• 検索結果がありません。

川渡フィールドセンターデータベースの作成

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "川渡フィールドセンターデータベースの作成"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

川渡フィールドセンターデータベースの作成

著者

米澤 千夏

雑誌名

複合生態フィールド教育研究センター報告

31

ページ

1-7

発行年

2016-03

URL

http://hdl.handle.net/10097/00121515

(2)

センタ一報告31・ト7 (2016)

}

[

I

渡フィーノレドセンターデータベースの作成

米津

Development o

f

D

a

t

a

b

a

s

e

f

o

r

K

a

w

a

t

a

b

i

F

i

e

l

d

C

e

n

t

e

r

C

h

i

n

a

t

s

u

YONEZAWA

キ ー ワ ー ド :1)ポ ジ ト リ , ア ー カ イ ブ , 地 域 環 境

はじめに

地域環境についてのさまざまな研究データを情報化し, 共有することによって新たな知見を得ょうとする試みが提 唱されている(関野 2009)。国内における研究者や研究 機関が蓄積してきた研究資料のアーカイブ化と公鰐は,水 質(松本 1978),植生関(笹詞 2003)生態学(柴田 2008)など関係する様々な分野で様々な資料を対象におこ なわれている。アーカイブデータの分野横断的な有効活用 を目指したシステムを構築しようとする試みとして,人関 文化研究機構総合地球環境学研究所によるは也球環境学リ ポ ジ ト リ シ ス テ ムjが あ る ( 総 合 地 球 環 境 学 研 究 所 2015)。 地域環境に関するデータの長期的な蓄積がおこなわれて いる機関として,大学術属の農場,演習林およびこれらを 基盤としたフィールド科学系センターによるデータが挙げ られる。これらの研究機関で経年的に取得されている 物や気象等についての観関データは,その研究機関にとっ ての記録としてだけでなく,その立地が各地域に特有の気 象・生態系などの環境条件下にあることから地域環境につ いてのデータとしての意味も持つ。たとえば北海道大学の 各 研 究 林 は 長 期 観 測 デ ー タ を ア ー カ イ ブ 化 し , 一 部 を WEBサイトで公開している(上回 2009)。また蓄積され たデータの解析から生態系の動態を抽出している(柴田 2014)。しかし, ついての長期にわたるデータ を誰でもアクセスできるデータベースとしてWEBサイト で公開している例は多くない。 そこでここではこれまでに複合生態フィールド教育研究 センター接合建域生産システム部()11波フィールドセン ター)で蓄穣されてきた生産データをデジタノレデータに変 換し,時系列で fフィーノレドセンターデータベース」とし て整理した。さらに,時系列データから推察される事象の 拾出および考察を試みた。 フ ィ ー ル ド セ ン タ ー デ ー タ ベ ー ス の 構 築

r

}II渡農場報告 j,

r

譲合生態フィーノレド教育研究セン タ一報告jおよび

r

Jil渡農場運営概況

i

に掲載されている 生産データの項目を抽出した。単年度のみ収集されたデー タ項目も対象とした。最も長い期間にわたってデータが存 したのは

r

JiI

i

度農場における各作物の閤場活JI作付状況の 推移Jであり,昭和61年度をのぞき昭和39年度から現在 までの記録が存在した。農場創設時の記録としては,昭和 25 年~30年の「主要作物の作付面積と収量の推移J,昭和 26~ 30年の「主要作物の 10a当り所要労力の推移Jがあっ た。わ11渡農場報告j と『接合生態、フィーノレド教育研究セ ンタ一報告jに掲載されている項目は r}11渡フィーノレドセ ンター農産物データベースJ,引11渡農場運営概況jの搭載 項留は r}11渡フィールドセンター運営概況データベースj としてまとめた。それぞれ,元となる資料における区分か ら,農産関係,畜産関係,林産関係の区分を作成した。 r)11 渡フィールドセンター運営概況データベースJでは加えて 機械関係,事務関係の区分を作成した。 r)11渡フィールド センター農産物データベースjでは農産関係44項尽, 産関係11項目,材木関係12項悶(表1),

