酸素と窒素原子を含有するジアリールエテン誘導体のフォトクロミズム
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(2) 合成した各化合物は、1H NMR,質量分析(GC・. 長270nmの光を照射すると、閉環体を有する. MASS)により構造確認を行った。. 3bへ異性化反応を起こし、272nmの吸収が減 少して446nm(ε2.51x103Lmo1一ユ。m’1)に吸収. 極大が現れている。開環体4aの場合も3aと同. 2.結果と考察. 図4左に開環体1aのヘキサン溶液中における. 様に274nm(ε6.47×ユ03Lmo1−1cm’1)吸収極大. 吸収スペクトルを示す。伯は、276nm(ε3.41. を有する(図5右)。波長270nmの光照射によっ. ×104Lmo1・1cm−1)に吸収極大を有する。波長. て、466nm(ε1.18×103Lmo1’1cm’1)に吸収極. 313nmの光を照射すると、閉環体を有する竹. 大を有する4bへ異性化反応を起こした。波長. へ異性化反応を起こし、276nmの吸収が減少し. 270nmでの光定常状態における閉環体の割合. て462nm(ε1.43x104Lmo1’1cm’ユ)に吸収極大. は、3aでは9.0%、4aでは20.0%であった。こ. が現れた。化は可視光によりもとの1aへと戻. れも同様に、ブチル基を導入した影響であると考. った。開環体2aの場合も1aと同様に279nm(ε. えられる。. 3.56x104Lmo1’1cm’1)に吸収極大を有する(図4. イソオキサゾール誘導体の閉環体3b,4bにつ. 右)。波長313nmの光照射によって、482nm(ε. いても化,2bと同条件で熱安定性を調べた。そ. 1.25x104Lmo1−1cm’1)に吸収極大を有する2b. の結果、両化合物とも熱退色を示し、特に、ブチ. へ異性化反応を起こした。波長31311mでの光定. ル基を導入した4bにおいて著しい退色が見られ. 常状態(PSS)における閉環体の割合(実測変換率). た。. は、伯では85.8%、2aでは94.7%であった。変. ‘’. 一一一 o一,. 換率の向上は、ブチル基を導入することにより、. o’. Ra. ・一. Sa. 一4b. 生. 一3b. o.‘. 一一一. o』. ].5. oSS(270nm). ・一. oSS(270nm). ’』. 光明環反応しやすい構造である開環体のアンチ. …. 害. 0.,. …. と. パラレル構造の割合が増えたためであると考え. 0.1. 0.1. p出’“二{一’一 i口 ’皿 肥 6口 1回. 、■. A’・. ,。. o. られる。. o.,. 、. f・. 0. ㎜. 一一・■!‘二’占. o. 耐. ㎜. 皿. □■}.I“一^’^・ 帖帖I舳一一ノ” ,wo1訓■冊/[“ 帖咄帖耐^ノ㎜. また、デカヒドロナフタレン溶液中における閉. 図53,4のヘキサン溶液中における吸収スペクトル. 環体化,2bの80℃(空気中)での熱安定性を調べ. 3.結論. た結果、両化合物とも熱退色しなかった。 1. 一一一 o.’. Pa. 1. ・PSS(313nm). o。■. 一一一. ^. 仙. ^. 、. o.●. オキサゾール誘導体2a及びイソオキサゾール. Qa. 2b. 一PSS(313nm). 1 呂…o・o. 』』o…. o.’. 皇阯. 、. は、全て紫外光照射により閉環体1b・4bが生成 、. 、. o.壬. ’1 ,. し、可視光によって元の開環体佃・4aが生成し、. 皿ミ. 1. 、. 、. 1. ・ ‘. 一 一 ・ 一. 四コ ’n !皿 口0 刷 ,^■olo咄{ハ。. 誘導体3a,4aの合成法を確立した。開環体1a・4a. 、. o. ■ ・■ 一・ ・一一. 皿. m. 茗口. ㎜. ㎜. ^帥。1訓ぶh/…. 図41・2のヘキサン溶液中1こおける吸収スペクトル. 可逆なフォトクロミック反応性を示した。反応部. 位のアルキル置換基にブチル基を導入すること で光閉環反応性が向上し、閉環体の生成率が向上. 一方、開環体3aのヘキサン溶液中における吸. した。. 収スペクトルを図5左示す。3aは、272nm(ε. 主任指導教員尾関徹. 6124x103Lmo1.1cm−1)に吸収極大を有する。波. 指導教員山口忠承. 一359一.
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