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本市は、市民、企業、NPO、各種団体などの「民」がそれぞれに創意工夫を凝らし、努力して自己実現をめざしていく「民の力が存分に発揮される社会の実現」を基本理念に、市政を推進しています

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Academic year: 2021

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ごあいさつ

本市は、市民、企業、NPO、各種団体などの「民」がそれぞれに創意工夫 を凝らし、努力して自己実現をめざしていく「民の力が存分に発揮される社 会の実現」を基本理念に、市政を推進しています。 15年度の市民意識調査では、行政への要望事項として「防犯対策」が初 めて第一位となりましたが、地域におきましても、様々な自主防犯の取り組 みが進められています。このような市民の活動を支援し、「民」の力が最大 限発揮できるよう環境を整えることが本市の役割であると考えています。 防犯事業を例にとりますと、15年度から始めた「パトロールモデル事業」 に加え、16年度は新たに「地域・学校防犯活動支援モデル事業」にも取り 組んでまいります。これらのモデル事業を通じ、地域防犯活動との協働を実 践しながら効果的な防犯対策を進め、「『暮らしの危機』を防ぐまちの安全確 保」を図ってまいりたいと考えています。 市 内 に は 、 平 成 1 5 年 4 月 現 在 で 2 , 8 2 9 の 単 位 自 治 会 町 内 会 及 び 247の地区連合町内会が組織されています。自治会町内会の皆様には、防 犯活動のほかにも、G30の取り組み、青少年の健全育成、地域住民の福祉 向 上 の た め の 取 り 組 み な ど 幅 広 く 公 的 サ ー ビ ス を 担 っ て い た だ い て い る と ころです。 都市化や少子高齢化の進展により、地域課題はますます多様化が進んでい ますが、このような多様化する課題にきめ細かく応えていくためには、自治 会町内会の皆様に、これまで以上に課題解決の主体としての役割を担ってい ただくことが必要と考えています。引き続きご理解と協力をお願いいたしま す。 ここに作成いたしました「住民組織の現状と活動」は平成15年5月に市 内全自治会町内会及び地区連合町内会を対象に実態調査を実施し、財政状況 や活動状況等について調査した内容をまとめたものです。 この報告書が、地域活動に携わる方々の活動の一助になれば幸いに思いま す。 また、本報告書の作成にあたり、自治会町内会長の皆さんをはじめ、大変 多 く の 関 係 者 の 方 々 に 御 協 力 を い た だ き ま し た こ と を 心 か ら お 礼 申 し 上 げ ます。 平成16年3月 横浜市長 中 田 宏

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目 次

住民組織の現状と活動

ページ 目 次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自治会町内会実態調査の概要説明 vi

第一部 自治会町内会の概要(解説編)

第1章 自治会町内会の概要 3 1 自治会町内会の性格 2 自治会町内会が公益的サービスを提供している世帯数 3 団体の規模 4 機構 5 自治会町内会組織の長 6 班(組)の数 7 掲示板 8 防犯灯 第2章 自治会町内会館の整備状況 13 1 概要 2 会館の有無 3 会館の整備状況 4 会館の建設計画 第3章 自治会町内会の活動状況 19 1 環境整備事業 2 社会教育事業 3 レクリエーション事業 4 福祉厚生事業 5 文化事業 6 広報事業 7 特色ある活動事例 8 現在の自治会町内会の課題 9 行政からの依頼 第4章 財 政 30 1 平成14年度決算 2 平成15年度予算 附録 横浜市における自治会町内会の沿革 32

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第二部 自治会町内会の概要(資料編)

第1章 自治会町内会の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 自治会町内会年度別団体数 2 世帯数を基準とした加入状況 3 自治会町内会世帯数を基準とした団体数 4 班(組)の数 5 掲示板数 6 防犯灯 第2章 自治会町内会組織の長 42 1 会長の年齢 2 会長の性別 3 会長の職業 4 会長の在職年数 第3章 自治会町内会館の整備状況 44 1 会館の有無 2 平成14年度会館保有に関する整備状況変更の有無 3 会館の所有状況 4 会館新築の状況 5 会館購入の状況 6 会館借用の状況 7 会館の建設計画 第4章 平成14年度に実施した事業 51 1 環境整備事業 2 社会教育事業 3 レクリエーション事業 4 福利厚生事業 5 文化事業 6 広報事業 第5章 行政からの依頼と今後の課題 54 1 行政からの依頼 2 自治会町内会での今後の課題 第6章 財 政 56 1 平成14年度決算 2 平成15年度予算 平成15年度自治会町内会状況調べ(調査票) 60 アンケート(調査票) 61 ii

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第三部 地区連合町内会の概要(解説及び資料編)

Ⅰ 解説編 第1章 地区連合町内会の性格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第2章 地区連合町内会加入状況 65 第3章 構成 66 1 概要 2 地区連合町内会長の年齢と性別 3 地区連合町内会長の職業 4 地区連合町内会長の公的役職数 第4章 分担金の使途 68 1 区連合町内会への支出 2 行事や活動への支出 3 防犯協会等の団体への支出 第5章 防犯灯の設置及び管理状況 68 1 防犯灯の設置状況 2 防犯灯の維持管理 3 防犯灯の設置計画 4 防犯灯整備についての意見・要望 第6章 平成14年度に実施した事業 70 1 環境整備事業 2 社会教育事業 3 レクリエーション事業 4 福利厚生事業 5 文化事業 6 広報事業 7 特色ある活動事例 8 現在の地区連合町内会の課題 第7章 行政に対する要望 79 第8章 地区連合町内会の会館の整備状況 80 1 会館の有無 2 会館整備の有無 3 会館の整備状況 4 会館の建設計画 6 町内会館の整備についての意見・要望 第9章 財 政 84 2 平成15年度予算

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Ⅱ 資料編 第1章 地区連合町内会年度別団体数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第2章 地区連合町内会加入状況 88 1 地区連合町内会加入状況 2 地区連合町内会世帯数を基準とした加入状況 第3章 構 成 89 1 地区連合町内会長の年齢及び性別 2 地区連合町内会長の職業 3 地区連合町内会長の公的役職数 第4章 分担金 90 1 分担金の使途 第5章 防犯灯の設置及び管理状況 91 1 地区連合町内会の防犯灯数 2 防犯灯の維持管理状況 3 地区連合町内会の防犯灯設置計画 第6章 平成14年度に実施した事業 93 1 環境整備事業 2 社会教育事業 3 レクリエーション事業 4 福利厚生事業 5 文化事業 6 広報事業 第7章 地区連合町内会の会館の整備状況 96 1 会館の有無 2 平成14年度会館保有に関する整備状況変更の有無 3 会館の所有状況 4 会館新築の状況 5 会館借用の状況 6 会館の建設計画 第8章 財 政 102 1 平成14年度決算 2 平成15年度予算 平成15年度地区連合町内会状況調べ(調査票) 106 アンケート(調査票) 107 iv

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自治会町内会運営上の参考資料

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111 ◎ 自治会町内会予算・決算の作り方 ◎ 自治会町内会規約(例) ◎ 町内会館(集会施設)運営規約モデル(例) ◎ 自治会町内会館整備のための建設費の補助・融資制度と法人化のご案内 ◎ 自治会町内会の法人化について ◎ 横浜市市民活動保険制度のご案内

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自治会町内会実態調査の概要説明

1 調査の目的 自治会町内会は、地域での生活環境の向上のために地域活動を行っている任意の 地域住民組織です。また、本市をはじめとする各種行政機関との関係も深い住民組 織です。 本調査は、自治会町内会の年間の活動状況を調査することにより、自治会町内会 の状況を把握し、団体運営の参考に供することを目的として行っています。 2 調査方法 市内の自治会町内会及び地区連合町内会を対象として調査票を送付し、調査協力 を依頼しています。それを後日回収のうえ、平成15年度分は株式会社大應に集計・ 分析を委託し、報告書としてまとめました。 3 調査内容 今回の調査は、自治会町内会及び地区連合町内会の「予算・決算」、「組織及び規 模」並びに「年間の事業実績」、「課題」、「会館の整備状況」、「防犯灯」、さらには 地区連合町内会の「分担金」などについて調査しました。 4 調査対象 市内の自治会町内会及び地区連合町内会のすべてを調査対象としました。 平成15年4月1日現在の団体数は次のとおりです。 (1)自治会町内会 2,829団体 (2)地区連合町内会 247団体 5 調査基準日 平成15年4月1日 vi

