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日本人の敬語行動の実態に関する調査研究 : 札幌圏を中心として

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Academic year: 2021

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(1)Title. 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究 : 札幌圏を中心として. Author(s). 三上, 勝夫; 胡, 躍華. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 49(1): 17-31. Issue Date. 1998-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/504. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (教育科学編) 第4 9巻 第1号. 平成1 0年8月. Journa lofHokka i do Un i i坪 ofEducat i 9 i l I v e r s o I I(Educat on)Vo . ‐4 ,No. Augj t s ,1998. 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究 -札幌圏を中心として-. 三. 上. 勝. 夫・胡. 躍. 華. 北海道教育大学札幌校教育方法学研究室. 1. は じめ に. 中国における日本語教育では, 語員, 文法を中心にした授業が一般的である. 本論の出発点となった敬語 )は の 指 導 に おい て も教科 書 の例 文1 , ①. 美 しい 言葉 と して 特定 の 単 語 を あ げてく だ さ っ たか た が た が い ら っ しゃ いま す .. ②. 日本青少年の心理をご研究なさいますか‐. ③. 馬 先 生 の お 宅 はこち らで は ございま せん.. のよう に単 に敬 語 の 文型 を例 示 する だ けで, どこ で誰 と誰 が話 して いる の か 分 か らない このよう な場 面 , ‐. の説明がない文型や例文の羅列だけのものがほとんどである. また学校の場面で使われている敬語に偏って 教えることも加えて, 学習者の場面対応力が弱い主要な原因ではないかと思われる. 現代日本語の敬語の特色 は人間関係や場面などによって丁寧度の異なる待遇で扱う言語行動である. 特に 動詞と助動詞を使う場合, 同じ意味で丁寧度の段階 (レベル) が違う多くの言葉からどのレベルの言葉を選 ん だ ら適 当 か は外 国人 の学 習 者 にと っ て最 も難 しい と ころ であ る ‐. 敬語行動に関して 「場面」 を中心に言葉の丁寧度 (レベル) の選択に着目したのは, この点が中国におけ る従来の日本語教育で最も欠けていると思われるからである‐ 適当な言葉の選択基準は, 言うまでもなく現 代日本人に使われている共通語を規範とするが, 言葉は時代とともに変わるものであるから最新の言語使用 の傾向を把握することも重要である. 敬語指導にはこの視点が特に重要であると認識し 今日の日本人の敬 , 語使用の意識と生きた敬語の使われ方の実態を, 先行研究に学びながら自分で調べてみようと考えた ‐ このような課題意識から, 1 996年末, 札幌圏を中心に 「現代敬語に関する実態調査」 を実施した. 調査範 囲は学習の場としての学校, 私生活の場としての地域社会, 実務の場としての職場に所属する人々の三類型 に分けて, 高校生, 大学生, 地域住民, 会社員, 公務員を対象として, 男女合計88 5人の回答を得た. なお 調 査 方 法 は記 述 ア ンケ ー トによ っ た‐. 本調査 はその内容を 「敬語意識」 と 「敬語行動」 とに分けて分析, 考察し 「敬語意識」 の主な部分は前 , 号 『紀要 第48巻 第2号』 に報告した‐ 本論はその続きとして 「敬語行動」 の部分の六例から最も日常的 な三例を取り上げ報告する. 他の三例につ いては紙幅の都合により割愛するが 他の機会をまちたい , ‐ 「敬語」 と いう 用 語 につ い て ここ で は広 義 に考 え て い る この 「敬 語 行動」 調 査 の ね らい は人 間 関係 や 場 .. 面によって言葉の使い分け, 換言すれば言葉の待遇性を把握することであるから, 「敬語行動」 「敬語表現」 , よりむしろ 「待遇表現」 がふさわしいとも考えられる. この 「待遇表現」 の中には 言語表現だけではなく , , それに伴う表情, 動作なども含まれるべきである‐ しかし敬語はその中の 「きわめて特徴的な部分であり , )ものであるという意味でこの用語を使うことにする またこの調査 では言語表現 待遇表現の根幹をなす」2 ‐ 17.

(3) . 三. 上. 勝. 夫・胡. 躍. 華. に限って扱ったが, 敬語の広義性から考えて 「敬語行動」 という言葉を用いた‐ なお, この調査の動機, ねらいや方法な どの詳細は上記 『紀要』 を参照していただきたい. 設問と結果の分析, 考察. 2. ( 1 ) 「いる」 の使用について (職場向けの間-4) 存在動詞 「いる」 にあたる言葉は日本語の中で下記の設問欄に書いてある例文のようにそれぞれ言葉使い が分けられている. 一般に話題になる人との上下, 親疎, 内外などの関係によって尊敬語がいいのか, 謙譲 語がいいのか, 尊敬語でもどんな程度の尊敬語がいいのかを考えなければならない. 語形の選択を左右 して いるさまざまな要因があるが, 職場では上下関係, 内外関係が重なった時, つまり特定の場面で相手と話題 になった人がともに目上の場合, あるいは相手は上司で話題になった人が部下の場合に三者の関係をどうい うふうに扱うのか, どのような意識で言葉の選択をするのか, 職場の使用実態の分析を通して調べようと考 え た‐. ◎設問 昼休みに, 社長 (支店長・局長) が部屋に入ってきて, 「課長はいるかね」 と聞かれた時, 「はい, いる」 のような言葉をあなたはどう言いますか。 下の例文から適語を選んで, 番号を○印で囲んで下 さ い。 1‐ い る.. 2. いま す. 3‐ おり ま す. 4‐ お られま す. 5. い ら っ し ゃ いま す. 6‐ おい で にな りま す.. ◎結果 各 職場の調 査 集計 結 果 に つ い て は, 表 - 1 ~4 (3 ~ 4 ペ ー ジ) の と おり であ る‐. ◎分析, 考察 各類型 各職場とも組織上役職者数 は極めて少なく, また被調査対象によっては中間役職者も少人数の場合がある の で, こ こで は集計 表 に基 づ いて お おま か に みる こ と にする. (他 の 項 目 につ い て も 同 様 で あ る こ と を お 断. わりしておく) 1). 銀. 行. 全体を通して見ると, 3の謙譲語を選択した人は8割を越えた. つまりこの場面では課長 を内の人とし, 支店長を外の人と考えて, 課長を低くして, 支店長を高める人が圧倒的に多い. 特に係長以上では3の回答 率が極めて高い. これは銀行組織の特性と社会経験によるのではないかと考えられる. 係員は3の回答が男女とも最高値であるが, 女性は男性よりやや高い‐ その外に5尊敬語に分散している. 2). 建設会社. 3の回答がほぼ主流であるが, 全体的に分散傾向が見られる‐ 特に係員は5にも分散 し, 女性はむしろ 5 の集中度が高い. つまり若い人は支店長の前でも直属の上司を立てる人が多いと言える. また全体で2の選 択 率 が2 割 とな っ てい る. 18.

(4) . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. 3). 市役所. 一 般 に3 が主 流 と な っ て いる‐ た だ, 係 員 で2 の 回答 率2 割 が注 目さ れる‐ 男 女 につ い て は目立 っ た違 い は見 られな か っ た‐. 大学事務局. 4). 3 の 回 答 が多 い が, 全 体 的 に分散 傾 向 が見 られる. 注 目さ れる の は係員 男 性 は2 が主 流 とな っ て いる こと で ある.. 全体の特徴 以 上 の 結 果 のま と め を踏ま え て 下記 の こ と がわ か っ た. 「おりま す」 を多く 使 っ てい る の は, や はり 銀 行 であ る‐ ま た銀 行 で は, 選 択 肢 2 の よう な丁 寧 度 の. ①. 低い敬語を選択した人は他の類型と比べて一番少ない. この結果から銀行組織においては規範性の高い 言葉 使 い がなさ れて いる こ と がう か が える‐ ②. 一般 に, 職 階 が高 い人 の 回答 に は3 が多く, 3以 外 は2, 4 5 にや や分 散 し て いる 程 度 である , .. ⑧ 係員にとって上司の課長を, 所属のトップにどう言うか興味深いが, 係員の回答を見て注目される点 は分 散 度 が割 に高く, 「おり ま す」 の 回答 が 平均 よ り 低 い こと であ る これ は上 司 へ の 尊 敬 を よ り 上 ‐ , 位の 上 司 の 前 で も表 明 しよう と する 意 識 による もの であ ろう. さ らに, 20 , 30代 の 若 い人 たち は敬語 意. 識がまだ未熟な状態なので, 職場内の絡み合っている上下関係と内外関係の前に判断を迷ったりするこ と は当然であろう‐ また所属する職場の性格にも関係があると考えられる . ④. 係員だけではなく, 中間役職者でも迷いの回答が見られて, 職場の多様な人間関係 によって敬語の使 い 分 けの難 しさ がう か がわ れた‐ この よう に 日本 人 で もうまく使えないような敬語の習得は外国人 にとっ て はさ らに困 難 を感 じる もの と 言え よ う.. ⑤ 選択肢1のような平常語と丁寧度の高い語形6を選んだ人は一人もいない.. 表-1. 職場の間-4:「いる」 の集計表 (銀行). 支店長. 11. 長 副部長 課 部 長 係 長 係 員 係 係 員 員 全体合計 (男・3人) (男・1人) (男・2人) (男・7人) (男・7人) (男・1 9人) (女・ 20人)(男女合計・ 3 9人)(男女合計・ 5 9人) 回答人数(%) 回答人数(%) 回答人数( %)回答人数(% )回答人数( %)回答人数(%)回答人数(% ) 回答人数( %) 回答人数( %). 2. 3( 1 0 0 ). 3. 1( 1 0 0 ). 2( 1 00 ). 6( 85 7 ) .. 7( 1 00 ). 4 5. 1( 1 4 ) 3 .. 6. 表-2. 1(5.3) 1 3( 4 6 8 ) ‐ 1(5.3) 4( 21 1 ) .. 17(85 0) .. 1(2‐6) 30(76 9) ‐. 49(83 1 ) .. 3( 1 5 0 ) ‐. 1(2‐6) 7( 17 9 ) .. 1(1 7 ) ‐ 8( 1 3 6 ) .. 1(1 7 ) .. 職場の間-4:「いる」 の集計表 (建設会社). ぷ. 支店次長 部. 長 課 長 副課長 係 員 係 長 主 任 係 員 係 員 全体合計 (男・1人)(男女・ 4人)(男・1 0人) (男・1 0人) (男ol人) (男・3人) (男・1 1人) (女・1 0人)(合計・ 2 1 ノU( 男女合計・ 5 0人 ). 回答人数(% )回答人数(%)回答人数( %)回答人数(%)回答人数(% )回答人数( %)回答人数( %)回答人数(%)回答人数(%)回答人数(% ). I. 2 3 4. 5 6. 1( 1 00 ). 1( 25 0 ) ‐ 3( 7 5 0 ) .. 1(10 0) ‐. 4( 40 0 ) ‐. 7( 7 0 0 ) . 1( 1 0 ) 0 ‐ 1( 1 0 0 ) ‐. 5( 5 0 0 ) . 1( 10 0 ) .. 1( 33 3 ) . 2( 66 7 ) ‐ 1( 1 0 ) 0. 2(18 2) ‐. 4( 36 4 ) . 2( 18 2 ) . 3( 27 3 ) .. 1(10 0) 3( 14 3) 10( 20 0 ) . . . 3( 30 0 ) ( 3 7 3 3 ) 2 ( 0 5 5 0 ) ‐ . ‐ 2(9‐6) 4(8.0) 6( 6 0 0 ) 9( 42 9 ) 1 1( 22 0 ) ‐ ‐ ‐. 19.

