年
年
金
金
の
の
し
し
お
お
り
り
全国測量業厚生年金基金
このしおりの最後に届出用紙(「住所・受取方法変更届」「氏名変更届」)がありますの
で、住所・受取方法・氏名の変更があった場合に切取ってお使いください。
なお、用紙がなくなったときは、基金に請求してください。
各種届出用紙はホームページからのダウンロードもできます。
目 次
1.あなたが受取る年金について……… 1頁
2.年金の請求について……… 1頁
3.支給開始年月と支給期間について……… 2頁
4.年金の支払方法について……… 2頁
5.基金の年金について……… 4頁
支給額が変更される場合・雇用保険の失業給付との調整………4・5頁
在職老齢年金 支給停止額算出方法(参考)……… 6頁
年金の繰上げ・繰下げ制度について……… 7頁
6.年金と税金……… 8頁
7.年金の支給を受けているときに毎年必要な手続き………10頁
8.住所・受取方法・氏名が変わったときの手続き………11頁
9.年金の支給を受けている方が亡くなったときの手続き………12頁
10.各種届出用紙
は じ め に
このしおりは、全国測量業厚生年金基金(以下「基金」といいます。)から年金を受けられる方の
ために、必要な諸手続きをご説明したものです。
よくお読みになって年金を受取るために支障のないようにしてください。
この年金制度が、あなたの生活設計の一助となりますことを心から念じております。
なお、この年金についておわかりにならない点がありましたら、お気軽に基金までお問合せください。
お問合せのときは、お手元の厚生年金基金年金証書に記載されている年金証書番号(または厚生年金
基金加入員証に記載されている加入員番号)をお申し出ください。
<お問合せは>
〒162-8626 東京都新宿区山吹町11-1 測量年金会館
全国測量業厚生年金基金 業務部年金給付担当 ℡ 03-3235-7231
基金ホームページ http://www.sokuryokikin.or.jp/ 会員専用サイト ユーザー名 sokuryo パスワード 819
1.あなたが受取る年金について
厚生年金基金と厚生年金保険
あなたが基金から受け取る年金は、基金の規約に基づいて基金から支給されます。 国が行っている厚生年金保険の年金(老齢厚生年金等)は、この年金とは別に支給を受けることができます。 基金の年金は、国の老齢厚生年金の一部を代行し、その代行部分に基金独自の上乗せをして支給されますので、基金は年金決 定時に国へ照会を行うことになっています。老齢厚生年金の受給権を取得されている方は、先に最寄りの日本年金機構で厚生年 金保険の年金請求手続きを行ってください。(国の年金の支給開始年齢については 7 ページをご参照ください。)2.年金の請求について
① 基金では、あなたの年齢や事業所からの届出により年金受給資格 を確認。請求用紙をお送りします。 ④ 基金から国へ照会 ③ 請求用紙に必要事項を記入し、添付書類を添えて基金へ請求 ⑤ 国から基金の照会 ⑥ 年金を決定し、厚生年金基金年金証書(年金裁定通知書)と年金 事項について回答 支払通知書をお送りします。 ② 「国民年金・厚生年金保険年金証書」の写しが必要となりますので日本年金機構へ請求手続きをしてください。 ※ 年金を受けられるようになったときから5年を過ぎますと、法律に基づき、5年を過ぎた分の年金は時効により受けられな くなりますので、早めにご提出ください。 ※ 加入期間不足や支給開始年齢未到達等で老齢厚生年金の受給権のない方は、基金の年金請求の際に「国民年金・厚生年金保 険年金証書」の写し(上図②)は不要です。その後、受給権を取得された際には、基金にも再度手続きが必要となります。 ※ 国の年金の種類が「遺族」または「障害」になっている方は別途書類が必要となりますのでお問い合わせください。 ※ 国から回答を得るまでに要する時間は最短でも2ヶ月、その後、基金で年金を決定し、お支払するまでに2ヶ月ほどかかり ます。初回のお支払はどうしても遅くなってしまいますが、お支払が発生する場合はその月まで遡ってまとめてお支払します。
国
基
金
あ
な
た
年金請求から年金額決定まで
3.支給開始年月と支給期間について
