1. 出発前の準備について ビザの種類 有 無種類 ( Tier 4 ) ビザ申請先 国内 現地場所 ( 東京 ) 必要書類 手続き手続きに要した期間 留学センターに発行手続き代行を依頼した 出発日に間に合うように優先発行手続きをしたので通常より 2 万ほど高額な発行になったが 1 週間以内に確実に

熊本大学海外派遣留学生 報告書

氏名 G さん（仮名） 所属 文 学部 留学先機関名 ダラム大学 （国名：イギリス ） 留学先所属 ☐ 特定の学部・研究科に所属（ 学部・研究科） ☑ 特定の学部等に所属せず、様々な学部等の授業を履修 ☐ その他： 留学期間 2016年8月 － 2017年6月 留学開始時 学年 4 年次 奨学金 ☐ JASSO 海外留学支援制度 ☐ 国際奨学事業 ☑ トビタテ！留学 JAPAN ☐ その他（ ）

１．出発前の準備について

ビザの種類 ☑有 ☐無 種類( Tier 4 ) ビザ申請先 ☑国内 ☐現地 場所( 東京 ) 必要書類、手続き 手続きに要した期間 留学センターに発行手続き代行を依頼した。出発日に間に合うよ うに優先発行手続きをしたので通常より2万ほど高額な発行にな ったが、1週間以内に確実に届いた。 ビザ申請以外で 必要な事前手続き キャッシュパスポートという無料発行できるキャッシュカードは 持参するべき。（留学先・旅先で両替の必要なくその国の紙幣を おろせる、手数料一定の便利なカード） 留学に向けて 取り組んだ語学 ☑ 英語 ☐ 独語 ☐ 仏語 ☐ 中国語 ☐ 韓国語 ☐ その他（ 語） 勉強方法 英語で講義を受講し、それ以外のほとんどの時間を予習復習の自 習やグループワークに充てた。現地のニュースを毎日見て、図書 館においてある新聞にも目を通した。あとはとにかく実践、話 す。 留学先の手続き (必要書類、大変だっ たこと、どのように 取り組んだか等) 留学先での①銀行口座開設、②大学ネットワーク（熊大でいう熊 大ポータル・SOSEKI）のログイン手続き、③BRP カードの手続 き、④履修登録（先方の教授に自分でアポを取って出向き、履修 許可をもらう） 事前の必要経費 (留学前に必要な 支払い費用) ※概算費用 ☑ 授業料 560,000 円 ☑ 寮費 980,000 円 ☑ 語学研修費 600,000 円 ☐ 教材費 円 ☑ ビザ申請 50,000 円 渡航費（☐片道 ☑往復） 200,000 円 海外旅行保険料 180,000 円 ビザ発行代行（優先） 100,000 円 ☐ その他（ ） 円

２．渡航～到着時の生活について

利用航空会社 中国南方航空 手配 熊本留学センター ※利用したサイト、旅行会社等 移動経路 ※往路のみ 広州、アムステルダム乗継 到着 時刻 現地時間 10時 【※移動時間（約 16 時間）】 大学（寮）への 移動手段 ☐大学手配の出迎え ☐知人の出迎え ☐タクシー ☐公共交通機関（☐バス ☐電車） ☐その他（ ） 空 港 か ら 移 動 す る 際の注意点 行き方、料金等 学生は基本タクシーにチップは必要なしとのこと。ニューカッス ル空港からダラム大学まで電車で5ポンド、タクシーで50ポン ド、学生タクシーで30ポンド（学生証取得後）。 住居のタイプ ☑寮 ☐アパート その他( ) 住居 手配 ☑大学の斡旋 ☐自分で その他( ) 部屋の種類 ☑一人部屋 ☐二人部屋 その他( ) ル ー ム メイト ☐日本人学生 ☐他国からの学生 その他( ) 住居の申込手順 渡航前に事前のメールが先方から届く。 住居でのトラブル および解決方法 寮の事務局もしくは生徒事務局で対応可 大学への交通手段 (※費用がかかれば費用も) ダラムはダラム大学を中心とした小さな街。バスで大体の移動◎ 生活費および内訳 （概算を円換算） 生活費計 3万 円／月 （生活費内訳） 住居費： － 円／光熱費： － 円／通学費： － 円 食費：（寮費に含まれる）円／通信費：－円／書籍代： － 円 その他：（ ） 円 ※学費・寮費以外に留学先大学へ納入するもの： 円 （徴収された費用の名目： ） その他生活で必要な 手続き、アドバイス (口座開設、保険、 携帯電話、荷物、 支払い方法など) ダラム大学では寮のイベントやパーティーの支払いがすべて振り 込み手続きなので、必ず銀行口座開設が必要。携帯電話は、安い もので約40ポンドのものが売ってあるので現地用で買って SIM を いれるといい。３（スリー）という SIM のようにヨーロッパどこ でも通信可、2週間～1か月単位での契約可（20ポンドくらい）が 便利。

