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150908_gaimushou_rachi_02

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この報告書は再生紙を使用しております 平成27年9月

拉致問題の解決

その他北朝鮮当局による

人権侵害問題への対処に関する

政府の取組についての報告

外 務 省

〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 電話 03-3580-3311 http://www.mofa.go.jp/mofaj/

外 務 省

平成

26

年度

(2)

 北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施といった一連の 挑発行動を受け、また、北朝鮮が引き続き拉致問題について何ら 誠意ある対応を見せていないこと等を総合的に勘案し、政府は、 国連安保理決議に基づく措置に加えて、これまで一連の対北 朝鮮措置(※3)を決定し、実施してきた。  平成26年5月の日朝政府間協議の結果、北朝鮮側が全ての 日本人に関する包括的かつ全面的な調査を実施することを約束し、 同年7月、特別調査委員会を立ち上げ、調査を開始したことを 受け、我が国は北朝鮮に対してとっている措置の一部を解除した (※4)。平成26年7月、国連安保理北朝鮮制裁委員会が北朝鮮 関連企業のオーシャン・マリタイム・マネジメント・カンパニー (OMM)を国連安保理決議に基づく制裁対象に追加指定した ことを受け、同年8月、我が国として当該企業を外為法に基づく 資産凍結などの措置の対象に追加指定するための手続をとった。 また、平成27年3月、政府は、北朝鮮が日本を始めとする国際社 会による働きかけにもかかわらず関連する国連安保理決議に違 反して挑発的な言動を繰り返していることなど、北朝鮮をめぐる諸 般の事情を総合的に勘案し、同年4月に期限を迎える北朝鮮 籍船の入港禁止措置及び北朝鮮との輸出入禁止措置につき、 期限を2年延長することを決定した。  政府としては、日朝平壌宣言に基づき、諸懸案を包括的に解決 すべく、北朝鮮に対して国連安保理決議や六者会合共同声明 を完全に実施し、国際社会との関与を通じた前向きな対応を とる道を選択するよう求めるとともに、引き続き、一連の国連 安保理決議に基づく措置や我が国独自の措置を着実に実施し つつ、米国、韓国、さらには中国、ロシアといった関係国と緊密に 連携して取り組んでいく考えである。

北朝鮮に対する措置の実施

拉致問題に関する理解促進

 拉致問題に関する理解促進について、法は、政府及び地方 公共団体が、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題 に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものと定めている。 政府は、これまで、ポスター、DVD、パンフレット、小冊子等の 制作・頒布、インターネットによる発信等に加え、拉致問題 対策本部と関係地方自治体等との共催による啓発行事(平成 26年6月茨城県、8月栃木県・北海道、9月石川県・秋田県、 10月鳥取県、11月鹿児島県、平成27年1月東京都、2月宮城県) 等を実施し、理解促進・啓発の一層の強化に取り組んでいる。 また、拉致問題について国際社会の理解促進を図るため、 平成26年9月にスイス(ジュネーブ)において、平成27年5月に はニューヨークにおいて拉致問題啓発イベントを実施したほか、 平成26年11月、我が国の国連代表部が、ニューヨークにおいて アニメ「めぐみ」の上映会を行った。このほか、12月には米国 及び韓国から対北朝鮮ラジオ放送関係者ら計7名を招聘し、 拉致被害者御家族へのインタビュー及び拉致現場の視察等 を実施した。なお、政府は、対北朝鮮短波ラジオ放送を通じて、 拉致被害者等に向けて、政府の取組や国内外の情勢に関する 情報、さらには、御家族の声や励ましのメッセージを送っている。

