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環境中のトリクロロエチレン, テトラタロロエチレン及び1, 1,1-トリクロロエタン

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Academic year: 2021

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(1)横浜国大環境研紀要13:9−13(Ⅰ986). 環境中のトリクロロエチレン,テトラタロロエチレン 及び1,1,1−トリクロロエタン Trichloroethylene,Tetrachloroethylene and l,1,l−TrichloroethaneintheEnvironment. 松野 武雄* Takeo MATSUNO*. SynopsIS. Tri−andtetrachloroethyleneandl,1,1−trichloroethaneoften detectedintheenvironment. havebeensaidtobeasuspectcarcinogentohumanhealth. Thus,thesechlorinatedorganiccompoundslevelsin ambient air and surrounding wa− ters,analytlCalprocedures,COntaminationanddegradationmechanismsarereviewed.. は約1万t増加している。. 1. はじめに. トリクロロエチレン等による環境汚染とくに地下. トリクロロエチレン(CHCl=CC12),テトラクロ. 水汚染は飲料水の安全性の点から各方面から関心を. ロエチレン(CC12=CCl2)及び1,1,1−トリクロロエタ. 持たれてきているが,とくに昭和56年に東京都一存中. ン(CH3CC13)〔以下,これ等を一括して,トリクロ. 市や川崎市で初めて問題となり,環境庁では毎年工. ロエチレン等と略記する〕は,機械,電気,半導体,. 場や家庭用井戸について汚染状況の調査を行ってき. 化学,メッキ工場,クリーニング業界などで脱脂洗. ている。最近,昭和61年2月28日に環境庁から発表. 浄剤として広範囲に使用されている。しかし,これ. された昭和59年未における480市町村で実施された. 等の塩素化有機溶剤は,人体に対して発がん性の疑. 実態調査の集計によると,厚生省の定めた水道水の. いがあることからトリクロロエチレン等を含む排水. 暫定基準(CHCl=CCl20.03mg/E以下,CC12=CCl2. の地下穆透及び公共用水城への排出に関して,暫定. 0.Olmg/E以下,CH3CC130.3mg/E以下)を越えた. 排出濃度目標が昭和59年8月2日に設定(通商産業. 濃度のトリクロロエチレン等を含有する井戸が新た. 省立地公害局長)された。すなわち,. に10府県で検出され,合計すると全国で19都道府県 の48市区町村にまで及んでいることが明らかとなっ. (地下港透) (公共水域への排出). CHCl=CC12 0.03mg/E以下 CC12=CC12. 0.01 11. CH3CC13. 0.3. /1. 0.3mg/E以下 0.1 IJ 3. た。. このような背景の下に,化審法(化学物質の審査 及び製造等の規制に関する法律)の改正が,昭和61. /I. となっている。. わが国におけるトリクロロエチレン等の昭和60年 における生産量は,CHCl=CC12が72,536t,CCl2=. 年4月25日に国会で成立した。これは,先端産業や 技術革新の著しい最近の状況変化に対応した内容を 盛りこんだものであり,この改正によって,トリク ロロエチレン,テトラクロロエチレン及び1,1,1−ト. CC12が71,917t,CH3CC13が120,032tとなっており,. リクロロエタンは新しく指定化学物質となり,事前. 前年の昭和59年と比較すると,トリクロロエチレン. 審査,輸入,製造等に閲し規制を受けることとなる. が僅かに減少したのに対し,1,1,1−トリクロロエタン. 予定である。そこで,トリクロロエチレン等の環境. *横浜国立大学名誉教授. ProftssorEmeritus,YokohamaNationalUniverslty (1986年6月30日受領). 中における濃度,汚染機構,分析方法,除去分解方 法などについて,以下に述べる。.

