高知 学 園 短 期 大 学 紀安 第44号 〔2014) 9
−
21 原著
住 民
主
体
の
さ さ
え
あ
い活動
の
継続
を可
能
に
す
る
要
因
の
研
究
大西
昭 子
1*,池
出恵 美 子
2 ,高藤
裕 子
3 ,思 岩
郁 子
4 ,今
村
優 子
5,松 村
晶 子
6, 山 岡
享
子
7 要 約 :本研 究の 目的は、
住 民主体の さ さえ あい活 動の継 続を 可能にする要因 を明ら か にする ことで ある。
対 象 者は、
さ さ え あい活 動を実 践し てい る一
団体に所 属するもの6
名とし、
半構 成 的 面接 法を用い、
得ら れ たデー
タ を 質 的 帰 納 的に分 析 し た。
その結 果、
さ さ え あい 活 動の継 続 を可 能にす る 要 因 と して【
地 域に 対する愛 着の 気持ち】【
脈々 とつ な がる人脈】【
ひ とに対する慈しみの こ こ ろ】【
仲 間 との 出 会い と結びつ き】
【活 動に対 する誇 りと1
’
[信 】【1
’
[然 体でい られ るこ との心 地よ さ】【1
’
1
分ら し さ が保て る生活のバ ラン ス】【活 動を 実現させ る骨 組み 】の8
つ の カ テ ゴ リー
が抽出 さ れ た。 こ の こ と か ら、
活 動を継 続 するため には、
決 まっ た枠 組みの ない柔 軟 な参加 様 式 と 生活の バ ラ ン スや、
あるが ま まの 自分を 生 きる場 所の存 在、
活 動を 実現さ せ る骨組み と後 押し、
さ さ え あい 活動の基 盤に根づ く地域に対する愛 着の 思 いが 必要である と考え られ た,
,
さ らにさ さ え あい活動の継 続が、
人 と 人 との交 流やつ な が り を 強化し、
潜 在 する健康 課題 を 拾い 上 げ、
住 民 が 主 体となっ て地 域の 問 題 解 決 に向かう行 動 とな るこ とが 示 唆 さ れ た。
キー
ワー
ド 住 民卞体,
さ さ え あい 活 動,
地 域看 護,
ソー
シャル・
キャ ピ タ ル1 .
は じ め に 現 在、
我 が 国の老 年 人凵指 数 は、
総 務 省 統 言1
局 の各 年国勢調査 報⊥)に よ る と、
平成 7 (1995 )年 に17.
4
% と高齢 社 会になっ た 以降も増加 傾 向にあ り、
平成23(
2
〔〕11)
年では23 .
3
% と 少 子高齢 化が 急 速 に 進 んでい る。
その ため、
特 に 地 方 や 中 山 間 地 域で は、
人 口の過 疎 化や空洞化等に より、
独居 高 齢 者や高 齢の 夫婦の みの世 帯が増 加し、
家族 機 能の 低下に よる 介護力不足、 老々 介護、 さ らに は 孤 独 死 など、
高 齢 者の健 康上の 課 題が山 積 して い る。 ま た、
地 域の 中でのつ な がりや関係 性の希 薄 化 とい っ た 地 域 力の低 下 とい う課 題 も 深 刻 さ を増 し てい る。 こ の ような社 会 的 な 背 景の 中、
介 護 保 険 制 度 が 創設 さ れ、
国は地 域包 括ケアシ ステム の構 築を 掲 げ重点 的な取 り組みを行っ てい る。 し か し、
在 宅 や地 域 移彳∫が 進 め ら れてい くIliで、
受け皿である 地 域での生 活 は 公 的 制 度 だ けで は担い き れ ない部 分 がある。 その 隙間 を 埋め、
住み慣れ た地域の馴 染みの 関係の 中で生 きてい き たい とい う思い を支 え るた め、 現在、
様々 な場 所で 地 域特 性を活 か し た住 民主体に よ る さ さ えあい 活 動が行わ れて い る。
この ような住 民主体による地 域での さ さ え あい 活 動 は、
要 支 援 者の地 域 生 活 を 支 え る だ けでな く、
⊥* 高 知学 園短 期 大 学 2 高 知 学 園 短 期 大 学 3〜
7 高 知 学 園 短 期 大 学専 攻 科 地 域看 護 学 専 攻 Email:aoonishi @kochi
−
gc.
ac.
jp
葭攻 科 地 域 看 護 学 由攻 Email:eikeda @kochi
−
gc.
ac.
jp
看 護 学 科 Email:ytakato@kochi
−
gc,
ac.
jp,
ikuroiwaCiikochi−
gc,
ac,
jp,
mimamura @kochi−
gc,
ac,
jp,
活 動 に参加 す る住 民 も生 きが い や や りが い を感 じ
、
さ ら に は地 域での つ な が りの 再構 築を もた ら す もの と考 え ら れ る。
市 出 らL)〕の先 行 研 究では、
ソー
シャ ル・
キャ ピタ ルが、
高 齢 者の 主 観的健 康 観お よび 主観 的幸 福 感の両者に好ましい影 響を与 えてい る可 能性が、
ま た本 橋ら3)の研究では、 ソー
シャ ル・
キャ ピ タルがメ ンタルヘ ル ス の レベ ル と 関連し てい る こ と が示さ れ てい る。 さ ら に は、
儘 田’
1)に よ る文献 検 討で も、
ほ とん どの文献で健康 指標との 有 意な 関 連 が 報 告 さ れてお り、
近年の先 行 研 究で は、
人や社 会、
地域で のつ なが りが、
人々 の 健 康に影 響を与えてい る可能 性が示さ れてい る。
こ の ように、
地 域のつ な が り を取り戻 し、
誰 もが住み慣れた場 所で、
馴染みの 関 係 に 見守ら れ ながら地域生活を送るこ とが で きる た め に は、
地 域住 民 同十 が相互に攴え合 う活 動が不可 欠であ り、
住 民主体の 地 域 活 動の活 性 化 が さらに期 待 さ れ る。
そこで、
本研究では、
住民 主体の さ さ え あい 活 動の 継 続 を 可 能 に す る 要 因 を 分 析 し、
住 民 主 体の さ さえあい 活動の推 進に よ る地 域の 健 康 問題の解 決に寄 与 する こと を 日的とし て耐究を行っ た、 [[.
研究目 的A
県に お け る住 民主体の さ さえ あい 活 動の現 状 と課 題、
住 民による自身の活 動の 意 味づけ を 明 ら かにするこ と に よ り、
住民に よ るギ休的 な さ さえ あい 活 動を.
口∫能にするため に必要な要 因を検 討す るこ と を 目 的 とする。 皿.
研究方 法1 .
研 究デザ イン 本研究は、
地 域の持つ特 性や生 活背 景、 価 値観 に応 じ た活 動の取 り組み と対象者rLl
身の体 験 をあ りの ま まに捉える こと が 必要であるた め、
質 的帰 納 的 句1
究デザ インを 用い て研 究 を 行っ た。
2.
用 語の 定 義 本研 究に おける、
住 民主体の さ さえあい活 動と は、
地 域の住 民が 中 心 と なっ て地 域の健 康 課 題や 生 活 上の 困 りごと を自ら捉 えて共 有 し、
解 決 に向 けて助 け 合い なが ら行 動 するこ と をい う。
3 .
