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平成 28 年度 会派絆 視察等報告書

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Academic year: 2021

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平成28年度

会派 絆

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自治体病院

セミナー

平成 28 年 4 月 18 日(月)

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熊本県熊本市、

南阿蘇村、益城町視察

平成 28 年 10 月 19 日(水)

~21 日(金)

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●10月19日(水)  南阿蘇村

視 察 報 告 書

北 谷 峰 二 会 派 絆 参 加 者:(絆)渡邉隆、鈴木正義、北谷峰二、(市民ライフ)和田悦子 視察先:熊本県熊本市、南阿蘇村、益城町 視察日:平成28年10月19日~21日 熊本地震の現状視察について 予定では、宇土市役所の中層階が圧し潰された階がどの様になっているのかを視察予定 していたが、既に庁舎は取り壊されており、更地になってしまっているとのことであっ たため、急遽予定を変更し、最後の最後に父親の執念により大学生が発見された南阿蘇 村の阿蘇大橋崩落現場周辺の状況を視察してきた。 車で国道57号線を走っている間にも数か所山の斜面の崩落現場があり、また、この国 道57号線沿いの家々は殆どが地震によると思われる崩壊状態で、電気などライフライ ンは全く普及しておらず、まるでゴーストタウンのようであり地震の脅威が如実に表れ ておりました。 国道57号線は、橋崩落現場の手前で通行止めとなっており、また、工事関係者以外一 切立ち入り禁止となっており現場までは辿り着くことが不可能であった。 1 国道57号線沿いの崩落し ている山々。 実際には、他の所も何か所 かが写真の様に崩落してい た。

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2 以前はレストランか 喫茶店であったと思 われる建物。 後方に見える家々 は一見して人が住ん でいるように見える が、実際には空き家 状態で全く人の気配 が無い。 テレビでも放送され ていた黒川第一発 電所(水圧管) ここが、崩落した 阿蘇大橋 ここから通行止め

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・ ・ 3 市内の被害状況は、東区及び南区に被害が集中していた。これは、東区は破談方向に近 かったことによる。また、南区は軟弱地盤であったこと。特に市内で被害の大きかった 東区は今回の震源地であった益城町に隣接している所である。今回、一回目の地震が4 月14日に日奈久断層帯の北端部の活動、二回目が4月16日に布田川断層帯の活動に よるもので、連続して震度7の揺れがあったのも、観測史上初めてのことだそうた。 熊本市役所にて ●10月20日(木) 熊本市役所、熊本城 熊本市役所では、「委員会単位での視察は受け入れているが、会派単位や個人は、受け 入れ出来ない」との熊本市議会事務局から連絡を受けていたが、私の知人にお願いし て、受け入れてもらえることになり、市職員より話を伺うことが出来た。熊本市役所は 14階建ての免震構造になっていたため、被害はそんないなかったとのこと。確かに1 階フロアや説明を受けていた12階また、最上階の14階など何処を見わたしてもダ メージを受けたようには見受けられなかった。高層の建物には免振設計の建物の方が、 被害から逃れられる。この本庁舎の道を挟んで目の前に、テレビでも何度も放映されて いた様に傷ついた熊本城があるが、雲泥の差であった。今回の大地震後に、いち早く全 国から救援物資がトラックにて運ばれてきたが、この時、市役所職員は、どの様に運び 込まれる救援物資を振り分けたら良いのかが、全く出来なく、トラックから物資を下す ことも出来ず、周辺道路はこのトラックで大渋滞を起こし、パニックになったそうで す。自衛隊に来てもらい、やっと物資の振り分けが出来たとのこと。これは、職員の災 害訓練など知識の欠如であったことが痛切に判明したそうである。また、市民の皆さん 一人一人も自分の身は自分で守ると言った自助を心がけて頂きたいことが今回の大地震 での反省であるとのこと。

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4 14階では、今も災 害時の家屋解体相 談コーナーを開設し ており、この日も多く の市民の方たちが 相談に訪れていた。 最上階14階から望 む熊本城「奇跡の 一本石垣飯田丸五 階櫓」

