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JAIST Repository: 科学研究費の採択状況から見たCOEプログラムにおける教育研究拠点形成の分析

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 科学研究費の採択状況から見たCOEプログラムにお ける教育研究拠点形成の分析 Author(s) 柴山, 盛生; 歌代, 豊; 木戸, 冬子 Citation 年次学術大会講演要旨集, 24: 342-344 Issue Date 2009-10-24

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/8643

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

1H05

科学研究費の採択状況から見たCOEプログラムにおける

教育研究拠点形成の分析

柴山 盛生(国立情報学研究所) ○ 歌代 豊(明治大学) 木戸 冬子(東京大学) 1.はじめに わが国では,「大学の構造改革の方針」(平成 13 年 6 月)に基づき、文部科学省の事業(研究拠点形 成費等補助金)として,平成 14 年度より「21世紀COEプログラム」が導入された。「我が国の大学 に世界最高水準の研究教育拠点を形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図る ため、重点的な支援を行うことを通じて、国際競争力のある個性輝く大学づくりを推進すること」が目 的である(日本学術振興会「21世紀COEプログラム」ホームページ)。 当然ながら,その採否においては,研究力が重要要因の一つと考えられる。そこで,本研究では21 世紀COEプログラムに採択された大学の拠点リーダーの科学研究費(科研費)の採択状況を調査し, その傾向を分析した。 2.研究方法 21世紀COEプログラムの採択結果,中間評価結果,事後評価に関しては,日本学術振興会「21 世紀COEプログラム」ホームページにおいて各種情報が開示されている。本研究では,採択拠点の大 学に関して当該ホームページをとおして,拠点リーダー等の情報を取得した。なお,本報告においては, 平成 14 年度から実施された情報・電気・電子分野で採択された17大学20拠点(北海道大学,東北 大学,東京大学(2専攻),東京工業大学,横浜国立大学,名古屋大学(2専攻),豊橋技術科学大学, 京都大学(2専攻),大阪大学,奈良先端科学技術大学院大学,広島大学,九州大学,慶應義塾大学, 中央大学,早稲田大学,名城大学,立命館大学)を対象とした。 また,科研費の採択研究課題および研究者等に関しては,国立情報学研究所で運営している「科学研 究費補助金データベース(KAKEN)」により検索が可能である。そこで,拠点リーダーが過去から現在ま で(1985 年度から 2007 年度)にどのような科研費を取得しているか,を調査した。 3.拠点リーダーの科学研究費採択の状況と傾向 図表1は,拠点リーダーが,研究代表者として過去どのような科研費を取得しているかを年度別に示 したものである。一部の拠点リーダーを除き,何らかの科研費を多数年度取得している。比較的多く見 受けられる傾向として次の点が指摘できる。 (1)継続的な科研費取得 拠点リーダーにもよるが,毎年継続的に科研費を取得している。科研費を取得していない年について は,各事例の詳細な分析が必要であるが,学内外等の役職就任による場合,在外研究による場合等が想 定される。 (2)科研費種目の変化 拠点リーダーは,研究経歴の中で,徐々に大型の科研費研究種目を採択するというパターンが多少認 められる。基盤研究(C)に始まり,基盤研究(B),そして基盤研究(A)へと進展するケースや後 期には,重点領域研究や特定領域研究,特別推進研究といった種目を取得する場合もある。 -342-

