ADHD児のスピーチ学習に関する指導パッケージの検討 : 実行機能の役割に焦点をあてて
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(2) を補わせ、不要な語を消去させた。またワー. ごとば」をモニタリングでき、客観的にとら. プロのカット&ぺ一ストを活用し、文の並べ. えることが可能となった。それにより文脈か. 替えをさせ、よりよい文の順序を考えさせた。. らはずれた文や、ことばが不足している文を. 追加指導では、ワーキングメモリを補うた. 探し、訂正することができた。また、ワープ. めの新たな教具を導入した。対象児に、教具. ロは文章を修正する前、途中、完成した文章. を操作させながら、スピーチを行わせた。. を一度に見ることができ、振り返りが可能と. w結果. なった。これにより、対象児はことばの「評. カテゴリーカードを用いて、テーマに必要. 価」ができるようになり、文の前後を考え、. なことばを取捨選択することができた。ワー. つながりを意識したスピーチが可能となった。. プロの文を見ながら、文の修正や文の並べ替. 教具の工夫による視覚化が、ワーキングメ. えを繰り返し行い、文脈にそった文章構成を. モリの負荷軽減につながり、注意が持続でき. 考えることができた。また、文字化された最. た。このことがr行動抑制」をうながすこと. 初のスピーチと推敲後の文章を見比べて、ど. につながったと考える。r行動抑制の弱さ」を. こが変化をしたのか考えることができた。. 軽減できたことで、多くの情報から必要な情. V 研究I(スピーチカの総合評価). 報を取捨選択することができた。情報の抑制. スピーチテストを実施した。対象児に出題. ができたことで、注意を持続し、必要な情報. したテーマに従い、毎回15個程度のスピー. が整理しやすくなり、文脈が維持できるよう. チをさせた。そのテストの結果を分析し、指. になった。よって、指導前よりも流暢なスピ. 導パッケージの般化・維持を測定し、指導の. ーチができるようになったと考える。. 効果を分析した。. 般化・維持については、指導を終えてから. VI結果. もカテゴリーカードは記憶され、活用されて. 時間経過に伴い、繰り返しやことばにつま. いた。このことから、視覚優位の児童にとっ. ることが減り、流暢なスピーチができるよう. て、イラストによるカテゴリーカードは記憶. になった。それに伴い話題が移り変わること. に残りやすく、有効な教具であると考える。. がなくなり、文脈が維持されるようになった。. また、指導後時間が経つにつれ、スピーチ. V皿考察. の流暢性が高まった。これは、スピーチをワ. 実行機能の役割に、照らして考察をする。. ープロでモニタリングできるようにするなど、. カテゴリーカードは、テーマを説明するた. ワーキングメモリの負荷を軽減させた指導が、. めに必要な観点(カテゴリー)を選択する手段. 意識的にモニタリングをしようとすることに. として活用できた。取捨選択ができたことで. っながったためではないかと考える。. 情報が整理しやすくなり、テーマに沿ったス. 以上から、語彙は豊富にあるが、文脈が維. ピーチを「計画立案」できることにつながっ. 持されないADHD児のスピーチ指導は、従. たと考える。. 来の国語的なアプローチだけでなく、実行機.. ワープロを使っての並べ替えは、「書く」負. 能の役割に焦点をあてたアプローチをするこ. 荷を軽減したことで、繰り返しの推敲を可能. とで、効果的な指導ができると考える。. とした。ワープロで筆者が対象児のスピーチ. 主任指導教員 宇野宏幸. を即時に文字化にしたことで、自分の「話し. 指導教員 宇野宏幸.
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【大塚委員長】 ありがとうございます。.