訪問リハビリテーションに関する
調査報告書
北九州市リハビリテーション支援体制検討委員会
北九州市保健福祉局
□ はじめに
高齢化の進展や脳卒中患者等の増加により、リハビリテーションが必要な患者が増
えています。多くの人は「できる限り、住み慣れた地域でいきいきと生活したい」と
望んでおり、在宅生活への円滑な移行への支援が必要となっています。
北九州市では、
「北九州市リハビリテーション支援体制検討委員会(委員長 石束隆
男 北九州市医師会副会長)
」を設置し、急性期から回復期、維持期(在宅)まで、切
れ目なくリハビリテーションサービスが提供されるよう、総合的なリハビリテーショ
ン支援体制の構築に努めているところです。
訪問リハビリテーションは、急性期病院あるいは回復期病院から在宅への退院後、
引き続き、在宅でのリハビリテーションが必要な患者が多くなる中、在宅生活の場で
日常生活活動の自立と社会参加を促す効果的なサービスと考えられていますが、居宅
介護サービスの中で、最も利用が進んでいないサービスであり、その実施状況につい
ても、十分に把握されていない状況にあります。
そのため、市内の訪問リハビリテーション実施機関に対する調査を通じて、現状と
課題を整理するとともに、利用促進を図るための情報提供等を行いたいと考え、本調
査を実施いたしました。
訪問リハビリテーションをはじめ、医療、介護に関わる皆様方が、本調査結果を参
考にしていただき、市民に対して、より適切なリハビリテーションサービスが提供で
きれば幸いです。
なお、ご多忙の折、本調査にご協力いただきました施設の皆様方には、心より厚く
お礼を申し上げます。
平成21年11月
北九州市リハビリテーション支援体制検討委員会
― 目次 ―
調査概要
1 調査の目的 ・・・・・ 3 2 訪問リハビリテーションの概要 ・・・・・ 4 3 調査対象 ・・・・・ 4 4 調査期間 ・・・・・ 4 5 調査方法 ・・・・・ 4 6 調査内容 ・・・・・ 5 7 回収数 ・・・・・ 5調査結果の概要
1 訪問リハビリテーション実施事業所 ・・・・・ 6 2 訪問リハビリテーションスタッフ ・・・・・ 7 3 利用者の状況 ・・・・・ 9 4 関係機関との連携について ・・・・・ 10 5 課題 ・・・・・ 11 6 まとめ ・・・・・ 12調査結果
□ 訪問リハビリテーション実施事業所について
1 訪問リハビリテーション実施事業所 ・・・・・ 13 2 訪問リハビリテーションスタッフ ・・・・・ 14 3 訪問できる地域 ・・・・・ 15 4 対応できる疾患 ・・・・・ 15□ 訪問リハビリテーション実施体制について
1 スタッフの職種 ・・・・・ 17 2 スタッフの雇用形態(常勤・非常勤) ・・・・・ 18 3 スタッフの経験年数 ・・・・・ 19 4 他のサービスとの兼務の状況 ・・・・・ 22 5 訪問人数、延訪問人数 ・・・・・ 23□ 訪問リハビリテーション利用者の状況
1 平成 21 年 6 月の利用者数 ・・・・・ 26 2 サービス開始時期 ・・・・・ 27 3 訪問リハビリテーションを提案した職種 ・・・・・ 27 4 他のサービスとの併用状況 ・・・・・ 28 5 訪問リハビリテーションの終了理由 ・・・・・ 29□ 関係機関との連携について
1 連携を取りたい機関・職種 ・・・・・ 32 2 かかりつけ医との連携について ・・・・・ 33 3 ケアマネジャーとの連携について ・・・・・ 34 4 サービス担当者会議について ・・・・・ 35 5 関係機関、職種との連携について、事業所で工夫していること (自由記載)・・ 35□ 職員の研修について
・・・・・ 36□ 訪問リハビリテーションの課題等
1 訪問リハビリテーションの課題 ・・・・・ 36 2 介護報酬改訂に伴う動向 ・・・・・ 38 3 今後の訪問リハビリテーションの需要見込み ・・・・・ 38 4 事業運営上の問題点や行政等への要望など(自由記載) ・・・・・ 39□ 自由記載
1 関係機関、職種との連携について、事業所で工夫していること (自由記載)・・ 40 2 事業運営上の問題点や行政等への要望など(自由記載) ・・・・・ 41□ 調査票
1 調査票A ・・・・・ 46 2 調査票B ・・・・・ 54【お知らせ】
□ 訪問リハビリテーションを実施している事業所について
北九州市内の事業所を紹介する冊子を作成していますので、ご覧くださ
い。
(平成21年11月現在、掲載の承諾が得られた事業所のみ。
)
□ 北九州市役所ホームページへの掲載について
本調査結果及び訪問リハビリテーション実施事業所は、北九州市役所の
ホームページH
http://www.city.kitakyushu.jp
Hにも掲載していますので、
ご覧ください。
調査概要
1 調査の目的
訪問リハビリテーションは、在宅生活の場で日常生活活動の自立と社会参加を促す効果的な サービスと考えられている。 しかしながら、介護保険の居宅介護サービスの中で、最も利用が少ないサービスであり、訪 問リハビリテーションの実施状況も十分に把握されていない。 そこで、市内の事業所に対し、実施状況や課題等状況調査を実施し、訪問リハビリテーショ ンが抱える課題を整理するとともに、利用促進を図るための情報提供等を行うことを目的とし た。
(参考)
□ 訪問リハビリテーション(介護保険)の利用状況
訪問リハビリテーションは、介護保険における居宅サービスの中でも利用が少ないサービスで あるが、その需要は伸びてきている。介護保険サービス利用人数の推移
12,334
303
1,602
232
7,953
3,530
1,093
364
357
9,299
312
1,437
412
7,906
3,328
1,321
301
509
訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
通所介護
通所リハビリテーション
短期入所生活介護
短期入所療養介護
認知症対応型通所介護
平成18年度
平成20年度
訪問看護7(PT、OT、ST による訪問が含まれる)*出典:第二次北九州市高齢者支援計画(H18 は平均値、H20 は 7 月値)
2 訪問リハビリテーションの概要
訪問リハビリテーションとは、脳卒中や脊髄損傷などの様々な疾病により、身体・精神・高 次脳機能・言語・嚥下・認知などに障害を負った患者が安心して在宅生活を継続できるように、 リハビリテーション専門医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが患者の自宅を訪問し、 実際の生活状況を観察・評価しながら、在宅生活を継続する上で必要な指導・助言等を患者や 家族に対して行なうものである。 また、リハビリテーション訓練室で獲得した機能や能力を、実際の生活場面へフィードバッ クしながら、在宅生活での困難なことへの対応や家族の介護の仕方など、より生活に密着した きめの細かいリハビリテーションを行なうことができる。 内容 日常生活活動(食事・排泄・入浴・更衣など)訓練、生活機能と障害の評価、 住宅改修や福祉用具の調整、日常生活活動の自立や社会参加、介護量の軽減など3 調査対象
□ 訪問リハビリテーションの範囲介護保険及び医療保険における訪問リハビリテーションで、医療機関等及び訪問看護ステ ーションからの理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による訪問を対象とした。 (1)医療保険 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料 訪問看護ステーションからの訪問看護基本療養費 (2)介護保険 訪問リハビリテーション 訪問看護7
□ 対象事業所 (1)医療機関:病院(46 病院)、診療所(279 診療所) 福岡県医療機関情報案内「ふくおか医療情報ネット」及び北九州市医師会 の「医療情報検索システム」で、「在宅訪問リハビリテーション指導管理」、 「在宅患者訪問診療」、「在宅患者訪問看護・指導」、「訪問看護指示」等で 検索し該当する医療機関 (2)介護保険事業所:介護老人保健施設(35 施設)、訪問看護ステーション(47 事業所)
