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[作品]2019年 制作展示記録

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Academic year: 2021

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 今年度も人物制作(女性像)を主な課題として制作 に取り組んできました。昨年、人物のクロッキーや デッサンにかける時間が大幅に不足したまま本画制作 へと半ば強引にすすめたため絵の骨組みの弱さが常に 付きまとう結果を招いてしまいました。その点を一番 の改善すべき課題として制作を開始しました。具体的 にはここ数年中断していた美術モデルの募集を再開し クロッキーから人物制作をスタートさせました。  またそれと同時に人物像の顔の表現方法を中性的な ものへと変化をさせていく事も副課題として試みるこ とを心掛けてみました。  今年も昨年と同様に継続中の企画グループ展への出 品が主なものとなりました。2月から7月にかけて は 150 号以上の大型な作品。8月から来年の春先ま では 10 号以内の小品を制作する事がここ数年のスケ ジュールから行っている制作ペースですが、企画期間 が満期を迎え企画の終了や内容の見直しを来年度に複 数控えている事もあり、新規の企画展や作品発表の場 を模索する 1 年にもなりました。  以下、今年度参加した企画グループ展について開催 順に明記していきます。 ■平成の富嶽三十四景   会 期:2019 年2月6日(水)~2月 19 日(火)  会 場:西武池袋本店西武アート・フォーラム  その他:ギャラリートーク2月 10 日(日)  出品作品:「秋富士」 410 × 318 ㎜        紙本彩色 2018 年制作       「青空と」 410 × 318 ㎜        紙本彩色 2018 年制作  4回目となる 17 名によるグループ展ですが、今回 は「富士」をテーマに一人2点の新作を出品しました。 様々な作家によって描かれた「富士山」を描く事にな 常葉大学造形学部 紀要 第18号・2020

田宮話子

TAMIYA Wako 2019年11月15日 受理 概要:2019 年中に行った作品制作と展示についての記録 キーワード: 日本画 人物表現 クロッキー デッサン 女性像 り出品者同士でも顔を合わせるとどう描いているのか を、話し込む日々がしばらく続きました。風景そのも ので作品を制作してこなかったこともあり、結局人物 の背景にして描きました。 ■ ShinPA2019 -迷宮-  会 期:2019 年2月 23 日(土)~5月7日(火)  会 場:おぶせミュージアム・中島千波館       (長野県上高井郡小布施町)  その他:ギャラリートーク 2月 23 日(土)  コメンテータ― 若林 正臣(月刊美術編集長)  出品作品:「labyrinth( 迷宮 )」 1620 × 3393 ㎜        紙本彩色 2018 年制作  14 回目となる描画装飾研究室で学んだ仲間による グループ展です。今回のテーマは「迷宮」。テーマに より出品者の数が変動しますが今回はやや減少となり 14 名による出品となりました。ギャラリートークで は来場者の方たちと様々な事を話しながら作品解説を

=2019年 制作展示記録=

ART WORKS 2019

今年度の作品制作について

今年度の作品発表と展示について

87 = 2019 年   制作展示記録= 〈作   品〉   田宮話子

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■ ShinPA2019 -迷宮- 東京展  会  期:2019 年6月 25 日(火)~7月7日(日)  会  場:佐藤美術館 (東京都新宿区) 行いました。 ■ ShinPA ドローイング展  会  期:2019 年 2 月 23 日(土)~ 5 月 7 日(火)  会  場:まち図書テラソ (長野県上高井郡小布施町)  出品作品:「labyrinth」 290 × 210 ㎜        紙本彩色 2019 年制作  おぶせミュージアムでのグループ展出品者によるド ローイング展を小布施駅前にある町立図書館にて行い ました。 ■ ShinPA in 諏訪  会  期:2019 年 3 月 10 日(日)~ 4 月 7 日(日)  会  場:北澤美術館(長野県諏訪市湖岸通り)  そ の 他:ギャラリートーク 3月 10 日(日)      押元 一敏、森田 洋美、田宮 話子  出品作品:「青空と」 410 × 318 ㎜         紙本彩色 2019 年制作        「東方の庭」 530 × 455 ㎜        紙本彩色 2019 年制作        「実りの地」 530 × 455 ㎜        紙本彩色 2011 年制作       「紅い花」 606 × 500 ㎜        紙本彩色 2017 年制作 88 = 2019 年   制作展示記録= 〈作   品〉   田宮話子

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 出品作品:「labyrinth( 迷宮 ) Ⅱ」 1300 × 1620 ㎜        紙本彩色 2019 年制作  そ の 他:ギャラリートーク 7 月6日(土)        コメンテーター 藤原さゆり  チャリティー小品:「labyrinth」290 × 210 ㎜        紙本彩色 2019 年制作  おぶせミュージアムでの展示の同じメンバーによる 巡回展ですが、展示スペースが減るため一部の作品を サイズダウンしたものに変更して行っています。今回 は私も 100 号にサイズダウンさせた同じテーマの作品 を出品しました。 ■グループ空展  会  期:2019 年8月 26 日(月)~8月 31 日(土)  会  場:銀座スルガ台画廊(東京都中央区)  出品作品:「青空と」 333 × 242 ㎜        紙本彩色 2019 年制作  第 2 回目となる描画装飾研究室修了者による小品グ ループ展です。1 人 4 号から 0 号までの小品を 1 点出 品しました。作品サイズが小さい事もあり、普段出品 の予定が合わないメンバーも参加しやすく制作を再開 するきっかけとなった人もいました。 ■波涛の会  会  期:2019 年 10 月2日(水)~ 10 月8日(火)  会  場:上野松坂屋美術画廊(東京都台東区)  出品作品:「青空と」 530 × 455 ㎜        紙本彩色 2019 年制作  日本画・アクリル画によるグループ展です。6 号か ら 10 号までの作品を出品しています。上野の他、福 岡と名古屋を巡回しました。出品者数の多さと描かれ るテーマが様々な企画展ですが、毎回様々な意見や感 想をいただける場となっています。   以上が今年出品をした主な展示ですが課題はほとん ど残したままとなりました。引き続き来年も継続して 取り組んでいきます。  またここ数年先送りにしていた大きな作品を描くた めのスケッチ時間を更に増やし来年中の発表につなげ ていけるよう準備むかいたいと思います。  平成から令和と変わり企画展の在り方や美術館の運 営そのものの見直しなど様々な変化を余儀なくされて いることをこの 1 年を通じて特に身近に感じました。 自分自身の個人的な課題に社会や周りを見渡す視点が 乏しい事は常々自覚をしてはいましたが次の課題にお いては自分の中で閉じて終わらない取り組みへ変化し ていける 1 年にしていかねばと感じています。

まとめ

89 = 2019 年   制作展示記録= 〈作   品〉   田宮話子

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