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我が国繊維産業の中国への進出と中国のポテンシャリティ アパレル産業のフィージビリティ・スタディに関する事例研究

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Academic year: 2021

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(1)

Kobe Shoin Women’s University Repository

Title

我が国繊維産業の中国への進出と中国のポテンシャリティ

―アパレル産業のフィージビリティ・スタディに関する事例

研究―

Investment by Japanese Textile Industries in China

and China’s Potentiality for Economic Growth

- Feasibility Study on Apparel Industry in China-

Author(s)

久保 國忠(Kunitada Kubo)

Citation

生活科学論叢(Review of Living Science)

No.24:125-154

Issue Date

1993

Resource Type

Bulletin Paper / 紀要論文

Resource Version

URL

Right

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我 が 国 繊 維 産 業 の 中 国へ の 進 出 と

中 国 の ポ テ ン シ ャ リテ ィ

一 アパ レル 産 業 の フ ィー ジ ビ リ テ ィ ・ス タ デ ィ に 関 す る事 例 研 究 一

1.は じ め に 2.国 際 分 業 と海 外 直接 投 資 (1) (2) (3) 生 産 品 目 と需 要 品 目の 違 い に よ る 国際 分 業 比較 生産 費の違 い による国際分業 産業 内、企業 内の国際 的分業 と海外拠 点 の確保 3.繊 維 産 業 の 海 外 直接 投 資 の要 因 (1)繊 維 産業 の国内生産 の採 算悪化の事例 とその原因 ② 繊維 産業 の海外 直接投 資の理 由 4.繊 維 産 業 の 中 国へ の 進 出事 例 (1)我 が 国 の 海 外 進 出 件 数 と繊 維 産 業 の 中国 へ の 進 出 件 数 (2)1991年 以 降 急 増 す る アパ レル 産 業 の 進 出事 例 5.ア パ レル 産 業 の フ ィー ジ ビ リテ ィ ・ス タ デ ィ (1) (2) (3) 中 国 の 政 治 、 社 会 、 経 済 情 勢 分 析 6.ア パ レ ル に お け る 中 国 の ポ テ ン シ ャ リ テ ィ アパ レル産業 の採算性検 討 結 訟 (1)国 土 、 人 口 及 び 所 得 (2)中 国 の 繊 維 の 消 費 水 準 と対 日繊 維 輸 出 7.む す び 126 127 127 128 129 130 130 133 13弓 134 135 136 136 137 141 142 142 143 143

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1.は じ め に 1993年 は 、不 況 とい う乱 気 流 も あ るが 、長 期 的 観 点 か ら見 れ ば 、21世 紀 に 向 け て の 新 し い世 界 の 潮 流 を示 して い る と考 え られ る。現 在 は 、世 界 的 規 模 に お い て秩 序 あ る米 ソ対 立 の 冷 戦 時 代 か ら新 し い平 和 を求 め て の 混 沌 た る模 索 の 時 代 の 中 に あ る 。 しか し、将 来 に 向 か っ て 、例 え ば 、 ウ ル グ ア イ ・ラ ウ ン ド(新 多 角 的 貿 易 交 渉)の 妥 結 を 図 り、GATTの 自由 貿 易 体 制 を維 持 発 展 させ よ う と して い る こ とは 新 しい世 界 の 潮 流 と考 え られ る。 21世 紀 に 向 け て 明 白 な こ とは 、 大 型 の 地 域 ブ ロ ッ ク化(例 えばECの 統 合)と と もに 、 さ らに ユラ 経 済 の 国 際化 が 進 展 して い くこ とで あ る。即 ち 出 来 るだ け 関税 を下 げ る こ とで 、国 際 分 業 が 理 論 的 に も現 実 に お い て も正 しい もの と認 め られ る こ とで あ る。言葉 の 問題 、文 化 の 相 違 な どに よ り、 ひ との 自由 移 動 に は い ろ い ろ と制 限 が あ るが 、生 産 設 備 や 資 本 の 国 際 化 、 自由 化 は一 層 進 展 し、 国 境 の な い(Borderless)時 代 に進 ん で い る と言 え よ う。 例 え ば 、中 国 は世 界 人 口の 約5分 の1と 言 わ れ る膨 大 な 人 口 を擁 して お り、そ の 生 活 の 維 持 向 上 を 図 るた め に は 、 自力 更 生 だ け で は不 十 分 で あ り、世 界 の優 れ た 経 営 ノウハ ウ(ヒ ト)、先 進 技 術 の 導 入(モ ノ)、 外 資(カ ネ)の 積 極 的 活 用 を 図 ら な け れ ば な ら な い 。 日本 に して も今 後 豊 か な 生 活 を維 持 発 展 させ る た め に は 、平 和 を維 持 し、輸 出 入 の均 衡 を 図 り、物 価 の 安 定 を図 る 必 要 が あ る。 そ の た め に は 、隣 国 の 中国 との 間 に相 互 理 解 を深 め 、実 りあ る国 際 関係 を発 展 させ る 必 要 が あ る。 の 中華 人 民 共 和 国 に よ る1989年 の 天 安 門事 件 の影 響 で1990年 は投 資 が 押 さ え られ たが 、そ の 後 中 国 政 府 は 対 外 解 放 政 策 を打 ち出 し、外 国 資 本 優 遇 策 を取 っ た こ とか ら、各 国 か らの 中 国 へ の 投 資 (以下 中 国 投 資 とい う)は 大 き く進 展 して い る。 日本 か らの 中 国 投 資 も一 層 増 大 して い る が 、 そ の 主 た る原 因 は豊 富 な 良 質 の 労 働 力 で あ り、 ま た コス ト安 が あ げ られ る。そ の 一 例 と して縫 製 業 の フ ィ ー ジ ビ リテ ィ ・ス タ デ ィ(FeasibilityStudy企 業 進 出 可 能1生研 究 、以 下 単 にF/Sと い う1) を通 して 、 こ れ か らの 中 国 の 経 済 の ポ テ ン シ ャ リテ ィ を考 察 し、 中 国へ の 投 資 の メ リ ッ ト、デ メ リ ッ トを究 明 した い。 筆 者 の 基 本 的 な 考 え方 と して 、不 自然 と判 断 され る こ と、お か しい と思 わ れ る こ とは 必 ず 是 正 さ れ る方 向 に 向 か う と考 えて い る。例 え ば 、日中 の 所 得 格 差 の 大 き さ な ど是 正 され るべ きで あ り、 そ の 原 因 を究 明 し、対 策 が 立 て られ るべ きで あ ろ う。 そ の 意 味 で 、 日本 か らの投 資 の 増 大 も そ の の 対 策 の1つ で あ る と考 え られ る 。 以 下 ブ ー ム と い わ れ る我 が 国 企 業 の 中 国 進 出 の現 状 を分 析 し、投 資 参 考 資 料 と し て 三 菱 総 研 、 東 京 銀行 の 中 国 の 一 般 政 治 社 会 経 済 状 況 を検 討 し な が ら、 ア パ レル 産 業 のF/Sの 事 例 を研 究 し、今 後 の課 題 を究 明 し、産 業 の 転 換 を伴 う技 術 移 転 、生 産 拠 点 の移 動 に よ る国 際 分 業 の 一 端 を 考 察 し た い。 一126一

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注1)国 際 分 業(InternationalDivisionofLabor) 生 産 条 件 の 相 違 に よ り個 別 生 産 の 生 産 コ ス トは 国 に よ り異 な るの で 、自給 自 足 経 済 よ り も、外 国 貿 易 を通 じて 各 国 が 比 較 生 産 費(ColnparativeCosts)の 有 利 な も の に 生 産 を 特 化 し た 方 が そ れ だ け 資 源 を効 率 的 に 利 用 で き る 。 こ れ が 国 際 分 業 とな る 。D,リ カ ー ドに よ っ て 提 唱 さ れ た 貿 易 お よ び 国 際 分 業 の 基 礎 理 論 で あ る。 金 森 久 雄 ・荒 憲 治 郎 ・森 口 親 司 編 「経 済 辞 典 」 有 斐 閣1990P.229,P.595 2>天 安 門 事 件(1989年) 1989年4月 、胡 耀 邦 死 去 を契 機 に 北 京 ・上 海 な ど の 学 生 を 中 心 と し て 、胡 の 名 誉 回 復 の た め 起 こ した 追 悼 デ モ で あ る。しか し胡 耀 邦 の 名 誉 は 回復 さ れ ず 、こ れ に 抗 議 し て ボ イ コ ッ ト、無 期 限 ス トを 行 い 、 学 生 以 外 に報 道 機 関 を 代 表 す る記 者 も報 道 の 自由 を要 求 した 。 趙 紫 陽 党 総 書 記 に よ る説 得 も功 を 奏 せ ず 、李 鵬 総 理 に よ り、5月20日 戒 厳 令 が 発 令 さ れ 、約20万 人 の 解 放 軍 の 北 京 へ の 進 駐 、そ の 間 幾 度 とな く話 し合 い が 持 た れ た が 解 決 に 至 らず 、 つ い に6月4日 は 流 血 の 日曜 日 とな っ て 鎮 圧 さ れ た 。 デ モ 発 生 の 背 景 は 不 正 官 僚 な ど に よ る 所 得 格 差 拡 大 、モ ノ不 足 に よ る イ ン フ レ、権 力 あ れ ば 何 で も 可 能 な体 質 、文 化 人 に 対 す る 言 論 圧 迫 、老 人 支 配 に 対 す る 民 主 要 求 な ど が 挙 げ られ て い る 。解 放 軍 に よ る弾 圧 の 結 果 、自 由 改 革 派 の 国 外 追 放 、趙 紫 陽 は 解 任 さ れ 中 間 派 の 江 沢 民 へ 政 権 の 交 替 、国 内 経 済 の 締 め つ け な ど な さ れ た 。 海 外 の 反 応 は 厳 し く、欧 米 を 中 心 に 経 済制 裁 が 取 ら れ た。以 前 に も天 安 門 事 件(1976年4月 周 恩 来 の 追 悼 の 時 に も起 こ っ た)が あ っ た の で 、 い つ の 時 か を書 く必 要 が あ る 。 大 原 一 善 著 ・久 保 國 忠 編 ・ 「要 約 中 国 現 代 史 」 大 原 中 国 研 究 同 好 会(1992)P.28∼30 3)フ ィー ジ ビ リテ ィ ・ス タ デ ィ(FeasibiUtyStudy,企 業 進 出 の 可 能 性 研 究) 海 外 に 企 業 が 進 出 す る場 合 、採 算 性 を 中心 に し て 、広 く外 部 的 な政 治 、社 会 、経 済 な ど の リス ク要 因 や 内 部 的 な 資 源 、能 力 、業 績 な ど を考 慮 して,企 業 化 の 可 能 性 を 評 価 研 究 す る こ とで あ る 。feasible (fflzebl)は 、 実 行 で き る 、 可 能 性 の あ る 、 適 し た と言 う意 味 。 中 国 で は 可 行 性 研 究 と い う。 日本 の 経 済 界 で は そ の ま ま フ ィー ジ ビ リテ ィ ・ス タ デ ィ(FeasibilityStudy)ま た はF/S(エ フ エ ス 〉 と称 して 使 用 して い る 。 金 森 久 雄 ・荒 憲 治 郎 ・森 口親 司 編 前 掲 書P.611参 照 4)登 β小 平 は 、ア メ リ カ な ど が 天 安 門事 件 を厳 し く批 判 す る の に対 し、中 国 の 安 定 団 結 が 乱 れ れ ば 、中 国 難 民 は イ ン ドネ シア に1億 人 、 タ イ に5000万 人 出 て い く可 能 性 が あ る と脅 し に 近 い 発 言 を して い る。 事 実 小 平 は 本 心 で そ うな る 可 能 性 を指 摘 し て い る の か も しれ な い 。 2.国 際 分 業 と海 外 直 接 投 資 貿 易 が行 わ れ 、海 外 直 接 投 資 が 行 わ れ るの は そ れ だ け の理 由 が あ るが 、 こ こ で 、 も う一 度 国 際  ケ 分 業 の 理 論 的 背 景 を考 察 し て み た い (1)生 産 品 目 と需 要 品 目の 違 い に よ る国 際分 業 ① 生 産 品 目の 異 な る国 の 国 際 分 業 日本 の よ う に天 然 資 源 の乏 し い国 は そ の 供 給 を 海 外 に あ お が ね ば な ら な い。例 え ば石 油 の99

