◆日常生活について むせこみ □なし □あり 食事 回/日 米飯 おかゆ きざみ 一口大 経管栄養 義歯 □なし □あり 義歯の管理:自己管理・他者管理 嗜好品 喫煙:□なし □あり( 本/日 年) 飲酒:□なし □あり 便回数 尿回数 メガネ □なし □あり 続柄 世帯 補聴器 □なし □あり ① 同・別 ペースメーカー □なし □あり ② 同・別 認知障害など □なし □あり 物忘れ 気になる症状( ) ◆今回の入院について 睡眠状況 □良 □不眠 眠剤の使用(□なし □あり:薬剤 ) 入院について医師から説明がありましたか □あった ◆活動について 何のために入院すると説明されましたか 転倒歴 □なし □あり よくころぶ つまずきやすい 今回の入院までの経過についてご記入ください 手足の動き □良好 □動きにくい:部位( ) いつから 歩行 □自立 □補助具(杖 バギー その他 ) □できない どこで ◆介護認定 □なし □あり どんな症状・状態になったか ※ありに該当する場合は下記の記入をお願いいたします 認定日 歳 入院 手術 治療中 歳 入院 手術 治療中 □なし□あり介護保険外サービス利用状況(内容・頻度等) 歳 入院 手術 治療中 □なし□あり(配食サービス・緊急通報システム・その他) 住居環境 現在内服している薬 障害等 手帳 お薬手帳 ◆気になっていること、心配していることをご記入ください 例:入院費や保険について 退院後の介護負担 など 薬剤の副作用・アレルギー歴 □なし □あり(薬剤名 ◆褥瘡(床ずれ)の有無 現在 □ なし □ あり(部位: ) 発生時期( ) 過去 □ なし □ あり(部位: ) 発生時期( ) ◆日常生活の自立度 該当欄に○をつけてください J1 J2 A1 A2 B1 B2 C1 C2 (続柄 ) (続柄 ) 連絡先(℡)他 □なし □あり (現在持っている) □あり(自宅にある) 血液を固まりにくくする薬の服用 □なし □あり(商品名 ) 現病歴・既往歴 かかりつけ医の有無 □なし □あり:管理している人 □本人 □本人以外( ) (□なし □あり) 糖尿病薬の服用 □なし □あり(商品名 ) 介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活する 外出頻度が少なく、日中も寝たきりの生活をしている 車椅子に移乗し、食事、排泄はベッドから離れて行う 介助により車椅子に移乗する 自力で寝返りをうつ 自力では寝返りもうてない 訪問介護(ヘルパー)の利用 在宅サービスの利用 1.持家(戸建・集合住宅) 2.賃貸 (戸建・集合住宅) 3.エレベーター(なし・あり) 4.その他( ) なし・ あり・ 身障( )、療育( )、精神( ) 難病( )、その他・特記( ) 交通機関を利用して外出する 隣近所へなら外出する 回/ 日 最終排便 月 日 回/日 夜間排尿数 回 認定情報 □未申請 □申請中( 月 日申請) □認定済み ●要支援( )・要介護( ) (平成 年 月 日~ 平成 年 月 日) 担当ケアマネジャー 氏名( ) 事業所名( ) 負担割合(1割・2割) 直近3か月以内の3kg以上 の意図しない体重の減少 噛みやすくすしたり飲み込 みやすくするための食事 の調整 □あり □わからない 現在の身長 cm 体重 kg その他アレルギー □なし □あり( ) ※本紙にご記入した内容は個人情報に基づき、目的以外には使用しません。 緊急連絡先(氏名) □なかった ◆受診状況 氏 名 □なし □あり □食べていない(食事以外で栄養補給している) □なし □あり 氏 名 入院中の 世話をされる方 市販薬・健康食品の服用 □なし □あり (商品名 ) ◆栄養について 現在の食欲の低下 宗教上の摂取禁止食品 □なし □あり( ) フリガナ 患者氏名 食物アレルギー □なし □あり(食物名 ) ◆身体状況について ◆お薬について 年齢 医師の説明を聞く方 《自立度 BCの場 合》 医療者が 医療者記 入用紙に て項目ア セスメント 実施 資料2
