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クイックスタート ガイド
Helix Server v14.x
リアルネットワークス(株) 〒 160-0023
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©2010 RealNetworks, Inc. 専売特許出願中 All rights reserved. RealNetworks、RealPlayer、RealProducer、 RealAudio、RealVideo、Real ロゴ、Helix 及び Helix ロゴは米国及びその他各国の RealNetworks, Inc. の商標ま たは登録商標です。 記載されているその他すべての企業名、製品名、商標または登録商標は、各所有者の商標または登録商標で す。 この文章の内容は予告なしに変更されることがあります。RealNetworks, Inc.からの書面による承諾がある場合 を除き、この文書のいかなる部分も、いかなる方法によっても複製、または電子媒体に複写することを禁じ ます。
目次
システム要件 ... 4 ツール ... 4 メディアプレイヤー ... 4 エンコーダー ... 4 HELIX SERVERのインストール ... 5 以前のバージョンからのアップグレード ... 5 新規インストール ... 5 HELIX SERVERの開始 ... 7Widows上でのHelix Serverの開始 ... 7
Solaris 及びLinux上でのHelix Serverの開始 ... 8
HELIX SERVERのテスト ... 8 Helix Administratorの開始 ... 8 サンプルメディアのテスト ... 9 コンテンツ配信 ... 10 ビデオオンデマンド (VOD) ... 10 ライブストリーミング... 10 ネットワーク要件 ... 10 追加情報 ... 12
システム要件
仕様
オペレーティング
システ
ム
プロセッサー
メモリー
Linux — RHEL 5.x *
Intel P4 以降
マルチコア推奨
1 GB(最小)- 4 GB
推奨
Windows 2003
Windows 2008
Intel P4 以降
マルチコア推奨
1 GB(最小)- 4 GB
推奨
Solaris 10 SPARC **
Tx Series 以上
1 GB(最小)- 4 GB
推奨
*注意:RHEL 5.x のクローンは正式にはサポートしません。 ** x86 上で実行される Solaris はサポートしまん。ツール
メディアの再生やコンテンツ作成にはメディア プレイヤーとエンコーダーが必要です。以下に無料もしくは 試用が可能なプレイヤーとエンコーダーをリストします。これらはインターネット経由で入手することがで きます。メディア プレイヤー
QuickTime Player - Apple
RealPlayer - RealNetworks
Windows Media Player - Microsoft
VLC Media Player - VideoLAN
エンコーダー
Helix Producer - RealNetworks
RealProducer - RealNetworks
Helix Server のインストール
以前のバージョンからのアップグレード
v13.x から v14.x のように異なるメジャーバージョンへのアップグレードの場合には、Helix Server の最新 バージョンを新しいディレクトリーに新規インストールする必要があります。以前のバージョンに上書きし てインストールすることや、以前の設定ファイルを利用することはできません。 手順:1. 現在の Helix Server の設定を控えます。:ポート(HTTP、MMS、RTSP、Admin)、カスタム マウント ポイント、IP バインディングなど。これらを行う簡単な方法は、Helix Administrator(Web 管理画面)を 開いて必要な設定をメモするか、スクリーンショットを保存します。
2. rmserver.cfg を開き、Var HostName や Var ContentMarker が設定されていないか確認します。これらの設 定が存在する場合には設定構文をコピーします。存在しない場合は次のステップに進みます。
3. Helix Server が停止していることを確認します。
4. 現在の Helix Server のディレクトリーを他の名前でコピーします。(例:Helix Server-v13)
5. Windows の場合、コントロールパネルのプログラムと機能から Helix Server をアンインストールし、 オリジナルのディレクトリーを消去します。これを怠ると新規インストール後に複数のバージョンの Helix Server が混在することとなり、後日 Helix Server をアンインストールする際に混乱が生じます。
6. インストーラーの指示にしたがって以前と同じポートを設定します。
新規インストール
Helix Server のインストールには、インストーラーとライセンス ファイルが必要です。これらの入手方法はご 購入時にご登録のメールアドレス宛にメールにてご案内致します。またライセンス ファイルの発行には ステップ 4 で記す手順でマシン ID を取得する必要があります。
手順: 1. Helix Server を実行するアカウントでログインします。 2. インストーラーを実行します。Windows の場合、インストーラーをダブルクリックして開始します。 Linux と Solaris の場合、インストーラーが実行権を有しているか確認の上、コマンドラインから実行しま す。インストーラー名は各 OS によって異なります。 ./program_name.exe 3. インストレーションの注意を読み、Next をクリックし次に進みます。 4. Browse をクリックし、RealNetworks から入手したライセンスファイルを選択して下さい。 ライセンスキーの取得 ライセンス ファイルを未取得の場合には、インストーラー実行時の二番目のページに表示される 32 文字のマシン ID をコピーした後、メールに記載の方法に従いライセンス ファイルをご取得下さい。 生成されたライセンス ファイルはインストーラーが実行されるマシンでのみ有効となります。 評価版の注意:30 日間評価版ライセンスではライセンス キー取得の際にマシン ID は必要ありませ ん。 詳細情報:マシン ID の生成やライセンスの取得で問題がある場合には RealNetworks にご連絡下さい。 http://www.jp.realnetworks.com/contact/ 5. 使用許諾契約書(EULA)を確認し、異存がなければ Accept をクリックします。 6. 次のページでインストール場所を選択します。デフォルトのディレクトリーは C:\Program Files の直下で す。Browse ボタンをクリックし、任意の場所に変更できます。 注意:このドキュメントの例はデフォルト パスの利用を想定して記載されています。
