実行委員長 房 正規 (産) 加古川中央市民病院 副実行委員長 奥谷 貴弘 (小) 済生会兵庫県病院 井田 久留美(助) パルモア病院
「母乳育児の未来を語ろう」
東日本大震災からの復興と福島原発事故の終息を心より祈念いたします。 熊本地震からの速やかな復興を心より祈念いたします。 第 26 回母乳育児シンポジウムを、世界母乳週間中の平成 29(2017)年 8 月 5 日(土)、6 日(日)に、神戸市 中央区ポートアイランドの神戸国際展示場で開催します。今回のメインテーマは、「母乳育児の未来を語ろう」です。 人類の歴史とともに綿々と続けられてきた母乳育児の本質は、今も変わらないものですが、母乳育児を取り巻く環境 は、大きく変わってきています。その中で我々母乳育児支援に携わる者は、これまでの変わらぬ指針に沿って進むこ とに加え、変化に対応する柔軟な心をもって、支援のあり方を考えることが求められています。開港 150 年を迎え、 何事にもオープンな気質を持つ街神戸に、各地の母乳育児支援に携わっておられる多くの皆さんに集まっていただき、 赤ちゃんとお母さんにとっての母乳育児の未来がより明るいものになるシンポジウムにできればと思います。 今回の「母乳育児シンポジウム」はシンポジウム2つとワークショップ、一般演題、特別講演、教育講演、特別企 画で構成されています。未来を語るだけでなく、母乳育児支援に必要な知識やスキルを高め、明日からすぐ母乳育児 の実践に役立つ内容も盛り込みました。 特別講演「赤ちゃんの社会的な心の発達-赤ちゃんがお母さんの心を理解するのはいつから—」では神戸大学大学 院人間発達環境学研究科の林創先生をお招きし、子どもの心の変化、他者に心があることがわかる心が育つ様子を、 「心の理論」や「メタ認知」などの視点からお話していただきます。 シンポジウムⅠ「これからの母乳育児支援 —社会の変化の中で—」 母乳育児には、母親、赤ちゃん、父親をはじめとする家族、専門的にかかわるスタッフなど多くの人々が関係しま す。社会の変化によりそれぞれの状況にも変化が生じています。それぞれの視点に立つことで、母乳育児支援をする 我々になにが出来るのか見つめなおします。自尊心の確立につながるこどもの愛着形成には多くの要因が関与してい ますが、より安定した愛着形成を構成する要素としての観点から、母乳育児を考えてみましょう。 シンポジウムⅡ「入院中の母乳育児支援のポイント—補足・体重減少・低血糖について考える—」では、入院中す ぐに直面し母乳育児の障害となるこれらの問題点を、スムースに乗り越えるためにすべき支援について、産科医、小 児科医、助産師それぞれの立場からお話しいただきます。 ワークショップ「早期母子接触と母子同室を安全に行うために」では、母乳育児を成功させるための重要な要素で ある早期母子接触と母子同室を取り上げました。発表各施設から、安全性をより高めるための注意点、取り組みなど をご紹介いただきます。 教育講演「黄疸と母乳育児支援」では、加古川中央市民病院小児科の米谷昌彦先生に、母乳育児支援中の黄疸の管 理、治療についてお話ししていただきます。 特別企画「産後ケア・取り組みの実践」では、退院後のケアを担っている行政、保健師、助産師の方々にも参加い ただき、取り組みをご紹介いただきます。 今回は 18 年ぶり2回目の兵庫県での開催です。当時ゼロだった兵庫県内のBFH認定5施設、阪神地区のBFH 施設の方々、兵庫県で母乳育児推進に携わる方々が実行委員として力を合わせ、シンポジウム当日まで準備を進めて 参ります。みなとこうべ海上花火大会も8月5日、母乳育児シンポジウムの夜空を彩ってくれます。ぜひ多くの皆様 に神戸にお越しいただけますよう、お願い申し上げます。実行委員一同、お会い出来ることを楽しみにしております。「第 26 回母乳育児シンポジウム」神戸開催のご案内
*本シンポジウムは日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本周産期・新生児医学会、日本助産師会 の研修会として認定されており、それぞれの研修シールが発行されます。