4 調査期間
調査実施期間:平成 21 年 7 月 14 日∼7 月 31 日(基準日:平成 21 年 6 月 1 日)5 調査方法
郵送による (発送・返送)6 調査内容
調査票のとおり(46 ページ)
7 回収数(回収率)
事業所種別 調査対象数 回収数 回収率(%) 病院 46 34 73.9 診療所 279 201 72.0 介護老人保健施設 35 30 85.7 訪問看護ステーション 47 36 76.6 計 407 301 74.0〈回収数の内訳:実施の有無〉 A票 B票 合計 事業所種別 実施している 実施していな (回収数) 事業所 い事業所 病院 14 20 34 診療所 15 186 201 介護老人保健施設 2 28 30 訪問看護ステーション 20 16 36 計 51 250 301
調査結果の概要
1 訪問リハビリテーション実施事業所
(1)事業所数 訪問リハビリテーションを実施している市内の事業所は 54 事業所であった。(調査に対し ての回答はなかったが、電話等で実施が確認できた事業所を含む。) 事業所種別にみると、訪問看護ステーションが 20 事業所と最も多く、行政区別では八幡西 区に事業所が多くなっている。 事業所の運営主体は、医療法人が多く、訪問看護ステーションもその運営主体が病院を経 営しているなど、医療機関との密接な連携が必要であることがうかがえる。 訪問リハ実施事業所数(行政区ごと) 4 3 1 6 1 2 1 3 3 5 2 1 1 1 3 4 5 2 6 0 5 10 15 20 門司区 小倉北区 小倉南区 若松区 八幡東区 八幡西区 戸畑区 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション [図 1] (2)訪問できる地域 訪問できる地域は、事業所の所在する区とその周辺区としている事業所が多い。移動距離では 片道 10km以内、時間では 20 分以内が多くなっており、往復の移動距離としては、1 時間以内と する事業所が多いことが想定される。 このことは、訪問リハビリテーションの課題として、「移動に時間と経費が必要」であることを 多くの事業所があげていることから、訪問できる範囲には、事業運営上の限界があることがうか がわれる。 実施している事業所の課題 28 18 15 29 25 2 18 6 0 5 10 15 20 25 30 35 専門職の確保 報酬が実態に合わない 情報収集が難しい 移動に時間と経費が必要 かかりつけ医との連携 問題ない ケアマネの理解 その他 [図 2](3)対応できる疾患 対応できる疾患は、「脳血管疾患」、「整形疾患」が最も多く、「小児(脳性麻痺含む)」、「精神疾 患」は少なくなっている。 事業所種別にみると、訪問看護ステーションでは、「脳血管疾患」や「整形疾患」と同程度に「認 知症」等にも対応しており、病院や診療所と比べて、幅広く疾患に対応している状況にあるが、 「小児(脳性麻痺含む)」、「精神疾患」は少なく、今後の課題としてあげられる。 疾患に対応できる事業所 14 13 10 7 9 9 2 2 14 12 7 6 12 7 6 4 2 2 1 1 2 2 0 0 19 19 17 15 17 18 11 9 0 10 20 30 40 50 6 脳血管疾患 整形疾患 呼吸器疾患 心臓疾患 神経筋疾患 認知症 小児(脳性麻痺含む) 精神疾患 0 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション [図 3]
2 訪問リハビリテーションスタッフ
(1)職種 訪問リハビリテーションに従事するスタッフは理学療法士が多くなっている。 事業所種別では、病院、診療所で理学療法士が多いのに対し、訪問看護ステーションでは作業 療法士が理学療法士を上回っている。 訪問看護ステーションでは、作業療法士を充実させることによって、他の事業所に比べて幅広 い疾患に対応できているのではないかと推察される。 事業所種別スタッフ数 29 19 2 10 7 0 5 1 0 1 0 5 10 15 20 25 30 35 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 28 31 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 [図 4](2)経験年数 経験年数をみると、専門職としての経験年数が長いスタッフが多い。このことは、訪問リハビ リテーションが、利用者の個々の生活に密着したものであるため、スタッフには、多様なニーズ に対応できる幅広い知識と経験が求められていることをうかがわせる。 一方、訪問リハビリテーションの経験年数は、3 年未満が多くなっており、今後経験を重ねて いくことが期待される。 訪問リハの経験年数 3年未満 49.6% 3~5年 未満 15.8% 5~10 年未満 22.6% 10年以 上 12.0% 職種の経験年数 5~10 年未満 26.3% 3年未満 12.8% 3~5年 未満 17.3% 10年以 上 43.6% [図 5] [図 6] (3)雇用形態、他のサービスとの兼務の状況 雇用形態をみると、病院や診療所で常勤が多いのに対し、訪問看護ステーションで非常勤が多 くなっている。 また、他のサービスとの兼務の状況では、常勤スタッフに兼務が多く、事業所種別にみると、 病院、診療所で兼務、訪問看護ステーションで専従が多くなっている。 訪問看護ステーションは、多くの専従の非常勤スタッフを雇用していることがうかがわれる。
雇用形態(事業所種別)
26人 43.3%
2人 100.0%
21人 77.8%
44人 100.0%
93人 70.0%
34人 56.7%
6人 22.2%
40人 30.0%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
全体 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション常勤
非常勤
[図 7]他のサービスとの兼務の状況(事業所ごと) 22人 38.6% 1人 50.0% 21人 80.8% 36人 81.8% 80人 62.0% 35人 61.4% 1人 50.0% 5人 19.2% 8人 18.2% 49人 38.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 病院 診療所 老健 訪看 兼務 専従 [図 8]
3 利用者の状況
(1)平成 21 年 6 月の利用者数 介護保険の「訪問リハビリテーション」の利用者が最も多く、次いで「訪問看護7」となって おり、介護保険利用者が 8 割を超えている。 利用者保険種別割合 在宅患者訪問リ ハビリテーション 指導管理料 2.5% 訪問看護ステー ションからの訪 問看護基本療 養費 15.0% 訪問リハビリ テーション 47.0% 訪問看護7 35.4% [図 9] 介護保険 82.4% (2)利用状況 訪問リハビリテーションの開始時期は「1 年以上、入院や入所がなく在宅で生活していた」後 に開始した利用者が最も多くなっている。また、訪問リハビリテーションを提案した職種で最も 多い職種がケアマネジャーであることからも、ケアマネジャーの関与が大きいことがうかがえる。 一方で、訪問リハビリテーション終了の理由としては、「入院入所」が 5 割弱と最も多くなって いる。 また、介護保険利用者の他のサービスとの併用状況で、最も多いサービスは「福祉用具貸与」 で、次いで「訪問介護」、「訪問看護」となっている。訪問系のサービスとの併用が多く、「通所リ ハビリ」や「外来リハビリ」は少なくなっていることから、外出が困難な利用者が多いことが推 測される。訪問リハビリテーションの終了理由 入院入所 49.0% その他 10.1% 他のサー ビス 21.6% 目標達成 19.2% サービス開始時期 その他 2.8% 1ヶ月~ 3ヶ月 7.3% 14日以内 17.4% 15~1ヶ月 3.0% 1年以上 在宅 54.9% 3ヶ月~1 年未満 14.5% [図 10] [図 11] 訪問リハビリテーションの提案者 67 193 580 37 30 210 0 100 200 300 400 500 600 700 主治医 病院医師等 ケアマネジャー 訪問看護師 居宅介護支援 その他 [図 12]
