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資料 5 米屋委員御提出資料 社団法人日本芸能実演家団体協議会 (1) 助成の方法 支援制度について 芸術団体の違いを考慮する 1) 分野別の状況の違いを考慮し 分野ごとに支援の目指すところを明確にする先行投資型の演劇 オペラ バレエ ダンスの公演収支の例参照オーケストラの公演収

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資料5

米屋委員御提出資料 2010.4.20 社団法人日本芸能実演家団体協議会

(1)助成の方法、支援制度について

■芸術団体の違いを考慮する 1)分野別の状況の違いを考慮し、分野ごとに支援の目指すところを明確にする 先行投資型の演劇、オペラ、バレエ・ダンスの公演収支の例参照 オーケストラの公演収支の例参照 *劇場・音楽堂の類型も考慮 2)芸術団体が創造環境を改善して発展できる支援制度に プロフェッショナルな専門実演家団体に赤字前提の公演計画を立てさせない 創造のためのリソースを蓄積でき、継承と発展が期待できる運営を導く 事業ごとの対象経費を列挙して収支差額の範囲内という支援の枠組みを止める → 芸術団体の規模や志向別に選べる支援プログラムを ①年間事業総合評価プログラムの導入 対象:非営利性が徹底している芸術団体 活動評価基準、組織評価基準を設けて、年間事業費の一定割合を助成 (組織条件:非営利・非分配を定款で規定、情報開示、公益法人会計を前提) ②単位事業評価 = 政策目的別に 3)政策目的別の支援プログラム例 † 公演活動への定額支援 † 巡回公演への旅費等助成 † 新作委嘱助成 † 制作等スタッフ人件費助成 † 人材育成目的の支援 † 国際交流・共同制作のための支援 † フェスティバルへの支援 † コンクールへの支援 † 基盤整備を行う機関団体への支援(調査・研究等) ○分かりやすく信頼される芸術支援制度に 「新たな公共」の担い手としての非営利芸術組織を位置づけ、育成・発展させる。 非営利芸術組織の発展と政策目標の達成度に応じて、支援プログラム間のバランスは変化 させる。

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2010.4.20 社団法人日本芸能実演家団体協議会

(2)実演芸術団体の財政状況

■団体財政分析について

(2000 年度実施「芸能活動と組織―芸術団体実態調査報告書」データより) 演劇団体と音楽団体(母数にオーケストラは少ない)の団体としての収支分析である。両 者の公演制作形態の違い特徴を明確に現している。収入は、音楽において公的助成金と企 業寄附の割合が演劇より高く、支出は音楽において出演費の割合が高く、舞台費等、管理 費の割合低くなっている。 この表では収支バランスは判らないが、基本的に芸術団体が経営を継続するためには赤字 を出すことは、銀行による融資引き上げ、続くと倒産にむすびつく。大パトロンが存在し、 信用保証がある場合は別として、赤字は団員の人件費カット、または団員からの寄附で賄 うことになる。

■公演収支分析について

この分析は 1 作品を制作し公演する場合、初日を迎えるまでにかかる演出、各種プラン、 大道具、衣裳などの舞台費、稽古場費用、宣伝費、制作諸費を先行投資コストとし、初日 以降の 1 回ごとの公演を実施するためにかかる出演費、舞台費、会場費などを公演経費と して区分して集計している。 ここでは演劇、オペラ、バレエの特定の事例にもとづき図を作成している。 1.先行投資型 【演劇事例】 先行投資コストはオペラ、バレエと比べて半分程度であり、また、1 回ごとの入場料収入は 1回ごとの公演経費を上回っており、18 回公演で 500 万円ほどの先行投資コストの回収が 可能となっている。ただし、まだ1400 万円が回収できていない。 【バレエ事例】 先行投資コストは今回の事例のなかで一番高額である。演劇に比べ入場料単価は高いが、 観客数が少なく、1 回ごとの入場料収入は高いが、1回ごとの公演経費も高く、総入場料収 入は総公演費を下回っている。先行投資コストと公演経費の一部も回収されていない。 【オペラ事例】 先行投資コストはバレエより少ない。他と比べ入場料単価は一番高く、観客数が大きな会 場で公演するため 1 回ごとの入場料収入は高いが、1回ごとの公演経費も高く、総入場料 収入と総公演費はほぼ同じである。よって先行投資コストは回収されていない。 芸術分野や団体の評価により実施可能な公演回数が異なっているが、公演回数を増やし入 場者数を増やすことで総入場料収入により総公演費を回収することにつながりそうである が、先行投資コストの全面的な回収は困難である。 2.人財活用型 【オーケストラ事例】 このオーケストラ事例は、予算規模16 億円であり、稽古も含め年間270 日稼働である。 オーケストラが稼働する一日あたりの単価は 300 万円になる。今回の試算でリハーサ ル3日、本番2日の拘束であるので1500 万円の楽団費が掛かっているが、これを計上 せず収支分析を行った。 総入場料収入により総公演費は賄われている。楽員コストをどうするかが最大の問題であ る。