タイムテーブル 実行委員長 房 正規 (産) 加古川中央市民病院 副実行委員長 奥谷 貴弘(小) 済生会兵庫県病院 井田久留美(助) パルモア病院 総合 司会: 白石 淳 (小・大阪母子医療センター/和泉市) 大磯 美幸(助・加古川中央市民病院/加古川市) 9:15〜 9:45 挨拶 開会 挨拶 :房 正規 第 26回母乳育児シンポジウム実行委員長 加古川中央市民病院 挨 拶 :中野 隆 日本母乳の会代表理事 山本 光昭 兵庫県健康福祉部長 メッセージ:木村 泰政 ユニセフ東京事務所長代表(予定) 神ノ田昌博 厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課課長(予定) 8 月5日(土) 8月6日(日) 8:30 受付 8:45 〜 9:30 一般演題(4) 9:15 〜 9:45 開会・挨拶 9:30 〜 11:30 シンポジウムⅡ:入院中の支援のポイント 9:45〜 11:45 一般演題(1),(2),(3) 11:30 〜 12:00 ポスター質疑応答 11:45〜 12:00 妊娠中からの乳頭ケアの実際 12:00〜13:00 昼食 12:00 〜 13:00 昼食 13:00~13:15 BFH72 施設(2016)母乳育児データ 13:00 〜 13:15 BFH・NICU の調査報告 13:15〜14:15 特別講演:赤ちゃんの社会的な心の発達 13:15〜 14:00 教育後援:黄疸と母乳育児支援 14:00〜16:00 特別企画:産後ケアの実践 14:15〜16:15 シンポジウムⅠ:これからの母乳育児- 社会の変化の中で 16:00 〜 16:10 閉会・挨拶 16:15 〜 16:30 休憩 16:30〜 17:50 ワークショップ:早期母子接触(STS)と母 子同室を安全に行うために 17:50〜 18:05 社員報告会 18:30〜 20:30 懇親会 <世界母乳週間 世界母乳の日> 2017年8月5日(土) 6日(日) 神戸国際展示場
第 26回母乳育児シンポジウム プログラム
(予定)「母乳育児の未来を語ろう」
主催:一般社団法人日本母乳の会 後援:ユニセフ東京事務所 厚生労働省 日本産科婦人科学会 日本小児科学会 日本小児科医会 日本新生児成育医学会 日本周産期・新生児医学会 日本助産師会 日本看護協会 兵庫県産科婦人科学会 神戸市産婦人科医会 兵庫県小児科医会 兵庫県助産師会 兵庫県看護協会 兵庫県 神戸市 8月5日(土)9:45 〜 10:25 一般演題(1) 入院中の支援・教育 司会:冨田 正美(助・ベルランド総合病院/堺市) 小林 史昌(産・神戸市立医療センター中央市民病院/神戸市) 1) )臨床心理士がつなぐ母乳育児支援訪問 新居田 梨沙 都立大塚病院新生児科/東京都 2)母子同室時の新生児 SpO2 モニターの有用性についての検討 石岡 彩 国立病院機構岩国医療センター/岩国市 3)GCUにおける父親の母乳育児参加が父親にもたらす影響 小川礼子 東京都立大塚病院/東京都 4)おっぱいと育児クラス導入による効果 奥田 佐知 済生会兵庫県病院地域周産期母子医療センター/神戸市 10:25 〜 11:05 一般演題(2) 困難例の支援 司会:天沼 史孝(小) 岩手県立磐井病院/一関市) 立脇 亜希(助) 国立病院機構神戸医療センター/神戸市) 5)HTLV-1 キャリア妊産婦の母乳育児を考える 谷口美津子 柿木病院/鹿児島市 6)新生児期に百日咳を発症した子どもへの母乳育児支援 西 智帆 ベルランド総合病院 新生児病棟小児病棟/堺市 7)重度哺乳障害を呈したプラダ—ウィリー症候群児において母乳育児支援により直母哺乳獲得に至ったケース 奥佐 千恵 珠洲市総合病院/珠洲市 8)40 歳以上の初産婦に対する母乳育児支援の在り方についての検討 南條 妃咲 高槻病院 5 階東病棟/高槻市 10:30 〜 11:45 一般演題(3) 母乳率 司会:金井 佳奈(助・加古川中央市民病院/加古川市) 佐藤 美保(小・横須賀共済病院/横須賀市) 9)当院における不妊症症例、特に ART 症例における母乳率について 粉川 香織 谷口病院/泉佐野市 10)母乳育児相談外来の拡大変更が1カ月時の母乳栄養維持に与える影響 倉重 志穂美 長岡赤十字病院 5B 病棟/長岡市 11)無痛分娩後の褥婦への母乳育児支援と母乳率 円入 美由貴 パルモア病院/神戸市 12)NICU からの搾乳支援 関根真由美 新潟市民病院総合周産期医療センター新生児内科/新潟市 11:45 ~ 12:00 報告①:妊娠中からの乳頭ケアの実際 報告:中山 香映(助・昭和大学) 日本母乳の会 乳房・乳頭ケア検討会 <12:00〜13:00 昼食・休憩> 13:00〜13:15 報告②:BFH72 施設・2016 年母乳育児データ 報告:山田 学(産・日本赤十字社医療センター) 日本母乳の会 データ管理委員会 13:15〜14:15 特別講演「赤ちゃんの社会的な心の発達—赤ちゃんがお母さんの心を理解するのはいつから—」 子どもの心の変化、他者に心があることがわかる心が育つようすを,「心の理論」や「メタ認知」などの視点からさぐります。 講師:林 創 神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 司会:房 正規 加古川中央市民病院/加古川市