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 う %は 輸 入 せ ね ば な ら な い し、 天 然 繊 維 原料 も輸 入 せ ね ば な ら な い 。 技 術 に 恵 ま れ な い 国 で は航 空 機 、 コン ピュ ー タ、医 薬 品 な どの 近 代 科 学 の 粋 を集 め た 製 品 を 国 内で 、 す ぐ作 り出 す こ と は 困難 で 輸 入 に頼 ら ざ る を得 な い。 この よ うに 国 に よ っ て生 産 可 能 な 品 目が 異 な る場 合 、補 完 関 係 が 成 立 し、有 無 合 い 通 ず る 貿 易 が 行 わ れ る の で あ る。 ② 生 産 品 目が 同 じで も需 要 品 目が 異 な る国 の 国 際分 業 繊 維 製 品や 自動 車 の 生 産 な ど、た と え価 格 が 同一 水 準 で も、国 に よ っ て 需 要 品 目が 異 な る の で 、国 際 分 業 が 成 立 す る。例 え ば年 中暑 い熱 帯 の 国 と温 暖 な 日本 の 気 候 で は需 要 品 目が 時 期 的 に 同一 で あ っ た り、 異 な っ た りす る。 薄 地 の ジ ャバ 更 紗 や 厚 地 の オ ッ ク ス フ ォー ド(Oxford) 地 な ど は 、 そ の 国 に よ って 需 要 時期 が 異 な り、 貿 易 が 成 立 す る。 ② 比 較 生 産 費 の 違 い に よ る 国際 分 業 生 産 可 能 品 目、需 要 品 目が 同 じで も、 国 々 の 比 較 生 産 費 が 異 な れ ば 国 際 分 業 が 成 立 す る。 これ ヨラ は リカー ド(DavidRicardo)が 最 初 に 明 ら か に した 比 較 生 産 費 の 原 理 で あ る 単 純 化 の た め 下 記 の 条 件 を 想 定 した 。 貿 易 が行 わ れ な い時 の それ ぞ れ の 国 の 機 械 と農 産 物1単 位 の 生 産 費 の 比 較 A国(例 え ば 日本) 機 械1単 位 の 生 産 費 ÷ 農 産 物1単 位 の 生 産 費(例 えば100÷1=100) B国(例 え ば 中 国) 機 械1単 位 の 生 産 費 ÷農 産 物1単 位 の 生 産 費(例 えば200÷1=200> 貿 易 が行 わ れ れ ばA国 、B国 と も機 械 と農 作 物 の 交 換 比 率 の 改 善 を求 め る の は 当然 で あ ろ う。 貿 易 の メ リ ッ トを 簡 単 に 表 す た め 、 同 一賃 金 の1労 働 単 位 で 生 産 で き る生 産 量 を基 準 に して (特化 す る場 合 を)考 え れ ば 、 貿 易 の行 わ れ な い 時 貿 易 が 行 わ れ る時(各 国 が得 意 な分 野 に特 化 す れ ば) A国 B国 1100 1200 20 0400 合 計 2300 2400(400-300=100の メ リ ッ ト) 市 場 が 競 争 的 で あれ ば 、価 格 比 率 は生 産 費 比 率 に な る置 換 が 得 られ る と考 え て も よ い の で 、A 国 で は機 械 が 割 安 で 、農 産 物 は割 高 で あ る 。B国 は 逆 で あ る 。 自由 に 貿 易 が行 わ れ れ ば、A国(日 本)は 機 械 を輸 出 し、 農 産 物 を輸 入 す る で あ ろ う。 貿 易 後 の 国際 価格 比 率 は100と200の 間 で 決 ま り、例 え ば150で 決 ま る とす れ ば 、A国 で は今 まで 機 械1単 位 で農 産 物100単 位 しか 入 手 で き な か っ た が 、貿 易 を行 う こ とに よ って150単 位 の農 産 物 一128一

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を入 手 で きる こ と に な る。 一 方B国(中 国)で は 、 機 械1単 位 を得 る の に200単 位 の 農 産 物 と交 換 して い た が 、貿 易 す る こ と に よ っ て150単 位 の 農 産 物 で機 械1単 位 を 入 手 で き る こ と に な り、それ ぞ れ が50単 位 の メ リ ッ トを享受 す る こ とが で きよ う。 ス ウ ェー デ ンの 学 者E.F.HeckscherとB.G.Ohlinは 、 生 産 要 素 の 賦 存 状 況 の 異 な る こ と に よ っ て、 豊 富 に 賦 存 す る もの(例 えば 日本 は 資本 集約 的 な商 品 で あ る機 械 類 、 中 国 は労 働 集 約 的 の な農 産 物 、軽 工 業 品)を 輸 出 す る と実 証 的研 究 を行 っ た(ヘ ク シャ ー=オ リー ンの 定 理)。 (3)産 業 内 、企 業 内の 国 際 的分 業 と海外 拠 点 の 確 保 企 業 が 巨 大化 し、 多 国 籍 化 す る の は 一 つ の 傾 向 で あ ろ う。 厳 し い競 争 の 結 果 、競 争 力 の 劣 る企 業 が 脱 落 す るの に 対 し、需 要 が 変 わ ら な い とす れ ば 、生 き残 っ た企 業 の 生 産 量 は 増 大 す る。過 当 競 争 を避 け るた め 、 企 業 合 同 な ど図 る(例 えば1993年 発 表 の 王 子 製 紙 と神 崎 製 紙 の合 併)こ と も 必 要 で あ る。 も っ と もこ の 場 合 は独 占 に な らな い よ うす る こ とが 肝 要 で あ る。 ま た 、企 業 戦 略 の 一 つ の大 き な柱 が 海外 拠 点 の 確 保 で あ ろ う。海 外 進 出 の理 由 は い ろ い ろ考 え られ る が 、繊 維 産 業 の 場 合 は 、技 術 的 に 優 れ た と こ ろが 、 例 えば 採 算 の 悪 化 した 綿 糸 、綿 布 の撤 退 を考 え た とす れ ば、 採 算 の 取 れ る海 外 に 直接 投 資 し、規 模 の 経 済 性 に基 ず く分 業(分 工 場 化) を行 な い 、コス トの 低 減 を図 り、競 争 力 を付 け、企 業 存 続 を 図 る こ とは 当 然 の 行 動 と考 え られ る。 以 下3点 に つ い て 、 海外 進 出 の理 由 を考 え た い。 ① 製 品 の 差 別 化 衣 服 な ど、 品質 、デ ザ イ ンの 相 違 に よ り、各 国 の ユ ー ザ ー は世 界 中 か ら 自分 の好 み に あ っ た 製 品 を取 り寄 せ る。 そ の た め 、 同一 産 業 内 の 異 な っ た銘 柄 に お い て も輸 出 入 が行 わ れ る。 繊 維 品 の 場 合 、 欧 米 よ りの 高 級 ブ ラ ン ド商 品 、東 南 ア ジ ア よ りの 中 、下 級 品 が 輸 入 さ れ て い る。(図 表1日 本 の 衣 料 輸 入 の 国 別 統 計 参 照) 国 内 生 産 価 格 が採 算 に合 わ ね ば 、 国 内 生 産 は撤 退 す る しか な い と考 え られ る 。 しか し、撤 退 を考 え て い る 製 品 に対 して 需 要 が あ るの で 、価 格 競 争 力 の あ る輸 入 品 に 代 替 さ れ て い くの で あ る 。代 替 す る輸 入 品 の 品 質 に 問題 が あ れ ば 、技 術 指 導 が 行 わ れ 、必 要 に 応 じて 直 接 投 資 が 検 討 さ れ 実 行 さ れ る。 ま た高 級 品 で も人 手 の 多 く掛 か る商 品 、例 えば 刺 繍 品 の よ う な 商 品 は 労 働 コ ス トの 安 い 、 技 術 的 に 優 れ た所 か ら輸 入 され る(例:中 国広 東 省 仙 頭 の ス ワ ト ウ レー ス)。 ② 市 場 の差 別 化 寡 占的 な企 業 で は 一 定 の シ ェ ア を確 保 す るた め 、例 えば 国 に よ っ て異 な っ た価 格 を設 定 し、 市 場 の 差 別 化 を行 って い る。海 外 に お け る企 業 系 列 化 の た め の 海 外 進 出 は 、か か る観 点 で行 わ れ る こ と もあ る 。 繊 維 の 場 合 、合 繊 メー カ な ど は、 そ の合 繊 原 料 の 販 売 価 格 を国 に よ って 変 え て い る こ とが あ る 。一 般 的 に 言 え る こ とは 、輸 出 さ れ た合 繊 原料 が その 国 の 国 内製 品 向 けの と き は、比 較 的 高

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く、再 輸 出 用 で あれ ば 、安 く設 定 され て い る と見 られ る。 ま た量 的 に 多 い 場 合 、独 占的 に買 付 け る 中国 な どの 場合 、特 に価 格 が安 値 に な っ て い る。市 場 で の一 定 の シ ェ ア を保 持 す る ため に 輸 出 量 が 減 れ ば 、価 格 を下 げ て 量 的 に輸 出量 の 拡 大 を 図 っ て い る。か か る安 値 の 合 繊 原料 を使 用 して 製 品 を作 れ ば 、十分 競 争 力 が 出 て くる もの と考 え られ る。 こ こ に 企 業 系 列 化 の た め の 垂 直 的分 業 を 目指 して 海 外 投 資 が 行 わ れ る根 拠 が 存 在 す る。 ③ 工 程 の差 別 化 例 えば 、家 電 な ど に見 られ る よ うに 、最 終 製 品 の 生 産 工 程 の分 割 が行 われ 、 自動 化 し た精 度 の 高 い部 品 を 国 内 で 製 造 し、労 働 費 の 安 い海 外 で 組 立 て 、完 成 品 を輸 入 ま た は 第 三 国 に 輸 出す る場 合 で あ る。繊 維 産 業 の 場 合 も同様 に 、染 色 技 術 に優 れ た 日本 製 の 生 地 、素 材 関係 を 日本 よ り輸 出 し、 東 南 ア ジア 、 最 近(1992年)は 中 国 で 縫 製 加 工 を行 い、 品 質 確 保 の た め 、 技 術 指 導 、 合 弁 工 場 の 建 設 を行 っ て い る。 ち な み に 、1992年 の 衣 類 の 国別 輸 入 で は 、 中 国 製 衣 類 が 突 出 し て お り、全 衣 類 輸 入 に 占め る比 率 は43.5%で あ る(図 表1日 本 の 衣 類 輸 入 国 別 統 計 参 照) 注1)新 開 陽 一 ・根 岸 隆 ・樋 口進 「近 代 経 済 学 教 室 」 有 斐 閣(1990)P.314∼318 2)矢 野[亘太 郎 記 念 会 編 「1992-1993世 界 国 勢 図 会 」 国 勢 社(1991)P.345∼347 3)金 森 久 雄 ・荒 憲 治 郎 ・森 口親 司 編 前 掲 書P.595 4)金 森 久 雄 ・荒 憲 治 郎 ・森 口親 司 編 前 掲 書P.644 石 橋 春 男 ・関 谷 喜 三 郎 「ア ナ リス トの た め の 経 済 学 入 門 」 東 洋 経 済 新 報 社(1992)P.202 ヘ ク シ ャ=オ リー ン の 定 理 に 対 し、 レ オ ン チ ェ フ の 逆 説 が あ る。 3.繊 維 産 業 の 海 外 直 接 投 資 の 要 因 (1)繊 維産 業 の 国 内 生 産 の 採 算 悪 化 の事 例 とそ の 原 因 一 繊 維 国 内市 中 相 場 は 国 内 採 算 相 場 で な く東 南 ア ジ ア相 場 一 下 記 の よ う に 、左 側 に綿 糸 の 採 算 と右 側 に安 い 市 中相 場 の 値 段 の 綿 糸 を使 用 し て生 産 され る 綿 布 の 採 算 を見 る こ とに す る。 注 意 す べ き点 は 、市 中 の綿 糸布 の 価 格 が 、 日本 の 紡 績 で は 採 算 的 に 無 理 な価 格 に な っ て お り、価 格 は 日本 の 紡 績 の 生 産 コス トで決 ま ら な い とい うこ とで あ る。価 格 が 低 下 す れ ば 生 産 をス トップ し、需 要 が 回復 し、価 格 の上 が るの を待 っ て生 産 を再 開 す る とい う パ ター ン が 崩 れ 、常 に安値 の国際相場 が支配す る形が定 着 して い るこ とで あ る。 こ こ に 日本 の 繊 維 メー カ ー や 紡 績 の企 業 存 続 をか け た事 業 転 換 が 始 ま る大 き な理 由 が 存 在 す る。 そ し て 、 「図 表2大 手 繊 維 メー カ ー の 事 業 転 換 」 の よ う に転 換 が進 展 して い る。 一130一

