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経管栄養法

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Academic year: 2021

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(1)

経管栄養法

(2)

研修の目的

・経管栄養法の目的が理解できる

・経管栄養を管理できる

(3)

経管栄養とは?

・経管栄養とは、経口摂取が困難になった

時に鼻腔内あるいは腹壁から胃や空腸等

に管を留置、その管を通して栄養補給を行

う方法

(4)

経管栄養の目的

・経管栄養法は、食事や水分を経口的に

摂取できない場合、また活動に必要な量の

食事が摂取できない場合に栄養チューブを

介して積極的に栄養を管理する目的で行

われる

(5)

投与経路

①経鼻栄養:鼻腔内より胃内まで挿入した

(マーゲンチューブ)から栄養補給を行う方法。

②胃瘻:内視鏡下で腹壁と胃に穴を開け、

胃瘻

(PEG)を増設し直接胃内に栄養を送

る方法。

③腸瘻:チューブ先端を腸内に留置し、胃を

介さず腸内へ直接栄養を送る方法。

(6)

メリットとデメリット

メリット デメリット 経鼻栄養 ・チューブの挿入が容易 ・非侵襲的 ・チューブ留置による違和感や苦痛が大き い ・チューブ誤挿入による肺炎や窒息のリスク ・自己抜去後のリスク ・注入前に胃内にチューブが留置されて いることを必ず確認する必要がある 胃瘻 ・長期栄養管理に適している ・チューブによる違和感や苦痛 がない ・チューブ誤挿入による肺炎や 窒息がない ・口から食べるリハビリや言語訓 練が行いやすい ・自己抜去が少ない ・在宅管理が容易 ・内視鏡下でPEGを造設する必要があ るため、Ptにとって侵襲的な処置となる ・PEG増設後は一定期間、安静度が制 限される ・PEGが腹部の皮膚と擦れ皮膚トラブル が生じる可能性がある 腸瘻 ・胃瘻と比較し胃内要物が逆 流しづらい ・腸に直接栄養が送られるため下痢をし やすくなる傾向 ・チューブが細いため閉塞しやすい ・在宅での管理が困難

(7)

栄養剤の種類

・ラコール ・エレンタール ・テルミール ・リーナレン ・メイバランス ・エンシュア ・K2S …などがあります

(8)

ラコール半固形

 食事の形態により近い性状 次のような患者さんに適している。 ・液体の栄養剤でむせる ・注入後の嘔吐が多い ・下痢を繰り返す ・栄養剤が漏れる ・自宅介護などで投与時間を短縮したい しかし ↓ PEG(胃瘻)が必要(経口・経鼻使用不可) 胃・腸の働きが十分にあること

(9)

簡易懸濁法とは? (薬を溶かす方法)

簡易懸濁法とは、錠剤やカプセルを粉砕・開封せず、 そのまま温湯に入れ崩壊懸濁させたあと経管投与す る方法 粉砕にすることで起こる ・正しい薬剤量が投与できない ・配合変化の危険性の減少 などメリットが多い。 (しかしすべての薬が簡易懸濁できるわけではな い。) ★方法 55℃のお湯で5~10分かけて溶かす。 ※ケイキサレートドライシロップなど固まりやすい薬は、投与直 前に混ぜる。

(10)

鼻腔栄養(マーゲンチューブ)の必要

物品

Ptの指示された栄養剤

・栄養バッグ

・専用カテーテル

50ccカテチップ

・内服薬、薬杯

・聴診器

(11)

鼻腔栄養(マーゲンチューブ):手順

1.対象者へ説明と同意

・患者の一般状態を観察、経管栄養が開始できる

かどうか判断する

・患者に経管栄養を開始することを説明する

2.必要物品の準備

・経管栄養量を

Drのピンク指示書で確認する

・栄養バッグに病室・患者名・栄養剤

(白湯等)・栄

養量

(※特別指示があれば投与速度、投与開始

時間

)を記入する(ダブルチェック)

・聴診器、カテチップ、経管栄養剤、点滴台

(必要時

注入ポンプ

)を準備する

(12)

鼻腔栄養(マーゲンチューブ):手順②

3.経管栄養投与 ・患者のベッドサイド周辺の環境整備を行う ・マーゲンチューブの固定を確認する(抜去されてないか、固定テー プ、ライン整理等) ・ 誤嚥予防のためベッドの頭側を30度程度ギャッジアップする ・聴診器、カテチップを用いて胃内気泡音を確認する ・胃内気泡音確認後、少しカテチップを引いて胃液の逆流を確認 する ・内服薬がある場合、栄養剤の前に薬を注入する ・内服薬注入後、50ml程度の白湯を注入する(フラッシュする) ・マーゲンチューブと栄養バッグをチューブで接続する(接続部は優肌 絆等で補強する) ・クレンメを解放し、注入を開始する(100~200ml/時程度が目安)

(13)

鼻腔栄養(マーゲンチューブ):手順②続き

・注入中はムセ、嘔気・嘔吐・下痢・腹部膨満感・腹

痛等の消化器症状の有無を確認する

・注入終了後、

50ml程度の白湯を注入する

・注入終了後も嘔気・嘔吐・下痢・腹部膨満感・腹

痛等の消化器症状の有無を確認する

・個人に応じてマーゲンチューブを病衣に固定する

・カテチップは

1日1回の交換、続けて使用する場合

は洗って患者のオーバーテーブル等に整理しておく

・注入後

30分程度は誤嚥予防のためにギャッジアッ

プしたままにしておく

(14)

マーゲンチューブ固定方法

・マーゲンチューブのテープは鼻と頬

2箇所に貼

付し固定する

・張り替える際は皮膚トラブルの有無を観察

・皮脂や汗でテープ剥がれしやすいので、張

り替える際は綺麗に清拭し汚れを落として

からにする

(15)

鼻腔栄養(マーゲンチューブ)注入中の

注意点

・注入前に必ず胃内気泡音及び胃液逆流

を確認

!!