(5) . 三. 表-3. 上 勝. 夫・胡. 躍 華. 職場の間-4:「いる」 の集計表 (市役所). 員 全体合計 員 係 員 係 任 係 任 主 任 主 長 主 長 課長補佐 係 課 ) 8 0人 4 5 ノ ○( 男女合計・ 人 ( 合計 ・ 人 ( 女 ・ 1 6 ) 29 ) 4 /U (男・ 1 4人) (男・9人) (女・5人)(合計・ 3人)(男・1 (男・4人)(男女・. ≦. %) 酪人数 % ) (知 酪人数( %)回答人数( %)回答人数(%)回答人数( %)回答人数( %)回答人数(%)回答人数( %)回答人数( 回答人数(. I 2. ) 3( 67 0 .. 3 4. ) 1(7.1) 1( 33 0 . 7 4 ) 2( 0 0( 1 67 ) 1 . ‐ 3( 21 4 ) ‐. 3 0 ) 1( 3 .. 5 6. 1 ) 1( 11 ‐ 88 9 8( .). 22 2 ) 0 0( 2 ) 1 2 0 7 ) 4( 5 1 ) 6( 1(7 . . . . 2 9 ( 6 4 4 62 5 ) 5 ) 10( 6 ) 1 9( 6 5 0 0 ) 11( 7 8 6 3( .) ‐ . ‐ ‐ 2(4‐4) 2( 6 9 ) . ) 4(8 9 2 ) 6 2 ( 1 5 ) 2 ( 9 ) 1 4 3 2( 4QO ) 2( . . . .. 1 3 ) 3( 6 1 . 55( 6 8 8 ) ‐ ) 5(6 3 . 8 ) 7(8 .. 表-4 職場の間-4:「いる」 の集計表 (大学事務局) 員 全体合計 員 係 員 係 任 係 長 主 長 課長補佐 係 長 課 長 部 局 ) ・麗人 ノU( 1 1 男女合計 1人) (男・5人) (女・6人)(合計・ 21人) (男・1 (男・1人) (男・1人) (男・6人) (男・4人) (男・. ≦ 1 1. % ) (輸 回答人数( ) 酪人数 %)回答人数(%)回答人数(% )回答人数( )回答人数(%)回答人数(%)回答人数(% 回答人数(%)回答人数(%. 2. ) 00 1( 1. 3 4 5. 6 0 ) 4( 0 ‐ 1( 20 0 .) 2 0 ) 1( 0 ‐. 5 ) 1( 25 0 ) 2(9 ‐ . 1 9 1 3 ( 6 2( 0 0 ) 5 .) . 0 4( 1 9 ) ‐ 2 (9 5 2 0 ) 1(5 .) .. ) 6 6 7( 3 ‐ 1(9.1) 27 3 ) 3( ‐. ) 3( 6 0 0 . 1( 2QO ). ) 1( 1 6 7 ‐ 4( 66 7 ) .. 4( 4 ) 36 . 4 5 ) 5( 5 ‐. 0 1( 2 0 ) .. 1( 1 6 7 ) ‐. 2 8 2( 1 ) ‐. 0 7( 1 3 ) . 3 ) 32( 59 . 1 6( 11 ‐) 9( 1 6 ‐の. 6. 2 ) 肯定の応答文 「そうだ」 について (職場の間-7) ( 職場で相手の質問に応答する時, 相手によって 「そうだ」 にあたるところに どんな待遇表現が用いられて いるか. 特に 「そうで ございます」 や 「さようで ございます」 のような, 丁寧度が高く 古い言葉は使われて い る の か, だ れ に どん な 程度 使わ れて いる の か を調 べよう と 考え た.. ◎設問 あなたは, 職場で相手の質問に応答する時, 「そうだ」 のところを相手によっ て どう言いますか. 下記の例文から最も多く使うものを選んで, 番号で答えてく ださい‐ 1. そう. 2. そう だ. 3. そ う で す. 4. そう で ございま す‐ 5. さ よう で ございま す.. 設定した相手は各職場の職階と職名によって多少異なっており, ここでは省略する‐ (各職場の集計 表を 参照.). ◎結果 調査集計結果については, 表- 5 ~ 8 (7~8 ペー ジ) の と おり で あ る‐. ◎分析, 考察 各類型 1). ①. 銀. 行. 支店長の言葉:来客に対 しては, 4 「そうで ございます」 , 5 「さようで ございます」 を用い, 部下 に対 して は3 「そ う です」 2 「そ う だ」 を用 いて いる が, 相 手 の 地 位 が下 位 に いく ほ ど2 の使用率 が ,. 20.

(6) . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. 高く な る. 1 「そ う」 は使わ れな い‐ ②. 部 長 ・ 副 部長 の 言葉 : 支店 ト ッ プと来 客 へ は5, 3 で ある. 対等 者 と 自 分の 地 位 に近 い人 へ は3 で, そ れ以 外 は2 と3 に分 散 し て, 係員 へ は2 であ る.. ③. 課 長 ・係長 の 言葉 : 上 司 へ は3 が 多く て, 対等 者 と部 下へ は3 と2 が混 じ っ て いる が, 係 員 へ は ほと ん ど2 で あ る. 来客 へ は3 が多く, 係 長 よ り 課長 の 方 は4, 5の 使用 が多く 見 られる‐. ④. 係 員の 言葉 : 男 性 の 場 合 は上 司 へ は ほと ん ど3 で, 言 葉 の使 い 分 けがあま り な い. 対等 者 へ は1, 2 もあ る‐ 来 客 へ は3, 5, 4 に分 散 して いる‐ 女 性 の 場 合 は全 体で 見 て, 3 が多く, 男 性よ り 上 司 に対 して, 4, 5 の使用 率 が高く 見 られる‐ 来 客 へ は男 性 と似 て いる が, 丁寧 度 がや や高 い‐. ⑤. 各 職 階 を通 じて, 来 客 に対 して は3, 4, 5 に分 散 して いる‐ ト ッ プや部 長ク ラ ス が 5, 4 を多く 選. んでいるのは興味深い‐ この場合, 来客は職業上重要な人物であると言えよう‐ また男女係員が来客に 使 っ て いる 言 葉 の 丁寧 度 は ト ッ プ ほ ど で はな い が, や はり 高く, 5, 4 を合 わせ て過 半 数 とな っ て いる の は, 窓 口の 接 客業 務 が多 い か らであ ろ う.. ⑥. 女性の言葉は男性より丁寧度が高い. 特に4と5を幅広く使っているのは注目される. ⑦ 1は上司 (中位) から係員へ, また係員相互間だけに少数の人に使われている. 全体で見ると, 支店長, 部長, 副部長, 課長のような職階が高い人は言葉の段階づけがはっきりして いるのに対して, 係長, 係員のような若い人が多い職階は言葉の変化がわりに少ない‐ この原因は年齢 や社会経験に関わりがあると考えられる‐. ⑧. 2). 建設会社. ①. 支店次長の言葉:上司と来客へは3で, 部下へは部長以外全て2である‐ 部長だけに1を使っている の は, 接触 が多く 親 しい 関係 にあ るの で はな い か.. ②. 部 長 の 言葉 : 上 司 と 対等者 へ は3 が 多 い‐ 部 下 へ は2, 1, 3 に分 散 して いる が 下位 の 部 下 へ は1 ,. の使用率が高い. 来客へは4が多い‐ ③ 課長・副課長:上司と対等者へは3が多く, 部下へは2が主流である. 来客へは3, 4に分散してい る が, 課長 より 副課 長 は4, 5 の 使用 が多 い‐ ④. 係 長 ・主 任 の 言葉 : 職 場 内 で は ほとん ど3 で, 来 客 に 対 して は係 長 は5 で 主 任 は3 4 であ る , , ‐. ⑥ 係員の言葉:職場内では, 男女ともどんな相手にも3で待遇している場合が多い ただ一人だけ支店 . 長 に2 を使 っ て いる の は例 外 と思 わ れ る. 来 客 へ は3, 4 5 に分 散 して いる が そ の 内訳 を見る と , , , 男 の4, 5 の 使用 は45 が 5% と であ る 女 は7 性 0% が高 丁寧 度 い ‐ , ‐. ⑥. 全体で見ると, 職場内部の間には言葉使いの変化があまり見られない‐ 上, 中位の上司 (支店次長 , 部 長, 課長, 副課 長) の言 葉 は, 上司 に対 して は3 が 多く, 部 下 に対 して は2 1の よう な ぞん ざいな ,. 語が多く使われている‐ 係長から係員までの言葉はほとんど3なので単純化が見られる . ⑦ 選択肢の4, 5の使用は上司へは少ないが, 来客へは3と並んで約半分を占めている ‐ ⑧. 女 性 の 言 葉 の 中 で1, 2 はほとん ど使 わ れな い が 反 対 に4 5 の 使用 は男 性 より 多く 見 られる , , .. ⑨. 全体として, 銀行に比べて言葉の丁寧度は低いし, 言葉の選択も単純になっている ‐ 市役所. 3) ①. 課長 の言 葉 : 上 司 と 来 客へ は4, 5 が主 流 で あ る. 対等 者 と部 下 へ は3 が主 流 で 4 と2 に も分 散 し ,. ているが, 相手の職階順で言葉の丁寧度が上下している‐ 1 は使 わ れな い‐ ② 課長補佐・係長の言葉:上司, 対等者及び来客へは3が主流となっている 部下へは課長補佐は2 . , 1 で, 係長 は3, 2, 1 に分散 してい る‐. ③. 主任の言葉: ほとんど3に集中している‐ 男女は大きな差がないが, ただ男性では対等者と来客に非 21.

