<給与奉行2000シリーズ>
雇用保険料差額精算プログラムの使用方法
以下の場合には、雇用保険料差額精算プログラムを使用して、雇用保険料を精算する必要はございません。
○4月分の雇用保険料を新しい料率で徴収された方
○4月分の雇用保険料を5月の給与で徴収する方
≪作業の流れ≫
①プログラムのバージョンを確認します。
②雇用保険率は、改定後の新しい率に変更しておきます。
③5月の給与処理を行い、5月分の雇用保険料を確定します。
ダウンロードしたプログラムを、給与奉行に組み込みます。
この作業により、給与奉行の[給与処理]メニューに、雇用保険料を
精算する機能が追加されます。
雇用保険料を精算します。
前準備
1.雇用保険料差額精算プログラムに更新します
2.5月の給与で4月分の雇用保険料の差額を精算します
精 算 ボ タ ン が 表 示
されます。
・ ・ ・ P 2
・ ・ ・ P 3
・ ・ ・ P 4
≪ 前準備 ≫
以下の 3 つの前準備が終了していることを確認してから、作業を行ってください。
○給与奉行 2000 のバージョンと、セットアップされているフォルダを確認してください。
[ヘルプ]-[バージョン情報]メニューを開き、給与奉行のバージョンを確認してください。
続いて、[セットアップ情報]ボタンをクリックして、プログラムフォルダをご確認ください。
○新しい雇用保険率に変更してから、作業を行ってください。
新しい料率や変更方法については、4月初旬に送付いたしました
「平成 19 年4月 雇用保険率改定に伴う操作方法のご案内」をご参照ください。
○5月の給与処理を済ませてください。
4月分の雇用保険料の差額を精算する場合には、先に5月の給与処理の雇用保険料を確定してから
行う必要があります。差額を精算する社員については、5月の給与処理を済ませておいてください。
※念のため、[随時処理]-[データコピー処理]メニューで、バックアップデータを作成してから
作業を行ってください。
最新バージョンは「Version 1.26」です。
Version1.26 より前の場合には、3月に送付いたし
ました、「平成 19 年4月 社会保険改正CD-ROM」
をセットアップしてから作業を行ってください。
1.雇用保険料差額精算プログラムに更新します
ダウンロードしたファイルを解凍します
デスクトップ上にダウンロードした「CWJKUpDisk_Ver126_070427.exe」ファイルを、ダブル
クリックします。
[雇用保険料差額精算プログラム]画面が表示されますので、
[OK]ボタンをクリックして、ファイルを解凍します。
解凍すると、デスクトップ画面に[koyohoken]フォルダが作成
されます。
※「コピー先フォルダ」は、初期値のままで作業を行ってください。
変更した場合は、指定した先にフォルダが作成されます。
[koyohoken]フォルダ内のファイルをコピーします
① でデスクトップに作成された[koyohoken]フォルダをダブル
クリックし、[koyohoken]フォルダの中身を表示します。
②[koyohoken]フォルダ内の「WKK0010.dll」ファイルにカーソル
を合わせて右クリックし、「コピー」を選択します。
プログラムフォルダに「WKK0010.dll」を貼り付けます
[スタート]-[すべてのプログラム](または[プログラム])-[アクセサリ]-[エクスプローラ]を起動し、
「WKK0010.dll」ファイルを貼り付けて、プログラムを更新します。
「WKK0010.dll」ファイルを貼り付ける場所は、製品によって異なります。
≪給与奉行 2000 スタンドアロンの場合≫ ≪給与奉行 2000LANPACN/新 ERP の場合≫
プログラムフォルダ内の
「OBCKSMC0」
を開きます。
例)
C:\OBCWIN\OBCKSMC0
クライアントマシンの
プログラムフォルダ内の
「OBCKLMC0」
を開きます。
例)
C:\OBCWIN\OBCKLMC0
右側のウィンドウの空欄にマウスのカーソルを合わせて、右クリックし、「貼り付け」を選択します。
参 考
LANPACK または新 ERP 製品をお使いの場合には、雇用保険料差額精算を行うすべてのクライアント用
コンピュータに、「WKK0010.dll」ファイルを貼り付けて、プログラムを更新してください。
3
[はい]ボタンをクリックして、上書きします。
1
2
1
2.5月の給与で4月分の雇用保険料の差額を精算します
注 意
差額を精算する社員について、必ず、5月の給与処理で入力途中のデータが無いことを確認
してから、以下の処理に進んでください。
5月の給与処理を開きます
[給与賞与]-[給与処理]-[給与処理]メニューで、5月の給与処理を開きます。
※5月の給与処理で、入力途中のデータが無いことを確認してください。
雇用保険料の差額を精算します