r

Jil渡フィーノレ ドセンター運営概況データベースjでは農産関係34項目, 関係12項目,林産関係46項目,機械関係14項目, 事務関係12項目となった(表2)。 ー タ ベ ー ス はWEBサイトでの公聞を前提とし, HTML形式で作成した。各項目について時系列で表データ をExcel,PDF形式で毘覧できるようにHTMLを設計した。 各データについては紙媒体をPDF化し, OCRを利用して Excel形式に変換した。 Excel化できない

r

}ll渡農場におけ る各作物の麿場}3JI作付状況の推移jについてはPDFデータ のみを公開するようにした。公開にあたって,

r

JiI渡フィー ノレドセンター運営概況データベースj上の事務関係の項自 はデータの裏付けを要すること等から削除した。 なお,フィーノレドセンターデータベースでは,位置情報 をもった写真や土地被覆分類図も登強情報とした。現在の 土地被覆の情報は OpenStreetMapょにデータを作成するこ とによって公開した。 OpenStreetMapはフリーの地理情報 データを作成することを目的としたプロジェクトであり,

(3)

2 センタ一報告第 31号 (2016) 表l 川

i

渡フィーノレドセンター農産物データベースの項目 主主要作物の作付弱綴 (ha) と収数 (kg/IOa) の推移 主要作物の 10a当世所婆労力の後移(単位:人) (S25~ 49年度) 作物別栽培実綴 (kg/IOa) (S62~ H24年度) 水稲の晶君重)jIJ作付商務の動向(単位:ha) (S41~ 50年度) 水稲の作付荷積・収数・生漆芸者の推移 (S51~ 60年度) 農産関係 7](稲品寝室の闘場到l作付状況と出穏期,刈取期および収ままの捻移 (S51~ H24年度) 水稲の生産霊堂芸者釘構成 (S51~ 55年平均) 7](穏の生産焚芸者問檎成(%)の年次期l推移 (S56~ 60年度) 水稲の作業別所~労力 (S51 ~ 55年の平均) 水稲の作業物所婆労力(人)の年次)jIJ捻移 (S56~ 60年の平均) 主要畑作物の生厳重苦の推移 (S51~ 55年度, S56 ~ 60年度) 水稲の作業別所要労力(人)の年次予j推移 (S56~ 60年) 主要害畑作物の生産焚の推移 (S51~ 55年度, S56 ~ 60年度) 主要畑作物の生E留守護を釘構成(%)と所要労力 (S51~ 55, S56 ~ 60年平均) 牧草の作付(利用)商務 (ha) (S51~ 55年度) 北山地域の牧草地造成原積 (ha) (S41~ 53年度) 採草収盤の推移 (kg) (S51~ 55年度) 牧草地の生皮塁号室奇怪構成(%) と所婆労カ (S53~ 55年平均, S56 ~ 60年平均) 牧草の生産蓄を(円) (S53~ 55年度) 牧草地の闘士号)jIJ採草i奴設の推移 (kg) (S51~ 55年度) 牧草地の関場)jIJ1民主立の捻移(単佼:ton) (S56~ 60年度) 牧草草地の施肥および造成の概嬰 (S62~狂 12 年度) 牧草の作付(利用)街穏と採主主収量の推移 (S56~ 60年度) ササミノリのi奴没者寿成要素(前年と比較) (S61~ 62年度) }II控室農場における各作物の閲場別作付状況の推移 (S39~ 60年度, S62 ~ H24年度) 1987年における水稲の生育状況(前年と比較) (S61~ 62年度) 牧草の悶場)jIJ生渓盤 (S62~ Hl3年度) 栽培期間中の日終時間 (S63 年 4 月 ~9 月) 稲作期間の半旬別気象の推移(平年と比較) (HI ~H2 年度) 移植時の苗質(第8号) 不稔粒およびいもち病による被害粒の発生率(%) (第8号) 平成8年度の作付街綴 (a) 平成 13年度作物船トラクター利用商務および利用時間 (hlha) デントコーンの隠場)jIJ生産設 (kg/IOa) (H13 ~ 24年度) 採草地・放牧1也および更新地の施肥基準 (kg/IOa) (H13 ~ 24年度) 採草地施肥成分 (kg/IOa) (H18 ~ 24年度) 採草地・放牧生[Ijおよび更新地の年間施肥主主と播稔ゑ (kg/IOa) (H19年度) 採草地・放牧地の 10a当たりの施肥成分議 (kg/IOa)(日20~24 年度) 畑作物の 10a当たり奴盈 (kg/IOa) (H2 ~ 24年度) いもち病防除実施状況 (H3年) 採草地・放牧地の年間施紀最と 10a当たりの目標収録及び実収致(日 13~24 年度) 耕地内牧草の作付面積および関場)jIJ 生産設 (HI4~24 年度) 水間及び畑作における幾薬使用盤(日24年度) 草地除染更新状況 (H24年度) 家密室毒養頭数の推移 (S24~ 60年度) 家畜増殖言十商 (S34年, S44年実綴) 産乳成綴および繁殖成綴の捻移 (S25~ 60年度) 肉用牛繁殖成綴 (S26~ 日24 年) flE'fぎ頭数の捻移 (S51~ 60年度) 家畜供試計画一覧 (S62~ H3年度) 乳牛f殴体)jIJJl)jIJjj王寺も成綴 (kg) (S62~ H24年度) 乳牛繁殖成績 (S62~ H24年) flE育出荷成綴 (S62~出4 年度) コンポスト作物別使用量 (HI4~H24年度) コンポスト分析結果 (H13年度, H17 ~ H22年度) E菱E差関係