(7) . 三. 上 勝 夫・胡. 躍 華. 敬 語 を使 っ て いる 人 が見 られる.. ④ 係員の言葉:男女言葉の区別がほとんどなく, どんな相手でも3が主流である‐ ⑤ 全体で見れば, 課長以外は相手の職階による言葉の使い分けがあまりなされない傾向が見られ, 言葉 の単 純 化 が進 ん で いる と思 わ れる‐. ⑥ 課長の言葉は他の人より丁寧度が高く, 相手との上下関係によって段階が分けられている‐ これは中 間 にある 管 理 職 の気 配り か も知 れな い‐. ⑦. 男女言葉の差異があまり見られない.. ⑧. 来 客 への 言葉 は課 長 だ け5, 4 で過 半 数 と な っ て いる. 他 の相 手 に は3 が主 流 で, 2 の 使用 は少 数 で はある が存 在 して いる. 4, 5 は課 長 以 外 はあま り 使 っ て いな い‐. ⑨. 4). 大学事務局. ① 局長の言葉:係長以上と来客へは3で, 下位の部下 (主任, 係員) へは2である‐ ② 部長の言葉:上司, 対等者及び来客へは3で, 部下へは2である‐ ③. 課 長 の 言 葉 : 全 て の相 手 に3 が主 流 とな っ て いる‐. ④. 課長補佐の言葉:上司と対等者へは3で, 部下へは1, 2が多い. 来客へは少人数で分散 しているの で 判 断 しにく い が, 1 を 使 っ て いる 人 がい る こと は注 目さ れる.. ⑤. 係 長 の言 葉 : 上 司 と対 等者 へ は3で, 部下 へ は2, 1, 3 と分散 して いる. 来客へは3が主流で ある‐. ⑥. 主 任 の言 葉 : 上 司 と対等 者及 び来客 へ は3 で, 部 下 へ は2, 3, 目こ分 散 し, 特にぞんざいの語の1, 2 を合 わ せ る と 7割 あま り になる.. 係員の言葉:相手による言葉使いの変化がほとんどなく, どんな人にも3で待遇している‐ しかも男. ⑦. 女 言葉 の 差異 も ほと ん ど見 られな い‐. ⑧ 全体として3に集中し, 相手に応じた言葉の選択の幅が狭く, 変化が少ない. 特に係員の男女の言葉 は極 め て 単 純 にな っ て いる‐. ⑨. 大体の傾向として上司と対等者及び来客へは3で, 部下へは2, 1あるいは3である.. ⑲. 4, 5 の使用 は上司 へ は ごく 僅 かで ある が, 来 客 へ も少 な い‐. 全体の特徴 (比較) 以上職場の各類型についてそれぞれの結果と傾向をまとめてみたが, 次に各類型の比較を踏まえてさらに 共通点及び特徴を取り出しておくことにする. ① 総体として企業の方は官公庁より敬語の使用が多い‐ 特に来客への丁寧度が高い‐ ② 企業の両者では来客との直接の接触が多い銀行の丁寧度が高いのは企業の業務の相違によると考える‐ ⑧ 男女言葉については企業では女の言葉が男より丁寧に見えるが, 官公庁では大きな違いが見られない. れない言葉は企 ④ 「で ございます」 , 「さようで ございます」 のような, 丁寧度が高く, 普段あまり使わ 業 で は来 客 に対 して使 わ れる 傾 向 が見 られる. 銀 行 で は ト ッ プの 上 司 に対 して, 特 に女性 によ っ て ある 程度 使 わ れて いる‐ 四者 の係 員 の 言 葉 を みる と, 同僚 へ は何 れ も3 が圧倒 的な多 数 を 占 め て いる‐ 来 客 へ は4, 5 の使用. ⑤. 率は両企業の男女平均値で半数を超えているが, 官公庁では3 が絶対的主流で, 4, 5の使用は市役所 では約1割, 大学事務局では一人もいない. 銀行のような接客業務が多い企業は社員 (特に新入社員) に対する接客マナーの指導や訓練を厳しく行なうそうであるが, 各職場の性格によってこのような教育 訓 練 に も差 異 があ る もの と思 わ れる‐. ⑥ 22. 四者の丁寧度は概ね銀行, 建設会社, 市役所, 大学事務局の順になっている..

(8) . . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. 表-5. \. 支店長 (男・3人). 職場の間-7:「そうだ」 の集計表 (銀行). 副部長. 部 長 (男・1人). 課 長 (男・6人). (男・2人). 長 係 (男・7人). 係 員 (男・1 9人). 係 員 係 員 0人) (男女合計・ (女・2 3 9人). 2/6 6 7 . 5 1/33 3 ‐. 1/1 0 0. 表-6. 2/1 0 0. 1/50 0 . 1/50 0 .. つJ 非 亡 ○. 1/1 0 0 2. 1/50 0 . 1/50 0 .. ハ ム li. 2/66 7 ‐ 2 1/3 3 3 .. 1/50 0 .. 6/1 0 0 3. 7/1 0 0. 16/8 4 2 . 2/10 5 . 1/5 3 . 1 6/84 2 . 2/10 5 .. 1/5 3 .. 3. へ りハ. qリにりみ リ ” d〔 ー リ ハ にリ. 1/1 0 0. 1/5 0 0 ‐. 6/85 7 . 1/14 3 .. 16/84 2 . 2/10 5 . 1/5 3 .. qUにゾ A q QUにリ A 4 へ 0 ハ.にU. 2/66 7 . 2 1/33 3 .. 1/1 0 0. リムQU. ハ.にり. 2/66 7 . 1/33 3 .. 5/8 3 3 . 1/16 7 .. 6/85 7 . 1/14 3 .. QリA 生. 2/1 0 0 3 qUリム. 客. 1/1 0 0 3. つU にU. n 凸 QU. 来. 2/66 7 . 3 1/33 3 .. リム つU. 員. 2/1 0 0. リムQU. ハ ム 0リ. 係. 1/1 0 0 3. O A. リム つU. 係 長. 2/66 7 . 3 1/33 3 .. 3/60 0 . 2/40 0 .. QU八1. つリ リム. 長. 課. QU非 ハ .. qリリム. 副部長. 1/50 0 . 1/50 0 .. qUにリ. 長. 部. 1/1 0 0. qUにU. にリ. 支店長. qUに リ 非, qリ【 へ りハ. qUに リ禿 4. % 選択肢回答人数 ( ) 搬肢回答人数 % ( )選択肢回答人数 ( % )選択肢回答人数 ( )選択肢回答人数 % ( % )選搬 回答人数 % )選択肢 回答人数 ( ( % ) 選択肢 回答人数 ( % ) 10/50 0 . 6/30 0 . 4/20 0 . 1 1/55 O . 5/25 0 . 4/20 0 , 11/55 0 . 5/25 0 . 4/20 0 .. 26/66 7 . 8/20 5 . 5/1 2 8 . 27/69 2 . 7/17 9 . 2 8 5/1 . 27/69 2 . 6/1 5 4 . 6/15 4 .. 4 1/5 3 . 5. 1 3/65 0 3 . 4/20 0 . 4 3/1 5 0 5 .. 31/79 5 . 4/1 0 3 . 0 4/1 3 .. 3/50 0 3 . 3/50 0 2 .. 3 4/57 I . 3 1 9/100 4 3/42 9 . 5. 16/80 0 3 . 2/10 0 4 . 2/10 0 . 5. 35/89 7 . 2/5 1 . 1 2/5 .. 2 5/83 3 . I 1/16 7 . 3. 5/7 1 4 3 11/57 9 . . i 1/1 4 3 I 4 2 1 I / . . 2 1/1 4 3 2 4/21 I . . 5. 3 I 2 5. 26/66 7 . 9 7/17 . 5/1 2 8 . 1/5 1 .. 3/50 0 . 3 2/33 3 . 4 1/16 7 .. 3 6/85 7 ‐ 5 1/14 3 . 4. 9/45 0 3 . 8/40 0 5 . 3/15 0 4 .. 17/43 6 . 16/41 0 . 6/15 4 .. 4/80 0 . 3 1/20 0 .. 7/1 0 0. 7 3 18/94. 5. 3. 9/47 4 5 . 7/36 8 3 . 3/1 5 8 4 .. 15/7 0 5 . 3/15 0 ‐ 1/5 0 . 1/5 0 .. 職場の間-7:「そうだ」 の集計表 (建設会社). リ ベ リオ ハ .にU. qリリムハ. qリリム. つリハーこり. qUリム. QUハ.. 1/25 0 .. 7/1 0 3 1 0 0/1 0 0 3 1/1 0 0 3 3/1 0 0. 6/85 7 ‐ 1/14 3 . 5/7 1 4 ‐ 2/28 6 ‐. 6/8 5 7 . 1/1 4 3 . 4/57 I . 3/42 9 .. 4/57 I . 2/28 6 ‐ 1/1 4 3 ‐. QUハ.にり. 3/7 5 0 .. 1/1 0 0 3 3/1 0 0. 9/81 8 . 1 1/ 9 . 1 1/ 9 ‐. 1/1 0 0 3 3/1 0 0. リム liqU. 1/2 5 0 .. 8/80 0 . 3 2/20 0 .. 6/85 7 ‐ 3 10/1 00 3 1/1 4 3 .. qリーエリム リム 1iつリ リム 1iつU. 2/50 0 . 1/25 0 .. QU人 40 4. ハ.QU. 来 客 3 1/1 0 0. 1 上 りム QU. 係 員 2 1/1 0 0. 2/5 0 0 ‐ 1/25 0 . 1/25 0 .. 5/7 1 4 . 2/28 6 .. qリ”. 主 任 2 1/1 0 0. 2/50 0 . 1/25 0 . 1/2 5 0 .. リムつU. 係 長 2 1/1 0 0. 2/50 0 . 1/25 0 . 1/25 0 .. リムqU. 1/100. 2/50 0 ‐ 1/25 0 3 . 1/25 0 .. リムつリ. 2. 3/7 5 0 . 1/25 0 .. つリリム. 副課長. リム 11つU ^ ム ー1qU T f iリムつリ .← リム qU. 課 長 2 1/1 0 0. 4/1 0 0. 0 、 U▲ ” ’. 1/1 0 0. QUリム. 1 ti. 部 長. 1/1 0 0 3. へ OA. 支店長. 3. 8/80 0 . 1/10 0 . 3 1/10 0 . 6/60 0 . 2/20 0 3 . 2/20 0 . 6/60 0 ‐ 3/30 0 3 . 1/10 0 . 6/60 0 . 3/30 0 3 ‐. 1/1 0 0 .. 4/40 0 . 4/40 0 ‐ 5 2/20 0 .. 10/90 9 . 1/9 1 .. 1 0/9 0 9 . 1/9 1 ‐. 8/80 0 . 1/10 0 . 1/10 0 . 8/80 0 . 1/10 0 . 0 1/1 0 . 9/90 0 . 1/10 0 .. qリ ム 4 リムにU ” ハ .亡 ベ リリムオ ヘ リ qリリムAI. 支店次長 部 長 課 長 副課長 係 主 長 係 員 任 係 員 係 員 (男・1人) (男・4人) (男・7人) (男・1 0人) (男・1人) (男・3人) (男・ 11人) (女・1 0人) ( 男女合計 ・ 2 1人 ) 選択肢回答人数 ( % )選択肢回答人数 % ( )選択肢回答人数 ( % )駅肢回答人数 ( % )選択肢回答人数 % ( )選択肢回答人数 ( % )選択肢回答人数 ( % )選択肢回答人数 ( % )選択肢回答人数 ( % ) 17/81 0 . 5 2/ 9 . 8 1/ 4. 8 1/ 4. 18/85 7 . 8 1/ 4. 8 1/ 4 ‐ 8 1/ 4 . 19/90 5 . 8 1/ 4 . 1/ 4 8 .. 3 19/90 5 . 3 10/90 9 3 9/9 0 0 . . 2 1/ 4 8 . 2 1/9 1 4 1/10 0 . . 4 1/ 4 8 . 5 3 19/90 . 3 10/90 9 3 9/9 0 0 . . 1/1 00 3 3/1 0 0 2 1/ 4 8 . 2 1/9 1 4 1 / 1 0 0 . . 4 1/ 48 . 1/100 3. 3/1 0 0. 1/1 0 0 3 3/100. 3 19/9 0 5 . 3 10/90 9 3 9/90 0 . . 2 1/ 4 8 . 2 1/9 1 4 1/10 0 . . 4 1/ 4 8 . 2 3 16/76 .. 3 8/7 2 7 3 8/80 0 . . 3 2/66 7 I . 1/10 0 I 2/18 2 I 1 1 0 0 / . . 2 I 1/3 3 3 . 2 1/ 9 1 4 1/1 0 0 . . 4. 8 1/ 4 . 8 1/ 4 .. 3 6/54 5 5 4/40 0 3 . . 4 3/27 3 3 3 3 0 0 4 / ‐ . 4 1/33 3 . 5 2/18 2 4 3 3 0 0 / . . 5. 9/42 9 . 6/28 6 . 6/28 6 .. 1/1 0 0. 3 2/6 6 7 .. 3/1 4 2 .. 23.

