[重点 施 策Ⅲ] 競 争 力 と 魅 力 あ る 水 産 業 の 形 成
(1) 強い経 営体 の 育成と 後継者 対策 の 強化 【 P 4 6 - 6 5 】
1 ) 漁 場 ・ 資 源 ① 資 源 管 理 ・ 漁 業 経 営 安 定 対 策 経 営 の 安 定 化 を 図 る た め , 漁 船 漁 業 に お い て は 資 源 管 理 措 置 , 養 殖 業 に お い て は 漁 場 改 善 に 取 り 組 む 事 を 条 件 に , 漁 業 共 済 掛 金 の 負 担 軽 減 や 積 立 ぷ ら す の 加 入 要 件 の 撤 廃 な ど 共 済 制 度 を 活 用 し た 「 資 源 管 理 ・ 漁 業 経 営 安 定 対 策 」 の 取 組 を 促 進 し ま し た 。 本 県 の 資 源 管 理 の 基 本 と な る 「 資 源 管 理 指 針 」 に 基 づ き , 「 漁 業 所 得 補 償 制 度 」 へ の 加 入 に 必 要 な 資 源 管 理 計 画 や 漁 場 改 善 計 画 の 確 認 を 行 い ま し た 。 ま た ,「 宮 城 県 資 源 管 理 ・ 漁 場 改 善 推 進 協 議 会 」 へ 参 加 し , 漁 業 者 が 策 定 し た「 資 源 管 理 計 画 」や「 漁 場 利 用 計 画 」の 履 行 確 認 を 行 う と と も に 本 県 重 要 水 産 資 源 で あ る マ コ ガ レ イ , ツ ノ ナ シ オ キ ア ミ ( イ サ ダ ) , イ カ ナ ゴ ( コ ウ ナ ゴ ) の 資 源 動 向 に つ い て 調 査 し ま し た 。 ② A S C 認 証 ( 戸 倉 っ こ か き ) 南三陸町では,バイオマス産業都市構想の一環として,ASC認証※ 1,FSC森林 認証※ 2,家庭から排出される生ゴミの液肥化など,資源循環に向けた取 組を推進して います。 そのような中,宮城県漁協志津川支所(戸倉海域)では,震災からの復興に際し,養 殖施設の数を1/3に削減するなど過密養殖を解消し,品質の改善を目指すとともに, 環境負荷を減らす取組について関係者と協議・検討を重ねてきました。 県では,協議や予備審査時には戸倉地区におけるカキ養殖業の概要説明や資料提供な どの支援,本審査時における認証基準に関する説明などへの支援を行いました。 平成27年11月12日,13日に国内外の審査員による本審査が行われ,平成28 年3月31日に国内で初めて「ASC」の認証を取得しました。※1 ASC(Aquaculture Stewardship Council):
海 の 自然 や 資源 ,地 域社 会 に配 慮 し, 環境 に 大 きな 負 荷を か けず に 生産 さ れた ,持 続 可能 な養殖物に与えられる認証。
※2 FSC(Forest Stewardship Council):
森林の環境保全や地域社会に配慮し,経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えら れる認証。 2 ) 漁 業 経 営 ① 水 産 業 関 連 団 体 の 再 建 支 援 被 災 地 域 の 水 産 業 の 再 生 を 図 る た め ,震 災 に よ り 甚 大 な 被 害 を 受 け た 水 産 業 協 同 組 合 な ど の 施 設 ・ 設 備 な ど の 再 建 を 支 援 し ,当 該 団 体 の 機 能 の 早 期 回 復 , 運 営 基 盤 の 復 興 ・ 強 化 を 図 り ま し た 。 平 成 2 3 年 度 か ら 平 成 2 6 年 度 ま で に 計 4 5 団 体 を 支 援 し , 平 成 2 7 年 度 に お い て は 5 団 体 を 支 援 し ま し た 。
関 係 機 関 と 連 携 し , 被 災 に よ り 個 別 で の 再 起 が 難 し い 漁 業 者 に 対 し て , 共 同 化 や 協 業 化 な ど に よ る 経 営 再 開 や 経 営 安 定 に 向 け た 取 組 を 支 援 し ま し た 。 ● 漁 業 生 産 組 合 の 経 営 改 善 支 援 震 災 後 に 設 立 さ れ た 漁 業 生 産 組 合 の 経 営 改 善 を 支 援 す る た め ,社 会 保 険 労 務 士 な ど の 専 門 家 派 遣 を 行 い ,各 組 合 が 抱 え る 問 題 を 把 握 す る と と も に そ の 改 善 を 図 り ま し た 。ま た ,国 の「 が ん ば る 養 殖 復 興 支 援 事 業 」及 び「 が ん ば る 漁 業 復 興 支 援 事 業 」 に 参 画 す る 漁 業 者 の う ち 事 業 終 了 が 近 い グ ル ー プ に 対 し ,法 人 化 に 向 け た 勉 強 会 を 開 催 す る な ど , 事 業 終 了 後 の 経 営 の あ り 方 を 検 討 し ま し た 。 ③ 漁 業 経 営 の 改 善 支 援 震 災 後 に 厳 し さ が 増 し て い る 漁 業 経 営 の 改 善 を 図 る た め , 宮 城 県 水 産 業 経 営 支 援 協 議 会 と 連 携 し ,各 漁 村 地 域 に お い て パ ソ コ ン 研 修 会 及 び 簿 記 研 修 会 な ど を 開 催 し , 漁 業 者 の 経 営 に お け る , 財 務 管 理 の 意 識 の 醸 成 を 推 進 し ま し た 。 ④ 6 次 産 業 化 の 支 援 ● 宮 城 県 6 次 産 業 化 サ ポ ー ト セ ン タ ー の 設 置 ・ 運 営 平 成 2 7 年 5 月 に 宮 城 県 6 次 産 業 化 サ ポ ー ト セ ン タ ー を 仙 台 市 内 に 設 置 し ,漁 業 者 な ど か ら の 6 次 産 業 化 に 関 す る 相 談 に 対 し て , 的 確 に 指 導 ・ 助 言 で き る 支 援 体 制 を 整 備 し ま し た 。 サ ポ ー ト セ ン タ ー で は ,相 談 内 容 に 応 じ て ,専 門 家 で あ る 6 次 産 業 化 プ ラ ン ナ ー を 派 遣 す る こ と に よ り ,新 商 品 の 開 発 や 販 路 拡 大 な ど の 支 援 を 行 い ま し た 。 ● 農 林 漁 業 者 等 地 域 資 源 活 用 新 事 業 創 出 支 援 事 業 新 商 品 の 開 発 や 新 た な 販 路 の 開 拓 な ど の 6 次 産 業 化 に 取 り 組 む 被 災 漁 業 者 な ど に 対 し ,そ の ニ ー ズ に 対 応 す る コ ン サ ル タ ン ト を 派 遣 し ,経 営 状 況 や 生 産 体 制 を 踏 ま え た 新 商 品 づ く り ,販 売 タ ー ゲ ッ ト の 選 定 及 び 経 営 戦 略 ・ 事 業 計 画 の 策 定 な ど の 支 援 を 行 い ま し た 。 ⑤ 浜 の 担 い 手 団 体 の 活 動 な ど へ の 支 援 水 産 業 の 早 期 復 旧 の た め に は , 地 域 の 牽 引 役 と な る 漁 業 の 担 い 手 の 確 保 ・ 育 成 が 必 要 不 可 欠 で あ る こ と か ら , 水 産 業 普 及 指 導 員 が 中 心 と な っ て , 浜 の 担 い 手 活 動 推 進 母 体 で あ る 宮 城 県 漁 業 士 会 , 漁 協 青 年 部 , 漁 協 女 性 部 な ど が 行 う 生 産 活 動 再 開 の 取 組 に 対 し 支 援 し ま し た 。 ま た , 震 災 に よ る 漁 業 就 業 者 の 減 少 が 懸 念 さ れ る こ と か ら , 漁 協 な ど と 情 報 交 換 を 行 っ た ほ か , ハ ロ ー ワ ー ク が 主 催 す る 就 職 相 談 会 な ど に 参 加 し , 新 規 就 業 者 の 確 保 に 努 め ま し た 。