4 関係機関との連携について
(1)かかりつけ医との連携について かかりつけ医との連携については、サービス開始時は「ほとんどの場合面談する」場合が多い が、サービス提供中には減少し、終了時には「書面のみ」での連携が多くなっている。 他のサービスへの移行等、サービスの継続性を図り、在宅生活の維持、復帰を円滑にすすめる ためには、引き続き、かかりつけ医との面談による連携が望まれる。 サービス開始時 ほとんど 面談 23所 42.6% 必要に応 じて 16所 29.6% 書面の み 12所 22.2% 電話 3所 5.6% サービス終了時 ほとんど 面談 6所 12.0% 必要に応 じて 12所 24.0% 電話 6所 12.0% 書面の み 26所 52.0% [図 13] [図 14](2)ケアマネジャーとの連携について また、ケアマネジャーとの連携についても、同様にサービス開始時には面談が多くなっている が、サービス提供中、サービス終了時には、「ほとんど面談する」が減っている。「必要に応じて 面談する」を含めると、面談の機会は多いものの、できるかぎり面談による連携が望まれる。 サービス開始時 ほとんど 面談 38所 71.7% 電話 5所 9.4% その他 1所 1.9% 必要に応 じて 8所 15.1% サービス終了時 その他 1所 1.9% 書面のみ 6所 11.1% 必要に応 じて 20所 37.0% ほとんど 面談 11所 20.4% 電話 16所 29.6% [図 15] [図 16]
5 課題
訪問リハビリテーションを実施している事業所の課題として、最も多いのが、「移動に時間と経 費が必要」となっており、次いで「専門職の確保」、「かかりつけ医との連携」の順となっている。 事業所種別にみると、病院、診療所で、「移動に時間と経費が必要」が多く、訪問看護ステーシ ョンで「専門職の確保」が多くなっている。 また、訪問リハビリテーションを実施していない事業所の課題としては、「専門職の確保」が最 も多くなっている。 実施している事業所の課題 28 18 15 29 25 2 18 6 0 5 10 15 20 25 30 35 専門職の確保 報酬が実態に合わない 情報収集が難しい 移動に時間と経費が必要 かかりつけ医との連携 問題ない ケアマネの理解 その他 [図 17]実施していない事業所の課題 135 60 25 49 15 22 3 9 0 20 40 60 80 100 120 140 160 専門職の確保 報酬が実態に合わない 情報収集が難しい 移動に時間と経費が必要 かかりつけ医との連携 問題ない ケアマネの理解 その他 [図 18]
6 まとめ
○ 訪問リハビリテーションには、スタッフの幅広い知識と経験が必要 経験年数をみると、専門職としての経験年数が長いスタッフが多い。このことは、訪問リハ ビリテーションが、利用者の個々の生活に密着したものであるため、スタッフには、多様なニ ーズに対応できる幅広い知識と経験が求められていることをうかがわせる。 訪問リハビリテーションは身体機能の向上はもとより、生活機能の向上を重視している。引 き続き、専門職の資質向上のため、生活機能を重視したリハビリテーションに関する研修を充 実させていく必要がある。 ○ 関係機関との連携が必要 訪問リハビリテーションの利用を提案した職種として最も多い職種は「ケアマネジャー」で あり、サービス利用開始時期で「1 年以上の在宅生活」が最も多いことからも、ケアマネジャ ーが訪問リハビリテーション導入に大きく関与していることがうかがえる。 多くの事業所がケアマネジャーの理解やかかりつけ医との連携を課題としてあげているもの の、実際の連携においては、「サービス提供中からサービス終了時」にかけて、面談機会が少な くなっている。 今後、訪問リハビリテーションの活用を促進するためには、連携機会の確保を図るとともに、 ケアマネジャー等に対し、訪問リハビリテーションに関する情報を提供していくことが必要で ある。 ○ 実態にあった制度上の改善が引き続き望まれる 訪問リハビリテーションの課題として「専門職の確保」がある。訪問には「時間と経費が必 要」であり、報酬がそれに合わないという意見が多かった。 現状をみると、訪問看護ステーションにおいては、非常勤スタッフが多く、病院においても、 常勤スタッフが他のサービスと兼務しているケースが多いなど、常勤スタッフを訪問リハビリ テーション専従で置くことが難しいことがうかがえる。 今後、多くの事業所が訪問リハビリテーションの需要が増えると見込んでおり、事業の拡大、 あるいは、新たな事業所の参入には、実態にあった制度上の改善が引き続き望まれる。調査結果
□ 訪問リハビリテーション実施事業所について
1 訪問リハビリテーション実施事業所
今回の調査で、訪問リハビリテーションを実施している市内の事業所は 54 事業所であった。 (調査に対しての回答はなかったが、電話等で実施が確認できた事業所を含む。) 事業所種別にみると、病院が 15 病院、診療所が 16 診療所、介護老人保健施設が 3 施設、 訪問看護ステーションが 20 事業所であった。行政区ごとにみると、八幡西区が病院、診療所、 訪問看護ステーションとも最も多く、八幡東区が最も少ない。 また、事業所の運営主体では、医療法人が最も多く、訪問看護ステーションの運営主体に ついてみても、病院等を運営していない法人は、医師会を除くと 8 法人で半数以下となって いる。 訪問リハ実施事業所数(行政区ごと) 4 3 1 6 1 2 1 3 3 5 2 1 1 1 3 4 5 2 6 0 5 10 15 20 門司区 小倉北区 小倉南区 若松区 八幡東区 八幡西区 戸畑区 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション [図 1] *回答はなかったが、電話で実施が確認できた事業所を含む。 〈行政区別事業所数〉 事業所数 病院 診療所 介護老人保 健施設 訪問看護ス テーション 計 [表 1] 全体 15 16 3 20 54 門司区 ― 2 ― 3 5 小倉北区 4 1 1 4 10 小倉南区 3 3 ― 5 11 若松区 1 3 1 ― 5 八幡東区 ― ― ― 2 2 八幡西区 6 5 ― 6 17 戸畑区 1 2 1 ― 4 *回答はなかったが、電話で実施が確認できた事業所を含む。〈事業所の運営主体別事業所数〉 運営主体 病院 診療所 介護老人保 健施設 訪問看護ステー ション 計 [表 2] 全体 15 16 3 20 54 医療法人 12 14 3 8 37 社団・財団 1 1 ― 2 4 社会福祉法人 1 ― ― ― 1 医師会 ― ― ― 2 2 個人 ― 1 ― ― 1 株式会社等 1 ― ― 8 9 *回答はなかったが、電話で実施が確認できた事業所を含む。
2 訪問リハビリテーションスタッフ
(回答数:51 事業所)
