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留学体験記 「私の留学体験 : 5年間の歩み」

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Academic year: 2021

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教育

学部

茶道部

 茶道とは、ただお茶をたてるだけではなく、「一期一 会」の心で全員が思いやりの心を持ってもてなす事を 大切にするとされていますが、私たちはそれらを大事に しながら日々活動しています。  私たち茶道部は、毎週木曜日に学校や先生のお宅に て活動しています。基本の割り稽古からお手前の稽古ま で幅広く行っていますが、年3回のお茶事や春・秋の学 祭などの行事に向けての練習も行っています。  「和の心をもって人の輪を広げる」茶道部は、アット ホームな雰囲気で先輩・後輩の仲が良く、毎週楽しく活 動しています。自分のペースで稽古を進められ、丁寧に 指導して頂けるので初心者でも安心です。また、各年で お茶碗の絵付けやお茶杓作りもしており、4回生の頃 にはMyお茶道具が揃います。地域で行われるお茶会や 祭のお手伝いなど、地元との交流も盛んです。大学生に なると毎日が忙しくなりますが、その中で忘れがちな 「季節を楽しむ心」や「もてなしの心」を茶道を通して思 い出してみませんか? 初釜にて先生や OG の方と 普段の稽古風景 My お茶杓作り 大学祭で稽古の成果を試す 16 17

私の留学体験

∼ 5 年間の歩み∼

留学体験記

大学院教育学研究科

1回生

タン アン ホン

 私は高校生の頃から日本に留学したいという夢を持っ ていました。その当時、国費と家族からの仕送りだけで留 学することは、大変難しいことでした。そこで、日本への留 学を実現するための一歩として、ベトナム・ホーチミン市 内にあるドンズー日本語学校に入学することにしました。 ドンズー日本語学校は、ホーチミン市内最大規模の日本 語学校で、ベトナムの発展を担う学生の輩出を目標とし ています。この学校では、日本語の勉強とともに、学生を 日本の大学へ留学させるプログラムがあります。私は、こ のプログラムに参加し、専門性が高い日本の大学での授 業を理解できるよう、1年間日本語と日本語で理数科目 を学びました。入学当初の私は、日本語が全く話せませ んでしたが、ドンズー日本語学校で過ごした1年間のお かげで、日本の高等学校の教科書が理解できるようにな りました。また、岩手県盛岡市にある盛岡情報ビジネス 専門学校に留学できることになりました。  日本の大学に入学するためには、入学試験とは別に留 学試験があり、盛岡情報ビジネス専門学校では、希望す る大学に入学できるよう、より実践的な日本語を1年半 勉強しました。また、複数のアルバイトをして生活費や学 費に充てました。ベトナムでは、一度もアルバイトの経験 がなく、片言の日本語しか話せなかったので、日本に来て 最初の半年間は、アルバイトも、慣れない気候の中で生 活を送ることもとても大変でした。しかし、どんなに苦しい 状況の中でも、日本の大学で勉強したいという目標を忘 れたことは一度もありませんでした。そして、私は2007年 4月に滋賀大学教育学部環境教育課程に入学しました。  滋賀大学では、日本で一番大きな湖である琵琶湖を フィールドとし、琵琶湖での水質調査実習を行っていま す。この実習は、日本全国で滋賀大学しか行っていませ ん。私はこの実習のような環境学習に興味を持っていま す。また、滋賀大学では、少人数制度で指導をしているの で、徹底的に勉強できると考えました。これらのことを魅 力に感じ、滋賀大学を選びました。大学の授業は、専門性 が高く、講義内容を完全に理解するには時間がかかり、 難しいと感じました。しかし、先生やクラスメイトから、講 義内容の補足やレポートの書き方などを教えてもらうこ とで、大学での学習が、充実したものになりました。また、 学生寮での生活では、学年や性別、国籍を超えて、友達が たくさん出来ました。日本の生活習慣や文化だけではな く、様々な国の文化や生活習慣に触れることで、集団生活 での協調性の大切さを改めて感じました。現在、私はこ れまで大学で学んできたことを基礎として、卒業論文で は、故郷ベトナム・ダナン市の湖沼環境問題の現状を調 査し、改善方法を探る研究をしました。この4月からは、 現在取り組んでいる研究をさらに発展させるために、滋 賀大学大学院教育学研究科に進学しました。  日本に来てから、5年が経ちました。これまで乗り越え てきた道は、決して平坦な道ではありませんでしたが、多 くの方々に支えられ、現在、日本の大学で充実した日々を 過ごしています。今後、大学院ではより専門的な勉強をし たいと思っています。そして、大学院修了後はベトナムに 帰国し、日本で学んだ知識を活かして、環境問題解決や 環境教育の分野で、ベトナムの発展に貢献したいと思っ ています。将来、今以上に日本とベトナムの交流が増え、 両国間の絆がより深まることを期待しています。

大学院教育学研究科

1回生

ベトナムの伝統的な衣装「ア オザイ」 卒論発表会のパーティー (ゼミの先輩、同級生と)

参照

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