14:15〜16:15 シンポジウムⅠ
「これからの母乳育児支援—社会の変化の中で」
司会:五百藏 智明(小・姫路赤十字病院/姫路市) 並﨑 直美 (助・国立病院機構大阪南医療センター/河内長野市) 1)基調:現代社会に蔓延するこどもの危機 -母乳育児の視点から考える- 森沢 猛(小・加古川中央市民病院/加古川市) 2)父親・そして家族全体で支える出産・母乳育児 出産は家族の始まりであり、子育ては父親、家族の支援が重要。家族への教育も含めてお話いただきます 福永 寿則(産・高知ファミリークリニック/高知市) 3)バースレビューから母乳育児へ お産の振り返りを助産師と共に行うことで、積極的に母乳育児に向かえるような支援を考えます 中崎 雅世(助・大阪母子医療センター/和泉市) 4)赤ちゃんのサイン・笑顔が母乳育児をつづける 出産後の母子に寄り添い、育てる力、育つ力を引き出す支援の重要性を考えてみます 永谷 ひとみ(助・笠松産婦人科・小児科/阪南市) 5)赤ちゃんにやさしい病院の認定前後の病院・スタッフの変化 赤ちゃんにやさしい病院の認定に向けて工夫したこと、認定後の働き方の変化をお話しいただきます 倉林 工(産・新潟市民病院/新潟市) <16:15 ~16:30 休憩 > 16:30 ~ 17:50 ワークショップ「早期母子接触と母子同室を安全に行うために」
司会:平林 円 (小・大阪市立十三市民病院/大阪市) 水田 萌恵(助・神戸市立医療センター中央市民病院/神戸市) 1)基調:早期母子接触(STS)と母子同室の重要性と注意すること 平林 円 (小・大阪市立十三市民病院/大阪市) 2)当院で行なっている帝王切開時の STS と同日からの母子同室 鈴木 望 (助・山形県立中央病院/山形市) 3)早期母子接触・母子同室を安全に行うための取り組み 小塩 史子(助・姫路赤十字病院/姫路市) 4)当院における STS の現状と課題 吉田 佑子(助・国立病院機構京都医療センター/京都市) 17:50 〜 18:05 日本母乳の会 社員報告会 18:15 〜 20:15 懇親会 アリストンホテル(16F) 司会:谷口 武 (産・谷口病院/泉佐野市) 北野 由起恵(助・加古川中央市民病院/加古川市) 総合司会:山崎 峰夫 (産・パルモア病院/神戸市) 西 智帆 (助・ベルランド総合病院/堺市) 8:45 〜 9:30 一般演題(4) スタッフ・教育 司会:左右田 裕生(産・済⽣会兵庫県病院/神⼾市) 大坪 裕美 (小・パルモア病院/神⼾市) 13)血糖測定が必要なハイリスク児における血中ケトン体値と体重減少 菊池 幸世 家族・絆の吉岡医院/安来市 14)事務職員からみた BFH 認定への期待 和田 功輔 高山赤十字病院/高山市 8月6日(日)15)地域保健センタースタッフの母乳育児支援の認識と地域連携のための課題 菅原 純子 岩手県立磐井病院 3 西病棟/一関市 16) 母乳育児を見据えた産前の身体ケアを考える~切迫早産の妊婦への理学療法介入と産後アンケートから~ 粕谷 もも 立川相互病院リハビリテーション室/立川市 9:30〜11:30 シンポジウムⅡ
「入院中の母乳育児支援のポイントー補足・体重減少・低血糖について考える」
司会:甲斐 昌彦(小・ベルランド総合病院/堺市) 田中 幸世(助・鳥取県立中央病院/鳥取市) 1)基調: 樺島 重憲(小・立川相互病院/立川市) 2)産科医より 産科医は入院中の母乳育児支援で何ができるか—その役割 桑間 直志(産・富山赤十字病院/富山市) 3)助産師より-母子同室中の補足の現状と課題
伊藤 直美(助・済生会兵庫県病院/神戸市) 4)小児科医から—低血糖、体重減少を考える 樺島 重憲(小・立川相互病院/立川市) 5)小児科医から-BFH を目指して・ハイリスク母子への支援 岡田 真衣子(小・都立大塚病院/東京都) 11:30〜12:00ポスター 質疑・応答
<12:00〜13:00 昼食・休憩> 13:00〜13:15報告③:赤ちゃんにやさしい病院・NICU における母乳育児支援(Neo BFHI)調査報告 報告:河野 芳功(小・岐阜県総合医療センター/岐阜市) 13:15〜14:00 教育講演: