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Academic year: 2021

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(1)

♪ 軟部組織損傷 サブノート ♪ ♪ ≪分娩麻痺≫ p176・整形 p141 ・分娩時による腕神経叢麻痺.骨盤位分娩や巨大児に多い 『分 類』 ・上位型(エルプ麻痺):多い(節後損傷が多い) ウェイター・チップ・ポジション ・下位型(クルンプケ麻痺) ・全型:節前損傷が多い ≪副神経麻痺≫ p175 ・胸鎖乳突筋・僧帽筋(上・中部) ≪長胸神経麻痺≫ p176・運動学 p76 ・前鋸筋 ・翼状肩甲 ・壁つきテスト ≪胸背部の軟部組織損傷≫ p177 ①脊椎性疼痛:立位で脊椎の奥深いところに感じる痛みで,臥床によって軽快 *持続性で安静にしても軽快せず,夜間痛がある場合は悪性腫瘍を疑う ②傍脊椎性の疼痛:脊柱起立筋群に生じる疼痛.部位がはっきりしない ③神経根性の疼痛 ≪腰部の軟部組織損傷≫ p179 ①関節性 a.椎間関節:比較的限局した腰部痛発作が主体.特に起床時.伸展で疼痛増強. 前弯の増強が原因となる b.椎体間関節:境界が判然としない両側性腰部鈍痛が主体.下肢への関連痛あり. 前屈位や坐位で疼痛増強 ②靭帯性 a.椎間靭帯:前屈を制御する靭帯の変性.腰前屈位での荷重ストレスにより断裂 b.仙腸靭帯:寛骨に捻れが生じ,仙腸関節を中心とした靭帯に損傷が起きる ③筋・筋膜性 a.腰 部:疼痛は多裂筋,腰腸肋筋に多い.皮下組織および脂肪組織の 無菌性炎症性病変.筋膜の自由神経終末を刺激し疼痛が出現 b.殿 部:梨状筋損傷が多い.一側の腰部や下肢痛 c.大腿後面部:ハムストリングの損傷 脊椎分離すべり症・腰部脊柱管狭窄・腰椎椎間板ヘルニア など ウェイター・チップ・ポジションの肢位 *肘伸展,前腕回内,手関節尺屈・掌屈,手指屈曲

(2)

≪椎間板ヘルニア≫ *椎間板組織が後方線維輪を破って脱出し,脊髄や神経根を圧迫する 『頸椎椎間板ヘルニア』 ・好発年齢:30~50歳の男性に多い(40歳代) ・好発部位:C5/C6 → C6/C7 → C4/C5 の順 ・主な症状:肩こり,頸部痛,肩甲部・背部の疼痛,不快感など ・テスト法:スパーリングテスト.ジャクソンテスト *神経根症(末梢神経障害)と脊髄症(中枢神経障害)の鑑別* 『腰椎椎間板ヘルニア』 ・好発年齢:20~40 才代に多い ・好発部位:L4∼L5 次にL5~S1.L1~L2 可動域が広いとこ ・L4~L5 間のヘルニアで障害されやすい神経はL5 神経 ・テスト法:ケンプテスト,SLRテスト(ラセーグ徴候),FNSテスト *神経根障害の高位診断* 障害神経根 筋 深部腱反射 感覚障害 L4 大腿四頭筋 膝蓋腱反射 下腿内側 L5 前脛骨筋・長母趾伸筋 なし 足背∼母趾 S1 腓腹筋・(ヒラメ筋) アキレス腱反射 足部外側 神経根症 脊髄症 感 覚 上 肢 主に片側性 放散痛,しびれ感,感覚鈍麻など 主に両側性 放散痛,しびれ感,感覚鈍麻など 下肢・体幹 正 常 感覚異常(胸部以下,広範) 運 動 上 肢 限局性の脱力や筋萎縮 巧緻運動障害 (食事・更衣・書文) 下 肢 正 常 歩行障害 (つまずきやすい,速歩困難) 深部腱反射 減 弱 亢 進 膀 胱 正 常 頻尿・排尿困難