(9) 三. 上. 勝. 職 場 の 間 - 7 : 「 そ う だ 」 の 集 計 表 (市 役 所). 表 - 7. 主 長 任 長 係 課 課 長 補 佐 ( 男 ・ 4 人 ) ( 男 女 ・3 人 ) ( 男 ・14 人 ) ( 男 ・ 9 人 ) 撒 肢 答 人 数 (%) 選 択 肢 回 答 人 数 (% ) 選 択 肢 回 答 人 数 ( % ) 選 択 肢 回 答 人 数 ( % ) Q リ A ” , Q U リ ヘ リ 2 / 5 0.0 1 1 / 8 4.6 ▲ 学 8 / 8 8.9 八 1 7 7 0 3 3 1 0 0 1 / 2 5 / 長 1 / . . に U 1 / 1 1.I リ 1 / 7.7 1 / 2 5.0 Q U ▲ ” せ り 0 1 2 / 8 5.7 2 / 5 0. 0 八 Q U 8 / 8 8.9 長 ” , 7‐1 1 / 2 5.0 3 1 / 3 / 1 0 0 に U に U 1 / 1 1. I 長 1 / 7.1 1 / 2 5 .0 へ O 2 / 5 0 .0 A 9 / 100 3 / 100 3 14 / 10 0 3 長 3. 局 部 次 課. つ. 課 補. 長 佐. A. 主. 係. 来. 長. 任. 員. U. リ. り q. U. リ. 3 / 7 5. 0 ム 1 / 2 5 .0. 0. 4. ﹇O Q ハ. リ 1. 2 / 5 0.0 U. 丁 リ. ム. 2 / 5 0. 0. ー リ. ム. Q. 2 / 5 0‐0. U. 1 / 2 5 .0 サ. ▲. 1 / 2 5.0. Q. 2 / 1 5.4 1 / 7. 7. 1. ←. リ. ム. つ. U. 1 Q. 2ム / 6 6 . 7 1 / 3 3 .3. ○. U. Q. .. 2” / 6’ 6 . 7. 月. 1 / 3 3.3. 部 長 (男 ・ 1 人). 16 / 100. 3 4. 4 2 / 9 5.5 2 / 4.5. 29 / 100. 3. 16 / 100. 3. 4 5 / 100. 3. 29 / 100. 3. 16 / 100. 3. 45 / 10 0. 1 0 / 7 6.9 2 / 1 5.4 1 / 7.7. 3. 3. 1 2 / 7 5.0. 3 I 2. 3 3 / 7 3 .3. 2 / 1 5.4 2 / 1 5.4. 4 5. 2 1 / 7 2 .4 4 / 1 3.8 4 / 1 3.8 2 6 / 9 2‐9 1 / 3.6 1 / 3.6. 3 1 3 / 8 1.3. 3 5. 3 9 / 8 8.6 3 / 6.8 2 / 4.5. 9 / 100. 3. 4 / 1 00. 3. 13 / 100. 3 4. 3. 9 / 100. 3. 5 / 100. 3. 14 / 10 0. 3. 3. 4 / 100. 3 2. 1 2 / 9 2.3 1 / 7. 7. 3. 4 / 1 00. 3. 3. 4 / 100. Q. 5 / 3 8‐5 5 / 3 8.5 ← 3 / 2 3.I U 6 / 4 2.9 ▲ 5 / 3 5. 7 煮 3 / 2 1 .4. リ リ. ム. 8 / 8 8. 9. 1 / 1 1.I. つ. リ リ. ー. ム. 6 / 6 6 .7 21 / 2 2 . 2. 1 / 1 1.I “ d 5 / 5 5‐6 リ ム 2 / 2 2.2 ▲ 4 2 / 2 2.2. U. 1 0 / 7 1.4 4 / 2 8.6. 2 I. 9 / 6 9 .2. 3 2 4. I 2. 3. 3 / 1 8 .8 1 / 6.3. I 2. 2 / 1 2.5 1 / 6.3. 5 4. 7 / 1 5.6 5 / 1 1.I. 4. 職 場 の 間 - 7 : 「 そ う だ」 の 集 計 表 (大 学 の 事 務 局 ). 表 - 8 局 長 (男 ・ 1 人 ). 2 6 / 9 2 .9 3 2 / 7.1. 3. U. 1 ム0 / 7 6 . 9. リ. 1 / 3 3 .3. 2 / 6 6. 7 上 1 / 3 3. 3. 13 / 10 0. 3. ム. 2 / 6 6‐ 7 ←. ー. 係 員 係 員 係 員 主 任 主 任 ( 女 ・ 5 人 ) ( 全 体 ・14 人 ) ( 男 ・29 人 ) ( 女 ・16 人 ) ( 全 体 ・45 人 ) 選 択 肢 回 答 人 数 ( % ) 醐 被 回 答 人 数 (%) 選 択 肢 回 答 人 数 (%) 選 択 肢 回 答 人 数 ( % ) 駅 肢 回 答 人 数 ( % ) Q U ( ヘ リ q U つ り Q U 3 9 / 9 0. 7 1 2 / 8 5.7 2 .4 /に 8 8U . 9 A ハ A 1 5 / 9 3.8 4 / 8 0.0 み , に U 7.4 3 / 7.0 7.1 2 / 1 / こ り 1 / 6.3 に U 1 / 2 0. 0 1 / 2.3 1 / 3.7 1 / 7.1 つ リ ( ・ リ Q U q U 1 / 91 I 4 8 9 2 / 7 6 ” ’ に U . ▲ ” ’ . 1 5 / 9 3.8 1 3 / 9 2. 9 オ 4 人 生 3 / 6. 7 6.9 2 / 3 5 / 100 1 / 6.3 1 / 7.1 に り 1 / 2.2 1 / 3.4 リ ベ リ Q U 2 7 / 9 3‐I 4 3 / 9 5 .6 オ ハ ” ’ 3 16 / 1 00 3 4 / 100 3 13 / 100 2 / 4 .4 2 / 6.9. 1. 2 / 6 6.7. 1 / 3 3 .3. 1 / 2 5.0. 3 / 75 . 0 ” 1 / 2 5 .0. つ. 客. つ. 生. q. 係. 2 / 5 0.0 ム 2 / 5 0. 0 1 / 2 5. 0. リ リ. 華. 躍. 夫 ・ 胡. 長 課 (男 ・ 6 人). 課 長 補 佐. (男 ・ 4 人). 長 係 ( 男 ・19 人 ). 主 任 ( 男 ・11 人 ). 係. 員. (男 ・ 5 人). 員 係 (女 ・ 6 人). 員. 係. ( 男 女 合 計 ・11 人 ). 選 択 肢 回 答 人 数 (% ) 選 択 肢 回 答 人 数 (%) 選 択 肢 回 答 人 数 ( % ) 選 択 肢 回 答 人 数 (% ) 選 択 肢 回 答 人 数 (%) 選 択 肢 回 答 人 数 (% ) 選 択 肢 回 答 人 数 (% ) 選 択 肢 回 答 人 数 (% ) 選 択 肢 回 答 人 数 (%) つ. 局. 長. 部. 長. 課. 長. 3. 1 / 100. 3. 6 / 10 0. 3. 4 / 100. 3. 1 / 100. 3. 6 / 100. 3. 4 / 100. 3. 1 / 100. 課長補佐 3. 1 / 1 00. 3. 1 / 1 00. リ. ム. 2. 3. 6 / 100. 3. 1 / 10 0. 3. 6 / 100. 3. Q. 係. 長. 主. 任. 係. 員. り. り. 心. △. 1 / 10 0. 2. り. 1 / 100. リ. 1 / 100. △. ム. 1 / 100. 1 / 100. イ. 客. 3. 1 / 100. 3. i / 100. リ. 5十 / 8上3 . 3. 1 / 1 6.7. ム. Q. U. 1 / 2 5.0 1 / 2 5. 0. リ. 1. ▲. 1. 上. リ. ム. 5 / 8 3.3. 1 / 1 6.7. 2 / 5 0. 0 2 / 5 0.0. Q. U. 1. 1. 1. ←. リ. ム. Q. U. バ. 5 / 8 3 .3. 1 / 1 6.7. リ. 5 / 8 3.3 ー 1 / 1 6.7. 注 : 回 答 の 中 で 二 重 回 答 が あ っ た の で 、 24. 2 / 5 0 .0. り. ウ. つ. 来. 4 / 10 0 よ. 2 / 5 0. 0 2 / 5 0. 0. L5 / ← 1/ に U 1/ A , 0. 5 / 1. 3 7.5 2 5.0 2 5. 0 1 2. 5. ’ に. 8 / 7 2.7 U 2 / 1 8‐2 1 / 9.1 U. リ. リ. Q. に. U. に. 5 / 8 3 .3. U. 1 0 / 9 0 .9 U 1 / 9.1. 9 / 8 1. 8. 3. 5 / 1 00. 3. 6 / 100. 3. 1 1 / 100. 3. 11 / 10 0. 3. 5 / 1 00. 3. 6 / 100. 3. 11 / 100. 3. 11 / 100. 3. 5 / 100. 3. 6 / 10 0. 3. 1 1 / 10 0. 8 1. 6 2 .5 / i 3 .2 1 / 5.3. 3 1 0 / 9 0 .9 3 I 1 / 9.1. 5 / 1 00. 3. 6 / 100. 3. 11 / 100. 7. 5 / 3 9 . 5 7.5 / 3 9. 5. 3. 8 / 7 2.7 2 / 1 8.2 1/ 9」. 3. 5 / 100. 3. 6 / 1 00. 3. 11 / 1 00. 2 1 2 / 6 3. 2 I 5 / 2 6.3 3 2 / 1 0.5. I 3. 5 / 4 5.5 4 / 3 6.4 2 / 1 8.2. 3. 4 / 8 0 .0 1 / 2 0 .0. 3. 6 / 100. 3. I. I. 1 0 / 9 0. 9 1 / 9.1. 3. 3. 8 / 7 2.7 2 / 1 8.2 1 / 9.1. 3. 5 / 10 0. 3. 5 / 100. 3. 10 / 100. オ. 4 / 10 0 1. U. A. 5 / 100. Q. 1 / 100. Q. 3. q. 1 / 1 00. 3. リ. 1 8 / 94.7 ハ ー 1 / 5.3. A. I. 2. 3. I. 4. 5. 月. リ. 1 8 / 9 4.7 I 1 / 5.3. 3 19 / 100 3 15 .5 / 2. O. リ. 1 8 / 9 4.7 ハ せ 1 / 5‐3. 4 / 2LI. 1 4 / 7 7.8 3 / 1 6.7 1 / 5.6. 回 答 数 × 0‐5 で 算 出 し た 。. I 2. 2. 4 5. 2 / 1 8.2. 1 / 1 6.7.