(3)

2010.4 社団法人日本芸能実演家団体協議会 ■ 芸術団体財政分析 音楽団体財政分析 (収入/n=173) 事業収入 79.8% 企業寄付金 4.0% 民間助成金 0.4% 個人寄付金 0.5% 公的助成金 15.3% 音楽団体財政分析 (支出/n=173) 出演費 51.3% 運搬費・移動 費 6.4% 音楽費・文芸 費 2.6% 会場費・舞台 費 6.3% その他事業費 10.2% 管理費 17.7% その他 5.5% 演劇団体財政分析 (収入/n=244) 事業収入 90.9% 公的助成金 7.2% 個人寄付金 1.2% 企業寄付金 0.5% 民間助成金 0.2% 演劇団体財政分析 (支出/n=244) 出演費 36.2% 音楽費・文 芸費 4.4% 会場費・舞 台費 13.7% その他事業 費 4.7% その他 7.2% 管理費 26.7% 運搬費・移 動費 7.1%

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社団法人日本芸能実演家団体協議会 ■ 芸術団体公演収支分析 演劇公演収支分析(18回公演) -25,000,000 -20,000,000 -15,000,000 -10,000,000 -5,000,000 0 5,000,000 10,000,000 15,000,000 20,000,000 25,000,000 円 会場費 舞台費 出演費 オペラ公演収支分析(4回公演) -50,000,000 -40,000,000 -30,000,000 -20,000,000 -10,000,000 0 10,000,000 20,000,000 30,000,000 40,000,000 50,000,000 円 入場 料収入 総入場 料収入 公演 経 費 会場費 舞台費 出演費 文芸費 プラン料 舞台費 稽古場 宣伝費 印刷費 謝金 総公演経 費 制作諸費 1 回目 2 回目 18 回総計 先行投資コスト 文芸費 プラン料 舞台費 稽古場 運搬費 宣伝費 印刷費 謝金 旅費 制作諸費 その他 会場費 舞台費 出演費 会場費 舞台費 出演費 入場 料収入 公演 経 費 総入場 料収入 総公演経 費 1 回目 2 回目 4 回総計 先行投資コスト

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2010.4 社団法人日本芸能実演家団体協議会 バレエ公演分析(2回公演) -50,000,000 -40,000,000 -30,000,000 -20,000,000 -10,000,000 0 10,000,000 20,000,000 30,000,000 円 会場費 舞台費 出演費 1 回目 総入場 料収入 総公演経 費 文芸費 プラン料 舞台費 オーケストラ公演収支分析 -10,000,000 -5,000,000 0 5,000,000 10,000,000 15,000,000 20,000,000 円 稽古場 運搬費 宣伝費 印刷費 謝金 旅費 制作諸費 2 回総計 先行投資コスト 会場費 出演費 会場費 出演費 稽古場 運搬費 宣伝費 印刷費 制作諸費 総公演経 費 総入場 料収入 2回総計 1回目 先行投資コスト

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発送数 有効回収率 年度実施率 鑑賞教室実 施校(推計) 小学校 22,519 50.3 75.4 16,980 中学校 10,880 52.6 55.3 6,017 高等学校 5,377 46.3 73.1 4,086 59.5 中等教育学校 27 81.5 68.2 18 特別支援学校 1,001 63.8 64.2 642 合計 39,804 50.8 68.9 27,743 割合 69.40% 2009年度 学校数 鑑賞教室実 施校数(推 計) 2009年度本 物の舞台芸 術体験事業 実施校数 目標実施校 数 小学校 22,258 16,783 961 3,710 3.8 中学校 10,864 6,008 308 3,621 11.8 小中特合計 1,334 7,331 5.5 07年実施率で計算 学校における鑑賞教室実態調査(2007年度実施)

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0 400km 小学校 (%) 90 80 70 60 0 400km 中学校 (%) 80 70 60 50 40 30 0 400km 高等学校 (%) 90 80 70 60 50 40 30 0 400km 教育委員会支援あり (%) 90 80 70 60 50 40 30

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ケース③

★ IMOによるスタディ 7 の結果、2050 年時点の荷動量は中位に見積もって 2007 年比約3倍となり、何ら対策を講じなかった場合には、2007 年の CO2 排出量 8.4