→誤挿入による肺炎や窒息の予防のため

・自己抜去に注意

!!

→容易に抜去できるので自己抜去のリスクが

胃瘻より高い

自己抜去予防のため、チューブ類は視界に

入らないように病衣に固定する等、工夫を

する

(16)

マーゲンチューブの種類と交換時期

 セイラムサンプチューブ 交換時期:2週間以内  フィーディングチューブ 細いため、患者さんへの負担が小さい。 ガイドワイヤーを用いて挿入 交換時期:2週間以内  サフィードチューブ エックス線不透過性あり

(17)

胃瘻の必要物品

Ptの指示された栄養剤

・栄養バッグ

・専用カテーテル

50ccカテチップ

・内服薬、薬杯

PEG接続カテーテル

※写真にはありま

せんが、

PEG接続

のカテーテル必要

※腸瘻の場合、準備物 品は胃瘻とほぼ一緒で すが「注入ポンプ」忘れ ず!!

(18)

胃瘻の手順

1.対象者へ説明と同意

・患者の一般状態を観察、経管栄養が開始できる

かどうか判断する

・患者に経管栄養を開始することを説明する

2.必要物品の準備

・経管栄養量を

Drのピンク指示書で確認する

・栄養バッグに病室・患者名・栄養剤

(白湯等)・栄

養量

(※特別指示があれば投与速度、投与開始

時間

)を記入する(ダブルチェック)

PEGの接続チューブ、カテチップ、経管栄養剤、点

滴台

(必要時注入ポンプ)を準備する

(19)

胃瘻の手順②

3.経管栄養投与 ・患者のベッドサイド周辺の環境整備を行う ・ PEGと皮膚状態を確認する ・PEGのバンパーを支えながらチューブを接続する(接続する 前にクランプを確認) ・接続部を合わせて2か所ほど優肌絆で固定する ・内服薬がある場合、栄養剤の前に薬を注入する ・内服薬注入後、50ml程度の白湯を注入する(フラッシュす る) ・クレンメを解放し、注入を開始する(100~200ml/時程度が 目安) ・注入中はムセ、嘔気・嘔吐・下痢・腹部膨満感・腹痛等の 消化器症状の有無を確認する ・注入終了後、50ml程度の白湯を注入する

(20)

胃瘻の手順②続き

・注入終了後も嘔気・嘔吐・下痢・腹部膨満

感・腹痛等の消化器症状の有無を確認す

カテチップは

1日1回の交換、続けて使用す

る場合は洗って

PEGの接続チューブと一緒

にミルトンで消毒する

・注入後

30分程度は誤嚥予防のために

ギャッジアップしたままにしておく

(21)

胃瘻注入時の注意点

PEG増設部の皮膚トラブルの有無

→PEGは腹部と擦れることで皮膚トラブル

が起きやすいので皮膚状態の観察を忘れ

ない

!!

・きちんと固定できているか

!!

→PEGと専用カテーテルの接続部は優肌絆で

必ず固定する

(22)

腸ろうの手順

※腸ろうの手順は胃ろうとほぼ同じであるが、必ず「注入 ポンプ」を使用すること!! →胃のように栄養を溜めておくことができず下痢になりや すい 1.対象者へ説明と同意 ・患者の一般状態を観察、経管栄養が開始できるかどうか 判断する ・患者に経管栄養を開始することを説明する 2.必要物品の準備 ・経管栄養量をDrのピンク指示書で確認する ・栄養バッグに病室・患者名・栄養剤(白湯等)・栄養量(※ 特別指示があれば投与速度、投与開始時間)を記入する (ダブルチェック) ・ 専用の接続チューブ、カテチップ、経管栄養剤、点滴台(必 要時注入ポンプ)を準備する

(23)

腸ろうの手順②

3.経管栄養投与 ・患者のベッドサイド周辺の環境整備を行う ・ 腸ろう刺入部及び皮膚状態を確認する ・腸ろうのカテーテルとチューブを接続する ・接続部を優肌絆で固定する ・内服薬がある場合、栄養剤の前に薬を注入する ・内服薬注入後、50ml程度の白湯を注入する(フラッシュする) ・カテーテルを注入ポンプに接続する(クレンメはクランプしたまま) ・滴下速度をDrの指示通り設定する ・クレンメを開放し、注入を開始する(初期は20ml/時程度) ・注入中はムセ、嘔気・嘔吐・下痢・腹部膨満感・腹痛等の消化器症状 の有無を確認する ・注入終了後、50ml程度の白湯を注入する ※腸ろうはカテーテルが細く閉塞しやすいので、フラッシュは確実に行う!!

(24)

腸ろう注入時の注意点

・腸ろうカテーテルの閉塞の有無

→腸ろうの場合24時間持続注入の場合が多い。

三方角栓から内服薬注入時等、フラッシュは確実

!!

・腸ろう刺入部の消毒は週に

1回必ず行う

→腸ろう刺入部の消毒は毎週金曜日に実施。マス

キン消毒後、

IV3000を張り替える。事故抜去となら

ないように注意

!!

・注入滴下速度は正確か

→点滴と同様、滴下速度の確認を忘れず!!ポンプ

の正常可動を確認

!!

(25)

半固形(ニプロ加圧バッグ)

 ラコール(半固形) 手動でもできるが ・時間がかかる ・漏れることがある ニプロ加圧バッグα

(26)

●「

(27)

参照

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