7. Helix Administrator をはじめとする Helix Server の様々な機能にアクセスする為のユーザー名とパスワード を入力します。これらは大文字、小文字を区別します。続いて確認の為、パスワードを再入力します。 下二つのフィールドにはインストーラーがランダムに生成した Helix Administrator へのアクセスに使用す るポート番号が入力されています。これらの値をそのまま利用することもできますし、任意の値を設定 することもできます。これらの値は Helix Administrator へのアクセスで必要ですので控えておいて下さい。 8. 次のページからは、Helix Server が各ストリーミング プロトコル(RTSP、RTMP、HTTP、HTTPS)で使 用するデフォルトのポートをそれぞれ設定します。
9. 次のページでは、CA 認証局に送付するリクエスト ファイル(.csr ファイル)を生成する為に必要な ロケーション情報を入力します。Helix Server でセキュア HTTP(HTTPS)を利用しない場合にはこの項 目を空白で進めてください。
10. Helix Server の特定の機能に対する HTTPS リクエストの為のポートを設定します。これらのポートで
HTTP を利用する場合には、Enable Control Port Security ボックスのチェックを外します。
11. Windows では、デフォルトで Helix Server をサービスとしてセットアップします。
Install Helix Server as an NT service のチェックを外すことでアプリケーションとしてインストールで
きます。
また、このページのInstall SNMP Master Agent as an NT service にチェックを入れることで SNMP
マスター エージェントをサービスとしてインストールすることができます。
詳細情報:この SNMP オプションは SNMP 機能が有効のライセンスキーが必要です。詳細は Integration Guide の第 6 章 SNMP を参照して下さい。
12. 最終確認画面で選択項目を確認の上、Install をクリックします。
Helix Server の開始
Windows 上での Helix Server の開始
Windows サービスとして実行
デフォルトインストールでは Helix Server は Helix Server という名前のサービスとしてセット アップされます。このケースではアプリケーションは常にバックグラウンドで実行されるので開 始のアクションを行う必要はありません。 スタートメニュー又はデスクトップ アイコンからの開始 デスクトップ アイコンから開始するには、まず Helix Server がサービスとして開始されていないか を確認した後、インストーラーによって作成されたデスクトップ アイコンをダブルクリックしま す。また、スタートメニューから開始することもできます。
Windows コマンドラインからの開始
スタートメニューからコマンドプロンプトを開きます。インストール ディレクトリーに移動し、 以下のコマンドを実行します。(デフォルト設定の場合)
Bin\rmserver rmserver.cfg
Solaris 及び Linux 上での Helix Server の開始
デフォルト設定で Helix Server や Helix Proxy を実行する場合、root としてログインする必要があります。
Helix Server の開始: 1. コマンドシェルを開始します。 2. Helix Server のインストール ディレクトリーに移動します。 3. 標準アプリケーションとしてサーバーを開始します。Helix Server インストール ディレクトリー直下で以下のコマンドを実行します。 ../Bin/rmserver rmserver.cfg
Helix Server のテスト
Helix Server の設定変更を行う前に基本機能をテストして下さい。Helix Administrator の開始
1. Helix Server を開始します。 2. ブラウザに次の URL を入力します。Windows の場合にはインストーラーによって作成された デスクトップ上のブラウザ ショートカットを利用してもアクセスできます。 https://address:SecureAdminPort/admin/index.html http://address:AdminPort/admin/index.htmlHelix Server と同じマシン上で Helix Administrator を開く場合にはローカル ホスト アドレス を利用することもできます。
3. Helix Administrator がユーザー名とパスワードを要求しますので、インストール中に設定した ユーザー名とパスワードを入力します。これらの値は大文字、小文字を区別します。 4. OK をクリックして Helix Administrator を開始します。
サンプル メディアのテスト
Helix Server にはあらかじめビデオ オンデマンド ストリーミング用のサンプル コンテンツが用意されており、 Helix Administrator のサンプル ページからこれらのサンプル メディアをテストすることができます。 尚、テストにはあらかじめ適切なメディア プレイヤーがインストールされている必要があります。(ツール の項を参照して下さい。) Helix Administrator 経由でサンプルを再生: 1. ブラウザ右側上部の "Samples" をクリックします。 2. 各サンプルの "Play..." のリンクをクリックします。 メディア プレイヤーで再生: メディア プレイヤーを起動して以下のサンプル URL を入力します。 RealPlayerrtsp://serveraddress:rtsp_port/realvideo10.rm