政府一体となった取組

北朝鮮人権侵害問題啓発週間

 法は、12月10日から16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発 週間」と定めている。政府は、平成26年12月8日に、拉致問題 対策本部と法務省の共催、文部科学省の後援による拉致問題 啓発コンサート「『ふるさとの風』コンサート」、同月13日には、 拉致問題対策本部と法務省の共催による「対北朝鮮ラジオ 放送シンポジウム-北朝鮮の人権問題・拉致問題とラジオ放送 の役割 -」を開催したほか、関係省庁、地方公共団体等において も、同週間を中心に講演会、パネル展、ポスターの掲出、チラシ等 の配布、インターネットバナー広告及び交通広告(電車中吊り)の 実施、全国の地方新聞紙における広告の掲載など、同週間 にふさわしい活動に取り組んだ。  北朝鮮による拉致その他の人権侵害問題は国際社会の重大 な懸念事項であり、政府は様々な取組を行っている。特に、拉致 問題は、我が国の主権と国民の生命・安全に関わる重大な問題 であり、基本的人権の侵害という普遍的な問題である。政府とし ては、拉致問題を国の責任において解決すべき喫緊の重要課題 と位置付け、拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化は あり得ないとの方針を堅持し、拉致被害者としての認定の有無 にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国の ために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明、拉致実行犯 の引渡しを引き続き追求している。また、各種国際会議や各国と の首脳会談を始めとする、あらゆる外交上の機会を捉えて拉致 問題を提起してきており、拉致問題解決の重要性とそのための 政府の取組は、諸外国から幅広い理解と支持を得てきている。  しかしながら、政府が認定している北朝鮮による日本人拉致 被害者17名のうち、12名の方がいまだに帰国していない。北朝鮮 は、平成26年5月の日朝政府間協議の結果、拉致被害者及び 行方不明者を含む全ての日本人に関する包括的かつ全面的な 調査の実施を約束し、7月に調査を開始したが、平成27年8月 現在、いまだ調査結果の通報はない。政府としては、一日も早い 拉致被害者全員の帰国に向け、「対話と圧力」の方針を貫き、 引き続き全力を尽くしていく考えである。  以下では、まず、拉致問題に関して、国内における取組、日朝協議 及び六者会合、国際場裡における取組、さらに、各国との連携に つき俯瞰する。次いで、脱北者問題に関する政府の取組を説明し、 最後に、北朝鮮によるその他の人権侵害問題の現状につき概観 することとする。

総   論

0 1

拉 致 問題

02

0 1

0 2

0 2

1 2

国内における取組

第189回国会施政方針 演説において拉致問題 解決に向けた決意を述 べる安倍内閣総理大臣 (平成27年2月) 第2回拉致問題対策本部会合 (平成26年8月) ピョンヤン  平成25年1月、政府は、拉致問題に関する対応を協議し、同 問題の解決のための戦略的取組及び総合的対策を推進するため、 内閣に新たな「拉致問題対策本部」を設置した。同対策本部は、 本部長である総理大臣を始め、副本部長である拉致問題担当 大臣、内閣官房長官及び外務大臣、そして本部員である他の全 ての国務大臣から構成され、拉致問題の解決に向け、政府一体 となった取組を推進している。第1回対策本部会合では、拉致 問題の解決に向けた方針(※1)が決定され、その方針の下、各 閣僚が、本部長、副本部長を中心に連携を密にし、8つの項目 (※2)について、それぞれの責任分野において全力を尽くすこと が確認された。平成26年11月に至るまで計3回の同対策本部 会合が開催され、本部長と副本部長によるコア会合においては 「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律」 (以下「支援法」という。)のフォローアップや情報共有を行って きている。また、これまでに同対策本部の下に設置された関係 省庁の局長級から成る支援幹事会を計6回開催し、拉致被害者 等への今後の支援策の在り方についての検討を行った。  平成26年8月の第2回拉致問題対策本部会合で報告された 「拉致被害者等への今後の支援策の在り方について(中間報告)」 を受け、平成26年11月、現受給者の給付金支給期限の到来、 老後における所得の補完、新たな拉致被害者帰国に向けた準備 に遺漏なく対応するため、議員立法により支援法が改正された。 本改正により、滞在援助金の支給対象の拡大、60歳以上の方々 への老齢給付金、65歳を超えて帰国する被害者の方々への特別 給付金の支給などの措置がなされた。また、支援法の改正を踏 まえ、同月の第3回拉致問題対策本部会合において「拉致被害者・ 家族に対する総合的な支援策について」の改訂が承認された。  さらに、政府は、政府、拉致議連役員、各党拉致問題対策機関 代表等による「政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会」を平成 26年6月、7月及び10月に開催したほか、拉致問題の解決に資する あらゆる方策を検討するため、有識者の知見を政府の政策立案に 活用する「拉致問題に関する有識者との懇談会」を開催している。 この文書は、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律(平成18年法律第96号。以下「法」という。)第5条の規定 に基づき、拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する平成26年度の政府の取組について報告するものである。