各事業所の専門職の配置状況をみると、理学療法士(PT)が配置されている事業所は 42 事業所、作業療法士(OT)は 33 事業所、言語聴覚士(ST)は 7 事業所で、理学療法士を配 置している事業所が全体の約 8 割となっている。 また、理学療法士のみの事業所が 17 事業所、理学療法士と作業療法士の両方を配置している 事業所が 18 事業所で、すべての職種(3 職種)を配置している事業所は 6 事業所であった。 スタッフ数は、回答があった 51 事業所の合計で、133 人(平成 21 年 6 月の従事者)。1事業 所あたり平均 2.6 人となっており、職種別では理学療法士が最も多く 78 人、1 事業所あたり 1.9 人となっている。 [表 3] 〈訪問リハビリテーションスタッフの配置状況〉 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 事業所数 42 事業所 33 事業所 7 事業所 実 施 事 業 所 に 占 める割合 82.4% 64.7% 13.7% (42/51 事業所) (33/51 事業所) (7/51 事業所) * 3 職種すべてがいる事業所 6 事業所(実施事業所に占める割合 12.5%) [表 4] 事業所種別 事業所数 PTのみ PTとOT PTとST OTのみ 3職種 病院 14 5 5 1 − 3 診療所 15 7 5 − 3 − 介護老人保健施設 2 1 1 − − − 訪問看護ステーション 20 4 7 − 6 3 合計 51 17 18 1 9 6 *OTとST、STのみの事業所なし。
〈訪問リハビリテーションスタッフ数〉 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 合計 [表 5] スタッフ数 78 人 48 人 7 人 133 人 1 事業所あた り平均人数 1.9 人 1.5 人 1.0 人 2.6 人 (78 人/42 事業所) (48 人/33 事業所) (7 人/7 事業所) (133 人/51 事業所)
3 訪問できる地域
各事業所の訪問できる範囲は、事業所が所在する行政区内及びその周辺区(2∼4行政区) が最も多かった。 訪問看護ステーションでは、事業所が所在する行政区のみならず、周辺区(2∼4区)を含 んだ地域としているところが多く、市内全域とする事業所も、病院や診療所に比べて多いなど、 訪問できる地域を広くしていることがうかがえる。 また、行政区域という設定に加えて、移動距離や時間制限を設けている事業所もあり、概ね、 片道 10 キロメートル以内、20 分以内とする事業所が多くなっている。 [表 6] 事 業 所 数 所 在 区 の み 所 在 区 + 周辺区(2 ∼4 区) ほ ぼ 市 内 区 域 及 び 距 離 制 限 全域(5 区 距 離 制 限 制限 なし 以上) (内数)14
6
4
2
(3)
1
1
病院15
5
6
2
(3)
1
1
診療所2
−
2
−
(1)
−
−
介護老人保健施設20
3
11
6
(2)
−
−
訪問看護ステーション51
14
23
10
(9)
2
2
計4 対応できる疾患
対応できる疾患は、「脳血管疾患」、「整形疾患」が多く、事業所の約 9 割が対応できるとし ている。一方、対応できる疾患として少ないのが、「小児(脳性麻痺含む)」、「精神疾患」で、3 割程度の事業所であった。 事業所種別にみると、病院、診療所では、「脳血管疾患」、「整形疾患」を中心に対応している。 一方、訪問看護ステーションにおいては、小児、精神疾患が半数程度の事業所であるものの、 他の疾患は 7 割以上の事業所で対応できるとしている。特に、「認知症」に対応できる事業所が、 「脳血管疾患」、「整形疾患」に次いで多く、全体的に、訪問看護ステーションは、病院や診療 所に比較して、幅広い疾患に対応できる事業所が多くなっている。 対応したことがある疾患もほぼ同じ傾向であったが、「小児(脳性麻痺含む)」、「精神疾患」 では、対応できるとしながらも、これまで対応したことがない事業所もあった。〈対応できる疾患 :回答があった 50 事業所〉 事業所種別 [表 7] 事業所数(実施事業 介護老人 訪問看護ス 所に占める割合) 病院 診療所 保健施設 テーション 疾患名 事業所数 50 14 14 2 20 14 14 2 19 脳血管疾患 49 事業所 (98.0%) (100.0%) (100.0%) (100.0%) (95.0%) 13 12 2 19 整形疾患 46 事業所 (92.0%) (92.9%) (85.7%) (100.0%) (95.0%) 10 7 1 17 呼吸器疾患 35 事業所 (70.0%) (71.4%) (50.0%) (50.0%) (85.0%) 7 6 1 15 心臓疾患 29 事業所 (58.0%) (50.0%) (42.9%) (50.0%) (75.0%) 9 12 2 17 神経筋疾患 40 事業所 (80.0%) (64.3%) (85.7%) (100.0%) (85.0%) 9 7 2 18 認知症 36 事業所 (72.0%) (64.3%) (50.0%) (100.0%) (90.0%) 2 6 0 11 小児(脳性麻痺含む) 19 事業所 (38.0%) (14.3%) (42.9%) (0.0%) (50.0%) 2 4 0 8 精神疾患 14 事業所 (30.0%) (14.3%) (28.6%) (0.0%) (42.1%)
□ 訪問リハビリテーションの実施体制について
1 スタッフの職種
回答があった 51 事業所の平成 21 年 6 月の訪問リハビリテーションに従事するスタッフは 133 人であった。職種別では、理学療法士(PT)が最も多く 78 人、作業療法士(OT)が 48 人、 言語聴覚士(ST)が 7 人であった。(再掲) 事業所種別にみると、訪問看護ステーションが 1 事業所あたり 3.0 人と最も多くなっている。 また、病院、診療所では理学療法士の割合が高いが、訪問看護ステーションでは、作業療法士 が理学療法士を上回っており、比較的多くの割合で作業療法士が従事している。 職種の割合 作業療法士 35.5% 言語聴覚士 6.4% 理学療法士 58.2% [図 2] 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 計 [表 8] 全体(人) 78 人 48 人 7 人 133 人 (%) 58.6% 36.1% 5.3% 100.0% [表 9] 〈事業所種別スタッフ数・1事業所あたりの平均スタッフ数〉 事業所種別 事業所数 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 計 病院 29 人 10 人 5 人 44 人 14 事業所 1事業所あたり 2.1 人 0.7 人 0.4 人 3.1 人 診療所 19 人 7 人 1 人 27 人 15 事業所 1事業所あたり 1.3 人 0.5 人 0.1 人 1.8 人 介護老人保健施設 2 人 − − 2 人 2 事業所 1 事業所あたり 1 人 − − 1 人 訪問看護ステーション 28 人 31 人 1 人 60 人 20 事業所 1事業所あたり 1.4 人 1.6 人 0.1 人 3.0 人 全体 78 人 48 人 7 人 133 人 51 事業所 1事業所あたり 1.5 人 0.9 人 0.1 人 2.6 人事業所種別スタッフ数 29 19 2 28 10 7 0 5 1 0 1 0 5 10 15 20 25 30 35 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 31 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
2 スタッフの雇用形態(常勤・非常勤)
雇用形態別にみると、常勤が全体の約 7 割であった。 職種別にみると、理学療法士、言語聴覚士では常勤の割合が高いが、作業療法士は他の職 種に比べて非常勤の割合が高くなっている。 事業所種別にみると、訪問看護ステーションで、理学療法士は常勤と非常勤が同数で、作 業療法士は非常勤が上回っており、作業療法士の雇用形態で、非常勤の割合が高いのは、訪 問看護ステーションで非常勤の作業療法士を多く雇用していることによるものと考えられる。 常勤 非常勤 合計 全体 93 人 (69.9%) 40 人(30.1%) 133 人 (100%) 理学療法士 62 人 16 人 78 人 作業療法士 26 人 22 人 48 人 職 種 別 言語聴覚士 5 人 2 人 7 人 雇用形態(全体) 常勤 93人 69.9% 非常勤 40人 30.1% 雇用形態(理学療法士) 常勤 62人 79.5% 非常勤 16人 20.5% [図 3] 作業療法士 が多い。 [表 10] [図 4] [図 5]雇用形態(作業療法士) 常勤 26人 54.2% 非常勤 22人 45.9% 雇用形態(言語聴覚士) 常勤 5人 71.4% 非常勤 2人 28.6% [図 6] [図 7]