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綿 糸 の 採 算(1993年1月 現 在) 品 名 〈40sカ ー ド糸 〉 ① 国 内 紡 の 採 算 綿 花 ¢60.00/LBFOB X125円 ×110%チ ャ ー ジ x435LBS打 ち 込 み り 35,900円/梱(コ リ) 十55,000円 工 賃 90,900円 … … …@ 説 明:40番 綿 糸(カ ー ド糸)400ポ ン ド(LB) に 要 す る コ ス ト計 算 。 綿 花 代(米 綿 の 規 格SM1-1/16イ ン チ) の 相 場 が60セ ン ト/ポ ン ドで 為 替 相 場(銀 行 売 り)が125円 とす れ ば 、 綿 花1ポ ン ドの 円 価 は0.6ド ル ×125円=75円 、 港 で 荷 揚 げ し 、 工 場 ま で 運 ぶ 費 用 は 約10%掛 か る の で 、合 計 110%と な る 。 綿 花 に は 枯 れ 葉 な ど 爽 雑 物 が 混 入 し て い る の で 、1コ リ(400ポ ン ド)の 綿 糸 を 生 産 す る の に435ポ ン ド使 用 す る 。(図 表3繊 維 原 料 の 市 中 相 場 参 照)綿 糸 生 産 の 工 場 コ ス トは55,000円(紡 績 に よ っ て 差 が あ る)か か る と す れ ば 、 綿 糸1コ リ(400ポ ン ド)の コ ス トは90,900円 と な る 。 注1)100円 以 下4捨5入 綿 糸 の 採 算 品 名 〈200本 ブ ロ ー ド〉 〈タ テ130本 〉 〈ヨ コ70本>40sカ ー ド糸 使 い ① 国 内 機 屋 採 算 65,000円/梱 ↓ 162.50/LB 162.50銭 ×0.318LB=51.70円/YD 織 工 賃 十49.00円 70銭 ×70本100.70円/YD-・ ・④ 49円/円YD 説 明:1平 方 イ ン チ 当 り200本 の40番 綿 糸 を 打 ち 込 む こ と に よ っ て 生 産 さ れ る200本 ブ ロ ー ド綿 布 の コ ス ト計 算 。 40S綿 糸1コ リ(400ポ ン ド)を6万5,000 円 で 購 入 す れ ば 、 そ れ は1ポ ン ド当 り162円 50銭 と な る(65,000÷400)。 200本 打 ち 込 み の ブ ロ ー ドの1ヤ ー ド(Y D)当 り の 重 量 は0.318ポ ン ド(£B)で 、 使 用 金 額 は51円70銭(162.50×0.318)に な る 。 織 工 賃 を ヨ コ1本 当 り70銭 と し て1ヤ ー ド当 り70本 使 用 し て い る の で 、49円 に な る (70×0.7円)。 糸 代 と織 り工 賃 を 合 計 す れ ば 1YD当 り100円70銭 と な る 。

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② 輸 入糸(中 国 産) 420ド ル/梱CFR(運 賃 込 条 件) ×125円(為 替 レ ー ト) 52,500円 十10,000円 チ ャ ー ジ(諸 費 用) 62,500円 ③ 市 中 相 場(平 成5年1月31日 一 ス の 市 中 相 場 参 照) 63,000円 … … … ⑤ ⑤ 一@=△27,900円 繊 維 ニ ユ (△27,900÷90,900×100=△30.7%) 輸 入 綿 糸40番 手 は 中 国 品、20番手 はパ キス タ ン 品(タ オ ル 用)が 主 流 で あ る。 そ れ ぞ れ 自国 で 綿 花 を栽 培 して い る の で 、 自国 紡 績 の コス トは安 い(1992/3年 産 生 産 量 中 国 綿 花433万 トン 、 パ キ ス タ ン綿 花 238万 トン)。 日本 の 綿 花 輸 入 量 は 減 少 し、紡 績 用 原 綿 輸 入 は 、1992年 は約54万 トン(480ポ ン ド換 算 で 約259万 俵)で 前 年 の 輸 入 約293万 俵 よ り約 15%減 少 して い る 。こ れ は 綿 糸 の 輸 入 増 大 に よ る綿 糸 生 産 の 減 少 、従 っ て 生 産 に必 要 な原 料 の 綿 花 の 輸 入 も減 ら ざ る を得 な い こ と に ユラ な る ② 輸 入 綿 糸 市 中 相 場73円/YD ③ 国 内 物 綿 布 市 中 相 場80円/YD… 一 ・⑤ ⑤ 一@100.70-80=△20.70円 (△20.7÷100.70×100=△20.6%) 一 方 綿 糸 の 輸 入 は、 自 由 化 さ れ て お り 、そ の 市 中 価 格 は 、73円/YDで あ る 。国 内 物 の 市 中 相 場 は80円/YD(87円50銭/メ ー タ) で あ る の で 、 生 産 は 採 算 割 れ の 赤 字 と な り 、 そ の 赤 字 幅 は20円70銭 で あ る 。比 率 で 表 せ ば 20.6%の 赤 字 で あ る 。こ の 赤 字 幅 が1亘常 化 す れ ば 生 産 を 止 め な け れ ば な ら な い 。 よ く紡 績 会 社 の 担 当 者 は 、綿 糸1コ リ(400 ポ ン ドorl81.44KG)に1万 円 札 を 付 け て 売 っ て い る と嘆 い て い た が 、 上 記 の よ う に 、 1993年1月 末 現 在 、△2万7,900円 の 赤 字(△ 30.7%)に な っ て い る 。 紡 績 会 社 は 綿 糸 、綿 布 を生 産 し て お り、綿 布 の 場 合 も上 記 の よ う に 赤 字 で あ る 。 と も に 採 算 割 れ で あ れ ば 、赤 字 が 累 積 す る こ と に な る(△ 印 は 赤 字 を 意 味 す る)。 以 上 綿 糸 、綿 布 の 採 算 を検 討 し たが 、 こ の ま まで は企 業 は 破 産 せ ざ る を得 な い 。考 え られ る対 策 は 下 記 の4点 で あ ろ う。 ア.工 場 を閉 鎖 して 需 要 が あ れ ば 必 要 量 を輸 入 す るか イ.ま だ採 算 の 取 れ る高 級 品 例 え ば60番 手 ∼200番 手 の 細 番 手 を引 くか ウ.繊 維 以外 の 分 野 に出 るか(例 え ば合 成 樹 脂 、 医 薬 品 な ど) エ.採 算 の合 う海 外 に進 出 す るか 4つ の うち 、1つ 、 また は そ れ 以 上 を選 択 せ ね ば な らな い 。 一132一

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参 考 資 料 と して 「図 表2大 手 繊 維 メー カー の事 業 転 換 」 を添 付 す るが 、 図 表 で は 、 非 繊 維 売 上 比 率 が 旭 化 成 工 業 の 最 高83.8%か ら東 邦 レー ヨ ンの17.9%(1991年 度)ま で あ る。 自社 の 持 つ 技 術 を生 か して 新 分 野 に挑 戦 して い る状 況 が各 種 の 商 品 品 目 で 理 解 す る こ とが で き よ う。 バ レー で 有 名 なU社 の 貝塚 工 場 は164 ,000m2(約5万 坪)の 敷 地 に93年1月 現 在 、 設 備 と して 紡 績78,912錘 、織 機409台 で 月産 糸2000コ リ、布120万m生 産 して い る が、採 算 悪 化 に加 、えて 人 手 不 足、 技術 者 採 用 難 の ため 、20S(番 手)、30S用 の5万 錘 を停 止 し、 ま だ採 算 の あ う細 番 手 の60S ∼240Sに 特 化 す る と発 表 した。そ して停 止 し た番 手 の もの は 安 い輸 入 糸 に 替 え る とい う。す で に U社 は 、 イ ン ドネ シ ア 、マ レー シア な ど海 外 に合 弁 企 業 を有 して お り、 東 南 ア ジア との水 平 分 業 が成 立 して い る こ とが 経 営 方 針 決 定 に役 だ っ て い る と考 え られ る。か っ て 、輸 出 の 主 力 商 品 と し て約58%の シェ ア を有 して い た繊 維 品 、 中 で も花 形輸 出商 品 で あ る綿 糸 布(輸 出 の20%1934∼36 の ヨラ 年 平 均)が 輸 入 され る事 態(繊 維 製 品 と して輸 入 の6,6%の 中 に含 まれ る。1992年)に な っ て お り、 時代 の 変 化 と して 広 域 経 済 圏 の 採 算 を中 心 とす る水 平 分 業 が成 立 して い る こ と を示 して い る。さ らに今 後 、 日本 の 繊 維 産 業 にお け る人 材不 足 を考 え る と、 東 南 ア ジ ア を中 心 とす る水 平 分 業(棲 み分 け)増 加 の傾 向 が 予 測 され る。 ② 繊 維 産 業 の 海外 直 接 投 資 の 理 由 下 記3つ に分 類 さ れ るが 、現 実 問題 と して 共 有 す る もの が あ り、状 況 に よ って 変 化 す る こ とが あ る。 ① 分 工 場(内 部 化 〉 型 の 直 接 投 資 海外 に生 産 拠 点 を求 め るの は 、要 約 す れ ば 市 場 取 引 を企 業 内 に取 り込 み 、 内部 化 す る こ とに よ って 品 質 を維 持 し、 さ ま ざ ま の取 引 費 用 を 節減 す る こ とで あ る。所 謂 分 工 場 を作 る こ とで あ る。こ の場 合 は100%出 資 が 原 則 で あ ろ う。それ は分 工 場 で あ るか ら生 産 を維 持 す る ため の 費 用 が あ れ ば 良 い の で あ って 、 そ こで 多 くの利 益 を上 げ る必 要 が な い か らで あ る。 か か る場 合 、合 弁 事 業 と して 現 地 パ ー トナ ー が 入 れ ば 、 利 益 が 上 が らな い とい っ て トラ ブ ル に な る こ とが 多 い 。 自社100%出 資 が 望 ま し い所 以 で あ る。 ② 市 場 拡 大 型 の 海 外 投 資 輸 送 費 、関 税 な どの 取 引 費 用 が か さ む た め 、 輸 出 に 限 度 が あ る場 合 に行 わ れ る。 例 え ば 、 イ ン ドネ シ ア な どへ の 紡 績 業 の 進 出 は、関税 障 壁 の あ る イ ン ドネ シ ア の 国 内取 引 拡 大 を対 象 に設 立 され た もの で あ る(人 口1億7,930万 人1990年)。 ③ 要 素 確 保 型 の 海 外 投 資 低 廉 な労 働 、土 地 、資 本 な どの 一 般 生 産 要 素 や 豊 富 な 天 然 資源 な ど の安 定 的 利 用 を求 め て行 わ れ る。繊 維 産 業 の 場 合 、国 内で は特 に労 働 力 の 不 足 や コ ス ト増 大 に よ り採 算 が 悪 化 して い る の で 、生 産 規 模 を縮 小 し、 その 分 販 路 が あ るの で 輸 入 を考 え て い る。輸 入 品 の 品 質 を保 持 す る