(10) . . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. ( 3 ) 「知っている」 の使用について (学校向けの間-10 , 地域向けの間-9) ◎設問, 結果 「どこそ この 電話 番号 を知 っ て いる か 」 と 尋ね られ て 「知 っ てい る 」 と答 え る 時 そ の 「知 っ . , . , い と言う と る て ころ を どの よう に言いま す か‐ 下記 の例 文 か ら選 ん で, 番号 で 答 え て 下 さ い 例 .」 ‐. 文以外の言葉でもかまいませんから 「その他」 の欄に書いて, 番号で答えて下さい ‐. 番号 .← リム QU ハ. にU ハ 。. 番号. 例. 文. 番号. 例. 番号. 文. しっ て る.. 7. し っ て ま す.. し っ て るよ.. 8. しっ て お りま す.. しっ て る わ.. 9. しっ て お り ま す よ‐. 14. し っ て る わ よ‐. 10. ぞ ん じてま す.. 15. しっ て ま す‐. 11. ぞ ん じて い ま す.. 16. しっ て いま す.. 12. ぞ ん じて お り ま す.. 相. 手. 回答 番号. 同じ年頃の親しい友人. ハ b. 余り親しくない人で少し年下の人. △丁 「 。. 11 ( ′ ム ハ ベ リ. 最も気楽に話す相手. 13. 例. 文. ぞんじあげております- その他. 相. 手. 回答. 親しい人で少し年上の人 余り親しくない人で少し目上の人 最もていねいに話す相手. この設問は東京大学敬語研究会が197 8年, 札幌で行なった 「敬語の社会言語学的な調査」 の項目を参考に して作ったものである. 場面の設定は言葉の使い分けを左右する主な要素として 「親疎」 の軸と 「上下」 の 軸の2軸を基本にしたものである‐ 「知っている」 という言葉 は日本語の日常生活の中で使用率が高い言葉 である‐ この典型的表現を例文として, 上下, 親疎関係を絡み合わせた場面及び一番気楽な場面と一番丁寧 な六つの場面で, 高校生, 大学生, 地域住民の言葉の使い分けを把握すると同時に 約20年後の変化傾向も , 把 握 す る こと を 目的 と して いる‐. 分析方法につ いて, 簡単に説明する‐ まず, 前調査の分析方法の一つ 「再コード化の方法」 を参考にして 設定した13項の選択肢を四語類に統 , 合 し, 再分 類 する. つ ま り, アス ペ ク トの 変 化 によ っ て 選択 肢 の 1~4 は 「シ ッ テ ル類」 にま とめ 同様 に , 5 ~ 7 は 「シ ッ テ マス 類」 にま とめ, 8 ・ 9 は 「シッ テオ リ マス 類」 にま とめ 10~13は 「ゾン ジ類」 にま , と め た. 「ョ, ワ, ワ ョ, ネ」 な どの 終 助詞 は無 視 した . 次 に 「そ の他」 に記入 した例 文 の 処理 に つ い て 「シッ テイ ル ゾ」 の よう な例 文 は終 助詞を無視 して 「シ , ッ テ ル類」 に併 入 した. ま た主 動詞 部 分 に は, 「ウ ン」 とか 「ワ カ ル」 な どが ごく 僅かあ っ た が デ ー タ を 分 , 析 する 時 に は 「そ の他」 の項 と し て, こ れを 取り 上 げな い こと に した ‐. 調査結果は表-9及び図-1~8に示したとおりである 地域の性・年齢別表は紙幅の都合で省略した . .. 25.