餅 究対 象 者 対象者 はA
県 におい て住 民 主 体に よ る さ さ え あい活 動を実践 してい る一
団体に所属 す るもの6
名とし た。 こ の団体は、
年々高齢 者が増え、
空 き 家や空 き店舗が増えてい くま ち を 「 何と か 元気に し たい 」 とい う思い で住 民 が 立 ち 上 げ、
集い の場 づ く りや見守 り を兼ね た弁 当の 配達 等を行っ てい る団 体である。
本 研 究へ の 参加に関 して は、
ま ず 対象となる活 動を実 践して い る団体の代 表 者に対し、
研 究の 目 的および方 法、
倫理的配 慮につ い て説 明し、
協 力 を 依 頼 した。
さ らに、
代 表者 よ り実 際の 活 動 を 行っ てい る対象者 を紹介してい た だき、
個々 に 研 究へ の協 力につ い て依頼を行っ た。 4.
デー
タ収 集期 間 平 成25年 8月〜
9月 5.
デー
タ収 集 方法 半構成 的 イン タ ビュー
ガ イ ド を作 成 し、
面 接法 にてデー
タの 収 集 を 行っ た。
実 施 に 当 たっ て はプ レ テ ス トを行い、
イン タビュー
ガ イドの 修止に努 め た、 イン タビュー
ガ イ ドの内 容は、
住民卞休の さ さ え あい活動の経 過 と現 状、活動の意 義や課 題、 対象者に とっ て の 活動の 意 味づ けにつ い て であ り、
対 象者に は 「「由に語っ てもらっ た。 面接同数 は1
回 と し、
場 所 は 対象
者 が 安 心 して語る こ とが で きるこ とを考慮し、
施設内で プラ イバ シー
が保 護できる部屋 を確 保した。 面 接の 内容は対象 者の 了 解を得て、IC
レコー
ダー
に録 音 すると と もに メ モ で内容 を 記 録 し た。
6 .
デー
タ分析 方法 面 接 終 了後に録 音デー
タとメ モ を も とに逐語 録 を 作 成 した。逐 語録は繰 り返 し読み、対 象者の語っ た内容につ い て理 解を深め た。
その 後、
研 究 目的 に沿っ て住 民主体の さ さ え あい 活動を 可能にする 要 因 を 表 してい る 内 容 を 抽 出 し、
コー
ド化 し た。
さ ら に、
類似したコー
ドを まと め、
カ テ ゴ リー
化 を行っ た。 分 析にあたっ て は、
質 的研 究法の経 験 者か ら、 適 宜スー
パー
バ イズを 受 け、
さ らに 研究 者 全 員で検討 を重 ね るこ と に よ り、
分 析の妥 当 性住 民卞体の さ さ え あい 活 動の継 続を可 能にする要因の耕 究 看 護 学 の確保に努め た
。
7 .
倫理的配慮 本 矧 究 は、
平 成25年 度 高 知 学 園 短 期 大 学 研 究 倫 理審 査 委H
会の承 認 を得て実 施した (承認番号第33
号 平 成25
年8
月23
日),, 研 究を行 うにあた り、
対 象 者に、
研究の目的 及 び方 法、 研究協 力へ の 「「 由 意 思の 尊重、
個 人 情 報の保 護 お よ び 匿 名 性の保 証、
得ら れ た デー
タ は研究目的以外に は使用 し な い こ と、
面 接はプライバ シー
の保 護が で きる場 所 で行 うこ とを口頭 及び書面で 説 明 した、
,
また、
録 吝デー
タ及 びメ モ は逐 語 録を作 成した後に消 去 す る こと、
liJPgu
に関する デー
タは鍵付きの棚で保 管 す るこ と、
研 究 結 果 は 学 会 等に て公表す るこ と を 説 明 した。 その結 果、
了 承 が 得 られた対象者 には 同意 書をもっ て研 究へ の参 加の同意を得た。 ]V
.
結 果 1.
対 象者の概 要 (表 1 ) 対象 者の概 要 は表1
の通 りであっ た、,
対象 者の 性 別は女性 が 4名、
男 性 が 2 名の 計6
名であっ た。
年 齢は41
歳一68
歳で、
平 均 年 齢は59.
8
歳であっ た。 活 動 年 数は2
年〜 6
年であっ た。 さ さ え あい 活 動 を 行っ てい る 地 域での居住 年数 は33
年一68
年で、 平 均年 数は47,
2年であ り、
6 名llT2 名が 地域外に 居 住し てい た。 面接 時問は約6
〔〕分であっ た。 表1
対 象 者の概 要 ケー
ス 性 別 年 齢 活 動 年 数 居 住 年 数 A 女性 68歳 6年 68年 B 男 性 63歳 6年 地 域外C
女性 62歳 6年 33年D
女 性 64歳 6年 48年E
女 性61
歳 2年 地域 外 F 男 性 41歳 2イト 40年2 .
分 析 結 果 分析の結果、
住民主 体の さ さえあい 活動を 可能 にする要因 とし て、
【地域に対 する愛 着の気 持 ち】【
脈々 とつ な がる人脈】 【
ひ とに対 する慈 しみの ここ ろ】【
仲 間 との 出 会い と結 びつ き】【
活 動 に対 する誇 りとrLl
信】【rLl
然 体で い ら れ る こ との 心 地 よ さ】 【白分ら し さ が保て る生活の バ ラン ス】 【活 動 を 実 現 させ る 骨 組 み】
の8
つ の カ テ ゴリー
が 拙 出さ れた。 その結果 を表2
に 示 す。 以後、
カテゴ リー
は 【 】、
サブ カ テゴ リー
は 《 》、
ロー
デー
タを 「 」 で示 す。 1 )地 域に対 する愛 着の気 持ち【
地 域に対 する愛着の 気 持 ち】
とは、
慣れ親 し んだ 地 域 を 大事に思 う気 持ちの こ とで あ り、《
地 域を 元気にしたい とい う熱い 思い》 《町が歩んで き た 歴史へ の 慈し み》 《地 域の 問題の認 識》 《利益 を 追 求 しない 気 持 ち》《
活 動の 限界に対 す る葛藤》
の 5つ の サブ カ テ ゴ リー
が含ま れる、、
こ こ で は対 象 者は、
「この地 域 っ てだんだん元 気が なくなっ て、
シャ ッ ター
が 下 りて、
お年 寄り が多く なっ て、
なん か、
活 力 が な く なっ た よねと い う話を し て て。」 と 《地 域の 問題 の 認 識》につ い て語 り、
「 なん と か、
なん と かこ う、
もうちょっ と元気に な るこ とを 考 え ない とい け ない ね」と《
地 域を 元気に したい とい う熱い 思い》につ い て語っ てい た。一
方で対 象者は「 お弁 当代 も払っ て もらっ てい ない 方 も 何 人 もい ま して、 部屋の 様子や息 子 さ んの働い て い る様子を見る と、
きつ く…
言 えな くて、
そ のま まに なっ て しまっ てい た りし て、
な んか とて も…、
矛盾を 感 じてい ま す。
」 と【
地 域 に対する愛 着の気 持ち】が あるか らこそ生じる《活 動の 限 界に対 する葛 藤 》につ い て語っ てい た。2 )
脈々 とつ な がる入脈【
脈々 とつ な が る 人 脈】
と は、
日標 に 共 感 す る 人たちの 小 さ なつ な が りが大 きな 人と人とのつ な が りになっ てい くこ とであ り、
《ひと との つ なが り》《地 域 との つ な が り》《関係 機 関との つ な が り》 《話 し話 さ れ る中で生 ま れ る交流》の 4つ のサブ カ テ ゴ リー
が含ま れる。こ こ では 対 象者 は
、
「あ そこでお 風 呂 が 沸 く よ うに なっ て よかっ た よね、
と役貝の メ ンバー
と言 い合い なが ら、
でもこ こ に お風 昌が出 来て よ かっ たけれ ど お風 呂だけじゃ ない よ ね とい うこ のつ ぶ や きの ような、
そ うい うお 話 が あっ て、
そ う だ ねと
。
」 と、
目標 に共 感 する 人た ちの小 さなつ なが りの 中での つ ぶ やきが 《話し話さ れ る中で生 まれ る 交 流》
によっ て大 き なつ な が りへ と 広 がっ てい くこ とを語 っ てい た。 また、《
ひ と とのつ な が り》 で は 「(ポツ リ ポツ リ人が来てい る)そんなIIiで、
来た 人 同.