基金の年金は、あなたが次のいずれかに該当した場合に終身支給されます。 ① 基金脱退後、または加入中に老齢厚生年金の支給開始年齢に達した方は(年齢到達日は誕生日の前日)その翌月から ② 老齢厚生年金の受給権発生後に基金へ加入した方は資格喪失日(退職日の翌日)の翌月、または 65 歳に達した月の翌月から ③ 老齢厚生年金の受給権があり 65 歳以降に基金に加入した方は資格喪失日(退職日の翌日)の翌月または 70 歳に達した日 (誕生日の前日)の翌月から ④ 共済年金を受給している方が基金に加入した後、老齢厚生年金の受給権が発生した場合は、その月の翌月から (共済年金を受給している方は1 年以上厚生年金に加入することにより老齢厚生年金の受給権も発生します。) ⑤ 基金脱退後、基金の加算年金の受給権が発生した場合は、その翌月から ※ ただし、厚生年金保険の被保険者(お勤めをしていて、厚生年金保険料を納めている)の間は、年金額の一部または全額が停止に なる場合があります。また、雇用保険の失業給付(基本手当)を受給している間は基金の基本年金が全額支給停止になります。 (詳しくは4~6 ページをご参照ください。)4.年金の支払方法について
(1)支払期月
① 基金の年金は、次のいずれかの支払期月(該当月の金融機関の第 1 営業日)にそれぞれ前月までの分(各期支払額)が 支払われます。 ※ 支払期月は年金額によって決まります。 年金額(年額) 支払回数(年間) 各期支払額 支払月( )内は該当月分 27 万円以上 6 回 2 ヶ月分 2 月(前年 12~当年 1 月分) 4 月(2~3 月分) 6 月(4~5 月分) 8 月(6~7 月分)10 月(8~9 月分) 12 月(10~11 月分) の各月 15 万円以上 27 万円未満 3 回 4 ヶ月分 2 月(前年 10~当年 1 月分)6 月(2~5 月分)10 月(6~9 月分)の各月 6 万円以上 15 万円未満 2 回 6 ヶ月分 6 月(前年 12~当年 5 月分) 12 月(6~11 月分)の各月 6 万円未満 1 回 1 年分 6 月(前年 6~当年 5 月分) − 2 −② ただし第 1 回目の支払は支払開始年月から直前の支払期月までの端数月分となりますので、必ずしも各期支払額と同じに はなりません。 ③ すでに支給を受けている年金額が改定され、改定前の年金額に追加して支払う必要が生じた場合は、各期支払月以外であっ ても支払われる場合があります。
(2)受取方法
基金では、各支払期月の金融機関の第1 営業日※にあなたが指定された金融機関の本人名義の預金口座に年金を振込みます ので、通常の預金引き出しと同じ方法でお受取りください。ただし、口座の種類は普通預金または当座預金のみとなります。 貯蓄預金にはお振込みできませんのでご注意ください。 ※第1 営業日 1 日が土日祝日になる場合はその翌日になります。 例えば1 日が土曜日、2日が日曜日の場合は3日が支払日となります。(3)送金額と振込のお知らせ
毎年1月中旬に基金から年間の支払予定額と支払予定期月を記載した「年間支払通知書」と「公的年金等の源泉徴収票」を お送りします。「年金支払通知書」は年 1 回の発行ですので1年間大切に保管し、実際に年金が振込まれたときに、金額を確 認してください。 年金の支払額に変更があった場合は、その都度「厚生年金基金裁定通知書・支給額変更通知書」「年金支払通知書」(1枚に なっています)をお送りします。 なお、この年金は、所得税法上、あなたの「雑所得」となりますから、源泉徴収該当者(65 歳未満は1年間にお支払する年 金が108 万円以上、65 歳以上は 80 万円以上の年金を当基金から受給する方)は支払時に所得税の源泉徴収(天引き)を行っ た後の支給額を送金します。 税金に関する説明は8 ページから 11 ページに記載してありますのでご参照ください。5.基金の年金について
あなたが支払っている厚生年金保険料は基金に加入している、いないにかかわらず同じ金額です。厚生年金に納めている保険 料は、基金に納めている掛金と同じ額が免除されています。 基金の基本年金は厚生年金保険の一部を代行してお支払しています。(もし基金に加入していなければ、プラスαを除いた金額 が老齢厚生年金として国から支払われることになります。) そのため基金では、あなたの在職老齢年金や雇用保険の基本手当に ついて企業年金連合会を通して国に照会を行って、基金の年金額の停止や改定をします。(1)支給額が変更される場合