(11) . 三 上. 勝 夫・胡. 躍 華. 0 表-9 「知っている」 について (高校・大学の間-1 、 地域の間-9). 相手. 類型 性別 人数. I. 最も気楽に. 大学. 話す相手 地域. 高校 2. 同じ年頃の 親しい友人. 大学 地域. 高校 3. 余り親しく ない人で少 し年下の人. 大学. 地域. 高校 4. 親しい人で 少し年上の. 大学. 人 地域. 高校 5. 余り親しく ない人で少 し年上の人. 大学. 地域. 高校 6. 最もていね いに話す相. 大学. 手 地域. 男女計 男 女計 男女 計 男女 計 男女計 男女計 男女計 男女計 男 女計 男女計 男女計 男女計 男 女計 男女計 男女計 男女 計 男女計 男女計. 高校. 92 111. 20 3 85 125 210 119. 9 2 211 92 111. 2 0 3 8 5 125 210 119 92 211 92. 1 11 20 3 85 125 210 119 92 211 92 111. 20 3 85 125 210 119 92 211 92. 11 1 203 85 125 210. 1 1 9 92 211 92 111. 20 3 85. 1 2 5 21 0 1 1 9 92. 211. 26. シ ッ テ ル類. シッ テ マ ス 類. シッテオリマス類. ゾ ン ジ類. (1~4). (5~7). (8~9). 0~1 3 ) ( 1. 回答数(%). 回答数(%). 回答数(%). 回答数(%). 0( 97 8 ) 9 . 2 1 9 8 09( .) 0 ) 99( 98 1 . ) 8 5( 1 0 1 0 ) 1 25( 0 1 0 ) 21 0( 0 9 3 3 ) 1 11( . 87( 9 4 6 ) . ) 1 9 8( 9 3 8 ‐ 7 ) 8 9( 96 . ) 11 0( 9 9 1 . ) 8 0 1 9 9( 9 ‐ 4( 8 ) 8 98 . 25( 1 0 0 ) 1 20 9( 99 5 .) 1) 112(94 .. 6 87( 9 4 ) . 99( 94 3 1 ‐) 83( 90 2 ) . 97( 87 4 .) 7 ) 1 80( 8 5 ‐ 2 9 7 9 9( .) 01( 0 8 ) 1 8 . 1 0( 8 5 7 ) 8 . 71 4 ) 85( . 39( 42 4 ) . 24( 58 8 ) 1 . 9 35 33ぐ ‐) 2( 46 8 ) 5 ‐ 41 9 8 5( .) 2 4 ) 25( 9 . 9 2 2 4( 1 ‐) 23 ) 4 9( 3 . 6( 3 4 ) 1 1 ‐ 2( 1 0 ) 1 3 . ) 2 8( 1 3 3 ‐ 2( 1 3 0 ) 1 ‐ 7 2 ) 8( . 2 0( 9 9 ) . 2 ) 1( 1 ‐ 1( 8 ) 0 . 1 2( 0 ‐) 2( 1 7 ) . 0 0( 0 .) 2( 0 9 ) ‐ 4( 4 3 .) 2( 1 8 ) . ) 6( 3 0 . ) 0( 0 0 . 0 ) 0( 0 ‐ 0( 0 0 ) . 0( 0 ) 0 ‐ 0( 0 0 ) . 0 0 0( ‐). ) 1(LI 0 0( 0 ‐) 0 ) 1( 5 ‐ 0 0 0( .) 0 0 ) 0( ‐ 0 0 ) 0( ‐ 7( 5 9 .) 4 ) 5 5( . 2( ) 1 5 7 . 1 1 ) 1( . 0 0 ) 0( . 1( 0 5 ) ‐ 2 ) 1( 1 . 0( 0 0 .) 1( 5 ) 0 ‐ 6( 5 0 .) 4 ) 5( 5 ‐ 2 5 ) 11( . 8 7 8( .) 0 8 1 2( 1 ) . 9 20( 9 ) . 6( 7 1 .) 2 4( 1 9 2 ) ‐ 3 0( 1 4 ) 3 . 33( 27 7 ) ‐ 2( 5 ) 5 56 ‐ 40 3 8 5( .) ) 5 8( 6 3 0 ‐ 5 56( 50 .) 2 ) 6 1 1 4( 5 ‐ 7 0 6 ) 60( . 0 8 ) 1 01( 8 . 7 ) 1 61( 7 6 ‐ 2 8 9 3( 7 .) 4 6 2( 67 ) . 3 7 5 ) 1 5 5( . 3( 7 9 3 ) 7 . 4 97( 87 ) . 1 7 0( 8 3 7 ‐) 0( 4 1 ) 8 9 . 1 2( 6 89 1 .) 9 2( 91 4 ) 1 . 2( 60 5 7 .) 8 4 4( 47 ) . ) 1 6( 55 0 1 . 67 4 ) 62( ‐ 69 4 7 7( ) ‐ 1 6 8 5 ) 39( ‐ 9 2( 7 2 ) 6 . 0 ) 6 0( 48 ‐ 1 ) 1 22( 58 . 2 2( 1 8 5 ) . ) 4 1 6( 1 7 . 38( 1 8 0 .). 0 0 ) 0( ‐ 0( 0 0 ‐) 0 0 ) 0( . 0 0( 0 ‐) 0( 0 0 ) . ) 0( 0 0 . 0 ) 0( 0 . 0( 0 0 ) ‐ 0( 0 ) 0 . ) 0( 0 0 . 0 0( 0 ) ‐ 0( 0 0 .) 0( 0 0 ) . 0 0 0( ) . 0 ) 0( 0 . 0( 0 0 .) 0 ) 0( 0 ‐ 0( 0 ) 0 . 0( 0 0 ‐) 0 ) 0( 0 ‐ ) 0 0 0( . 0( 0 0 ) . 0 0( 0 ) . 0 ) 0( 0 . 0 0( 0 ) . 1 1( 1 .) 0 ) 1( 5 . 0 0( 0 ‐) 0( 0 0 ) . 0 0 ) 0( ‐ 0( 0 0 .) 0 ) 0( 0 . 0 0 ) 0( . 7 ) 9( 6 . 1 ) 6 3 1 5( . 2 4 ) 4( 11 ‐ 1( 1 1 ) ‐ 3( 2 7 ) . 4( 2 0 ‐). ▼ 1(12) .. 4 ) 8( 6 ‐ 4 9( 3 .) ) 2 9 4 35( . 6 ) 30( 32 ‐ ) 3 0 8 6 5( . 2 1 4( 1 5 .) 2 8( 7 ) ‐ 8 22( 1 0 ) ‐ 9 4 ) 8( . 27( 21 6 ) ‐ 7 ) 3 5( 1 6 ‐ ) 4 6( 38 7 . 2 26 4( 1 .) 2 ) 0( 33 7 .. 0( 0 0 ) ‐ 0( 0 0 .) 0 0 ) 0( . 0 0( 0 ‐) 0 ) 0 0( . 0 0 ) 0( . 0 0( 0 ) . 0 0 ) 0( . 0 ) 0( 0 . 0 0 0( .) 0 0 ) 0( . 0 0 0( .) ) 0( 0 0 ‐ 0 0( 0 .) 0 ) 0( 0 ‐ 0 0 0( ‐) 0( 0 0 ) . 0( 0 0 ) . 0 0 0( ‐) 0 ) 0( 0 . 0( 0 0 ) . 0 ) 0( 0 ‐ 0 ) 0( 0 . 0 0 0( ‐) 0 ) 0( 0 . 0( 0 0 .) 0( 0 0 ) ‐ 1 0 1( .) 2( 1 8 ) . 5 ) 3( 1 ‐ 0 0( 0 ‐) 0 0 ) 0( . 0( 0 0 ) ‐ 0 8 ) 1( . 3( 3 3 ) ‐ 4( 1 9 .) 3( 3 3 ) . 8 2( 1 ) . 2 5( 5 ) . 3( 3 5 .) 2 ) 4( 3 . 3 3 7( ) . 0( 8 4 1 ‐) 8( 1 9 6 ) 1 ‐ 28( 1 3 3 ) . 0 2( 1 1 3 ‐) 21 ) 2 4( 6 . 7 7 ) 36( 1 . ) 1 17 6 5( ‐ 4 ) 3 8( 30 ‐ 25 2 ) 53( . 2 0( 4 0 ) 5 . ) 56 5 52( . 2( 4 8 3 1 0 .). その他. 回答数(%) 1 ) 1 1( ‐ 8 ) 2( 1 . 1 5 ) 3( . 0 0 ) 0( . 0 ) 0( 0 . 0( 0 0 ‐) 0 8 ) 1( ‐ 0 0 ) 0( . 1( 0 5 ‐) 2 2 ) 2( ‐ 1( 0 9 .) 1 5 ) 3( ‐ 0( 0 0 .) 0 ) 0( 0 . 0 ) 0( 0 ‐ 1( 0 8 ‐) 0 0 ) 0( . ) 1( 0 5 ‐ 1 1 ) 1( . 2( 1 8 ) . 3( 1 5 ) ‐ ( 0 0 0 .) 0 ) 0( 0 . 0 0( 0 ‐) 0 8 ) 1( . 0( 0 0 .) 1( 0 5 ) ‐ 0( 0 0 .) ) 1( 0 9 ‐ 0 ) 1( 5 . 0 0 0( .) 0 ) 0( 0 ‐ 0 0( 0 ) ‐ 0( 0 0 ) . 0 0( 0 ) . 0 0 ) 0( . 3( 3 3 .) 1( 0 9 ) ‐ 4( 2 0 ‐) 0 0 ) 0( . 0 0 0( .) 0 0( 0 ) . 0( 0 0 ‐) 0( 0 0 ) . 0( 0 0 ) . 0 0 ) 0( ‐ 0 ) 0( 0 . 0( 0 0 .) 0 ( 0 ) 0 ‐ 0 0 ) 0( ‐ 0 0( 0 ) . 0 8 1( ‐) 0( 0 0 ) . 1( 0 5 .).

