1 -第3学年 算数科学習指導案 1 単元名 筆算のしかたを考えよう(たし算とひき算の筆算) 2 単元の構想 【このような子どもたちを】 子どもたちの実態 基礎・基本の既習事項と系統 本学年の子どもたちは、 ○ 算数の学習について意欲的に取り組んで 1年 1位数と1位数との加法及び いると答えた子どもは、80%いる。ほと の逆の減法 んどの子どもは、学習中にすすんで活動し ているが、計算に時間がかかることが多い。 ○ 自分の力で問題を解くと答えた子ども は、75%いる。ほとんどの子どもがくり 2年 2位数までの加法及びその逆 上がりやくり下がりができると答えている 減法 が、桁数が3桁になると、うまくできなく なる子が多い。 ○ 学習中、進んで発言したり、挙手したり する子は、半数以上である。ペア学習では、 3年 3(4)位数の加法及び3(4) 積極的に声を出す姿が見られる。 位数の減法 【この単元で】 加法・減法の筆算については、2年生で2位数の加法・減法の計算と筆算形式を学習してきて いる。本単元では、2年生で学習した2位数の加法・減法の計算を基にして、子どもが自ら考え 出すことができるようにする。 加法の筆算では、①繰り上がり一回の筆算、②繰り上がり2回の筆算③和が4桁になる筆算の 仕方へと指導していく。 減法では、①繰り下がりが一回ある筆算②繰り下がりが2回ある筆算③繰り下がりが上位2桁 に及ぶ場合の筆算の仕方へと指導していく。 加法・減法に関して成り立つ性質を既習を基にして自力で考えたり、友だちと考えあったりす ることで、計算の仕方を身につけさせる。また、解答が出た際に計算の確かめをすることで、加 法・減法に関して成り立つ性質を調べていく。 そして、子どもたちが計算を確実に身につけられるように練習問題に取り組む。本単元の学習 は、第4学年の小数の加法・減法につながり、大変意義があると考える。 【このような指導・支援を通して】 単元全体を通して、計算棒を使用した操作活動を中心に取り入れ、既習を生かして児童の考え を発表し合うことで、加法・減法の定着を図る。(着眼2) 加法・減法に関して、成り立つ性質を自力解決した後、ペア学習や3人組のグループ学習を位 置づける。そこで、作業したり、友だちと考え合ったりすることで、計算の仕方を説明する力を 身につけさせたい。(着眼3) また、、計算の見積もりをしたり、計算の確かめをすることで、加法・減法に関して成り立つ 性質を理解できるようにしていきたい。 そこで、「つかむ」段階では、導入の場面で、前学年までと同じ筆算の決まりを押さえ、筆算 の手順について理解させていく。(着眼1) 次に、「さぐる」段階では、繰り上がり、繰り下がりがある筆算は煩雑なので、位取り板と計 算棒を使ってていねいな指導を行い、繰り上がり、繰り下がりの意味を視覚的にもとらえられる ようにする。また、千の位へ繰り上がる計算は、既習事項を生かして児童自身が筆算の仕方を解 決していくことでより理解を深めていく。 そして、「まとめる」段階では、加法・減法の計算を様々なパターンで行うことで習熟を図る。 さらに、今年度から、新教育課程の内容がこの単元でも実施される。この単元に限って言えば、 4桁のたし算・ひき算が位置づけられている(時間にして2時間)。この3桁や4桁の筆算は少 しばかり抵抗があると思われるが、既習学習を生かして解決し、定着させたい。
2 -3 単元の目標 ○ 3桁や4桁どうしの大きな数の場合は筆算を使うとよいことがわかり、進んで活用しようと する。 (関心・意欲・態度) ○ 既習の2桁の計算の仕方をもとに、3桁や4桁の足し算・引き算の計算の仕方を考えること ができる。(考え方) ○ 3桁や4桁のたし算・ひき算を、繰り上がりや繰り下がりに気をつけて、正しく筆算をする ことができる。 (表現・処理) ○ 繰り上がりや繰り下がりの処理を通して、3桁や4桁どうしのたし算ひき算の仕方がわかり、 十進位取り記数法の理解を深めることができる。(知識・理解) 4 学習指導計画(総時数12時間) 配 時 学 習 内 容 関 考 表 知 主な評価規準 (3位数)+(3位数)で繰 2 け たの 筆 算 の計 算 原理 をも と 1 り上がり一回の筆算の仕方を ○ に、(3位数)+(3位数)で繰り 考える。 上がりが1回の筆算の計算の仕方を 考えることができる。 一 (3位数)+(3位数)で繰 (3位数)+(3位数)で繰り上が 2 り上がり2回の筆算や答えに ○ り2回の筆算や答えに空位のある筆 空位のある筆算の仕方を考え 算の仕方を考えることができる。 る。 