(2) 水産都 市の 活 力強化 【 P 6 6 - 8 1 】
1 ) 流 通 ・ 加 工 ① 「 み や ぎ 水 産 の 日 」 の 取 組 活 動 県 内 産 地 魚 市 場 の 水 揚 量 は 震 災 前 の レ ベ ル に 回 復 し て お り , 背 後 地 の 生 産 体 制 も 徐 々 に 整 い つ つ あ り ま す が , 一 方 で 震 災 に よ り 失 っ た 販 路 は , 未 だ 回 復 し な い 状 況 に あ り ま す 。 本 県 水 産 業 が 以 前 の 活 気 あ る 姿 を 取 り 戻 す た め に は , 魚 介 類 の 消 費 拡 大 を 図 る こ と が 不 可 欠 で あ り , 消 費 者 ( 県 民 ) に , 宮 城 県 が 全 国 屈 指 の 水 産 県 で あ る こ と を 知 っ て も ら い , 水 産 物 の 消 費 拡 大 に つ な げ て い く こ と が 必 要 で あ る こ と か ら , 宮 城 県 で は , 平 成 2 6 年 1 1 月 か ら 毎 月 第 3 水 曜 日 を 「 み や ぎ 水 産 の 日 」 と 定 め , 魚 市 場 や 量 販 店 な ど の 流 通 業 界 と も 広 く 連 携 し て 消 費 者 に 対 し , 産 地 な ら で は の 特 徴 の あ る 水 産 物 を 積 極 的 に P R を 行 っ て い ま す 。 ② 県 産 水 産 物 の P R ・ 販 路 拡 大 支 援 な ど 震 災 や 風 評 に よ り 失 わ れ た 販 路 の 回 復 を 図 る た め , 商 談 機 会 の 創 出 や ブ ラ ン ド 化 , 消 費 拡 大 な ど 様 々 な 施 策 を 実 施 し ま し た 。 ● 信 頼 回 復 支 援 農 林 水 産 物 の 消 費 回 復 や 風 評 払 拭 の た め ,県 内 の 主 要 施 設 の ほ か 首 都 圏 及 び 関 西 圏 に お い て ,県 産 品 の P R 広 告 を 掲 出 す る こ と に よ り ,消 費 者 へ の 正 確 な 情 報 発 信 を 通 じ て 水 産 物 を 含 む 県 産 物 の 信 頼 回 復 と イ メ ー ジ ア ッ プ を 図 り ま し た 。 ● ブ ラ ン ド 再 生 支 援 全 国 的 な 認 知 度 の あ る ブ ラ ン ド 食 材 の う ち , 震 災 に よ り 販 路 を 失 っ た カ キ ,ホ ヤ ,ギ ン ザ ケ に つ い て ,商 品 ア ピ ー ル や 生 産 復 旧 状 況 の P R な ど の 「 マ ー ケ テ ィ ン グ 活 動 」 及 び 「 販 路 開 拓 活 動 」 の 取 組 に 対 し て 支 援 し , ブ ラ ン ド 食 材 の 販 売 力 強 化 並 び に 販 路 拡 大 の 向 上 に 努 め ま し た 。 ● 商 品 づ く り ・ 販 路 開 拓 支 援 県 内 の 企 業 や 組 合 な ど が 行 う 地 域 食 材 を 活 用 し た 新 商 品 の 開 発 や 既 存 商 品 の 改 良 ,出 張 販 売 な ど に 要 す る 経 費 を 助 成 し ,販 路 の 回 復 に 努 め ま し た 。 ま た ,大 阪 ・ 名 古 屋 な ど の 中 央 卸 売 市 場 や 県 外 企 業 と の 連 携 に よ る 販 路 拡 大 に 努 め た ほ か ,商 談 会 や セ ミ ナ ー な ど を 開 催 し ,生 産 者 に よ る 販 売 力 強 化 に 向 け た 取 組 を 支 援 し ま し た 。 さ ら に ,商 談 機 会 が 限 ら れ る 一 次 加 工 業 者 を 対 象 と し た 需 要 開 拓 や 実 需 者 と の マ ッ チ ン グ を 行 い , 新 た な 販 路 開 拓 を 支 援 し ま し た 。 ③ 「 宮 城 県 水 産 加 工 品 品 評 会 」 の 開 催 水 産 物 需 要 の 多 様 化 に 対 応 し た 水 産 加 工 品 の 開 発 や 製 品 の 改 良 , 品 質 向 上 を 促 進 す る と と も に ,消 費 拡 大 を 図 る こ と を 目 的 と し て , 「 宮 城 県 水 産 加 工 品 品 評 会 」 を 開 催 し ま し た 。 平 成 2 7 年 度 は ,震 災 前 と ほ ぼ 同 等 の 6 2 社 と 2 校 か ら 2 0 5 品
④ 「 み や ぎ の 殻 付 き カ キ 」 首 都 圏 販 売 ネ ッ ト ワ ー ク 全 国 的 に 需 要 が 伸 び つ つ あ る 「 殻 付 き カ キ 」 の 販 路 開 拓 , 地 域 ( 海 域 ) 特 性 を 活 か し た 新 た な ブ ラ ン ド 戦 略 に 取 り 組 み ま し た 。平 成 2 7 年 1 2 月 2 0 日 ( 日 ) に は , 東 京 交 通 会 館 に お い て , 全 国 の カ キ の 主 要 産 地 が 集 い , 宮 城 県 が 焼 き 牡 蠣 , 広 島 県 が 牡 蠣 バ タ ー 焼 き , 三 重 県 が 牡 蠣 め し を 提 供 し , そ の 他 オ イ ス タ ー 職 人 に よ る ト ー ク イ ベ ン ト , 牡 蠣 早 む き 選 手 権 を 実 施 す る な ど , カ キ の 消 費 拡 大 に 取 り 組 み ま し た 。 ⑤ 各 地 域 の イ ベ ン ト の 開 催 震 災 に よ り 失 っ た 販 路 の 回 復・拡 大 を 図 る た め ,各 地 で フ ェ ア を 開 催 し ま し た 。 ● 「 2 0 1 6 石 巻 復 興 フ ー ド 見 本 市 」 の 開 催 石 巻 フ ー ド 見 本 市 実 行 委 員 会( 事 務 局:石 巻 商 工 会 議 所 )が 主 催 と な り , 平 成 2 8 年 2 月 1 7 日 ( 水 ) に 石 巻 市 水 産 物 地 方 卸 売 市 場 ( 石 巻 魚 市 場 ) に お い て 「 2 0 1 6 石 巻 復 興 フ ー ド 見 本 市 」 が 開 催 さ れ ま し た 。 市 内 の 水 産 加 工 業 者 を 中 心 に 石 巻 地 域 を 代 表 す る 4 0 の 事 業 者 が 出 展 し , 商 材 の 展 示 や 試 食 な ど ,来 場 者 に 対 し て 精 力 的 に 売 り 込 む 姿 が 見 ら れ ま し た 。 ● 「 塩 釜 フ ェ ア 」 「 お で ん 祭 り 」 の 開 催 県 と 塩 釜 蒲 鉾 連 合 商 工 業 組 合 な ど と の 共 催 に よ り ,平 成 2 7 年 1 1 月 1 2 日( 木 )か ら 1 3 日( 金 )ま で , 仙 台 市 勾 当 台 公 園 市 民 広 場 に お い て ,「 塩 釜 フ ェ ア 」 と 「 お で ん 祭 り 」 を 同 時 開 催 し ま し た 。 フ ェ ア は , 塩 釜 名 産 の 練 り 製 品 に 重 点 を 置 き , 練 り 製 品 の 展 示 ・ 試 食 P R , パ ネ ル 展 示 , か ま ぼ こ に 関 す る ア ン ケ ー ト な ど を 実 施 し ま し た 。 ● 「 み や ぎ 水 産 の 日 ま つ り 」 の 開 催 毎 月 第 3 水 曜 日 の 「 み や ぎ 水 産 の 日 」 を P R す る と と も に ,多 く の 皆 様 に 県 産 水 産 加 工 品 を 知 っ て 味 わ っ て も ら う た め ,平 成 2 8 年 2 月 1 5 日( 月 ) か ら 1 8 日( 木 ) ま で ,J R 仙 台 駅 に お い て 初 め て 宮 城 の 選 り す ぐ り の 水 産 加 工 品 の P R ・ 販 売 イ ベ ン ト を 開 催 し ま し た 。 イ ベ ン ト 初 日 に は ,村 井 知 事 か ら 第 4 0 回 宮 城 県 水 産 加 工 品 品 評 会( 平 成 2 8 年 2 月 3 日 開 催 )受 賞 者 へ 賞 状 授 与 を 行 っ た ほ か ,イ ベ ン ト 期 間 を 通 じ て 品 評 会 受 賞 品 の パ ネ ル 展 示 及 び 受 賞 品 を 含 む 水 産 加 工 品 の 販 売 を 実 施 し ま し た 。
3)試 験研究
① 食 料 生 産 地 域 再 生 の た め の 先 端 技 術 展 開 事 業 県 で は ,被 災 地 域 を 新 た な 食 料 地 域 と し て 再 生 す る こ と を 目 的 と し て ,食 料 生 産 地 域 再 生 の た め の 先 端 技 術 展 開 事 業 に 取 り 組 ん で い ま す 。 こ の 事 業は , 被 災 地 域 内 に 「 漁 業 ・ 漁 村 型 」 の 研 究 ・ 実 証 地 区 を 設 定 し , 地 域 住 民 と 協 力 し つ つ 研 究 を 実 施 し ,こ れ ま で 蓄 積 し て き た 最 先 端 の 技 術 シ ー ズ を 有 効 に 活 用 し ,組 合 せ ・ 最 適 化 を 進 め る こ と で ,技 術 の 普 及 ・ 実 用 化 を 促 進 す る も の で す 。 平 成 2 7 年 度 は ,「 低 ・ 未 利 用 ,低 価 格 魚 介 藻 及 び 加 工 残 渣 を 原 料 と し た 加 工 品 の 開 発 な ど に よ る 水 産 加 工 の 省 コ ス ト 化・効 率 化 ,付 加 価 値 向 上 な ど に 関 す る 実 証 研 究 」「 サ ケ 科 魚 類 養 殖 業 の 安 定 化 ,省 コ ス ト ・ 効 率 化 の た め の 実 証 研 究 」 「 貝 類 養 殖 業 の 安 定 化 , 省 コ ス ト ・ 効 率 化 の た め の 実 証 研 究 」 「 漁 業 経 営・漁 村 に お け る 先 端 技 術 導 入 効 果 の 解 明 」の 4 課 題 に 取 り 組 み ま し た 。
主な事業
課 名 事 業 費 ( 千 円 ) [ 決 算 額 ] 事 業 名 水 産 業 振 興 課 107,641 漁 業 経 営 改 善 支 援 強 化 事 業 沿 岸 漁 業 担 い 手 活 動 支 援 事 業 水 産 都 市 活 力 強 化 対 策 支 援 事 業 ( 再 掲 ) 県 単 独 試 受 託 試 験 研 究 費 ( 再 掲 ) 受 託 試 験 研 究 費 ( 再 掲 ) 水 産 業 基 盤 整 備 課 漁 港 復 興 推 進 室 8,140 資源 管理 ・漁 業改 善推 進事 業( 再掲 ) 食産業振興課 377,990 復 興 促 進 「 商 品 づ く り ・ 販 路 開 拓 」 支 援 事 業 県 産 農 林 水 産 物 等 イ メ ー ジ ア ッ プ 推 進 事 業 み や ぎ の 「 食 」 ブ ラ ン ド 再 生 支 援 事 業 み や ぎ 県 産 品 魅 力 発 信 事 業 農林水産経営支援課 111,010 水 産 業 団 体 被 災 施 設 等 再 建 整 備 支 援 事 業 漁 業 近 代 化 資 金 ※ 過 年 度 繰 越 が あ る 場 合 は 過 年 度 繰 越 を 含 む 金 額 を 記 載 し て い ま す 。①北上川のシジミ資源回復の取組について
( 関 連 事 業 : 宮 城 県 被 災 海 域 に お け る 種 苗 放 流 支 援 事 業 )1 目的及び背景
北 上 川 は , シ ジ ミ 漁 が 行 わ れ て き た 数 少 な い 河 川 で あ り , 県 内 で も 有 数 の 内 水 面 漁 業 が盛んな河川で した。特に,新北上川のシジミ は , そ の 色 つ や から 「ベッコウシジミ」(図1)と呼ばれ,県内外に広く 認 知 さ れ て き ま し た が , 近 年 , 漁 獲 量 が 減 少 傾 向 で あ っ た 中 (図2), 東 日 本 大 震 災 に よ り シジミ資源及び 漁場は甚大な被害を受けました(図3)。 こ の た め , 平 成 2 4 年 度 か ら , 国 の 補 助 事 業 「 被 災 海 域 に お け る 種 苗 放 流 支 援 事 業 ( 以 下 , 種 苗 放 流 支 援 事 業 ) 」 を 活 用 し て , 失 わ れ た シ ジ ミ 資 源 の 回 復 に 取 り 組 ん で い ま す 。2 シジミ稚貝放流について