上 も、
お友達になっ た り、
い ろ んな 趣味 の人 達 同 十 が くっ つ き あっ て、
この 間 誰々 さ ん た ち と遊び に行っ て た よ、
み たい な こ と があっ た り とか、
い ろ んなこ う、
友 達 との つ なが りが出 来 た り、
お しゃべ り して たら、
ね、
そんな風になるん ですよ」 と集 うことに よっ て人との つ なが りが広 がっ てい くこと を 詒っ てい た。 さ らに、
《地 域 と のつ な が り》
では「ピンポン を 押すの では な くて、
ガラッ と開 けて、
も うそこに食卓が ある とい う感 じの そうい う付 き合い です。 割 合、
密にね、
付 き 合っ て き た か ら。 昔の ド町の まん ま、
い ま だにき て い ま す ね。
」 と昔 な がらの 地 域のつ な が りが 継 続し てい る様子を語っ てい た。3 )
ひ とに対する慈 し みの こ こ ろ【
ひ とに 対 す る 慈 し みの こ ころ】
とは、
ひ とり ひ とりを大 切に思 う気 持 ちの ことであ り、
《ひ と りひ とりに注 ぐ関心》 《ひ とりひとりを 思い や る 心の 高 ま り》
《気づ きの共 有》《
地 域 を超 え た 人へ の思い や り》
の 4 つ の サ ブ カテ ゴ リー
が含ま れ る、
,
こ こ で は対 象者は、
「誰々 さ ん が何とか し た、
誰々 さん最 近 見 ない ね、
今どこかに行っ てい る み たい とそんな話 がこ こで は普通に聞 ける」 と 《ひ とりひ とりに注 ぐ関心》につ い て語っ てい た。 ま た、
《ひ とりひ と り を 思い や る心の 高まり》では「 お 客 さ んの生 活 面 が とい う か、
まあ 部 屋 が 殺 風 景 と かねえ、
ちょっ とさびしい何 もない ような方 もい たりし て、
ちょっ と ねえ、
つ らい…、
か わい そ う だ なあっ て い うの も あ るL
. そ うい うとこ ろは やっ ぱ り、
気を祠 けて あ げ ない とい け ない なあ と い うの は あ りますね。」 と語っ てい た。4
)仲 間 との 出 会い と結 びつ き【
仲間との 出会い と結びつ き】
と は、
活動をす る[[1で仲 間を信 じ、
結ばれ る こ とであ り、
《代 表 者へ の信 頼》 《信頼で きる仲 問の存 在》 《持ちつ 持 た れつ の 関 係》
の3
つ のサ ブカ テ ゴ リー
が 含 ま れ る。《
代 表 者へ の信 頼》
で は、
「私だ けで な く、
他 の人 にもそ ん な気遣い が で きる。 そ れ は、
心の 大 き さ じゃない で しょ うか ね。
人 問 と して も大 きい と思い ま す、
、
」 と語っ てい た,
また、《
信 頼で きる 仲 間の存 在 》で は 「自分が行 けない仕 事の ときは 厨 房で手の空い てい る人 が行っ て くれ たり、 お弁 当の 方 が 忙 し くて手が 足 り ない 時 に自分 が 空い て い た ら、
お弁 当を配っ た り と か、
洗い 物をする と か、
お 互い が力 を 合 わせ てい る とい うか ね。
」 と 語っ てい た,
,
5 )活動に対 する誇 りと自信 【活 動に対 する誇 りと自信 】と は、
地 域の 人 か らの 信 頼 を得るこ とで自分 た ちの活 動 が 価 値 あ る もの と信 じ ら れる こ と であ り、
《必 要 とさ れてい るこ との 自覚 》 《良い 変 化の白覚》 《r
[分がやっ て い る こ とに対 する責 任 感》 《役に立っ てい るとい う自 負 心》《
地 域の 人か らの認 知》《
地 域の 人か ら の信 頼》 《ひ とつ の こ と を成し遂 げた達 成 感》 《活 動を啓発する必 要性の認 識》の8
つ の サ ブ カテ ゴ リー
が 含 ま れ る。
こ こ で は対 象 者は、
《役に立っ てい るとい う 白 負心》とし て 「 た だの弁 当屋 だけでなくっ て、
もっ とこ う深一
く高齢者 と関 わっ て、例 え ば、い な かっ た ら こっ ちへ 帰っ て きて電 話を かけて、
お弁 当届 き まし た かと言っ て、
電話が か か らな かっ た らも う一
回息子 さん にか けるとか、
隣の 人にちょっ と 見に行っ て とか ね、
そこまでするの でね。
(中略 ) 思い 入れ は もっ とあれ ですね。
」 と語っ てい た、
さ らに、
《必要と さ れてい る こ との 自覚》では 「 仕 事はこ こへ き た ら、
そ れこそ 待っ て くれてい る 人 がい る。 自分 が行かなかっ た らその 人は困る。」 と語っ てい た。 そ し て 《地 域の 人 か らの 認知 》と して 「う ん、
浸 透 してき℃,
弁当 も届け、 こ こ で お茶 も飲んで 人と会話が 出 来る。
何か困っ て い た ら家 事も手伝い に行っ てい る。 手伝い に行っ てい る とい うこ と も み ん な 分 かっ て きて、
だ か ら、
『必 要 な施設だね」 っ てい う人は多くなっ て きてい る と思うんだよね,、」 と語っ てい た、, また、
《自分が やっ てい るこ とに対する責 任 感》では、 「 その時 に は、
電.
