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事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫

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(1)

1

「生活保障設計ガイドブック」

「やさしい保障プランニング(Web版)」の検証

(2)

【事例1】

37歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(2歳)が遺される場合

ガイドブックP10 計算例1

・・・P3

【事例2】

42歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(7歳・4歳)が遺される場合・・・P4

【事例3】【事例3A】【事例3B】

53歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(19歳・16歳)が遺される場合・・・P5・6・7

【事例4】

共働きの夫婦(夫婦とも42歳)で、会社員の夫が死亡した場合・・・P8

【事例5】

共働きの夫婦で、妻が死亡した場合

ガイドブックP10 計算例2・・・P9

【事例6】

25歳の会社員の夫が死亡し、会社員の妻が遺される場合(遺族厚生年金給付5年になるケース)・・・P10

【事例7】

40歳自営業の夫が死亡した場合 (妻は、遺族基礎年金のみ支給になるケース)・・・P11

【事例8】

母子家庭の場合で38歳の母が死亡し、子が遺される場合 (離婚により母子家庭。養育費の支給無しのケー

ス)・・・P12

2

「事例検証」

(3)

「事例1」 37歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(2歳)が遺される場合

ガイドブックP10 計算例1

夫:37歳(会社員)・勤続13年・年収500万円 ・ 妻:35歳(専業主婦) ・ 子(長男) :2歳 〔葬祭費用〕 500万円 (お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔子どもの教育〕 高校まで公立、塾あり。大学は国立で下宿 【事例1-①】・・・Web版には「収入が得られない期間の補填」を入力する項目があります。本来、この項目に年数を入力すると「配偶者勤労収入の目安 (上記B)」の数値が乗じられる必要があります。しかし、Web版では、「配偶者収入の目安(上記B)」の数値ではなく、基本生活費(現在の収入×60%) の数値(上記A)が乗じられています。 【事例1-②】・・・ガイドブック P10 計算例1 では、小学校入学までの年数を子どもの年数の翌年(3歳)から数え4年間としていますが、Web版は、子の 現在の年齢から、教育費の計算等がされています。 支出           300  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    500  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)= 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 00 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 5 9 6万円 + 97 5 万円 + 7 4 0万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・団体内保障の額 (①+②)-(③+④)= 共済などによる必要保障額

A

検証結果

〔企業・団体内保障〕 死亡退職金200万円・団体生命共済300万円(一律加入) 〔貯 蓄〕 150万円 〔収入補てん〕 子どもが小学校入学するまでの4年間

3

2161万円 500万円 150万円 149万円 100万円 51万円

B

975万円 740万円 0万円 596万円 500万円 0万円

(4)

「事例2」 42歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(7歳・4歳)が遺される場合

夫:42歳(会社員)・22歳で入社・年収600万円 ・ 妻:40歳(専業主婦) ・ 第1子:7歳 ・ 第2子:4歳 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔夫の収入(補足)〕 30代後半の平均収入は550万円 〔子どもの教育〕 2人とも高校まで公立。塾あり。大学は国立で下宿 支出         

  360

  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    600  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)= 1 84 万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 500万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他 0 万円 + 552万円 + 1881万円 + 780万円 + 0万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・団体内保障の額 (①+②)-(③+④)= 共済などによる必要保障額 【事例2-①】・・・ガイドブックでは、遺族厚生年金の算出の際、40歳以上は、「30代後半の平均年収」を用いています。しかし、Web版では、 「30代後半の平 均年収」の入力項目がないため、遺族厚生年金の金額については、何かの平均データを使っているのでしょうか? 例えば、 Web版の「遺されたご家族の収入の目安(月額)」は143,900円になっています。この数値から逆算すると、 「30代後半の平均年収」は約650万円(※) になり、現在の収入より多くなってしまいます。 ※143,900×12カ月=1,726,800 3,600,000(現在の収入×60%)-1,200,000(遺族基礎年金)-1,726,800(遺されたご家族の収入の目安(年額)=673,200(遺族厚生年金) 673,200(遺族厚生年金)=550×「30代後半の平均年収÷10万円」×25年×3/4 ⇒ 30代後半の平均年収≒650万円 その他にも【事例1-①】の検証結果と同様な事象が発生しています。 〔企業・団体内保障〕 死亡退職金300万円・団体生命共済300万円(一律加入) 〔貯 蓄〕 300万円 〔収入補てん期間〕 末子が小学校入学するまでの3年間