(3)

 六者会合は、朝鮮半島の非核化を始めとする北朝鮮をめぐる 諸懸案を解決するための交渉の場として、引き続き有効な枠組み である。政府は、六者会合の再開にはまず北朝鮮による諸懸案 の解決のための具体的な行動が必要との立場であり、日米韓 で緊密に連携しながら、北朝鮮の具体的行動を強く求めてきて いるが、日米韓が北朝鮮に求めている具体的行動は見られて おらず、六者会合は平成20年12月以来開催されていない。平成 17年9月に発出された六者会合共同声明においては、拉致問題 を含めた懸案事項を解決することを基礎として、日朝間の国交を 正常化するための措置をとることとされており、この共同声明の 完全な実施が重要である。政府としては、米国及び韓国、さらには 中国やロシアを始めとする関係国と緊密に連携しつつ、北朝鮮 に対し、六者会合共同声明の完全実施に向けて具体的行動を とるよう引き続き求めていく考えである。

六者会合

拉致被害者の認定及び拉致容疑事案等の捜査・調査の推進

 平成14年9月17日の日朝首脳会談において、北朝鮮は日本人 の拉致を初めて認めた。政府は、これまでに北朝鮮による拉致 被害者として、17名を認定している(平成27年8月現在)。この 17名以外にも、警察は、朝鮮籍の姉弟が日本国内から拉致され た事案1件2名を、北朝鮮による拉致容疑事案と判断している。 また、これまで、拉致に関与したとして北朝鮮工作員等8件に 係る11名について逮捕状の発付を得て国際手配を行っており、 政府は北朝鮮にその引渡しを要求している。  これら以外にも、いわゆる特定失踪者(※5)の方も含め、 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として警察が 捜査・調査の対象としている方は877名に上っており(平成27年 8月現在)、警察では、当該事案の真相解明に向け、警察庁警備 局外事情報部外事課に設置した「特別指導班」が、都道府県警 察を巡回・招致して、捜査・調査の担当者への具体的な指導、当 該事案の現場の実地調査、都道府県警察間の協力体制の構 築等を行った。また、海難事案として処理されているものにつ いても、海上保安庁との連携を密にして、捜査・調査を行った。  さらに、将来、北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が 出てきた場合に備え、御家族等からのDNA型鑑定資料の 採取を実施してきたが、平成26年5月の日朝政府間協議を受け、 同意を得られていない御家族に対して改めて意向確認を行う など積極的な採取に努めた。また、広く国民からの情報提供 を求めるため、平成25年6月から実施している都道府県警察 のウェブサイトへの事案概要等の掲載についても、改めて御 家族の意向確認を行い、同意が得られた場合には、新たに 掲載を行った。

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 拉致問題の解決のためには、我が国が単独で北朝鮮側に強く 働きかけるだけでなく、拉致問題解決の重要性について各国 からの支持と協力を得ることが不可欠であり、政府は、あらゆる 外交上の機会を捉え、拉致問題を提起している。  平成26年10月、政府は拉致問題への言及を含む、前年より 強い内容の北朝鮮人権状況決議案(※6)を欧州連合(EU)と 共に提出し、同決議は同年11月には国連総会第3委員会、同年 12月には同本会議において、賛成多数で採択された(同決議の 採択は10年連続10回目)。同決議の採択は、拉致問題を含む 北朝鮮の人権状況に対して、国際社会に引き続き強い懸念が 存在することを示しており、北朝鮮に対し国際社会の明確な メッセージを改めて発出することとなった。また、平成27年3月の 人権理事会において、我が国とEUが共同提出した北朝鮮人権 状況決議についても賛成多数で採択された(同決議の採択は 8年連続8回目)。同決議は、国連北朝鮮人権状況特別報告者が 人権理事会に提出した、国際的な拉致等に関する包括的な戦 略案の提案等を内容とする報告書を歓迎している。  政府は、国連のみならず、G7サミット、ASEAN関連首脳会議 などの多国間の枠組みにおいても、拉致問題を提起しており、 拉致問題解決の重要性とそのための政府の取組は、国際社会 から明確な理解と支持を得てきている。平成26年6月のG7 ブリュッセル・サミットでは、北朝鮮に拉致を含む人権侵害への 対処を促す首脳宣言が発出されたほか、10月に開催されたアジア 欧州会合では、議長声明に初めて拉致問題が明記され、11月 に開催された東アジア首脳会議、ASEAN+3首脳会議、日 ASEAN首脳会議の議長声明にも拉致問題が明記された。