話 を も ち ろ ん し た んです け ど 出 な かっ た住 民
t
体の さ さ え あい 活 動の継 続を可 能にする要因の耕 究 看 護 学 んで。
ほ んで 3 凵H
ぐらい の ときに、
まあそ うい っ たあの う、
お客さ ん が亡 くなっ てい た とい う…
あ の 後 か ら ちょっ と 行っ た 時 に聞い て。
その 後 は やっ ぱ り、
そうい う見守りが やっ ぱ りすごく大 変 だ な、
重要になっ てくるなっ てい うの が。」 と語っ てい た。6
)自然 体でい ら れ るこ との 心 地 よ さ 【自然体でい ら れ る こ との 心 地よ さ】と は、
無 理 をせ ず あ りの ま まの 自分で い られ るこ とであ り、《
培っ て きた力を活かせ る満 足 感》《
気 負い の な さ》 《活 動を楽し む気 持 ちの 持 ちよう》 《地域に 溶 け込 む在 りよう》の4
つ の サブ カ テ ゴ リー
が含 ま れ る。
こ こ で は、
対 象 者は 「ち ょっ と で もその 時期の もの を食べ てもらい たい とい うの を常に頭に入れ てメニ ュー
を考え たり、
できるだけ、
無理 なこ と もあるけど…、
や りがいが あっ て 楽 しい です ね。
や りがい が あ る とい うこ と で お勤め し てい る こ ろ よりも今が一
番い い です ね,
」 と《
培っ て き た 力 を 活 かせる 満 足 感》
につ い て語っ てい た。
ま た、
《
気 負い の な さ》で は 「何か行 き当た りば っ た りとい うか、
思い つ き とい うか、
思い つ きで こ ん な風に なっ た らい い の になあ、 み たい なこ と を言い は じ め、
そ う やね み たい な こ と で、
だ ん だ ん こ う…
」 と語っ てい た。 さらに 《地 域に溶け込 む在 りよう》 では、
「イベ ン トの と き と かに継 続 的に や る っ て こ とが、
ま あ 地域の 中で もっ と親密になっ て い け る ん じゃ ない かとい うのが、
、
お祭 りだっ たら焼き そ ば を焼い て作っ て売っ た り とか(
地 域の行 事に も)参加 して、
ま あ、
溶 け 込 むっ てい う か ね、
やっ ぱ り 中へ、
うん…、
そうい っ た こ と で、
つ な がっ てい くっ てい うか。」 と語っ てい た、7 )
自 分 ら し さ が 保てる 生 活の バ ラン ス 【自分ら し さ が保て る 生活の バ ラ ン ス 】と は、
できる こと を自分のペー
スで行 うことで、
凵常の 生 活 との 調 和 が と れてい るこ とであ り、《
働 き方 の柔軟さ》《
出来る人 が 出来る こ とを するあ り方》 《日々 の生活の充実 感 》の3
つ の サ ブ カ テ ゴ リー
が含ま れる。こ こ では 対
象
者 は、
「その 時 その 峙、
出 来 る 人 がする ように して い る。
声を かけて 来れ る人が集 まっ た り、
た くさ ん集まっ たり、
集まれ ない こ と もあ る。
負 担にな ら ない よ うに無 埋 を しない よ う に、
無理 を する と続か な く なる。
」 と《
出 来る人 が出来る こと をするあ り方》とし て語っ てい た,, ま た、
《凵々 の生活の充 実感》で は 「 み ん な そ れ ぞ れ に 趣 味 と か 持っ てい る しね。
そ れ を上手に 回 し な が ら やっ てい る。イ「:事と家だ け で は どうか な。 み んな ち ょ こっ とした 趣 味 を もっ て や っ てい る、
、
仕事と家の用事と趣 味 がで きる ように無理の ない 活 動を して い る。
」 と語っ て い た。
8
) 活 動を実 現させる骨 組み【
活 動 を実 現 させ る 骨 絹 み】
と は、
自 分 た ちの 活 動を.
・∫能に する た めの 土台の こ と で あ り、《
ま とめ役の存 在 》 《事務 的 な作 業を担 う存 在》 《行政 か らの 後押 し》 《活 動の核と なる場 所》 《活 動の源 となる資金》
の 5つ のサブ カ テゴ リー
が 含 ま れる。
こ こ で は対 象 者は、
「 こ この 職場っ て み ん な が 代 表みたい なん です よ ね。 職員会で も あ あやっ た ら、
こ う やっ た ら う ま くい く ん じゃ ない っ てい う 提 案をする ように心が けてい まして、
み んなが。 アイデ アを出 すっ てい う、
そ れの、
ま と め役なん ですよ ね、 私っ て、 ま あ たぶん。
」 と語っ てい た。
ま た、《
事務 的な作業を担 う存 在》
で は、
「事 務が 出来る人がい ない、
パ ソ コ ンが出来る人がい ない、
で も例 え ば 行 政 か ら委託事業 を も らっ て や ろ うと して も書類 は ほ と ん どパ ソコ ン で作ら ない とい け ない 。 そうい うことに力を割 くと、
あの、
本 来の 自分た ちの や りたい こ とが 出来なくなっ て し まう んで、
だ か ら そっ ちの方 を 手 伝 おうか、
そ れ 以 外 の他の と こ ろ は み んな力を発 揮して くだ さい 。 そ の方が動 くんだろうな と思っ て入っ たん です。」 と語っ てい た,
, さ らに、《
行政 か らの後 押し》
で は 「市の職 員が訪 ねて きて言うに は、
本 当はこ こ の ような活 動が 必要なんだ。 今、
市が関わっ てい るの は あ り ま す よ ね。
で も地 域で立 ち 上 げ るのが 本 当は大 事なん だ、
とい うの を すご く言っ てい たt,コ と行 政か ら の活 動に対 する評 価を得る こ と でn
分た ちの活動の意義を感じたこ と を語っ てい た。
表
2
住 民 主 体 の さ さ え あい活 動 が 継 続 で き る 要 因 カ テ ゴ リー
サブ カ テ ゴ リー
地 域 に対す る愛 着の 気持ち 地 域 を 元気に し たい とい う熱い思い 町が歩ん で きた歴 史へ の慈 しみ 地 域の問 題の認 識 利益 を追 求し ない気 持ち 活 動の限 界に対 する葛 藤 脈々 とつ な が る 人脈 ひ と とのつ な が り 地 域とのつ ながり 関係 機関とのつ な がり 話 し話さ れ る中で牛 ま れ る交 流 ひ と に対 する慈 しみの こ こ ろ ひ とりひ とりに注 ぐ関心 ひ とりひ と り を 瓜い やる 心の高ま り 気づ きの共 有 地 域 を越 えた 人へ の思い やり 仲 間との 出会い と結びつ き 代 表 者へ の信 頼 信頼で きる仲闘の 存 在 持ちつ 持た れつ の関係 活 動に対 する誇 りと自信 必要と され てい る ことの 自覚 良い変 化の 自覚 自分がや っ てい る ことに対 する責 任 感 役に立 っ てい る とい う 自負心 地 域の 人 か らの認 知 地域の人か ら の信 頼 ひ とつ の こ と を 成 し遂 げ た 達 成 感 活 動を啓発 する必要 性の認識 自然 体でい られる こ との心 地よさ 培っ て きた力 を活かせ る満足感 気 負い の な さ 活 動を楽しむ気 持 ちの持 ちよう 活動に溶 け込 む在り よう 自分らし さが保て る生活のバ ラン ス 働 き方の柔 軟 さ 出 来る 人 が出 来るこ とをするあ り方 目々 の 牛活の充 実 感 活 動 を実 現 させる骨 組み まとめ役の存 在 事務的 な作業を担 う存 在 行 政か らの後 押し 活 動の核 とな る場 所 活 動の源と な る資金住 民
t
体の さ さ え あい 活 動の継 続を可 能にする要因の耕 究 看 護 学V
.
考 察1 .