(4)

米海:) 11渡フィーノレドセンターデータベースの作成 年度別伐採材綴(針・広重喜樹jjlJ) (S40~ 49年度) 年度別収入護軍 (S40~ 56年) 第二次経営祭実行期間における造林笑綴 (S40~ 50年度) 本字産関係 演習林の植林状況を示した悶(北山団地1,640ha,向山部地576ha,S40年以降・以前の植林地,耕作地) 林送・牧草・混木林の状況(北山団地1,640ha,向ill湿地576ha) 林玉圧別商綴及び密談 (m^3) (S56.4.1~寺) 昭和51年 向55年における造林実綴 (ha) (S51~ 55年度) 林破区分図(北山地区)1,639ha 素材生産実行王室 (S51~ 56年度) きのこ生産 (kg) (S51~日23 年度) 植 林 ・ 保 育 (ha) (S50~ H24年度) 素材生産 (m八3) (S62~ H24年度) 表 2 )11渡フィーノレドセンター運営競況データベースの項目 長義援関係 水 稲 の 闘 努jjlJ1'下付状況と収ゑ (S51~61 年度) 水 稲 の 闘 場jjlJ幸喜子傘・施胞愛及び差是薬使用数 (S52~ 61年度) 水稲の闘場別・作業別所婆労力とトラクターの稼働時限 (S53~ 61年度) 水穏の闘湯原j諸経焚と玄米 lKg~ り金主主受 (S53 ~ 61年度) 7l<穏の闘爆別l反援と収入 (S54~ 61年度) 玄 米l反傘内訳 (S54~ 61年度) ;加作物の栽培実綴 (S53~ 61年度) 普通知作物の言者経蓄をと収入及びlKgぎきり生援受 (S53~ 61年度) 飼料作物の諸経費とl収入及びlKg当り生E菱重苦 (S54~ 61年度) 牧 草 の 毅t奇実綴 (S53~ 61年度) 牧主主の言者経焚と収愛及び生草lKg~当り生産費 (S53 ~ 61年度) 牧 草 の 爾 場jjlJ生 産 没 (S56~ 61年度) 牧草地追月E明級王受 (S59~ 61年度) 長 室E室係月議員の月別稼働状況 (S54~ 61年度) 気 象 表 (S54~ 61年度) へーレージと牧乾主主の:tl7;jjlJ主主渓蚤 (S55年度) 水稲の光熱動力使用塗 (S53年度) 7l<稲の諮材料芸者 (S53年度) 水稲の大農J'l,.J!そ (S53年度) 水稲のノト淡兵焚 (S53年度) 積雪状況の平年対比 (S52年度) トラックの経費と lL当り走行 (S51~ 52年度) 機 滋jjlJ償 却 費 調 べ (S51~ 52年度) 機 穏jjlJ 言者経芸者,後部3をおよび消費室主調べ (S51~ 52年度) :J:!Il作物の作業jjlJ労 力 調 べ (S51~ 52年度) 牧箪の闘士易jjlJ施nE::!霊と収支詮実綴 (S52年度) 作 物jjlJ裁 場 実 綴 (S51~ 52年度) 作物別栽培援委 (S51~ 52年度) 作物別諸経受とl収入 (S51~ 52年度) 水着3IT議場別作業jjlJ労力調べ (S51~ 52年度) 作物の闘湯船作付状況 (S51~61 年度) 最高・去を低気温と降水致および日照時間の捻移 (S52~ 61年度) 水稲の生産繁華苦闘構成 (S53年度) へーレージと乾撃の生産資資問機成 (S53年度) 飼養区分別頭数の異動 (S51~61 年度) 乳牛個体別月別塁王乳成綴 (S51~ 61年度) 乳牛繁殖成綴 (S51~ 61年度) 肉用牛繁主査成綴 (S51~61 年度) 肉用牛肥育出T芳成綴 (S51~ 61年度) 護者室jjlJ飼料別給与主主綴 (S51~61 年度) 放牧実綴(耕作地・北山)(S51~61 年度) 畜産稼働実綴 (S51~ 61年度) 25援 物 生 産 愛 (S53~ 60年度) 3