種 苗 放 流 支 援 事 業 に よ り ,平 成 2 4 年 度 か ら 平 成 2 7 年 度 に か け て ,旧 北 上 川 ,新 北 上 川 に 計 1 2 5 ト ン の シ ジ ミ 稚 貝 を 放 流 し ま し た ( 表 1) 。 ま た , 平成 2 6年 度 の稚 貝 放 流に 際 して は ,東 北 大 学, 石 巻専 修 大学 の 協 力 に よ り , 河 川 環 境 調 査 を 実 施 し , 地 盤 沈 下 に よ っ て 河 川 へ の 海 水 の 流 入 が 増 加 し て い る な ど , シ ジ ミ の 生 息 環 境 が 変 化 し て い る こ と が 明 ら か に さ れ ま し た 。平 成 2 7 年 度 は ,こ の 結 果 に 基 づ いて放流区域を決めるなど, 資源回復に向けて効果的な放流の実施に努めま した(図4)。3 シ ジ ミ 資 源 の 回 復 へ の 取 組 に つ い て
新 北 上 川 は ,時 間 の 経 過 と と も に 河 口 域 に 砂 が 堆 積 す る な ど し て ,海 水 の 流 入 が 減 少 し , 塩 分 濃 度 が 下 が り , 震 災 以 前 の 環 境 に 戻 り つ つ あ る こ と が 分 か っ て い ま す 。 ま た ,北 上 追 波 漁 業 協 同 組 合 で も ,震 災 以 前 か ら 続 け ら れ て き た ,漁 獲 さ れ た 小 型 シ ジ ミ の 再 放 流 の 取 組 を 継 続 し ,限 ら れ た 資 源 の 保 護 に 努 め て い る ほ か ,資 源 調 査 を 実 施 し な が ら , 今 後 の 資 源 管 理 に つ い て 検 討 を 進 め て い る と こ ろ で す 。 (東部地方振興事務所水産漁港部) 図 2 北上追 波漁業 協同組合 におけ る シ ジ ミ 漁 獲 数 量 の 推 移 図 3 震災前 から現 在までの 新 北上 川河口 ※ 左 か ら H22.4.4, H23.3.14, H27.2.3(出典 : GoogleEarth) 表 1 北 上 追 波 漁 業 協 同 組 合 に お け る シ ジ ミ 稚 貝 放 流 数 量 の 推 移 図 4 放流作 業 図 1 ベッコ ウシジ ミ- 主な 取組-
②ASC認証(戸倉っこかき)について
1 経 過
南三陸町では,バイオマス産業都市構想の一環として,ASC認証,FSC森林認証,家 庭から排出される生ゴミの液肥化など,資源循環に向けた取組を推進しています。 そのような中,宮城県漁協志津川支所(戸倉海域)では,震災からの復興に際し,養殖施 設の数を1/3に削減するなど過密養殖を解消し,品質の改善を目指すとともに,環境負荷 を減らす取組について関係者と協議・検討を重ねてきました。2 ASC認証取得
県では,協議や予備審査時には戸倉地区におけるカキ養殖業の概要説明や資料提供の支援 ,本審査時における認証基準に関する説明の支援を行いました。 平成27年11月12日・13日に国内外の審査員による本審査が行われ,平成28年3 月31日に国内で初めて「ASC」の認証を取得しました。 「南三陸戸倉っこかき」として,平成28年4月2日から,東北と首都圏のイオンやイト ーヨーカドーの量販店で販売されています。 今後は,4年後の東京五輪など,国際イベントでの提供や海外への販路拡大が期待される ところです。 (気仙沼地方振興事務所水産漁港部) A S C:海 の 自 然 や 資 源 を 守 っ て 生 産 さ れ た 持 続 可 能 な 養 殖 水 産 物 を 認 証 し , 環 境 に 大 き な 負 担 を か け ず , 地 域 社 会 に も 配 慮 し た 養 殖 業 を 認 証 。③「伊達いわな」の商標登録について
1 イワナ養殖と全雌三倍体イワナの技術開発
内 水 面 で 生 産 さ れ る 養 殖 イ ワ ナ は ,通 常 1 ~ 2 年 の 養 殖 期 間 を 経 て 1 0 0 ~ 1 5 0 グ ラ ム の 大 き さ ま で 育 成 し ,主 に 塩 焼 き の 用 途 と し て 利 用 さ れ て き ま し た 。こ の 大 き さ を 超 え る と 性 成 熟 が 始 ま り ,産 卵 期 前 後 の 身 質 低 下 や 成 長 停 滞 ,婚 姻 色 の 発 生 に よ り ,食 用 と し て 利 用 で き る 期 間 が 限 ら れ て し ま う た め ,こ れ ま で 大 型 イ ワ ナ の 養 殖 は ほ と ん ど 行 わ れ て い ま せ ん で し た 。 通 常 の イ ワ ナ は 染 色 体 を 二 組 持 つ 二 倍 体 魚 で す が ,染 色 体 を 三 組 持 つ 雌 の 三 倍 体 魚 は 産 卵 し な い た め ,身 質 が 周 年 安 定 し ,産 卵 期 で も 成 長 を 続 け ,大 型 魚 の 生 産 が 可 能 と な り ま す 。水 産 技 術 総 合 セ ン タ ー 内 水 面 水 産 試 験 場 で は ,全 国 に 先 駆 け て ,県 内 の 渓 流 に も 生 息 す る イ ワ ナ( エ ゾ イ ワ ナ )に つ い て 全 雌 三 倍 体 作 出 の 技 術 を 開 発 し ,平 成 1 4 年 に 「 三 倍 体 魚 等 の 水 産 生 物 の 利 用 要 領 」 に よ り 水 産 庁 の 確 認 を 受 け ま し た 。2 伊達いわなのブランド化と商標登録
平 成 2 0 年 の 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 ,平 成 2 3 年 の 東 日 本 大 震 災 に よ り ,本 県 の 内 水 面 養 殖 業 は 直 接 被 害 や 風 評 被 害 を 受 け た た め ,内 陸 地 域 の 地 域 振 興 に 役 立 つ 生 食 用 高 級 食 材 と し て ,全 雌 三 倍 体 イ ワ ナ を 活 用 し よ う と い う 機 運 が 高 ま り ま し た 。内 水 面 水 産 試 験 場 で は ,全 雌 三 倍 体 イ ワ ナ の 種 苗 を 県 内 の 生 産 者 に 供 給 す る た め ,平 成 2 3 年 度 か ら 量 産 技 術 開 発 に 着 手 し て い ま す 。ま た ,平 成 2 5 年 度 に は 全 雌 三 倍 体 イ ワ ナ を「 伊 達 い わ な 」と 命 名 し て ブ ラ ン ド 化 を 推 進 す る た め ,県 内 生 産 者 と 当 場 で「 伊 達 い わ な 振 興 協 議 会 」を 設 立 し ,県 内 外 で 試 食 会 や P R 活 動 を 実 施 し て い ま す 。さ ら に ,宮 城 県 と 伊 達 い わ な 振 興 協 議 会 の 代 表 者 が 共 同 で 出 願 し ,平 成 2 7 年 1 月 に 商 標「 伊 達 い わ な 」 が 登 録 さ れ ま し た 。 県 内 の 養 殖 場 で 生 産 さ れ た 伊 達 い わ な は ,生 産 量 は ま だ ま だ 少 な い も の の ,市 場 流 通 が 始 ま っ て お り ,程 よ く 脂 の 乗 っ た 上 質 な 白 身 は 刺 身 で 賞 味 で き る 高 級 食 材 と し て 県 内 外 で 高 い 評 価 を 得 て い ま す 。当 場 で の 種 苗 の 量 産 技 術 開 発 に よ り ,従 来 よ り も 効 率 的 に 生 産 ・ 配 布 す る こ と が 可 能 と な り ,ま た ,伊 達 い わ な の 生 産 を 新 た に 始 め る 県 内 生 産 者 も 増 加 し て お り ,今 後 ,県 内 の 養 殖 地 域 の 特 産 品 と し て 広 く 利 用 さ れ る 食 材 と な る こ と が 期 待 さ れ ま す 。 (水産技術総合センター内水面水産試験場) 市場流通が始まった伊達いわな 伊達いわなの刺身(姿盛り)-主な取組-
