Carcin%gica/ Socie砂ofJapan
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フランクフルト国際甲殻類学会
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)大会参加・発表
及び
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一国際的に通用する高校生の科学技術系人材育成と
国際甲殻類学会
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:高校生の英語での発表の試み
IV
札幌一
A report on the activityof an International Crustacean Society (ICC-8) in Frankfurt held Aug. 17-25,
2014 and a high school students'participation and presenta“
on inEnglish at the International Crustacean Society (IAA 20& CSJ) in Sapporo,
held Sep. 20-
21,
2014丹羽信彰
l Nobuaki Niwa 圃 は じ め に : 2014年は 2回 の 国 際 学 会 に 参 加・発表出来でき た.国際学会での発表も8回目を迎え,その内4回 が高校生引率の高校生の英語発表です.8
月1 7日-25日 ド イ ツ フ ラ ン ク フ ル 卜 Senckenberg博物館・ ゲーテ大学で開催された国際甲殻類学会 CICC-8) に参加・発表した.海外の国際学会に高校生を参加 させ英語で発表させるプロジェクトも4年目を迎え た. しかし,フランクフル卜は予算の関係で高校生 の引率は札幌で行われた日本甲殻類学会第52回大 会 とlAA20(Intemational Association of Astacology) の共催の国際学会に変更され,参加し,高校生が発 表した. • (1)[フランクフル卜での演題] Pre円valenceof the two ectosymbiotic worms Holtodrilus in 2003-2013. NobuakiNiwa フランクフルトの発表内容は兵庫県菅生JlI
に生息す る淡水エピNeocaridinaspp.に付着するヒルミミズ Ho/todri/us truncatusとScutariellajaponicaの2003 2013の 10年間の共生関係を論じた.当日は発表会 場での他の研究者の発表内容の写真撮影や動画撮影 は著作権の関係で,かたく禁止されていた.ポス ター発表では活発な議論が展開した.無事発表後, 1日かけてフランクフルト南約300krnのミュンへン のドイツ博物館を訪れ,目的のメッサーシュミット Me262 (初の実用ジェット戦闘機)やMel63(初の ロケット戦闘機)V-l(ミサイル)や当時の先進的 なドイツの航空技術を目の当たりにした.フランク フルトでの交通事情,ゲーテ大学で見た野ウサギ, エジプトガン,珍奇な簡易エレベーター(木製l人 乗り)やSenckenberg博物館の恐竜群など現地で見 聞した. trun印 刷andScutariellajaponica on the host shrimp • (2)[札幌での演題]:高校生の発表 Neocaridina spp. from the Sugo River in westem Japan l神戸市立六甲アイランド高等学校 干658-0032兵庫県神戸市東灘区向洋町中4-4 RokkoIslandHighSchool, 4-4Koyo-cho, Nada, Higashi -nada, Kobe, Hyogo 658-0032, Japan E-mail: [email protected] 大鳥暢人(神戸市立六甲アイランド高等学校2年)・ 丹羽信彰(顧問) Some examples ofinteraction on the host shrimp Neo -caridina spp. and two ectosymbiotic worms Holtodri/us truncaωs and Scutariella japonica合omthe Sugo Riverin westem Japan. Nobuaki Niwa, Nobuto Oshima 次に 9月 20・21日に札幌で行われた国際甲殻類学会 (IAA