(5)

4 センタ一報告第 31号 (2016) 月初疾病発生状況及び処霊堂頭数 (S54,59 59年 度BLV陽転系 牛乳生産後計算苦手 (S51~ 52年度) ;持;型!Ujl]臨1務 及 び 蓄 積 (S53~ 61 1本産物主主康鐙及び収入額 (S54~ 61年度) 造林・保育実綴 (S51~61 年度) 生産物機械稼働芸者 (S54~ 56年度) 素材生皮焚 (S54~61"l毛皮) 苗木生産主を (S51~61 年度) シイタケ生漆焚 (S53~ 61年度) なめこ生援蓄を (S53~ 58年度) ひらたけ生産授 (S53~ 61年度) 椎茸椅木減傾tltt;n~1( (S54~ 61年度) マイタケの人工栽培試験の結果 (S54年度) 舞茸生底資 (S55~ 61年度) 演習林稼働状況 (S54~ 61年度) 演習林伐採・檎林長期計函i(S54~ 55年度) 作業別事業焚分類(非常勤1議員)(S59年度) 年度別収入客室 (S59年度) 年度lJ]l素 材 収 入 額 (S59年度) 総林・保育委主傘 (S59年度) 伐採;絞 (S51~ 53年度) 種 目 別 収 入 額 (S51~ 53年度) 針・広芸器移f~主濠機械稼働蓄を (S53 年度) 苗水生産機械稼働焚 (S53年度) 椅木主主E査機微稼働資 (S53年度) なめこ生産機械言語交 (S53年産主) 検知,林道,新設,補修,その他機械稼働費 (S53年度) 淡習林可能異・非常勤職員の作業別稼働状況 (S52~ 53年度) 北山地区樹事5・lJJl(広繁樹)林班別滋務 (S52年度) I勾山地区樹穏別(広策樹)林ijI上別替務 (S52年度) 針葉桜j討議約半~斑別諮ffl (S52年度) 下;iIJ災 綴 (S52;H芝) 事言語lJJl絞殺とi奴入 (S52年度) 原*50織あたりのシイタケ生産資 (S52年度) 広築総選季初生iliiときのこ生獲の収入額比較 (S52年度) 言華麗関係 本字遊関係 村主茸椅木(1またぎ)(1本当たり)およびナメコ・ヒラタケ培養基(一箱当たり)生選管恐費 (S51年度) 綾 田il!:殴ーからの発生収穫状況 (S51年度) マイタケ系統別子実体形成率 (S55年度) 手足雰期間中の綴雪状況(平年の平均積雪致と比較)(S59年度) 年度汚IJ素材生産材綴(針縫樹)(S59年度) 年度lJJl素材主主E主材務(広繁樹)(S59年度) きのこ年度lJlJq奴入額(シイタケ)(S59年度) きのこ年度lJlJq立入額(ナメコ)(S59年度) きのこ年度j)IJl反入額(ヒラタケ)(S59年度) きのこ年度lJlJl奴入額(マイタケ)(S59年度) シイタケ生皮設の潟加状況 (S52年度) シイタケの主な産地 (S52年度) 荻しく指定される保安林 (S52年度) l !誇入された機械 (S51~ 61年度) 外主主修怒 (S51~ 61年度) 購入音IIJ'"(S51~ 61年度) 購入泌総業員 (S56~ 61年度) 3設倣投下時間 (S51~ 61年度) 業夜(7}IJ労力投下分布 (S51~61 年度) i時間投下による凝固の分類 (S54年度) 機敏の減価悩去I1及び稼働焚 (S51~ 61年度) 機械関係