(2) 10. 前者の40∼100倍にも達していた。さらに,山間部大. 2.大気中のトリクロ=ロエチレン等の濃度. 気の測定結果5)によると,神戸市の六甲山頂(標高. わが国の昭和60年におけるトリクロロエチレン等. 900m,6∼10.50C)及び篠山城跡(標高200m,120c). の出荷量は,合計して約24万tであるが,種々のユー. におけるトリクロロエチレンの平均濃度は853及び. ザーでの使用量の67%が環境中に放出されているが,. 1,013ng/m3,テトラクロロエチレンは586及び741. その大部分は大気中へ放出するといわれていると)さ. ng/m3であった。なお,東京都の大気平均濃度とし. て,トリクロロエチレン等の大気中のバックグラウ. ては,トリクロロエチレン6,400ng/m3,テトラクロ. ンド濃度は,Tablelに示すように推定されている喜). ロエチレン8,000ng/m3であー),曇天>晴天>雨天の. Tablel Surfacelevelbackgroundconcentration. 順に低くなっていたe). ng/m3. ppt. 1. つJ qノ. CCl2=CCl2 CH3CC13. は,どのような挙動を示すであろうか。クロロホル ム(CHCl3)と同様に,大気中に存在するOH・(ヒ ドロキシラディカル)との反応で,最終的にはCO2. 5. とHClに分解される。いま,OH・の平均濃度が2×. 8. ところが,アメリカの主要7都市における大気中. 5 0 0 1. 0 7 1 8 3 8. CHCl=CC12. では,大気中に放出されたトリクロロエチレン等. 106分子/cm3(12時間)のとき,分解反応の速度定数. の平均濃度は,Table2の上部に示すようにバック. た〔(分子/cm3) ̄1・S▼1,300K),大気中の滞留日数及. グラウンド濃度の数倍乃至数十倍になっている芝)ま. び12時間日照時の1日当りの分解率(%)は,Table3. た,ロサンゼルス,フェニックス及びオークランド. に示すようになる≡)したがって,トリクロロエチレ. 3都市において1979年4∼6月の2週間に亘って測 定した大気中平均濃度もTable2の下部に示す三). ン等の濃度の1日における経時変化は,昼間に極小 値が見られる。. 一方,わが国の大気中濃度の測定例4)として,横. 最近,南極の昭和基地における大気中濃度の測定7). 浜国立大学キャンパス内地表大気濃度(1983.7.15. によると,トリクロロエチレン及びテトラクロロ. 測定)は,CHCl=CCl2が4,173ng/m3,CC12=CCl2. エチレンは検出限界以下(<0.5ppt),1,1,1−トリクロ. が1,618ng/m3,CH3CC13が5,866ng/m3であった。ま. ロエタンは約490ng/m3であった。. た,千葉県にある化学工場周辺大気の平均濃度は, Table2 Concentrationsofchemicalsin urban air(U.S.A.) (ng/m3). 0. 00. 5 0 8. 00. 4. 7 5 4 nフ. lOOO. 1. 0akland. 3. 2127 2577. 2. LosAngels Phoenix. CH3CC13 0 0 5 ′0 5 1∩フ1つ﹂つ0J 4 2 2 2. 1. Chicago. ノ 0 0ノ 00 1 8 1 q0 7 7 7 7 nフ. Staten Island Pittsburgh. 7 2 ‘U 2 ∩フ 7 0ノ 2 つム 2 っJ 1 2 っJ. 1. Denver Riverside. CC12=CC12. 7. St.Louis. つJ 1 3 つJ ′0 5 ︵XU 7 0 /b つJ Oノ 1 0 7 ′んU O ′0 父U 5 2. CHCl=CCl2 Houston. Table3 Estimatedresidencetimesanddailychemicallossratesofchemicals. Lossin oneday. Rateconstant ResidenceTime lO12・koH・. 2. 1. 0. ﹂. 2. CCl2=CC12. 0. CH3CC13. 7. CHCl=CC12. (days). (%). 0.