(12) . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. 高校向けの間-1 0「知っている」 について 相手類型性別 0 1 .高の男 1 .高の女 2 .高の男 2 .高の女 3 高の男 . 3 .高の女 4 .高の男 4 .高の女 5 .高の男 5 .高の女 6 .高の男 6 .高の女. 2 0. 4 0. 6 0. % 1 0 0 相手類型性別 0 1 .大の男 L大の女 2 .大の男 2 .大の女 3 .大の男 3 .大の女 4 ‐大の男 4 .大の女 5 .大の男 5 .大の女 6 .大の男 6 .大の女. 8 0. □ シッテル類 図 シッテマス頬 圏 シッテオリマス顛 園 ゾンジ類 困 その他. 大学向けの間-1 0「知っている」 について 2 0. .. ・. 4 0 : ,. : .. 6 0 ; ▼. 地域向けの問冊9 「知っている」 について (年齢 性別20~29歳) 8 0. 0 0 1 ば Z Z 霧 膨 拶 霧擬 溺 謬 諺 霧 醐 卿. か 静 雄. 授. □ シツテル類 圏 シツテマス類 圏 シツテオリマス類 図 ゾンジ類 圏 その他. 相手 性別 0 1 .男 L女 2 ‐男 2 .女 3 ・男 3 ‐女 4 ‐男 4 ‐女 5 .男 5 ‐女 6 .男 6 .女. 2 0. 4 0. 6 0. % 1 0 0. 8 0. さビ滋馨き ヂ轍 瀕 ー 糠澱- -. 衿 灘 謎 濃 ( . 。 ・紋 、 ロ シツテル類 図 シツテマス類 圏 シツテオリマス類 園 ゾンジ類 囲 その他. ≦ 繋蝶灘 総&醍繋繋葦灘 議繋鷺灘淋美. 地域向けの間-9 「知っている」 について (年齢 性別40~49歳) 相手 性別 0 1 男 . 1 .女 2 .男 2 ‐女 3 .男 3 .女 4 .男 4 .女 5 .男 5 .女 6 ‐男 6 ,女. 2 0. 4 0. 6 0. 8 0. % 1 0 0. =.瀦フ 総 - … 鞄 騒ぐ 綴 綴 、 慧澱 。繍議 灘糠総総灘. も糠 畿没 織機議叢鞭 ‘ 蹴織 鞭 総. -. □ シッテル類 囲 シ・ ソテマス類 圏 シッテオリマス類 圏 ゾンジ頬 圏 その他. 図-7. 4 0. 6 0. % 1 0 0. 8 0. L ー、 灘 葦 濠 鰯 謙 , 鎌撃笹 灘 滋 、 * ’ 心謝る 饗; ’ 鰹 ‐ 搬耕 ぎ歌 コ ′ 善 鰍繊 細 o ‐鰹輩 瀞 鞭搬鰍 ー. □ シッテル類 図 シツテマス頬 圏 シッテオリマス頬 圏 ゾンジ頬 圏 その他 図-6. 地域向けの間-9 「知っている」 について (年齢 性別50~59歳) 2 0. % 0 1 0. 8 0. □ シ・ ソテル類 圏 シツテマス頬 圏 シッテオリマス類 □ ゾンジ類 囲 その他. 図-5. 相手 性別 0 1 .男 1 .女 2 .男 2 .女 男 3 . 3 .女 4 男 . 4 .女 5 .男 5 .女 6 .男 6 .女. 6 0. 図一4. 地域向けの間-9 「知っている」 について (年齢 性別30~3 9歳) 2 0. 4 0. . ・. 図-3. 相手 性別 0 1 .男 1 .女 2 .男 2 .女 3 男 . 3 .女 4 .男 4 .女 5 .男 5 .女 6 .男 6 .女. % 1 0 0. 8 0. 図-2. 地域向けの間-9 「知っている」 について 2 0 ’. 6 0. □ シ. ブテル類 圏 シッテマス類 圏 シッテオリマス類 圏 ゾンジ類 園 その他. 図一1. 相手類型性別 0 L地の男 1 .地の女 2 .地の男 2 ‐地の女 3 .地の男 3 ‐地の女 4 .地の男 4 .地の女 5 ,地の男 5 .地の女 6 .地の男 6 .地の女. 4 0. 地域向けの間-9 「知っている」 について (年齢 性別6 0歳以上) 相手 性別 0 1 .男 1 .女 2 .男 2 .女 3 .男 3 .女 4 男 . 4 .女 5 .男 5 .女 6 男 . 6 .女. 2 0. 4 0. 6 0. 8 0. % 1 0 0. - - ÷ ‐ 、 馨 概 t欄~ … もぐ 搬 y ; に非灘総轍艶 “ き滋 鞭‐ ・. ‐. □ シツテル類 囲 シツテマス類 圏 シッテオリマス類 ロ ゾンジ類 圏 その他. 図-8. 27.

(13) . 三. 上. 勝 夫・胡. 躍. 華. 以下の記述では高校, 大学, 地域を高, 大, 地と略記する‐. ◎分析, 考察 1) 全体 (表-9と図-1~3を参照) 0~1 00%の者が 「シッ テル類」 1 「最も気楽に話す相手」 , 2 「同じ年頃の親 しい友人」 には, 全体で9 を使 っ て いる.. 3 「余り親しくない人で少し年下の人」 には, 高・大では, 80%以上の者が 「シッテル類」 であるが, 地 42. 56 5%) と 「シ ッ テ ル類」 ( 4% が 「シッ テ ル類」 を使 っ てい る の に, 女 は 「シッ テ マス 類」 ( で は男 の71 ‐ .. 4%) の二語類に分散 している. 4 「親 しい人 で 少 し年 上 の 人」 に は, 50%以 上 が 「シッ テマ ス 類」 で あ る が, 「シ ッ テ ル 類」 へ の 分 散 も. 見られ, 特に高に分散傾向が強い‐ 4%) に集 5 「余り親しくな い人で少し目上の人」 には, 高・大では 「シッテマス類」(高83 ‐ .7%, 大91 29 4%) に 分 散 して い る. 60 5%) と, 「シ ッ テ オ リ マ ス 類」 ( 中 して いる が, 地 で は男 は 「シッ テマ ス 類」 ( . . 19 6%) と 分散 して いる‐ 6%) 32 47 8%) 女 は 「シッ テマ ス 類」 ( ‐ , 「ゾン ジ 類」 ( . ‐ , 「シッ テ オ リ マス 類」 ( 5%, 大58 6 「最 もて い ね い に話 す相 手」 に は, 高 ・大 で は 「シ ッ テ マ ス 類」 (高68 ‐1%) が 主 流 と な っ . 21 6%) と 分散 して いる. 地 で は 「ゾ ン 4%) 30 て いる が, 大の 女 は 「ゾ ン ジ類」 ( . ‐ , 「シッ テオ リ マス 類」 ( 0%) と 分 散 2%) 33 ジ 類」 ( 48 3%) が主 流 とな っ て いる が, 「シ ッ テオ リ マス 類」 ( , 「シ ッ テ マ ス 類」 (18‐ . . し て い る.. 以 上 の 結果 を 考 察 して みる と, 次 の よう な こ と が 言 える.. ①. 「シッテマス類」 以上) に分けて概観し 四つの語類の中の普通語 (非敬語)「シッテイル類」 と敬語 ( てみると, 1~3の 「最も気楽に話す相手」 と 「同じ年頃の親しい友人」 及び 「あまり親しくない人で 少し年下の人」 には普通語を使う傾向が見られ, 4~6の 「親しい人で少し年上の人」 と 「あまり親 し. くない人で少し年上の人」 及び 「最もていねいに話す相手」 には 「シッテマス類」 以上の丁寧語と謙譲 語 が使 わ れる よう で あ る‐. ② 使用される敬語の程度は男より女の方が高い傾向が見られるし, 高・大・地の順に高くなる. 特に地 が高く, その中でも女が高い. これで日本の女性の言葉は男性より丁寧度が高いことが改めて裏付けら れ た.. ③ 相手の親疎, 上下の視点から見ると, 3・5の相手のようにあまり親しくない人に対しては疎外意識 から来る敬語使用 と思われる. その傾向は地に多く見られ, 中でも女性に顕著である‐ これは男女の社 会的所属が多くは異なることに関係あると考えられる‐ 反対に, 地の男性が3に対して親疎より上下関 係を重視するのは, 日本の集団社会の上下関係が厳しいからではないかと思われる. ④ 高と大では一番丁寧な場面でも 「シッテマス類」 が半数以上を越えている実状から, 高と大にはどん な場面でも 「シッテル類」 と 「シッテマス類」 程度の言葉が主流と言えるだろう. 一番丁寧な場面で使 わ れて いる 「シ ッ テ オリ マス 類」 と 「ゾン ジ 類」 の 2語 類 を併せ て 丁寧 度 の 高 い 敬語 とす れ ば, 次の 結 5%) は 前 二 9% で, 大 が高 より 1割 以 上高 い‐ しか し, 地 (81 5%, 大 で は41 果 が 分 か る‐ 高 で は28 . ‐ ‐. 者に比べて著 しく高い. この比較を通して高から大までの成長の段階に言葉の微妙な変化, 特に男女言 葉 の 丁 寧 度 の変 化 が見え る し, 大 と地 の 間 に はさ らに大き な相 異 の ある ことが 分 か っ た.. ⑤ 地では気楽な場面で はぞん ざいな言葉を使うが, 改まっ た場面では丁寧な言葉を使うのが特徴である‐ それぞれの場面に対する言葉の使い分けには年齢が高くなるほど気を配っている‐ 2) 性別・年齢別の分析と考察 (図-4~8を参照) 相 手 によ っ て, 答 える 言 葉 の丁 寧 度 が どの よう に違う か, 地 に つ い て 年 齢 別 ・ 性別 に 比較 して みる と, 次 28.

