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思考ツールを活用して,コミュニケーション能力の育成をめざした英語授業
―言語活動中心の英語授業で培うコミュニケーション能力― 林 秀樹 1.はじめに 中学 年生の最初の英語の授業で生徒達にこれか らの英語の目標を書かせると,「英語でいろんなこ とを話せるようになりたい。」と答える生徒が多い。 生徒のこの思いを実現したいと思い,授業をし,コ ミュニケーション能力を育成することが英語科の目 標としている。コミュニケーションの場面では他者 に伝達する方法(+RZWRVD\)の習得と伝達する内 容ZKDWWRVD\の両方が大切である。その伝えあえ る力を様々な言語活動を通して,育成し,コミュニ ケーション能力を育てることをめざした授業(図1) を目標としている。 (図1:本校英語科における目標) 生徒が英語を自分の言葉として運用できるために は,英語の単語や文法についての知識が必要である。 その知識の定着のためには何度も英語を読んだり, 書いたり,話したり,聞いたりする反復練習が不可 欠である。しかしただ反復練習の回数だけを増やし, 闇雲に暗記することだけでは,生徒にとってあまり 楽しいものではなく,生徒の意欲を喚起することは 難しい。そこで思考ツールを使うことで,知識の定 着のための練習を知的な活動にすることによって, 生徒の意欲を高める効果があると考える。また,思 考ツールを使うことで,自分の考えやアイデアを取 り入れた英語の表現活動にし,自分の言葉として英 語を使えることを狙いたい。そして,英語を使って コミュニケーションをとるときに思考ツールを使う ことで,より深い思考を伴った交流を生徒同士でと れることができるようになると考える。 2.研究の概要 今までの本校の英語科授業で,思考ツールを使っ た授業において一つ大きな課題が出てきた。思考ツ ールを使うことを重要視するあまり,思考ツールは 使っているが,あまり英語を使っていない授業にな ることである。そこで,英語科での思考ツールの効 果的な活用のポイントとして英語を使う場面がある ことにした。 読む,聞く,話す,書くの 技能の育成で思考ツ ールを使い,ただ目的もなく読んだり,書いたり, 話したり,書いたりするのではなく,思考を伴う場 面で思考ツールを使う言語活動にする。英語の教科 書は文法事項によって,単元やページが構成されて いる。文法事項の形を使うことだけを目標とした言 語活動でなく,伝え合う内容に重点を置いた言語活 動にする。その場面に思考ツールを使う場面がある と考えた。 3.研究仮説 英語科の授業に思考ツールを用いることで,生徒 が自分の言葉で考えを深め,自分の言葉を用いて, 交流できる。思考を伴った言語活動を授業の中に入 本論の要旨 伝えたいことを伝え合えるコミュニケーション能力の育成のためには,様々な言語活動が必要である。 英語科における言語活動については中学校の学習指導要領にあるように,「実際に言語を使用して互いの 考えや気持ちを伝え合う活動」と「言語材料について理解したり練習したりする活動」をバランスよく行 う必要がある。その「理解したり練習したりする活動」に思考ツールを使い,知識の定着のための練習をよ り知的な活動にすることによって,生徒の意欲を高める効果があると考える。また,「実際に言語を使用 して互いの考えや伝え合う活動」の場面でも,思考ツールを使って,自分の考えやアイデアを取り入れや すくした表現活動にし,生徒の英語の運用能力とコミュニケーション能力の育成を目指した授業を創造し たいと考え,この主題を設定した。 キーワード 言語活動,思考ツール,コミュニケーション能力 — 96 —英語 れることで,自分の言葉として定着することが期待 できる。そこで,読む,聞く,話す,書くの4つの 言語活動の場面での思考ツールの使い方を考えた い。