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乳酸桿菌の胆汁酸への作用と血清コレステロール濃度上昇抑制作用に関する研究

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Academic year: 2021

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Title 乳酸桿菌の胆汁酸への作用と血清コレステロール濃度上昇抑制作用に関する研究( 内容の要旨 ) Author(s) 橋本, 英夫 Report No.(Doctoral Degree) 博士(農学) 乙第046号 Issue Date 2000-09-08 Type 博士論文 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/2291 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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学 位 の 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 学 位 論 文 題 目 審 査 委 員 博士(農学) 農博乙第46号 平成12年9月8日 学位規則第4条第2項該当 乳酸梓菌の胆汁酸への作用と血清コレステロール 濃度上昇抑制作用に関する研究 主査 信 州 大 学 副査・信 州 大 学 副査 岐 阜 大 学 副査 静 岡 大 学 義 元 二 市 明 乾 泰 、野 谷 速 水 細 大 渡 堆 授 授 授授 教 教 教教 論 文 の 内 容 の 食事は心臓疾患(CED)の惹起ともっとも深い関係を有している。特に、食事由尭の 脂肪である飽和脂肪酸やコレステロールは血清中の総コレステロールやLDLコレステロ ールの量を上昇させ、CHDの引き金になっている。そのため、発酵乳や乳製品由来の乳 酸菌を摂取して血清コレステロールの量を下げる試みが多くなされてきたが、血清コレス テロールの低減に成功をおさめた報告は少ない。本研究は軽症患者の高コレステロール血 症の改善、健康者の高コレステロ「ル血症の予防に効果を有する発酵乳の開発を目的に、 LacEgObaciZZuscasejsubsp.caseiTMCO409を始めとするヒト糞便から分離同定した24 株の乳酸菌について■血γ抽叩での菌体と胆汁酸との結合能力を調べると共に、プロパイ・ オティツクスとしての特性の有無、さらにラットを用いての加γルクでの血清コレステロ ール濃度上昇抑制作用について調べたものである。 下記する実験的知見から●加c断ゎαC肋∫Cα∫efsubsp.c郎efTMCO409が血清コレス テロール濃度上昇抑制の上で特に優れた性質を有していることを明らかににし、高機能性 発酵乳を開発する上で大きな道筋をつけたことが高く評価される。本研究は4牽から構成 されており、それぞれの内容は次のように説由される。 (第一章) 乳酸菌の膿汁酸減少測定法の確立と胆汁酸吸着 乳酸菌の月旦汁酸減少測定法としてH?LCが簡便性)正確性、迅速性の点でもっとも優 れていることを確認すると共に、具体的な測定方法を確立した。この方法の適応により供 試菌株が強弱の差はあるものの胆汁酸(タウロコール酸)を減少させる能力の挙ることを 明らかにした。

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-109-(第二章)乳酸菌のラット血清コレステロール濃度上昇抑制作用および腸内での生育性の 検討 LactgobaciLluscaseisubsp.caseiTMCO409はもっとも胃酸耐性が強く、,胆汁酸耐性 も強く.、Caco-2細胞にもよく付着することから腸管内での生育の良好性が強く期待でき る結果が得られた。 (第三章)乳酸菌のラット血清コレステロール濃度上昇 LactgobaciLluscaseisubsp.caJeiTMCO409ならびにTMCO4091が高コレステロー ル食を給餌されたラットの血清コレステロール濃度の上昇をもっとも強く抑制することを 明らかにした○とりわけ、TMCO409珠の抑制作用が強いことを確認した(p<0.01)。 (第四章)乳酸菌の膿汁酸への作用 LactgobaciLLuscaseisubsp.・とaseiTMCO409による高い胆汁酸の減少作用は細胞壁を 構成するペプチドグリカンが胆汁酸を吸着することが主なる機序であることを明らかにす ると共に、胆汁酸の脱抱合作用や酸化作用も同時に行われていることを明らかにした。 審 査 結 果 の 要 旨 平成12年8月22日、信州大学農学部において審査委員全員出席のもとに公 開発表会が開かれ、約30分間にわたる口頭発表と、約30分間の質疑応答が行 われた。 人体において血清コレステロール量の増大は心臓疾患(CHD)を惹起させ ることから、それを低減させることはCロD予防中上から重要である。発酵・