(3) III. Table4 ConcentrationsofCHCl=CC12,CC12=CC12and CH3CC13intapwaters(ppb) A. B. Max. Min. Mean CHCl=CC12 CC12=‘CC12. CH3CC13. 3.O 3.5 1.7. ND. O.21. 0.0I 0.b2. C. Max. Min. Mean 0.48. ND. O.32. 0.52. 0.22. 0.63. 3.環境水中のトリクロ=ロエチレン等の濃度. O.04. 0.01 0.01. Max. Min. Mean. 1.1 0.01 0.03. 0.01 0.04. 0.08. 0.01. 0.63. 0.02. テトラクロロエチレンND∼0.08平均0.04ppb,1,1,1−. 3−1水道水. ト))クロロエタンND∼0.10平均0.04ppbとなってい. アメリカのEPAの調査結果によると,New Orlea−. る。. ns市の水道水中には,トリクロロエチレンは不検出. 0.Ol. 0.01. 3−6 地下水. または検出,テトラクロロエチレンは検出または0.4. 汚染されていない通常の地下水中のトリクロロエ. ∼0.5ppbという1975年当時の報告8)がある。わが国. チレン等濃度は,ND∼0.00xppbオーダであるが,. の水道水については,加藤等9)が1984年5∼6月に. 最近は全国各地の井戸水からWHOのガイドライン. かけて,東京都とその近郊の都市域(A),関東平野. (CHCl=CC1230ppb,CC12=CCl写10ppb)を越え. 北部の地方都市(B),関東地方北部から新潟,福島. る地下水汚染が発見され,各方面の関心を呼んでい. にかけての山間部町村(C)の3地域に大別して,そ. る。たとえば,トリクロロエチレンの場合,兵庫県. れぞれの地域の水道水の分析をキャピラリーカラム. 太子町で調査(1983・11∼1984・2)した井戸水236検体. を備えたECD−GCで分析を行っている。結果をTa−. 中,上記ガイドラインを越えたものは,96検体もあ. ble4に示す。ここで,NDは不検出である。. り検出濃度も10,000ppbに及んでいる。. 3−2 河川水. 奥多摩湖から川崎市をへて東京湾に注ぐ多摩川水 系の11地点で採取した河川水の分析10)によれば,. CHCl=CC12はND∼3.6ppb,CC12=CC12はND∼ 0.36ppb,CH3CC13はND∼0・48ppbであった。また, 利根川水系のⅠ4地点で測定(1977年)した結果10)に. よるとCHCl=CC12は0.17∼9.5ppb,CC12=CC12は ND∼8.8ppb,CH3CC13はND∼4・2ppbとなってい る。. また,テトラクロロエチレンの場合,山口県下松 市及び長野県岡谷市の井戸水(1983・7)から180ppb の検体が発見されている。. 4.トリタロロエチレン等の汚染機構 トリクロロエチレン等の環境汚染機構とくに汚染. 経路12)については,事故による突発的な流出,配管 ・貯蔵タンク及び貯水池からの漏洩,取扱い不注意 や不法投棄による汚染等異常事態によるものと,正. ㌻3 海 水. 常の取り扱い過程でも起こるつぎのような経路があ. アメリカのサンフランシスコの北西40kmのPoint. る。. Reyesの海水をⅠ975年に分析した結果11)によると,. 本来,常温で液体であるトリクロロエチレン等の. トリクロロエチレン0.153ppb,テトラクロロエチレ. 取り扱い過程での大気への移行は,これ等塩素化有. ン0.149ppb,1,1,トトl)クロロエタン0・140ppbとな. 機溶剤自身が水に難溶性,揮発性のため,あるいは. っている。一方,わが国の測定結果5)によると,大. 水に溶存している場合でも蒸発・揮散速度13)が比較. 阪湾でCC12=CC12はND∼0.66ppb平均して0・21ppb,. 的速いために起こる。さらに,トリクロロエチレン. 播磨灘ではND∼2.5ppb平均して0.58ppbである。. 等を含む排水に対し,含有濃度を低下させるために. 3−4 湖 水. しばしば行われる曝気処理によっても大気へ多量に. 神奈川県秦野市近くの震生湖は,河川水の流入の. 移行する。このようにして大気へ侵入したトリクロ. ない自然湖であるが,この湖水の分析結果10)による. ロエチレン等は,大気中で移流,拡散,化学反応を. と,トリクロロエチレンは0.013∼0.12ppb平均0・049. 行うが,一部は雨,雪,降下ばいじんと共に地上や. ppb,テトラクロロエチレンは0・002−0・24ppb平均. 表面水上に降下する。この内,表面水に移行したト. 0.010ppbであった。. リクロロエチレン等は流れと共に移流・拡散,ある. 3−5 雨 水. いは他の環境水に移行,さらには化学反応で分解す. 昭和57年8月∼12月の神戸市における測定5)によ. る。なお,この間に一部は再び大気へ蒸発したり,. ると,トl)クロロエチレンND∼0・21平均0・02ppb,. また一部は表面水と共に土壌に移行する。さらに,.