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6 調査回収状況 (1)自治会町内会 2,829団体のうち2,684団体 回収率94.9% (2)地区連合町内会237団体 回収率96.0% (注)以下で述べる集計結果については、全て母数を平成15年4月1日時点における調査対象 団体数としており、未回収分団体の扱いは無回答に含めてあります。 なお、加入世帯数、班数、掲示板数については、各区が別途調査し把握し ている数値を使用しています。 7 報告書の構成 第一部及び第二部では自治会町内会の概要と活動状況を説明し、第三部で地区連 合町内会の活動状況を説明します。 第一部 自治会町内会の概要 解説編(1ページ~34ページ) 第二部 自治会町内会の概要 資料編(35ページ~64ページ) 第三部 地区連合町内会の概要 解説編及び資料編(63ページ~108ページ) 8 報告書内の構成比について 本報告書の構成比は小数点第二位を四捨五入しているため、100.0%とならない 設問があります。 また、自治会町内会及び地区連合町内会の資料編については、全ての表で「無回 答」を含め構成比を算出しているため、構成比が100.0%に満たないものについて は、残りの回答が「無回答」の構成比となります。

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第一部 自治会町内会の概要

解 説 編

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第1章 自治会町内会の概要

1 自治会町内会の性格 自治会町内会は、それぞれの地域に起こる問題を解決し、地域住民相互の親睦を 図るために組織された、自主的・民主的な任意団体です。 市民の多くが会員として加入し、会員の要望に即した環境整備事業、レクリエー ション事業、福利厚生事業など、会員の日常生活に密着した各種事業を地域ごとに 工夫をこらして実施しています。こうした活動を行っている自治会町内会は、特定 の目的を持って組織されている防犯協会、体育協会などの各種団体と比べ、地域を 包括した基礎的な住民組織といえます。 市内の自治会町内会は会員の自由な創意に基づき、いろいろな名称や形態で運営 されていますが、本市では次の項目に該当し、民主的に運営されている団体をさし ています。 ○町・丁目・字等の全部または一部を単位として一定の区域を有する団体 ○組織区域内に居住し、会の趣旨に賛同する住民を会員として、自主的に運営され ている ○地域住民の福祉増進を主たる目的として事業を行っている団体

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2 自治会町内会が公益的サービスを提供している世帯数 本市の自治会町内会は、平成 15 年4月1日現在で 2,829 団体となっています。 自治会町内会が公益的サービスを提供しているのは 1,255,948 世帯で、市内の総世 帯数 1,444,360 世帯に対して 87.0%にあたります(自治会町内会が自主的に公益的 活動を行っている対象世帯、会員以外を含みます。これまで「加入世帯」と呼んで います)。 図表1-1 加入状況 926,367 944,537 967,658 991,690 1,015,867 1,032,623 1,063,938 1,092,499 1,121,778 1,149,487 1,171,789 1,198,471 1,218,498 1,234,099 1,249,441 1,261,302 1,285,749 1,309,340 1,334,624 1,359,184 1,379,228 1,412,547 861,982 875,169 894,579 910,825 927,952 949,167 975,096 997,206 1,016,276 1,034,564 1,053,049 1,068,678 1,083,814 1,100,678 1,118,285 1,134,160 1,147,269 1,164,618 1,179,833 1,192,514 1,210,814 1,237,558 0 500,000 1,000,000 1,500,000 昭和56年度 昭和57年度 昭和58年度 昭和59年度 昭和60年度 昭和61年度 昭和62年度 昭和63年度 平成元年度 平成2年度 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成14年度 全市世帯数 加入世帯数 (世帯)

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3 団体の規模 個別団体の規模を加入世帯数で見ると、図表1-2のとおりですが、最多が 4,479 世帯(港北区)、最小が7世帯(磯子区)、平均では 444 世帯となっています。 図表1-2 団体規模の割合(%) 16.7 34.3 0.5 7.8 19.1 21.7 99世帯以下 100~299 300~499 500~999 1,000以上 N=2,829 無回答 4 機構 (1)自治会町内会組織の構成 自治会町内会は、多くの世帯が参加し、住民の親睦や地域活動を行う市内の代 表的な住民組織です。昭和 36 年6月に市の連合会が設立されたのを機に、行政 区ごとに区連合町内会、地区ごとに地区連合町内会が結成されています。 自治会町内会の組織は図表1-3に示すとおり、地域内の住民を構成員とし、 10 世帯から 15 世帯ほどを単位として構成される班(組)、町・丁目・字等を単位と して構成される単位自治会町内会、おおむね中学校通学区程度を単位として構成 される地区連合町内会、行政区単位に地区連合町内会長により構成される区連合 町内会、区連合町内会長 18 名で構成する市町内会連合会があります。 図表1-3 自治会町内会組織の構成 会員(市民) 1,255,948 世帯 市内全世帯の 87.0%が加入 班(組) 93,541 班(組) 10 世帯から 15 世帯ほどを単位として構成 自治会町内会 2,829 団体 町・丁目・字等を単位として趣旨に賛同する住民 を会員として構成 地区連合町内会 247 団体 おおむね中学校通学区程度を単位として地区内の 自治会町内会により構成 区連合町内会 18 区 行政区単位に地区連合町内会長により構成 市町内会連合会 区連合町内会長 18 名で構成

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(2)自治会町内会の内部組織 内部組織の名称や構成は、個々の町内会の規模や設立目的、地域の環境、歴史 などによって異なっていますが、一般的な例をあげると図表1-4のようになっ ています。 各自治会町内会は、10 世帯から 15 世帯ほどを単位として班(又は組)を設け ており、班(又は組)長は会費の集金、チラシや回覧板の配布などを行います。 自治会町内会によっては、各事業を分担する専門部の代表者と役員会を構成し、 団体の方針決定や事業活動の中核としての役割を果たしている場合もあります。 図表1-4 自治会町内会の内部組織 顧問(相談役) 会 長 事 務 局 副 会 長 理事(委員) 班(組)長(評議委員) 会員(市民) 専門部 防 犯 防 火 部 福 利 厚 生 部 渉 外 部 文 化 部 婦 人 ( 女 性 ) 部 体 育 部 青 少 年 部 保 健 衛 生 部 交 通 部 広 報 部 総 ( 庶 ) 務 部

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5 自治会町内会組織の長 (1)会長の年齢 自治会町内会の組織の長である会長の年齢を見ると、「60 歳代」が 33.5%、「70 歳代」が 30.8%であり、「80 歳以上」も含めると 60 歳以上(67.6%)が約 2/3 を占めています。「20 歳代」、「30 歳代」は、両者合わせても1割に満たず、5.1% となっています。 図表1-5 自治会町内会長の年齢(%) 60歳 6.2 3.3 0.6 4.5 30.8 33.5 13.6 7.5 20歳代 代 N=2,829 30歳代 40歳代 50歳代 70歳代 80歳以上 無回答 (2)会長の性別 自治会町内会の会長は「男性」が多く 84.4%、「女性」は1割弱の 9.6%です。 図表1-6 自治会町内会長の性別(%) 6.0 9.6 84.4 女性 男性 N=2,829 無回答