(3)

♪ 軟部組織損傷 サブノート ♪ ♪ 腰椎椎間板ヘルニア 頸椎椎間板ヘルニア ≪胸郭出口症候群≫ p177 整形p138~ ・腕神経叢と鎖骨下動脈が,下記のいずれかで圧迫される疾患 ①斜角筋症候群:前斜角筋と中斜角筋の間 ②肋鎖症候群:鎖骨と第1 肋骨の間の肋鎖間隙 ③小胸筋症候群(過外転症候群):小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方 ④頸肋症候群:頸椎に肋骨が遺残したもの *これらを総称して胸郭出口症候群 『主な症状』 ・上肢痛,上肢のしびれ,頸肩腕痛など 『主な検査法』p431 ・脈管圧迫テスト:アドソンテスト,アレンテスト,エデンテスト,ライトテスト ・神経刺激テスト:モーリーテスト,ルーステスト # 頸肩腕症候群:自覚症状はあるが,検査などで病因を確定できないもの

(4)

♪ 胸郭出口症候群の脈管圧迫テスト ♪

*患側の橈骨動脈を触知・観察

①アドソンテスト

1. 頸椎を伸展(後屈) 2. 患側へ回旋 3. 深吸息を加える ↓ 斜角筋三角狭窄 or 肋鎖間隙狭窄

②ライトテスト

上肢を過外転させる ↓ 小胸筋と胸壁間狭窄 or 肋鎖間隙狭窄

③エデンテスト(気を付け姿勢テスト)

肩を後下方に引き降ろす ↓ 肋骨と鎖骨間の狭窄 or 頚肋症候群

④アレンテスト

肩関節90°外転・外旋し,頸椎を健側に回旋 ↓ 斜角筋三角狭窄

(5)

♪ 軟部組織損傷 サブノート ♪ ♪

♪ 頸椎・腰椎ヘルニア 検査法 ♪

【椎間孔圧迫検査】

①スパーリングテスト

頸椎を患側へ側屈させ圧迫

②ジャクソンテスト

(Head compression test)

頸椎を患側へ側屈・前後屈させ圧迫

③ケンプテスト

腰椎を患側へ回旋・背屈

【神経伸長検査】

①ジャクソンテスト

(Shoulder depression test・肩引き下げテスト)

頸椎を健側へ側屈

②SLR (straight leg raising) テスト

(6)

【肩甲骨の運動】 《上肢帯の筋》

鎖骨下筋

小胸筋

前鋸筋

(7)

♪ 軟部組織損傷 サブノート ♪ ♪ 《挙上と下制》 『挙 上』 ・僧帽筋上部④ ・肩甲挙筋⑤ ・菱形筋⑥ 『下 制』 ・鎖骨下筋① ・小胸筋② ・僧帽筋下部④ 《外転と内転》 『外 転』 ・小胸筋② ・前鋸筋③ 『内 転』 ・僧帽筋中部④ ・菱形筋⑥ 僧帽筋上部と下部は△ 《上方回旋と下方回旋》 僧帽筋上部④ 肩甲挙筋⑤ 小菱形筋⑥ 大菱形筋⑥ 小胸筋② 前鋸筋③ 僧帽筋下部④

(8)

【肩関節複合体】 『狭義の関節』 1.肩甲上腕関節 2.胸鎖関節 3.肩鎖関節 『広義の関節』 4.肩峰下関節 5.肩甲胸郭関節 更に 6.肋椎関節 7.胸肋関節 8.椎間関節 《肩甲上腕関節》 *安定性が悪いため,靭帯や筋腱で補強している ・運動範囲が広い.反面,安定性が悪く靭帯や筋腱で補強している ・肩甲骨関節窩 + 上腕骨頭:球関節 ・関節唇 :関節面を広くし,骨頭との適合性をよくする ・関節包:著しく緩い.肩甲骨関節窩∼上腕骨解剖頸を包む *滑液包(関節包の一部に相当) 関節上腕靱帯により補強 ・肩峰下滑液包,肩甲下滑液包,上腕二頭筋腱滑液包など 烏口下滑液包,三角筋下滑液包 『肩関節の主な靭帯』 ①烏口上腕靱帯 関節の上面を補強. 屈曲,伸展の制御 ②関節上腕靱帯 Z 字状に関節前面を補強. 外旋,外転の制御 ③烏口肩峰靱帯 肩甲上腕関節の運動には直接関与しない