３．留学先の大学について

授 業 （ カ リ キ ュ ラ ム）の概要について Tier4の学生ビザの留学生は6つのモジュール履修が原則。専攻に 関わらず、全ての学部の授業をクロスファンクショナルに選択で きる。週1の60分授業と、2週間に1回のセミナー（ゼミ）があ る。授業前の準備（予習）がかなりの量ある。セミナーは主にグ ループワーク。 履修登録の時期 登録方法 ☐渡航前 ☑渡航後 ⇒ （ 月頃） ☐オンラインで登録 ☑志願書類の提出 ☐その他（ ） 留学生特例措置 ( 履 修 制 限 、 優 先 措 置、留学生専用のオ リエンテーション、 チューター制度等) ☑有り（具体的には以下のとおり） ・学期末試験の筆記問題で、通常は5つの問題の中から2つ選択し て記述するタイプの選択式記述問題が1つの選択でいい。 ・学期開始前に留学生専用のオリエンテーションあり（学部別） ・ ☐無し 留学先大学でのサポ ート体制について (語学面／学校生活／ 住居・日常生活等) 自分の住む寮に常に事務の職員が常駐しているので、郵便や学校 のシステム、分からないことがあればすぐに対応してもらえる。 イベントや部活については、寮の生徒会のような学生組織がある ので尋ねるといい。大学・寮に関する連絡は Facebook をかなりの 頻度で使用するので、色んなトークルームに参加するべき。（例 えば、イギリスの教科書はかなり高価なため、学生間の教科書中 古販売のグループなどが代々ある） 留学開始後に行った 留学先大学の手続き ( 学 生 証 、 履 修 登 録、大学 ID の設定 等) 学生証は現地について学期が始まる前（10月頭）に図書館で写真 撮影をしてその場で発行される。履修登録はフレッシャーズウィ ーク（新歓）に担当教授に直接アポを取って履修許可を取りに行 く。大学 ID は現地大学に着いてすぐ、情報センターに行くように 指示されその場で受け取れる。 授業外活動について (サークル、部活、イ ンターン、フィール ドワーク等) ※どうやって探したか、 どのような活動か、入る きっかけなども具体的に フレッシャーズウィーク（新歓期間）に説明会やオリエンテーシ ョンの案内がある。部活（University Team)は入部にオーディ ションがあった。UK リーグ（公式戦）に参加できる。寮のサーク ル（College League)は初心者でも楽しめる感じ。寮の common room にチームキャプテンの連絡先のチラシが貼ってある。私は13 年間バスケをしていたのでユニのバスケ部と寮のバスケ部を兼 部。遠征で Manchester や Sheffield にも行けて良かった。週3で 2・3時間の練習だった。

４．一週間のスケジュールについて

（授業時間、課外活動、勉強時間等、毎日の生活について記入してください） 月 火 水 木 金 土 日 7:00 予習（2h） 朝練 予習（2h） 予習（2h） 予習（2h） 8:00 9:00 レクチャー セミナー 色々 色々 10:00 セミナー セミナー 11:00 レクチャー 12:00 13:00 14:00 レクチャー レクチャー レクチャー 15:00 セミナー セミナー 16:00 セミナー レクチャー 17:00 18:00 部活 部活 部活 19:00 20:00 21:00 勉強（3h） 勉強（3h） 勉強（3h） 勉強（4h） 勉強（3h） 22:00 23:00 24:00 就寝 就寝 就寝 就寝 就寝

5．留学成果とアドバイス

留学によって得られた成果（語学に関すること、ものの考え方や取り組み方、 コミュニケーション能力など自由に記載してください） 得られた成果は大きく3つある。1つ目は、芸は身を助けるということ。13年間続けてき たバスケで、帰国後も連絡を取り合うたくさんの友達ができ、彼女たちとイギリスなら ではの日常生活やイベントを過ごし、実力を評価してもらうことが出来た。バスケでは 優秀選手賞を頂いた。文武両道に勤しんだことが毎日の充実感を倍増させた。 2つ目 は、本来あるべき学問へ取り組む姿勢を身につけたこと。ダラムの学生は一日に最低10 時間は必ず勉強する。言われずとも論文を読み込んできて予習をするのは当然で、授業 中に携帯を触ったり居眠りをする学生はいない。一方でパーティーなどのイベントや友 達・家族との時間を大切にする。学びたいから大学に来ている、ただその学びの楽しさ を厳しい勉強漬けの日々で感じた。ストイックに妥協しない姿勢は今後も鈍らせない。 3つ目は、世界と日本、まったく違っている一方で同じであることをひしひしと経験を 通して実感したこと。休暇を利用して14か国を旅してみて、文化と宗教、人種、考え 方、数えきれないほどの感動を脳に刻み、言葉では表せない多くの経験をした。特にア フリカ大陸モロッコでの経験は、人生で大切なことを肝に銘じさせるものだった。留学 なくしてそのすべてのひととものとの出会いはなかった。 同じ大学へ留学を希望する人へのアドバイス（留学先大学、プログラムに関すること、 生活全般に関することなど自由に記載してください） ダラム大学は、世界トップレベル100の大学であり、イギリスで3番目に古い大学であ り、4・5番目にレベルの高いいわゆるエリート大学で、オックスフォードやケンブリッ ジの受験に失敗した学生のようなポテンシャルの高い学生が多く、授業もハイレベルで 勉強に日々追われ、厳しすぎるように感じるかもしれない。が、それをこなした最後必 ず実力はつき、留学した意味を十二分に感じさせる学生になれる。交換留学生は単位を 落とそうが何のお咎めもないような保険がついていてなめられがちだが、自分で自分を 律して追い込んで自分との闘いを制すれば何もかもが楽しくてしょうがなくなる。たっ た1年、されど1年、自分だけの為の留学、巨額の費用がかかっていることを肝に銘じ、 進化した自分を常にイメージして頑張ってください。 留学を通しての感想 11か月という限られた時間の中で自分の実力を磨く最大限のパフォーマンスが悔いなく 出来たと思う。冬の悪天候が続いて気持ち的につらい時も、今までやり続けてきた部活 があってそれのおかげでできた最高の仲間たちに助けられて思い出すだけで笑ってしま うような毎日を送ることが出来た。わたしの留学は”修行”であり”旅”であり、思い 描いていたよりはるか上をいく成果を得ることが出来た。今後は留学を目指す後輩達の サポートや、巨額の給付奨学金を提供してくれた文科省のトビタテプロジェクトに恩返 しとしてグローバルに活躍する人材を目指して日々励んでいきたい。