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た め 、東 南 ア ジ ア 、中 国 な どに 進 出 し、 人材 確 保 と一 定 の 技 術 水 準 の 製 品 の 確 保 な ど は か っ て い る。 国 内 の販 売 力 が あ るの で 、 品質 の安 心 で き る輸 入 を図 る こ とで 、採 算 の 取 れ る国 内販 売 額 の 増 大 を志 向 して い る。勿 論 採 算 が よけ れ ば 、そ れ ぞれ の 国 の 国 内 需 要 の 増 大 に 応 じて生 産 を拡 大 して行 くこ とは 当 然 で あ ろ う。 特 に1992年 現 在 、 中 国 に 対 し企 業 進 出 が ブー ム とな っ て い るの は 、中 国 政 府 の 解 放 政 策 に よ る こ とが 大 き く、す で に進 出 して い る企 業 の うち 、順 調 に 好 成 績 を あ げ て い る企 業 が 多 い か ら で あ ろ う。 ④ 深 別 に お け るK社 の 事 例 筆 者 が1991年 に訪 ね た 深 馴 に あ る 家 電 メー カ の 合 弁 会 社K社 は 中 国 国 内 に そ の 生 産 量 の 4分 の1を 販 売 で き る許 可 を受 けて お り、業 績 は 好 調 で あ っ た。 その 大 きな 理 由 は 、品質 の よ い こ と も あ る が 、中 国 国 内 の テ レ ビの 普 及 率 が 低 く大 都 市 で 、 約40∼50%、 地 方 で は まだ10%程 度 とい う よ うに供 給 量 の 不 足 状 態 が 続 い て い る こ と も大 き な 理 由 で あ る 。作 れ ば 売 れ る とい うこ とが 、K社 の好 調 な 業 績 に現 れ て お り、今 後 と もこ の 状 態 は 続 くで あ ろ う と予 測 して い た(図 表5-(2)家 庭100戸 当 り耐 久 消 費 財 保 有 量 参 照)。 上 記 の よ うに 、我 が 国 の 企 業 の 中 国 進 出 は 、人 口12億 に な る 将 来 の 中 国 市 場 に お け る販 売 可 能 性 も考 え た 投 資 が 望 ま し い で あ ろ う。 注1)大 蔵 省 「通 関統 計 」平 成4年 分(速 報)1993年1月P.33紡 績 用以外 の 綿花 もあ るの で、59万3,000 トンに な って い る。 2)矢 野 恒太 郎 記念 会編 「1992日本 国勢図 会」 国勢 社(1992)P.368 3)大 蔵 省前 掲 書P.33 4.繊 維 産 業 の 中 国 へ の 進 出 事 例 (1)我 が 国 の 海 外 進 出件 数 と繊 維 産 業 の 中 国 へ の進 出 件 数 東 洋 経 済 「海 外 進 出 企 業 総 覧'92」 に よれ ば 、 中 国 へ の 進 出件 数 は ア メ リカ 、 イ ギ リス に 次 い で 多 い 。特 に1991年 以 降 の 比 率 が 高 い の は 中 国 で あ る(14.5%〉 。 こ れ は1991以 降 、急 速 に 中 国 進 出 が 行 わ れ て い る こ と を示 して い る。 そ の 内 訳 で 多 い も の は 、製 造 業 で は繊 維 、 電気 機 器 、 食 料 、 化 学 で あ り、 商 業 で は サ ー ビ ス 業 、 金 融 保 険 、 飲 食 店 とな っ て い る。 しか し、中 国 へ の 投 資 は 、過 去 は少 な く合 計 件 数 で は、全 世 界 に 占め る中 国 の比 率 は ま だ2.6% と低 い が 急 速 に 増 大 す る も の と予 測 さ れ る。 な お 、繊 維 関係 の 進 出 件 数 は合 計 で45件 、1991年6 件 と な って い るが1991年 の 件 数 比 率 と して は13.3%で あ る 。後 に 記 載 して い るが 、1992年 の 件 数 は さ ら に増 大 す る こ とが 予 想 さ れ る。 一一134一

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進 出件 数 合 計A A% 1991年B B÷A % 全 世 界 計 13,522 100.0 791 5.8 ア メ リ カ 3,467 25.6 163 4.7 イ ギ リ ス 807 6.0 60 7.4 中 国 358 2.6 52 14.5 繊 維 業(中 国 〉 45 0.3 6 13.3 図 表4我 が 国 の 海 外 進 出 企 業 件 数 中 国 に お け る繊 維 産 業 の 進 出 理 由 の 中 で 特 に 重要 と考 え ら れ る点 は 下 記3点 で あ る。 ① 政 治 の 安 定 及 び 中国 政 府 の対 外 解 放 政 策 に よ る優 遇 策 ② コ ス ト安(日 本 で は 採 算 取 れ な い こ と) ③ 品質 確 保(中 国 品の 品 質 は 日本 の 水 準 に合 わ な い こ と が 多 いの で 直接 指 導 が不 可 欠) 出所:東 洋 経 済 「海 外 進 出企 業 一 覧 」(1992年4月)P.21 (2)1991年 以 降 急 増 す るア パ レル 産 業 の進 出事 例 以 下 は 大 手 商 社 の1社 の 関 係 して い る ア パ レル 産 業 の 進 出事 業 の 一 部 を列 挙 した 。全 て新 聞 紙 上 に発 表 され て い る が 、会 社 名 、業 態 、設 備 、稼 働 、(出 所 の 新 聞名 、 日付)を 要 約 した。 同 様 に 他 の 大 手 商 社 、 メ ー カ も多数 進 出 して い る こ とは い う まで もな い 。 1社 が 出 れ ば、我 も我 も と出 て い くの が 日本 の 従 来 の パ ター ン で あ っ た が 、製 品 を 日本 内 地 に 吸 い 上 げ る にせ よ、 条 件 に よ って は 中 国 国 内 に販 売 で き る(例 ワ コー ル の 内 衣 類)な ど メ リ ッ ト は大 き い。進 出理 由 は 上 記 の とお りで あ る が 、ア パ レ ル 産 業 が 日本 で 人 手 不 足 、採 算 悪 化 の 理 由 が あ り、 中国 に して も仕 事 を持 っ て きて くれ る 日本 企 業 の進 出 は 歓 迎 で あ ろ う。 (以下 朝 日:朝 日新 聞 、 繊 研1繊 研 新 聞 、 日経 産 業:日 経 産 業 新 聞 、 産 経1産 経 新 聞 日付 は 1992年10月27日 を略 して92.10/27と す る) ① 北 京 富龍 時 装 有 限 公 司:伊 藤 忠 ・北 京 市 房 山 区服 装 一 廠 ス ラ ッ クス 、 ジ ャ ケ ッ トの 縫 製 工 場93年4月 稼 働 資 本 金180万 ドル(約2億1千600万 円)出 資 比 率 伊 藤 忠80%、 房 山服 装20%、 従 業 員165人 ミ シ ン150台 、ス ラ ッ クス 、 コー ト、 ジ ャ ケ ッ トを生 産 全 量 日本 へ 輸 入 。年 間25万 点 生 産 、生 地 な ど 原材 料 は 主 に 日本 か ら持 ち込 む 。(朝 日92.10/27) ② 昆 山福 麗 服 装 有 限 公 司:カ ジ ュ ア ル シ ャ ツ の 生 産 工 場 、92年10月 生 産 開始 大 手 シ ャ ツ メー カ ー の フ レ ッ ク ス(長 野 県 更 埴 市 、 矢 島 久 和 社 長)資 本 金250万 ドル(約3億 2千 万 円)出 資 比 率 フ レ ッ クス60%、 伊 藤 忠30%、 昆 山市10%、 従 業 員200人 工 場 の 規 模;敷 地 面 積1万789平 方 メー トル 、建 物 面 積5千 平 方 メー トル 。裁 断 、縫 製 、仕 上 げ設 備 一 式 を備 え初 年 度2ラ イ ン50万 枚 、2年 目3ラ イ ン75万 枚3年 目4ラ イ ン 、100万 枚 と生 産 能 力 増 強 。 国 内 生 産 子 会 社 、 天 草 フ レ ッ クス 大 矢 野工 場(熊 本 県 大 矢 野 町)面 積8,920平 方 メー トル 。 建物 面積3,022平 方 メー トル 、従 業貝130人 、ドレス シ ャツ中心 に年 間60万 枚予 定(繊 研91.12/11)。 ③ 湛 江 新 生 代 服 装 有 限 公 司:婦 人 ボ トム 縫 製 の ヤ ン グ ドレ ス(茨 城 県 、 吉 田 泰 明社 長)が 広 東 省 湛 江 市 に合 弁 会 社 設 立 、 資 本 金1億1,400万 円 、 出 資 比 率 中 国 側 、 日本 側 それ ぞ れ50%