湿気させない粉薬の保管方法
北療育医療センター
-31-テーマ名 北療育医療センター 湿気させない粉薬の保管方法 サークル名 しけるくんとかわい太くんと仲間たち メンバー名 薬剤検査科 ◎○大越すみ江 倉本 敦夫 木内智香子 村上恵美子 田中香保里 助清佳加代 稲垣 彩子 池田あゆみ 五十嵐玲子 1.テーマ選定理由 湿度の高い夏季に服薬中止のため病棟から返却された、分包後一週間の漢方エキス顆 粒製剤が変色・変質していた。利用者への内服薬が保存状態により変質することは重大 な問題である。そこで変質を防止するために、散薬の適切な分包方法並びに利用者に提 案できる保管方法について検討を行うこととした。 2.現状と問題点 漢方エキス顆粒製剤の多くは、成人の1 回量がアルミ包装されて販売されている。し かし、当院の利用者は小児並びに成人であっても体重が少なく、成人量よりも少量で処 方されることが多い。このため入所・入院の利用者については、アルミ包装を外し、秤 量・再分包をして、病棟に払い出している。入所者・入院患者の薬については1~2週 間程度の比較的短期間で使用されるため、従来、問題になることはなかった。また、当 院の外来患者・利用者は漢方薬以外でも散薬の長期処方を受けていることが多く、薬の 保存方法については必要に応じ服薬指導を行ってきた。 しかし、薬は極めてデリケートなものであり、適切な空調が施されている院内でさえ 、 高温・多湿の夏季においては上記のような事態も起こりうることがわかった。さらに外 来の利用者においては、分包した散薬が自宅で保管している間に変質する可能性が高い と考えられる。そこで、漢方エキス顆粒製剤を含めた散薬の適切な分包方法と、利用者 に提案できる保管方法について検討を行い、安全で効果的な服薬のための情報提供を行 えるようにしていく必要があると判断した。 3.改善策 今回、(1)①分包方法の比較②乾燥剤の有効性③保管容器と乾燥剤の比較、の三点に ついて調査・検討を行った。(2)これらの情報をもとに、①くすりの保存に関するパン フレット作成②散薬の保管袋(“おくすり保管袋”)の作成、を行い、散薬の変質を防止 できるような保管方法について啓発活動を行った。 4.今後の取り組み(結果) パンフレットを活用した説明と、漢方エキス顆粒の小分け分包品を払い出す際に使用 するための“おくすり保管袋”の提供により、利用者が、自宅での薬の保管をより適切 にできるようになったのではないかと考える。 今後は更にホームページ上や動画等の媒体においても、薬の保管方法について広く周 知できるように取り組んでいく。 -33-
テーマ名 北療育医療センター 湿気させない粉薬の保管方法 サークル名 しけるくんとかわい太くんと仲間たち メンバー名 薬剤検査科 ◎○大越すみ江 倉本 敦夫 木内智香子 村上恵美子 田中香保里 助清佳加代 稲垣 彩子 池田あゆみ 五十嵐玲子 1.テーマ選定理由 湿度の高い夏季に服薬中止のため病棟から返却された、分包後一週間の漢方エキス顆 粒製剤が変色・変質していた。利用者への内服薬が保存状態により変質することは重大 な問題である。そこで変質を防止するために、散薬の適切な分包方法並びに利用者に提 案できる保管方法について検討を行うこととした。 2.現状と問題点 漢方エキス顆粒製剤の多くは、成人の1 回量がアルミ包装されて販売されている。し かし、当院の利用者は小児並びに成人であっても体重が少なく、成人量よりも少量で処 方されることが多い。このため入所・入院の利用者については、アルミ包装を外し、秤 量・再分包をして、病棟に払い出している。入所者・入院患者の薬については1~2週 間程度の比較的短期間で使用されるため、従来、問題になることはなかった。また、当 院の外来患者・利用者は漢方薬以外でも散薬の長期処方を受けていることが多く、薬の 保存方法については必要に応じ服薬指導を行ってきた。 