また,コミュニケーションの意味内容に重点を 置くための思考ツールの使い方を考えたい。 これらの要素を満たした英語科での言語活動を充 実させることで英語でのコミュニケーション能力を 培うことができるであろう。 4.実践例 (1)聞く,話す,読む,書くの4技能の育成のた めの言語活動の場面での思考ツールの使用 《聞く場面での使用例》 ①使用した思考ツール 「聞き取りシート」〈資料あ〉 ②使用方法 会話や自己紹介を聞き,話者について2つから3つ の観点について英語を聞き取り,メモをとり,メモ を使って交流する。 〈資料あ〉 ③活動の様子 生徒は2つから3つの観点があることで,自分で 必要な情報を整理しながら聞き取ることができてい た。また,何度か聞かせることで,1回目で聞き取 れた物が紙面に残っているため,次はどの情報を聞 き取ればよいのかを判断していた。この資料(あ) では,EH 動詞で話されている内容と,GR 動詞で話さ れている内容を判別しながら聞き取ることで,生徒 はより情報を明確に判別する必要があり,高度な思 考を伴う聞き取りとなった。また,この聞き取りシ ートをその後の発展的な活動として,メモをもとに 聞き取った内容について相手に伝えることをした。 そこでも,EH 動詞と GR 動詞を判別しながら聞き取 りメモを取っていたことで,相手に情報を正確に伝 えることができていた。〈資料い〉 〈資料い〉 《話す場面での使用例》 ①使用した思考ツール 「ランキング」〈資料う〉 ②使用方法 4つから5つの対象物をランキングし,そのラン キングした物を比較級の表現を使って英語で相手と 意見を交流する。比較する物の数により,ダイアモ ンドランキングであったり,ピラミッドランキング を使うことができる。 〈資料う〉 ③活動の様子 思考ツールを使い,自分でランキングをするとい う生徒の活動を取り入れることで,その内容を伝え るために,比較級の表現を使うという必然性がうま れてくる。従来の英語学習では,比較級を使った表 現の形の定着のために,何度も同じ文を読んだり書 いたりするということに時間を取ることが多く,生 徒が自分で考えた内容を話すということになってい なかった。自分にとって関係がない内容であったり, — 97 —
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英語 自分が考えていない内容を話していては,自己表現 をしようという気持ちが高まらない。また,このラ ンキングを伝えるには,相手に伝える方法は一つで はない。ダイヤモンドの2番目の列を伝えるには, 「,OLNHDXWXPQEHWWHUWKDQZLQWHU,OLNHVSULQJ EHWWHUWKDQZLQWHU」と2文で表すこともできる。 または,「,OLNHDXWXPQDVPXFKDVVSULQJ」と 1文で伝えることもできる。「この表現を使って相 手に伝えなさい」とあらかじめ決められているので はなく,「このランキングを伝えるにはどの表現を 使えばよいのか」ということを生徒に思考させ,英 語を使わせることが大切である。本当のコミュニケ ーションの場面では,この表現を使いなさいと指示 があるわけではなく,自分でその状況や相手に応じ て,使う表現を考えていかなければならない。思考 ツールを使うことで実際のコミュニケーションの場 面に対応した英語の運用能力が高めることができ た。 《読む場面での指導例》 ①使用した思考ツール 「感想交流シート」〈資料え〉 ②使用方法 英文を読みとり,4つの観点から感想をまとめ,他 の生徒と交流した内容をまとめる。そして,最後に, 中央に自分の感想をまとめる。 〈資料え〉 ③活動の様子 生徒の思考ツールの活用を見ると,自分の意見だ けでなく,自分と交流した相手との興味を持った点 や驚いた点の相違点に興味を持ち,そのことを感想 としてまとめている生徒も多かった。4つの観点を 抜き出すだけのように見えるが,自分で感想を生み 出すときと同じ思考をしていると言える。