④水産業団体被災施設等再建整備支援事業(復興基金事業)について
1 目的
東日本大震災で被災した水産業協同組合の施設,設備等の再建を支援し,当該団体の運営基盤の復興, 強化を図ることにより,被災地域の再生を図るものです。2 事業内容
東日本大震災からの水産業協同組合の機能の早期回復,運営基盤の復興を図るため,水産業協同組合 が行う被災した施設等の再建に係る経費について,予算の範囲内において補助金を交付するものです。3 補助対象者
水産業協同組合法に基づき設立認可された水産業協同組合です。4 交付の対象となる経費,補助率
(1) 対象となる経費 ① 本所,支所の事務所復旧工事費 ② 本所,支所の仮事務所取得費及び賃借料 ③ 本所,支所のOA機器,事務機器の購入費及びリース料 (2) 補助率 ①交付の対象となる経費が累計で2億円以下の部分の額 50%以内 ②交付の対象となる経費が累計で2億円を超え3億円以下の部分の額 45%以内 ③交付の対象となる経費が累計で3億円を超える部分の額 40%以内5 補助金交付額の状況(平成27年度)
6団体に対して,119,488千円の交付決定を行い,繰越事業を除き,2,445千円を交付し ました。(主な内容:牡鹿漁業協同組合仮事務所賃借料など) (単位:千円) 区分 当初予算 最終予算 決算額(交付額) 平成23年度 250,000 34,975 14 団体 24,697 平成24年度 446,740 34,689 13 団体 15,913 平成25年度 258,007 69,485 9 団体 12,748 平成26年度 100,807 68,839 9 団体 60,285 平成27年度 336,197 119,488 5 団体 2,445 平成28年度 5,709 ※平成27年度末までに延べ50(実16)団体に116,088千円を交付6 根拠法令等
(1)水産業協同組合法(昭和23年12月15日法律第242号) (2)宮城県農業・水産業団体被災施設等再建整備支援事業補助金交付要綱 (平成23年11月24日施行) (農林水産経営支援課) %(3)船舶の種類
⑤
漁業共済加入の推進について
( 関 連 事 業 : 資 源 管 理 ・ 漁 場 改 善 推 進 事 業 )1 平成25年度に発生した主な自然災害による水産被害
主な自然災害による水産関係の被害額は以下のとおりでした。 ・大雨(平成25年4月6日) ワカメ,ノリを中心に111,210千円 ・大雨(平成25年7月26日) 定置網施設を中心に 45,000千円 ・台風18号(平成25年9月16日) カキ,ホタテを中心に334,978千円 ・台風26号(平成25年10月16日)カキ,ホタテを中心に461,335千円 ・2月低気圧(平成26年2月16日) ワカメ,ノリを中心に 35,923千円2 漁業共済加入状況
自然災害や不慮の事故による損失を補てんし漁業経営の安定を図るため,漁業共済への 加入促進を図る必要があることから,県は,宮城県漁業共済組合及び宮城県漁業協同組合 などと連携し漁業共済加入についての働きかけを行いました。 こうした加入推進活動により,ノリやカキなどの特定養殖共済の加入率が平成27年度 末で62.6%(前年度対比+4.4ポイント)に,共済事業全体での加入率も53.4 %(前年度対比+0.8ポイント)に向上しました。3 資源管理・漁場改善計画設定状況
資源管理や漁場改善に取り組む漁業者を対象として,共済加入を前提として資源管理・ 漁業経営安定対策の仕組みである積立ぷらすの制度があります。これは基準収入から一 割 以上の減収が生じた場合,減収分に漁業者積立金に加えて国費積立金を上乗せして補てん するものです。 平 成 2 5 年 度 末 時 点 の 県 内 の 資 源 管 理 計 画 設 定 数 は 1 1 件 , 計 画 参 加 者 数 は 5 , 7 5 8 件 で す 。 ま た , 漁場改善に係る計画(漁場利用計画)の策定件数は,動物版 で33件、植物版で31件の計64件で,このうち,積立ぷらすの活用に必要な適正養 殖可能数量が設定されている計画は,動物版で16件,植物版で17件となっています。 こ れ ら の 計 画 に 基 づ い た 積 立 ぷ ら す 加 入 件 数 は 平 成 2 7 年 度 末 で 7 6 1 件 ,同 年 度 の 積 立 ぷ ら す 払 戻 実 績 は 漁 獲 共 済 で 1 1 6 件 5 4 ,3 2 0 千 円 ,特 定 養 殖 共 済 で 1 7 6 件 3 7 , 7 8 0 千 円 と な り ま し た 。 (農林水産経営支援課・水産業基盤整備課)-主な取 組-
⑥被災漁業者に対する金融支援について
( 関 連 事 業 : 漁 業 近 代 化 資 金 利 子 補 給 事 業 外 )
東日本大震災被災漁業者の復旧途上にある漁業経営 の安定化を資金面で支援するた め,漁業者向けの設備資金である「漁業近代化資金」について ,貸付利率を無利子とす るなどの特例が設けられているほか,本県独自に運転資金にも利用できる無利子資金と して「漁業経営震災復旧特別対策資金」を用意しています 。1 主な水産業制度資金の概要
資金名 漁業近代化資金 漁業経営震災復旧特別対策資金 資金使途 設備資金 運転資金,設備資金 融資機関 漁 協 , 農 林 中 央 金 庫 漁協,県内に本店を有する銀行等 貸付限度額 個 人 ・ 法 人 1,800万 円 ~ 3.6億 円 500万円(特認1,000万円) 償還期限 20(据置3)年 5(据置2)年 貸付利率 0.1%(平成28年3月18日現在) 無利子~0.35% 特例等 大 震 災 被 災 漁 業 者 に は ,次 の 特 例 が 適 用 さ れ ま す 。 ・償 還 ( 据 置 ) 期 限 の 3年 間 延 長 ・最 長 18年 間 の 実 質 無 利 子 化 ・無担保・無保証人,実質保証料 0% 直近の水揚が平年水準の9割に 回復していない大震災被災漁業者 が対象です。2 上記2つの資金の融資状況