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(3)会長の職業 自治会町内会の会長の職業は、「無職」が 37.6%と最も多く、次いで「会社員」 が 22.0%、「自営」が 20.6%の順になっています。「公務員」は 2.9%です。 図表1-7 自治会町内会長の職業(%) 20.6 37.6 9.8 7.0 2.9 22.0 会社員 公務員 N=2,829 自営 無職 その他 無回答 (4)会長の在職年数 自治会町内会の会長の在職年数は、「2年未満」が最も多く 23.2%です。続い て「5年以上 10 年未満」が 15.9%、「1年未満」が 14.7%、「10 年以上 20 年未 満」が 12.4%となっています。 なお、在職年数が「1年未満-5年未満」の会長は、全体の 58.1%を占めてお り、会長の平均在職年数は 5.4 年です。 図表1-8 自治会町内会長の在職年数(%) 14.7 23.2 8.5 7.4 4.3 15.9 12.4 3.9 1.4 0 10 20 30 40 50 1年未満 2年未満 3年未満 4年未満 5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上30年未満 30年以上

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6 班(組)の数 自治会町内会の班(組)の数については、「6~10 班」、「31~50 班」がともに 16.5%と最も高い割合を示しています。以降大差はありませんが「21~30 班」 (15.2%)、「11~15 班」(12.9%)の順で続いています。なお、1団体あたりの班 数は 33.3 班になります。 図表1-9 班(組)の数(%) 1.1 8.9 16.5 12.9 9.9 15.2 16.5 7.7 4.8 5.5 0.9 0 10 20 30 4 不設置 2~5班 6~10班 11~15班 16~20班 21~30班 31~50班 51~70班 71~100班 101班以上 無回答 N=2,829 0 7 掲示板 掲示板は、行事の開催などの連絡事項や、行政機関からの情報を掲示するなど、 地域の情報媒体の一つとして大きな役割を果たしています。 1団体あたりの掲示板数は「3~5箇所」が 33.5%と最も多く、次いで「1~2 箇所」が 27.4%、「6~10 箇所」が 24.6%となっており、10 箇所までが8割以上 を占めています。 自治会町内会で所有する掲示板は、本市全体では約 17,000 箇所あり、1団体平 均で 6.1 箇所となっています。 図表1-10 掲示板数(%) 0.4 27.4 33.5 24.6 7.8 2.7 2.7 0.9 0 10 20 30 4 0箇所 1~2箇所 3~5箇所 6~10箇所 11~15箇所 16~20箇所 21箇所以上 無回答 0

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8 防犯灯 (1)概要 防犯灯を維持管理していると回答した団体数は 2,226 団体で、防犯灯数は全体 で 175,367 灯になり、1 団体の設置数の平均は 78.8 灯となっています。 保有灯数の分布を見ると、「31~50 灯」が 12.3%と最も多く、「51~70 灯」が 10.5%、「71~100 灯」と「101~150 灯」がともに 10.3%で続いています。 図表1-11 団体別の防犯灯保有灯数(%) 2.9 5.0 3.7 7.0 6.3 12.3 10.5 10.3 10.3 4.3 6.1 21.3 0 10 20 30 40 50 0灯 1~5灯 6~10灯 11~20灯 21~30灯 31~50灯 51~70灯 71~100灯 101~150灯 151~200灯 201灯以上 無回答 N=2,829 (2)自治会町内会予算で維持管理している防犯灯の種類 自治会町内会予算で維持管理している防犯灯数を種類別で見ると、「蛍光灯」 が圧倒的に多く、1団体あたり 69.8 灯です。「水銀灯」は 6.0 灯、「白熱灯」は 3.0 灯となっています。 図表1-12 区域内平均防犯灯数(灯) 灯数 平均 灯数 平均 灯数 平均 (灯) (灯) (灯) 155,413 69.8 6,568 3.0 13,386 6.0 蛍光灯 白熱灯 水銀灯

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(3)自治会町内会予算で修繕、新設した防犯灯 自治会町内会の予算で維持管理している防犯灯のうち、「修繕した灯数」は 1 団体あたり 25.4 灯、「新設した灯数」は 1.5 灯となっています。 図表1-13 修繕、新設した防犯灯数(灯) 修繕した灯数 新設した灯数 灯数 平均 灯数 平均 48,966 25.4 2,205 1.5 (4)区域内防犯灯設置計画 今後、防犯灯設置計画のある団体数は 1,205 団体あり、各々必要としている防 犯灯は、「電柱利用灯」が1団体あたり 12.8 灯、「鋼管ポール灯」が 3.8 灯です。 図表1-14 自治会町内会防犯灯設置計画(灯) 電柱利用灯 鋼管ポール灯 灯数 平均 灯数 平均 15,369 12.8 4,549 3.8

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(5)防犯灯整備についての意見・要望 防犯灯整備についての意見・要望を整理すると図表1-15 のとおりです。 取替えや維持管理に対する内容のものが最も多く、なかでも、「老朽化等で維 持管理費の負担が大きい・補助してほしい」という要望が際立っています。 また、「新設要望」の声も非常に高いことがわかります。 図表1-15 防犯灯整備についての意見・要望(件) 取替・維持管理 273 老朽化等で維持管理費の負担が大きい・補助してほしい 134 光量・メンテナンスのしやすさを考慮したものにしたい・補助してほしい 46 電気代を補助してほしい 39 街路樹の伐採をしてほしい 17 管理数・責任範囲が不明確 13 修理業者の対応が遅い 6 ポールの移管 6 安い修理業者を指定してほしい・単価を統一してほしい 5 防犯灯・ポールの廃棄に苦慮している 4 防犯灯へのいたずら・当て逃げがある 3 新設 120 新設要望 84 光量・メンテナンスのしやすさを考慮したものにしてほしい 13 私有地・電柱のない箇所等の対策について苦慮している 10 自治会の境界部分の整備が不備 8 鋼管ポールの新設を補助してほしい 5 負担区分 26 一部またはすべての管理を行政に任せたい 19 町内会未加入世帯が増え、不公平だ 7 手続き等 22 設置を迅速にしてほしい・申請時期を柔軟にしてほしい 13 手続きを簡素化してほしい 7 設置基準・手続きを公開してほしい 2 その他 38 管理組合等別組織に任せている 35 今後も補助制度を継続してほしい 2 他での取組状況を知りたい 1

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第2章 自治会町内会館の整備状況

1 概要 自治会町内会が各種活動を行うためには、会員が共通に集まることのできる集会 施設が何らかの形で必要です。現在、借用を含め会館を保有している団体は7割弱 ですが、そのうち団体独自で所有しているのは5割程度と見られ、今後所有を推進 していく必要があると思われます。なお、本市では会館の新築や購入、増改築に対 して補助制度や融資制度を設けています。 2 会館の有無 会館が「ある」団体は借用も含め 67.7%であり、「ない」団体は 21.7%となって います。 図表2-1 自治会町内会館の有無(%) 10.6 21.7 67.7 ある ない 無回答 N=2,829 3 会館の整備状況 (1)会館整備の有無 所有している会館について、平成 14 年度中に整備状況に変更「有」とした団 体は 16.5%、一方、「無」とした団体は 69.8%となっています。 図表2-2 整備の有無(%) 16.5 69.8 13.7 無 無回答 N=1,916 有

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(2)会館の所有状況 平成 14 年度中に整備状況に変更ありとした団体について所有状況を見ると、 「新築した」団体が最も多く 56.6%であり、「購入した」が 8.9%、「借用した」 が 9.2%となっています。 図表2-3 会館の所有状況(%) 9.2 25.3 8.9 56.6 新築した 購入した 無回答 N=316 借用した (3)会館新築の内容 会館を新築した団体では、「初めての会館」が 6.1%、「建て替え」が 5.0%、 「その他」が 16.8%です。 所有形態は、「町内会として会館を所有」が最も多く 73.2%です。「他の自治 会・町内会と共有」は 15.6%、「他の自治会・町内会以外の団体と共有」は 6.7% となっています。 図表2-4 新築の所有形態 73.2 15.6 1.7 2.8 6.7 町内会として 会館を所有 他の自治会・ 町内会と共有 その他 N=179 他の自治会・町内会 以外の団体と共有 無回答