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CSJ JointIntemationalConferenceon Crustacea IAA 20)には高校生を引率して参加・高校生が英語 で発表した. ヒルミ ミ ズ 研 究 の 第l入 者 米 国 の Gelder博士との感激的な初出会いが用意されてい た.内容は兵庫県菅生川に生息する淡水エビ Neo -caridina spp.に付着するヒルミミズ Ho/todri/ustrun -mωsとScutariellajaponicaのホストエビに対する関 係のうち,観察結果より得た興味深い行動を報告し た.ホストエビが弱ってくると,いち早くヒルミミ ズは元気なエビに救命艇として避難するが,Scu -tariella japonicaにはそのような性質はない.ヒルミ ミズのこの性質を利用して大量培養の可能性を論じ た.発表は大成功であった. ヒルミミズ研究の第l 路相談に乗って下さった方もいて,とても助かり, しかも,視野が広がった.人生の早い段階の高校時 代に,このような本格的な国際学会の場の空気や緊 張感を味わい参加出来たことが,これからの進路や これから先の将来に繋がる大きな価値のあるものだ と思う.是非この貴重な体験を将来に生かしたい. なお本発表は,兵庫県生物学会・神戸大学サイエ ンスショップ共催 「高校 生・私 の 科学研究発表会 2014J (2014年11月 23日)で発表し,兵 庫 県 生 物 学会ポスター発表部研究奨励賞を頂いた.さらに, 兵庫県立人と自然の博物館で開催された 「第10回 共生のひろば J (2015年 2月11日)において私のフ ランクフルト発表と高校生の札幌発表を別々にポス ター発表した. 入者米国のGelder博士との感激的な初出会し、もあ .フランクフル卜発表および札幌発表の実際:終 り,熱心に高校生の発表を聞いて下さった.海外で わりにかえて の国際学会との大きな違いは,多くの日本の大学関 係者が高校生に対して進路情報など相談に乗って下 出発前の心配事:2014年 6月 25日マレーシア航 さった.学生は皆大学院生なので,高校2年生の本 空の旅客機がウクライナ上空でミサイルによって撃 校生に海外・日本を間わず皆さん大変親切にして下 墜された.また,今では収束の兆しの見えてきたエ さった.これがきっかけとなって,本人の進路が発 ボラ出血熱がアフリカのナイジエリアなどで,流行 展的になる事を期待する. して死者が多数出ていた.フランクフル卜はアフリ カ西海岸からの直行便があり,これも心配事であっ 【高校生の本人の感想】 た. 今回,国際甲殻類学会 (IAA&
CSJ Joint Intema -tionalConferenceonCrustacea IAA 20)に参加させて もらい, 事前に私が心の中で思い描いていた日本の 大学のイメージが大きく変わった.大学は「研究」 をする場ではなく,むしろ「研究で得た成果」を社 会へ還元する場であると感じた.また,私にとって 英語でのポスターの発表は初めてで,準備の段階 で,大変難しく苦労したが,何とか無事発表を乗り 切れて,思いきって挑戦して良かったと思う.大会 は外国の一流の研究者のみならず,日本の大学の教 授クラスの多くの研究者が参加されており,その中 には,日本のカニの研究の第一人 者 故 酒 井 恒 博 士 の門下生の女性研究者,重松玲子様にもお出会い出 来て大変意義深かった.研究者の心構えなどをうか がった.後に恩師のお一入植物生態学者の宮脇 昭 先生の著書 「森の力」のサイン入りの書物も送って 下さり大変親切にして下さった.また大学などの進80
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【フランクフル卜発表】 2014年 8月 17日(日)いよいよ出発.関空から出発. 7時 50分チェックイン.手荷物19.0kgで大丈夫で あった.11番ゲートより搭乗,ルフ トハンザ航空 の ボー イ ング747-400 LH741便 Osaka-Frankfurt 5740 mile 9238 km西に向かうので昼がずーと長く 続き, 14時16分(現地時間)ドイツ フランクフ ルトに無事到着した. シベリア上空を通過して,ウ クライナ上空よりはるか北の航路であった.直行便 で乗継ぎがないので,税関手続きはなく,あっけな くドイツに入国できた.14時 50分 SAVOYホテル に入る.早速,明日からの会場を下見しに行く. 17 時Senckenberg博物館 17時 30分ゲーテ大学校内に入 仇 大 学 校 内 に 野 ウ サ ギ が い る の で 驚 く .4号館, l号館を下見した. 8月 18日(月) 交 通 事 情 が 分 か ら ないのでTAXI(15ユーロ)で大学へ到着,受付で大会実行委員長 のMichaelTurkay(日本名:鶴岡美蛙)博士にご挨 拶する.チチュウカイミドリガニをSenckenberg博 物 館 に 引 き 取 っ て も ら う こ と に す る .Michael Turkay博士にお願いすると,快く快諾して下さっ た.コスタリカのIngoS Wehrtmann博士,サウジア ラビアのHamadAI-Yahya博士,インドのAnilkumar Gopinathan博士など多くの研究者と再会できる. 