① 厚生年金保険の被保険者である間は、国に準じて基金の基本年金が一部または全額停止となる場合があります。計算は毎月 見直されます。従前と変更があった場合のみお知らせします。 (在職老齢年金の支給停止額算出方法は6 ページにあります。) ※ 国の老齢厚生年金の受給権が発生していない方は、報酬にかかわらず被保険者である間全額停止となります。 ※ 国の年金の種類が「遺族」・「障害」の年金を選択している(老齢厚生年金を受給していない)方は、支給停止の対象と なりません。ただし、遺族年金を選択されている場合は、65 歳以降支給停止の対象となる場合があります。 ② 厚生年金保険の被保険者でなくなったとき、基金の年金は全額支給となります。ただし、65 歳未満の方が雇用保険を受給 した場合はその間基金の基本年金が全額支給停止となります。(詳しくは5 ページをご参照ください。) ③ 加入中に老齢厚生年金の受給権を得た方が、基金の加入員でなくなったとき、または65 歳に到達されたとき基金の年金額 が改定となります。65 歳以降もお勤めされ、基金の加入員でなくなったとき再度基金の基本年金が改定されます。 ※ 必要に応じて基金から手続きのご案内をお送りします。(請求用紙の発送は退職してから1 ヵ月ほどかかります。) ④ 既に脱退した方が、支給開始年齢に達したあと再び当基金の加入員となった場合、基本年金は国に準じて停止となる場合が あります。また65 歳未満で加算年金を受給している方は加算年金が全額支給停止となります。 − 4 −⑤ ④の方が再び基金の加入員でなくなったとき、基金の年金額が改定となります。 ※ 必要に応じて基金から手続きのご案内をお送りします。(請求用紙の発送は退職してから1 ヵ月ほどかかります。) ※ 原則65 歳時に基金の年金の手続きをされた方はその後の改定は自動的に行い、ご通知差し上げます。 ⑥ 基金脱退後、国の支給開始年齢に達する前に基金の加算年金の受給権を得た方が、国の老齢厚生年金の受給権を得たときに 基本年金が支給されます。 ※ 支給開始年齢に達する月の中旬過ぎに、基金から手続きのご案内をお送りします。 ※ 支給停止については①~⑤と同様の取扱いとなります。
(2)雇用保険の失業給付との調整について
① 65 歳未満の方が雇用保険の失業給付(基本手当)を受給したとき、基金の基本年金は全額支給停止になります。 ただし、以下の方は対象となりません。 ア. 国の特別支給の老齢厚生年金の受給権が発生していない方※ イ. 国の年金の種類が「遺族」・「障害」となる年金を選択している方 ※雇用保険の失業給付(基本手当)の受給中に特別支給の老齢厚生年金の受給権が発生した場合は、その時点から基金の 基本年金は全額支給停止となります。 ② 雇用保険の失業給付(基本手当)の支給が終了したとき、基金の基本年金が支給されます。 上記①および②については、在職老齢年金と同様に国に照会をし、回答を確認後処理します。ご本人様の手続きは不要ですが、 下記のように各機関を通して回答を得るために、お支払再開までに通常で4 ヶ月から 6 ヶ月かかってしまいますので、ご了承く ださい。 ハローワーク→年金事務所→日本年金機構業務センター→企業年金連合会→当基金 年金の受給に急を要する方は、基金年金担当までお電話にてご相談ください。基本月額が 総報酬月額相当額が46万円以下のとき 基本月額と 総報酬月額相当額の 合計額が28万円を 基本月額が 総報酬月額相当額が46万円以下のとき 超えていて ※ 国の年金額 加給年金を除いた老齢厚生年金額(基金の代行分を除く) ※ 代行相当額 基金の基本年金=全額支給 当基金および他の基金で代行している報酬比例部分(+α分を除く) ※ 総報酬月額相当額 基金の基本年金=一部支給停止 支給停止額=基金の基本年金×(支給停止総額-国の年金)÷代行相当額(総額) ※ 支給停止調整開始額 48万円×その年度の名目賃金変動率