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はしがき/目次

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Academic year: 2021

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はしがき/目次

権利

Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization

(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名

開発途上国のマクロ計量モデル

ページ

1-4

発行年

2010-03

出版者

日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL

http://hdl.handle.net/2344/1014

(2)

2009−[Ⅳ-35]

開発途上国の

マクロ計量モデル

−政策評価のためのマクロ計量モデル研究会−

野上

裕生 編 植村 仁一

2010 年 3 月

独立行政法人日本貿易振興機構

アジア経済研究所

(3)

はしがき

本報告書は平成 21 年度基礎理論研究会「政策評価のためのマクロ計量モデル研究 会」の成果である。アジア経済研究所は 1970 年代以降、アジアを中心にした開発途上 国のマクロ計量モデルを作成してきた。これらモデルは各国経済の特徴を反映できる ような特定化が行われ、また国際経済の相互連関を分析できるように貿易リンク・モ デルも作成されてきた。特に 1980 年代後半からアジアの経済予測に使われており、実 用性、広い範囲の問題への応用可能性など、現在でも有効な経済分析の方法になって いる。 本報告書はアジア経済研究所の活動を中心に開発途上国のマクロ計量モデルの歴史 的展開を整理し、今後の研究課題を明らかにしようとするものである。本報告書の構 成は以下のようになっている。 第 1 章「開発途上国マクロ計量モデルの歴史的展開(Ⅰ)―1970・80 年代のアジア経 済研究所の活動を中心に」(野上裕生)は 1970・80 年代の「経済構造予測事業」 (Econometric Link System for ASEAN: ELSA)に結実するマクロ計量モデルの展開を紹介 したものである。本章では開発途上国のマクロ経済分析の基本的な枠組みである供給 決定型と需要決定型の両モデルの比較を行い、これら両モデルの特徴と問題点が現実 の計量モデル作成作業でどのように解決されてきたのかを考察している。 第 2 章「開発途上国マクロ計量モデルの歴史的展開(Ⅱ)―1990 年代以降のアジア経 済研究所の活動を中心に」(植村仁一)は第 1 章の考察を踏まえて、1990 年代以降の アジア経済研究所でのマクロ計量モデルの歴史的展開をまとめたものである。植村論 文では「2001 年アジア工業圏の経済予測」(Projections for the Asian Industrializing Region: PAIR)プロジェクトの試み、及び経常的な経済予測といった実用的な利用に適したモデ ル作成作業での問題点が要領よく解説されている。 後半の二章は今後のアジアの長期経済成長、特に生活水準の持続的な改善に貢献で きる国内需要を重視した経済成長戦略を考えるための計量モデルの予備的考察を試み た論文である。まず第 3 章「アジア通貨危機後の韓国における分配構造変化と家計消 費」(奥田聡)は輸出主導型成長から内需拡大を通じた転換を繰り返し試みてきた韓国 を事例にして、労働分配率の向上といった内需振興策のマクロ経済的効果を検証した ものである。 第 4 章「アジア長期需要成長の計量モデルに向けて」(野上裕生)は年齢構成や世帯 構造の変化、あるいは生活の都市化といった長期的要因が消費を中心にした国内需要 に与える影響を分析できるマクロ消費関数を考察したものである。本章では長期的に 変化する人口学的な要因が国内需要に与える影響を考慮した構造方程式を持つマクロ

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計量モデルを作成することによって、持続可能な成長と生活水準の向上を実現するた めの政策的な示唆を探ることを視野に入れたものである。 補論「PAIR モデルの現況について」(植村仁一)は 1990 年代から作成・利用されて きたアジア経済研究所のマクロ計量モデルの概要をまとめたものである。補論はアジ ア諸国の経済分析に関心を持つ研究者の共有財産になることを目指している。 本研究会では開発途上国マクロ計量モデルの成果を開発研究の共有財産にすること を目指したものであり、先行する植村仁一『カンボジアのマクロ計量モデルと経済・ 社会統計』アジア経済研究所、2009 年等に続くものである。先行する研究成果ととも に、本報告書が計量モデル作成の基礎的資料となることを願っている。 本研究会の成果は 2010 年度には「アジア長期経済成長のモデル分析」をテーマにし た研究会で引き続いて継承・発展させられる予定である。また、研究会と並行して、 209 年 7 月 31 日には夏期公開講座「経済開発のためのモデル分析」を開催し、また同 年 9 月 28 日には日本総合研究所研究員の大泉啓一郎氏を講師に招聘した研究会を行 い、開発途上国の問題に関わる実務家・研究者と計量モデル研究者との問題意識の共 有を図った。研究会講師としてアジアの人口学的要因と経済発展の関係を解説して下 さった大泉啓一郎氏、夏期公開講座で動学モデルの最近の研究動向を報告して下さっ た樹神昌弘氏(アジア経済研究所)、オブザーバーとして貴重な助言をしてくださった ケオラ・スックニラン氏(アジア経済研究所)に対して、心から御礼申し上げたい。 2010 年 3 月 研究会主査 野上 裕生

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目 次

第1章 開発途上国マクロ計量モデルの歴史的展開(Ⅰ) ―1970・ 80 年代のアジア経済研究所の活動を中心に― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 野上裕生 ・・・・ 第2章 開発途上国マクロ計量モデルの歴史的展開(Ⅱ) ―1990 年代以降のアジア経済研究所の活動を中心に― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 植村仁一 ・・・・ 第3章 アジア通貨危機後の韓国における分配構造変化と家計消費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 奥田聡 ・・・・・・ 第4章 アジア長期需要成長の計量モデルに向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 野上裕生 ・・・・ 補論 PAIR モデルの現況について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 植村仁一 ・・・・

参照

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