものの、ラップ/SMA専用ファンドの残高は6月末 時点で4兆9,304億円と投資顧問業協会のデータ(5兆 7,596億円)の86%をカバーしていることから、その資産クラス 別の資金動向を分析します。以下、投資対象別の8区分* について、タイプ別残高推移とそのアセットアロケーションの変 化から見てみましょう。 ラップ/SMA専用ファンドの投資対象別 純資産残高の推移 (2008年12月~2016年8月) (出所:イボットソン・アソシエイツのデータを用いてドイチェ・アセット・マネジメント(株)資産運用研究所が作成) (億円) *投資対象別の8区分・・・イボットソン・アソシエイツ ( http://www.ibbotson.co.jp/ )の提供するイボットソン分類を用いて、「国内株式」、 「国内債券」、「国内REIT」、「外国株式」、「外国債券」、「外国REIT」、「アセットアロケーション」、「その他」の8分類に区分した。 国内短期金融資産という分類は「国内債券」に、また、コモディティ、デリバティブ、ヘッジファンドで始まる分類は、「その他」として集計している。 ラップ/SMA専用ファンドの投資対象別 純資産残高の推移 (2008年12月~2016年8月) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 2008 年 12 月 2009 年 3月 2009 年 6月 2009 年 9月 2009 年 12 月 2010 年 3月 2010 年 6月 2010 年 9月 2010 年 12 月 2011 年 3月 2011 年 6月 2011 年 9月 2011 年 12 月 2012 年 3月 2012 年 6月 2012 年 9月 2012 年 12 月 2013 年 3月 2013 年 6月 2013 年 9月 2013 年 12 月 2014 年 3月 2014 年 6月 2014 年 9月 2014 年 12 月 2015 年 3月 2015 年 6月 2015 年 9月 2015 年 12 月 2016 年 3月 2016 年 6月 その他 外国REIT 国内REIT アセットアロケーション 外国債券 国内債券 外国株式 国内株式 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 年 9月 年 12 月 年 3月 年 6月 その他 外国REIT 国内REIT アセットアロケーション 外国債券 国内債券 外国株式 国内株式

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当資料は、情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品の推奨や投資勧誘を目的としたものではありません。当資料は、信頼できる情報をもとにドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作 ラップ/SMA専用ファンド全体の残高は今年5月末時点で 5兆478億円と初めて5兆円の大台を突破していましたが、 「Brexit」の影響などから6月に減少しました。しかし、7月・8 月と小幅ながらも過去最高を更新し、8月末時点で5兆 659億円(前年同月比+15.1%)に達しています。8つの分 類で見ると、最も残高が大きいのが外国債券型で、8月末 時点の残高は前年同月比+13.3%の1兆5,797億円(全 体の31.2%)となりました。伸び率でみると、国内債券型が 前年同月比+22.7%の1兆3,256億円(全体の26.2%) と大きく、残高も2番目に大きくなっています。2つのカテゴリー を合計すると全体の57.4%を占めており、ラップ口座におけ る資金は、外国債券型や国内債券型といった安定した値動 きが期待されるタイプを中心に運用されていると言えます。 株式に投資するカテゴリーとしては、国内株式型が前年同 月比+12.0%の7,312億円(全体の14.4%)、外国株式 型が同+10.8%の6,036億円(全体の11.9%)で、国内 株式型の方が伸び率も比率も大きくなっています。2015年 夏以降の値下がりの影響もありますが、株式型を合計すると 全体のシェアは26.3%にとどまっています。REITファンドに関 しては、外国REIT型が前年同月比+13.7%の1,829億 円、国内REIT型が同+24.2%の1,146億円で、全体に 占める比率は合わせて5.9%にとどまっており、一般的な国内 公募投信と比較するとREITファンドの存在感は小さいと言え ます。一方、ヘッジファンドが含まれるその他型は前年同月比 +10.1%の5,224億円(全体の10.3%)と一定の存在感 を保っています。続いて、ラップ/SMA専用ファンドのタイプ別の 資金フローを見てみましょう。 ラップ口座専用ファンドの投資対象別 純設定額の推移(2009年1月~2016年8月) (出所:イボットソン・アソシエイツのデータを用いてドイチェ・アセット・マネジメント(株)資産運用研究所が作成) (億円) -500 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 2009 年 1月 2009 年 4月 2009 年 7月 2009 年 10 月 2010 年 1月 2010 年 4月 2010 年 7月 2010 年 10 月 2011 年 1月 2011 年 4月 2011 年 7月 2011 年 10 月 2012 年 1月 2012 年 4月 2012 年 7月 2012 年 10 月 2013 年 1月 2013 年 4月 2013 年 7月 2013 年 10 月 2014 年 1月 2014 年 4月 2014 年 7月 2014 年 10 月 2015 年 1月 2015 年 4月 2015 年 7月 2015 年 10 月 2016 年 1月 2016 年 4月 2016 年 7月 その他 外国REIT 国内REIT アセットアロケーション 外国債券 国内債券 外国株式 国内株式 合計

