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近代漢語の変遷と定着 : 「温度計」の語史を例として

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Academic year: 2021

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国立国語研究所学術情報リポジトリ

近代漢語の変遷と定着 : 「温度計」の語史を例と

して

著者

梶原 滉太郎

雑誌名

語の歴史とその研究法

ページ

7-10

発行年

1992-03

シリーズ

国立国語研究所研究発表会 ; 平成3年度

URL

http://doi.org/10.15084/00002898

(2)

近代漢言吾の交遷一と定着

一「

温度計」の語史を例として一 言語交化i研究部第二顧究室        梶原滉太郎 ユ.はしめに

⊥−1 目的

,き゜体て定 しでる具いて や があのおし va mとてぢにと す をこ語う野語 彙す漢の分代 語わU ・O Q現 に表く未学戊 敢 い 夕そ科し 急言の,然述 て を棄ぷ自記

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(3)

⑤④まで’の作業を遁め胴・う各語の歴史芝検討し続ワた結果,江Frx  いし明治時代にあろわれて現代に足着した自黙鴻斗学系統の用語は,  次の」うにラト類することが’で’きると兎之る」うになつた。 雰1表  〕直イベ∫}莫語の分糞艮私案 (自ヌSこ科学関イ系) A,異語形 の 5ラ し、語「 ... 「 温ノ良言†」 な と’‘ B異語形のややSyい語…「天文学」など C、異語形の少ない語_「比童」など D.語形が爽化または交替しなδ’った語

   [;=蕊㌶吉綜、など

⊥の第1表に示し1三A∼Pユまでの合計六フのタイ7。に属する語の歴史 脇それぞ)K詳しく記述すること‘:i・て,自然科学関係の「工代’渓 語の変遷と定着」の大丁じ左とう之たい。  第ユ表のAのタイ7。のイ㊦表、的な語の歴史を取り汲うのかごA.回の7Nk表 である㊨また, 8のタイ7°の代表的な語E才艮っ1:論文E二筆走は「P天 文学diの語史」とい)題て1’F研究報告集(第13集⊃』(,92年3月,国 立 国語研究所編ノ 秀 英 土ノf反干1▲ ) !こ 婚末 し 1三 。 な あ・,  C ∼ Dユ の 勺 イ 7。1こ 属する語E2k,た研究についてほ未椿表であるe

2.江戸時代

 この葬Z章か5具体的に「温度計」の語史.1身及うものと丁る。  日本の文献“て“江.戸時代よリ前において〈温度言†〉とい)ものを衷わ す語を見っ寸ることは非常に困難である。それは江戸時代の末期ぴら 見え始ある の であ る 。 そ れち はオ ラ ンダ’盲吾therγnぴmeterまたt[t英:}吾the_ rmometerの訳語として犬:部分が生じたわけである。具体的な語形を あtア“沢{工“沃の 三亙リであ る 。   「験温器」 °「験温管a ・「,験温儀」 ・「列民験器、a ・「東暖計」・        ヘ  ロ   「寒熱昇降」・「撤羅オ型測器」・「蒸食klka これらのうろ,江戸時代E通じτい之ぱ「験温器」が最もSgく使われ ている。な工,上にあり“’た語形のうち最後の「馬食丈器」は,もっは゜5 ヲト常な高温を はぴるための毛ので, イ亡の7言吾とは区別すべ’きカ’も しれ ない。 3.  明治’の初めn’ら lo年こ’sうまて“  :のE寺期には最もろくの言吾形が’見ξれる。 そ〕Wらをすべ’てあ1ア’蝋は一一 次の通りである(ただし,それら玉含t熟語は鬼略した)・  、ん   「験温器」・「験温管」 ・「験温倦」・「寒暑規」・「寒暑鍼一」・

(4)

・寒暑表」.「寒暖器」・「寒暖計」・rj籔灘」・「叢ス“ダ違」 ・「かんE”kLTい寒晃鍼」・「暴菖鮮」 祝 ぷ で 点 乙 の て し と ㊨ と ( 1 つ な に 、 O s oく 主 とつ †●  こ   c︶ のた目 るめポ な始語 異之の し見系 少が﹂ と之討 代衰暖 時 に寒 戸力L 江 勢 と ぐ 刀の系 子 □﹂ 様 器

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t ) 4. 明治10年代の様子  この時期の特徴E手短かにし・之ば,「寒暖計」の勢力nく目立って強 くなったことて“ある。  この時期(:見之る語形Eすべてあ1プれ{ゴ次の遁リである(たた’4し・ そ れら を AE 工’熟嘗告itユ省 略し r≡)  。   「験温器」・r験温th」・「寒暑蟻」・「寒是金h ・「寒是表」・   「寒晃計」・ 「家暑表」・ 「熱計」・「寒暖計」 5. 明治20年過ぎδ’ξ・末年ごろまで’ :の時期(ll「寒暖計」の定着してゆく時期である。  「寒暖計」系統の語ボ栄之てゆく天きな流れの中には,次のよ)な 用例もある。       n.ttv、  O ,験5且器俗{こ 寒暖言†勇ぐt:熱言† と 称す● ( 通俗系会入簡易 物N学  〔 明 }8 24   年)   Z31ペ一ジ)  O適当なる装置Ef乍〕Kにi”,熱電流によりて両オ妾冶・点、の>ft2Stの差一2皇   の千分の一にても,此の温友の差ぎ測ることを得, … 中略’”

  績冴なる温友計を追ることE得。(中等放責新撰物予持桔劇明

  ジ㊨3(1年) z97!xe一ジ’)  。太va光線のスベクトノレ中にて,勲乍用を検するt:,勢電流温nt計   の如さ績∼芳)なるものE用ホれは・,紫色の部分は殆んと熱作用なく   (∫司上 {99ペ一ジ) 6.大正時代びら現代まで ボ そ タ で の い な い て し 了 完 が    O  る 五あべ 韻 ポ 韻 ろ性はか こ能でれ と可ま初 のる年の

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な 後か 7. むすび  〈温m・St>ε表わすsuはパエ戸時代ぱ寄に明副o年;・・ろまで・は異語 形氷多く,化の語の歴史ヒ♪しぺても陳立っている。そして,それらろ くの異語形のほとんどは三字漠言吾である。  ま1三, タ?〈 の異き吾形の見J之る時期にS,i・いて七一一一フの中’じ的な語ヲ形々ぐ 常に存在していた。その甲1じ的7a’存在が㌧ コミュニケーションの混舌し 芝最小F艮にとと“ある役目をしていたヒ兎之られる。  明治IO』手代から優勢t2なうて, や小て完t全〉に定、着した感のあブ た 「 寒暖言†」ポ現代’において「温庄計」に押されてし・る要因の一っt2,「寒 暖計」 と し・う 言吾の も )志味領域の1夫こ 刀ぐある と1巴 われる 。 そ の 「狭さ」 と tゴ 「温産計」  と tしA’ た 戊湯き冶・ の こ ヒ であ る 。 「験温器」 「験温儀」 「験温管」 「 寒暖計」 〈温度言†>E表わす主な語形の盛衰、 ●●● ● ●● ●’● 一ρ’ 一 一 一  ● ● ●一 一一・一 「匁某柄」          ■■s 「 寒暑鋤■→・・      7ロ 度言㌔’一 一 ⇔ ● ● 一 ■■ 一 一 匂● 口● 工直■ 一’ 一 江 戸 時 代末期 明治野代初期 明 治 20 年

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時代初期 昭和時代初期 平成時代初期

参照

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