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下水熱利用による低炭素まちづくりシンポジウム 主催 : 国土交通省水管理 国土保全局下水道部開催日時 : 平成 26 年 3 月 11 日 ( 火 )13:30~16:55 会場 : 砂防会館別館 資料 3 ポテンシャルマップによる今後の 下水熱利用の普及について 平成 26 年 3 月 11 日

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(1)

ポテンシャルマップによる今後の

下水熱利用の普及について

平成26年3月11日(火)

大阪市立大学大学院

工学研究科 共創研究機構

都市エネルギー研究開発センター長

日本ヒートアイランド学会会長

特任教授 中尾正喜

「下水熱利用による低炭素まちづくりシンポジウム」

主催:国土交通省 水管理・国土保全局下水道部

開催日時:平成26年3月11日(火)13:30~16:55

会場 : 砂防会館別館

資料3

(2)

給湯に要した熱エネルギーの30~40%が下水に流入

宇梶ら(空気調和・衛生工学会論文集、No.51、1993)の研 究によると、宿泊施設の場合、給水温度が7℃程度の冬 場でも排水温度は30℃を超えており、集合住宅の場合は 18~22℃程度である。また、陳らは集合住宅の実測から、 給湯熱量の4~5割が排水として下水に捨てられていると 報告している(空気調和・衛生工学会学術講演会講演論 文集Ⅱ、pp.1057-1060、1999)

1.下水熱の由来

引用:太平のゆ なんば店HP 引用:TOTO商品HP

下水道へ

(3)

2.ターゲット市場

(集合住宅)

給湯

(温浴 施設)

(老人福祉施設)

暖房(冷房)

(宿泊施設)

(学校)

島根県HP

建築

(プール)

融雪

道路

産業用

(業務施設)

農業用

食品工場など 温室など

(4)

3.市場の特徴

戸建住宅,

24.9

集合住宅,

17.6

商業, 3.1 事務所, 3.2 遊興娯楽, 0.1 宿泊, 0.8 文教施設, 0.1 学校, 0.4 大病院, 0.8 医療厚生, 0.1 庁舎建築, 0.1

戸建住宅,

15.1

集合住宅,

4.7

商業, 1.6 事務所, 2.3 遊興娯楽, 0.5 宿泊, 1.1 文教施設, 0.4 学校, 0.4 大病院, 1.2 医療厚生, 1.5 庁舎建築, 0.1

大阪府 年間

暖房熱消費量PJ/年

大阪府 年間

給湯

熱消費量PJ/年

給湯,

51

暖房,

29

冷熱消費, 23 厨房エネ ルギー, 10

Made from Table 2 in reference.

Reference: Shimoda, Takahara, Shigeki, Narumi, Mizuno “Estimation and Evaluation on Energy Flow in Osaka Prefecture – Part 2”, Architectural Inst. of Japan. Vol.55, 99-106, May 2002. 45% 26% 52% 16% 34% 49%

給湯負荷が大きい宿泊施設,温浴施設や融雪は導入効果が高いが,市場規模

は住宅が大きい(大阪府)

(5)

3.管路における熱利用の実証事例(その1)

腐食に強い プラスティックス 更生管材料 硬質塩化ビニル ブライン管 ポリエチレン管

下水管路で実績ある

樹脂を採用

※給湯利用、道路融雪 利用も可

管路内熱交換器

☆老朽化が進む下水管路のリニューアル(更生工事)と同時に

熱回収システム設置が可能

→ 「管路老朽化問題解決と未利用エネルギー利用が同時に実現」

→ 「熱回収システム設置コストの低減」

下水道革新的技術実証事業(B-DASH)平成24年度採択事業:管路内設置型熱回収技術を用いた下水熱利用 大阪市・積水化学・東亜グラウト、大阪市海老江下水処理場

(6)

0 100 200 300 400 500 600 年度 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 施工距離(km)

管路更生工事の施工実績推移

日本管路更生工法品質確保協会資料より作成

☆老朽化が進む

下水管路のリ

ニューアル(更生工事)と同時

熱回収システム設置が可能

→ 「管路老朽化問題解決と

未利用エネルギー利用が

同時に実現」

→ 「熱回収システム設置コ

ストの低減」

下水管路更生 工事の様子 年度別供 用箇所 数(箇所 ) 年度別整 備延長 (千 k m ) 累計延長 (千 k m ) 50年経過 約

1万

km 30年経過 約

8万

km 老朽管路が急増 約

43

万km※ ※ H22年度は参考値 (岩手県、宮城県、福島県は調査対象外)

下水管路の老朽化

引用:「下水熱でスマートなエネルギー利用を」、国土交通省

(7)

大阪市千島下水処理場(大阪市大正区)において未処理下水を用いた実環

境試験を実施

4.

