事業運営上の問題点や行政等への要望などについて、自由記載で尋ねたところ、主な意見と して以下のような意見があった。(詳細 41 ページ)
〈主な意見〉
(1)訪問リハビリテーションを実施している事業所
○ 実際に訪問リハビリを実施している事業所が不明確で(みなしも含まれているため)サ ービス依頼がしにくい。実際のサービス提供事業所を明確に提示できないだろうか。(訪問 看護ステーション)
○ 潜在的な需要は大きいが、従事スタッフが少ないため、依頼するケアマネジャーの方で 依頼を手控えてしまう傾向がある。
春先、秋口に依頼が急増して断り、夏場、冬場に体調を崩されて入院して件数が減少す るため、安定した結果を事業所に出すことが難しい。そのために従事者の増員が得にくく、
部門を拡充させることが困難。(介護老人保健施設)
○ 業務内容に報酬が見合わず、採算が合わないため、算入する事業者が少なく、リスクな どの面から従事希望の療法士も少ないのではないかと思われる
移動時間の設定においても、ある程度のアクシデント(渋滞など)を想定し、余裕ある 時間割りを組む必要がある。
利用者さんの心身の状態に関して情報不足。(病院)
○ 月に 1 度の診察を受けるための通院や、診療情報提供書を作成する診察日が 1 ヶ月以上 空かないようにするための調整など、利用者やかかりつけ医の負担は大きい状況。(病院)
(2)訪問リハビリテーションを実施していない事業所
○ ケアマネジャーの知識と技量の向上が重要なポイントと思われる。
また、訪問するPT、OT、STの質の向上も必要と思われる。(病院)
○ スタッフ確保に要する費用が、現在の報酬や利用者数から考えて合わないのではないで しょうか。
○ 施設系の事業所では、専門職による加算だけでは、新たな専門職を雇い入れることは不 可能。訪問リハ単体では、利用者の今後を含めた方向性を出していくのが困難と思われる。
単価の低さと事務仕事の面倒さはセラピストを疲弊させ、サービスの質、治療の質の低 下を招き、医療介護業界の未来を暗くしているものと感じる。(診療所)
□ 関係機関、職種との連携について、事業所で工夫していること。(自由記載)
関係機関、職種との連携について、サービス担当者会議の内容や参加する職種など 事業所種別 の課題、その他連携に関して、事業所等で工夫していることや行政に対する要望な
ど 訪 問 看 護 ス テーション
当方のスケジュールに合わせていただける場合は、時間を調整して基本的にはすべ て参加している。
参加できない場合は、紹介書類を送っている。
訪 問 看 護 ス テーション
訪問看護ステーションで行う定期カンファレンスに参加してもらい、意見交換を行 う。利用者についての情報共有、ケアプランの内容や担当者会議の内容確認を行な う。3ヶ月1回の報告書提出(各ケアマネへ)
主治医との連携がより円滑にできればと思う。
訪 問 看 護 ス
テーション 連携をより円滑に図るため、カンファレンスなど傾聴姿勢に気を配っている。
訪 問 看 護 ス テーション
必要に応じ、こちら側からもケアマネジャーにカンファレンスを依頼することもあ る。
訪 問 看 護 ス テーション
訪問先利用者用の記録ノートを作成して、他の職種(サービス事業所)が見られる ようにしている。
訪 問 看 護 ス テーション
利用者にとって、日常生活が過ごしやすくなるように他の事業者とともに連絡し、
連携を図る。
入院中の患者様については、入院中から担当者PSW、OT、Ns、介護等のスタッ フが調整会議に参加できるよう努力(働きかけている)している。
訪 問 看 護 ス テーション
特に職種にこだわっていない。
利用者に関わる人たちが1人でも多く会議に参加できるように考慮している。
豊富な情報が得られるように病棟・外来・デイケア・作業所等々と密に連絡しあう ように意識している。
訪 問 看 護 ス テーション
訪問看護担当者会議記録を作成し、1.問題点、ニーズ 2.関連情報 3.具体 策などを抽出し、リハビリケアに生かしている。
(病院) 利用者様の体調の変化や介護者の方の不安などの情報は出来るだけ担当ケアマネに FAXまたは電話にて報告し、対応するようにしている。
訪 問 看 護 ス テーション
リハビリの利用を予定している方に対しては、看護師とリハビリスタッフ(PT・
OT・ST)が一緒に参加しています。
病院 利用者の受診に合わせてかかりつけ医と面談する。
報告書等必ず提出するなど
病院 サービス担当者会議の開催にあたって、ケアマネジャーは大変苦労しているが、事 前にケアマネジャーと連絡を密にし、情報を共有すれば全員が出席する必要はない のではと思う。
病院 連携については、時間のゆるす限り、事業所に足を運んで直接話をするように心が けています。
担当者会議に主治医の参加がほとんどないので(難しいとは思いますが)参加して いただけたらと思います。
病院 かかりつけ医との連携は地域連携室を通して定期的に確実に行っている。
病院 サービス担当者会議へは、リハスタッフの代表が出席しています。
また、関連スタッフによるリハカンファレンスをリハ実施計画書の作成に合わせて 実施しております。ただ件数が多くなるため、時間の調整に悩む状況です。