(4) 12. 取扱い作業場の排気口から排出される気体のトリク. 中の濃度を算出するという簡易・迅速分析法を開発. ロロエチレン等は,その比重が空気の4∼5倍ある. したさ5). ので,時には地上に降下して土壌汚染の原因となる。 この他,埋立てられた廃棄物から水を介して土壌に. 6.水中のトリクロロエチレン等の除去及び 分解. 侵入する場合もある。このようにして土壌中に入っ たトリクロロエチレン等は,土壌中を移動する間に. ppmオーダのトリクロロエチレン等で汚染されて. 土壌粒子と吸・脱着を行ったり,微生物分解を受け. いる地下水を処理して10ppb程度の水にする方法と. たりする。このようにして,土壌を汚染したトリク. しては,曝気法と粒状活性炭による吸着法が推奨さ. ロロエチレン等は,表面水とか天然水を介して,地. れていると6)詳細は省略するが,1,000ガロンの地下水. 下水へと移行する。この地下水の滞水屑中での移動. の処理費として,曝気法では8.9−29.6セント,二段. は,非常に複雑でかつ広範囲に及ぶものである。. 式粒状活性炭法では48セント∼2.52ドルと言われて. 5.分析方法 5−1大 気 大気試料については,電子捕獲型(ECD)ガスク. いる。. 一方,水中に含まれるトリクロロエチレン等を水 中に生成させたOH・との反応で分解する方法もある。 たとえば,不均一系光触媒を用いる方法17)によれば,. ロマトグラフとかガスマス(GC−MS)によって通常. n型半導体であるTiO2粉末を0.lwt.%試水に懸濁さ. 測定するが,試料を直接注入する場合と濃縮管で濃. せ,320∼440nmの紫外線を照射すると,下に示すよ. 縮してから注入する方式とがある。なお,ppmオー. うな反応でOH・が生成し,. ダの作業環境濃度の測定には,簡易法としてガス検 知管の使用が便利である。 5−2 環境水. 試水中のトリクロロエチレン等の分析方法として は,直接注入法,ヘッドスペース法,パージトラッ. プ法,液一液抽出法及び吸着溶出法によるECD−GC. 刀−TiO2」牡→P++e−. H20+P十. >OH・+H+. OH ̄+P++>OH・ H++02+e ̄一一一→HO2. 2HO2→H202」牡→20H・. を用いるのが一般的であー),精度もよい。しかし,. 生成したOH・は,試水中のトリクロロエチレンと反. 1種類だけのトリクロロエチレン等を含む試水の場. 応して,最終的にはCO2とHClに分解される。. 合には,簡便法として化技研の報告14)が参考になる。 たとえば,,ドライクリーニング機排水中のテトラク. CHCl=CC12+H20+3/202→2CO2+3HCl. ロロエチレンの簡易定量法は,つぎのように行う。. 試水中に10ppm含まれているCHCl=CC12が分解さ. 200m£注射筒に排水100mゼを採取し,さらに空気100. れて1ppmになる迄の時間は約6分である。. mゼを吸引し,よく振り混ぜる。つぎに,注射筒を上. また,試水にH202を添加して低圧水銀灯により紫. に向けガス検知管を接続後,注射筒内の空気100mゼ. 外線(>220nm)を照射してOH・を生成させ,試水中. をガス検知管に通し,着色層の先端部の読みから,. のクロロホルムを分解するという報告18)もあるが,. 気液平衡で空気中に分配されたテトラクロロエチレ. トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンにも応. ン濃度を求め,これを排水中濃度に換算するもので. 用できると考えられる。. ある。実験によると,テトラクロロエチレンを含む. つぎに,雨水等が土壌層を通して滞水屑に入る間. 排水を公共用水城に排出するときの暫定指導指針の. におけるトリクロロエチレン等の微生物分解に関す. 0.1mg/盟の濃度までは測定可能としている。 ところが,上記の方法は試料排水中にトリクロロ エチレン等を同時に2種類以上含有する場合には適. る報文19)によると,テトラクロロエチレンは徐々に 分解されて,トリクロロエチレン,Cis−1,2−ジクロ. ロエチレン,Trans−l,2−ジクロロエチレン,ジクロ. 用できない。そこで,この問題を解決するために,. ロメタンを生成するが,一方土壌中における嫌気的. 筆者等は,排水試料中のトリクロロエチレン等を少. 分解では,トリクロロエチレンから1,2一ジクロロエ. 量のキシレンのような有機溶剤へ抽出・濃縮した後,. チレンは生成するが,1,トジクロロエチレンは生成. このキシレンの一部を約700Cに加熱された分離管に. しないとの報告20)もある。さらに,土壌一地下水系. 注入することにより,経済的に分離管から溶出する. における微生物分解21)で,テトラクロロエチレンは. トリクロロエチレン等のガス濃度をそれぞれの対応 するガス検知管で測定し,検量線を用いて排水試料. トリクロロエチレン,Cis−1,2−ジクロロエチレン, Trans−1,2−ジクロロエチレン及び塩化ビニルが逐次.