住民 主体の さ さえ あい活 動の継 続を可能にす る 要 因の特 徴 1 )決 まっ た枠組みの ない柔軟な参 加 (活動 ) 様 式と生活のバ ラ ン ス 対 象 者は、 他者か ら必要と されてい るこ との 「「 覚 や 役 に 立っ てい る とい う白負心 な ど、
様々 な 形 で 【活 動に対 する誇りと自信】を 語っ てい た、
そ れ と同 時に自分 自身の趣 味や家 庭 牛 活 な どの 日々 の生 活の 充 実 感 も も ち合わ せ てい た。
こ の充 実感 と働 き方の 柔軟さがあ り、
出来る人が出 来るこ と をするあ り方によっ て、
【自分ら しさ が保て る生 活の バ ラン ス】
が と れ るこ とにつ な が る。
こ の 自 分の 生活を尊重して、
自分の 得意なこ とを 出 来る ときにするとい う柔 軟 な参 加 様 式とr
[分の生活と の絶 妙なバ ラン ス によっ て、
対 象 者が 生 き生 き と 活 動で きる こ と につ な がっ て いた。
また、
こ の よ うな決まっ た枠 組みの ない柔軟さ が 【自然体でい られるこ との心 地 よ さ】
を 生み、
さ ら なる活動の 推 進と強 化 に 結び付い てい るこ とが 考 え ら れ た。
大池ら は 「1
柔軟 性の ある枠}は自己決 定の 芽を育 む だけでなく、
卞休の芽も育み、
自己 成長を促す 意 味で も重 要であ る5)」 と述べ てい る。
さ らに宇 都 宮は、
「生活を 支え る取 り組み は、
さ さえら れ る側 だ けで な く、
さ さえる 側 も生活の.・
部とし て 溶 け 込み、
無 理の ない ものである必 変 が ある6〕」 と述べ て い る。
今回の研 究結果で も、
対 象 者は無 理 なく参加でき、
気 負わずに活 動で きる柔 軟さ に つ い て語っ てい た。 このように活動 様 式が多様で 個々 の 生 活 との バ ラン スが 取 れてい るこ と が 活 動 の継 続を可能にする要因として考 えられた。 やら な ければ な ら ない使 命 感や義 務 感を 重視し、
日常 生 活 が おろそ かになっ て し まうと負担感 が増し、 活 動の 限 界につ ながっ て し まう可 能 性 も ある。
「「 らの 生活の 楽しみ や生 きがい を 大切 にし、
仲 間の 生 活 も 尊 重 し合うこ と ができ るバ ラン スが 必 要で ある と考 える。2
)あるが ま まのn
分を 生 きる場所の存在 活 動 に参加 してい る 人々 は、
その 年 齢 に 差 は あ る が、
みなこれ まで の 人生で 得た仕事や 地 域生活、
家庭 生活での経験 を活か し て、
困っ てい る 人の 役 に立つ こ とへ の満 足 感 や 自負心につ い て語っ てい た,
この満足感は、
仲問の 《ひ とりひ とりに そ そ ぐ関心 》に支えら れ、
《気づ きの共 有》を経て、
[分「「身や地 域の 《良い 変 化の [覚 》をするこ と で、
よ り大 き くなっ てい く と考 え ら れ た。
す な わ ち、
パ ソコ ン の操 作や料理、
介 護経 験な ど、
こ れ まで に培っ た得意 なこ と を 自 分の ペー
ス で行い、
何 か 地 域の 人々 の役に立つ こ と、
良い 変 化 を 見て い て くれ る仲間が存 在 する こと、
小さ な変 化や次 の ス テ ップにつ い て仲 間と 《気づ きの 共 有》がで き るこ と が 力 と な り、
もっ と喜 んで ほ しい か ら工 夫する とい っ た良いサ イクルが 生 ま れてい た。 こ の ように、
対 象 者の活動の在 り方に は、
「少し で も元気に」 とい っ た さ り気ない 活動を自ら思い つ き、
進んで展 開 して い る とい う 特 徴 が あっ た。
住民の活 動は、
小 さ な きっ かけを契 機と し て始 まり、
活動を してい くうちにコ ミッ トメ ン トが 高 ま るとい うサ イクル を 県 してい た。
大 池 ら は 「[ 分たちの持て る能力を活川 し、
努 力した ことが、
市 民の役にたっ てい るとい う人 とし て の最 高の喜 び・
や りがい につ な が り、 さ ら な る 活動へ の意 欲 を喚 起する と考 える5>」 と述べ てお り、
この よ う な サ イ ク ル の存 在が、
住 民主体の活動の特 徴であ る と考 える。
本 倒 究で も、
こ の活 動へ の小 さ な きっ か けは、
自分たち がこれ まで の 人生で培っ て きた カを活か せ る もの であ り、
「町を 元気にする 」 と い う価 値の 共有を基 盤 と して、
活動 を 自 由に捉え、
あ る が ま まの 自分 を 活 か してい た。
活 動にあたっ ての 自 山な捉えは、
住民 主体の活 動の特 徴である。 シャ イン 7:] は、
人が集 団に加 入 する際の 課題 を 自 己の アイデ ン テ ィ テ ィの 保 持、
集 団の メ ン バー
に対 するコ ン トロー
ル と影 響 力、
集 団の 目標と個人の 要 求の重 なり、
受 容 と親 密 さの4
つ に概 念 化 してお り、
井 部 は、
こ れ らの 概念を用い て、
新し く集団 に 入るメ ンバー
が越え なければ ならない 壁につ い て 「組 織の メ ン バー
は [分の居場 所をみつ けるまで、
これ らの問 題 に 取 り組 み、
い くつ かの成 長の痛 み に耐 え な けれ ばならないS )」 と述べ て い る
。
し か し、
住 民主 体の 活動で は、
こ れ らの 課題 は、
地 域に住み地 域 で生 活 を 送 る 過 程 を 通 して、
すで にあ る 程 度 解 決 されてい る、
、
従っ て、
住民は 「町 を 元気に する」 とい う冖的に賛同すれば その ま ま、
ある が ま まの [分と して活動できる。 そこ には、
集 団の文化を 読 み、
その 文 化に合 わせ た・
員にな る た めの 自 己 規 制は不要である。 服部は、
エ リ クソ ン の生 涯 人 間 発 達学の視 点か ら、
「成入 後期の 行動 様 式としての 「 あるが ま ま を 生きる一
1 ことは、
若 き凵に自我に め ざめ、
自我 同一
性を確立 し てい く長い道の りの 中で 自己の存 在 を 自 分 な りに了 解 し、
価 値づけ、
受け 入 れ、
自 分の 巾核に あるもの を素直に愛お しみ、
あるが ま まのr
[分 ら し さ を大 切に生 きる こ と を意 味 す るV}」 と述べ てい る。 その 人 なりの 人 生 を 生 きて きた人々 が、
あるが ま まで参加で き、
仲 間か ら認 め ら れ、
自己を価 値づ け る とい うサ イ ク ルの存 在 が、
活 動 を継続する大 き な要 因と なっ てい ると考 える。
住 民の そ れ ぞ れの持つ 価 値 観、
アイ デンテ ィ ティ、
人脈、
とい っ た 「ある が ま ま」 を使っ ての 活 動が、
自然に少 しずつ広が り結びつ い てい くこ と は住民の 主体的 な 活動を後 押しす るこ とにつ な が る と考えるc,
3
)活 動 を 実 現 させる骨 組み と後 押 しの重 要 性 本 研究で は、
地 域におい て住民 ギ休の さ さえあ い 活 動が継 続さ れ る に は、
【活 動を実 現さ せ る骨 組 み】
が不可 欠 と なるこ とが分かっ た。 骨 組み と は、《
活 動の核 と な る 場 所》
や《
活 動の 源 と な る 資 金》 等が含 まれ る。 行 動を起こすた め に は、
何 かしたい とい う思いや信 念の ような もの が原動 力 とな る,