病院 かかりつけ医からの診療情報提供書は毎月であり、Dr側より毎月、同じような内 容を手書きするのは労力が大きいとの意見があった。そのため、希望されるDrに 情報提供書の書式データを送り、パソコンでの管理をしていただいている。
病院 リハビリ開始までのながれがやや複雑で、ケアマネさんによっては理解しにくいこ ともある様ですので、書面等を作成して説明、配布しています。
診療所 他職種の意見を聞き、できるかぎり一致した目標を持てる様にしています。
診療所 居宅介護支援事業所や介護支援専門員との連絡を密にしている。
診療所 易疲労などで短時間に積極的な運動が困難な方の場合、他職種(ヘルパーや訪問看 護師)の方でも行える運動や動作方法を直接または紙面上(絵、説明)でお伝えし、
連携を取りやすい環境づくりを心がけています。
診療所 些細なことでも、ケアマネジャーに相談するように心がけている。
診療所 主治医とPTが近い立場のため、随時コミュニケーションがとれている。
□ 事業運営上の問題点や行政等への要望など
事業所種別 事業運営上の問題点や行政等への要望など
(1)訪問リハビリテーションを実施している事業所 訪 問 看 護 ス
テーション
実際に訪問リハビリを実施している事業所が不明確で(みなしも含まれているため)
サービス依頼がしにくいとケアマネジャー及び利用者様の両方から言われたことが ある。実際のサービス提供事業所を明確に提示できないだろうか。
訪 問 看 護 ス テーション
実情は在宅でリハビリが必要な方はたくさんいます。
介 護 老 人 保 健施設
廃用症候群へのリハビリ等
潜在的な需要は大きいが、従事スタッフが少ないため、依頼するケアマネジャーの 方で依頼を「手控え」てしまう傾向がある。
退院、退所直後のみならず、「訪問リハ開始直後にも、ADL訓練や家族指導、カウ ンセリング、ケアマネと連携しながらの福祉機器の調整等が必要であり、開始直後 にも「短期集中加算」認めていただきたいと思います。
春先、秋口に依頼が急増して断り、夏場、冬場に体調を崩されて入院して件数が減 少するため、安定した結果を事業所に出すことが難しい。そのために従事者の増員 が得にくく、部門を拡充させることが困難。
介 護 老 人 保 健施設
訪問する際の駐車場の確保が難しい。
かかりつけ医との連携が難しく、リハビリ指示書の期間を改善(延長)してほしい。
訪 問 看 護 ス テーション
訪問を行うセラピストの姿勢を改善していく必要があると思う。
特に医療的な視点でのボトムアップ形式見方ではなく、トップダウン形成期での見 方もできるようになって欲しい。生活者という見方で関われるセラピストが増えて 欲しい。
訪 問 看 護 ス テーション
高齢者に対して、リハビリが必要でない人はいないと考えています。
特に退院して自宅へ帰った直後は家で過ごす為の生活リハビリも必要となります。
訪 問 看 護 ス テーション
人材の不足
他職種の常勤を補充〈作業療法士、事務職員〉
行政にケア会議等積極的な参加を 訪 問 看 護 ス
テーション
依頼があれば、法人、訪問リハビリスタッフと協力体制で訪問依頼に対応していき たいと思っています。
(病院) 訪問リハビリに関しても、訪問看護7と同様の指示書の設定にしていただけると大 変導入がしやすくなると思います。
依頼があれば、できるだけ対応していきたいのですが、営業にまわる必要性を感じ ています。
訪 問 看 護 ス テーション
平成 21 年度の改定では、訪問看護7の回数制限の撤廃となりましたが、集団指導に おいて、訪問看護7を単独で行うことは望ましくないと指導がありました。
訪問リハビリを利用すると、1 ヶ月間に 1 度診療を受けるための通院や、診療情報提 供書を作成する診察日が 1 ヶ月以上空かないようにするための調整など、利用者や かかりつけ医の負担も大きくなります。訪問看護7の適応に関して、再度検討いた だければと思います。
病院 担当者会議への出席を積極的に行うと他の利用者の時間、曜日の変更や利用の休み などが生じる。
かかりつけ医から毎月頂く診療情報提供書について、かかりつけ医側も当方も手間 がかかる。又かかりつけ医と指示医と二人の医師が存在するため、責任の所在など に困ったケースもあった。以上が問題点として挙げられます。
病院 業務内容に報酬が見合わず、採算が合わないため、算入する事業者が少なく、リス クなどの面から従事希望の療法士も少ないのではないかと思われます。
採算面が合わず、報酬が実態に合わない。
今回の改訂はある程度評価するが実際、1 度に 2 回(40 分)実施したとしても訪問 先の滞在時間がぴったり 40 分ということはなく 1 時間近く滞在する(挨拶や準備な ど)
移動時間の設定においても、ある程度のアクシデント(渋滞など)を想定し、余裕 ある時間割りを組む必要があり、車で 10 分程度の場所でもトータル 90 分位となる。
本体の報酬に短期集中などの加算もあるが、加算期間を過ぎても機能維持のための リハが必要な方は多く、利用者さんからの希望もあるので 1 件あたりの単価はさほ どない。
担当療法士の負担
利用者さんの心身の状態に関して情報不足。疾患や急変時の対応に関する不安を常