管路における熱利用の実証事例(その2)

NEDO事業:「次世代型ヒートポンプシステム研究開発/都市域における下水管路網を活用した 下水熱利用・熱融通技術」 P P P 採熱 放熱 採熱 熱利用 下水管路 P 夾雑物対策装置 ヒートポンプ 熱交換器 公立大学法人大阪市立大学,(株)総合設備コンサルタント,中央復建コ ンサルタンツ(株),関西電力(株),三菱重工業(株),(株)NTTファシリ ティーズ総合研究所,(株)トヨックス

(8)

熱交換器の開発

管路外に熱交換機能を付加するタイプ

二重管熱交換器

コンパクト化し た試作機

流下液膜熱交換器

管底設置熱交

換器

管路に熱交換機能を付加するタイプ

管(樹脂)一

体型熱交換器

(9)

夾雑物対策装置(スクリーン)の開発

φ1200 600 φ1500 600 φ1200 600

 海外のスクリーンと比較してコンパクトで低コスト、また捕捉夾雑物は下水道へ

自然流下可能なスクリーンを試作し、実環境試験により効果を検証

クリーニング

方式

クランク型レーキ式

回転レーキ式

スプレー洗浄併用多孔式

スクリーン

形式

横型スリット

縦型スリット

パンチングメタル

特徴

水位確保が必要

大流量通水能力

繊維状、

シート状夾雑物の除去

試作通水

能力

10(L/s)

50(L/s)~100(L/s)*

35(L/s)

集合住宅

給湯負荷

200世帯

1000~世帯

700世帯

機器外観

φ1200 600 φ1500 600 φ1200 600

*試験設備の能力限界で未確認

(10)

5.下水熱ポテンシャルとは

T

G

C

P

w

SEW

下水熱

ポテンシャル

容積

比熱

下水

流量

下水温

度差

下水管路位置における下水体積流量と下水温度差

に容積比熱を乗じたもの

「広域ポテンシャルマップ」

は、管路上の

各マンホールにお

けるポテンシャル(日平均)を図示

(11)

「広域ポテンシャルマップ」

は延床面積按分により日積算流量を推定

処理場や、管路内等で計測している実測流量を、実測地点が受け持つ集水域内

の建物延べ床面積で除し、推定したい地点の集水域内の建物延床面積の大きさ

を乗じて日積算流量を推定する。

Plant

推定場所

推定流量

測定集水面積内

の建物延床面積

晴天時測定流量

推定する集水域内

の建物延床面積

推定

流量

実測

流量

×

下水流量の推定

延床面積はGISを用いて集水域内の建物

延床面積を集計。

(12)

下水熱ポテンシャルの考え方

T

G

C

P

MAX

w

SEW

採熱の目安と

しての下水熱

ポテンシャル

容積

比熱

下水

流量

温度差

5Kの

 熱交換器の温度差条件から最大でも5Kの温度差を下水からとることを限界と考えた

ポテンシャル

 下水熱利用企画段階にて

採熱設備で許容される採熱量の目安

を示したもの

ポテンシャルの考え方① マンホールにおける賦存量や存在位置

SEW

LIM

SEW

w

LIM

C

G

T

T

P

採熱限界

ポテンシャル

容積

比熱

下水

流量

下水

温度

処理場流

入温度下

限値

ポテンシャルの考え方② 下水処理から見た採熱限界

処理場での処理能力低

下を防止するために最

低限維持しなければな

らない下水温度

 処理場での下水処理能力の低下を防止することを考慮したポテンシャル

 採熱の限界を考えたポテンシャルマップ(普及が進むと必要になる)

ポテンシャルには用途に応じたものが考えられる

今回の手引き

(13)

普及が進むと熱ポテンシャルマップを維持管理することが必要となる

■下水熱利用の導入によりポテンシャルは変化

① ②

建物①で下水熱利用

建物②で下水熱利用

下水熱利用

下水熱利用

下水熱利用

小 採

下水熱利用なし

w

SEW

in

out

LIM

C

G

T

Q

Q

P

・下水熱の普及が進むと、採熱により下水温度が低下

・下水温度データの計測点が増える

・採熱による温度低下

→ポテンシャル見直し

→冷熱源として利用するポテンシャルが大きくなる

■下水熱利用の

普及が進むと

、下水道事業者はポテンシャルマップを維持管理

(14)

①熱供給事業が可能な管路の抽出(1)

熱供給事業:加熱能力21GJ/時以上の熱量を供給可能な事業

⇒21GJ/時以上の下水熱ポテンシャルを持つ地点を抽出

⇒21GJ/時以上のポテンシャルを持つ管路が約100[km]存在する。

21GJ/h以上の

ポテンシャルを持つ管路

6.ポテンシャルの活用イメージ

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(15)

②熱供給事業が可能な管路の抽出(2)

熱供給事業においてベース負荷(加熱能力5GJ/時)を下水熱ヒートポンプで供給する場合

⇒5GJ/時以上の下水熱ポテンシャルを持つ地点を抽出

⇒5GJ/時以上のポテンシャルを持つ管路が約250[km]存在する。

5GJ/h以上の

ポテンシャルを持つ管路

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(16)