(1) 融資動向 ・ 設備資金である漁業近代化資金の利用は,被災漁船,漁具の補修 のため平成24 年度にピークを迎え,平成25年度以降は,件数・金額とも減少傾向で推移してい るものの,平成27年度の融資実績は大震災前の平成22年度に比べ,金額ベース で約2.8倍となっており,依然,高い水準となっています。 ・ 漁業経営震災復旧特別対策資金については,平成 25年度からの融資総数18件 のうち,養殖業を営む方の運転資金確保のための借入が大半を占めています。 (2) 融資状況 ( 農林 水 産経 営支 援課 ) (単位:千円) 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 漁業近代化資金 26 307,900 59 3,054,300 140 7,492,600 81 2,256,700 74 1,149,500 43 852,900 漁業経営震災復旧 特別対策資金 12 38,500 5 21,000 1 5,000 (注) 金額は,県が利子補給(借入金利負担軽減)することを承認した金額で記載しています。 ※ 平成25年に創設 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度⑦漁業経営改善支援強化事業について
1 背景
東日本大震災から早期復旧を果たした漁業経営体が,将来ともに安定的かつ効率的な経営を行い,地域 の担い手として活躍するため,強い経営体の育成に向けた支援が重要となっています。また,震災後に新 たに立ち上げられた漁業生産組合,法人,協業化した漁業者グループなどについては,体制の維持や経営 の安定化に向けた支援も重要となっています。2 事業内容
(1)新たな経営体支援事業 震災後に設立された漁業生産組合や共同化している漁業者グループの経営改善を支援しました。ま た,意欲あるグループに対しては法人化や6次産業化の知識習得支援や関連事業の活用を誘導しまし た。 (2)経営改善支援事業 自らの経営改善に積極的に取り組む漁業者・団体などに対し,経営管理能力の向上による経営の安定 化を図るため,専門家派遣による経営診断・経営改善の提案や複式簿記記帳の実践指導及びそれらを利 用した経営管理手法の指導・助言を継続的に行いました。3 平成27年度の実績
蔵内之芽組でのパソコン基本操作研修の様子 漁業士会中部支部でのビジネスマナー研修の様子 (水産業振興課) %(3)船舶の種類
- 主な 取組-
⑧漁業者向けパソコン研修の開催について
1 背景・目的
パソコンは日常生活の必需品となりつつあり,社会のいたるところで活用されています。 このことは漁業分野においても例外ではなく,パソコンを導入することで漁業経営の効率化 や軽作業化が期待されています。しかしながら, 漁業者の多くはパソコンに不慣れな実態も あることから, 漁業者向けのパソコン研修会を開催することで漁業経営の中にパソコンを用 いた経営管理手法の浸透を図り, 漁業経営の改善に資することを目的に, パソコン研修を実 施しています。2 研修の実績
平 成 2 7 年 度 の 開 催 実 績 は , 1 2 月 に 4 回 , 1 月 に 6 回 , 計 1 0 回 で , 1 1 名 の A と B の 2 班 体 制 で 実 施 し ま し た 。A 班 は 初 心 者 向 け で , ワ ー ド や エ ク セ ル の 基 本 的 な 操 作 及 び 表 や グ ラ フ の 作 成 を 学 習 し ま し た 。B 班 は 上 級 者 向 け で , A 班 と 同 じ く 基 本 的 な 操 作 , さ ら に は 簿 記 の 基 礎 の 知 識 を 学 習 し ま し た 。今 回 の 研 修 で は , そ れ ぞ れ の ペ ー ス に あ わ せ た 操 作 研 修 な ど が 実 施 で き た た め , 一 人 一 人 の パ ソ コ ン 技 術 の ス キ ル ア ッ プ が 図 ら れ ま し た 。 日付 参加人数 内容 12月8日 10 ワードの基礎(入力) 12月9日 10 ワードの基礎(表作成・編集) 12月15日 10 エクセルの基本操作・セルの四則計算 12月16日 10 相対参照・絶対参照等 1月12日 8 書式設定等・絶対参照, 相対参照等 1月13日 8 書式設定等・VLOOKUP関数等 1月19日 11 パソコンの基礎入力等・簿記の基礎等 1月20日 11 パソコンの基礎入力等・簿記の基礎等 1月26日 10 ワードアート設定等・弥生会計の基本操作等 1月27日 10 チラシやPOPの作成等 (気仙沼地方振興事務所水産漁港部) パ ソ コ ン 操 作 研 修 の 様 子⑨6次産業化の支援について
1 背景
宮城県では平成26年10月に本県水産業が震災前以上に発展できるよう,「宮城県 水産業復興プラン」を見直し,「水産業の振興に関する基本的な計画」を策定し,その 中で「競争力と魅力ある水産業の形成」を主要施策の一つに掲げ,漁業者や水産加工業 者に対し,漁業・加工・流通・観光との相乗効果による6次産業化の取組を支援するこ ととしています。 具体的には,経営の改善や事業の高度化・多角化などに意欲のある漁業者などに対し, 新商品や新サービスの開発による高付加価値化への取組について積極的に支援し,所得 向上や雇用確保を図り,水産業の活性化を目指すものです。2 概要
(1)宮城県6次産業化サポートセンターの設置・運営
① 事業内容 県では,平成27年5月に宮城県6次産業化サポートセンターを仙台市内に設 置し,漁業者からの6次産業化に関する相談に対し,的確に指導・助言できる支 援体制を整備しました。 このサポートセンターでは,漁業者の相談内容に応じて,専門家である6次産 業化プランナーを派遣することにより,事業計画策定から新商品の開発,販路拡 大までの支援を行いました。 ② 設置期間 平成27年5月8日から平成28年3月29日まで ③ 相談受付状況 相談延べ件数 290件(農林水産業全体数) うち,プランナー派遣延べ件数 213件 (うち漁業者 31件)( 2 ) 農 林 漁 業 者 等 地 域 資 源 活 用 新 事 業 創 出 支 援 事 業
① 事業内容 新商品の開発や新たな販路の開拓などの6次産業化に取り組む被災漁業者(支 援対象者)に対し,そのニーズに対応するコンサルタントを派遣し,支援対象者 の経営状況や生産体制を踏まえた新商品づくり,販売ターゲットの選定,経営戦 略及び事業計画の策定などの支援を行いました。 ② 平成27年度支援実績 支 援 対 象 者 名 所 在 市 町 村 支 援 概 要 及 び 成 果 蔵 内 之 芽 組 気 仙 沼 市 ポ ス タ ー ,チ ラ シ ,名 刺 の 販 促 ツ ー ル を 使 っ た 営 業 手 法 を 習 得 し , ホ タ テ や ワ カ メ に つ い て 仙 台 市 内 の 飲 食 店 へ の 営 業 を 開 始 し た と こ ろ , 7 店 舗 か ら サ ン プ ル 希 望 が あ り , 取 引 に 向 け て 商 談 を 継 続 中 で あ る 。 豊 嶋 祐 二 氏 石 巻 市 C I デ ザ イ ン が 完 成 し ,そ れ を 活 用 し た 名 刺 の 販 促 ツ ー ル を 作 成 し た 。ま た ,「 カ キ の 粕 漬 け 」の 試 作 品 が 完 成 し た 。 (農林水産政策室)-主な取組-