(9)

♪ 軟部組織損傷 サブノート ♪ ♪ 『肩甲骨面』:肩甲骨は前額面に対して,前方に約30°傾く 『上腕骨後捻』:上腕骨骨頭は前額面に対して,後方に約30°傾く 《肩峰下関節》 *機能的関節 上 部:烏口肩峰アーチ *烏口突起∼烏口肩峰靱帯∼肩峰 中 間:肩峰下滑液包 *関節腔の役割 下 部:腱板 + 大・小結節 《肩甲胸郭関節》 ・胸郭上を肩甲骨が滑るように動く

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【肩部および上腕部の損傷】 ≪腱板断裂≫ ・主に棘上筋 の損傷 ・断裂部位は大結節から1.5cm 近位部 に多い *critical portion:棘上筋腱が大結節に付着する部位で,腱板完全断裂の好発部位 「発生機序」 1.直達外力:転倒して肩を強打 2.介達外力:手をついた際,大結節が肩峰に衝突 挙上位で物をとろうとした時 3.overuse:投球動作など 4.退行性変性など 中高年の場合,発生機序が不明なことも多い 「症 状」 ・受傷時に鋭い疼痛 ・大結節部 の圧痛 ・完全断裂では陥凹 を触知 肩関節90°屈曲位で上腕内外旋 ・運動痛:特に外転60∼120° ・機能障害:特に外転 棘下筋の筋腹に圧痛 ・夜間痛:肩関節前方の疼痛 ・陳旧例では,棘上筋や棘下筋の筋萎縮,肩関節の拘縮 「検査法」

・ペインフルアークサイン :painful arc sign(有痛弧徴候)

・クレピタス :軋轢音(挙上時雑音)

・インピンジメント徴候 :impingement sign(Neer) ・ドロップアームサイン :drop arm sign(腕落下徴候) 「治療法」 ・ゼロポジション(肩甲骨面で約 140°外転)での固定が理想 ・日常生活に支障のない程度までの外転位固定 ・可動域訓練,腱板筋力訓練 *ゼロポジション ・肩甲棘と上腕骨の長軸が一致し,肩周辺の筋収縮力が均等になるポジション ・肩関節外転約 140°

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♪ 軟部組織損傷 サブノート ♪ ♪ *腱板疎部損傷* 不安定群と拘縮群に分類される 腱板疎部:烏口突起外側の棘上筋腱と肩甲下筋腱との間隙 肩関節の腱板における抵抗減弱部 投球動作やスパイク動作の繰り返しにより損傷を受けやすい 肩峰下関節での動きとインピンジメント

『腱板損傷 資料』

不安定群:平均23 歳に多発。疼痛 外転外旋位の運動痛著明 肩関節下方への緩みは内旋位のみ X 線:挙上位でのすべり(slipping) 拘縮群:平均35 歳。可動域制限

(12)

≪上腕二頭筋長頭腱損傷≫ 「発生機序」 ・長頭腱の変性に介達外力が加わり発生 ・重量物の挙上(肩関節屈曲・外転・外旋,肘関節屈曲・回外) 「分 類」 1.結節間溝部での断裂 ・非常に多い.40 歳以上の肉体労働者(男) 腱板損傷に伴うものも 2.筋腱移行部での断裂 ・若年者のスポーツ時に発生することあり 「断裂の急性症状」 ・受傷時の異常雑音(断裂音)と激痛 ・二頭筋筋腹の遠位移動と膨隆 (肘関節屈曲時に著明) ・腫脹,皮下出血斑 ・結節間溝部 の圧痛 ・肘関節の屈曲,回外力の低下 「検査法」 ・ヤーガソンテスト ・スピードテスト

参照

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