(6)

米津:) 11渡フィーノレドセンタ タベースの作成 5 機核関係 (S52~ 61 機械および作業機の部門別投下降濁及び走行 (S51~61 年度) 機械耳議員Jl別稼働投下状況 (S54~ 58, 60 ~ 61年度) 作業機稼働待問 (S57~ 61年度) 機械の稼働時間 (S6O~ 61年度) シカの飼去を頭数 (S60~ 61年度) 事務関係(法 (S51~ 55年度) 緩営部主主金害事支出月)jJI明細 (S52~ 5ヲ年度) 校芸者決済議 (S51~61 年度) 経営研究部決済内訳 (S53~ 58年度) 技術部及び家畜診療経芸者主任事字額内訳 (S59~ 61年度) 特別事業推進言受決済内訳 (S58~ 61年度) 主宝喜設備品終入言語 (S51~61 年度) 各係卒業芝言十爾収入見込額及び収入済額 (S51~61 年度) Jl)jJ収入状況I (S51~ 55年度) 飼料作物奴ゑ見込及び5号車責務 (S51~ 61年度) 殴有財産の異動状況 (S51~61 年度) 各部決算:設内訳 (S51~ 52年度) (注 WEBサイトでは非公表 誰でも自由に縞集することができる(オープンストリート マップ・ジャパン 2015)。位震情報をもった写真データは, Google+にアップロードし

r

フィーノレドセンタ としてリンクするようにした。 Google+には写真の位置情 報をもとに,撮影場所を地図上で示す機能がある。 データから読み取れる環象 自主ど時系列で整理することにより,読み取れる 現象とその要盟についての考察をおこなった。代表的な例 を以下に示す。 罰1(a)は「きのこ生産量と収入額jを時系列で整理し たグラフ, (b)は閣内のきのこの価格の動向(農林水産省 2015)である。屋内の乾シイタケ俗格は金品柄の主な市 (何Ikg) 70

場での平均,生シイタケ,マイタケ価格は東京都中央却売 市場年平均となる。生シイタケについては, )11渡産と陣内 平均錨格に大きな差はみられないが,平成23年には)11渡 シイタケの価格の低下がみられる。これは福島第一原 発事故による放射能持染の風評被害の影響と考えられる。 乾シイタケは川波産,国内平均とも価格変動が激しく,い ずれも平成17年および18年に大きな低下がみられ,円 以降は上昇している。これは,中国産の安い乾シイタケの まったものの,中国での農薬汚染や食品偽装の開 題から国内産に需姿がもどったことが反映されているとみ ることができる。マイタケについては, ) 11渡産,盟内平均 とも大きな変化はみられなかった。 (阿Ikg) 7む00

(

a

)

ω

60関 500会 40

)

b (

5000 40む9 3000 .'・・"・4・ --・・.."'....~,・ 4・ a・・ 2・‘...---_・a昏 ‘ 一-.・'..・・'" 密l きのこの園内価格の推移()丹波産 (a)および圏内産 (b))

(7)

6 センタ一報告第31号 (2016) 函 2はf作物別栽培実績」より水稲について整理したデー タと,気象観測表から得た 5~9 丹にかけての気温,降水量, 日照時間の月期jの平均値の合計を比較したグラフである。 平成5年に記録的な冷害があり,水稲の収量が著しく減少 したことが読み取れる。平成15年の収量の減少も冷害に よることが示されている。また,月別平均気温の合計と水 (kg/10a) 700 問

I

(a)

f

3

200 100 G 手L争後 習を 後 宮島 昏 宅島 昔 、 句 、 ち '¥.1?"" i、 臨揚額収量(kg!10a) ー 幽 月glJ平均気;晶の合計

i

E

)