4

187万円 120万円 56万円 2813万円 600万円 300万円 1881万円 780万円 0万円 552万円 500万円 0万円

(5)

「事例3」 53歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(19歳・16歳)が遺される場合

夫:53歳(会社員)・22歳で入社・年収900万円 ・ 妻:48歳(専業主婦) ・ 第1子:19歳 ・ 第2子:16歳 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔夫の収入(補足)〕 30代後半の平均収入は650万円 〔子どもの教育〕 第1子:大学は私立文科系で自宅通学 第2子:高校は公立。塾あり/大学は私立文科系で自宅通学 支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費( 年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)= 3 57 万円 8 3 万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           20 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 22 8   万円

【事例3-①】・・・ガイドブックでは、厚生年金に25年以上加入されている方の遺族厚生年金は、以下の計算式で算出しています。 遺族厚生年金=550円× 「30代後半の平均年収÷10万円」×実際の加入年数×3/4 例えば、 Web版の「遺されたご家族の収入の目安(月額)」は266,600円になっています。この数値から逆算すると、 「30代後半の平均年収」は約940万円(※)に なります。ガイドブック(P6)では、 「30代後半の平均年収」は800万円を上限としていますので、ずれが生じている可能性があります。 また、 Web版は、厚生年金 に25年以上加入の場合は、実際の加入年数で計算されるロジックになっているのかについても確認する必要があると思います。 ※ 266,600×12カ月=3,199,200 5,400,000(現在の収入×60%)-1,000,000(遺族基礎年金)-3,199,200(遺されたご家族の収入の目安(年額))=1,200,800(遺族厚生年金) 1,200,800 (遺族厚生年金)=550×「30代後半の平均年収÷10万円」×(53歳-22歳)×3/4 ⇒ 30代後半の平均年収≒940万円 【事例3-②】・・・Web版の図に遺族基礎年金が出てきません。この事例は第2子が16歳であるため、遺族基礎年金として約100万円/年が給付されることになり ます。検証したところ、Web版は第1子が18歳未満でなければ遺族基礎年金が図に表示されない設定になっていると思われます。 【事例3-③】・・・教育資金の大学費用が私立の場合、文系・理系で分かれていますが、Web版は、その分類がないので教育資金の数字が違う可能性がありま す。 その他にも【事例1-①】の検証結果と同様な事象が発生しています。

5

〔企業・団体内保障〕 死亡退職金1500万円・弔慰金200万円・団体生命共済300万円(一律加入) 〔貯 蓄〕 500万円 〔収入補てん期間〕 65歳まで働く 前提条件: ガイドブックの計算は、「配偶者勤労収入の目 安」で計算された年357万円を妻が65歳まで(17年間)働く ことができないシナリオでWeb版と比較しています。 357万円 100万円 83万円 1315万円 844万円 0万円 6069万円 6228万円 2000万円 500万円

(6)

6

「事例3A」 53歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(19歳・16歳)が遺される場合

夫:53歳(会社員)・22歳で入社・年収900万円 ・ 妻:48歳(専業主婦) ・ 第1子:19歳 ・ 第2子:16歳 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔夫の収入(補足)〕 30代後半の平均収入は650万円 〔子どもの教育〕 第1子:大学は私立文科系で自宅通学 第2子:高校は公立。塾あり/大学は私立文科系で自宅通学

6

〔企業・団体内保障〕 死亡退職金1500万円・弔慰金200万円・団体生命共済300万円(一律加入) 〔貯 蓄〕 500万円 〔妻の収入〕 65歳まで年100万円働く 前提条件: ガイドブックの計算は、妻は65歳まで(17年 間)年間100万円のパート収入を得る場合のシナリオで Web版と比較しています。 支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)= 3 57 万円 1 00 万円 8 3 万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 00万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他 0 万円 + 4 3 69万円 + 1315万円 + 8 44万円 + 0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・団体内保障の額 ( ①+②)-(③+④)= 共済などによる必要保障額