なぜなら, どちらも印象に残ったり,驚いたりしたところに焦 点を当てているからである。真ん中のフィールドに 書かれた感想を見ると,交流した結果と自分で抜き 出した4つの観点が組み合わさり,中身の濃い文章 を書けている生徒が多かった。思考ツールと長文の 素材によって,感想の素材が体系的にそろえられた と見て良いであろう。課題としては,交流は楽しい という感想も多かったが,交流の場面で4つの観点 の交流以降の会話を発展させるのが難しいという生 徒が多かった。〈資料お〉 〈資料お〉 《書く場面での使用例》 ①使用した思考ツール 「マトリックス」〈資料か〉 ②使用方法 いくつかの本を紹介するときどのように紹介する かを整理する。横のまとめる部分の一つめは,「,W’V DVWRU\DERXW~」の次にどのような言葉が続くか を考える。次は「登場人物,本の内容,自分の感想 など」を考える。縦列の一つ目の例「浦島太郎」の 場合は,「,W’VDVWRU\DERXWDILVKHUPDQ+LV QDPHLV8UDVKLPDWDUR+HVDYHVDWXUWOH6RWKH WXUWOHWDNHVKLPWR5\XJXM\R」のようにまとめ ることとなる。このマトリックスを参考にして,自 分の紹介したい本を紹介する。 〈資料か〉 ③活動の様子 この実践は,1年生の2学期に行った。その時期 の生徒にとっては,「英語で自分のお気に入りの本 を紹介しなさい。」という課題は非常にレベルの高 い課題である。いきなり取り組ませても,ほとんど の生徒が取り組むことができない。しかし,誰でも 知っている昔話,生徒達にも人気のある漫画などを — 98 —
英語 例に本を紹介するこの活動をすることで,多くの生 徒が積極的に取り組むことができた。内容をマトリ ックスの表に整理することで,使う表現を転用した り,少し変えて使うことができていた。 (2)伝える内容に重点を置くための思考ツールの 使用 《スピーチの内容を整理する》 ①使用した思考ツール スピーチドラフトシート(資料き) ②使用方法 スピーチの内容を相手に伝わりやすくするため に,「一番伝えたいこと」と「最後に伝えたいメッ セージ」を伝えるために,内容を整理する。 〈資料き〉 ③活動の様子 スピーチなどの表現活動に取り組むと,「何を書 いていいか分からない。」という生徒が少なからず でてくる。国語の授業などでもいるかもしれないが, 国語の作文はできても,英語になると特に「何を書 いていいか分からない。」という場合もある。この ような場合,書く内容や話す内容を整理させたり, 深めたりすることが必要になってくる。また,人に 伝えることが目標なので,どうすれば相手に分かり やすく伝えられるかを考えることも大切である。こ の思考ツールを用いて「伝えたいメッセージ」と「最 後に伝えたいメッセージ」を決めることで,生徒は スピーチに一貫したメッセージを入れることができ ていた。また,相手に伝えることを想定し,相手に 興味を持ってもらえるようにする内容についても考 えられている生徒が多かった。 習得するときに単なる教師中心の文法説明や演習 問題の繰り返しのみに頼るのではなく,英語を実際 に使いながら,習得していくような単元構成にする ことでその言語材料の形,意味,使い方が身につい ていくであろう。 《伝えたい内容を整理してスピーチをする》 ①使用した思考ツール ポスターマップ〈資料く〉 ②使用方法 スピーチをする際に,絵を中心に書き,話す内容 のキーワードをマッピングしておき,そのマップを 使ってスピーチをする。 資料(く) ③活動の様子 スピーチコンテストなどでは,原稿は見ることは できないので,暗記する必要がある。英語が苦手な 生徒にとっては暗記することは難易度の高い課題と なる。生徒に英語を暗記させると内容をあまり考え ず,暗記する生徒も出てくる。しかしこのマップを 使うと,キーワードをもとにもう一度内容を考えな がら,英語の文を話す事ができている生徒が多かっ た。またキーワードがあることで,英文を覚えなけ ればいけないという抵抗が減り,積極的に取り組む ことができている生徒が多かった。また絵やキーワ ードがあることで,どの生徒もそれらをヒントに内 容を推測しながら聞き取ることができていた。 — 99 —