次 (3位数)+(3位数)で和 (3位数)+(3位数)で和が4桁 3 が4桁になる筆算を計算する。 ○ になる筆算を正しく計算することが できる。 これまでの学習内容の練習 ○ (3位数)+(3位数)の筆算の計 4 問題に取り組む。 算の仕方を理解し、正しく計算する ことができる。 (3位数)-(3位数)で 十 これまでの2位数同士のひき算を 5 の位から繰り下がる筆算の仕 ○ もとにして、 3位数同士のひき算 方を考えようとする。 の計算の仕方をすすんで考えようと する。 二 (3位数)-(3位数)で 百 前時の筆算の仕方と同じように考 6 の位から繰り下がる筆算の仕 ○ えて、十の位がひけない場合の筆算 方を考える。 の仕方を考えることができる。 7 (3位数)-(3位数)で 繰 前時の筆算の仕方と同じように考 2 組 り下がりが2回ある筆算の仕 ○ えて、繰り下がりが2回ある筆算の 本時 方を考える。 仕方を考えることができる。 次 (3位数)-(3位数)で 繰 前時の筆算の仕方と同じように考 8 り下がりが2桁におよぶ筆算 ○ えて、ひかれる数の十の位が0の筆 の仕方を考える。 算の仕方を考えることができる。 これまでの学習内容の練習 ○ (3位数)-(3位数)の筆算の計 9 問題に取り組む。 算の仕方を理解し、正しく計算する ことができる。 (4位数)+(4位数)の筆 3桁の筆算をもとにして、4桁の 三 10 算の仕方を考える。 ○ たし算の筆算の仕方を考えることが できる。 次 11 (4位数)-(4位数)の筆 3桁の筆算をもとにして、4桁の 1 組 算の仕方を考える。 ○ ひき算の筆算の仕方を考えることが 本時 できる。 四 12 練習問題に取り組み学習内 ○ (3位数)±(3位数)の式表示と 次 容の定着についてふり返る。 適用題を解くことができる。
3 -5 本時の学習(11/12時間) 3年1組 (1) 主眼 ○ (4位数)-(4位数)の問題で、既習学習を生かして計算をするとよいことに気づき、 計算の仕方を自分なりに考え、くり下がり3回の筆算ができるようにする。 (表現・処理) (2) 具体的な手だて ○ 「さぐる」場面で、解決のヒントになる具体物を提供することで、前時までの学習をもと にして、筆算の仕方の見通しを持たせる。(着眼1-④) ○ ペア学習や三人組の小集団学習を仕組み、計算を習熟させる場を設定することで、筆算の 仕方についてより技能を高めさせる。(着眼3-①) (3) 展開 過程 学 習 活 動 主な支援と評価【個に応じた支援(◎)評価(☆)】 ウオーミングアップをする。 ○ 繰り下がりのフラッシュカードをす 1 前時までの学習を想起しながら、本時の る。 学習課題を話し合い、解決の見通しを持つ。 ○ 前時までの問題と同じ所やちがうとこ つ (1) 問題文を読み、解決しようとする。 ろを確かめながら問題を読ませる。 8253-2764の筆算のしかたを考 えよう。 か (2) めあてをつかむ。 む めあて 4けたのひき算の筆算のしかたを考えよう (3) 解決の見通しを立てる。 ○ 桁数が大きくなって、戸惑う児童には、 3桁のわり算を想起させる。また、見積 3けたのときと同じように考えて、くりさ もりをさせてみる。 がりをしてみよう。 ☆ 解決の見通しをもつことができたか。 2 見通しにもとづいて自力解決する。 ○ 既習の3桁のひき算のしかたを掲示し ておくことで見通しや解決のヒントにさ 【予想される考え方】 せる。 さ ○ お金を使って考える ○ 机間指導の時に、3回のくり下がりが ・8253を8000と考える 276 できない児童には、一の位から順番にす ぐ 4を3000と考えて、おおよその答 ることをお金や計算棒を使って、確かめ えを出す。 をさせる。 ○ 計算棒を使って考える る ・計算棒を操作しながら答えを出す ◎ 3回のくり下がりで困っている児童に ○ 筆算をかき、計算をする はお金を使って操作し、それを筆算に結 びつけて確認させる。 ☆ 自分の力で考えることができたか。 話 3 考えを発表し合い、理解を深める。 し 全体で考えを比べる。 ○ 3桁の計算と似ているところを話し合 合 わせる。 う ま まとめ 3けたの筆算と同じようにすればもとめられる と め る 4 練習問題を解き、習熟する。 ○ ヒントコーナーを活用する。 習 (1) 練習問題を解く。 ○ アルゴリズムで解かせる。 熟 ○ 計算棒を使って答えを確かめさせる。 す (2) 今日の学習をふりかえる。 ○ 今日の学習で分かったことや自分や友 る だちのがんばりやよさに気づかせる。