10 時30分からICC-8がスター卜して, 20時40分 に 終 了,20時50分 HamadAI-Yahya博士と別れる.20時 55分偶然日本人の理沙フ ァーベルさんと出会う. 地下鉄の乗り方を理沙ファーベルさんに詳しく教え て頂く. 8月 19日(火)2日目 地 下 鉄 で ゲ ー テ 大学 へ.ザ リカwニの川井唯史さんと再会する.デンマークコペ ンハーゲンのZandraM. S.Sigvardtさんと2ショット 撮影.サウジアラビアのHamadAI-Yahya博士から 有名なHoeg博士を紹介して頂く.京都大学の留学 生のZakeaSultanaさん.ChristopherBoyko博士とも お話しできる. 17時50分ベンツのパスで懇親会の 会 場Senckenberg博物館へ移動する.パスの中でイ ン ド のAnilkumarGopinathan博 士 と お 話 す る . Sencl倒 Iberg博物館では恐竜の復原化石の下で参加 者のエビ・カニ談義に花が咲いた.スペインの女性 研究者とは,スペインのノーベル賞受賞研究者の銀 染色の脳神経学者カハールの話題を話す.世界のエ ビ・カニ研究者と歓談ができて,夢のような時聞は 瞬く聞に過ぎたが,高緯度の為, 日没が午後9時頃 で,それまで明るかった. 8月20日(水)3日目 地下 鉄 で ゲ ー テ 大 学 へ.午 後から発表会場で;YixiongCai博 士 やlngoS Wehrt -mann 博士とお話しする.校内の野ウサギの写真が とれる. 8月21日(木)4日目 今朝はノ〈スでゲーテ大学へ 行ってみる.昼集合写真撮影.見たことのない簡易 木製エレベーターを見つける. 1人乗りでエレベー ターは止まらず,縄跳びに入るように,入れ替わり 学生さんが乗り降りする.このような簡易のエレ ベーターは日本では見た事がない.いよいよ16時 20分-17時30分 ポ ス タ ー 発表の本番,ナイ ジエリ アの女性研究者,イランの女性研究者,スミソニア ンの女性研究者などに説明する.議論が深まった. 19時一22時00分ゲーテ大学でのパンケットに参加す る. 8月22日(金)5日目 Munchen(英名Munich)に 向かう. 7時05分 82ユーロ OB BAHN N 1 058 8時22分 発 10時 Stuttgurt 11時13分 Guntzbl時 11時42分 AugsburgHbf 12時07分 Munchenに12 時10分 到着, トイレは有料でlユーロかかる.12 時45分 地 下 鉄8.10ユーロ Ober-schleisheim駅 で 下 車, 13時58分やっと郊外の航空博物館に到着. し かし,目的の航空機群は「ここにはない.
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ことが 判明した.受付で尋ねるとダウンタウンのドイツ博 物館にあることが判明し,航空博物館から市内に 14時00分直ぐ引き返す.14時16分 地下鉄14時36 分 Isartol駅下車 14時40分歩く. 15時00分やっと ドイツ博物館にたどり着き,シニアーで7.00ユーロ で入場:多くの船の模型などの中,遂に目的のメッ サーシュミッ トMe262(初の実用ジェッ卜戦闘機), 163(初のロケット戦闘機), 109ユンカース,Ju52, フィ ーゼラー, V-1(ミ サイル)などを見ることが 出来た.17時00分博物館が終了して,この日の内 にフランクフルトに引き返すことにした. 17時15 分 地 下 鉄17時30分 17時34分BDNo. 2351 82 ユーロ 17時48分-17時55分 昼 食 を と っていな かったので空腹で,駅で購入したニワトリの丸焼き を車内で食べる.10.28ユーロ 18時45分 19時16 分 AugsburgHbf 20時00分 Neu-ulm 20時40分 Goppingenn 21時05分一11分 Stuttgurt,21時35分 Mukler 22時02分-28分 Karisruhe 23時11分-24 分 Heidelberg RB15378 2階 建 て 列 車 に て 深 夜0 時45分にやっとフランクフルトに戻ることが出来 7こ. 8月23日(土)6日目最終日 ポスターを回収して 返却される. 11時25分閉会式表彰.そして,次回 は19-23July 2015オース卜ラリアシドニーで開催 される予定.今回のフランクフル卜の大会参加者は 250人40か国にわたるとのこと.大会委員長のMi -chaelTurkay博士は激務で体調不良で、欠席されてい た 大会終了後,市内を見学して, 午後,マイン川 の河畔を見学した.カレンダーに出てくるような美 しい景色で,河畔にはやはりエジプトガンが多数い た. 8月24日(日)7日目 8時15分パッキング 8時20図3. 図7.