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熊本城石垣の崩落

手前の天守 閣の屋根が 落ちている

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県道36号線を右折し、県道235号線に入り、益城町役場へ向かっていく途中、屋根 にブルーシートが掛けられた家があるのを見ながら走り、役場に到着。偶然にも役場の 職員が出てきて、立ち話ではあるが、地震発生時の様子を伺うことが出来た。一回目の 地震で招集がかかり、役場に詰めていたら、二回目の地震が発生。この時、あちこち で、建物が「ミシミシ」ときしむ音が聞こえ、まるでそこらじゅうで解体工事をしてい るようであったとのこと。とても生きた心地がしなかったそうである。この二回目の震 度は「震度7」と言われているが、実際にはもっと大きかったのではと感じたそうで す。庁舎は、3年前に耐震診断をし、耐震性が弱いと言うことで、耐震補強工事をした ばかりであったそうだ。確かに庁舎そのものは立っているが、庁舎が立つ地面が盛り上 がってしまい、全体に傾いてしまっていた。これは、耐震補強工事を行ったことによ り、庁舎の倒壊まではいかなかったとのこと。町内に川が在るが、普段は、水深50c mぐらいしかないが、今回の地震で水深が1mぐらいになったとのこと。これは、水量 が増えた訳ではなく、町全体が沈み、水深も深くなったそうである。この川を後から実 際に見に行ったが、土岐川程度の規模の川であるが、両護岸には大きな土のうが積み上 げられ、水害防止にしているようである。県道235号線から脇に入ってみると、想像 を絶する光景であった。確かに道路は瓦礫が撤去され通行出来るようにはなっている が、倒壊した家屋は殆どが倒壊した当時のままである。そして、何より驚いたことは、 まだ比較的に新しい家屋が、倒壊してしまっていることである。これは、家の構造よ り、地面そのものが波を打つように動き、基礎から破壊されてしまったように思われ る。また、立て続けに2度の震度7の揺れでは、新しくても耐えられなかったと思う。 地元の方の話では、益城町の倒壊家屋の撤去が遅れているのは、解体業者及び、廃棄物 処理業者が非常に少ないため、進んでいない状況であるそうだ。 6 ●10月20日(木)  益城町 益城町役場と町議会 議場を繋ぐ空中回廊 向かって左が役場、右 が議会棟

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7 まだ新しい家屋。 完全に1階部分が潰 れてしまっている まだ新しい家屋。 平屋であったのか2階建 てであったのかも分から ない状態 トイレだけが崩壊しな いで立っている

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被災前と被災後

グーグルアースのストリートビューを閲覧していたところ、被災前2軒の家が偶然掲載 されており、被災状況が一目瞭然であるためグーグルアースストリートビューから引用 させて頂いた。 8 この家もまだ比較的に新しい家屋である。震 災後は1階が完全に潰れ、1階の出窓のあ る壁が横たわっている Google Earthより

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9 この家もまだ比較的に新しい家屋である。 門柱が下から突き上げられ倒れていること が分かる。そして、この家屋はへの字に曲 がってしまっていることも分かる Google Earthより

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この熊本地震により犠牲になられた方々へ心よりご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災されました皆様方には、一日でも早い復旧を願っております。

●10月21日(金)  熊本市南区 熊本市内において、液状化現象により被害が大きかった南区へ足を運んだが、ほぼ復旧 完了しており、街の景観を見ても、被災状況が判らなかった。 まとめ 熊本地震の6カ月を過ぎた状況を視察したが、熊本市内は、被災後の片づけなどが進ん でおり、道路などの復旧もされており繁華街も夜になると賑わっていた。しかし、震源 地に最も近い益城町では、道路は車や人が通行できるようになっているものの、家屋の 解体撤去及び瓦礫の撤去は6カ月過ぎても未だに片付いていないのが現状である。今 回、大変お世話になった熊本市役所男女共同参画課課長藤川氏の話では、救援物資の扱 いやボランティアの方たちへの振り分けなど、全く出来なかったことは、大いに反省す るべきことであり、日頃の防災訓練には、この様な物資や人の振り分けを訓練しなけれ ばならない。また、これだけの大規模の災害には、やはり住民一人一人の「先ず、自分 の身は自分で守ると言う自助」と言うことを周知していかなければならないとのことで あった。土岐市では南海トラフによる東海大地震が発生した場合の想定震度は6弱と言 われている。しかし、今回の視察にて、特に分かったことは、新しい家屋であっても地 面から盛り上がってしまったりすると倒壊してしまい、特に1階部分が殆ど潰れている のが大半である。この様なことから、1階部分の耐震補強をなるべく市も補助金を多く 捻出できるようにし、一軒でも被害が少なく、人的被害も最小限に食い止められるよう にすることをよくよく再研究する必要があると提言します。 10

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参照

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