52 酒精230cc、濃硫酸25ccの混液に溶解し常法通り電解還元する。 (電流密度0.08Amp/CM2、濃度20゚時間6時間)還元液より40~ 50゚にて減圧下酒精を溜去し酸性液をベンツォールにて振り、后、アンモニ ヤアルカリ性とすると多量の油状物質を析出する。之をベンツォールにて 抽出して殆んど無色飴状物質11gうを得た。(65%)即ちrac-c-nor-Emeton-Pyman(Ⅳ)である。 ベンツォール・リグロイン混液より精製して無色無晶形粉末45゚にて軟化し 1P-〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 Zp189゚塩酸塩は無水酒精、無水エーテル混液より無色無晶型物質94゚ にて軟化100~102゚にて発泡熔融する。 Ⅰ→Ⅱ→ Ⅲ→Ⅳ 東大薬学科(昭和19年12月12日受理) 133.菅沢重彦、亀谷哲治:エメチン及び類似化合体の合成 研究(Ⅵ) 4´、5´-Methylendiaxy-6-〔β-(6´´、7´´-methylendioxy -3´´-Methyl-py-tetrahydraisochinolgl-1´´)-Athyl〕
-4-methyl-3,4,5,6,7,8-Hexahydro-(1´2´:1、2-longvichinolizin)の合成 本研究第二報1)で菅沢、櫻井はrac-c-nor-Emeton-Pymanの 合成を記載し、更に菅沢、茂原は第五報2)で其改良合成法について記載 した。本化合物に就て傅研石井信太郎博士の研究によるとアメーバ赤痢に 對するエメチン作用は天然エメチンに比して極めて弱い。rac-Emetonの合 成研究は目下引続き行はれつつあるが8-位側鎖CH3-基の導入に多大の 困難を経験しつつある。 一般にC-CH3-誘導体は原物質に比し其の生理作用に好影響を興へること は我等が間々遭遇する所である。従って8-位のメチル基の代りに題記化 合物に示す如く他の位置にCH3-基を導入する時その生理作用に如何なる 疫化が生ずるかは興味ある問題と思はれるので本合成を行った次第である。 即ちβ-Aminodihydrosafiol(Ⅰ)を減量として大体第三報の方法に 準遽しての合成であるが著しい相違のあるものはA,ε-Bis-C6,7-methy- lendioxy-3-methyl-3,4-dithdroisochinolyl)-r,r-dicaroaia-urediathylester(Ⅱ)の酸化及脱炭酸操作に対する態度で第三報記載 の対応esterは適当濃度の塩酸と煮沸することにより両目的を同時に達 し得たが(Ⅱ)は本操作によってはその塩酸の濃度如何に拘らず常にア ルカリ不溶の無晶形粉末を生じ其本質詳ではないが両炭酸基共脱離し た疑ひ濃厚である。結局我等は先ず(Ⅱ)を酒精性活性ソーダで鹸化して 一先づ対応する遊離酸(Ⅲ:水よりZp166~167゚の微黄色結晶)を作り 之を水とCO2の脱離完了迄煮沸する事により(Ⅳ)を得ることが出来た。 (Ⅳ)は飴状物質で結晶化し得なかったので直ちに接触還元に附し後加 熱ラリタム閉環を行って(Ⅴ)を得た。本品はキシロール。ヂオサキン混液 より再結して無色粒状晶75゚にて軟化し105゚で分解する。之を常報に 従い対応Thiolaktamとなし第五報の方法に準遽して電解還元して題 記目的物(Ⅵ)に到達した。遊離塩基は塩酸、硫酸等に極難溶、酒石 酸に熱時〓溶解するを以て酒石酸に溶解、アンモニアにて沈析せしむる 操作を繰り返して精製した。空気中にて徐々に黄褐変する無色無晶形粉末 で66゚にて軟化80゚前後にて一部分解し100゚にて発泡完全に分解する。 即ち、本化合物はEmetin-Pymanの4個のCH3O-基の代りに2-個の /O-Ch2 基を有し又8-位 CH3-基1個の代りに4.4´-位に2個の \O-CH3-基を有するラセミ型物質である。
54 酒石酸塩として傅研石井信太郎博士による薬品試験の結果〓〓〓〓 確実にアメーバ赤痢に有数、2000倍にて〓有数との事でrac-c-nor Emetinに比して遥かに有数なることは誠に興味ある事と思はれる。 東大薬学科(昭和19年12月12日受理) 134.菅沢重彦、小林勘次郎、河村一:Di-isochinolyl-誘導体 の合成研究(Ⅱ) 1.1´-Di-isochinolylather類の合成 著者等は第一報に於て1.1´-Di-isochinolylather及び-dipker 型化合物〓合成に就て〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 latherの二題を合成したるを以て報告す、原料アミンとしてはα-〓〓 oxy-β-amino-dihyd〓〓を用ひ、Diglycolsaur dichlaud及び Diphenylather-4.4´-dicarsauredichlond(Dianilid グリコ ルより無色六角板状晶、Fp287-9゚)と夫々Schotten-Baumann によりDiamidを製し、之等を無水トルオール中酸塩化燐によりイソ〓 ン閉環を行へり、Diamidは何れも飴状にして結晶化せず、α、α-B〓 (3-methyl-6,7-methylendion-iso-chinol-1)-di〓〓〓〓〓 はピリゲンより無色針状晶Fp233~4゚、塩酸塩(C24PioO5〓〓〓〓 2H2O)は稀酒精より黄色菱形板状晶、220゚辺にて黒褐変収〓〓〓〓 4.4´-Bis-(3-methyl-6.7-Methylendiexy-isochivplul-〓-