社員番号欄にカーソルがある状態で 精 算 ( F 6 キー)を押します。
[雇用保険料差額精算]画面を表示します。
差額を精算する条件を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
注 意
雇用保険料差額精算処理は、4月の給与処理(または賞与処理)に対して、1度だけ行って
ください。
すでに精算処理を行った4月の給与(または賞与)を精算元として、精算処理を行うと、
すでに差額精算された5月の雇用保険料から、もう一度差額が引かれてしまいます。
※繰り返し差額精算を行ってしまった場合には、後述≪4月分を2回精算してしまったら≫の手順を行って
ください。差額精算をする前の状態に戻してから、再度、雇用保険料差額精算処理を行ってください。
1
2
①4月の給与(または4月に支給した賞与処理
回)を指定します。
②以下のような場合には、支給日を指定して
精算します。
例)○パート社員
4月 15 日支給(古い雇用保険料で徴収)
○正社員
4月 25 日支給(新しい雇用保険料で徴収)
この場合には、古い雇用保険料で徴収している
「パート社員」だけ、5月の給与処理で4月の
雇用保険料の差額を精算するため、支給日指定に
チェックを付けて、「15 日」を指定します。
※範囲指定したすべての社員の差額を精算する場合
には、チェックを付けません。
③[OK]ボタンをクリックします。
雇用保険料の差額精算対象者と精算後の金額を確認します
[雇用保険料差額精算対象]画面に、精算対象者と変更内容等が表示されます。
表示内容を確認後、[更新]ボタンをクリックして、5月の給与処理に反映させます。
※精算前の5月の雇用保険料等を確認したい場合には、[クリップボードへコピー]ボタンをクリックし、
表示内容をエクセルなどに貼り付けて確認してください。
参 考
4月の給与と賞与のどちらとも、雇用保険料の差額を精算する必要がある場合には、4月の
給与の雇用保険料の差額を精算した後に、もう一度 ~ の処理を行って、4月の賞与の
雇用保険料の差額を精算してください。
以上で、4月分で多く徴収した雇用保険料を5月給与で精算する作業は終了です。
引き続き、5月給与の振込や明細書印刷の作業を進めてください。
すべての作業が終了したら・・・
すべての作業が終了したら、デスクトップに作成された以下のファイルおよびフォルダを削除してください。
・[koyohoken]フォルダ
・CWJKUpDisk_Ver126_070427.exe
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2 3
《 4月分を2回精算してしまったら・・・ 》
1度雇用保険料の差額を精算したにもかかわらず、再度、 精 算 ( F 6 キー)を押して
雇用保険料の差額を精算してしまった場合には、以下の手順で再計算を行ってください。
①5月の給与処理を未処理に戻します
[随時処理]-[処理状況初期化]メニューを開き、5月の給与処理を未計算に戻します。
再計算を行う対象社員によって、処理方法が異なります。
○すべての社員に対して再計算を行う場合
[随時処理]-[処理状況初期化]メニューを開き、以下の設定を行います。
①処理対象
「給与」を選択します。
※現在状況の現在処理が「5月」になっていることを
ご確認ください。
②処理方法
「処理済社員の計算を未に戻します。」を選択します。
③[OK]ボタンをクリックして、処理状況初期化を実行
します。
すべての社員の5月の給与処理の計算が、「未」に
戻ります。
処理状況初期化が終了したら、[給与賞与]-[給与処理]-[給与処理]メニューを開きます。
○社員を指定して再計算を行う場合
1.[給与賞与]-[給与処理]-[給与処理]メニューを開きます。
2.再計算を行う社員を呼び出して、そのまま 終 了 ( F12 キー)
を押します。
3.右のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
4.カーソルが社員番号欄に戻りますので、続いて再計算を行う社員
に対して、1.~3.を行い、計算を「未」に戻してください。
上記の作業で、5月の給与処理の雇用保険料が、未計算に戻ります。
②5 月の給与処理を再計算します
[給与処理]メニューで、 計 算 ( F 7 キー)を押します。
社員番号欄は、「000001」~「999999」のままで
[OK]ボタンをクリックします。
※入力が「済」かつ計算が「未」の社員が、再計算されます。
①で、計算を「未」に戻していない(計算が「済」)社員は再計算
されませんので、雇用保険料は変更されません。
③雇用保険料の差額を精算します
前述 「2.5月の給与で4月分の雇用保険料の差額を精算します」
の を行い、雇用保険料の差額を精算しなおしてください。 2