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なお、町内会として会館を所有した団体の土地所有形態は、「会が所有してい る」が 28.2%、「会が借用している」が 71.8%となっており、ほぼ3対7の割合 で土地は借用している団体が多くなっています。 借用先は、「公有地」が 54.3%、「民有地」が 38.3%です。 また、土地借用において、「有償」は 61.7%、「無償」は 27.7%であり、有償 の場合の月額平均借用料は 9,130 円となっています。 図表2-5 用地の所有形態(%) 71.8 28.2 N=131 会が所有 している 会が借用している 図表2-6 借用地の借用先(%) 図表2-7 借用地の有償・無償別(%) 7.4 54.3 38.3 N=94 公有地 民有地 無回答 27.7 61.7 10.6 N=94 無償 無回答 有償

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(4)会館購入の内容 会館を購入した団体の所有形態を見ると、「町内会として会館を所有」がほぼ 8割の 78.6%を占めており、「他の自治会・町内会と共有」、「他の自治会・町内 会以外の団体と共有」はともに1割弱の 7.1%です。 図2-8 購入の所有形態(%) 7.1 7.1 7.1 78.6 町内会として 会館を所有 他の自治会・ 町内会と共有 N=28 他の自治会・町内会 以外の団体と共有 無回答 (5)会館借用の内容 会館を借用した団体では、借用先は「公団・公社所有施設」が 27.6%、「民間 施設」が 55.2%となっています。 また、会館借用については、「有償」が 55.2%、「無償」が 24.1%であり、有 償の場合の月額平均借用料は 18,616 円です。 図表2-9 会館の借用先(%) 図表2-10 会館借用の有償・無償別(%) 55.2 27.6 17.2 公団・公社所有施設 民間施設 無回答 N=29 20.7 55.2 24.1 有償 無償 無回答 N=29

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4 会館の建設計画 (1)建設計画の有無 会館を持たない団体について、今後、会館建設の具体的な計画の有無を見ると、 建設計画「有」とする団体はわずか 7.3%であり、一方、「無」とする団体が9割 強の 91.5%を占めています。 ちなみに、建設計画有りの団体では、建設予定を「1~2年以内」と計画して いるところが多くなっています。 図表2-11 会館の建設計画の有無(%) 図表2-12 会館の建設予定 15.6 22.2 4.4 4.4 2.2 6.7 44.4 0 20 40 60 1年以内 2年以内 3年以内 5年以内 10年以内 それ以上 無回答 N=45 91.5 7.3 1.1 有 無回答 N=613 無 (2)建設計画がない理由 自治会町内会館の建設計画がない理由については、ほぼ半数の団体が「建設用 地がない」(49.0%)をあげています。次いで「役員の自宅、公共施設、他の町 内会館などを借用しているため会館は必要ない」(44.7%)、「建設資金の不足」 (31.0%)、「会員数が少なく会館は不要」(16.9%)、「その他」(8.6%)の順に なっています。 なお、「その他」と回答した団体では、“マンションや公団住宅内にある施設利 用”や、“社宅であるため”という意見があげられています。 図表2-13 自治会町内会館の建設計画がない理由(%) 31.0 49.0 16.9 44.7 8.6 2.3 0 20 40 6 建設資金の不足 建設用地がない 会員数が少なく会館は必要ない 役員の自宅、公共施設、他の町内会館などを 借用しているため会館は必要ない その他 無回答 N=561 0

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(3)町内会館の整備についての意見・要望 自治会町内会館の整備についての意見・要望を整理すると図表2-14 のとおり です。 「老朽化により改修・改築が必要である」や「狭いので増築・改築をしたい」 という意見を中心に、改築・修繕等に伴う費用の補助、土地の貸与を要望する 団体が多くなっています。 図表2-14 町内会館の整備についての意見・要望(件) 建物・設備に関連した意見・要望 413 新築希望 10 老朽化により改修・改築が必要である 96 狭いので増築・改築をしたい 51 新築・改築ための資金不足 45 補助を希望する(修繕) 45 補助を希望する(新築・改築) 38 修繕費等の維持管理費の負担が大きい 32 バリアフリー化が必要 10 防災倉庫・物置がない 10 トイレがない、洋式にしたい 8 葬儀等、多目的に使えるように改善したい 7 新築・改築に関して住民の理解が得られない 6 設備・備品を整備したい 29 補助を希望する(備品購入) 17 駐車場を整備したい 5 耐震対策をしたい 4 土地に関連した意見・要望 148 公園等の公共の土地や施設を貸与してほしい 56 新築・改築のための用地不足 42 補助を希望する(土地購入・借用) 17 借地代が高い 17 土地借用の更新ができない、不安である 16 その他 77 補助金制度について知りたい 12 補助金制度の存続を希望 3 会館の名義の変更手続きが大変 5 共同使用は不便なため単独で持ちたい 13 立地がよくなく不便 9 公団の施設のため自由に使えない 5 道路計画のために移転が必要 4 新築が不可能なため地区センター等の公共施設を造ってほしい 8 防火等の管理が大変 9 地区センター等を利用しているので必要ない 9

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第3章 自治会町内会の活動状況

自治会町内会は会員相互の親睦、福祉の増進、住環境の改善を目的に、会員の意見 や要望を反映させながら、環境整備事業、社会教育事業、レクリエーション事業、福 利厚生事業、文化事業、広報事業を行っています。 1 環境整備事業 各自治会町内会が実施した環境整備事業の中では、「清掃等街の美化事業」が 81.7%と最も多く、同様に高い割合で「防火防犯活動」(79.0%)、「防犯灯の維持 管理」(76.6%)、「資源回収・リサイクル」(70.4%)があげられています。以下「交 通安全運動」(54.7%)、「花壇設置等の環境整備」(35.4%)が続いています。 図表3-1 環境整備事業(%) 76.6 79.0 81.7 35.4 70.4 54.7 5.5 7.4 0 20 40 60 80 100 防犯灯の維持管理 防火防犯活動 清掃等街の美化事業 花壇設置等の環境整備 資源回収・リサイクル 交通安全運動 その他 無回答 N=2,829

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2 社会教育事業 社会教育事業を見ると、「子供会育成」が 71.9%と最も多く、次いで「青少年活 動」が 59.6%、「婦人活動」が 51.5%、「各種施設見学会」が 28.5%となっていま す。 図表3-2 社会教育事業(%) 71.9 59.6 51.5 28.5 4.0 16.5 0 20 40 60 80 100 子供会育成 青少年活動 婦人活動 各種施設見学会 その他 無回答 N=2,829 3 レクリエーション事業 レクリエーション事業では、「運動会」が 53.1%、「盆踊り」が 50.8%とともに 5割を占めており、二大事業と見られます。この他では,「各種スポーツ大会」が 44.8%、「早起き体操」が 40.0%、「旅行会」が 34.1%となっています。 図表3-3 レクリエーション事業(%) 50.8 53.1 44.8 34.1 40.0 19.0 13.5 0 20 40 60 80 100 盆踊り 運動会 各種スポーツ大会 旅行会 早起き体操 その他 無回答 N=2,829

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4 福利厚生事業 福利厚生事業を見ると、「敬老会」が 75.2%、「慶弔事業」が 74.2%と、他の活 動に比べて非常に高い割合を示しています。 図表3-4 福利厚生事業(%) 75.2 18.9 12.8 74.2 6.3 14.5 0 20 40 60 80 100 敬老会 食料品・日用品等物品の斡旋 福祉施設の慰問 慶弔事業 その他 無回答 N=2,829 5 文化事業 文化事業については、「無回答」が過半数を占めており、他の事業に比較すると やや低調な実施率となっています。最も多い「各種講習会」でも 36.4%に過ぎず、 「各種講演会」が 20.3%で続いています。講習・講演会以外では、「書道・写真等 の作品展」が 14.7%、「映画会」が 7.7%となっています。 図表3-5 文化事業(%) 36.4 20.3 7.7 14.7 4.5 50.2 0 20 40 60 80 100 各種講習会 各種講演会 映画会 書道・写真等の作品展 その他 無回答 N=2,829