日朝協議

 日朝関係については、政府は、日朝平壌宣言に基づき、拉致、 核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて、「対話と 圧力」の方針を貫き、全力で取り組んでいく考えである。  平成26年3月、1年4ヶ月ぶりに日朝政府間協議が再開され、 双方が関心を有する幅広い諸懸案について、真摯かつ率直な 議論を行い、日本側からは、拉致問題について日本側の基本的 考え方について問題提起を行った。同年5月に開催された日朝 政府間協議の結果、北朝鮮は拉致被害者及び行方不明者を含む 全ての日本人に関する包括的かつ全面的な調査を実施すること を約束し、7月に特別調査委員会を立ち上げ、調査を開始した。  同年9月の日朝外交当局間会合では、北朝鮮側から調査の 現状について明確な説明がなかったため、10月には日本政府担 当者を平壌に派遣し、拉致問題が最重要課題であること、全て の拉致被害者の安全確保及び即時帰国、拉致に関する真相究 明並びに拉致実行犯の引渡しが必要であること、政府認定の 有無にかかわらず、全ての拉致被害者を発見し、一刻も早く安全 に帰国させることを求めていることを、繰り返し特別調査委員会 に伝えた。北朝鮮側からは、過去の調査結果にこだわることなく 新しい角度からくまなく調査を深めていくこと等の説明があった。  政府としては、引き続き北朝鮮に対して、日朝合意に基づく 迅速な調査を通じ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国を強く 求めていく。 オバマ米国大統領と拉致被害者御家族の面会(平成26年4月)  上記のような多国間の枠組みにおける働きかけと並行して、 政府は、諸外国との首脳会談や外相会談を始めとする様々な 機会を捉え、拉致問題に関する我が国の立場を説明し、それに 対する理解と支持を得てきている。  例えば、平成26年4月の日米首脳会談では、安倍総理から 拉致問題への引き続きの理解と協力を期待する旨述べ、オバマ 大統領の支持を得たほか、安倍総理からは、北朝鮮人権状況 決議のフォローアップにつき、安保理常任理事国である米国と 引き続き緊密に連携していきたい旨述べた。オバマ大統領の 訪日中には、同大統領と拉致被害者御家族の面会も実現した。 また、平成26年5月の日仏首脳会談、日EU定期首脳協議、日英 首脳会談、7月の日豪首脳会談等において、拉致問題の解決 のために協力を継続することや、北朝鮮に対して拉致問題を 含む人道上の懸念に速やかに対応することを求める旨を確認 してきている。 

日朝協議及び六者会合

国際場裡における取組

各国との連携

ピョンヤン ピョンヤン

帰 国

久米裕さん 松本京子さん 横田めぐみさん 田中実さん 田口八重子さん 市川修一さん 増元るみ子さん 曽我ミヨシさん 石岡亨さん 松木薫さん 原敕晁さん 有本恵子さん 地村保志さん 地村富貴惠さん 蓮池薫さん 蓮池祐木子さん 曽我ひとみさん

(4)