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英語 5.実践授業 (1)単元 3URJUDP7~'LORWKH'ROSKLQ~ (2)単元設定の理由 前の単元の由紀のイギリス旅行と関連しているが, 生徒に馴染みのない人物を扱う題材である。名前をた ずねたくなる紙面構成によってその名前を確認し,そ れぞれの人物について自分の気持ちを表明する展開 になる。 本単元では,人称代名詞の目的格と疑問詞のいくつ かが学習すべき新出文法事項となる。人称代名詞も疑 問詞も既習の学習事項であるので,今までの学習した ことと関連させながら,生徒が負担に感じないように 指導していきたい。また言語を習得する活動でもただ 暗記するのではなく,練習も場面や状況を設定するこ とによって,コミュニケーションを意識した活動にな るようにしていきたい。全体を通して,生徒の活動を 増やし,言語活動を中心にしながら授業を展開してい くことが大切と考える。またこの単元のまとめとし て,「自分のお気に入りの本を紹介する」という課題 を課したい。 学期には自分のことを紹介するという スピーチを行ったが,今回は前課で学習した 人称の 表現などを用いて自分以外の他者について表現する ことで表現できることが広がっていくことを生徒に 実感させたい。 (3)単元の学習目標 ① 積極的に英語を使って相手とコミュニケーショ ンを図ろうとしている。 【関心・意欲・態度】 ② 他の人一人がすることについて,たずねたり 答えたりしている。 【表現の能力】 既習表現を用いて,自分のお気に入りの本を紹介し ている。 【表現の能力】 ③ 登場人物の心情や場面の状況を考えながら,内 容を読み取っている。【理解の能力】 ④ 疑問詞と代名詞を表現する文の構造と使い方を 理解している。【言語の知識】 (4)単元の評価規準 ①積極的に英語を使って相手とコミュニケーションを 図ろうとしている。 ②他の人一人がすることについて,たずねたり答え ることができる。 ③既習表現を用いて,自分のお気に入りの本を紹介で きる。 ④登場人物の心情や場面の状況を考えながら,内容を 読み取ることができる ⑤疑問詞と代名詞の文の構造と使い方が理解できる。 (5)指導と評価の計画 第1次■「これは誰」クイズに挑戦。 □ある人物について様々な質問をしながら,その人 物が誰かをあてる。 第2次■由紀になったつもりでお気に入りの本を紹 介しよう。 □教科書 3 の本文の意味を理解し, 人一組でそ れぞれの人物になりきって,本文をグループで協力 して音読する。 第3次■替え歌を作ろう。 □曲「<RXDUHP\VXQVKLQH」を様々な代名詞にかえ て,替え歌を作り,みんなで歌う。 第4次■由紀になったつもりでお気に入りの本を紹 介しよう。 □教科書 3 の本文の意味を理解し,本文を口頭で 再現できる。 第5次■インタビューマスターに挑戦。 □疑問詞を使ったさまざまな疑問文を使い,相手に インタビューする。 第6次■由紀になったつもりでイルカウォッチング について話そう。 □教科書 3 の本文の意味を理解し,それぞれの人 物になりきって,本文をペアで協力して音読する。 第7次■お気に入りの本を紹介しよう① □既習表現を用いて,自分のお気に入りの本を紹介 する文を書く。 第8次■お気に入りの本を紹介しよう② □自分のお気に入りの本を紹介する。 (6)本時のねらい 単元目標・評価規準③:既習表現を用いて,自分の お気に入りの本を紹介できる。 (7)校内研究と本時との関連論理的思考を促す具 体的な方策 ◇学習課題設定の工夫 ①学習者に関わるもの判断判 ・教科書の表現が,本を紹介するときの要素のどの 部分にあたるかを整理させる。 ②英語科教材に関わるもの課題 ・< チャートで整理した教科書の表現を用いて,自 分のお気に入りの本を紹介してみる。 ③指導方法に関わるものゆさぶりゆ ・自分の使える表現を用いて,様々な話の紹介文を 書いてみる。 ④使用する思考ツール思考ツールツ ・< チャート ・マトリックス — 100 —