⑩がんばる漁業(近海まぐろ延縄漁業)の取組について
1 経緯
近海まぐろ延縄漁業は,気仙沼魚市場にヨシキリザメ,メカジキ,メバチを主体に周年水揚げし ている基幹漁業であり,地元関連産業に多大な経済的効果をもたらしています。 一方,その経営は燃油高騰,魚価の低迷,漁船の老朽化,乗組員の高齢化により,極めて厳しく, 事業継続を断念せざるを得ない状況が続き,漁船数が減少してきました。さらに,追い打ちをかけ るように,東日本大震災に伴う津波で近海延縄漁船2隻が全損したことから,存続そのものが危ぶ まれる状況となりました。 この状況に対応するため,近海まぐろ延縄漁業関係者は「気仙沼地域漁業復興プロジェクト計画 (近海はえ縄漁業に係る復興計画)」を作成し,計画達成のため国の支援を受け,単船操業から集 団操業への移行,市場需給に応じた計画的な水揚げ,漁労資材の一括購入など経営の効率化に,平 成24年度から3ヶ年間,気仙沼遠洋漁業協同組合の所属船17隻が参加して取り組んできまし た。 その結果,水揚数量はほぼ計画を達成し(1操業当たり2.5トン),生産コストも削減できたもの の,水産加工場の復旧の遅れや中国におけるフカヒレ需要減少により,ヨシキリザメの価格が低迷 したことから水揚金額が伸びず,計画達成には至りませんでした。 このため,平成27年5月27日に開催された気仙沼地域漁業復興プロジェクト協議会におい て,今後の近海まぐろ延縄漁業の在り方について専門的な立場から検討する「近海まぐろ延縄部会」 が設置され,新たに「がんばる漁業復興支援事業」の支援を受けられるよう,経営分析を行い,分 析結果報告書の提言に基づく新たな計画を策定しました。2 新たな取組
新たな計画は,これまで行ってきた集団操業のメリットを生かし,協業化による経営強化や老朽 化した漁船の代船建造に向けた生産組合設立に取り組むこととしており,気仙沼遠洋漁業協同組合 が主体となっています。 主な取組内容 (1) 協業化による経営の合理化(代船建造に向けた生産組合設立) (2) 高鮮度化による販売価格の安定維持(集団操業,氷積込量増) (3) 労働環境の改善(釣り数削減による時間短縮) この取組内容は,平成27年12月16日に東京都で開催された中央協議会で認定されたことか ら,平成28年4月から3年間,認定された計画のもと,経営改革に取り組む予定です。 なお,新たな計画には漁協所属の12隻中8隻(6経営体)の近海まぐろ延縄漁船が参加し,4 隻は計画に参加しない自立経営ですが,安定的な水揚のため,新たな計画と連携して操業に取り組 む予定としています。 がんばる漁業参加延縄漁船 気仙沼市魚市場に水揚げされたメカジキ(左)とヨシキリザメ(右) (気仙沼地方振興事務所水産漁港部)⑪がんばる漁業復興支援事業「渡波アカガイ貝桁網漁業の新たな取組」
について
1 アカガイ貝桁網漁業の復活
全国的にも知名度の高い仙台湾のアカガイは,石巻地域においても小型機船底びき網(貝 桁網)漁業者の漁家経営を支える重要な資源でしたが,その漁獲量は平成11年の約140 トンをピークに平成21年には10トンを下まわり,大幅に減少しました。 そのような中,東日本大震災の津波により大量のガレキが漁場に堆積したため,震災直後 から,アカガイ漁業者らは,ガレキの撤去作業を行ってきました。啓開作業に一定の目処が 立った事から,7経営体がグループを構成し,操業効率化と資源管理の推進,高品質で安全 ・安心なアカガイの安定供給を柱とした「がんばる漁業復興支援事業」の認定を受けて,平 成26年9月から操業を再開しました。2 収益性の高い漁業を目指して
がんばる漁業復興支援事業の第1期(平成26年9月~平成27年6月)において,アカ ガイ漁業者は7隻で操業し,出荷作業の共同化で年間延べ操業日数を震災前の1,050日 から842日に短縮し,労務費・燃油消費量の削減を図りました。加えて,漁獲したアカガ イを殻長別に4段階の規格に選別し,「渡波赤貝」の特製ラベルを付けて出荷するなど,差 別化・高付加価値化による単価向上を図りました。 しかしながら,年間漁獲量は,20,860kgの計画に対し実績は10,374kgと 約5割に留まり,販売単価も,全ての規格で計画を下回る結果となりました。 以上の結果は,仙台湾漁場のアカガイ資源が未だ十分に回復していないこと,アカガイの 市場評価の低迷を示唆しており,当該漁業を継続的に操業するためには,更なる資源管理の 強化,高付加価値化の推進の重要性を改めて認識させられました。 第2期(平成27年9月~平成28年6月)では,これらの課題を克服するため,漁獲さ れた殻長8cm未満のアカガイの一部を,産卵母貝の確保,大型個体への成長促進の観点から 漁場へ再放流しました。また,水産技術総合センターで生産されたアカガイ稚貝 170,000個を万石浦において中間育成し,平成28年7月に放流することとしていま す。 販売面においても,従来の出荷先だった石巻市場と築地市場に加え,仙台市場への出荷, 首都圏での展示会参加,飲食店と連携したアカガイフェアの開催など,販路開拓の取組を積 極的に行い,結果,アカガイの販売実績は第1期を上回って推移しています。 今後は,資源状況に配慮した効率的な操業を継続し,法人化や他漁法の併用についても検 討を進めることとしており,安定した経営体制の確立に向け取り組んでいくこととしていま す。 (東部地方振興事務所水産漁港部) 渡波産アカガイ 出荷荷姿 再 起し た7 名 の ア カ ガ イ 漁 業 者-主な取組-
⑫漁協青年部,女性部の活動状況について(北・中・南部地区)
東 日 本 大 震 災 か ら 5 年 が 経 過 し ,水 産 業 の 分 野 で は ,共 同 利 用 施 設 ,養 殖 施 設 の 復 旧 も ほ ぼ 完 了 し , 生 産 額 も 年 々 回 復 し つ つ あ り ま す 。 震 災 か ら の 復 旧 ・ 復 興 が 進 む に 連 れ て ,各 漁 村 地 域 の 漁 協 青 年 部( 研 究 会 )及 び 女 性 部 活 動 が 活 発 化 し て い ま す 。1 北部地区
(1)カキ養殖業を将来に繋げるための「小学校総合学習支援」
所属団体名:唐桑町浅海漁業協議会青年部(唐桑青年部) 取 組 概 要 : 唐 桑 青 年部 は 後 継 者 の 育 成 や カキ 養 殖 業 の 普 及 を 目 的に , 気 仙 沼 市 唐 桑 小 学校が行う「総合学習」を 10 年間にわたり支援し続け,小学校とともにカキ養殖業を体 系的に学べる「学習支援プログラム」を 考案,実践してきました 。児童は自然との触れあ いの中でカキ養殖業を体験しますが,水揚げ後の販売まで含めて将来の 社会の一員たる自 覚を促す仕組みも含まれており,これら一連の活動は,カキ養殖業はもとより ,地域への 理解を深めるねらいもありました 。引率した保護者にも浸透し,地域を巻き込んだ活動と して波及・発展していき,ユネスコ ESD 優良実践事例集にも掲載されました。東日本大 震 災 の 津 波 で 海 を 怖 が っ て い た 児 童 が 海 へ 戻 る き っ か け を 与 え た こ と や 体 験 学 習 を 受 け た児童 1 名がカキ養殖業に就業したことも明るい材料です。今後,観光者向けの養殖体験 プログラムに応用し,ブルーツーリズムで交流人口を増やし て,地域振興に貢献すること も課題となります。 種 牡 蠣 の 挟 み 込 み 作 業 温 湯 処 理(2)地域活動を通じた魚食普及の取り組み