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図表1 21世紀COEプログラム採択拠点リーダーの科研費取得年度別状況(情報・電気・電子) 年度科研費採択状況 拠点 主な研究分野 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 C01北海道 知能情報学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 他 推他 推 推 A A A A A A A A A A C02東北 電子デバイス機器 0 0 0 他 他 他 他 0 0 0 0 0 A A A 0 0 0 0 0 0 0 0 C03東京 ソフトウェア 0 0 0 0 他 重他 重 重 0 A他 AB AB 重C 重BC重BB BB B 萌 萌A A A 0 A C04東京 電子デバイス機器 0 他 他 他 他 他 他 他 他 他 B他 AB萌AA萌AA萌 A B 推BB 推 推 創A 創 創 創 C05東工 電子デバイス機器 0 0 0 0 他 他 他 他 他 他 0 B 0 B B BB AB萌AB萌 A 0 A A 推A C06横国 情報通信工学 0 0 0 0 他 他 他 他 他 他 他 B B 0 B B B B B B A A A C07名古屋 プラズマ理工学 他 他 他 他 他 他 0 他 他 他 他 A A A A AA AA A A A A萌 萌 0 C08名古屋 知能情報学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 特B 特B 特BB B 特B 特B 特B 特B 萌 C09豊技 電子デバイス機器 0 0 0 0 重 重 重他 重他 0 重他 重他 B B 0 B B萌 B萌 AB AB A A A A C10京都 情報システム学 0 0 0 重 重 0 0 0 0 0 0 重 重 重 0 C C 特AB特AB 特A 特 特 特 C11京都 制御工学 他 他 0 0 0 0 0 0 0 0 0 C C BC BC C B BC C B B B 0 C12大阪 メディア情報学 0 0 0 0 0 重 重 重 重 他 他 重 重 重 0 0 0 0 0 0 A A A C13奈先 メディア情報学 0 他 他 0 0 他 他 0 他 0 A A 0 0 0 0 0 A A A 0 0 萌 C14広島 通信工学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 B B B B 0 特 特 特 S S S S S C15九州 電子デバイス機器 0 0 0 他 他 重他 重他 重他 重他 重B 重B B 萌BB萌BB 萌 萌 0 0 0 0 0 0 0 C16慶應 電子デバイス機器 0 0 0 他 他 0 他 他 0 他 B他 B B 0 0 0 0 0 0 0 0 C17中央 情報通信工学 0 他 他 他 0 他 他 他 他 他 B B 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 C18早稲田 計算機科学 0 他 他 他 他 他 他 重他 重他 重B B B 0 0 C BC B 0 0 0 0 0 0 C19名城 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 C20立命館 応用物理学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 B B 0 A A AA A A 0 0 0 S:基盤研究(S), A:基盤研究(A), B:基盤研究(B), C:基盤研究(C) 重: 重点領域研究, 特:特定領域研究, 推:特別推進研究, 創: 学術創成研究 萌: 萌芽的研究 他: 一般研究,試験研究,国際学術研究等 (3)取得額の漸増 前掲の科研費種目の変化に加え,取得額が漸増する傾向も認められる。図表2のグラフは,拠点リー ダーの科研費取得額を年度別に表したものである。拠点リーダーによっても異なるが,取得額は徐々に 高まっている。しかし,基盤研究(S),特別推進研究,重点領域研究を取得した場合には,当該年度 の額が大幅に跳ね上がっている。 4.むすび 本研究では,情報・電気・電子分野における21世紀COEプログラム採択拠点に関して,拠点リー ダーの科研費取得状況から見た傾向を分析した。当然ながら,科研費の取得状況から優れた研究業績を 有する拠点リーダー像の一面が把握できた。しかし,拠点リーダーの研究リーダー,研究マネジャーと しての成長パターンをより詳細に捉えることも必要であり,事例ごとにより詳細に分析することが求め られる。また,研究分野により,科研費の取得状況や成長パターンに差異があるかどうか,といった疑 問も生ずる。これらの点については,今後の研究課題としたい。 参考文献 日本学術振興会「21世紀COEプログラム」ホームページ http://www.jsps.go.jp/j-21coe/index.html 国立情報学研究所「科学研究費補助金データベース(KAKEN)」 http://kaken.nii.ac.jp/ -343-

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図表2 21世紀COEプログラム採択拠点リーダーの科研費取得額年度別推移(情報・電気・電子) 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000 10000

19

84

198

6

19

88

19

90

199

2

19

94

199

6

19

98

20

00

200

2

20

04

200

6

年度

万円

C01北海道

C02東北

C03東京

C04東京

C05東工

C06横国

C07名古屋

C08名古屋

C09豊技

C10京都

C11京都

C12大阪

C13奈先

C14広島

C15九州

C16慶應

C17中央

C18早稲田

C19名城

C20立命館

-344-

参照

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