(5) 13. 的に生成し,トリクロロエチレン生成の半減期は2 日以内としている。また,室温でゆるやか(mild)な 加水分解も起こり,その半減期は0.73年と言われて. 3)H・B・Singh,L・J.Salas,A.).Smith,H.Shigeishi,. Atmos.Environ.,15,601(1981) 4)花井,加藤,横浜国大環境研紀要,11,17(1984) 5)奥野年秀,兵庫県公害研報告,No.16,23(1984). いる≡2). 7.環境中におけるトリタロ=ロエチレン等の 分配予測モデル. 6)T・Ohta,M.Morita,I.Mizoguchi,Atmos.Envi− ron.,10,557(1976);11,985(1977). 7)巻出義紘,極地,21,No.2,10(1986). l. 環境に排出されたトリクロロエチレン等が,6偶 l. の環境相(空気,水,土壌,懸濁粒子,底質,魚) にどのように分配移行して定常状態に達するかをモ. ノ. I. デルを用いて予測する研究がある。1つはFugacity Mode123)で′番目の環境相における汚染物質のフ. ガシティをメとすると,メ=Cz/乙(Cfは濃度,乙は 〉 ヽ. l. ヽ. ヽ. 〉. FugacityCapacityで既知データから算出する)で定. 義し,7番目の環境相における物質収支から定常濃. ナ ゝ. 27,332(1977) 12)中杉修身,環境問題シンポジウム,「トリクロロ. エチレン等有機溶剤の環境問題と対策」講演要 旨,P.12,(1985・9・10),安全工学協会;環境研 究,No.52,125(i984). 5%が水,5%が土壌)のとき,67.4時間後におけ. 13)W.L.Di11ing,Environ.Sci.Technol.,11,405. る各環境相中の定常濃度百分率は,空気92.4%,水. (1977);大河内正一,日化,1985,1483. 7・21%,土壌0.3%となり,その他の環境相には殆ん. 14)竹田一郎,分析化学,34,203,808(1985); 35,T47(1986). ど0.0%である。. Mode124)で,前者と同じように6個の環境相を設定. しようとするものである。. 8.お、わりに わが国におけるトリクロロエチレン等の製造工場. は現在8社・9工場と比較的少いが,そのユーザは極 †. 37(1984). 10)加藤,秋山,河野,同上,6,11(1980) 11)H.B.Singh,L.).Salas,I:A.Cavanagh,JAPCA,. チレンの環境への排出強度が1mol/h(90%が大気,. し,非定常状態の物質収支から各相中の濃度を予測 I. 9)加藤,花井,槌田,横浜国大環境研紀要,‖,. 度を求めるものである。一例として,トリクロロエ. いま1つのモデルは,MultimediaCompartmental 二J. 8)岡沢和好,用水と廃水,17,No.10(1975). めて広範囲に亘ー),しかも大企業から中小企業にま. 15)特許出願中(出願番号61−039085) 16)M.H.Stenzel,U.S.Gupta,JAPCA.,35,1304 (1985). 17)A.L.Pruden,D.F.011is,).Catalysis,82,404 (1983). 18)荻田,八田,西本,鍵谷,日化,1985,970. 19)F.Parson,P.R.Wood,).DeMarco,JAWW 76,56(1984). 20)R.D.Kleopftr,D.M.Easley,B.B.Haas,J. で及んでいる。したがって,′物性の周知,適正使用. Deihi,D.E.Jackson,C.).Wurrey,Environ.Sci.. の順守をはじめ環境への漏出防止,回収効率の向上. Technol.,19,277(1985). などが一層重要である。本総説が,これらに役立て ば幸いである。. 9.文 献 1)トリクロロエチレン等速正使用等検討委員会報 告書,通産省(1985・7・1). 21)L.R.Smith,).Dragun,Environ.Intern.,10,291 (1984). 22)W.L.Di11ing,N.B.Teftrti11er,G.J.Kallos,. Environ.Sci.Technol.,9,833(1975). 23)D.Mackay,S.Paterson,B.Cheung,W.B.Ne Chemosphere,14,No.3/4,335(1985). 2)H.B.Singh,L.).Salas,R.E.Stiles,Environ.Sci. 24)Y.Cohen,P.A.Ryan,Environ.Sci.Technol., Technol.,16,872(1982). 19,412(1985).

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