英語 (8)本時の学習過程(第7時) 学習内容と学習活動 ○指導上の留意点,★思・判・表を伸ばす方策,◆評価 導 入 1. 本時の目標を確認する。 ○本単元では由紀が自分の好きな本を紹介していたが,今回は自分のお 気に入りの本を紹介することを伝える。 展 開 2. 教科書の本文の意味を確認する。 ・本文を音読し,内容を確認する。 3. 本を紹介するときの内容ごとに教科書の本文 を整理する。 ・「自分の感想」「本の紹介」「登場人物の紹 介」の3つの内容ごとに教科書の本文をYチャー トに整理していく。 ・整理した文を確認する。 ・整理した3つの内容にどんなことが書けるか 確認する。 4. 話の紹介文を3文以内で作る。 ・ジャンルの違う6つの話の紹介文を3文以内で マトリックスにまとめていく。 5. 自分のお気に入りの本を紹介する英文を書く ・ジャンルの違う話の紹介文を参考に,既習の 表現を用いて,紹介文を書いていく。 ○生徒と一緒に音読し,音読が難しそうな生徒がいたら支援する。 ○本文が書かれた紙を切り取り,3つの内容ごとに整理させる。 判☆教科書の表現が,本を紹介するときの要素のどの部分にあた るかを整理させる。 ツ☆教科書の表現を,本を紹介するときのどの要素にあたるかを 整理させる。 ○整理させた文を,黒板で確認する。 〇どんな内容のことが書けるか具体的に確認する。「自分の感想」では I like~等の文が書ける。「本の紹介」では,It’s a story about~.等の文を 使い,概要と読者層などが書ける。「登場人物の紹介」では,be動詞の 文を使い,名前や性格などの情報を書ける。一般動詞の文を使い,行動 やその話の中でどんなことをしたかを書ける。 ゆ☆自分の使える表現を用いて,様々な話の紹介文を書いてみる ツ☆様々なジャンルの本を紹介するときの例をまとめさせる。 ○既習の平易な表現で紹介文が書けることを気づかせる。 〇例を示しながら,どんな文が書けるか生徒と確認していく。 〇生徒の活動を机間支援していく。 〇工夫している表現や既習表現を利用している表現があれば紹介する。 ま と め 6. 今日のまとめ。 ・次時にむけて,準備をする。 ○次時には,紹介文を完成し,グループで紹介することを伝える。 (9)資料・教具・準備 生徒用ワークシート,プレゼンテーションソフト (10)考察 この授業では,< チャートとマトリックス資料 か参照の2つの思考ツールを使用した。授業後の 生徒のアンケートを見ても,授業の内容が理解で き,課題に取り組むことができている生徒が多か ったことが分かった。 ④とてもそう思う③そう思う②あまり思わない① 思わない 人数40名 4 3 2 1 今の授業内容について授業前 より関心が出てきた 今の授業内容について,授業前 より理解が深まった。 授業の中でできるようになっ たことがある。 6.まとめ 英語学習のまだ初期の段階である中学生にとっ て英語を使って自分の考えや思いを伝えることは 大変難しい課題である。しかし,思考ツールをつ かうことで,自分の思いや考えを整理したり分析 したりしながら,英語を使っていくことは,生徒 のコミュニケーション能力の育成につながる可能 性があることが分かった。今後も英語科での思考 ツールの使い方を考えていきたい。 ■文献 田村学・黒上晴夫「こうすれば考える力がつく中 学校思考ツール」小学館 本時の目標:自分のお気に入りの本を紹介する文を書く。 — 101 —