【事例3A-①】・・・ガイドブックは、夫死亡後、妻は年間100万円で65歳まで働くことが確認できた場合、以下の計算式により「収入補てん」を柔軟に算出 することができます。 357万円(配偶者勤労収入の目安)-100万円(妻が働くことができる年間収入)=257万円 257万円×(65歳-48歳)=4369万円 しかし、Web版では、「収入補てん」は上記計算式のように柔軟に対応することができないため、非現実的な数字が算出されることがあると思います。 その他にも【事例1-①】、【事例3-①】、【事例3-②】 、【事例3-③】の検証結果と同様な事象が発生しています。 4369万円 4528万円 357万円 2000万円 500万円 1315万円 844万円 0万円 100万円 83万円

事例3のWeb版

と同じ試算結果

になるため表示

していません。

(7)

7

「事例3B」 53歳の会社員の夫が死亡し、専業主婦の妻と子ども(19歳・16歳)が遺される場合

夫:53歳(会社員)・22歳で入社・年収900万円 ・ 妻:48歳(専業主婦) ・ 第1子:19歳 ・ 第2子:16歳 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔夫の収入(補足)〕 30代後半の平均収入は650万円 〔子どもの教育〕 第1子:大学は私立文科系で自宅通学 第2子:高校は公立。塾あり/大学は私立文科系で自宅通学 〔企業・団体内保障〕 死亡退職金1500万円・弔慰金200万円・団体生命共済300万円(一律加入) 〔貯 蓄〕 500万円 〔妻の収入〕 65歳まで年100万円働く 前提条件: ガイドブックの計算は、夫死亡後、妻は基 本生活費について、年420万円もあれば生活できると 確認できた場合のシナリオでWeb版と比較しています。 支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)= 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           20 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 22 8   万円

【事例3B-①】・・・ガイドブック版では、妻は夫が死亡後、遺族の基本生活費として年間420万円もあれば安心できると確認できた場合、上記Aのように現 在の収入×60%で計算することなく、柔軟に妻の希望に対応することができます。 しかし、Web版では、基本生活費について柔軟に対応するような入力項目がないため、非現実的な数値(大きな数値)が算出されることがあると思います。 その他にも【事例1-①】、【事例3-①】、【事例3-②】、 【事例3-③】、 【事例3A-①】の検証結果と同様な事象が発生しています。 2488万円 妻から確認済み

420万円

A

237万円 100万円 83万円 2329万円 1315万円 844万円 0万円

事例3のWeb版

と同じ試算結果

になるため表示

していません。

(8)

「事例4」 共働きの夫婦(夫婦とも42歳)で、会社員の夫が死亡した場合

夫:38歳(会社員)・勤続16年・年収500万円 ・ 妻:35歳(会社員)・勤続年数13年・年収300万円 ・ 子:13歳(公立中学1年生) 〔葬祭費用〕 500万円 (お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔子どもの教育〕 現在公立中学校1年生・高校まで公立 大学は私立大学文系(自宅通学)

8

〔企業・団体内保障〕 死亡退職金300万円 〔貯 蓄〕 200万円 〔夫死亡後の妻の就労〕 妻は65歳まで働く

8

支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)=     3 57    万円            1 0 0 万円         8 3   万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           20 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 22 8   万円

【事例4-①】・・・ガイドブックでは、夫と妻の収入を合算した世帯収入に60%を乗じて基本生活費としています(生活保障ガイドブック5Pに記載)。しかし、 Web版では共働きであったとしても、世帯収入に60%を乗じて基本生活費としていないと思われます。なぜなら、このケースで妻の収入だけを変えても 「遺されたご家族の収入の目安(月額)」も「遺族保障」も何も変わらないからです。 【事例4-②】・・・ 妻に一定の収入があると、下記のように計算する場合があることを念のため紹介しておきます。 妻は65歳まで30年間働く: (329万円-300万円)×(65歳-35歳)=870万円 収入補てん=870万円 一方でWeb版では、「収入が得られない期間の補填」は最大25年間までしか入力することができません。よって、Web版は25年間で試算しています。 その他にも【事例3-③】の検証結果と同様な事象が発生しています。 870万円 2490万円