〈
事業所種別スタッフの雇用形態〉 事業所種別 常勤 非常勤 合計 [表 11] 病院 44 人 (100%) 0 人 44 人 (100%) 理学療法士 29 人 0 29 人 作業療法士 10 人 0 10 人 職 種 別 言語聴覚士 5 人 0 5 人 診療所 21 人 (77.8%) 6 人 (22.2%) 27 人 (100%) 理学療法士 17 人 2 人 19 人 作業療法士 4 人 3 人 7 人 職 種 別 言語聴覚士 0 1 人 1 人 介護老人保健施設 2 人 (100%) 0 人 2 人 (100%) 理学療法士 2 人 0 2 人 作業療法士 0 0 0 職 種 別 言語聴覚士 0 0 0 訪問看護ステーション 26 人(43.3%) 34 人(56.7%) 60 人(100%) 理学療法士 14 人 14 人 28 人 作業療法士 12 人 19 人 31 人 職 種 別 言語聴覚士 0 人 1 人 1 人3 スタッフの経験年数
(1)職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の経験年数 スタッフそれぞれの職種の経験年数は、「10 年以上」が、理学療法士、作業療法士ともに 多く、全体では 43.6%となっている。次いで「5∼10 年未満」が 26.3%と多く、職種の経験 年数が長いスタッフが訪問リハビリテーションに従事している傾向にある。 また、雇用形態別にみると、常勤スタッフより、非常勤スタッフに経験年数が長いスタッ フの割合が高くなっている。 このことは、訪問リハビリテーションが、利用者の個々の生活に密着したものであり、多 様なニーズに対応できる幅広い知識と経験がスタッフに求められていることをうかがわせる。職種の経験年数 5~10年未満 26.3% 3年未満 12.8% 3~5年未満 17.3% 10年以上 43.6% [図 8]
経験年数 3 年未満 3∼5 年未満 5∼10 年未満 10 年以上 計 [表 12] 全体数 17 人 23 人 35 人 58 人 133 人 割合 12.8% 17.3% 26.3% 43.6% 100.0% 職種・雇用形態別 3 年未満 3∼5 年未満 5∼10 年未満 10 年以上 計 理学療法士 15 人 9 人 21 人 33 人 78 人 常勤 14 人 8 人 16 人 24 人 62 人 非常勤 1 人 1 人 5 人 9 人 16 人 作業療法士 2 人 10 人 11 人 25 人 48 人 常勤 2 人 6 人 7 人 11 人 26 人 非常勤 0 人 4 人 4 人 14 人 22 人 言語聴覚士 0 人 4 人 3 人 0 人 7 人 常勤 0 人 3 人 2 人 0 人 5 人 非常勤 0 人 1 人 1 人 0 人 2 人 〈雇用形態別経験年数〉 常勤スタッフの経験年数 3年未満 16人 17.2% 3~5年 未満 17人 18.3% 5~10 年未満 25人 26.9% 10年以 上 35人 37.6% 非常勤スタッフの経験年数 3年未満 1人 2.5% 3~5年 未満 6人 15.0% 10年以 上 23人 57.5% 5~10 年未満 10人 25.0% [図 9] [図 10]
(2)訪問リハビリテーションの経験年数 訪問リハビリテーションの経験年数は、「3 年未満」が 49.6%と約半数で最も多くなってお り、「3∼5 年未満」を合わせた 5 年未満が全体の約 6.5 割となっている。 雇用形態別にみると、常勤スタッフと比較して、非常勤スタッフで経験年数が長いスタッ フの割合が高くなっている。 非常勤スタッフは、「職種の経験年数」、「訪問リハビリテーションの経験年数」ともに、長 いスタッフが多い。訪問リハビリテーションの経験年数が全体的に短いなかで、非常勤スタ ッフに経験年数の長いスタッフの割合が多いことから、非常勤スタッフの雇用の割合が多い 訪問看護ステーションで、経験の有無、経験年数等を考慮して雇用していることが想定され る。 訪問リハの経験年数 3年未満 49.6% 3~5年未満 15.8% 5~10年未満 22.6% 10年以上 12.0% [図 11]
経験年数 3 年未満 3∼5 年未満 5∼10 年未満 10 年以上 計 [表 13] 全体数 66 人 21 人 30 人 16 人 133 人 割合 49.6% 15.8% 22.6% 12.0% 100.0% 職種・雇用形態別 3 年未満 3∼5 年未満 5∼10 年未満 10 年以上 計 理学療法士 37 人 16 人 16 人 9 人 78 人 常勤 32 人 13 人 12 人 5 人 62 人 5 人 3 人 4 人 4 人 16 人 非常勤 作業療法士 23 人 5 人 13 人 7 人 48 人 常勤 14 人 3 人 7 人 2 人 26 人 9 人 2 人 6 人 5 人 22 人 非常勤 言語聴覚士 6 人 0 人 1 人 0 人 7 人 常勤 5 人 0 人 0 人 0 人 5 人 1 人 0 人 1 人 0 人 2 人 非常勤
〈雇用形態別経験年数〉 常勤スタッフの経験年数 5~10 年未満 19人 20.4% 3~5年 未満 16人 17.2% 3年未満 51人 54.8% 10年以 上 7人 7.5% 非常勤スタッフの経験年数 3~5年 未満 5人 12.5% 5~10 年未満 11人 27.5% 10年以 上 9人 22.5% 3年未満 15人 37.5% [図 12] [図 13]
4 他のサービスとの兼務の状況
他のサービスとの兼務の状況について回答があった 129 人のうち、その半数を超える 62.0% のスタッフが他のサービスと兼務している。 事業所種別にみると、病院、診療所で 8 割を超えるスタッフが入院・外来リハなどと兼務し ており、訪問看護ステーションでは約 6 割が専従となっている。 雇用形態別では、常勤スタッフの約 7 割が他のサービスと兼務しており、非常勤スタッフで 訪問リハビリテーション専従が多くなっている。 他のサービスとの兼務の状況(全体) 専従 49人 38.0% 兼務 80人 62.0% [図 14] 他のサービスとの兼務の状況(事業所ごと) 22人 38.6% 1人 50.0% 21人 80.8% 36人 81.8% 80人 62.0% 35人 61.4% 1人 50.0% 5人 19.2% 8人 18.2% 49人 38.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 兼務 専従 [図 15]
他のサービスとの兼務の状況(職種別) 6人 85.7% 25人 54.3% 49人64.5% 80人62.0% 1人14.3% 21人 45.7% 27人35.57% 49人 38.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 兼務 専従 [図 16] 他のサービスとの兼務の状況 (常勤スタッフ) 兼務 65人 70.7% 専従 27人 29.3% 他のサービスとの兼務の状況 (非常勤スタッフ) 兼務 15人 40.5% 専従 22人 59.5% [図 17] [図 18]
5 訪問人数、延訪問人数
