Title ニューロテンシンの蠕動反射促進とその作用機作の解明( はしがき )
Author(s) 大橋, 秀法
Report No. 平成3年度-平成5年度年度科学研究費補助金 (一般研究(B) 課題番号03454107) 研究成果報告書
Issue Date 1993
Type 研究報告書
Version
URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/90
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は じ め に
本研究は脳と腸に存在する活性ペプチドであるニチ一口テンシンの腸
管運動に対する作用を明らかにすることを目的とした。このペプチドが
鳥類の直結腸部では新しい興奮性神経伝達物質である可能性を示すと共
に、哺乳類の腸管では神経調節因子あるいは局部ホルモン的に作用して
焼動反射を制御することを示した。また、その制御様式が腸管を下降す
るに伴って抑制性から興奮性に変わっていくことも明らかにした。これ
らの制御に係わる平滑筋細胞に対する作用として、膜の電位依存性カル
シウムチャンネルの活性化促進作用、カルシウム依存性カリウムチャン
ネルの開口作用、アセチルコリンの作用を細胞内情報伝達系を介して促
進する作用、などを明らかにした。これを契機として、本ペプチドが再
び研究者の注目を集め、その生理的役割が解明されていくことが期待さ
れる。
我々の研究の成果を以下に収録し報告書とする。