480万円

329万円 800万円 100万円 51万円 880万円 740万 円 0万円 300万円 200万円

(9)

「事例5」 共働きの夫婦で、妻が死亡した場合

ガイドブックP10 計算例2

夫:42歳(会社員)・勤続20年・年収400万円 ・ 妻:42歳(会社員)・勤続年数20年・年収300万円 ・ 子:16歳(私立高校1年生) 〔葬祭費用〕 500万円 (お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔子どもの教育〕 現在私立高校1年生・大学は私立大学文系(自宅通学) 〔老後準備資金〕 夫は財形貯蓄などで準備する 〔その他〕 900万円(10年後に親の生活費支援として年100万円×10年間 を想定。年複利1%運用で10年後に1000万円になる資金)

9

支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)=     3 57    万円            1 0 0 万円         8 3   万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           20 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 22 8   万円

【事例5-①】・・・このケースでは、遺族厚生年金は支給されません。しかし、Web版の図には遺族厚生年金が表記されています。 【事例5-②】・・・ガイドブックは、妻死亡後、夫は年間400万円の収入があるので、以下の計算式により「収入補てん」を柔軟に算出することができます。 420万円(配偶者勤労収入の目安)-400万円(夫が働くことができる年間収入)=20万円 20万円×7年間(子供が大学を卒業するまで)=140万円 ※ガイドブックP10に訂正が必要な個所が見つかりました。ガイドブックでは子供が大学を卒業するまでは5年間としていますが、現在、高校1年生という 設定ですので7年間になると思います。 その他にも【事例3-③】の検証結果と同様な事象が発生しています。 140万円 1615万円

420万円

420万円 700万円 0万円 0万円 875万円 0万円 900万円 300万円 500万円 〔企業・団体内保障〕 死亡退職金300万円 〔貯 蓄〕 500万円 〔収入補てん期間〕 子供が大学を卒業するまでの7年間

(10)

「事例6」 25歳の会社員の夫が死亡し、会社員の妻が遺される場合(遺族厚生年金給付5年になるケース)

夫:25歳(会社員)・勤続3年・年収300万円 ・ 妻:24歳(会社員)・勤続2年・年収300万円 ・ 子:なし 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 車のローン100万円 〔貯 蓄〕 50万円

10

〔企業・団体内保障〕 死亡退職金50万円・団体生命共済50万円(一律加入) 〔妻の収入〕 夫が死亡後も現在の会社で65歳まで働く 支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)=     3 57    万円            1 0 0 万円         8 3   万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           2 0 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 2 2 8   万円

【事例6-①】・・・このケースでは、遺族厚生年金は5年間支給されます。しかし、Web版の図には遺族厚生年金の支給期間が明確に表記されていません。 【事例6-②】・・・収入補てんについては、下記のように計算していることを紹介しておきます。 妻は65歳まで働く: (330万円-300万円)×5年間(遺族厚生年金支給期間)=150万円 ・・・・① (360万円-300万円)×(65歳-29歳/5年後の妻の年齢)=2160万円・・・・② 収入補てん=2310万円(①+②) 一方でWeb版では、「収入が得られない期間の補填」は最大25年間までしか入力することができません。よって、Web版は25年間で試算しています。 【事例6-③】・・・遺族の妻が24歳の場合、老後準備資金に入力する金額が分からないため、組合員は混乱するのではないでしょうか。現価係数で計算 すると約670万円でした。 その他にも【事例4-①】の検証結果と同様な事象が発生しています。 2310万円 3430万円

360万円

330万円 600万円 0万円 30万円 0万円 670万円 0万円 100万円 50万円 100万円

(11)

「事例7」 40歳自営業の夫が死亡した場合 (妻は、遺族基礎年金のみ支給になるケース)

