授業科目名 (英文名) 健康心理学 (Health psychology) 科目区分 対象学生 ※ 単位数 2.00 開講年次・ 学期 2年次 後期 担当教員 堤 俊彦 所属 非常勤講師 オフィスアワー・場所 ※ 連絡先 ※ 講義目的及び到達目標 健康心理学は、心だけではなく身体面や行動にも焦点をあてた健康観についての基礎 的な理論を理解した上でより良い健康状態であるウェルビーイングを目指す心理学の 実践・応用科目である。本講義の到達目標は、1)基礎的な心理学知識をつけストレ スや心身症などへの予防的な視点から応用する力を獲得し、2)それらの実践をポジ ティブ思考やセルフコントロールなど、より現代的な健康行動を獲得のための実践の あり方を修得する。 講義内容・授業計画 本講義では、最初に基礎となる心理学理論を紹介し、次いでストレスや心身症などの 現状を具体例を通した話題を提供し、それらに対する予防法やマネジメントなどの実 践的な応用についての知見を得る。 1)ガイダンス 本講義の目標や概要の説明 心理学の中では新しい領域の一つである健康心理学は、最新の学習理論を用いて、人 の幸福を追求する心理学であることを理解する。 2)健康心理学とは何か ストレス社会と言われる現代社会の中で起こる様々な心や体の健康問題への対応とし ての健康心理学に期待される役割及びその方法について概観する。 (reading:健康心理学とは) 3)健康心理学の人間理解:科学としての心理学 心理学を生活で応用するにあたって必要となる、基礎的な知識として、科学としての 心理学の成り立ちについて説明できる。 (reading :健康心理学の人間理解:第1節・第2節) 4)健康心理学の人間理解:臨床と人間性 健康心理学のルーツといえる臨床心理学や行動心理学、人間性心理学などとの関連性 について理解を深める。 ( reading :健康心理学の人間理解:第3節・第4節) 5)健康行動変容の理論と実際 より健康を目指すにはライフスタイルを修正する必要があり、それを成し得るための 行動変容モデルについて説明できる。 (reading:健康行動のモデル) 6)ストレスとコーピング 現代人を苦しめるストレスについて、ネガティブな影響だけではなく、強みの視点を 含めたマネジメントの実践法を獲得する。 (reading:ストレスと健康) 7)食行動と健康 日常的な運動不足・偏食などは、生活習慣病のリスクを増加させる。こうしたリスク を理解した上での食行動と健康の実践に関する知見を得る。 8)ミッドターム これまで学習してきたことのまと評価(到達度の確認)を行う。 9)ポジティブ心理学 より幸福的な生活を送るためには、ネガティブな心理よりも、人の強みや快感情など の、心理のポジティブなサイドへのアプローチが必要となることを理解する。 (reading:ポジティブな人は驚くほど社交的だ) 10) 感情のコントロール 人の幸福にはポジティブ感情は欠かすことはできないことを確認する一方で、ネガテ ィブな感情も自分の守るための機能を持つことを理解する。 (reading:感情はコントロールできる?) 11) フロー 人が喜びを感じるときは何かに没頭している状態であり、健康的なライフスタイルを 築く上でも重要となるフローの理論と実践のための知見を得る。 (reading:フローを生きる) 12) パーソナリティと幸福
楽観的な人は人生において成功する率が高い。楽観的な思考が及ぼす心身の健康への 影響及び、幸福な生活との関連性を説明できる。 (reading:性格で幸福度は決まる?) 13) 選択の科学 子どものときの自制心がその後の人生に影響を及ぼすとするマシュロ実験を例に、長 期的に重要となる自制心について、社会的・経済的環境の影響を含めて理解する。 (reading:選択の科学) 14) 意志と本能 人は欲求を我慢できなかったときに意志が弱いと表現する。しかしながら、衝動的な 行動は意志より感情の状態に左右されやすいことを理解し、自制心のコントロールに ついての知見を得る。 (reading:意志と本能) 15)欲求と幸福 欲求に基づいた行動は幸福と勘違いしやすく、不健康行動が身につきやすい。そうし たリスクに気づき、制御するための認知的な対応のあり方について理解する。 (reading:幸福と欲求の勘違い) 15) まとめと評価(到達度の確認) 16) 定期試験(ファイナルテスト) テキスト 特に指定しない。毎講義事に資料を配布する。 参考文献 特になし 成績評価の基準・方法 予習レポート&授業課題25%、講義振り返り課題25%、テスト50%を目処として、受 講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 履修上の注意・履修要件 基礎系の心理学(心理学概論、教育心理学など)の授業を受けていることが望ましい 。授業で指示した課題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載 したreading課題の予習レポートを作成して講義に出席すること(レポート提出は授業 前日まで)。 ・当授業は履修者を教室定員の1/2未満に制限し、対面授業を行います。履修希望者が 定員を超える場合は、ランダム抽選により履修者を決定する場合があります。なお、 履修希望者が定員を若干名超える場合は、履修希望者全員の履修を認める場合もあり ます。 ・新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては、履修者を複数の教室に分けて教 室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を隔週実施する 方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タ ブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修 登録後に決定・連絡します。 実践的教育 該当しない 備考