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ず つ で ヤ ン グ ドレ ス は5,700万 円 、従 業 員120人 、生 産 能 力 ス カー ト、ス ラ ッ クス4万5千 本 、 (繊石汗91.10/13> 以 下 件 数 が 多 い の で 、 製 品 を 中 心 に して新 聞 記 載 の要 点 を列 挙 す る。 ④ 揚 州 岡 本 針 織 公 司1婦 人 服 ・ペ ヒー ニ ッ トメ ー カ ー の 岡 本 ニ ッ ト(富 山 県)(日 経 産 業 91.11/30) ⑤ 美 都 ア バ レル(韓 国 の 企 業 「ピエ ー ル ・カル ダ ン」紳士 服 の 生 産 販 売 ラ イセ ン ス 権 を持 っ)、 サ ン テ ィ衣 料(岐 阜 県)中 国 の 香 華 橋 工 業 社 と韓 ・中 ・日の 合 弁 で 高 級 紳 士 服 の 縫 製(繊 研 91.10/25)。 ⑥ 恩 瓦 徳(オ ン ワ ー ド)開 盛 大 連 有 限 公 司:縫 製 メー カー オ ン ワー ド開 盛(茨 城 県 、 高 井 誠 一 郎 社 長)紳 士 ス ー ツ、 ジ ャ ケ ッ ト、販 路 は 香 港 、 タ イ、 シ ン ガ ポー ル そ の他 、 年 産4万5 千 着(日 経 産 業91.8/23)。 ⑦ 友 常 勝 製 衣 有 限 公 司:縫 製 メ ー カ ー 三 五 衣 料(岐 阜 市 藤 吉 勝 社 長)婦 人 服3年 後 800∼1,000人 で年 間200万 着 に拡 大(繊 研92.4/28)。 ⑧ 南 通 船 富 時 装 有 限 公 司:ニ ッ ト船 富(泉 大 津 市 、 船 富 岸 太 郎 社 長)セ ー タ ー 製 造 高 級 ニ ッ ト、従 業 貝75人 生 産 能 力7万5千 枚 、2年 度10万 枚 、3年 度15万 枚(繊 研92.10/13) ⑨ 昆 山 聯 誼 時 装 有 限 公 司:バ ー ミー縫 業(岐 阜 県 関 市 山 田 利 夫 社 長)、 サ ン テ イ衣 料(常 川 公 男社 長)縫 製 工 場 、 従 業 員309人 、 婦 人服 月 産2万 着(繊 研92.4/28)。 ⑩ 昆 山 森 茂 服 装 有 限 公 司:ナ ニ ワ 、ウ ス イ コー ポ レー シ ョ ン、従 業 貝250人 、婦 人 ジ ャ ケ ッ ト、 年 間30万 着 昆 山 市 は上 海 に 隣 接 した 対 外 解 放 経 済 都 市(繊 研92.4/28)。 そ の 他 、 大 連 福 山服 装 、 ユ ニ ホ ー ム の チ クマ(神 戸)(産 経93,1/26)な ど 多数 の 企 業 が進 出 して い る。 5.ア パ レ ル 産 業 の フ ィ ー ジ ビ リ テ ィ ・ス タ デ ィ (1)中 国 の 政 治 、 社 会 、 経 済 情 勢 分 析 添 付 資料 図 表5-(1)及 び 図 表5-(2)中 華 人 民 共 和 国 の 基 礎 デ ー ター 参 照 す れ ば 、中国 の 大 き さ、 所 得 水 準 、 モ ノ不 足 状 況 な ど が よ く分 か るが 、 下 記 ポ イ ン トの み 列 挙 す る。 ① 政 情1現 状 不 安 が な い が 、将 来 問 題 が あ る こ とを考 慮 す る必 要 が あ る。 た だ 言 え る こ とは 中 国12億 の 国 民 が 生 き る ため に 必 要 な工 場 を潰 す よ うな こ とは まず 考 え られ な い 。但 し海 外 に進 出 す る場 合 、最 初 か ら大 きな投 資 をす るの で な く、小 さ く生 ん で 大 き く育 て る こ とが 肝 要 で あ る。(失 敗 例 、 イ ラ ンへ の 巨 大 な投 資) ② 社 会 基 盤:Infrastructure(略 称 イ ン フ ラ)は 不 十 分 で あ る。例 えば 、電 力 につ い て 言 え ば 、 原 子 力 発 電 は 始 め た ば か りで 、1988年 産 業 が過 熱 化 した 時 は、電 力 不 足 で 工 場 が 四 開 三 停(四 一136一

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日動 い て 三 日停 電)の 状 態 も あ っ た こ と を覚 悟 す る必 要 が あ る。 輸 送 機 関 に つ いて も不 十 分 で 原 材 料 、 製 品 の 輸 送 を考 え る と臨 海 工 業 地 区 が望 ま しい 。 ③ 労 賃:東 南 ア ジ ア で 、最 低 ク ラ スの1.5米 ドル/1日 程 度 で あ るが 、い ろ い ろ教 育 上 の 問 題 が あ る の で 、企 業 に お け る従 業 貝 教 育 は大 切 で あ る 。事 例 と して 従 業 員 は仕 事 を覚 え る と、 マ ニ ュ ア ル に 従 わ ず 、 自己 流 で 勝 手 に 縫 製 す るの で 不 良 製 品 が 発 生 す る とい う。 合 弁 事 業 の 場 合 、 日本 人 と同 一 条 件 を持 ち出 さ れ る こ とが あ り、一般 の 国 営 企 業 よ り高 く設 定 す る の が 通 例 で あ る。最 低 国営 企 業(約200元)の120%以 上 。 ④ 投 資 阻 害 要 因 全 て プ ラ ス 面 とマ イ ナ ス面 が あ るが 、海 外 か ら中 国へ 投 資 す る場 合 の 阻 害 要 因 と して 下 記 の もの が挙 げ られ て い る。 イ.頑 迷 な官 僚 主義 、 中華 思 想 及 び コネ社 会 ロ.イ ン フ ラ の不 整 備 ハ .品 質不 良、納 期の不安 定(原 材料 の調達 な どに支障 を生 じる) 二 .度 重 な る政 策変更 の振 巾が激 しいため、常 に取引の 中断が起 こ るこ と ホ.儲 か る よ り苦 労 の ほ うが 遙 か に 大 き い過 去 の 経 験 どれ を取 っ て も、改 善 に 多 くの 時 間 を要 す る もの で あ る 。 しか し中 国 と して も 、外 資 を導 入 して 経 済 の 活性 化 を促 進 せ ね ば 、12億 の 国 民 の不 平 は 高 ま る ば か りな の で 、社 会 主義 市 場 経 済 を と り、 経 済 特 区 、経 済 開 発 区 を全 国39ケ 所 設 け投 資 を奨 励 して い る(図 表7経 済 特 区 と開 放 区参 照)。 大 連 市 な ど 日本 の 投 資 が 多 いの は 、比 較 的 投 資 阻 害 要 因 が 少 な い こ とに よ る もの と考 え ら れ る。 例 え ば 、 日本 語 を知 って い る もの も多 く、 対 日感 情 も よ い とい われ て い る 。 ② ア パ レル 産 業 の 採 算 性 検 討 F/Sの 中 で 、 もっ と も大切 な採 算 性 の 検 討 で あ る。狭 義 のF/Sと い え よ う。 以下 婦 人衣 料 ア ウタ ー を 中心 と した採 算 性 の 検 討 の事 例 で あ る。 ① ス ケ ジ ュ ー ル 92年12月 93年3月 末 93年4月 初 93年4∼6月 93年6月 標 準 工 場 購 入(例 大 連 地 区 な ど、工 業 団 地 が 建 設 され 、標 準 とな る建 物 が 完 成 して い るの で 、 建 設 期 間 短 縮 で き る) 工 場 内装 、 配 線 、 配 管 工 事 完 了(資 材 の確 保 、 現 場 監 督 が 必 要) 生 産 設 備 据 付 け(工 事 進 捗 に合 わ せ 輸 入 手 続 き な ど余 裕 を もっ て 対 処 必 要) トラ イア ル 生 産(従 業 員 の訓 練 が 大 切 、規 格 通 りに や らず 、勝 手 に判 断 して や るの で 注 意 が 必 要) 本 格 生 産 合 計7ケ 月(ど の過 程 で も予 定 よ り遅 れ る こ とが 多 いの で 、 細 か い 注 意 が 必 要 で あ る)

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以 下 合 計 数 字 は 全 て 概 算 で あ る 。 細 目 は 企 業 秘 密 も あ り 、 詳 細 に 把 握 で き ず 。 一 応 の 目 安 と し て は、ミ シ ン1台35万 円 、(70 台 ×35=2,450万 円2,450÷125≒204千 ドル) 特 殊 ミ シ ン が 多 い が 、 も の に よ っ て は 数 百 万 円 す る と い う。 プ レ ス 設 備 、 エ ア コ ン も 冬 が 厳 し い の で 性 能 の 優 れ た も の が 必 要 。 標 準 工 場 の 平 方 メ ー トル 当 りの 単 価 がRMB (人 民 元)で1,550元 で あ り、 日 本 円 換 算 で 34,100円(1550× 約22円=34,100円)と 割 安 で あ る 。 こ こ に も土 地 が 広 くて 、 人 件 費 も安 い の で 安 い 建 物 が 提 供 さ れ る 。 な お 、 土 地 は 国 有 で 買 え な い が 、 利 用 権 と し て50年 借 り て い る 。毎 年1元 ∼10元/m2支 払 え ば よ い(日 本 円 で 約22円 ∼220円 と安 い)。 ② 所 要 資 金 及 び調 達(単 位US$1,000) 所 要 資 金 調 達 (1)生 産 設 備670 資 本 金2,000 ミシ ン70台 付 属 設 備 一 式 空 調 設 備 一 式 (2)車 輌 什 器 備 品 等155 (3)標 準 工 場 購 入590 (2,050m・XRMB1,550÷5.4) (4)工 場 内 装 費200 (含 配 管 、 配 線) (5)創 業 費150 (6>運 転 資 金235 2,000 2,000 ③ 販 売 生 産 デ ー タ 初 年 度 (93/4∼12) 2年 度 (94/1∼12) 3年 度 (95/∼12) 4年 度 (96/1∼12) 5年 度 (97/1∼12) 販 売 数 量 (加工 賃 べ 一 ス) 20,000PCS 66,000 (5,500/月) 72,000 (6,000/月) 75,000 (6,250/月) 75,000 (6,250/月) 生 産 数 量 20,000PCS 66,000 72,000 75,000 75,000 加 工 賃 US$12/PC 12 10 10 10 こ の会 社 は 、生 地 、ア クセ サ リー を 日本 か ら 持 ち込 み 、中 国 で 縫 製 し て 、日本 に持 ち帰 る形 式 を想 定 して い る 。 (中 国産 の 生 地 で は 現 在 の と こ ろ、品質 、納 期 で 問 題 が あ る場 合 が 多 く、と りあ えず 加 工 賃 べ 一 ス の縫 製 工 場 を建 設 して採 算 を検 討 した も の で あ る。) ア.US$1=RMB5.4=¥120 1RMB=約¥22円22銭 こ の 為 替 に は 含 み が あ る 。(約20%) (図 表8米 ドル 、 中 国 元 、 日 本 円 の 為 替 レ ー ト参 照) イ.生 地 、 ア ク セ サ リ ー 日本 か ら 委 託 生 地US$30.(1着 分 約2.5M) ア ク セ サ リー15.計$45, ウ.期 中 生 産 数 量 は 、期 中 販 売 す る こ と を 前 提 一138一

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④ 人 件 費 明 細(計 算数 字 はす べ て概 略 で あ る) ア.生 産 部 門 条 件 コ ス ト 日本 人人件 費 1) RMB2,000×14÷5.4 ≒$5,200/年/人 (1人) 5,200 管理 者人件 費 2) RMB570×1.7×14÷5.4 ≒US$2,500/人/年 2,500x9(9人) 22,500 生産 者人件 費 3) RMB400×1.7×14÷5.4 ≒US$1,800/人/年 1,800×102(102人) 183,600 計 US$211,300 (112人) 注1)14ケ 月 は 、2ケ 月 分 の 賞 与 を含 ん で い る。 2)1.7は 従 業 員 に 渡 す 給 料 以 外 の 福 利 費 で60∼70%必 要 。 3)生 産 者給 料(手 取 り)400元 は 一 般 の 国 営 企 業 の約2倍 に計 算 して い る。 こ れ は合 弁 事 業 な どで 一般 化 して い る傾 向 で あ る(そ れ で も1元22円 と して 日本 円 に 換 算 す れ ば 、RMB400 は 日本 円 で8,800円/月 と低 水 準 で あ る)。 イ.事 務 部 門 条 件 コ ス ト 日本 人 人 件 費 (総 経 理) RMB2,500×14÷5.4 ≒$6,500 (1人) 6,500 日本 人 滞 在 費 (宿 泊 費) (総 経 理) US$2,500/人/月 30,000 管理者 人件費 $2,500/人/年 10,000(4人) 一般職 員人件 費 $1,800/人/年 3,600(2人) 計 50,100(7人) 合 計 数 字 は すべ て 概 算 で あ る。 一 般 職 貝 の 人 件 費 の$1800×120=21万6千 円/年 は 日本 の1ケ 月 に 相 当 す る とす れ ば 、 日本 の 12分 の1に な る(人 件 費 は毎 年5%UPを 見 込 ん で い る)。縫 製 業 の よ う な人 を 多 く使 う労 働 集 約 産 業 に とっ て 、 労 務 費 コス トが安 い こ とは競 争 力 を持 つ こ とで あ る。 中小 企 業 の原 価 指 標(中 小 企 業 庁 編 平 成3年 度 調 査P,89)に よ れ ば 、 日本 の婦 人 子 供 服 の総 原 価100に 占め る直 接 労 務 費 構 成 比 率 は45.6%(外 注 工 賃 を含 む)で あ る。 中 国 で あ れ ば 、 そ の 10分 の1程 度 に な る の で コ ス ト安 に な る。