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6 広報事業 広報事業では、「掲示板の管理」が 88.3%、「名簿の作成」が 65.1%、「会報の発 行」が 45.0%、となっており、これらが広報事業の中心になっていることがうかが えます。 図表3-6 広報事業(%) 88.3 45.0 65.1 4.2 9.0 0 20 40 60 80 100 掲示板の管理 会報の発行 名簿の作成 その他 無回答 N=2,829 7 特色ある活動事例 自治会町内会の運営方法や会員相互等によるまちづくり活動などで特色ある事例 の記述内容を見ると、前項で述べた各種事業の内容充実に関するものが多くあげら れています。 なかでも、時代を反映して、高齢者やこどもたちへの配慮、また、コンピュータ 社会への対応にかかわる活動等、さらには、“他県、他市”へと交流を広げている 団体も見られ、活動の充実が図られています。 これらの活動の主だったものは、下記のとおりです。 (1)組 織 ・誰でも会長が務まる体制を目指す ・同一役職任期を制限している ・役員OB会を作り、町内会の活動を手伝ってもらっている ・事務の継続性を確保するため、事務局を置いている ・自治会再編成の実施 ・町内会加入推進委員会を設置 ・部会を核として活動計画を起案し、三役会、理事会の審議承認を得て具体的に 活動が展開されている

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・自治会の継続性、活動力の強化等を考慮して、会長職の任期を2年にした ・ 婦人部の年齢別構成による活動参加率の向上 (2)会 議 ・定例会議参加者の一分発言運動 ・パソコンで資料を作成し、短時間運営を心掛けた ・月定例会には必ず近隣の中学校の校長、教師が出席する ・各種団体(推進委員)との意見交換会を年2回実施 (3)事 業 ・サロン事業、ミニデイサービスといった高齢者への活動に、積極的に取り組ん でいる ・実施する事業毎に各ブロックで担当してもらい、ブロック内の親睦を図るよう にしている ・小学校の総合学習の一環に、地域の人として参加 ・高齢化社会に対応するため、町内サポートクラブを発足 ・スポーツクラブに対し、ユニフォームを購入し、自治会活動への参加を促して いる ・高齢者の手助け等を行っている(蛍光灯交換、水道パッキン交換等) ・運営について常に、役員の研修を行っている ・公園愛護会など、町内会単位で認める ・農家の空き畑を借り、小学生の体験農業を実施している ・「ヨコハマはG30」を実施するために、新聞・雑誌・ダンボールの回収に協力 を要請している ・町内会館を開放し、情報の提供や作品づくり等を、子供も大人も参加自由で実 施している ・こども広場の管理にできるだけ子供達にも参加を呼び掛けている ・陶芸教室(地元の陶芸作家の指導を受ける) ・図書貸し出し活動 ・第1種中高層住宅地域の高さ10メートル規制を担保するべく、地区計画の策定 に向けて、鋭意協議中 ・老人会と共にアルミ缶の回収に積極的に取り組んで成果を挙げ、町の決算の1/4 程度になっている ・町内の自主的サークル活動を支援するため、祭りの会、老人クラブ、子供会等、 町内会の公認団体については、その活動拠点として、町内会館を無料で開放し ている ・中学生に、親の許可を条件に、(自由に映画を見てもいいし、図書館に行って も良い)コミュニケーションパスポート1,000円券を発行

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(4)イベント ・祭礼、運動会、花火大会、スポーツ(ゴルフ、グランドゴルフ、ボウリング、 ウォーキング、子供プール、ゲートボール、アイススケート、インディアカ、 ドッヂボール、ソフトボール)、カラオケ、芋掘り、ハイキング、旅行、新年 会、餅つき、バイキング、盆踊り、どんと焼き、観桜会、そば打ち、芋煮、バ ーベキュー、バザー、フリーマーケット、親睦会、ホタル狩り、キャンプ、七 五三祝、演芸会、地引き網、たけのこ堀り、演芸会、イルミネーション等 ・会員から鯉のぼりを提供してもらい、公園で「鯉のぼり祭」実施 ・文化ウォーキング(近隣地域の文化を尋ねる) ・子供達作成の雪洞を児童名記入の上、120個以上をメインストリートに吊るし、 2昼夜観賞する ・「オリエンテーション わが街を知る」をクイズ形式で行った ・小学校、中学校生徒の卒業を記念して、子供達との対話集会を実施している ・創立○○年記念の記念品配布、記念誌編集 ・転倒予防講習会を実施 ・新春に希望会員宅を訪問し、獅子舞を奉納し、御祝儀を会の活動資金等として 活用している ・自治会でアートホールを借りてコンサートを開催した ・町会行事でのセキュリティ強化 (5)街の美化活動 ・自治会独自で緑化推進委員会を設け、会員を中心に高木以外の剪定、消毒を行 い、きれいな街作りをしている ・毎月川の清掃を行っている(子供達も含めて) ・空き地などを利用して、ミニ花壇を作成・管理している ・3ヶ月に1度不法投棄物、路上放置自転車、違法看板等の回収をしている ・不法投棄対策として、農専地区の夜間パトロールを、環境事業局、港北区とタ イアップして継続的に実施している ・町内有志による「ボランティア植木切り」。ボランティア(ボランティア保険 も準備)を募り、持ち主の了解を得て怪我もなく終了した。 ・一年余り放置自転車対策に力を注ぎ、ほとんど停める人がいなくなった ・小学校角に不法ゴミ投棄の排除のため、プランターを置いた ・幹線道路の清掃 (6)防犯、防災 ・年末には子供会を含め、役員、家防、消防団で夜警を行っている ・管理組合と合同で防災委員会を毎月開き、意識の向上や備品整備を図っている ・夏季防犯パトロールを夜間に実施

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・防災組織活動資金を有効活用しての炊き出し訓練等実施 ・家庭防災員を中心とした可搬式ポンプの放水訓練 ・自主防災の活動のための防災対策本部の設置 ・盗難や空き巣による被害が多いので、夕方に広報車を出して、防犯を呼び掛け ている ・道路上にはみ出した雑木や竹を切り、整備・清掃し、事故防止、防犯に役立て ている ・高齢者が多いので、緊急連絡先を入れた会員名簿作りと、その時のために班内 でのコミュニケーション作り ・防災訓練活動を連合と合同で実施。競争しているようで、単独訓練より効果が ある (7)他団体との交流 ・近隣自治会との交流(運動会、祭礼、御輿の合同実施) ・学校との交流(祭礼・会議に学校の先生方を招待) ・管理組合との連携(防災等) ・他県、他市との交流 ・高層集合住宅でお互いに連合高層集合を作って、活動を共有 (8)広 報 ・自治会会報の発行 ・会館にパソコンを設置して、メールによるコミュニケーションや、自治会便り の作成に利用している ・町内会主催の行事に、ケーブルテレビ局の取材を求め、短時間でも放送しても らっている ・会費の使途について記載したパンフレットを作成 ・ホームページを開いて、会員の生の声を聞けるようになっている ・ホームページによる町内向け広報も行っている。更にメーリングリストも活用 している (9)その他 ・会館にカラオケ、ビデオ等の娯楽設備完備 ・町内会加入のメリットの探索 ・町内会費徴収は、各事業主に直接お願いして、集金依頼をしている

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8 現在の自治会町内会の課題 自治会町内会の現在の課題として筆頭にあげられているのが「役員のなり手がい ない」(54.7%)です。次が「役員の高齢化」(42.4%)であり、役員選出に苦慮し ていることがうかがえます。 また、「行事等参加者が少ない」(41.7%)や「未加入世帯の増加」(29.4%)の 割合も高く、自治会の運営に一考の必要性を感じとることができます。 図表3-7 自治会町内会での課題 54.7 42.4 29.4 41.7 8.2 9.7 21.1 20.0 0 20 40 60 80 100 役員のなり手がいない 役員の高齢化 未加入世帯の増加 行事等参加者が少ない 予算の不足 自治会町内会館がない その他 無回答 N=2,829 なお、現在、自治会町内会での課題として記述されていた主な内容を整理・分類 すると図表3-8のとおりです。大半は会の運営に関するもので、住民特性の変化 により生じる自治会への参加意識やモラルの低下に対する課題が最も多く見られ ます。また、業務内容の増大・見直しに関するものも多くあげられています。 会の運営にかかわるもの以外でも、「環境問題」をはじめ、「交通対策」、「防犯・ 防災」等、多岐にわたり、多様な課題が見られます。