しかし、薬は極めてデリケートなものであり、適切な空調が施されている院内でさえ 、 高温・多湿の夏季においては上記のような事態も起こりうることがわかった。さらに外 来の利用者においては、分包した散薬が自宅で保管している間に変質する可能性が高い と考えられる。そこで、漢方エキス顆粒製剤を含めた散薬の適切な分包方法と、利用者 に提案できる保管方法について検討を行い、安全で効果的な服薬のための情報提供を行 えるようにしていく必要があると判断した。 3.改善策 今回、(1)①分包方法の比較②乾燥剤の有効性③保管容器と乾燥剤の比較、の三点に ついて調査・検討を行った。(2)これらの情報をもとに、①くすりの保存に関するパン フレット作成②散薬の保管袋の作成、を行い、変質を防止できるような保管方法につい て啓発活動を行った。 (1)調査・検討 【調査1:分包方法の比較】 漢方エキス顆粒を以下のように分包して紙箱に入れ、4 週間保管した。その間 1 週ご とに外観と重量を記録した。調査の対象は、実際に変質が認められた抑肝散エキス顆 粒および当院で汎用される六君子湯エキス顆粒の 2 種類とした。 ①ポリセロ紙を使用し、散薬分包機で分包する(一般的な調剤方法) ②片面グラシン紙・片面ポリエチレンでパイルパッカーを用いて分包する
テーマ名 北療育医療センター 湿気させない粉薬の保管方法 サークル名 しけるくんとかわい太くんと仲間たち メンバー名 薬剤検査科 ◎○大越すみ江 倉本 敦夫 木内智香子 村上恵美子 田中香保里 助清佳加代 稲垣 彩子 池田あゆみ 五十嵐玲子 1.テーマ選定理由 湿度の高い夏季に服薬中止のため病棟から返却された、分包後一週間の漢方エキス顆 粒製剤が変色・変質していた。利用者への内服薬が保存状態により変質することは重大 な問題である。そこで変質を防止するために、散薬の適切な分包方法並びに利用者に提 案できる保管方法について検討を行うこととした。 2.現状と問題点 漢方エキス顆粒製剤の多くは、成人の 1 回量がアルミ包装されて販売されている。し かし、当院の利用者は小児並びに成人であっても体重が少なく、成人量よりも少量で処 方されることが多い。このため入所・入院の利用者については、アルミ包装を外し、秤 量・再分包をして、病棟に払い出している。入所者・入院患者の薬については1~2週 間程度の比較的短期間で使用されるため、従来、問題になることはなかった。また、当 院の外来患者・利用者は漢方薬以外でも散薬の長期処方を受けていることが多く、薬の 保存方法については必要に応じ服薬指導を行ってきた。 しかし、薬は極めてデリケートなものであり、適切な空調が施されている院内でさえ 、 高温・多湿の夏季においては上記のような事態も起こりうることがわかった。さらに外 来の利用者においては、分包した散薬が自宅で保管している間に変質する可能性が高い と考えられる。そこで、漢方エキス顆粒製剤を含めた散薬の適切な分包方法と、利用者 に提案できる保管方法について検討を行い、安全で効果的な服薬のための情報提供を行 えるようにしていく必要があると判断した。 3.改善策 今回、(1)①分包方法の比較②乾燥剤の有効性③保管容器と乾燥剤の比較、の三点に ついて調査・検討を行った。(2)これらの情報をもとに、①くすりの保存に関するパン フレット作成②散薬の保管袋の作成、を行い、変質を防止できるような保管方法につい て啓発活動を行った。 (1)調査・検討 【調査1:分包方法の比較】 漢方エキス顆粒を以下のように分包して紙箱に入れ、4 週間保管した。その間 1 週ご とに外観と重量を記録した。調査の対象は、実際に変質が認められた抑肝散エキス顆 粒および当院で汎用される六君子湯エキス顆粒の 2 種類とした。 ①ポリセロ紙を使用し、散薬分包機で分包する(一般的な調剤方法) ②片面グラシン紙・片面ポリエチレンでパイルパッカーを用いて分包する ③ ポ リ エ チ レ ン 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 に 直 接 入 れ る ④ ポ リ セ ロ 紙 で 分 包 し た も の を ポ リ エ チ レ ン 製 チ ャ ッ ク 付 き 袋 に 入 れ る ⑤ 漢 方 エ キ ス 顆 粒 製 剤 製 品 の 包 装 に 入 れ て 口 を 折 り 曲 げ る 【 結 果 1 】 い ず れ の 製 剤 も 、 ど の 分 包 方 法 に お い て も 4 週間後には色が濃くなり、明らかな外 観 変 化 が み ら れ た が 、 ⑤ の 製 品 の 包 装 は 他 の 方 法 に 比 べ て 変 化 が 少 な か っ た ( 図 1 )。 重 量 変 化 に つ い て も 同 様 で 、⑤ は 重 量 増 加 が 小 さ か っ た( 図 2 )。こ の こ と よ り 、短 期 間 で あ れ ば 、 製 品 包 装 を 用 い て 保 管 す る こ と で 問 題 が な い と 考 え ら れ た 。 図 1:4 週 間 の 外 観 変 化( 左 側:抑 肝 散 エ キ ス 顆 粒 、右 側:六 君 子 湯 エ キ ス 顆 粒 ) 図 2 : 2 週 後 の 重 量 変 化 (g) 【 調 査 2 : 乾 燥 剤 の 有 効 性 】 変 化 の 原 因 が 空 気 中 の 水 分 に よ る も の と 仮 定 し 、 小 分 け 分 包 し た 場 合 の 保 管 時 に お け る 乾 燥 剤 の 有 効 性 を 検 討 し た 。 ポ リ セ ロ 紙 で 分 包 し た 漢 方 エ キ ス 顆 粒 製 剤 を A・B の乾燥剤と共に以下の容器に3 週 間 保 管 し 、 重 量 の 変 化 を 調 査 し た 。 ① ポ リ エ チ レ ン 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ( 厚 さ 0.04mm) ② ポ リ エ チ レ ン 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ( 厚 さ 0.08mm) ③ ポ リ エ チ レ ン 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ( 遮 光 タ イ プ ) ④ ス チ ー ル 製 の 缶 0 週 1 週 後 2 週 後 3週 後 4 週 後 1 週 後 2 週 後 3 週 後 4 週 後 -35-
⑤ 容 器 ・ 乾 燥 剤 な し A . 生 石 灰 B . シ リ カ ゲ ル 【 結 果 2 】 乾 燥 剤 と 共 に 保 管 し た も の は 使 用 し な か っ た も の に 比 べ て 重 量 の 増 加 が 抑 え ら れ た ( 図 3 )。 こ の こ と か ら 、 薬 剤 保 管 時 に 乾 燥 剤 を 使 用 す る こ と は 有 効 で あ る 。 図 3 : 3 週 後 の 漢 方 エ キ ス 製 剤 の 重 量 変 化 (g) 【 調 査 3 : 保 管 容 器 と 乾 燥 剤 の 比 較 】 適 切 な 保 管 容 器 と 乾 燥 剤 を 提 案 す る た め の 検 討 を 行 っ た 。 ポ リ セ ロ 紙 で 分 包 し た 漢 方 エ キ ス 顆 粒 製 剤 を 以 下 の ① ~ ⑤ の 容 器 で 乾 燥 剤 と と も に 4 週 間 保 管 し 、変 化 を 調 査 し た 。乾 燥 剤 は 以 下 のA・B の2種類を使用して比較した。 こ の 期 間 中 、 実 際 の 使 用 に 近 い 状 態 で 保 管 す る た め に 、 容 器 を 開 閉 し て 中 の 薬 剤 を 取 り 出 し た の ち 元 に 戻 す 、と い う 作 業 を 1 日 2 回ずつ行った。①②のチャック付き袋は、 中 の 空 気 を で き る だ け 排 除 し た 状 態 で 口 を 閉 じ る よ う に し た 。 ① ポ リ エ チ レ ン 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ② ア ル ミ + ナ イ ロ ン フ ィ ル ム 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ③ ス チ ー ル 製 の 缶 ( 大 ) ④ ス チ ー ル 製 の 缶 ( 小 ) ⑤ ポ リ ス チ レ ン 製 の 気 密 容 器 A . 生 石 灰 B . シ リ カ ゲ ル 【 結 果 3 】 最 も 変 化 を 抑 え ら れ る 容 器 と 予 想 さ れ た ③ ス チ ー ル 製 の 缶 ( 大 ) で 保 管 し た 場 合 の 変 化 が 最 も 大 き か っ た 。 こ れ は 容 器 の 開 閉 に よ り 容 器 内 の 空 気 が 入 れ 替 わ る た め だ と 考 え ら れ る 。 こ の こ と よ り 、 保 管 中 に 接 触 す る 空 気 は 少 な い ほ う が よ い こ と が わ か っ た 。 また、チャック付き袋では、①のポリエチレン製のものは3 週後に急な重量増加がみ られたが、②のアルミ+ナイロンフィルム製では変化が小さかった。①では開閉を繰り 返すことにより袋のチャック部分が破損してしまい、効果が低下したと推測される。こ れにより、②のほうがより丈夫で、保管容器として適していると考えられる(図4)。
⑤ 容 器 ・ 乾 燥 剤 な し A . 生 石 灰 B . シ リ カ ゲ ル 【 結 果 2 】 乾 燥 剤 と 共 に 保 管 し た も の は 使 用 し な か っ た も の に 比 べ て 重 量 の 増 加 が 抑 え ら れ た ( 図 3 )。 こ の こ と か ら 、 薬 剤 保 管 時 に 乾 燥 剤 を 使 用 す る こ と は 有 効 で あ る 。 図 3 : 3 週 後 の 漢 方 エ キ ス 製 剤 の 重 量 変 化 (g) 【 調 査 3 : 保 管 容 器 と 乾 燥 剤 の 比 較 】 適 切 な 保 管 容 器 と 乾 燥 剤 を 提 案 す る た め の 検 討 を 行 っ た 。 ポ リ セ ロ 紙 で 分 包 し た 漢 方 エ キ ス 顆 粒 製 剤 を 以 下 の ① ~ ⑤ の 容 器 で 乾 燥 剤 と と も に 4 週 間 保 管 し 、変 化 を 調 査 し た 。乾 燥 剤 は 以 下 のA・B の2種類を使用して比較した。 こ の 期 間 中 、 実 際 の 使 用 に 近 い 状 態 で 保 管 す る た め に 、 容 器 を 開 閉 し て 中 の 薬 剤 を 取 り 出 し た の ち 元 に 戻 す 、と い う 作 業 を 1 日 2 回ずつ行った。①②のチャック付き袋は、 中 の 空 気 を で き る だ け 排 除 し た 状 態 で 口 を 閉 じ る よ う に し た 。 ① ポ リ エ チ レ ン 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ② ア ル ミ + ナ イ ロ ン フ ィ ル ム 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 ③ ス チ ー ル 製 の 缶 ( 大 ) ④ ス チ ー ル 製 の 缶 ( 小 ) ⑤ ポ リ ス チ レ ン 製 の 気 密 容 器 A . 生 石 灰 B . シ リ カ ゲ ル 【 結 果 3 】 最 も 変 化 を 抑 え ら れ る 容 器 と 予 想 さ れ た ③ ス チ ー ル 製 の 缶 ( 大 ) で 保 管 し た 場 合 の 変 化 が 最 も 大 き か っ た 。 こ れ は 容 器 の 開 閉 に よ り 容 器 内 の 空 気 が 入 れ 替 わ る た め だ と 考 え ら れ る 。 こ の こ と よ り 、 保 管 中 に 接 触 す る 空 気 は 少 な い ほ う が よ い こ と が わ か っ た 。 