夫:40歳(自営業)・年収600万円 ・ 妻:35歳(会社員)・勤続13年・年収450万円 ・ 第1子:7歳 ・ 第2子:4歳 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔子供の教育〕 高校まで公立・私立理系大学(下宿)

11

〔貯 蓄〕 500万円 〔企業・団体内保障〕 なし 〔妻の収入〕 65歳まで働く 支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)=     3 57    万円            1 0 0 万円         8 3   万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           20 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 22 8   万円

【事例6-①】・・・このケースでは、遺族年金については遺族厚生年金は支給されず、遺族基礎年金のみ支給されます。Web版の図には正確に表記され ていました。 【事例6-②】・・・収入補てんについては、下記のように計算していることを紹介しておきます。 妻は65歳まで30年間働く: (510万円-450万円)×(65歳-35歳)=1800万円 収入補てん=1800万円 一方でWeb版では、「収入が得られない期間の補填」は最大25年間までしか入力することができません。よって、Web版は25年間で試算しています。 その他にも【事例3-③】 、【事例4-①】の検証結果と同様な事象が発生しています。 1800万円 5201万円

630万円

510万円 1050万円 120万円 0万円 2661万円 740万円 0万円 0万円 500万円 0万円

(12)

「事例8」 母子家庭の場合で38歳の母が死亡し、子が遺される場合 (離婚により母子家庭。養育費の支給無し)

母:38歳(会社員)・勤続16年・年収500万円 ・ 子:7歳 〔葬祭費用〕 500万円(お墓なし) 〔ローン返済〕 なし 〔子供の教育〕 高校まで公立・国立大学(自宅) ※親権者であった母の死亡後、母の父母(祖父・祖母)に引き取られ、養子縁組をしない場合です。よって、母が死亡後も遺族基礎・遺族厚生年金は子に給 付されます。

12

〔貯 蓄〕 300万円 〔企業・団体内保障〕 死亡退職金200万円、団体生命共済(死亡時)200万円 〔その他〕 教育費とは別に年200万円を生活費として子供が大学卒業まで(17年間) 遺してあげたい 支出           540  万円 ×60%= ①基本生活費(年額) 現在の年収    900  万円 収入 ②遺族基礎年金の額 ③遺族厚生年金の額 配偶者勤労収入の目安 ①-(②+③)=     3 57    万円            1 0 0 万円         8 3   万円 支出 ①一時的費用 ②将来発生する費用への準備 5 0 0 万円 葬儀費用 ローン返済 収入補てん 教育資金 老後準備資金 その他  0 万円 + 6 0 6 9 万円 + 1315万円 + 8 4 4 万円 +  0 万円 収入 ④現在の貯蓄額 ③企業・ 団体内保障の額            5 00    万円           20 00    万円 ( ①+②) -( ③+④) = 共 済 な ど に よ る 必 要 保 障 額          6 22 8   万円

【事例8-①】・・・このケースでは、ガイドブックとWeb版との必要保障額の数値が合いました。また、Web版の図には正確に表記されました。しかし、もし、 子供が祖父・祖母と養子縁組をすると遺族年金が停止したり、子供が父に引き取られると、遺族基礎年金の給付が停止されたりするなど、複雑なケースが 発生します。何か、注意書きをするなど工夫が必要だと思います。(例:個々のケースにより遺族年金の給付が異なりますので、関係各所にお問い合わせく ださい。等) Web版では、「収入が得られない期間の補填」を0と入力しています。 0万円 4036万円

300万円

149万円 500万円 100万円 51万円 836万円 0万円 3400万円 400万円 300万円 0万円

(13)

●Web版では「企業・団体内保障」を「加入している保障額(遺族保障の詳細設定をクリッ

ク)」で表記されていると思います。また、 「加入している保障額」の右記にある「詳しく」をク

リックしても、ここには「企業・団体内保障」というキーワードが見当たりません。

この部分は、企業内保障を重要視する全労済らしさだと思いますので、何かしらの記載があ

ると良いと思いました。

●障がい保障については、単純に遺族保障の1.5倍で計算されていますので、これで良い思

います。

●医療保障についても、これで良いと思います。

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参照

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