(kg/10a) 700 lO~ 40 事

5

S

A反 4

90~ ← J Eト閉3

85 ii<己τr 江主 200 G 80 rn:: c ) 75

稿の収量の問には正の相闘がみられ,

5%

水準で、有意で、あっ た。月別平均降水量の合計と水稲の収量の聞には負の相関 がみられ, 10%水準で、有意で、あった。認燕時間については, 月別平均値の合計と水稲の収量の開に明らかな相関はみら れなかったが,グラフより日照時間が多くても少なくても 収量が減少していることが認められる。

1

Y

官1) (k7g0/010a) 銭関) 14

十刷佃 G 盤 中 国 郎 出 血 友 RG 成 田 、 t 出

7 F b z J A ι 弓 s q 4 1 0 吾∞ 昏 、 , A 1 9 ι 肝 心 長 、 , t 昏 q , d 宵 ' hコ , 脅 v m 制 問 加 問 。 〆 樹 阿 一 4 4 { 十 仰 向 哨 円 。 樹 v 一 円 盤 一 一 四 R G m 民 団 I 同

D O D D ラ ム ハ υ n u n u n u n u 弓 ム 4 6 A O O F h u w 尾 崎 今 4 n u 臨 鞠 収 愛 (kg!10a) ー-!'lg抑制〈量の合計 臨調収量〈主基110心 園田幽月別包照時閣の合計 圏2 7l<.稲の収量と (a)気温, (b)降水量, (c)臼照時間の推移 fデントコーンの圏場別生産量Jの時系列変化,および デントコーンの揺種から刈取りに期間に相当する 5~9 月 にかけての気温,降水量, 日照時聞の月別の平均値の合計 を図3に示す。平成15年の収量減少は播種目の遅れと冷 夏が原国であることが読み取れる。気象データから読み取 知日 800 700 600 nunu m 訓 m 制 定 一 符 随 300 200 100 9 見え,,,,*",4<,Jo*"浄、争点

4

s

s

z

諸 点

S

~... ... ")' ' ) " ν y y ν ν u ν v d弘 機翠弱函号査(a)四 一 収 量(kg) 300000 250000 20

{ 国 ぷ ) 耐 明 間 苛

弐 ι M 10

50000

n u n u n u n υ n u n u n u n u n u n U 6 5 4 3 2

Z

お 側 GE 世 間 臨 田 口 前 川 町 一 一 岡 町 ることはできないが,平成 18年にみられる収量減少はク マによる食害であること,平成19年にみられる収量減少 はクマによる食害と黒紋病のためであることが記録されて いる。 800 120 700

m

o

z

→ -2 0 4日 G 略│ キ 言 問量生

ε

10白 40 興 駁 5予 判

羽生

江 口

傘 埠 〈 索 令 傘 傘 g , 散 命 令 傘 、 ち も 九 毛ii,'>)'屯 S ^'V ^""夜、私 ち ら , , - ' > 、 与 も も も ら 用JI平均由主将閣の合計一一月glJ平均気滋の合計 幽岨幽月glJ平均降水量の合計 函3 デントコーンの圏場別生産量の推移

おわりに

川波フィーノレドセンターで40年以上にわたり蓄積して いるデータは,社会現象や気候の変化を反映している。継 続的に各種データを取得し,整現および保存していくこと は,地域環境にまつわる記録の一端となり,将来的な学術 財産の形成となる。 WEBサイトにおける公聞は,データ を社会還元するうえでも,またデータの保管および管理の うえでも意義が大きい。現在年次ごとにまとめられている

(8)