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図表3-8 現在の自治会町内会の課題(件) 自治会町内会の運営 583 住民特性 276 会員の高齢化 84 自治会への関心・参加意識の低下 64 集合住宅、単身者の協力が得られない 40 会員間の交流の欠如 25 少子化の進行 19 会員・世帯の減少、空き家の増加 18 共働き・母子家庭は自治会活動への参加が困難 10 男性の参加が少ない 7 住民のモラル低下 4 外国人への対応 3 会員・世帯の増加 2 業務内容 168 業務負担増大・業務見直し 57 福祉(高齢者・障害者) 19 募金活動が困難 17 回覧・広報活動 16 自治会費の徴収 16 子供会・老人会等各部の設立・活性化 11 掲示板の設置・改修 11 自治会費の改訂 5 補助の見直し 5 社会福祉協議会の回覧をやめてほしい 4 IT化の促進 4 子供の育成・教育 3 役員関係 65 自治会役員の任期が1年と短い 45 後継者の育成 14 役員の責任を果たさない 6 集会施設 46 修繕・維持管理 17 増改築・移転 16 集会広場がない 6 備品・防災倉庫がない 4 会館が狭い 3 組織 28 組織の再編成(分割・統合・学区との整合) 17 連合町内会への加入・連携 6 法人化 5 環境問題 133 ゴミ問題 98 ゴミ出しマナーの不足 30 収集場の確保・管理 20 カラスの被害 16 不法投棄 16 ゴミの減量 9 収集方法の変更 7 居住環境・美化 35 街の美化・緑化 12 ペット、野良猫の問題 9 騒音等環境問題 7 公園の整備 5 商店街の活性化 2 交通対策 28 違法駐車・駐車場 22 違法駐車・放置自転車 21 駐車場・駐輪場の設置・整備 1 交通安全 2 通り抜け車両の取締 2 公共交通 4 バス路線の開設・増便 4 防犯・防災 69 防犯 39 防犯対策 34 青少年の非行 3 交番の設置 2 防災 30 防災活動 21 防災設備・倉庫等の整備 9 都市基盤整備 18 道路 18 道路の整備 7 基盤整備、土地開発に関する要望 7 公園の設置 4 その他 12 その他 12 行政からの自治会加入のPR・指導要請 12

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9 行政からの依頼 (1)行政からの依頼業務の負担について 行政からの依頼業務については、「負担である」と感じている団体は 42.5%、 「負担と感じていない」は 47.6%であり、負担と感じていない団体がやや多くなっ ています。 図表3-9 行政からの依頼業務について(%) 47.6 42.5 9.9 負担である 負担と感じ ていない 無回答 N=2,829 (2)負担と感じる業務の内容 行政からの依頼業務の中で負担と感じているものには、「委員の選出・住民意 思の取りまとめ」が最も多く 65.5%となっています。次いで「会議等への出席・ 動員」(58.8%)、「物品・金品等の募集・配布」(35.3%)、「ちらし類の回覧」 (34.3%)の順であげられています。 図表3-10 行政からの依頼が負担となる業務(%) 16.7 34.3 15.2 35.3 58.8 65.5 4.9 0 20 40 60 80 100 「広報よこはま」区版等 (選挙公報を含む)の配布 ちらし類の回覧 ポスター類の掲出 物品・金品等の募集・配布 会議等への出席・動員 委員の選出・住民意思の取りまとめ その他

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(3)負担と感じる業務の改善方法 負担と感じている業務とその改善方法について記述された意見を整理すると、 図表3-11 のとおりです。 図表3-11 負担と感じる業務の改善方法 業務名 改善方法 広報の配布 シルバー人材センターや老人会など地域居住の高齢者へ委託 新聞の折り込み広告扱いにする 業者に依頼 ネットメディアの活用 多種ある配布物を担当課ごとではなく、まとめて自治会に送付。また、配布日を統一する 形式的なもの、儀式的なものはなくし、配布数・回数を減らす 各戸配布は止め、必要な人は各人が役所に取りに行く 行政で行う ちらし類の回覧 回覧物が多すぎるので、少なくするとか、月に1,2回程度に集約する ネットメディアの活用 できるだけ広報に掲載する 町内会だより等で対応 広報と同時配布にする 掲示か各戸配布にする 回覧物の用紙の大きさや、ヨコ書きに統一する ポスター類の掲出 サイズを小さくする 数が多く、掲示できないものが多発しているため、減らす ポスターにせず、内容は広報に掲載し、経費節約を図る 区職員が掲出する。職員が行うことで町の状況を把握できる 物品・金品等の 時期をあわせ、回数を少なくする 募集・配布 重要性の再検討とPR、廃止の方向に 戸別に集めるのではな、自治会より一定額を支払う(町会費等から) 現金受渡は止め、振込・振替方式を採用 業者・団体が直接各家庭を訪問し、募集・配布を行う 募金の目標額を明示すべきではない。また、割り当て方式も止める 会議等への出席・ 出席・動員が必要な集まりは、開催日を休日もしくは夜にする 動員 出席は自由にする e-メールなどITの活用 会議内容を精選して回数を減らす できる限り書類ですませる タテ割り体制を見直し、一回の会議で済ませるようにする 食事、手当等を考える 委員の選出・住民 各委員の必要性を検討し、種類および人数を減らす 意思のとりまとめ 選出時期および任期を合わせる 委員が担う業務内容並びに自治会活動の意義のPRを行う シルバーパワーを活用する 公募制を検討 順番・輪番制を検討 有償にする 自治会町内会調べ 記入様式を簡素化する 決算報告書等の既存資料の活用 国勢調査の調査員 一般からの公募も検討する 郵送による回収を検討する 提出書類 削減を図る コンピュータによるデータ管理の一元化 敬老祝金品に贈呈 該当者が増え負担も大きくる上、プライバシーにも触れる部分があるため、行政が行う

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第4章 財政

1 平成14年度決算 自治会町内会の平成 14 年度決算の総額は 107 億 3,526 万円でした。収入の内訳で は、「会費」が 40 億 3,976 万円で最も多く、収入の 37.6%を占めています。次いで、 「前年度繰越金」が 37 億 2,330 万円(34.7%)、「その他」が 12 億 1,664 万円(11.3%)、 「地域振興協力費」が 12 億 1,314 万円(11.3%)です。 支出の内訳を見ると、「事業費」30 億 4,133 万円(28.3%)、「事務費」10 億 3,777 万円(9.7%)、「会館等維持管理費」7 億 3,259 万円(6.8%)、「防犯灯管理費」7 億 2,001 万円(6.7%)の順となっています。なお、「次年度繰越金」は 38 億 5,850 万円(35.9%) になります。 図表4-1 平成 14 年度決算 総額:107 億 3,526 万円 N=2,724 34.7% 37.6% 11.3% 11.3% 0.2% 2.2% 2.7% (収入の部) 会費 地域振興 協力費 広報紙配布謝金 防災組織活動 奨励金 交通災害共済 協力謝金 その他 前年度繰越金 6.7% 6.8% 6.1% 6.4% 28.3% 9.7% 35.9% (支出の部) 事務費 防犯灯 管理費 会館等 維持管理費 会館建設 積立金 分担金 及び会費 次年度繰越金 事業費