,一
方で、
内 発 的 な 動機づ け だ けで な く、 ハー
ド面とい っ た 【活 動を実 現さ せ る た めの骨 組 み】が同 時に必要である。 この 双方が合わ さる こ とによっ て、
住 民の主 体 的 な 活 動 が 生 ま れ、
さ ら に継 続する た めの要 因となっ てい た。 この 《活動 の核と なる場所 》の存 在に よっ て、
住 民た ちは気 軽に集 うこ と ができ、
そこで地 域や生活上の 問題 が 共 有 化 さ れ、
問 題の気づ き につ な が る。
そ して、
その 気づ きをその ま ま に せず、
手 助 け 活 動へ とつ なげ、
相互 に さ さえ あう仕 組み づ く りを行っ てい た。
この 仕組みづく り を後 押しするの が行政の役 割 である,, 特に資金面で は彳f
政に よ る支 援が必 要と なる。 国や地方公 共団体では住 民主体の活 動を資 金 面 か ら サ ポー
トす る た め、
各 種の補 助 金 制 度 を 創 設し てい る。 行政か らの補 助を得る た め に は、
そ れ な りの実 績 と様々 な中請 書 類の提出が求め ら れる。
し か し、
特に退 職後の 時 間 を活用 して ボラ ン タ リー
な活 動を展開 して い る団体は、
そうい っ た事 務作 業を担 うことができる存 在が不 在なこ と も多 く、
苦 慮 してい るの では ない か と 思 わ れ た。
今回 対象とした団体で は、《
事務 的 な作 業を担 う 存 在》がい たこ とで、
補 助金の導 入が可能となっ てい た。 こ の ように、
活 動を継 続させ るた めには、
資金 面で の 後 押 しと ともに、
事 務 的 な 作 業の簡 素 化や サ ポー
ト休 制を整えてい くこ とも 《行政 か ら の後 押し》
と して必 要で は ない か と考える,
,
青山 ら は 広 報の 強 化等により 「地 域 住 民の 参加 意 欲 が 高 ま り、
それを反映 出来る ような地域 活動の場の 整 備や情報の提 供 等 「支 援するサ イク ル 」 が整っ てい れ ば、 活動を通 して やりがい や生 き がいが得 ら れ、
自己 実 現の 欲求を叶え る こ と が で きる10 )」 と述べ てい る。 本研究結 果か らも、
こ の ような 側 面 的 な 支 援によっ て活 動の安 定 化 が 図 ら れ、
何 か の困難にぶ つ かっ た時にも揺らぎな が らも継続し てい くことが可能になるので はない だろ うか と考 え ら れ た。 ま た、
誰 か に 言 わ れて行 うの では な く、
住 民 白 身が自ら必 要性を感じ て行 う活 動は、
やらさ れ感 を感じるこ とが少ない ため、
少しの 負 荷や負担 感 が あっ ても、
そ れ をや りがい に変 えて活動を継 続 するこ と が出 来る と考え る。
活 動を継 続 する た め には、
活動 する住 民の意志や行 動 力、
仲 間の支え な ど が 必 要 と な る が、
そ れ を 後 押 しす る もの と し て、
地域の 中で活動 する保健師の 役割は大 きい と 考える,,2013
年には保 健 師活動指 針が 改定さ れ た。 そこ では 地 区 活 動 に立 脚 し た 活 動の 強 化 と して 「地 区住 民卞体の さ さ え あい 活 動の継 続を可 能にする要因の耕 究 看 護 学 活 動を通 じて ソ
ー
シャ ル・
キャ ピタル の 醸 成 を図 り、
そ れ らを活川 し て住民 と協 働し、
住 民の 自助 お よ び 共 助 を 支 援 して主 体 的 かつ 継 続 的 な 健 康づ く り を推 進する こ と⊥⊥)」 とさ れてい る、
,
保健師 が地域に足を運び、
実 際に活 動の現 場に出 向 き、
住 民と と もにある活 動の 中で、
住 民た ち が活 動の 意 義 を 感 じ るこ と が 出 来 る ように、
行 政の立 場 か ら客 観 的な評価を言葉に し て伝える こ と が効果的 である と考える、
、
言い換 えるとこ の ような 地 域に 根 ざした活 動は、
地 域 住 民に感謝さ れた り、
受け 入れて もらえたり、
行 政か ら認めて もらえる体 験 を 通 し て、
自分た ちの やっ てい る ことへ の肯 定 的 な 評 価 を 直 接 受 け ら れ る、
そ して、
活 動 意 義 を常 に感じ られる こ とによっ て、
その 活動の継続が さ さえ られ てい る の で はないか と考える。 ま た、
保 健 師が常に住 民に声を か け たり、
催し 物の 場に顔 を見せ住 民 と体 験を共 有 した りする こ と は、
保健 師 自身の 「人 と なり」 を知っ て もらう 機会 と なる,
, 住 民は、
何か あっ た場合には 相談で き る 頼 れ る存在として保 健 師 を 認 識 す るこ とがで きる。 その ことが住 民の安 心 感につ なが り、
活 動 継 続の支え と なると考える。 同 時に、 地 域 に出 向 き その 場 に身を お き住 民 個々 と信 頼を築 くこの ような活 動は、
常に 地域で 起こ っ てい る状況を把握 し タ イム リー
な情 報を得 るこ と ができ、
保 健 師 が 地 域 を よ く知る こ とにつ な がる。
こ の こ と に よっ て、
地域に坦 もれて い る 健 康 課 題へ の 気づ きや支 援を 必要とする人々 の掘 り起こ しが 可 能 と なる。 つ まり地 域の ニー
ズ を 把 握 し、
専 円 職の立 場 か らニー
ズに沿っ た 攴 援 を提 供 する こ とができる とい える。 また、
支援を必 要 とする人 を 地 域の 中の社 会 資 源である 「 さ さえ あ い の 場」 につ な ぐこ ともで き る,
, さ ら に地 域に根 ざし た活 動を通 じて、
保 健 師「「 身が 地 域に愛着を も ち、
住 民とふれ あう心 地 よ さ や 住 民の 底 力 を経 験 か ら学ぶ こ とで、
地 域 活 動の 必 要性を実 感できる。 保 健 師 自身 も住民 に さ さえ ら れ、
保 健 師とし て成 長し てい くことが で きる と 考える。 こ の ように、
住 民 が 行 うさ さ え あい 活 動 に寄 り 添 うこ とで、
保 健 師は地 域の 健 康 課 題 を整 理 し、
住民の ネッ ト ワー
クを活か し な が ら見 通しを もっ た 支 援 を 行うこ とができ る。
これこそ が、
保 健 師 に求めら れるソー
シャル・
キャ ピタ ルの醸 成であ る、, 保健 師が地域に出て人々をつ なぎ、
そし てつ な が りの継 続を さ さ え、
地 域の力を信じて住 民と 協働 して地 域づ く り を 行 うこと が 重tt
一
であ る。
4
)さ さえ あい活動の基 盤に根づ く地 域に対 する 愛 着の 思い 今同の研 究 結果か ら、
住 民主体の さ さえ あい活 動の源であ り、
基 盤 と なる もの とし て、
【地 域に 対 す る 愛 着の 気 持 ち】
が あ るこ とが 考 え ら れ た。
《
地 域 を元気に したい とい う熱い 思い 》が 原動 力 となっ て活動が始ま り、
活 動の充 実 感や責 任 感、
達 成感 等により継 続へ の 意欲 が高め ら れる。 こ の どちらも、
基 盤に は地 域へ の 深い 愛 情 が 影 響 して い る と考えら れ た。 高橋らも、
「 地域へ の愛 着は、
入々 の 地 域に対 する態 度や関7
一
を牽 引する重 要 な 心 理 的 要件であ り、