 過去に朝鮮半島出身者である夫等に随伴して北朝鮮に渡航 した日本人配偶者の方々の安否確認及び故郷訪問についても、 人道的観点から取り組むべき問題である。昭和34年から昭和 59年まで行われた在日朝鮮人等の帰還事業により北朝鮮 に渡航した、日本人配偶者と推定される1,831名に関し、政府 としては、従来から、北朝鮮側に対し安否調査の要請等を行って きている。平成26年10月の平壌における特別委員会との 協議においては、日本人配偶者の調査方法についての説明が あったが、具体的な情報を含む調査結果の通報はなかった。 政府としては、引き続き北朝鮮に対して、迅速な調査及び結果 の通報を強く求めていく。  北朝鮮を脱出した脱北者は、中国、モンゴル、タイ、ラオスなど のアジア諸国に滞在しているとみられ、中国に最も多くの脱北者 がいるものと考えられているが、そのほとんどは、滞在国当局の 取締りや北朝鮮への強制送還等を逃れるために潜伏生活を 送っていることから、実数の把握は極めて困難である。  政府は、脱北者の保護及び支援については、法の趣旨を踏まえ 対応してきている。脱北者が日本国籍を有する者である場合には、 邦人保護の見地から当該者をしかるべく保護して、その安全を 図っている。また、元在日朝鮮人等の場合には、個々の事案に 係る事情を具体的に検討した上で判断するとの方針に基づき 対処している。政府としてこれまでに関知している範囲では、 100名を超える脱北者が我が国に入国している。  また、政府としては、我が国に帰国し、又は入国した脱北者が 自立した生活を送ることができる環境を早期に整えることが 肝要であると考えており、関係省庁の緊密な連携の下、定着支援 のための施策を円滑かつ迅速に実施しているところである。 具体的には、脱北者に対し、個別のケースに応じて、職業相談、 精神的なケアの実施、日本語教育機関の紹介等を行っている。