乳や乳製品由来の乳酸菌を摂取して血清コレステロール量を下げ為試み申ミ多

くなきれてきたが、血清コレステロールの低減に成功をおさめた報告は少な

い。本研究は軽症患者の高コレステロール血症の改善、健常者の予防に効果 を有する機能性発酵乳の製造を目的に、その基礎的研究を行ったものであ る。本研究はLactobムci)Zuscaseisubsp.caseiTMCO409を始めとする24

株の乳酸菌のin坤roでの胆汁酸との結合能力と胆汁酸減少能力細べると

共に、供試菌株のプロパイオティツクス特性甲有無、そしてinvivo(ラッ

ト)での供試菌による血清コレステロール濃度上昇抑制効果について詳細な 検討を加え、Lb.caseisubsp.caseiTMCO409が血清コレステロール濃度 上昇抑制の上で特に優れた性質を有していることを明ら・かにした。この知見 は血清コレステロール濃度上昇抑制効果をもつ発酵乳を製造することを可能 にしたものであり、高機能性発酵乳の出現に向けての大きな前進である。

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これらの成果は主要な関連の学会誌に採択され、発酵乳のもつ生理効果に

新たなべ-ジを拓いた申のとして高く評価される○

各審査委員からの質問にも的確に応え、筆記試験の成績も良好であった。 審査委員会は筆記試験の成績も併せ、本研究の成果が岐阜大学大学院連合農 学研究科の博士学位論文として十分の価値を有していることを全員一致で認 めた。

[学位論文の基礎となる学術論文]

1.橋本英夫・山崎和幸・荒井靖子・川瀬 学・何 方・細田正孝・細野明 畠皇 乳酸菌のラット血清コレステロール上昇抑制作用に関する検討・ β畜舎萄69(7):702-707,1998・ 2∴Hashimoto,H;,Yamazaki,K.,He,F.,Kawase,M.,Hosoda,M・and Hosono,A.ゝ HypocholesterolemiceffectsofLdctobacilluscaseisubsp・CaSei

TMCO409strain observedin ra・tS fed cholesteroIcontained diets. A乃f汀L∫ef.Jリ7・0.(2):90-97,1999・ 3.Hashimoto,H.,・Kawase,M.,Hosoda,M.,He,F.,■Morita,H.and Hosono,A. Binding,deconJugationandoxidationoftaurocholicacidwith▲ 1actobacillice 11s. 〟〃c力仰山e乃∫C加凡55(6):316-・319,2000・

[既発表学術論文]

1.Hosoda,M.,Hashimoto,H.,Morita,H.,Chiba,M.andHosono,A・ Studiesonantimutageniceffectofmilkculturedwithlacticacid bacteria.ontheTrp-P2-inducedmutage・nicitytoTA98straihof 鋸南粕根城り如血坤椚や冊・ J.βαfけ月e∫・■,59:543-549,1992.・ 2.Hosoda,M.,Hashimbto,H.,Morita,H.,Chiba,M.andHosono,A・ AntimutagenicityofmilkculturedwithlacticacidbacteriaagaLlnSt N-methyl-N一-hitro-N-nitrosoguan拍ine・ エ∂α叫∫cf.,75(4):976一閃1,1992・ 3.Hosoda,M.,Hashimoto,H・,Hc,F.,-Yamazaki,K・and Hosono,A・ Inhibitoryeffectofmi1kculturedwithLactobaciilusstrainsonthe aflatoxjnmutagenicity. A乃れ∫cf.rec加oJ.,68(6)‥555-562,'1997.

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-111-4.Hosoda,M.,Hashimoto,H.,He,F.,Yamazaki,K.andHosono,A.

Inhibitoryeffectspffecallaムtobacilliandbifidobacteriaonthe

mutagenicitiesofTrp-P-2andIQ.

参照

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