(14) . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. のよう であ っ た‐ ①. 85~100%)‐ た だ, 60歳 1・2 の相 手 に は, 概 ね 「シッ テ ル類」 , つ ま り 非敬 語 で 答 え るの が多 い ( 以 上 で 少 数 だ が, 「シッ テ マス 類」 を 使う 者 もあ っ た‐. ②. 3 の相 手 に は, 男 の 大 半 が 「シ ッ テ ル類」 を 答え て いる が, 「シッ テマス 類」 の 者 も30% 前後 あ っ た‐ 4% 女 で は 「シ ッ テ マス 類」 の 敬語 を使う 者 が過 半 数 を 占めて い た‐ た だ20代 で は 「シッ テ ル類」 が71 ‐ と多 か っ た‐. ③. 4の相 手 に は, 「シッ テ マス 類」 が大 半 を 占め て い た‐ ま た, 女 の60歳以 上 で は 「シ ッ テオ リマ ス 類」 が42 9% と, より 丁寧 な 言葉 が多く な っ て いる‐ ‐. ④. 5 の相 手 に は, 「シ ッ テ マス 類」 と 「シ ッ テ オ リ マ ス 類」 が多く 使 わ れる 傾 向 で, 6 の相 手 にな る と,. 「ゾ ン ジ 類」 が多く な っ て いる.. ⑤. 6の相手には, 「ゾンジ類」 のような丁寧度の高い敬語の使用は高年齢層に多く, 若年層に少ないと 想 像 して い た が, 60代 以上 で は66% であ る の に対 して, 20代 で は35% とな っ て おり, 若年層 におい ても, 2% と 男 女 に 大 き 7%, 女46 あ る 程 度 使用 さ れて いる こ と がわ か っ た‐ た だ し, 60% につ いて は, 男85 ‐ ‐ な 差 が見 られる‐. 以 上 の 結 果 につ いて 考 察 して みる と, 次 のよう であ る.. 「シッテル類」 ) 気楽に話す相手に対しては, 年齢の別なく, 敬語は使わない‐ ( ② 使用敬語の程度について男女で比較してみると, 女の方が程度の高い敬語を使っている‐ また, 年齢 が高くなるにつ れ, 程度の高い敬語が使われる傾向が見られた. ①. 3) 前回調査 ( 197 8年東京大学が札幌で行なった調査) と比較 8年の調査とは, 被調査の人数や設問の形 (選択肢提供) 今回の調査は197 , 調査方法な ど違うところがあ る の で 同列 に は比 較で き な い と 思う が, 参 考ま で に比 較 して みる. 表-10 前回調査との比較 ( ) 内 は前 調 査 の 出 現 率 (%) 場. 面. 最も気楽に話す相手 同じ年頃の親しい友人 余り親しくない人で少し年下の人 親しい人で少し年上の人 余り親しくない人で少し年上の人. 最も丁寧に話す相手. ゾ ン ジ類. そ の 他. 94 3(70 3) ‐ .. 5 5) ‐7( 7 . 5 2 2 0 8 ( ‐ ‐). 0 0(1 3) . . 0 2 0 (3 . ‐). 0 0(0 2) ‐ . 0 0 0( .6) ‐. 0 5(6 9 ) ‐ . 1 0 5 (5 . .). 8(31 58 5) ‐ .. 40 3(53‐ 7 ) ‐. 0 5(5 6 ) ‐ ‐. 73 4) 5(54‐ ‐. 0 5( 7 5) ‐ . 11 4 1 2 ( 7 ‐ .). 0 0(1 ) ‐ .7. 3(17 13‐ 6) ‐. 9(6 1 1 ) ‐ .. 9( L9 0 ) . 0 0 (0 8 ) ‐ .. 2) 55 0( 46 ‐ .. 40 3(27 ) . .1. 18 0(37 6) . ‐. 2( 27 33 6 ) ‐ .. 0 0(4‐7) ‐ 0 0(6‐1) ‐ 0 5(5‐4) .. シッ テ ル 類 93‐ 8( 84. 1). シ ッ テ マ ス 類 シッテオリマス類. 13 3(18 7 ) ‐ . 48 3 ( 2 8 6 ) . .. (原 調 査 の デー タ は 『都 市 の 社 会 言 語 学 的 研 究. 第 2 部』. P323によ る‐). 表 -29に示 す よう に前 回の 全 体 の 調 査 結 果 と比 べ る と, 次 の よ う に言 え よう‐ 1, 2, 3 の相 手 に対 して は, 前 回, 今 回 と も に 「シ ッ テ ル類」 が 最 高 の 回答 率 である が, そ の程 度 は10 ~20% 今 回 の 方 が 高く な っ て いる. 逆 に4, 5, 6 の 場 面 に は, 前 回, 今 回 と もに 「シッ テ マス 類」 が最 高. 回答率であるが, 敬語程度別で前回, 今回の回答率を比較してみると, 一般に前回より今回が敬語程度が高 くなっている傾向が見られ, 「最も丁寧に話す相手」 に対する 「ゾンジ」 の回答率は今回が20%は増えてい る-. 8年後の今回は, 気楽に話す相手には非敬語の使用が増え, また尊敬すべき相手に対 つまり前回調査より1 して は高 い程 度 の敬 語 が 使用 さ れる よう にな っ て き た こと がう か が え る‐ 気楽 な 場 面 で ぞん ざい 語 を 使 い,. 改まりの場面で丁寧度が高い敬語を使う傾向は, 最近の敬語使用の特徴として指摘できるのではないかと思 われる‐ そうだとすれば, これから日本社会の産業化・都市化がさらに進むとともにこの特徴は一層顕著に 29.

(15) . ニ. 上 勝. 夫・胡. 躍 華. な っ て いく と 予測 で き る だろう‐. おわ り に. 3. 以上三例の調査結果で明らかになった特徴的なことをま とめてみる. 1) 存在動詞 「いる」 の使用に関する設問のね らいは, 職場内で第三者が話題になる時, 上下関係と内外 関係が絡み合った背景の下で, 上司に向かってその上司や自分と話題になった人の関係をどう意識する か, どんな言葉で待遇するかにある. 調査結果でサー ビス業の銀行では言葉への気配り度が高いことが 分かった. 意外なのは若年層 だけでなく, 中位以上の職階の人でもうまく 使い分けられない人が少なく な い の で, 職場 にお ける 敬 語 の 難 しさ と 日本 の組 織社 会 の 人間 関係 の複 雑 さ がう か がわ れた.. 2) 普段日常生活の中であまり使われなくなった 「そうでございます」 や 「さようで ございます」 のよう な丁寧度の高い敬語について, 上下関係による使用にくわえて, 内外関係の一形態といえる来客への応 接 の実 態 が見 られた‐ 特 に銀 行 で はが 目立 ち, 来 客 への 応 対 以外 に ト ッ プの 上司 に対 して も使 っ て いる 人 が 少なく な い. ま た男 性 より 女 性 の使用 率 が高 い‐ 反 対 に大 学 の 事務 局 で はあま り 使わ れて い な い. この 差 異 はや はり 組織 の性 格 によ る もの で あ ろう と考え られる‐. 総体として企業の方は官公庁より言葉の丁寧度が高い. 特に若年層で来客に対する待遇の差が見られ た こと は, 組 織の 性格 によ っ て 接 客 マナ ー の指導 や訓 練 の 程 度 が違 っ て いる の で はないか と推測される‐ 3) 学校, 地 域 向 けの 「知 っ て いる」 の調 査 結果か らは下記 の こ と が分 か っ た‐. 上下関係と親疎関係が絡み合った時及び最もく だけた相手と最も改まった相手に話す時に 「知ってい る」 にあ た る言 葉 の 選択 範 囲 は, 高校, 大 学 で は 「シ ッ テ ル類」 と 「シッ テマス 類」 が主 流 で あり, 丁. 寧度の高い語類の使用度は地域社会との格差が著しい. 生徒や学生の言葉使いが単純な原因は彼らの生 活環 境, 学 校 で受 けた教 育 や家 庭 の しつ けと 関わ っ て いる と考 え られる‐ 地域 で は各場 面 に応 じて言 葉. の選択範囲が広く, くだけた場面ではぞんざいな語類を使い, 改まった場面では丁寧な語類を使うのが 特徴的である. また言葉の使い分けの程度を見ると年長者ほど気を配っている人が多い‐ 男女の差も見 ら れ る.. 高校, 大学, 地域各類型の比較を通して, 高校から大学までの成長の段階で, 言葉の微妙な変化, 男 女言葉の丁寧度の差異が見える し, 大学と地域の間に大きな相違のあることが分かった‐ 18年前の東大の調査結果と比較して今回は, 親しい相手には非敬語の使用が増え, また尊敬すべき相 手 に は高 い程 度 の敬 語 の 使用 が増 加 して きて いる.. 以上の 「いる」 と 「そうだ」 の二例には職場敬語の使用実態及び四職場のそれぞれの性格による敬語の使 い 分 けの特 徴 が表わ れ て いる. 三 つ 目の例 「知 っ て いる」 か らは高校 生, 大 学 生, 地域 住 民三つ の グルー プ. の使用実態, 特に年齢, 性別, 社会所属による言葉の特徴, また現代敬語の変化傾向も概観できた. 但し職 場敬語では, 上, 中の職階の人は ごく少数の場合もあるので, 一般的傾向とは言えず, むしろ事例的現象と 見るのが適当と考えられる. 反省点として次のことに気付いた. 職場の敬語を左右している要因として, 職階と性別以外に年齢, 在社 年数, 親疎関係などの条件を加えた総合的な考察も必要があると考えている. 敬語は非常に場面的な言語行為であるから, 敬語指導に当たっては学習者がさまざまな場面に対応できる 能 力 を つ ける こと が重要 なポイ ン トとなる. 特 に現 在, 中 国で は ビジネ ス や 技術 研 修, 留 学 な どを 目 的 と し. て日本語を学ぶ機会が多くなってきて, 学習者の多様なニーズに応じた場面による指導の教材の開発と効果 的な教授法の研究が強く望まれるところである. 今回の調査で得られた結果は敬語指導法研究の基礎資料に 30.

(16) . 日本人の敬語行動の実態に関する調査研究. するとともに, 中国人に 「どんな敬語を教えるか」 , 「どのように教えるか」 という実践的な指導の生きた資 料 と して 活用 した い.. )王. 1) 例文①, ②は顧明耀・徐祖壊 『大学日語 2』 中国高等教育出版社 1993年1 0月 P246 , 247による. 上海訳文出版社 『 P24による‐ 985年3月第6刷 例文⑧は上海外国語学院日本語教研室編 日本語 3』1 2) 文化庁 『日本語教育指導参考書 2 待遇表現』 199313刷 P1‐. 参考資料 ・国立国語研究所 『企業の中の敬語』(国立国語研究所報告 73) 三省堂 1982 0 ・国立国語研究所 『場面と場面意識』(国立国語研究所報告 10 2 ) 三省堂 199. ・柴田武編集 『都市化と敬語÷÷昭和5 2年度札幌における敬語調査報告÷÷』 東京大学出版会教材部 1979. 、. ・柴田武監修, 荻野綱男他 『都市の敬語の社会言語学的研究--昭和5 3年度札幌における敬語調査報告 --第1部・第2部』 文部省特定研究 「言語」 総括班 198 0. ・東京大学敬語研究会 『続・都市化と敬語-昭和5 2 2年度札幌における敬語調査報告』 1 9 8 ・文化庁 『日本語教育指導参考書 2 待遇表現』 大蔵省印刷局 19 93 13刷 ・文化庁 『新 「ことば」 シリーズ 2. 言葉に関する問答集--敬語編--』 1995. ・大石初太郎 『敬語』 筑摩書房 1986 ・南不二男 『敬語』 岩波書店 1987 ・佐々木瑞枝 『外国語としての日本語-その数え方・学び方』 講談社 199 4 ・野元菊雄 『敬語を使いこなす』 講談社 199 5. 小論 にお ける ア ンケー ト調 査 に は多 数 の 方々 に ご協力 い た だきま した. この 場 を借り て厚く お 礼 申 し上 げ ま す.. 小論は胡が執筆し, 三上が指導助言を与えたものである‐. 三上勝夫 (本学教授札幌校) 胡 躍華 (札幌学院大学講師 (非常勤) ). 31.

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