地 域 に お け る住 民の 主 体 的 な 健 康づ く りを考 えてい く上 で重 要な役 割を果たす ものと考え ら れる⊥2 )」 と述べ て い る。 近年、 少 子 高齢 化が 急 速に進 行 してい く巾で、 地域の 課 題と して空 洞 化 や 関 係 性の希薄 化が浮き 彫 りとなっ てい る。 近所 付き合い が薄くな り、
地 域 活 動 も 衰 退 してい く と、【
地 域に対 す る愛着の 気 持ち】や思い 入 れはな か な か形 成さ れに くい の で はない かと考える。 ま た、
虚弱な高齢 者や老々 介 護の世帯、
認知 症の問 題な ど を抱 える入々へ の 見 守 り機 能 が 低 下 し、
住 み 慣 れ た 地 域で馴 染 みの 関係の 中で暮らすこ とが 困難となっ てい る現状が ある。 本研究で は、 住民 自身が 地 域 を何とか 元気に し たい とい う思い か ら、
生活上の 困 りご と に対 して 「 ちょっ と した手助 け」 を行 うな どの 生活に密 着 し た 活 動によっ て、
人 と 人 と をつ な ぎ 合 わ せてお り、
そ れ が 地 域の つ な が り を 強化して い る と考 え ら れ た,, さ ら に活 動を通じ て 《ひとりひとりに注 ぐ関心》が高ま り、【
ひ とに対 する慈 しみ の心】
を 育 み、
他 者 を思いや り、
気 遣 え ることの連 鎖 が膨ら み地 域へ の愛着 と して発 展 して い くこ と が考 えら れ た。 成木は
、
「 《近隣コ ミュ ニ テ ィとの・
体 感 を 得 る》
と 認 識でき たの は、
目常 的に“
心 遣い し あう”
交流 が拡 大する こ とを体験 し、
“
心遣い しあ う” 大 事さを近 隣と共 有 する こと を実感で き た為で あっ た 13) 」 と述べ てい る。 こ の ように小 さ なつ な が りや 気 遣い が 波 及 す るこ と に よっ て、
地 域 全体へ の 愛着を 強め てい た。 こ れ らの活 動に よ る地 域へ の 愛着の高 ま りは少 子 高齢 化に伴 う課 題 を 解 決 するヒ ン トになる と考 える。
【地域へ の愛 着の気 持 ち】は凵常生活の 中で 白 然に形成 さ れてき た昔と違い、
今は意 識 的につ な がっ てい く、
つ な げてい くこ とが 必 要にな る と 考 える。 日々 の さ さ え あい活 動の 巾 に、
次世 代 を担 う子どもたちと ともに できるこ と を位 黄づけ、
子 ど も た ちの 生活の 中に自然と息づ くこ と がで きる ようにする こ とで、
現 在の活 動 と【
地 域へ の愛 着 の気 持ち】を引 き継い でい くこ と が 口∫能と な るの では ない だろうか、,
共に活 動 するこ とによっ て生 ま れ るつ な が りと、
現 在の活 動 を“
見せる”
こ と に よっ て受け継 ぐことが できる道筋を作っ てい く こ とが 必要である。 そうい っ た 人 と人 と がつ な が りあ う 力によっ て、地 元 とい う範囲にと ど ま ら ず、一
定の 地域の 枠を超えた深い【
地域へ の愛 着の気 持ち】
が広がっ てい くの で は ない か と考える。 こ の ように、
住 民 主 体の さ さ え あい 活 動の継 続 を 可能にする要 因に は、
【地 域に対す る愛 着の気 持ち】が源流 と な り、
大きく広が っ て い くとい う 特 徴が あ り、
そ れ が活動の継 続を 支 える要 因の根 幹であ るこ と が 示 唆 さ れ た。
2 .
住 民ギ体の さ さえあい活 動の継 続が地 域の健 康 課題に5
一
え る影 響 1 )さ さえ あい活 動が個 人の 健 康 問 題にワ・
える影 響(
1 )
ひ と り ひ と りの健 康に与 え る 影 響 対 象 者は、
地 域の一
人ひ とり に 関心を寄せ、
個々 の困 りごとに対し て、
《出 来る人が 出 来る こ と を するあ り方》とい う活 動を気 負い なく行っ てい た。 ま た、
活 動 を 通 じ た《
ひ と との つ な が り》
は、
地 域の 課 題を共 有 するこ と につ ながっ て い た。
こ の 活 動は、
“
猫の 手の お手伝い”
と名付け ら れ、
健 康に関 す る 問 題 意 識 とい う よ り は、
目常 生 活の 困 りご とを解決 するもの として意識 さ れてい た。 当 初、
入が集 う場 所づ くりか ら始まっ た活動は、
自 然に、
食 事と困りごとの 解 決をH
的 と し た活 動に 進 展 してい っ た。
こ れ らの活 動 は、
個々 の住 居 に 出向い て行わ れ る こ と が 多 く、
住民の生活の様子 を 知る機会 と なっ てい た。
特に配 食サー
ビス とし て生 活の場へ 出向くこ と は、
対象者の 生 活の様子 を見 守るこ とにつ なが っ て いた。
配 食を機 会と し て定 期 的に会 うことで、
対 象 者の少しの 変化に気 づ くこ と ができ、
関 係 機 関 と連 携 す るこ とで健 康 状 態の 悪 化 予 防 ができる と考 えら れた。
さ ら には、
定 期 的に誰か が関わっ てくれ るこ とに より、
何ら かの 変 化を早 期に発見で きると と もに誰か が見 守っ て くれて い る安 心 感 とな り、
独 居 や 高 齢 者 世 帯、
認知症な どの健 康上 の課題 を持ち な が らも地 域で暮らすこ と を支 えるこ とにつ な が り、
地 域の.・
人ひ と りの健 康 に 寄 ワ してい ると示 唆 さ れ た。
(2
) 活動をし てい る人 た ちの健康へ の影響 さ さ え あい 活 動 を継続 す るこ とによ り、 地 域の 中で誰かの《
役に 立 っ て い る とい う 自負心》
や《
必 要とさ れ てい るこ とのn
覚 》が生 じ る。 こ の こ と が、
対象
者 自身の 生 き がい と な り、《H
々 の 生 活 の充 実 感》につ な がっ て い くとい う休 験を して い た,
こ れ ら を通し て自己の存 在に対 する価 値を見 出 すこ と と なり、
い きい き と活 動するこ と がで き るの では ない か と考 え ら れ た。
本 間 は 高 齢 者の生 きがい に 関する鮒究におい て 「自 分の 能 力を活か し、
自分が必要とさ れ てい るとい う存 在 意義を感 じた り、 健康を保っ たり、 人との 関わ りを楽し む こ とで、
生 きがい を感 じて い る14 )」 と述べ て い る。
今 同の研究でも活 動の 中心 と なるの は 主に60
歳 以 上で、
退 職 後の 人 生 を 地 域 活 動に活 用 してい る 住 民 が多かっ た。 活動の継 続によっ て、
地域の 巾で の自分の居 場 所を獲 得し、
あ りの ま まの 自分でい られるこ とによっ て、
n
らの 健康度 を向上 させる 可 能 性 が 示 唆 さ れ た。
住 民
t
体の さ さ え あい 活 動の継 続を可 能にする要因の耕 究 看 護 学反 面
、
対 象 者は、
活 動の 中で 生 じ るn
らの《
活 動の 限界に対 する葛 藤 》と 《自分が や っ てい る こ とに対 す る 責 任 感》
の 間で揺 れ 動 き、
悩 み な が ら も、
継 続して支 える こ とを 選択してい た。 その判 断の過程に は、
同 じ悩みやし ん どさをもつ 仲 間の 存 在が あ り、 お 互い の思い を共 有するこ とで乗り 越 え る 力 に 変えてい く とい っ た 仲 間の 持つ 力 が 大 きい こ と が 考えら れ た。 活 動の 中で生じ る困難も カに変 えてい けるこ とで、
個 人 及 び団 体の 問 題 解 決 能力や対 処 能力を高め、
さ ら なる達成 感の積み 重 ねと なる。
この ことが、
活 動を行 う対 象 者 自身 の健 康 度も高め、
地 域の 中で 自分ら しく生 きる こ と を 支 え るこ とにつ な が るの では ない か と 考 え る、
,
2 )地 域の 健 康 問題へ の影 響 さ さ え あい活 動を継 続 するこ と に よっ て、
地 域 の 中で、
人 と 人 との交流が 自然に行わ れ、
地 域 で 認知 さ れ、
な くては な ら ない 存 在と なっ てい た,
,
地 域 を 活 動 基 盤とし た 住 民の 生 活 に 直 結 す る さ さ えあい 活動は、
地域の 中に潜 在してい る健康問 題 や生活上の課題 を浮き彫りに し てい っ た。つ まり、
一
人 ひ と りに向 き合 うこ とや 住民の 生 活の場 に出 向くこ と に よっ て、
公 的 制 度で は担い きれ ない生 活の上での 困りご とや健 康上の問題 が把 握さ れ る。
その 小 さ な 気づ き が 積み重 なっ て《
地 域の 問 題の 認 識》につ な がっ て い た。一
人ひ とりが 認 識 した岡 題を共 有し、
広い視 野で地域を捉えてい く こ とで、
地 域の課題へ の気づ きにつ な がっ てい た。 さ さ え あい 活 動 を 継 続 す るこ と に よっ て、
凵々 の活 動か ら地域 全体の課 題 を感じ、
その 課 題 が 明 らかになるこ とで、
新た な活 動の 発展へ と向かっ てお り、 こ の こ と自体が 地 域の 健康 間題の解決に 寄 ワ する と考え ら れ た。
山凵V,
}の先 行 研 究で は、
地 域住 民か らの活 動 認 知が高い こと は、
組 織 活 動 の活 性 化の た めに必 要 な 要 素 と なっ てい るこ と が 明 ら か に さ れてい る。地 域 に 入 り込ん で活動を し、
活 性 化さ せ なが ら継 続し てい くことで地域全体の 健 康 度が向上 すると考える。 こ の ように、
住 民 主 体 に よ る さ さ え あい活 動 を 継 続 するこ と に よっ て、
個 人が元気を取 り戻 し、
関わ る 人 々 が 元気に な る ことにつ な が る。そ し て、
双 方の 住 民の健 康 度の向 上 が 図 ら れ、
地 域 全 体 が 元気に なる こ と で、
住み慣れた愛 着の ある地 域で 最 期を 迎 えたい とい う思い を支える こ とにつ な がっ てい くと考える。V
[.
結 論 本 研 究の結 果、
活 動 自体の 緩や か さ に より生 活 との バ ラ ン ス が 取 れるこ とで 参 加 意欲 が高ま り、
参 加 するこ とに よっ て 達 成 感や 白尊 感 情が高 ま り、
さ らに活 動が活 性 化さ れるとい う良い 循 環が 繰 り返 さ れてい た。
さ さ え あい 活 動 を継続 す るこ とによっ て、
地 域の 中で 自然 に 人 と人との交流 が 生 まれ、
それ が大 き くつ なが り、
地域 奈 体に広がっ てい くこ と が明ら か と なっ た。 こ の つ な が りに よっ て、
住 民一
人ひ とりの健 康 問 題 に対 応で き、
その 対応が繰 り返 さ れ る こ と で 地 域 全体の健 康 度 の向E
に寄与すると考え られ た,
, 住 民主体の活 動 の継 続 を支 え るこ と は、
ソー
シャ ル・
キャ ピ タル の醸 成を意 味し、
人々 が慣れ親しんだ地域の 中で 自分ら しくい きい き と生 きる ことにつ な がっ てい く と示 唆 さ れ た、
、
皿.
研 究の限界と今 後の課題本側究の研 究 対
象
者 は一
団 体に所 属 する中 心 的 な役 割を担っ て い るもの 6 名で あ り、
活動に関わ るすべ ての 人々 の 認識を捉える に は限 界がある、
、
今後は、
対 象者や方法を変えて、
継 続で きてい る 変 因の解 釈 につ い てさ ら に 洗 練 化 し、
地 域の健 康 課 題へ の寄 与につ い て分析を深め る こ とが 必要で ある。 謝 辞 本餅 究に快 くご協 力い た だ き ま した研究対 象 者 の皆 様 方に心 よ り感 謝 申 し上 げ ま す。
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Bulleimof KochiGakuen ColLege,No.44
(2014)
:pp.9-21Original
paper
Study
of
the
factors
that
enable
continuation
of
the
activities
of
the
inhabitants
of
mutualsupport.
Akiko
OONISHIi",
Emiko
IKEDA2,
Yuko
TAKAT03,
Ikuko
KUROIWA4,
Masako
IMAMURA5,
Syoko
MATSUMURA6
andKyoko
YAMAOKA7
Abstract:
This
studyis
toclanf3rthefactors
whichfacilitate
the
continuation ofalocal
inhabitant's
support acti-vities.The
subjects were6
participantswhobelong
to
the
organization which conducts activities. Semi-structuredinterviews
were conducted.The
data
obtainedfrom
the
interviews
was analyzed usingthe
qualita-tive
induction
method of analysis.As
aresult,the
8
categories extracted were[affection
tothe community],[
continued relation ofinhabitants
],
[
affection forpeople],
[
continued intergrouprelationships],[
prideand confidence inactivities],
[
feeling comfortable and natural],
[
balance
in
one'slifestyle
andidentity
]
and[
structure which realizes activities]
For
thecontinuation of activities,necessaryfactors
include
aflexible
lifestyle
without
rule,aplace
whichkeeps
one'sidentity,
safe structure and support which realizes activities,and affection tothe
community.Key
words: activitiesof themhabitants,
activitiesof mutual support, community nursing, socialcapitali' KochiGakuenCollege,AdvancedCourseinCommunity HealthNursing,Email:
KochiGakuenCollege,AdvancedCourseinCommunity HealthNursing,Email:eikeda@kochi-gc,ac,jp 3'7
KochiGakuen