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8月のラップ/SMA専用ファンドの純設定額は全体で推計 +559億円と54カ月連続のプラスとなり、資金流入額は2カ 月ぶりに500億円を回復しました。タイプ別にみると、外国債 券型が+180億円、国内債券型が+291億円と、全体の 資金流入額の大部分を占めています。一方、国内株式型は +40億円、外国株式型は+9億円と、金融市況の方向感 が欠ける中で、ラップ口座内の資金の保守的な動きが強まっ ているものと考えられます。 また、足元の金融市況が厳しいことに加えて、9月15日に 金融庁が公表した「金融リポート」*において、ファンドラップ※3 商品の平均報酬が「年間2.2%」に達するとし、「4年を超え て投資を継続する場合、ファンドラップのほうが一般の投資信 託よりも保有コストが高くなる」とも指摘されており、ファンドラッ プを含めたラップ/SMA関連商品に対する厳しい見方も出て きています。もっとも、不特定多数の資金を集める投資信託 と、個別のコンサルティングを行うファンドラップは、そのサービス レベルや情報提供の中身も大きく異なります。ラップ/SMA関 連商品に投資家が求めているものをきちんと理解し、フィーに 見合った価値のあるサービスを提供していくことで、細りつつあ るラップ口座への資金流入を再び拡大させていくことが期待さ れます。 *http://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf

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当資料は、情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品の推奨や投資勧誘を目的としたものではありません。当資料は、信頼できる情報をもとにドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作 ご留意事項 ●投資信託に係るリスクについて 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当 該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により投資一単位当たりの価値が変動します。したがってお客様 のご投資された金額を下回ることもあります。 また、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることか ら、リスクの内容や性質が異なりますので、ご購入に際しては、事前に最新の投資信託説明書(交付目論見書)や契約 締結前交付書面の内容をご確認の上、ご自身で判断して下さい。 ●投資信託に係る費用について 【お申込みいただくお客様には以下の費用をご負担いただきます。】  購入時に直接ご負担いただく費用・・・購入時手数料 上限3.78%(税抜3.50%)  換金時に直接ご負担いただく費用・・・信託財産留保額 上限1.0%  投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・運用管理費用(信託報酬) 上限2.0404%程度 (税込)  その他費用・・・上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。 投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等でご確認下さい。 ≪ご注意≫ 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきまして は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の 料率を記載しております。投資信託の運用による損益は、すべて受益者に帰属します。投資信託は、金融機関の預貯金 と異なり、元本及び利息の保証はありません。投資信託は、預金または保険契約ではないため、預金保険及び保険契約 者保護機構の保護の対象にはなりません。登録金融機関を通じてご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対 象とはなりません。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご購入に際しては、事前に 最新の投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面の内容をご確認の上、ご自身で判断して下さい。 なお、当社では投資信託の直接の販売は行っておりませんので、実際のお申込みにあたっては、各投資信託取扱いの販 売会社にお問合せ下さい。 ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第359号 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会

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