③下水熱利用給湯の可能性のある医療、宿泊、商業施設の探索

⇒500kW以上の給湯熱

需要がある建物は21

⇒120kW以上の給湯熱

需要がある建物は81

・各建物が接続されたマンホールの持つポテンシャル量と建物給湯熱需要量を比較し、

熱利用が可能な建物を抽出

⇒120kW以上、500kW以上の

給湯熱負荷

を持つ

医療、宿泊、商業

施設を対象と

した検討を実施。

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(17)

④幹線の例

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(18)

⑤業務集約地区の下水熱ポテンシャル

宿泊施設 熱需要量

29(TJ/年)

下水熱ポテンシャル

89(TJ/年)

業務施設

熱需要量

1.0(TJ/年)

下水熱ポテンシャル

17(TJ/年)

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(19)

⑥融雪利用の可能性

学校

病院

温泉旅館・ホテル群

寒冷地における融雪利用の可能性

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用

(20)

娯楽施設

⑦娯楽施設周辺管路の熱ポテンシャル

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(21)

⑧工業地域

工業地域

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(22)

⑨駅周辺複合施設近くの管路

商業・ホテル・オフィス等

複合施設

ターミナル駅

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用 するものではない

(23)

田畑

農業地域を通る下水幹線

:温室などへの利用

⑩市街地から処理場に至る幹線での農業利用

検討イメージを示すた めの試算例であり、実 際の導入検討に使用

(24)

7.ポテンシャルマップを使った下水熱利用検討の流れ

表示

下水熱ポテンシャル

計算 表示

建物熱需要量

データ 計算 データ 登録

流量推定

流域検索

登録

建物情報

熱負荷原単位

マンホールの色調を変化さ せ、下水熱ポテンシャル情 報を表示 建物の色調を変化さ せ、熱需要情報を表示

下水熱利用可能な建物を抽出し、

給湯、暖房エネルギーシステムの

シミュレーションを行う。

エネルギーシステムシミュレーション

熱需給

マッチング

給湯 貯湯槽 給水 水熱源 ヒートポンプ (下水熱交換器) 熱源水 循環 ポンプ 給湯循環 ポンプ 温水ボイラ (カスケード) 下水 18℃ 7℃ 45℃ 65℃ 15℃

エネルギーシステム方式検討

(25)

8.熱利用システム設計用の詳細ポテンシャル情報整備へ向けて

住宅施設 10% 業務施設 44% 商業施設 33% 宿泊施設 9% 医療施設 1% その他 3% 住宅施 設 業務施 設 商業施 設 宿泊施 設 医療施 設 その他 延床面積(m2) T2 4,372,727 住宅施設 72% 業務施設 9% 商業施設 9% 宿泊施設 0% 医療施設 2% その他 8% 住宅施 設 業務施 設 商業施 設 宿泊施 設 医療施 設 その他 延床面積(m2) S1 3,072,255 0 200 400 600 800 1000 1200 下 水 流量 (m 3/h ) 時刻平均下水流量(m3/h)

業務・商業(延床面積の住宅比率10%)

0 500 1000 1500 2000 2500 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 下 水 流量 (m 3/h ) 時刻平均下水流量(m3/h)

住居地域(延床面積の住宅比率72%)

日変動:建物用途別比率、特に延床面積の住宅比率の影響大

下水熱を利用するシステム設計用として、処理場、ポンプ場の流量、水温の

計測値に加えて、熱利用の可能性の高い管路の計測値を加えて、管路流

量、温度の1日の時刻変動などから成るポテンシャルを整備する必要がある

下水管路流量の計測例(大阪市内)

(26)

下水管路温度の計測例(大阪市内、晴天時)

• 用途地域による差があるが、流量ほど差は無いと言える。

• 温度差は,約±2Kの範囲

• 夜20時から深夜1時:外気温度は低下する時間帯であるが,下水温度は上昇する。

→入浴に伴う給湯使用量が多くなることが原因と考えられる。

業務集約地域

-4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 月 別 日 平 均 下水温 度との 差 (K ) 時刻(h) 全期間平均 春季平均 夏季平均 秋季平均 冬季平均 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 月 別 日 平 均 下水 温 度と の 差 (K ) 時刻(h) 全期間平均 春季平均 夏季平均 秋季平均 冬季平均

住宅地域

一日の下水温度時刻変動

(月別日平均下水温度との差)

(27)

下水熱ポテンシャルマップを整備して

熱利用提案を!

下水熱の賦存量や存在位置を見える化

(管路上の各マ

ンホールにおけるポテンシャル(日平均)を図示)

②自治体が作成し

オープンに

③下水熱利用の

構想段階

において、

民間事業者の導入意欲

を高める

ことに活用

④有望なエリア・建物が抽出されれば、設計に活用できる

詳細なポテンシャルを作成(今後)

「広域ポテンシャルマップ」を作成すれば

参照

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5日平均 10日平均 14日平均 15日平均 20日平均 30日平均 4/8〜5/12 0.152 0.163 0.089 0.055 0.005 0.096. 

放流先 合流下水道 分流下水道 公共用水域 施設種類 特定施設 貯蔵施設 有害物質 の 使用 有 無.

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