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⑤ 償 却 額(計 算 数 字 は す べ て 概 算 で あ る) ア.生 産 設 備 670千 ドル ×90%÷10年 ≒$60,300設 備 償 却 を 平 均10年 と 見 て 残 存 価 格10%と し て 、 定 額 償 却 し た 。 月 に 換 算 す れ ば コ ス ト と し て 、($5,025/月)(60,300÷12) イ.車 輔 等:155千 ドル ×90%÷5年 ≒$27,900($2,325/月) ウ,標 準 工 場 の 建 物:590千 ドル ÷50年 ≒$11,800($983/月) エ .工 場 内 装 費:200千 ドル ÷10年=$20,000($1,670/月) オ.創 業 費 二150千 ドル ÷5年=$30,000($2,500/月) 初 年 度(9ケ 月) 2年 度 以 降 a.産 設 備 b.車 輌 費 c.標 準 工 場 d.工 場 内 装 45,225 20,925 8,850 15,000 60,300 27,900 11,800 20,000 生 産 コ ス ト 管 販 費 コス ト 90,000 22,500 120,000 30,000 計 112,500 150,000 ⑥ 損 益 計 算 書 一1一 初 年 度9ケ 月 は ス ケ ジ ュー ル で は7ケ 月 で 稼 働 す るが 、 製 品在 庫 、 輸 出 手 続 きそ の 他 で 、 代 金 が 支 払 わ れ る迄 に2ケ 月 か か る と見 て 、 余 裕 を見 て 、9ケ 月 と した。 2年 度 を基 準 に して 年 間15万 ドル 、為 替 相 場¥120と し て 、¥1,800万 円 、 月 間 $12,500(¥150万 円)を 償 却 費 合 計 と し て 計 上 す る必 要 が あ る。 創 業 費 が販 売 管 理 費 の 主 要 な も の で あ る。 (単 位US$1,000) 初 年度 2年 度 3年 度 4年 度 5年 度 売上高 240 792 720 750 750 (委託加工 賃収入) 原材料 費 0 0 0 0 0 製 造原価 人件費 159 222 233 245 259 減価償却 費 90 120 120 120 120 修 繕費 50 50 50 50 50 電 力 、 燃料 費 等 23 30 30 30 30 そ の 他 50 50 50 50 50 小 計 372 472 483 495 509 売 上 総 利 益 △132 320 237 255 241 表 内の各 金額 は前 述 のデー タを参 照 され た い。 売上 高 は ③ 販売デー タ 人件 費 は ④ 人件費 明細 償却 費 は ⑤ 償却額 一140一

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⑥ 損 益 計 算 書 一2一 (単 位US$1,000) 初年 度 2年 度 3年 度 4年 度 5年 度 管販費 運送通 関保 管料 人件 費 減価償却 費 旅費交通費通信費 事 務用消耗 品 保険料 その他 2 38 23 13 3 5 50 5 53 30 13 3 5 50 5 55 30 13 3 5 50 6 58 30 13 3 5 50 6 60 30 13 3 5 50 小計 134 159 161 165 167 営 業利益 △266 161 76 90 74 金 融収支 0 8 18 27 36 税 引前利益 △266 169 94 117 110 法人税 0 0 0 9 8 税 引後 利益 △266 169 94 1 108 102 ④ 人 件 費 明 細 ⑤ 償 却 額 明 細 を 参 照 の こ と。 開 発 区 利 益 計 上 初 年 度 か ら2年 間 免 税 、3 年 間税 額 半 減(7,5 %)、 以 後15%で あ る 。 ア.修 繕 費:固 定 資 産 ×5%、(670+155+200)×5%≒$50,000(概 算 で あ る)。 イ.電 力 、 燃 料 費 等:A社 の 実 績 、B社 の 計 画 を 参 考 に し て 決 定 。 ウ.運 送 、 通 関 、 保 管 料:20'container一 本 で2,000pcs入 る 。 開 発 区/大 連 港30km×2=60km、60km×RMB9/km÷5.4≒$100通 関 費$50。 エ ,旅 費 、 交 通 費 、 通 信 費:通 信 費¥800,000(同 業 他 社 実 績 に よ る)旅 費(日 本 往 復4回/年 ¥500,000、 国 内 旅 費¥200,000計¥1,500,000÷120≒$13,000。 オ,事 務 用 消 耗 品:A社 の 実 績 参 照 。 カ.保 険 料:固 定 資 産(670+155+590+200)×0.002≒$3,000 自動 車$2,000、 保 険 料 合 計$5,000(計 算 数 字 は 全 て 概 略 で あ る)。 (3)結 論 以 上 の よ う なF/Sに な る 。 即 ち 、投 下 資 本200万 ドル 投 入 して 、初 年 度 は 赤 字 だ が 、2年 度 以 降 黒 字 が 定 着 す る 。2年 度8.5%弱 、3年 度4.7%、4年 度5.4%の 利 益 率 と な る 。 製 品 全 量 中 国 か ら輸 出 す る 形 式 で あ り、正 式 に 外 貨 を得 る こ と が で き る の で 、 公 定 レ ー ト以 外 の 外 貨 調 整 セ ン タ ー(国 家 の 統 制 を離 れ た 地 方 に お け る外 貨 の 売 買 に よ る も の で 、 銀 行 経 由 外 貨

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を も とめ る者 が 多 く、外 貨 高 傾 向 で あ る。 実 勢 レー トとい え よ う)に お いて 公 定 レー ト(1993年 1月US$1=RMB5,7=¥124.6)よ り有 利 に外 貨 を人 民 元 に替 え る こ とが で き る(1993年1 月 現 在US$1=RMB7.2∼8.5)と 公 定 レー トよ り26%∼50%有 利 に 交 換 可 能 で あ る)。 F/Sの 計 算 に は 、公 定 レー トで 計 算 して い る の で 、為 替 差 益 が含 み 益 とな る。 中 国 は まだ ま だ 建 設 途 上 に あ り、膨 大 な外 貨 が 必 要 なの で 当分 元 安 、 ドル 高 、 円 高 傾 向 が 続 くもの と予 測 され る。 以 上 か らみ て 、 この アパ レル 工 場 設 立 計 画 は進 め るべ きで あ る と結 論 ず け られ よ う。 さ ら に設 備 拡 張 も将 来 計 画 さ れ 、中 国 国 内市 場 に も許 可 とれ ば 販 売 可 能 で あ り、採 算 に あ っ た計 画 と言 え よ う。 6.ア パ レ ル に お け る 中 国 の ポ テ ン シ ャ リ テ ィ こ こ で 使 用 す る ポ テ ン シ ャ リテ ィ(Potentiality)は 潜 在 力 と い う 意 味 に 使 っ て い る 。 中 国 が そ の 持 て る 力 を 発 揮 で き れ ば 大 き な 発 展 性 が あ る と い う 意 味 で あ る 。 (1)国 土 、 人 口 及 び 所 得 中 国 の 国 土 は 、 約960万 ㎞ 、 ヨ ー ロ ッパ 大 陸(ロ シ ア の ヨ ー ロ ッパ 部 分 を 含 む)や 米 国 の937 万 ㎞ ・と 匹 敵 す る 広 大 な 国 土 で あ る 。(図 表.6中 国 と 欧 米 各 国 の 面 積 と 人 口 比 較 参 照)、 日本 は 37万 ㎞ で あ る か ら 、 日本 の 約26倍 で あ る 。 人 口 は1988年 の 国 連 調 査 に よ れ ば 、 中 国 は 約11億 人 で 、 旧 ソ 連 を 除 く ヨ ー ロ ッパ 大 陸 の 約5 億 の 人 口 、31の 国 々 と 比 べ る と 人 口 で2.2倍 、中 国 は1国30省 で あ り 中 国 の1省 は ヨ ー ロ ッ パ の 1国 以 上 に 相 当 す る 。 ま た 、 米 国 は 人 口 約2.5億 人(中 国 は 米 国 の4.4倍)、 日本 は1億2300万 人 、(中 国 は 約9倍) で あ り、中 国 は 広 大 な 面 積 と 多 くの 人 口 を 抱 え て い る こ と が よ く理 解 で き よ う 。(な お 東 京 銀 行 の 調 査 デ ー タ で は1991年 末 の 人 口 は11億5823万 人 と な っ て い る ユラ 日本 は1991年 末1億2414万 人) 中 国 を 称 し て 「地 少 物 薄 」(耕 地 が 少 な く、 物 資 が 乏 し い)と か 「地 大 物 博 人 多 」(土 地 は 広 く物 資 が 豊 か で あ る が 、 し か し 人 口 が 多 い 〉 と い う が 、1国 と して と ら え れ ば 耕 地 、 資 源 は 豊 富 で あ る が 、 人 口 が 多 い の で 、1人 当 り で は 、 た ち ま ち 「地 少 物 薄 」 と な る 。 一 人 当 りGNP(国 民 総 生 産)は 、1989年 、 約360米 ドル で 、 台 湾 の 約7500米 ドル の 約21分 の 1、 日本 の 約2万3700ド ル の 約66分 の1で あ り、 資 源 と 人 口 は ア ン バ ラ ン ス で あ る 。 1991年 の デ ー タ ー で は318ド ル(3678億 ドル ÷11億5823万 人)と な り、 か え っ て 所 得 は 人 口 増 加 、 換 算 為 替 レ ー トの 下 落 に よ り減 少 し て い る 。 も っ と も物 価 水 準 は 低 く、 必 需 品 、 家 賃 な ど 、 日本 に 比 べ 相 当 安 い も の も あ る が 、 そ れ に し 一142一