回答があったスタッフ 133 人の平成 21 年 6 月の実訪問人数は 1,247 人であった。 職種別にみると、理学療法士が全体の 6 割弱を占めている。 スタッフ 1 人平均の実訪問人数は 9.4 人で、作業療法士が 1 人平均 10.3 人と多く、理学療 法士が 9.3 人、言語聴覚士が 2.8 人となっている。 また、6 月の延訪問人数は 5,274 人で、スタッフ 1 人あたりでは 40.0 人となり、理学療法 士、作業療法士ともに 40 人前後となっている。 利用者 1 人あたりでは、月 4.2 回(5,274/1,247)訪問している。 実訪問職種別割合 言語聴覚士 1.4% 作業療法士 40.7% 理学療法士 58.0% [図 19]実訪問人数(職種別数・スタッフ1人平均) 723 507 17 1247 10.3 9.4 9.3 2.8 0 500 1000 1500 全体 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 0 2 4 6 8 10 12 実訪問人数 スタッフ1人平均 延訪問人数(職種別・スタッフ1人平均) 5,274 3,277 1,941 56 9.3 40.4 42.0 40.0 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 全体 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 延訪問人数 スタッフ1人平均 [図 20] [図 21] 実訪問人数 延訪問回数 利用者 1 人あたり訪問回数 [表 14] 全体 1,247 5,274 4.2 理学療法士 723 3,277 4.5 作業療法士 507 1,941 3.8 言語聴覚士 17 56 3.3 訪問人数と訪問件数
0
50
100
150
200
0
5
10
15
20
25
30
訪問人数
訪問件数
[図 22]〈雇用形態別・事業所種別平均訪問人数〉 雇用形態 常勤 非常勤 計 [表 15] 訪問人数 10.6 訪問人数 6.4 9.4 全体 延訪問人数 46.3 延訪問人数 24.4 40.0 常勤 非常勤 [表 16] 事業所種別 計 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 10.1 13.0 2.0 5.9 6.9 4.5 9.4 全体 46.4 51.3 9.0 25.1 25.3 10.0 40.0 10.4 9.0 2.0 ― ― ― 9.2 病院 41.1 33.4 9.0 ― ― ― 35.8 8.9 16.0 ― 2.0 3.7 3.0 8.3 診療所 51.4 75.3 ― 5.5 27.0 12.0 46.3 11.5 ― ― ― ― ― 11.5 介 護 老 人 保 健施設 73.0 ― ― ― ― ― 73.0 10.8 15.0 ― 6.5 7.4 6.0 9.8 訪 問 看 護 ス テーション 46.0 58.4 ― 27.9 24.9 8.0 38.9 *上段:訪問人数、下段:延訪問人数
□ 1 日の訪問件数
事業所全体の 1 日の平均訪問件数は 7.0 件、訪問スタッフ 1 人あたりの1日平均訪問件数 は 2.3 件であった。 事業所種別では、訪問看護ステーションの1日の平均訪問件数が最も多く 11.5 件、スタッ フ1人あたりの1日平均訪問件数も 2.7 人となっている。 1日の平均訪問件数 7.0 4.9 4.0 3.1 11.5 2.7 3.1 1.8 1.9 2.3 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 全体 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 事業所全体 スタッフ1人あたり [図 23]□ 訪問リハビリテーション利用者の状況
1 平成 21 年 6 月の利用者数
回答があった 51 事業所の利用者数は 1,099 人であった。そのうち、介護保険の「訪問リハビ リテーション」が 517 人(47.0%)と最も多く、次いで訪問看護ステーションからの「訪問看 護7」が 389 人(35.4%)となっており、「訪問リハビリテーション」と「訪問看護7」を合わ せた介護保険利用者が 8 割を超えている。 事業所種別にみると、病院、診療所では「訪問リハビリテーション」が多いが、訪問看護ス テーションでは「訪問看護7」が多くなっている。 利用者保険種別割合 在宅患者訪問リ ハビリテーション 指導管理料 2.5% 訪問看護ステー ションからの訪 問看護基本療 養費 15.0% 訪問リハビリ テーション 47.0% 訪問看護7 35.4% [図 24] 介護保険 82.4% 〈事業所種別〉 在宅患者訪問 リハビリテー ション指導管 理料 訪問看護ステ ーションから の訪問看護基 本療養費 訪問リハビリ テーション 訪問看護7 計 [表 17] 全体 28 165 517 389 1,099 (2.5%) (15.0%) (47.0%) (35.4%) (100.0%) 6 0 279 0 285 病院 (2.1%) (0.0%) (97.9%) (0.0%) (100.0%) 診療所 22 (9.4%) 0 (0.0%) 211 (90.2%) 1 (0.4%) 234 (100.0%) 介護老人保 健施設 0 (0.0%) 0 (0.0%) 23 (100.0%) 0 (0.0%) 23 (100.0%) 事 業 所 種 別 訪問看護ス 0 165 4 388 557 (0.0%) (29.6%) (0.7%) (69.7%) (100.0%) テーション2 サービス開始時期
訪問リハビリテーションの開始時期は、「1 年以上、入院や入所がなく在宅で生活していた」 後に開始した利用者が 54.9%と最も多い。一方で、「病院・施設からの退院・退所日から 14 日 以内」は 17.4%となっている。 事業所種別にみると、「1 年以上、入院や入所がなく在宅で生活していた」後に開始は、診療 所、介護老人保健施設に多く、「病院・施設からの退院・退所日から 14 日以内」の開始は、病 院で 19.2%、訪問看護ステーションで 23.1%と、他の事業所と比べて多くなっている。 サービス開始時期 その他 2.8% 1ヶ月~3ヶ月 7.3% 14日以内 17.4% 15~1ヶ月3.0% 1年以上在宅 54.9% 3ヶ月~1年未満 14.5% [図 25] [表 18] 14日以 15∼1 1ヶ月∼ 3ヶ月∼ 1年以上 その他 計 内 ヶ月 3ヶ月 1年未満 在宅 180 31 75 150 567 29 1,032 全体 17.4% 3.0% 7.3% 14.5% 54.9% 2.8% 100.0% 54 16 16 55 134 6 281 病院 19.2% 5.7% 5.7% 19.6% 47.7% 2.1% 100.0% 13 9 27 33 149 12 243 診療所 5.3% 3.7% 11.1% 13.6% 61.3% 4.9% 100.0% 1 0 3 0 19 0 23 介護老人保 健施設 4.3% 0.0% 13.0% 0.0% 82.6% 0.0% 100.0% 112 6 29 62 265 11 485 訪問看護ス テーション 23.1% 1.2% 6.0% 12.8% 54.6% 2.3% 100.0% *その他は他のサービスからの移行で開始時期不明等3 訪問リハビリテーションを提案した職種
訪問リハビリテーションの利用を提案した職種について、複数回答で尋ねたところ、最も多 いのは、「ケアマネジャー」となっており、次いで、「病院・施設(入院・入所中)の医師やリ ハビリスタッフ」の順となっている。 その他の内容については、「本人・家族からの申し出など」が考えられる。訪問リハビリテーションを提案した職種 67 25 19 4 19 193 73 56 1 63 580 178 153 21 228 37 3 2 1 31 30 15 0 1 14 210 54 28 0 128 0 100 200 300 400 500 600 700 全体 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 主治医 病院医師等 ケアマネジャー 訪問看護師 居宅介護支援 その他 [図 26]
4 他のサービスとの併用状況
介護保険利用者のうち、訪問リハビリテーションとの併用で最も多いサービスは「福祉用具 貸与」であった。次いで「訪問介護」、「訪問看護」の順となっており、訪問系のサービスとの 併用が多く、「通所リハビリ」や「外来リハビリ」は少なくなっている。 事業所種別にみると、「福祉用具貸与」を除き、全体的には訪問系のサービスとの併用が多く なっているが、病院では「通所介護」や「通所リハビリ」の併用が 2 割程度あり、訪問看護ス テーションでは「通所介護」が約 3 割と比較的多くなっている。 他のサービスとの併用439
105
399
215
99
592
13
76
0
100
200
300
400
500
600
700
訪問介護 訪問入浴看護 訪問看護 通所介護 通所リハビリ 福祉用具貸与 外来リハビリ その他 [図 27]〈併用しているサービス事業主別〉 併用しているサービス [表 19] 訪問リ ハ利用 訪問介 訪問入 訪問看 通所介 通所リ 福祉用 外来リ その他 者数 護 浴看護 護 護 ハビリ 具貸与 ハビリ 145 33 63 66 51 196 4 12 病院 279 52.0% 11.8% 22.6% 23.7% 18.3% 70.3% 1.4% 4.3% 89 13 25 29 18 117 1 20 診療所 212 42.0% 6.1% 11.8% 9.3% 13.7% 55.2% 0.5% 9.4% 14 2 1 5 4 20 0 4 介護老人保 健施設 23 60.9% 8.7% 4.3% 21.7% 17.4% 87.0% 0.0% 17.4% 191 57 310 115 26 259 8 40 訪問看護ス テーション 392 48.7% 14.5% 79.1% 29.3% 6.6% 66.1% 2.0% 10.2% 381 102 365 196 91 530 13 65 合計 906 42.1% 11.3% 40.3% 21.6% 10.4% 58.5% 1.4% 7.2%
5 訪問リハビリテーションの終了理由
過去 3 ヶ月(平成 21 年 4 月、5 月、6 月)に訪問リハビリテーションを終了した 208 人の終 了理由では、「入院入所」が 102 人(49.0%)と最も多くなっている。 事業所種別にみると、訪問看護ステーションで「入院入所」による理由が多くなっており、 病院では「目標達成」が 26.4%と他の事業所と比較して多くなっている。 訪問リハビリテーションの終了理由 入院入所 102人 49.0% その他 21人 10.1% 他のサービス 45人 21.6% 目標達成 40人 19.2% [図 28] 8人 9.8% 8人 25.8% 24人 26.4% 40人 19.2% 52人 63.4% 1人 25.0% 12人 38.7% 37人 40.7% 102人 49.0% 13人15.9% 3人 75.0% 10人32.3% 19人 20.9% 45人21.6% 9人11.0% 1人 3.2% 11人 12.1% 21人 10.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 目標達成 入院入所 他のサービス その他 [図 29]
6 生活機能評価について
回答があった 49 事業所について、生活機能評価を実施している事業所は約 9 割の事業所であ った。事業所種別にみると、病院ではすべてで実施されているが、訪問看護ステーションでは、 84.2%となっている。 使用している評価表を複数回答で尋ねたところ、「リハビリテーション実施計画書」が最も多 く、次いで、「障害高齢者の日常生活自立度」、「認知症高齢者の日常生活自立度」となっている。 評価の実施時期については、「サービス開始時」に実施している事業所が全体の 88.9%と最 も多くなっている。次いで、「サービス開始後定期的に実施している」が事業所全体の 77.8% となっており、その実施時期については、「3 ヶ月毎」に実施が多くなっている。 生活機能評価 45所 91.8% 14所 100% 13所 92.9% 2所 100% 16所 84.2% 4所 8.2% 1所 7.1% 3所 15.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション 実施している 実施していない [図 30]使用している生活機能評価
13 6 2 7 7 2 12 4 1 2 4 0 2 0 0 2 2 0 10 4 3 5 5 40
2
4
6
8
10
12
14
リハビリ計画書 BI FIM 障害自立度 認知症自立度 その他 病院 診療所 介護老人保健施設 訪問看護ステーション [図 31]〈評価の実施時期〉 事業所数 開始時 数 ヶ 月 目 定 期 的 に 不 定 期 に 開 始 時 と 終 了 時 その他 [表 20] 40 11 35 14 2 7 全体 45 事業所 88.9% 24.4% 77.8% 31.1% 4.4% 15.6% 12 7 9 3 0 2 病院 14 事業所 85.7% 50.0% 64.3% 21.4% 0.0% 14.3% 11 3 12 4 0 1 診療所 13 事業所 84.6% 23.1% 92.3% 30.8% 0.0% 7.7% 2 0 2 2 2 1 介護老人保健 施設 2 事業所 100.0% 0.0% 100.0% 100.0% 100.0% 50.0% 15 1 12 5 0 3 訪問看護ステ 16 事業所 ーション 93.8% 6.7% 75.0% 31.3% 0.0% 18.8%
□ 関係機関との連携について
1 連携を取りたい機関・職種
訪問リハビリテーションを実施するにあたって、連携を取りたい機関・職種(3つ回答)と しては、在宅主治医及びケアマネジャーが多くなっている。 事業所種別にみると、訪問看護ステーションでは、「病院(入院中)の医師・看護師」との連 携も、他の事業所に比べて多くなっており、訪問看護ステーションでは、サービス利用中に入 院する利用者が多く、連携が必要なケースが多いためではないかと推察される。 連携したい機関・職種 45 27 9 45 10 6 1 8 0 10 20 30 40 5 在宅主治医 病院の医師 施設の医師 ケアマネジャー 地域包括支援センター 居宅介護支援事業者 区役所 その他 0 [図 32] 事業所 数 在宅主 治医 病院の 医師等 施設の 医師等 ケアマ ネジャ ー 地域包 括支援 センタ ー 居宅介 護支援 事業者 区役所 その他 [表 21] 全体 51 45 27 9 45 10 6 1 8 病院 14 11 5 4 13 2 2 0 3 診療所 15 13 8 2 13 5 2 1 2 介護老人保 健施設 2 2 0 0 2 2 0 0 0 訪問看護ス テーション 20 19 14 3 17 1 2 0 32 かかりつけ医との連携について
かかりつけ医との連携について、サービス開始時には「ほとんどの場合面談する」が最も多 く、次いで「必要に応じて面談する」の順となっており、全体の 72.2%が面談している。 しかしながら、サービス提供中には、その割合が減少し、「ほとんどの場合面談する」と「必 要に応じて面談する」を合わせても 47.3%と 5 割を切っている。さらに、サービス終了時には、 「書面のみ」が 52.0%と 5 割を超え、「ほとんど面談する」は 12.0%となっている。 また、面談する場合の面談場所については、かかりつけ医の診療所が最も多くなっている。 サービス提供中 その他 1所 1.8% 電話 11所 20.0% ほとんど 面談 6所 10.9% 書面のみ 17所 30.9% 必要に応 じて 20所 36.4% サービス開始時 ほとんど 面談 23所 42.6% 必要に応 じて 16所 29.6% 書面の み 12所 22.2% 電話 3所 5.6% [図 33] [図 34] サービス終了時 ほとんど 面談 6所 12.0% 必要に応 じて 12所 24.0% 電話 6所 12.0% 書面の み 26所 52.0% [図 35] 〈面談する場合の場所〉 訪問先 診療所 訪問リハ事 業所 ケアマネ事 業所 その他 [表 22] サービス開始時 7 36 2 1 0 サービス提供中 5 25 2 1 0 サービス終了時 4 20 3 1 03 ケアマネジャーとの連携について
ケアマネジャーとの連携について、サービス開始時には、「ほとんど面談する」が 71.7%と なっており、「必要に応じて面談する」をあわせると、86.8%が面談しているが、サービス提供 中、サービス終了時には、「ほとんど面談する」の割合が減少し、「必要に応じて面談する」が 多くなっている。 しかし、「ほとんど面談する」と「必要に応じて面談する」を合わせた割合は、サービス提供 中で 64.2%、サービス終了時で 57.4%と、依然、面談する割合が多くなっている。 また、面談する場合の場所については、「訪問先(利用者の自宅等)」が最も多くなっている。 サービス提供中 必要に応 じて 25所 44.6% ほとんど 面談 11所 19.6% 書面の み 5所 8.9% その他 1所 1.8% 電話 14所 25.0% サービス開始時 ほとんど 面談 38所 71.7% 電話 5所 9.4% その他 1所 1.9% 必要に応 じて 8所 15.1% サービス終了時 その他 1所 1.9% 書面のみ 6所 11.1% 必要に応 じて 20所 37.0% ほとんど 面談 11所 20.4% 電話 16所 29.6% 〈面談する場合の面談場所〉 訪問先 診療所 訪問リハ事 業所 ケアマネ事 業所 その他 サービス開始時 40 1 2 1 0 サービス提供中 33 2 3 4 0 サービス終了時 24 2 5 4 1 [図 37] [図 36] [図 38] [表 23]4 サービス担当者会議について
利用者の介護保険サービスの内容をはじめ、関係者が顔をあわせて情報交換する「サービス 担当者会議」への参加については、「ほとんど参加」が 75.5%と約 4 分の 3 の事業所が参加と なっており、「必要に応じて参加している」をあわせると 95%以上の事業所が参加している。サービス担当者会議
ほとんど参加 75.5% 必要に応じて 20.4% 参加できない 2.0% 全く不参加 2.0% [図 39] ほとんど 参加 必要に応 じて ほとんど 不参加 全く不参 加 参加でき ない その他 [表 24] 全体 37 10 0 1 1 0 病院 10 3 0 0 0 0 診療所 11 1 0 1 1 0 介護老人保健施設 2 0 0 0 0 0 訪問看護ステーション 14 6 0 0 0 05 関係機関、職種との連携について、事業所で工夫していること。(自由記載)
関係機関、職種との連携について、サービス担当者会議の内容や参加する職種などの課題、 その他連携に関して、事業所で工夫していることや行政に対する要望などについて、自由記載 で尋ねたところ、主な意見として以下のような意見があった。(詳細 40 ページ) 〈主な意見〉 ○ 訪問看護ステーションで行う定期カンファレンスに参加してもらい、意見交換を行う。 (訪問看護ステーション) ○ 訪問先利用者用の記録ノートを作成して、他の職種(サービス事業所)が見られるよう にしている。(訪問看護ステーション) ○ 入院中から担当者PSW、OT、Ns、介護等のスタッフが調整会議に参加できるよう努 力(働きかけている)している。 豊富な情報が得られるように病棟・外来・デイケア・作業所等々と密に連絡しあうよう に意識している。(訪問看護ステーション) ○ リハビリ開始までのながれがやや複雑で、ケアマネさんによっては理解しにくいことも あるようなので、書面等を作成して説明、配布している。(病院)□ 職員の研修について
職員に対する研修は、約 8 割の事業所が事業所内部での研修を実施し、事業所外部研修への 参加についても、9 割を超える事業所で行っている。 事業所外部研修への参加 参加して いる 44所 91.7% 参加して いない 4所 8.3% 事業所内部の研修 実施して いない 10所 20.8% 実施して いる 38所 79.2%
□ 訪問リハビリテーションの課題等
[図 40] [図 41]1 訪問リハビリテーションの課題
訪問リハビリテーションを実施している事業所の課題として、複数回答で尋ねたところ、「移 動に時間と経費が必要」が最も多く、次いで、「専門職の確保」となっている。 事業所種別にみると、病院では、「移動に時間と経費が必要」が最も多く、次いで「かかりつ け医との連携」、「ケアマネジャーの理解」が多くなっているが、訪問看護ステーションでは「専 門職の確保」が 7 割と多くなっている。 一方、訪問リハビリテーションを実施していない事業所では、「専門職の確保」が最も多くな っており、次いで「報酬が実態に合わない」が多くなっている。事業所種別にみてもすべての 事業所で「専門職の確保」が多くなっており、「報酬が実態に合わない」は、診療所や訪問看護 ステーションで多くなっている。 実施している事業所の課題 28 18 15 29 25 2 18 6 0 5 10 15 20 25 30 35 専門職の確保 報酬が実態に合わない 情報収集が難しい 移動に時間と経費が必要 かかりつけ医との連携 問題ない ケアマネの理解 その他 [図 42]
〈実施している事業所の課題(事業所種別)〉 事業 所数 専門職の 確保 報 酬 が 実 態 に 合 わ ない 情 報 収 集 が 難 しい 移 動 に 時 間 と 経 費 が必要 か か り つ け 医 と の 連携 問 題 ない ケ ア マ ネ の 理 解 その他 26 16 13 27 23 2 18 6 全体 49 53.1% 32.7% 26.5% 55.1% 46.9% 4.1% 36.7% 12.2% 5 5 5 10 8 1 7 1 病院 14 35.7% 35.7% 35.7% 71.4% 57.1% 7.1% 50.0% 7.1% 7 6 3 10 6 1 5 1 診療所 15 46.7% 40.0% 20.0% 66.7% 40.0% 6.7% 33.3% 6.7% 2 1 1 2 1 0 2 1 介護老人保 健施設 2 100.0% 50.0% 50.0% 100.0% 50.0% 0.0% 100.0% 50.0% 14 6 6 7 10 0 4 3 訪問看護ス テーション 20 70.0% 30.0% 30.0% 35.0% 50.0% 0.0% 20.0% 15.0% 実施していない事業所の課題 135 60 25 49 15 22 3 9 0 20 40 60 80 100 120 140 160 報酬が実態に合わない 情報収集が難しい 移動に時間と経費が必要 かかりつけ医との連携 問題ない ケアマネの理解 その他 専門職の確保 〈訪問リハビリテーションを実施していない事業所(事業所種別)〉 事 業 所数 専門職の 確保 報 酬 が 実 態 に 合 わ ない 情 報 収 集 が 難 しい 移 動 に 時 間 と 経 費 が必要 かかりつ け医との 連携 問題な い ケ ア マ ネ の 理 解 その他 135 60 25 49 15 22 3 9 全体 166 81.3% 36.1% 15.1% 29.5% 9.0% 13.3% 1.8% 5.4% 13 3 1 4 0 5 1 1 病院 16 81.3% 18.8% 6.3% 25.0% 0.0% 31.3% 6.3% 6.3% 91 44 19 36 4 12 2 4 診療所 109 83.5% 40.4% 17.4% 33.0% 3.7% 11.0% 1.8% 3.7% 18 6 4 8 7 4 0 2 介護老人保 健施設 24 75.0% 25.0% 16.7% 33.3% 29.2% 16.7% 0.0% 8.3% 13 7 1 1 4 1 0 2 訪問看護ス 17 [表 25] [図 43] [表 26]