http://serveraddress:http_port/ramgen/realvideo10.rm
Windows Media Player
http://serveraddress:http_port/asxgen/Desertrace.wmv
mms://serveraddress:mms_port/Desertrace.wmv
rtsp://serveraddress:rtsp_port/Desertrace.wmv
VLC Media Playerrtsp://serveraddress:rtsp_port/realvideo10.rm
rtsp://serveraddress:rtsp_port/iPhone-src/Riders.mp4
mms://serveraddress:mms_port/Desertrace.wmv
コンテンツ配信
ビデオ オン デマンド (VOD)
メディア コンテンツをあらかじめ設定されている RealSystem Content マウントポイントに追加します。 デフォルトでは Helix Server インストール ディレクトリー直下の Content ディレクトリーがこれに該当しま す。.rm、.wmv、.mp4 ファイルは Content ディレクトリーに、.flv と.f4v は /Content/flash ディレクトリーに、 そして iPhone ストリーミング用の.mp4 ファイルは /Content/iPhone-src ディレクトリーに配置します。 URL はメディア タイプと使用するストリーミング プロトコルによって異なります。例えば Content ディレクトリーに配置したコンテンツへの URL は以下のようになります。
rtsp://helix.server.com/myfile.rm
Content ディレクトリー配下のサブディレクトリーにメディア コンテンツを配置した場合は次のようになりま す。rtsp://helix.server.com/subdirectory/myfile.rm
メディア タイプと URL についての詳しい情報は Helix Administrator のオンライン ヘルプを参照して下さい。
ライブ ストリーミング
Helix Server にはライブ ストリーミング用の仮想マウントポイントがあらかじめ設定されています。Helix Server へのライブ ストリームの接続に関する詳細は、使用するエンコーダーのドキュメントや Helix Server Integration Guide を参照して下さい。 http://www.jp.realnetworks.com/products/resources/manuals/
ネットワーク要件
Helix Server をインターネット上に配置する場合、ネットワーク上のサーバー及びファイアーウォールに対し て適切なポートを設定します。これによりサーバーはクライアントからのリクエストを受け取ることができ ます。 Helix Server では複数の異なる種類のデータ配信に対応しているので、それぞれのリクエストに対応するポー トをオープンする必要があります。Helix Server で使用する主なポート一覧
554 RTSP リクエスト
Real Media とQuickTimeの配信で使用され、Helix Server へのリクエスト
において最も基本的且つ重要なポートです。メタファイル リクエスト及び プレイヤーで直接 RTSP URL を指定して視聴するときのデフォルト ポート になります。 1935 RTMP リクエスト Flash ストリーミングで使用されます。 80 HTTP/Ramgen/iPhone リクエスト Helix Server は全ての HTTP コンテンツの為にポート80をリッスンします。
これには Helix Server で配信可能な HTML ページや Web ページからリンク
される HTTP URL を持つ全てのメディア コンテンツが含まれます。
443 HTTPS リクエスト
Helix Server とブラウザーやメディア プレイヤー間の HTTPS 通信に使用さ れるポートです。このポートに対する HTTP リクエストは無視されます。
1755 MMS リクエスト
Windows Media Player 11 以前の Windows Media Player へのストリーミング で使用されます。
9090 Java モニター ポート
Java モニターでは Helix Administrator とは異なる独自のポートを使用してい
ます。Java モニターにアクセスする為にはこのポートをマップします。
Admin ポート(ランダ ム)
Helix Administrator へのアクセスで使用されます。以下の形式の URL でアク セスできます。 http://server_ip_or_address:admin_port/admin/index.html セキュア Admin ポート (ランダム) Helix Administrator へのセキュア アクセスで使用されます。以下の形式の URL でアクセスできます。 https://server_ip_or_address:secure_admin_port/admin/index.html 8008 Helix Server のチャネル コントロール用 HTTP 及び HTTPS リッスン ポート 8009 Helix Server のプレイリスト管理要求用 HTTP 及び HTTPS リッスン ポート 8010 Helix Server のプレイリスト追加、削除用 HTTP 及び HTTPS リッスン ポート 6970-32000 UDP RealNetworks 及び RTP 形式メディア プレイヤー用のデータ チャネル 1024-5000 UDP MMS メディア プレイヤー用のデータ チャネル 1-65000 MMS マルチキャスト用のデータ チャネル ライブ ブロードキャストを行う場合には更に追加のポートが必要となります。