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The effect of laughter measured by scoring facial expressions: observation study

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Academic year: 2021

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氏 生 年

学位論文審査結果の報告書

阪本 本籍 名 月 (国籍) の種類 日 学位授与の条件 学位規程第5条該当 (博士の学位) 文題目

The effect of laU宮hter measured by scoring facial expressions

Observation study a召和 5 6年1 0月 博 大阪府 士 医第1305号 8日 (医学) 学イ立 (表情のスコア化によって測定される笑いの効果:観察研究) 学位論文受理日 学位論文審査終了日 審 査 委 2019年 2020年 (主査) 1ヒ (副主査)

@

導 (副主査) 28日 23日 教

稲瀬正彦

(副査)

重吉康史

三井良之

小山敦子

-13-学位記番号 亮 ,印ン ゛"'イ 蛾ゞ

月月

0 1

1 員 1

圃圃

員 論

(2)

1)論文内容の要旨 【目的】笑いは人間にとって普遍的な感情であり重要である。笑いは健康長寿の一助となると考えられてぃ るが、笑いの効果を実証した研究は少ない。本研究では、笑いによる、QOLや長期的な心理状態の変化を明 らかにする事を目的とした。 【対象と方法】健常成人22名を対象とした。被験者には、漫才、落語、喜劇などを鑑賞するという、笑い を誘発する介入をーケ月の間に3回実施し、介入前後におけるQOLや心理状態の変化を質問紙法によって調 べた。加えて、漫才、落語、喜劇などの鑑賞時には、被験者の表情データと脈拍や呼吸などのバイタルデー

夕を取得した。表情データは、表情スコア化システム(Hum飢 Visi伽 Compon.nts, OMR0酔幻を利用し

て、笑いや驚きの表情を定量化した。

【結果】 MOS 36-1tem short-FOTm Health surveyで調査した健康関連QOLにおいては、各スコアの介入 前後での有意な改善は認められなかった。しかし、 profile of Mood stateS の調査では、介入前後で緊

・不安や怒り・敵意、疲労などのスコアが有意に改善した。特に、 viS如IA始10g scaleで測定した 「心から笑えている」スコアが介入後に増加している被験者では、このような改善傾向が強かった。 【考察】本研究では、笑いにより緊張や不安などが軽減する可能性が示されたが、笑いがQOLを改善すると いう直接の結果は得られなかった。笑いがQOLの改善に寄与するかどうかについては、笑いを誘発する介入 方法や被験者の環境要因などを勘案して、さらに検討を加えていく必要がある。 笑いは健康増進に重要である、と一般的に考えられているが、実証的な研究は極めて少ない。本研究は、笑 いによるQOLの改善効果を検証する壮大な研究プロジェクトの端緒となるものである。今後、笑いを誘発す る介入方法や被験者の笑っている状態、環境要因などを考慮に入れて、さらに研究を推進していく予定と なっている。また、笑い誘発時の表情データやバイタルデータを解析することで、笑いの効果をさらに精緻 に検討していくことも可能である。 当研究は心身医学分野における独創的研究であり、同分野の発展に大いに寄与する研究論文である。 の を=ι 2)審査結果の要旨 阪本亮氏の博士学位論文に対する最終試験は、 2019年12月25日18時から小講堂で実施された。 まず、阪本氏が本研究を遂行するに到った背景、対象と方法、結果、考察等を口頭で発表した。笑いのQOL などに対する効果を定量的に調ベた結果にっいて、よくまとめられた、わかりやすい発表であった。 続いて、副主査と主査が研究に関する疑問点を質した。 三井教授からは、研究に使用した表情スコア化システムがどのようなロジックで作動しているのか、多くの 評価項目の中で特にPOMSで笑いの効果が認められたのはなぜか、約30日間の検査期間中に被験者に起こっ たイベンN才影響しなかったのか、男性と女性のユーモアの感じ方の違いとは何か、りラツクスの効果を定 量化できないのか、などの質問がなされた。重吉教授からは、表情スコア化システムを使って笑いをどのよ うに評価したのか、刺激呈示中の笑いの回数が評価項目の何かと相関しないのか、笑いによってQOUこどの ような効果が生まれると期待していたのか、笑いによるりラックス効果とは何か、などの質問がなされた。 主査は、定量化された表情データをもっと活用できないのか、VASによる笑いの評価によって2群に分けて 検討したのは適切か、笑いを生み出す脳のしくみはどうか、笑いはどのような機序でQOLを改善する可能性 があるのか、などを問うた。 これらの質問に対して、阪本氏は、これまでに報告されている研究を引用し、科学的根拠に基いて的確にわ かりやすく応答した。質疑に対する応答や論文内容から、心身医学にっいて優れた見識を有することが確認 された。 したがって、主査と副主査は、合議の上、提出された学位論文が、確かに阪本氏の研究成果であることと学 位論文にふさわしい内容であること、阪本氏が学位授与にふさわしい心身医学の研究者としての能力を持っ ことを確認し、最終試験を合格と判定した。 3)最終試験の結果 合格 4)学位授与の可否 可 -15-△ Jノ

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