所属団体名:宮城県漁業協同組合志津川支所女性部 取組概要:水産業が盛んな志津川 でも魚料理が苦手な若い主婦や魚嫌いの 子供達が見ら れるようになり,「魚離れ」は都市部に限られたことではない ことを実感し,問題解決の 必要性を感じました。このため,女性部として何ができるのか?の協議を重ね,魚食普及 の推進を目的としました。これまでに①炊き出しによる魚料理の提供,②地元「福興市」で の旬の魚介藻類の紹介,③みやぎ生協とタイアップした魚料理教室などを実施してきました。 震災以降は全国からの来訪者があり,食の提供を通じて地元の伝統料理や旬の魚介藻類を紹 介することができました。地元の福興市ではリピーターも増え,料理教室用に新しいレシピ 集も作成しました。レシピ集を活用した若年層への魚食普及の活動を展開していくことが大 事であると思っています。今後の活動では,女性部の活動をアンケート等で評価していただ き,改善点を検討しながら効果的に事業を展開していきたいと考えています。活動のテレビ収録 生協での料理教室 ( 気 仙 沼 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 )
2 中部地区
(1)雄勝湾におけるマボヤ浮遊幼生調査
所属団体名:宮城県漁協雄勝町雄勝湾支所青年部 取組概要:これまで経験則で行っていたマボヤ天然採苗を確実に行うために,浮遊幼生 調 査 を 実 施 し ま し た 。 震 災 後 , 青 年 部 活 動 を 休 止 し て い ま し た が , こ の 調 査 を 契 機 に , 若 い 漁 業 者 が 新 た に 加 入 し , 当 地 区 の 青 年 部 活 動 が 再 開 し ま し た 。 研 究 ・ 実 践 活 動 状 況 及 び 成 果 ( ま た は 効 果 ) イ 浮 遊 幼 生 調 査 浮 遊 幼 生 調 査 を 平 成 2 7 年 1 2 月 か ら 平 成 2 8 年 1 月 に か け て 7 回 実 施 し , 水 深 2 0 m か ら の プ ラ ン ク ト ン ネ ッ ト 曳 き な ど , 調 査 手 法 を 習 得 し ま し た 。 ロ マ ボ ヤ 幼 生 の 判 別 採 取 し た サ ン プ ル は 顕 微 鏡 を 使 用 し て 観 察 し ,マ ボ ヤ 幼 生 と そ の 他 の ホ ヤ 幼 生 の 判 別 が で き る よ う に な り ま し た 。 ハ 今 後 の 課 題 や 問 題 点 な ど 今 回 の 調 査 で は ,時 化 な ど に よ り 調 査 と 調 査 の 間 隔 が 空 い て し ま い ,マ ボ ヤ 幼 生 の 発 生 ピ ー ク を 捉 え る こ と が で き ま せ ん で し た が ,十 分 な 密 度 の 種 苗 を 確 保 す る こ と は で き ま し た 。今 後 も ,調 査 を 継 続 し ,漁 業 者 に よ る 採 苗 適 期 に 効 率 的 に 種 苗 を 確 保 す る 技 術 の 習 得 を 指 導 し て い き ま す 。(2)網地島における「青空復興市」の開催
所属団体名:宮城県漁協網地島支所女性部 取組概要:震災により島民に野菜,果物,日用品 などの生活物資を供給していた移動販 売業者が被災し,廃業したことから,当女性部が島民のために週1回「青空復興市」を開 催し,生活物資の供給を行っています。 研 究 ・ 実 践 活 動 状 況 及 び 成 果 イ 平 成 2 7 年 4 月 か ら 開 始 し ,平 成 2 7 年 度 は 約 5 0 回 ,震 災 後 ,活 動 を 開 始 してからは合計180回以上の復興市を開催し,島民生活に欠かせない活動になってい ます。 ロ 網 地 島 で は 一 人 暮 ら し の 高 齢 者 も 多 く ,「 青 空 復 興 市 」は 物 資 提 供 と 共 に ,高 齢 者 の 見 守 り の 役 割 を 担 う よ う に な り ま し た 。 ハ 復 興 市 を 通 し て 一 段 と 女 性 部 の 結 束 が 強 ま り ま し た 。 二 今 後 の 課 題 や 問 題 点 な ど 「 な ん と か 島 の 皆 を 助 け た い 」と い う 一 心 で 始 め た「 青 空 復 興 市 」は ,島 民 か ら の 感 謝 の 声 に 支 え ら れ て 継 続 し て い ま す 。今 後 も ,島 民 が 安 心 し て 暮 ら し て い け る よ う に ,水 産 を は じ め 各 関 係 機 関 と 連 携 し て 当 女 性 部 の 活 動 を 支 援 し て い き ま す 。 (東部地方振興事務所水産漁港部)
3 南部地区
(1)青年部による研修会の開催
所属団体名:宮城県漁業協同組合青年部塩釜総合支所支部 取組概要:研修会は各浜の青年部から知識と技術の向上のため,毎年勉強会を開催しよ うという案が出され平成27年8月6日に研修会を開催しました。 研究・実践活動状況及び成果 研修会では,2名の講師を招き,「新たな販売チャンネルの構築」と「ロープの基礎知 識」の講演をしていただき,出席者は熱心に聞き入るとともに,積極的な意見交換も行わ れました。このように南部管内では浜の垣根を越えて交流を行いながら,知識と技術の向 上に励んでおります。今後も同様の研修会を継続しながら,各浜の情報交換も活発に行う 予定としています。(2)アサリ増殖の取組
所属団体名:宮城県漁業協同組合宮戸西部支所青年部 取組概要:震災の影響により生産が伸び悩んでいる波津々浦のアサリ資源の増大を目指 し,アサリの着底基質を入れた袋網設置による天然採苗試験を実施しました。 研究・実践活動状況及び成果 平成26年度は1袋当たり約120個,合計12,835個のアサリが回収され,中間 育成や放流等に使用しましたが,アサリ漁場にノリ網を置いたところ,アサリ稚貝の着底 が確認されたことに着目し,平成27年度は袋網の中にノリ網を入れてアサリ稚貝の採苗 を試みるなど,これまでに無い発想でアサリ増殖に取り組んでいます。 今後も漁場の特性に合った天然採苗の方法等を模索しながら,アサリ資源の回復に努め ていくこととしています。
研 修 会 ノ リ 網 を 使 用 し た ア サ リ 天 然 採 苗
( 仙 台 地 方 振 興 事 務 所 水 産 漁 港 部 )