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て も、1人 当 りの 所 得 は大 変 少 な い とい う こ とで あ る(図 表5-2中 華 人 民 共 和 国 の 基 礎 デ ー ター 及 び 図 表8米 ドル 、 中 国 元 、 日本 円 の 為 替 レー トの 推 移 参 照)。 注1)中 国 の 人 口 は12億 人 と推 定 され る(1992年)。 人 口問 題 は 中 国 で 深 刻 な 問 題 に な っ て い る。農 民1人 当 りの 耕 地 が 約100ア ー ル と少 な く、膨 大 な 人 口 を養 う た め 、 食 糧 を 輸 入 し て い る(1990年583万 トン)厳 し い1人 っ 子 政 策 は や む を得 な い が 、 そ の 影 響 で 、 人 手 の 必 要 な農 村 を 中 心 と して 、 中 国 で 黒 孫 子(ヘ イハ イ ズ)と い わ れ る 生 ま れ て も登 録 し な い 未 登 録 児 が 多 く、3000万 人 ∼6000万 人 と い わ れ て い る 。一 応4000万 人 とす れ ば11億5800万 人+4000万 人= 11億9800万 人 と12億 人 弱 に な る。年 間 人 口増 加 は1700万 人 あ り、1992年 末 に は12億1223万 人 と な る。な お 、1人 っ 子 政 策 の 影 響 で 、 男 子 が 増 え 、 女 子 不 足 とな っ て い る の で 、将 来 は 男 子 の 結 婚 難 と な り、 社 会 問題 とな ろ う。(食糧 輸 入 デ ー タ は 中 国 年 鑑92年 判Pl27主 要 輸 入 品 目 、日本 の 人 口 は 東 洋 経 済 の 統 計 月 報1993年2月 号 統11) ② 中 国 の 繊 維 の 消 費 水 準 と 対 日繊 維 輸 出 添 付 資 料:「 図 表9世 界 の1人 当 り繊 維 消 費 と 日 本 の 衣 類 輸 入 」 を参 照 す れ ば 、 中 国 の 繊 維 消 費 量 は1人 当 り5.4kg(1986年)、 日本 は20.3kg(中 国 は 日本 の 消 費 量 の27%程 度)、 全 世 界 平 均 消 費 量 は7,3kg(中 国 は 世 界 平 均 の74%程 度)と な っ て い る 。 傾 向 と し て 中 国 が 豊 か に な り、 所 得 水 準 の 向 上 と と も に 、 繊 維 消 費 量 は 確 実 に 増 加 し 、 世 界 水 準 を達 成 し 、 や が て 日 本 の 水 準 に 近 付 く こ と で あ ろ う 。12億 の 人 口 が 服1着(例.ス ー ツ1着1,5kg)増 や し て も12億 着 要 る わ け で 膨 大 な 需 要 で あ る 。 ま た 日本 向 け 中 国 の 衣 類 の 輸 出(日 本 の 輸 入)は1991年 、56億 ドル で 日本 の 輸 入 の 約38%占 め て い る 。 こ れ は 品 質 も価 格 も と も に 競 争 力 が 付 い て き た こ と を 意 味 す る が 、一 方 自 国 の 経 済 発 展 の た め 、 中 国 国 内 の 消 費 量 増 大 を 犠 牲 に し て 輸 出 し て い る と考 え ら れ る 。 今 後 生 産 設 備 の 増 強 も進 み 、 繊 維 合 弁 会 社 の 運 営 な ど を 通 じて 、 技 術 レ ベ ル の 向 上 が 図 ら れ れ ば 、 中 国 繊 維 の 世 界 的 な ポ ジ シ ョ ン は 大 躍 進 を遂 げ る 公 算 が 大 き い 。世 界 の 約1/5と い わ れ る12億 の 人 口 と 豊 富 な 資 源(石 油 、 シ ル 久 綿 花 、 羊 毛 、 カ シ ミヤ 、 ア ン ゴ ラ 、 羽 毛 、 ラ ミー な ど)を 有 し 、 合 繊 天 然 素 材 に 事 欠 か な い の は 強 み で あ る 。発 展 へ の 可 能 性 を 持 っ た ポ テ ン シ ャ リ テ ィ は 非 常 に 大 き い も の が あ る と い え よ う 。 7.む す び 経 済 の発 展段 階 は や は り、 日本 が 歩 ん で きた よ う に 国 民 が 勤 勉 に働 き、貯 蓄 し、 そ の貯 蓄 を機 械 な どの 投 資 に 回 し、新 鋭 設 備 で も って 生 産 力 の 増 大 を は か り、適 正 な 人 口増 加 と と も に所 得 の 増 加 と技 術 の 向 上 を志 向 し済 成 長 を 図 る こ とで あ る。また 必 要 に応 じて 海 外 か ら借 款 す る な ど 、 イ ン フ レ を避 け、 社 会 基 盤 の拡 充 、 設 備 の 近 代 化 を図 っ て い くこ とで あ る(例:神 戸 港 の 拡 充)。 中 国 の 繊 維 産 業 も大 き な ポ テ ン シ ャ リテ ィ が あ るの で 、同様 に 設 備 の近 代 化 を は か り、バ ラ ン

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ス の 取 れ た技 術 水 準 の 向上 、特 に染 色 、整 理 、加 工 の 技 術 水 準 を上 げ る必 要 が あ る。1993年 現 在 で は 、 繊 維 製 品 に 必 要 な 品 質 の よ い 糸 、 織 物 が 少 な く、 ま た あ って も値 が 高 い 。 中 国 産 の素 材 を使 え ば 製 品 の 品質 トラブ ル の 原 因 に な るの で 、こ れ ら の素 材 は 輸 入 品 で 賄 わ れ て い る。 さ らに 、 内陸 の素 材 の 円滑 な 流 通 ル ー トを築 くこ とが 必 要 で あ る(例:新 彊 省 の 超 長 綿 は上 海 に来 な い)。 以上 の よ うな 多 くの 問題 点 を早 く克 服 す る こ とが これ か らの 課 題 で あ ろ う。 日本 の ア パ レル 産 業 は 、 大 き く変 化 し、 ボ ウ ダ ー レス(borderless)時 代 に入 っ て お り、 そ の 有 す る ノ ウハ ウ を活 用 して 海外 で 生 産 を図 る必 要 が あ る。今 まで は例 え ば 鳥 取 県 米 子 地 方 な ど労 働 力 の 豊 富 な 地 方 に分 散 して 生 産 を維 持 して きた が 、人 材 不 足 や コ ス トの面 か ら輸 入 製 品 と対 抗 で きな くな っ て きた 。 産 業 の 空 洞 化 とい うが 、 す で に繊 維 産 業 は 「図 表2大 手 メー カ の 事 業 転 換 と非繊 維 部 門 の 売 上 比 率 」に あ る よ う に変 革 して お り、 そ の 有 す る 経 営 資源 を時 代 の 要 請 に 応 じ て 、 活 用 して い るの で 、 空 洞 化 で は な い と考 え る。 アパ レル 産 業 に お い て も、基 盤 強 化 の ため 、F/Sの よ い 中 国 に 目 を 向 け、豊 富 な 良 質 の 労働 力 を活 用 す べ きで あ ろ う。従 来 は労 働 力確 保 の た め 、工 場 を地 方 に分 散 して して きた が 、 さ ら に 大 き く海 外 に拠 点 を持 つ べ きで あ ろ う。 自社 の 海 外 分 工 場 で も良 い し、合 弁 工 場 で も 目的 に 応 じ て 活 用 され るべ きで あ る 。ま た 中 国 の 生 活 水 準 の 向 上 に役 立 つ こ と も大 きな メ リ ッ トで あ ろ う。 繊 維 産 業 全 体 と して も、産 業 の 空 洞 化 とい う よ り も産 業 の 棲 み わ けが 進 ん で い くこ とを意 味 す る もの で あ る と考 え られ る。そ れ は あ た か も豊 か な森 林 の 樹 木 の よ うに 、 自然 の 摂 理 に基 ず い て 棲 み わ けが な さ れ 、 成 長 繁 茂 して い る よ うな もの で あ る。 GATTの 自由 、無 差 別 の 精 神 を生 か した繊 維 産 業 の あ り方 と し て、将 来 性 の あ る 中 国 に進 出 す る こ とは 企 業 と して 、 一 つ の 生 き る道 で もあ り、 国 際 化 時代 に適 応 した もの とい え よ う。 一144一

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参 考 文 献 1)金 森 久 雄 ・荒憲 治 郎 ・森 口親 司 編 「経 済辞 典 」 有 斐 閣(1990) 2)大 原 一 善 著 ・久保 國 忠 編 「要 約 中 国現 代 史 」 大 原 中 国 研 究 同好 会(1992) 3)新 開 陽 一 ・根 岸 隆 ・樋 口進 「近 代 経 済 学教 室 」 有 斐 閣(1990) 4)矢 野 恒 太 郎 記 念 会 編 「1992日本 国 勢 図会 」 国 勢 社(1992) 5)矢 野 恒 太 郎 記 念 会 編 「1992∼1993世 界 国 勢 図 会 」 国勢 社(1991) 6)石 橋 春 男 ・関 谷喜 三 郎 「ア ナ リス トの た め の 経 済 学 入 門 」 東 洋 経 済 新 報 社(1992) 7)大 蔵 省 「通 関統 計 」 平 成4年 分(1993) 8)東 洋 経 済 「海 外 進 出企 業 一 覧 」(1992年4月) 9)東 洋 経 済 「統 計 月 報 」2(1993) 10)日 本 銀 行 調 査 統 計 局 「経 済 統 計 月報 」(DEC1992) 11)伊 藤 忠 商 事 「繊 維 要 覧 」(1992) 12)中 国研 究 所 編 「中国 年 鑑91年 版 」 大 修 館 書 店(1991) 13)中 国研 究 所 編 「中国 年 鑑92年 版 」 大 修 館 書 店(1991) 14)日 中 経 済 協 会 合 作 合 弁 相 談 所 編 「'92中国 投 資ハ ン ドブ ッ クー 戦 略 と実 務 」(1992) 15)中 央 公 論11月 号(1992) 添 付 資料 図表1 図表2 図表3 図表4 日本 の衣料輸 入の国別統計 大 手 繊 維 メー カ ー の 事 業 転 換 と非 繊 維 部 門 の売 上 比 率 繊維 原料 の市 中相 場 我が 国の海外 進出企業件数 図表5-(1)中 華 人 民 共 和 国 の 基 礎 デ ー ター 図表5一 ② 中華 人 民 共 和 国 の 基 礎 デ ー ター 図表6 図表7 図 表8 図 表9 中 国 と欧 米 各 国 の 人 口 比較 経 済 特 区 と解 放 区 米 ドル 、 中 国 元 、 日本 円 の為 替 レー トの 推 移 世 界 の 国 別 一 人 当 り繊 維 消 費(1987.86) 14百 ユ47 148 14畠 149 150 151 152 ユ53 154

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図 表1日 本 の 衣 料 輸 入 の 国別 統 計 (百 万 ドル 、%) 国 名 順位 1989年 順位 1990年 順 位 1991年 韓 国 1 2,485(33.4) 2 1,902(26.1) 2 1,871(22.9) 中 国 2 2,122(28.5) 1 2,287(31.3) 1 3,109(38.1) 台 湾 3 683(9.2) 3 391(5.4) 3 357(4.4) 香 港 4 355(4,8) 4 287(3.9) 4 278(3.4) 計 5.645(75.9) 4.863(66.7) 5.612(68.8) イ タ リ ア 1 728(9.8) 1 1.069(14.6) 1 976(12.0) タ イ 2 197(2.6) 4 20212.8) 3 248(3.0) フ ラ ン ス 3 182(2.4) 3 210(2.9) 4 173(2.1) ア メ リ カ 4

157(2.1)

2 250(3.4) 2 396て4.9) イ ギ リ ス 5 150(2.0) 5 159(2.2) 6

122(1.5)