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図10. (1)フランクフルトでの発表風景 図1. 図4..
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4陸 一-合 会 長 大 谷 剛 図11. 図5. (2)札幌での発表風景 図8.主唱
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図2. 図6. 図9.分 SAVOYホテルチェックアウト 地下 鉄9時15分 空港でチェックイン 手 荷 物20.5kg空港で総二階建 ての巨人機ルフトハンザA380を目撃する.遠くで 見ていると,スマートなので,それ程大きいとわか らないが,飛行機の近くの整備の人と比較すると, とにかく大きい.ルフトハンザ航空ボーイング747 -400 LH740便 Z541235 40G 13時 30分,13時 40分 タ キ シ ン グ 13時50分 離 陸 シベリア上空を l万 メ ー ト ル で 日 本 へ 向 か う.中 国 上 空 で は イ ン ターネッ ト不可.行きTL→帰りTK 早朝の7時08 分関空に無事着陸した. 【札幌発表】 9月 19日(金) 1日目 高校で午前中3時間授業をし て,午後から体育大会の全体練習,その後,直接神 戸 空 港 に 向 か う.18:00-18・20チ ェ ッ ク イ ン AIR DO ANA4831 2C 504 19:20搭 乗 19時 20分一 21時05分 新 千 歳 空 港 に到着.21時30分
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北海道 AIRPORT 215号 ク ハ72ト5201 22:10札幌に到 着 す る.22時30分 ホテル ニ ュ ーオータ ニ イ ン 1107号 室 9月20日(土) 2日目 8時00分出発 か で る2・7の 会場に向かう.8
時35分 到 着 12時00分 ポ ス ター 掲 示 16時10分一17時 40分ポスター会 場 でヒルミ ミズ研究の第l入者米国のGelder博士との感激的な 初出会いがあった.6時終了.19:00ー
21:00札幌テレ ビ塔にて懇親会に参加する. 9月 21日(日) 3日目 8時00分出発,8時20分-22 分札幌時計台 15時00分記念写真撮影 15時40分 RAPID AIRPORT 154号 ク ハ721-3222 新千歳空 港 ANA578 7 22C 18時35分 タキシング 20 時30分 神 戸 空 港 に到着した. 今 か ら 約30数 年 前 に 恩師 内橋 潔 博 士 の ご 指 導で,たったl人で細々と始めた兵庫県菅生川のエ ビの研究が,やがて大ブレークし,世界の人々が兵 庫県菅生川や六甲アイラン ド高校のことを知ってく れるとは,全く予想しておりませんでした.やはり 継続は力なりです. そ の 後,こ れ ま で 採 集した 膨 大 な 標 本 の 内,チ チュウカイミドリガニなどカニ標本の一部は, 大 会 実 行 委 員 長 のMichaelTurkay博 士 の ご 厚 意 に よ りSencl倒 Iberg博物館に献納することが出来た. 高校生発表の報告の主要部の骨子は,まとめて文 部 科 学 省・科学技術振興機構JSTに報告し(丹羽信 彰, 2014. スーパーサイエンスハイスクール研究開 発 実 施 報 告 書 第4年 次 ) 第3節 国 際甲殻 類 学 会31. 兵 庫 県 生 物 学 会2014研 究 発 表 会 高 校 生・私 の 研 究 発 表 会2014,兵庫県立人と自然 、 の 博 物 館 第10 回「共生のひろば」発表会75-77:許可を得て引用 した.
園 青 春
このCANCERに執筆の機会をお与え下さった日 本 甲 殻 類 学 会 会 長 朝 倉 彰 博 士 に 厚 く お 礼 申 し 上 げます. 図1. 全体集合記念写真.世界中の甲殻類研究者が一堂に会する. 図2. ゲーテ大学発表会場. 図3. Fran凶.ut大会受付. 図4. Senckenberg博物館. 図 5. ポスター発表. 図 6. ゲーテ大学で見た, 見た事のなし、l人乗りの珍奇な木製簡易エレベーター. 図7. ヒルミミズ研究の第l入者米国のGelder博士との感激的な初出会い. 図8. 大島暢人君の発表風景 図9. Gelder博士の前で堂々と英語で発表する大島暢人君.図10. 国際甲殻類学会 (IAA& CSJ Joint Intemational Conference onCrustaceaIAA 20)の講演要旨.