また、チャック付き袋では、①のポリエチレン製のものは 3 週後に急な重量増加がみ られたが、②のアルミ+ナイロンフィルム製では変化が小さかった。①では開閉を繰り 返すことにより袋のチャック部分が破損してしまい、効果が低下したと推測される。こ れにより、②のほうがより丈夫で、保管容器として適していると考えられる(図4)。 図 4 : 薬 剤 の 重 量 変 化 (g) 乾 燥 剤 の 重 量 変 化 に つ い て は 、生 石 灰 、シ リ カ ゲ ル と も に い ず れ の 容 器 で も 重 量 が 増 加 し て い た ( 図 5 )。 容 器 の 容 量 が 大 き い も の ほ ど 変 化 も 大 き か っ た 。 今 回 の 検 討 で は 生 石 灰 と シ リ カ ゲ ル の 吸 水 量 に 大 き な 差 は み ら れ な か っ た 。 4 週 間 後 の 外 観 は 、 生 石 灰 は 膨 張 し 、 シ リ カ ゲ ル の 青 色 の 粒 は 全 て ピ ン ク 色 に 変 化 し て お り 、 乾 燥 効 果 が 期 待 で き な い 状 態 と な っ て い た 。 図 5 : 4 週 後 の 乾 燥 剤 の 重 量 変 化 (g) ( 2 ) 啓 発 活 動 こ こ ま で の 検 討 結 果 よ り 、 ポ リ セ ロ 紙 で 分 包 し た 散 薬 は 、 気 密 容 器 に 乾 燥 剤 と 共 に 入 れ て 保 管 す る と 最 も 変 質 が 抑 え ら れ る こ と が 明 確 と な っ た 。 毎 日 服 用 の 都 度 容 器 の 開 閉 が 行 わ れ る の で 、 缶 よ り も チ ャ ッ ク 付 き 袋 を 使 用 し 空 気 を 排 除 し て 気 密 状 態 で 保 管 す る こ と 、 チ ャ ッ ク 付 き 袋 は で き れ ば ア ル ミ + ナ イ ロ ン フ ィ ル ム 製 の も の が よ い こ と 、 乾 燥 剤 は 多 め に 使 う こ と 、 チ ャ ッ ク 付 き 袋 も 乾 燥 剤 も 永 久 に 使 用 で き る わ け で は な く 、1 ヶ月を目安に定期的に交換することなど、具体的な注意事項も 明 ら か と な っ た 。 こ れ ら の 内 容 を ま と め た パ ン フ レ ッ ト を 作 成 し て 薬 局 窓 口 に 配 置 し 、 散 薬 を 多 く 服 用 し て い る 利 用 者 に 対 し 服 薬 指 導 の 際 に 渡 し て 説 明 す る よ う に し た( 図 6 )。そ の 他 、利 用 者 ・ 家 族 向 け の 勉 強 会 等 で も 、 保 管 方 法 に 関 す る 情 報 提 供 を 行 っ た 。 更 に 、 や む を え ず 小 分 け 分 包 し た 漢 方 エ キ ス 顆 粒 製 剤 を お 渡 し す る 際 に 使 用 す る た め の 、“ お く す り 保 管 袋 ”( ア ル ミ + ナ イ ロ ン フ ィ ル ム 製 の チ ャ ッ ク 付 き 袋 )を 作 成 し た( 図 7 )。“ お く す り 保 管 袋 ” の 表 面 に は 「 上 手 な 保 管 方 法 」 と し て 、 今 回 の 調 査 で 明 ら か に な っ た 注 意 事 項 を 記 載 し 、 効 果 的 な 使 用 方 法 を 伝 え て い る 。 -37-
図6:パンフレット(表・裏) 図7:おくすり保管袋 4.今後の取り組み(結果) パンフレットを活用した説明と、漢方エキス顆粒の小分け分包品を払い出す際に使用 するための“おくすり保管袋”の提供により、利用者が、自宅での薬の保管をより適切 にできるようになったのではないかと考える。 今後は、通園部門での利用者家族向けの勉強会などでの情報提供を定期的に行い、更 にホームページや動画等の媒体においても、薬の保管方法について広く周知できるよう に取り組んでいく。