イ ン ド 6 69(0.9) 7 75(1.0) 7 95(1,2) イ ン ドネ シア 7 43(0.6) 6 107{1.5) 5 163(2.0) ド イ ツ 8 38(0.5) 8 54{0.7) 8 56(0.7) そ の 他 232(3.1) 308{4.2) 310(3.8) 合 計 7,441(100) 7,299(100) 8,157(100) 注)1+通 関 統 計 に よ り作 成 。純 衣 料 に 限 定(各 国 の 合 計 と合 計 数 字 は4捨5入 の 関 係 で 必 ず し も一 致 し な い) 2.()内 は 合 計100と し た 比 率(%) 3.衣 類 の 輸 入 は 圧 倒 的 にNIESが 約69%と 多 い 。(1991年)韓 国 に 替 わ っ て 中 国 の 比 率 が 約38%と 突 出 し て い る 。 4.1993年1月 発 表 され た 大 蔵 省 「通 関 統 計 」速 報 、1992年 分(1月 ∼12月)に よれ ば 、 全 衣 類 の 輸 入 は111億6,400万 ドル(前 年 比119.5%)に た い し、 中 国 は48億5,200万 ドル(前 年 比150.1%)と 伸 び て い る。(表 は 純 衣 料 で あ り、 通 関 統 計 速 報 は 全 衣 料 で あ り比 率 に 差 が 出 る) こ こ で 、注 目す べ きは 、中 国 か らの 輸 入 が 突 出 し て 多 く、(43.5%)、 こ の 傾 向 は 続 くと予 測 され る 。 い か に 中 国 の ポ テ ン シ ャ リテ ィ が 大 きい か を示 して い る 。 出 所:伊 藤 忠 商 事 ㈱ 「繊 維 月 報 」(1992年3月)P.6 大 蔵 省 「通 関 統 計 」 速 報 、(1993年1月)P.33.38 4000 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 韓 国 中 国 台 湾 香 港 イ タ リア フ ラ ン ス ア メ リカ イ ギ リス 韓 国 が 減 少 し 中国 が 増 大 、 イ タ リア は 健 闘 し て い る。 0 一146一

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図 表2大 手繊 維 メー カー の事 業 転 換 と非 繊 維 部 門 の 売 上 比 率 一 企 業 名 (非繊維 比率1 合 成 樹 脂 ・フ ィル ム その他 化成 品 メ デ ィ カ ル ・食 品 ・そ の 他 樹 脂(ポ リ オ レ フ ィ ン 、 ス 基 礎 化 学 品 、 有 機 溶 剤 、 化 医 薬 品 原 料 及 び 医 薬 品 、 調 旭化成工業 チ レ ン ア ク リ ル 、 ポ リ イ ミ ド、 メ タ ク リル)合 成 ゴ ム 、 学 肥 料 、 ラ テ ッ ク ス 、 火 薬 類 、 塗 料 原 料 、 人 工 皮 革 、 味 料 、 飼 料 、 冷 凍 食 品 、 ス ポ ー ツ 飲 料 、 食 物 繊 維 、 エ (83.8%) ル ム 各 種ポ リア セ ター ル 線 材 、 フ ィ 洗 剤 、 お む つ カ バ ー 、 炭 素繊 維 、カ ー ボ ン ウ ィ ス カ ー 、 機 器 、 海 水 分 離 シ ス テ ム 、イ ズ ウ ィ ル ス 分 離 膜 、 医 療 ス パ ン ボ ン ド 建 材 ク ラ レ 樹 脂(PVA、APS、PBT、PEN、PBI、メ タ ク リ ル 、 イ ソ ブ レ ン 化 学 製 品 、 基 礎 化 粧 料 、 各 種 ゴ ム 資 材 、 接 歯 科 材 料 、 人 工 臓 器 、 医 薬 品 原 料 、 抗 ガ ン剤 、 健 康 食 フ ィル ム(PVA) 着 剤 、 人 工 皮 革 、 不 織 布 、 品 、 健 康 機 器 、 医 療 機 器 、 (54.8%) 高 機 能 繊 維(ポ リア リレ ー コ ン タ ク ト レ ン ズ 、 光 デ ィ ト)衛 生 材 料 、 香 料 ス ク 、 フ ァ ミ リ ー 製 品 PVAス ポ ン ジ 他 化 粧 品(バ イ オ ロ紅 、 基 礎 各種 食 品 、 各 種 薬 品 、 医 薬 鐘 紡 PVAフ イ ル ム 化 粧 品 、 石 齢 等)人 工 皮 革 、 品 検 査 シ ス テ ム 、 医 療 自助 (51,3%) 樹 脂 用 チ ップ 接 着 剤 、 香 料 、 ガ ラ ス 繊 維 診 断 シ ス テ ム 、 歯 科 材 料 、 直 営店FC店 三菱 レ イ ヨン 樹 脂(メ タ ク リル 、ABS、 PBT)フ ィ ル ム(ポ リプ ロ 一 化 学 繊 維 、 炭 素 繊 維 、 人 工 芝 、 塩 ビ 用 強 化 剤 、 加 工 助 人工 臓器 用 中空 糸無 菌水 製 造装 置 、院 内感染 防止機 材 (49.1%) ピ レ ン) 剤 、 プ ラ ス チ ッ ク表 面 硬 化 電 子 材 料 、 大 理 石 調 建 材 、家 庭 用 浄 水 機 樹 脂(ナ イ ロ ン 、ABS、 有 機 化 学 品 、 触 媒 、 人 工 皮 人 工 腎 臓 、 医 薬 品 、 コ ン タ 東 レ PBT、PPS、PCT)フ ィ ル 革 、 接 着 剤 、 人 工 芝 、 衛 生 ク トレ ン ズ 、純 水 製 造 装 置 、 ム(ポ リエ ス テ ル 、 ポ リ プ 材 料 、 ス パ ン ボ ン ド、 炭 素 セ ラ ミ ッ ク 、 透 析 用 カ テ ー (44.O%) ロ ピ レ ン 、 発 泡 ポ リ エ チ レ 繊 維 、LSI用 材 料 テ ル 、フ ァ イ 純 水 製 造 装 置 、 ン) プ ラ ン ト輸 出 、訪 問 販 売 日 清 紡 績 樹 脂(ウ レ タ ン 、 尿 素) 家 庭 用 紙 製 品 、 衛 生 材 料 、 自 動 車 部 品 、 工 作 機 械 (36.1%) ラベ ル 製 品 樹 脂(ポ リ ア リ レ ー ト 、 ポ 弾性体 系 強化 剤及 加工助 剤 UKカ テ ー テ ル 、 試 薬 、 医 ユ ニ チ カ (35.2%) リ エ ス テ ル 、 ナ イ ロ ン 、 メ ラ ミ ン 、 熱 硬 化 性)フ ィ ル ム(ポ リエ ス テ ル 、 ナ イ ロ ス パ ン ボ ン ド、 人 工 皮 革 、 接 着 剤 、 人 工 芝 、 脱 臭 剤 、 ガ ラ ス 繊 維 療 用 機 器 、 純 水 製 造 装 置 、 人 工 皮 膚 、 人 工 補 助 膀 胱 、 清 涼 飲 料 水 ン 、 ポ リプ ロ ピ レ ン) 帝 人 樹 脂(PET、PBT、ー ボ ネ ー ト)フ ィ ル ム(ポポ リ カ 有 機 化 学 品 、ス パ ン ボ ン ド、 高 機 能 繊 維(PEEK、PEI、 各 種 医 薬 品 、EIA診 断 薬 及 診 断 装 置 、 医 療 用 酸 素 濃 縮 (34.7%) ン 、 ポ リ カ ー ボ ネ ー ト)リ エ ス テ ル 、 ポ リ プ ロ ピ レ PPS、 ア ラ ミ ド) 器 、 人 工 腎 臓 、 人 工 肝 臓 、血 液 浄 化 器 、 在 宅 医 療 機 器 樹 脂(ポ リ エ ス テ ル 、 ナ イ 活 性 炭 素 繊 維 、 塗 料 、 接 着 臨 床 検 査 薬 、エ イ ズ 診 断 薬 、 東 洋 紡 績 ロ ン 、 ポ リ プ ロ ピ レ ン 、 感 剤 、 ス パ ン ボ ン ド、 印 刷 材 医 用 機 器(無 菌 水 製 造 装 置 、 光 、 凸 版 用)フ ィ ル ム(ポ 料 、 プ リン ト基 板 、 逆 浸 透 生 化 学 分 析 機 器)、人 工 補 助 (23.5%) リ エ ス テ ル 、 ナ イ ロ ン 、 ポ 膜 、 空 気 浄 化 フ ィル タ ー 心 臓 、 水 苔 、 培 地 、 制 限 酵 リ プ ロ ピ レ ン) 素 東 邦 レー ヨン (17.9%) ア ク リル 樹 脂 炭 素 繊 維 、 同複 合 製 品 、 活 性 炭 素 繊 維 、 耐 炎 繊 維 水 産 物 養 殖 、 食 品 添 加 物 、 医 療 機 器 、 建 材 、 情 報 サ ー ビ ス 注)1.各 社 の 決 算 書 よ り作 成 、()内 は91年 度 の 非 繊 維 事 業 の 売 上 比 率 2.ト ップ は旭 化 成 工 業 の83.8%か ら東 邦 レー ヨ ンの17.9%ま で あ る が 、 付 加 価 値 の 高 い 事 業 に 転 換 し、 企 業 の 存 続 発 展 を 図 っ て い る 。 比 率 順 に並 べ た が 企 業 の 規 模 で 販 売 量 は 異 な る。 3.鐘 紡 は 非 繊 維 の 比 率 が50%を 越 え て お り、 繊 維 とい う よ り も化 粧 品 と い う感 じが 強 い 。 注 目す べ き点 は 、上 記 企 業 は 、そ の 技 術 力 を 生 か し、転 換 に 成 功 し、空 洞 化 を避 け 、東 南 ア ジ ア の 繊 維 企 業 と の 棲 み 分 け を 図 っ て い る こ と で あ る 。 出 所:繊 維 グ ル ー プ 企 画 統 括 室 「繊 維 要 覧 」 伊 藤 忠 商 事(1992)P.19参 照

図 表1日 本 の 衣 料 輸 入 の 国別 統 計 (百 万 ドル 、%) 国 名 順位 1989年 順位 1990年 順 位 1991年 韓 国 1 2,485(33.4) 2 1,902(26.1) 2 1,871(22.9) 中 国 2 2,122(28.5) 1 2,287(31.3) 1 3,109(38.1) 台 湾 3 683(9.2) 3 391(5.4) 3 357(4.4) 香 港 4 355(4,8) 4 287(3.9) 4 278(3.4) 計 5.645(75.9) 4.863
図 表2大 手繊 維 メー カー の事 業 転 換 と非 繊 維 部 門 の 売 上 比 率 一 企 業 名 (非繊維 比率1 合 成 樹 脂 ・フ ィル ム その他 化成 品 メ デ ィ カ ル ・ 食 品 ・そ の 他 樹 脂(ポ リ オ レ フ ィ ン 、 ス 基 礎 化 学 品 、 有 機 溶 剤 、 化 医 薬 品 原 料 及 び 医 薬 品 、 調 旭化成工業 チ レ ン ア ク リ ル 、 ポ リ イ ミ ド、 メ タ ク リル)合 成 ゴ ム 、 学 肥 料 、 ラ テ ッ ク ス 、 火
図 表5一 ② 中華 人 民 共 和 国 の 基 礎 デー ター GNP 約3,678億 ドル(1991年) 一 人 当 りGNP 約318ド ル(1991年)(世 界 銀 行 統 計1990年 で は370ド ル) 経 済 成 長 率 GNP成 長 率9.6%(1979〜88年 平 均)でNIESを 上 回 る 。1991年 は7.0% 国 家 財 政 連 年 に わ た る 赤 字 。1991年 歳 入3,610.9億 元 、歳 出3,813.6億 元 。 赤 字 は202.7億 元 食 糧 生 産 1
図 表6中 国 と欧 米 各 国 の 人 口比 較 国 名 面 積 万 ㎞ ・ 人 口 万 人 国 名 面 積 万 ㎞・ 人 口 万 人 西 欧(ア イ ウエ オ順) ア イ ス ラ ン ド ア イ ル ラ ン ド イ ギ リ ス イ タ リ ア オ ー ス ト リ ア オ ラ ン ダ ギ リ シ ャ サ ン マ リ ノ ス イ ス ス ウ ェ ー デ ン ス ペ イ ン デ ン マ ー ク (東)ド イ ツ 注2 (西)ド イ ツ ノ ル ウ エ ー バ チ カ ン 一一10.37.024.430.18.
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