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2 平成15年度予算 自治会町内会の平成 15 年度予算の収入総額は 106 億 4,158 万円と、平成 14 年度 決算総額をわずかですが下回っています。収入の内訳では、「会費」が 40 億 5,970 万円で収入総額の 38.1%を占め最大の項目となっています。次いで、「前年度繰越 金」が 38 億 5,850 万円(36.3%)、「地域振興協力費」12 億 1,345 万円(11.4%)、「そ の他」が9億 8,357 万(9.2%)等です。 支出の内訳は、「事業費」が 34 億 4,092 万円(32.3%)で最も多く、「事務費」が 11 億 5,740 万円(10.9%)、「防犯灯管理費」8 億 342 万円(7.5%)、「会館等維持管 理費」7 億 7,719 万円(7.3%)の順となっています。「次年度繰越金」は 32 億 3,151 万円(30.4%)です。 図表4-2 平成 15 年度予算 総額:106 億 4,158 万円 N=2,728 2.6% 2.2% 0.2% 9.2% 11.4% 38.1% 36.3% (収入の部) 会費 地域振興 協力費 広報紙配布謝金 防災組織活動 奨励金 交通災害共済 協力謝金 その他 前年度繰越金 30.4% 10.9% 32.3% 6.7% 4.9% 7.3% 7.5% (支出の部) 事務費 防犯灯 管理費 会館等 維持管理費 会館建設 積立金 分担金 及び会費 次年度繰越金 事業費

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附 録 横浜市における自治会町内会の沿革

1 町内会の起源 横浜市における町内会の起源は、市制が施行された翌年の明治 23 年(1890 年) に作られた「衛生組合」に、もとめられるといわれています。 この衛生組合を組織した目的は、第一に横浜が開港以前は一寒村にすぎず、他の 地域にあるような旧来の隣保組織を持っていなかったこと、第二に横浜が開港地と して貿易や居留外国人との関係で、伝染病の危険にさらされる機会が多かったため であろうと思われます。 2 明治期 明治 30 年(1897 年)に「伝染病予防法」が公布され,市町村が衛生組合に対して 伝染病予防のための費用を援助するようになりました。この補助により、衛生組合 は町内の衛生のみならず、地域社会の活動や市行政に対しても協力することとなっ たのです。 3 大正期 大正 12 年(1923 年)の関東大震災によって、横浜市は広い地域にわたって混乱 状態に陥りましたが、全市的な機能を持っていない衛生組合は充分な活動を行うこ とができず、混乱の中から生まれた「自警団」が難民の救済や町の治安に大きな力 を発揮しました。 しかし、世の中が平穏に戻るにつれて「自警団」は解散し,公的組合である「衛 生組合」に代わって、「青年会」や「町内会」などが任意団体として市内各地に生 まれ、自治活動を行うようになってきました。市はこのような動きに対して「衛生 組合」を存続させるとともに、自然発生的な「町内会」の側面的な支援も図ってき ました。 4 昭和初期 昭和 15 年(1940 年)内務省は「部落会町内会等整備要綱」を訓令し、「町内会」 を上意下達の行政組織として全国的に整備し、「町内会」の下に 10 戸前後の「隣組」 を作らせました。この当時横浜市には、自治活動を行うための町内会、衛生組合の 町内会事務代行、町総代会という3つの組織がありましたが、これ以降各組合は「町 内会」一本に統合されることになりました。 5 戦後期 終戦後、占領軍の民主政策に基づいて昭和 22 年(1947 年)1月に前項の内務省 要綱が廃止され、続いて同年5月にはポツダム政令 15 号が公布され、形の上では 「町内会」は解体し、市民の自主的な行政参加を進めるための組織として「弘報委

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員会」が生まれました。この「弘報委員会」は国や自治体の行政協力機関として、 住民の意見や要望を自由に出させるという主旨のもので、委員は地区組織の寄せ集 めではなく、全地域から選ばれた個人を委員として、人口1万人に対して1組織と いう形態をとっていました。 ところで、形式上は解体された「町内会」でしたが、敗戦、連合軍の占領という 状況の中で起こる社会的混乱、犯罪の増加、伝染病の流行、配給物資の遅れなどの 諸問題が発生し、これらの問題と取り組むため、戦時中の組織とは違って上からの 統制という面を弱め、「防火防犯協会」,「赤十字奉仕団」などというように名称を 変えた「町内会」が、潜在的に活動を続けていました。 その後、昭和 26 年(1951 年)リッジウェイ連合軍最高司令官が、占領下の諸法 令を検討する権限を日本政府に移した頃から「町内会」の再編成が進み、講和条約 の締結と共に法的規制もなくなり、「防犯協会」などに名称を変えていた地域組織 が「町内会」に改組するなど、自治会町内会組織の再結成の機運が高まっていまし た。 これに応えて、昭和 31 年(1956 年)に市は地域社会における新しい市民組織と して「町内会」組織を育成する方針を打ち出しました。また、「町内会」側もこれ に応え、「町内会」組織を通じて「広報よこはま」の全戸配布が行われるようにな りました。 この頃から、新しく開発された地域では、従来とは違った形の自治会町内会(団 地管理組合の性格をもった自治会町内会など)が続々と結成され、同時にこれら組 織間の連絡調整ならびに広域的事業の推進を図るため、連合町内会が結成されるよ うになりました。 一方、占領軍の指導によって誕生した弘報委員会は、広域的組織であるため資金 が十分でない、活動の手足がないなどの理由によって事業が停滞し、委員の選出母 体も町内会へと変わり、昭和 35 年(1960 年)には組織を発展的に解消し、その機 能を連合自治会に移行することになりました。 6 高度成長期~現在 昭和 36 年(1961 年)には、行政区ごとに連合町内会長連絡会、市連合町内会長 連絡会(昭和 50 年 6 月 12 日、横浜市町内会連合会に改称)が結成され、平成 13 年には、創立 40 周年を迎えました。 なお、最近では、住民の意識や地域における課題の多様化などにより、行政と住 民との相互信頼に基づく、「パートナーシップ」によるまちづくりが進められてお り、それによって自治会町内会の活動もさまざまなものとなってきています。

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第二部 自治会町内会の概要

資 料 編

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第1章 自治会町内会の概要 1 自治会町内会年度別団体数 1 昭和 22 年 5月現在 107 団体 2 昭和 25 年12 月現在 316 団体 3 昭和 30 年12 月現在 792 団体 4 昭和 32 年6月現在 (第3回実態調査) 904 団体 5 昭和 34 年3月現在 (第4回実態調査) 1,014 団体 6 昭和 35 年7月現在 (第5回実態調査) 1,041 団体 7 昭和 36 年7月現在 (第6回実態調査) 1,134 団体 8 昭和 37 年7月現在 (第7回実態調査) 1,201 団体 9 昭和 38 年7月現在 (第8回実態調査) 1,259 団体 10 昭和 39 年7月現在 (第9回実態調査) 1,335 団体 11 昭和 40 年5月現在 (第 10 回実態調査) 1,429 団体 12 昭和 41 年4月現在 (第 11 回実態調査) 1,505 団体 13 昭和 42 年4月現在 (第 12 回実態調査) 1,593 団体 14 昭和 43 年4月現在 (第 13 回実態調査) 1,655 団体 15 昭和 44 年4月現在 (第 14 回実態調査) 1,716 団体 16 昭和 45 年4月現在 (第 15 回実態調査) 1,805 団体 17 昭和 46 年4月現在 (第 16 回実態調査) 1,893 団体 18 昭和 47 年4月現在 (第 17 回実態調査) 1,978 団体 19 昭和 48 年4月現在 (第 18 回実態調査) 2,029 団体 20 昭和 49 年4月現在 (第 19 回実態調査) 2,097 団体 21 昭和 50 年4月現在 (第 20 回実態調査) 2,135 団体 22 昭和 51 年4月現在 (第 21 回実態調査) 2,176 団体 23 昭和 52 年4月現在 (第 22 回実態調査) 2,220 団体 24 昭和 53 年4月現在 (第 23 回実態調査) 2,248 団体 25 昭和 54 年4月現在 (第 24 回実態調査) 2,283 団体 26 昭和 55 年4月現在 (第 25 回実態調査) 2,311 団体 27 昭和 56 年4月現在 (第 26 回実態調査) 2,343 団体 28 昭和 57 年4月現在 (第 27 回実態調査) 2,356 団体 29 昭和 58 年4月現在 (第 28 回実態調査) 2,380 団体 30 昭和 59 年4月現在 (第 29 回実態調査) 2,401 団体 31 昭和 60 年4月現在 (第 30 回実態調査) 2,419 団体 32 昭和 61 年4月現在 (第 31 回実態調査) 2,467 団体 33 昭和 62 年4月現在 (第 32 回実態調査) 2,507 団体 34 昭和 63 年4月現在 (第 33 回実態調査) 2,552 団体 35 平成元年 4月現在 (第 34 回実態調査) 2,586 団体 36 平成2年 4月現在 (第 35 回実態調査) 2,613 団体 37 平成3年 4月現在 (第 36 回実態調査) 2,648 団体 38 平成4年 4月現在 (第 37 回実態調査) 2,670 団体 39 平成5年 4月現在 (第 38 回実態調査) 2,682 団体 40 平成6年 4月現在 (第 39 回実態調査) 2,707 団体 41 平成7年 4月現在 (第 40 回実態調査) 2,719 団体 42 平成8年 4月現在 (第 41 回実態調査) 2,727 団体 43 平成9年 4月現在 (第 42 回実態調査) 2,738 団体 44 平成 10 年4月現在 (第 43 回実態調査) 2,759 団体 45 平成 11 年4月現在 (第 44 回実態調査) 2,774 団体 46 平成 12 年4月現在 (第 45 回実態調査) 2,796 団体 47 平成 13 年4月現在 (第 46 回実態調査) 2,801 団体 48 平成 14 年4月現在 (第 47 回実態調査) 2,830 団体 49 平成 15 年4月現在 (第 48 回実態調査) 2,829 団体