米海:)I[渡フィーノレドセンターデータベースの作成 7 データを,効率的に項目ごとに存整理していく方法につい ては今後の検討が必要である。 謝辞 本研究は人間文化研究機構総合地球環境学研究所による 「大学関連携を通じた広域アジアにおける地球環境学リポ ジトリの構築jの予備研究として実施された。研究実施に あたっては,歴代フィールドセンター長である斎藤雅典教 授(平成24年度),中井裕教援(平成 25同26年度)が代表 者を務めた。 WEBサイトへのアッブロードは佐々木貴子 氏 ( 技 術 部 ) が お こ な っ た 。 デ ー タ ベ ー ス 入 力 お よ び HT抗L作成においては援美敦I}頃氏,江守智夏子氏,山本知 史氏,宮津亮氏,弁上晋平氏,天下谷佳代子氏,熊谷駿氏, 渡部紘子氏,商問陽平氏の協力を得た。今井貴浩氏,小山 田晋氏はHTMLの実構築を,池上沙穂、氏は WEBサイトの デザインを,佐藤優衣氏,鈴木万智氏は持系列データの整 理と検証をおこなった。関野樹教授(総合地球環境学研究 所)からは貴重な助言をいただいた。 引用文献 松 本 幸 雄 (1978) 水質環境モニタリングデータの処理,蓄 穣と利用の現状一公共用水域の場合,水質汚濁研究, Vol.lO, No.5, pp.282-286. 農林水産省 (2015) 特用林産物生産統計調査, http://附 W. maff.goj.p/j!tokei/kouhyou!tokuyo

_

r

insan!index.html (参照 2015-06-23) オ ー プ ン ス ト リ ー ト マ ッ プ ・ ジ ャ パ ン (2015) OpenStreetMap J apan, https://openstreetmap

必/

(参照 2015-06-23) 笹悶達男 (2003) 自然環境保全基礎調査における横生デー タ整備の経緯と現状.摘生情報, No.7, pp.3-6. 関野樹 (2009) ["知の源泉j を構築するためのデータ共有 化の仕掛け.SEEDer, No.O, pp.34-38. 柴 田 英 昭 (2008) 日 本 長 期 生 態 学 研 究 ネ ッ ト ワ ー ク (JaLTER) と森林立地研究の関連性と可能性.森林立地, No.50, Vol

pp.1ll-116. 柴問英昭 (2014) なぜ,生態系のデータをアーカイブする の か ? SEEDer, No.1,1pp.6-13. 総合地球環境学研究所 (2015) 大学関連携を通じた広域ア ジアにおける地球環境学リポジトリの構築一環境保全と 地 域 振 興 を 目 指 す 新 た な 知 の 拠 点 形 成 事 業 , h旬 以 www.chik戸l.ac.jp/repository/ (参照 2015-06-23) 上回宏 (2009) 地域環境情報ネットワーク構築が環境科学 にもたらすもの.SEEDer, No.O, pp.28-33. 婆約 大学附震の農場,演習林およびフィールドセンターで長 期間にわたって取得している各蕩データは,地域環境につ いてのデータとしての意味をもっ。

r

)I[渡農場報告

t

r

複 合生態フィーノレド教育研究センタ一報告jに掲載されてい るデータを[")I[渡フィーノレドセンター農産物データベー スJ,

)

r

I[渡農場運営概況jに掲載されているデータを[")I[ 渡フィーノレドセンター運営概況ベースj として整理し, WEBで公開するようにした。農場創設時からのデータと しては昭和25~ 30年の記録があった。「フィーノレドセン ターデータベース」には,位置情報をもった写真や土地被 覆分類麗のデータも加えた。いくつかの項目について経年 変化を調べると,消費者の購買意識の変化や冷害の影響な ど,社会現象や気候の変化があらわれていた。水稲等の作 物については気象条件と収量の関係伎がみられた。将来の 学術資産の形成のためにも,今後も記録を蓄積していく必 要がある。

参照

関連したドキュメント

[r]

・高濃度 PCB 廃棄物を処理する上記の JESCO (中間貯蔵・環境安全事業㈱)の事業所は、保管場所の所在

 本計画では、子どもの頃から食に関する正確な知識を提供することで、健全な食生活

日本への輸入 作成日から 12 か月 作成日から 12 か月 英国への輸出 作成日から2年 作成日から 12 か月.

 Rule F 42は、GISC がその目的を達成し、GISC の会員となるか会員の

日本への輸入 作成日から 12 か月 作成日から 12 か月 英国への輸出 作成日から2年 作成日から 12 か月.

国際地域理解入門B 国際学入門 日本経済基礎 Japanese Economy 基礎演習A 基礎演習B 国際移民論 研究演習Ⅰ 研究演習Ⅱ 卒業論文