03

0 3

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 平成26年3月に人権理事会に提出された北朝鮮における 人権に関する国連調査委員会(COI)(※7)の最終報告書では、 思想、表現及び宗教の自由の侵害、差別、移動及び居住の 自由の侵害、食料への権利及び生存権の侵害、恣意的拘禁、 拷問、処刑及び強制収容所、拉致及び強制失踪など、北朝鮮 の広範、組織的かつ深刻な人権侵害が詳述されており、これら は「人道に対する罪」に相当するとしている。  また、米国国務省や国連事務総長及び国連北朝鮮人権状 況特別報告者等が作成した報告書においても、北朝鮮内に おける広範な人権侵害が指摘されている。政府としては、北朝 鮮が国際社会の声を真摯に受け止め、拉致問題の早期解決を 含めた人権状況の改善や、国際社会との協力に向け具体的な 行動をとるよう、引き続き強く求めていく。 ※1 北朝鮮 拉致問題 我 国 主権及 国民 生命 安全 関 重大 問題 、国 責任 解決 喫緊 重要課題 。政府 、拉致問題 解決 北朝鮮 国交正常化 得 方針 堅 持 、拉致被害者 認定 有無 、全 拉致被害者 安全確保及 即時帰国 全力 尽 。 、拉致 関 真相究明、拉致実行犯 引渡 引 続 追求 。 ※2 ①早期 解決 向 北朝鮮側 行動 引 出 、更 対応措置 検討 、現行法制度 下 厳格 法執行 推進 。②日朝政府間協議 始 、 機会 捉 、北朝鮮側 拉致問題 解決 向 具体的 行動 継続 強 要求 行 。③拉致被害者 及 北朝鮮情勢 係 情報収集・分析・管理 強化 。④ 拉致 可能性 排除 事案 係 捜査・調査 徹底 、拉致実行犯 係 国際捜査 含 捜査等 継続 。⑤拉致問題 決 風化 決意 新 、教育現場 含 国内地域各層及 各種国際場裡 様々 場 活用 、内外世論 啓発 一層強化 。 ⑥米国、韓国 始 関係各国 緊密 連携及 国 連 始 多国間 協議 通 、国際的 協調 更 強化 。⑦拉致被害者家族等 細 対応、既 帰国拉致被害者 対 支援 継続及 今後 拉致被害者 帰国 向 準備 遺漏 期 。⑧ 他拉致問題 解決 資 方策 検討 。 ※3 平成18年7月5日 北朝鮮 発射 受 、万景 峰92号 入港禁止 含 9項目 対北朝鮮措置 即日実 施 、同年10月9日 北朝鮮 核実験実施 発表 受 、同11日、全 北朝鮮籍船舶 入港禁止及 北朝鮮 輸入禁止 含 4項目 対北朝鮮措置 発表 。    平成21年 、4月5日 北朝鮮 発射 受 、 同10日 北朝鮮 仕向地 支払 手段等 携帯輸出 届出 要 金額(下限額) 100万円超 30万 円超 引 下 、北朝鮮 住所等 有 自然人等 対 支払 報告 要 金額(下限額) 3,000 万円超 1,000万円超 引 下 発表 。 、 5月25日 北朝鮮 核実験実施 受 、6月16日 北 朝鮮 向 全 品目 輸出禁止並 「北朝鮮 貿 易・金融措置 違反 刑 確定 外国人船員 上陸」及 「 刑 確定 在日外国人 北朝鮮 渡航先 再入国」 原則 許可 発表 。我 国 実施 貨物検査等 関 特別措置法案 、7月7日 閣議決定 同日国会 提出 、廃案 。 後、10月30日 再度閣議決定 、同日国会 提出 、平成22年5月28日 成立 。    平成22年 、3月 韓国哨戒艦沈没事件 受 、①北朝鮮 仕向地 支払手段等 携帯輸出 、届出 要 下限額 30万円超 10万円超 引 下 、②北 朝鮮 住所等 有 自然人等 対 支払 報告 要 下限額 1,000万円超 300万円超 引 下 、③(北朝鮮 係 輸出入禁止)措置 執行 、第 三国 経由 迂回輸出入等 防 、関係省庁間 連携 一層緊密 、 厳格 対応 発表 。    平成25年4月、北朝鮮 核関連、 他 大量破壊兵器関 連及 弾道 関連計画等 関与 者 、追加 的 1団体及 4個人 対 資産凍結 措置 講 発表 。 、平成25年8月30日、北朝鮮 、国 際社会 強 反対 、依然 核・ 開発 継続 、拉致問題 何 具体的 行動 見 等 踏 、9団体及 2個人 資産凍結 対 象 追加的 指定 発表 。 ※4 ①北朝鮮籍者 入国 原則禁止措置、在日 北朝鮮当局職 員 北朝鮮 渡航先 再入国 原則禁止措置、日 本人 対 北朝鮮 渡航自粛要請措置等 解除。②北 朝鮮 住所等 有 自然人等 対 支払 、報告 要 金額(下限額) 300万円超 3,000万円超 戻 。北朝鮮 仕向地 支払 手段等 携帯輸出 、届出 要 金額(下限額) 10万円超 100万円超 戻 。③人道物資輸送 北朝鮮籍船舶 我 国 入港 場合 、特定船舶入港禁止特別措置法第6条第1 項 規定 入港禁止 例外 「特別 事情」 該当 場合 閣議決定(輸出入全面禁止措置 維持)。 ※5 特定失踪者 、民間団体 「特定失踪者問題調査会」 独自 北朝鮮 拉致 可能性 調査 対象 失踪者 意味 。 ※6 同決議 、拉致問題 、極 深刻 懸念 強調 上 、北朝鮮 対 、拉致被害者 即時帰国 含 透 明性 方法 、同問題 早急 解決 強 要求 。 ※7 北朝鮮 人権 関 国連調査委員会(COI) 、平 成25年3月 第22回人権理事会 、我 国及 欧州連合 (EU) 共同提出 北朝鮮人権状況決議案 採択 、設置 決定 。 ・ 国連 北朝鮮人権状況特別報告者 、委員長 ・ 元豪州連邦最高裁判所判事及 ・ NGO「 ・ 人権委員会」代表 3名 構 成 、平成26年3月 約1年間 活動 行 。

脱 北 者 問題

04

その 他の人権 侵 害問題

写真提供:内閣広報室 5 6

日本人配偶者問題

北朝鮮内の人権侵害問題

注 釈

ピョンヤン

(5)

この報告書は再生紙を使用しております

拉致問題の解決

その他北朝鮮当局による人権侵害問題への

対処に関する政府の取組についての報告

参照

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