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2 世帯数を基準とした加入状況 区名 保 項目 ① ② ②/ 区内世帯数 自治会町内会が 公益的サービスを 提供している世帯数 (加入世帯数) 区内全域の 加入率(%) 鶴 見 126 113,423 104,530 92.2 神奈川 182 101,018 86,372 85.5 西 98 39,491 35,419 89.7 中 136 66,808 53,260 79.7 南 206 89,045 82,623 92.8 港 南 170 86,340 77,110 89.3 土ケ谷 198 84,935 77,382 91.1 旭 244 98,422 86,675 88.1 磯 子 167 67,937 62,456 91.9 金 沢 163 80,088 75,513 94.3 港 北 150 136,519 107,378 78.7 緑 113 64,797 54,985 84.9 青 葉 171 109,396 91,038 83.2 都 筑 104 60,891 44,918 73.8 戸 塚 210 98,870 82,965 83.9 栄 90 46,033 41,962 91.2 泉 154 53,693 49,795 92.7 瀬 谷 147 46,654 41,567 89.1 合計 2,829 1,444,360 1,255,948 87.0 団体数 ① 3 自治会町内会世帯数を基準とした団体数 神 港 保 磯 金 港    項目 区名 団体数 99以下 100~299 300~499 500~999 1000以上 無回答 平均 世帯数 最多 世帯数 最少 世帯数 鶴 見 126 - 17 29 48 32 - 830 2,600 157 奈川 182 23 63 36 46 14 - 475 2,200 24 西 98 8 42 33 14 1 - 361 1,680 40 中 136 20 56 26 29 5 - 392 3,800 12 南 206 27 70 67 39 3 - 401 2,050 22  南 170 37 52 31 34 16 - 454 2,050 12 土ケ谷 198 42 79 30 32 15 - 391 1,860 9 旭 244 66 81 47 38 12 - 355 2,325 13  子 167 50 47 24 34 11 1 374 2,405 7  沢 163 22 46 49 33 12 1 463 2,445 14  北 150 13 48 27 32 27 3 716 4,479 42 緑 113 13 39 27 17 12 5 487 3,150 26 青 葉 171 31 52 30 34 23 1 532 3,360 20 都 筑 104 8 35 35 19 6 1 432 2,070 31 戸 塚 210 43 74 36 41 14 2 395 2,068 23 栄 90 9 40 18 13 10 - 466 2,100 24 泉 154 29 66 35 18 6 - 323 1,350 30 瀬 谷 147 32 62 33 19 1 - 283 1,300 15 合計 2,829 473 969 613 540 220 14 444 4,479 7 比率(%) 100.0 16.7 34.3 21.7 19.1 7.8 0.5

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4 班(組)の数    項目 区名 保土ケ谷 比 団体数 不設置 2~ 5班 6~ 10班 11~ 15班 16~ 20班 21~ 30班 31~ 50班 51~ 70班 71~ 100班 101班 以上 無回答 平均 (班) 鶴 見 126 - 1 8 4 5 25 26 22 15 20 - 59.6 神奈川 182 3 17 21 27 23 24 28 22 8 7 2 31.9 西 98 - 4 15 15 19 19 19 5 1 - 1 23.1 中 136 3 19 25 21 15 17 17 14 2 1 2 23.0 南 206 - 16 36 26 21 43 44 12 5 3 - 26.0 港 南 170 4 24 26 22 12 18 31 10 10 11 2 32.5 198 3 17 45 24 22 35 27 9 12 3 1 25.9 旭 244 5 39 49 28 21 30 32 13 12 13 2 27.9 磯 子 167 8 22 31 22 8 21 20 12 10 10 3 29.9 金 沢 163 1 6 22 20 14 28 32 19 10 10 1 37.9 港 北 150 - 7 25 17 14 24 23 11 7 20 2 53.6 緑 113 - 5 15 9 11 24 18 7 6 12 6 46.2 青 葉 171 1 15 28 15 14 22 26 18 9 22 1 45.8 都 筑 104 - 3 11 14 11 21 29 5 7 3 - 33.6 戸 塚 210 1 25 43 31 20 23 31 16 13 6 1 29.1 栄 90 - 3 12 16 13 12 12 9 4 9 - 37.2 泉 154 1 15 24 30 21 21 30 5 1 6 - 27.1 瀬 谷 147 - 14 32 23 17 23 22 9 5 1 1 23.1 合計 2,829 30 252 468 364 281 430 467 218 137 157 25 33.3 率(%) 100.0 1.1 8.9 16.5 12.9 9.9 15.2 16.5 7.7 4.8 5.5 0.9 5 掲示板数    区名 項目 団体数 掲示板数 0箇所 1~2 箇所 3~5 箇所 6~10 箇所 11~15 箇所 16~20 箇所 21箇所 以上 無回答 平均 (箇所) 鶴 見 126 1,096 - 4 32 64 11 9 6 - 8.7 神奈川 182 1,155 - 37 61 57 18 3 5 1 6.4 西 98 591 - 13 41 33 8 1 1 1 6.1 中 136 745 - 31 48 39 13 2 1 2 5.6 南 206 1,173 - 33 84 73 13 2 1 - 5.7 港 南 170 1,378 1 49 48 39 16 6 9 2 8.2 保土ケ谷 198 1,347 1 55 54 46 23 9 9 1 6.8 旭 244 1,138 4 94 71 53 11 6 2 3 4.7 磯 子 167 1,049 - 57 40 30 27 10 1 2 6.4 金 沢 163 1,029 - 45 51 46 11 2 7 1 6.4 港 北 150 998 - 38 57 27 12 7 7 2 6.7 緑 113 718 - 29 38 23 6 6 5 6 6.7 青 葉 171 867 6 68 55 21 13 4 3 1 5.1 都 筑 104 812 - 17 48 22 5 2 10 - 7.8 戸 塚 210 1,057 - 72 71 48 8 5 4 2 5.1 栄 90 478 - 33 28 15 11 1 2 - 5.3 泉 154 786 - 47 63 31 8 1 4 - 5.1 瀬 谷 147 584 - 54 57 29 6 - - 1 4.0 合計 2,829 17,001 12 776 947 696 220 76 77 25 6.1 比率(%) 100.0 - 0.4 27.4 33.5 24.6 7.8 2.7 2.7 0.9

参照

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