第
2
章 サ‑ リン経 済 と北海 道 ・小樽経 済 の係 わ り経 済学科 瀬 戸 篤 商学研 究科 中揮 貴宏
第 1節 本章 の構 成
本 章 で は,石 油 ガスプ ロジェ ク ト開始 後 のサハ リン経 済 と北海 道 ・小樽 経 済 の係 わ り の可能性 につ い て考 察す る。
(1)現 状分析
本研 究 の課題 は,石油 ガ スプ ロジ ェ ク トが もた らす サハ リン州お よび北海道 へ の経 済 波及 効 果 を分析 す る こ とに あ る。それ ゆ え,経 済 効果 を直接 推 計す るた めの新 た なモデ ル を開発す る必 要が あ るが,事 前 にサハ リン経 済 の全 体的特徴 を戦 後 の時系列 デー タか
ら把握 してお く。.
(2
)石油 ガス プ ロジ ェク ト需要 推計 モデルの構 造プ ロジェ ク ト開始後 ,サハ リン経 済 は開発投 資 に よる直接 お よび 間接 効果 が 予想 され る。現 時点 で考 え られ る新 しい需 要 と して は,石 油採 掘設備 ,プ ロジェ ク トに参加 す る 人が移 り住 む た めの食 料 , 自動 車 ,住宅 ,オ フィス機 器 な どが 考 え られ る, また ,建 設 需 要等 に よる域 内新規雇 用 が もた らす サハ リン経 済へ の効 果 もあ るて
この よ うな多元的 な経 済効果 を一度 に把握す るた め,経 済効果 を次 の
4
つ に分 けて分 析 す る。 す なわ ち,(A )
サハ リン州 の有 効 需要(B)
石 油 ガス プ ロジェ ク トに よる直接 需 要(C)
石 油 ガス プ ロジ ェ ク トに よる間接 需 要(D)
北海 道 ・小樽 の対サ ハ リン輸 出需 要増加 に よる経 済効 果以 上 の
4つ の経 済効果推 計 を,一度 に把握 で きる推 計モデル をパ ソコン上 に構 築す る
。(3
)北海 道 ・小樽へ の経済 効果 推計サハ リンで の需要拡 大 は,北海 道お よび小樽 か らサハ リン‑ 向 けた輸 出増加 を引き起 こす と考 え られ る。そ こで ,これ らの対サ‑ リン輸 出の増加 が地域経 済 に及 ぼす 経 済効 果 を推 計す るた め,開発 され た需 要推 計モデル を用い た北海 道 ・小樽経 済 の生産誘発 効
2 3
呆 を推 計す る。その結果 ,サハ リンにお け る石 油 ガスプ ロジェ ク トが もた らす有効需 要 が地域 の名 目
G D P
を どの程度増加 させ るかが推 計可能 とな る。第
2
節 現状 分析(1
)デー タ ・ソース19 90年代 に入 って冷戦が終 わ り,サハ リン州 もロシア同様 のペ レス トロイ カが進
んだ。その結果 ,従来ベ ー ルにおおわれ ていたサハ リン経 済 の全体像が,少 しずっ把握 で きる よ うにな って きたO特 に1990
年 以降のデー タは,近年 ,極東 ロシア政府部 門 の公表 デー タな どか ら把握 可能 とな り,北海道 にあって も目新 しい ものではな くな りつ つ ある。しか しなが ら,ペ レス トロイカは市場経 済の導入 を もた ら した結果,従来安定 してい た物価体 系 を破壊 し,現地 の経済は急速 なイ ンフ レと極度 な生産減退 を余儀 な くされ て い るOそのた め,賃金物価 等 のルー ブル表示で の各種統計デー タは事実上意味 をな さな い状況 に至 ってい る「
平成
9
年5
月 に,小樽 商工会議所 と小樽市の要請支援 に よ り小樽 商大経済研 究所 内に 設置 され た 「北東 アジア ーサ‑ リン研 究会」では,平成9
年7
月 に現地への第1
次調査 を実施す る と共 に,現地 での各種情報 ・デー タの収集 に着手 した。本研 究は,本研 究会 が数 次 にわた る現地調査 の結果 ,サハ リン州政府 統 計局 との交渉 を経 て入 手 した
194 5
年 か ら19 9 6
年 に至 るサハ リン長期 時系列デー タデー タを 一部解析 した分析結果 であ る。これ らのデー タは,ロシア語標記 とい う問題 に加 えて, 西側 の統計デー タ作成概念 と比べて大 きな違いが あ り,デー タ解析 には相 当の 困難 を要 す る。(2)戦後サハ リン経済 (19 53‑ 1996)
朝鮮 戦 争 終 了後 の
195 5
年 か らの9 6
年 まで の約40年 間 にお よぶ経 済デ ー タを
観 察す る限 り, 1 98 5
年 までのサ‑ リン経済 は順調 に発展 した ことが理解 され る。グラフは,サ‑ リン経 済の推移 を よく表 してい る と思 われ る農産物お よび鉱 工業 ・運 輸 の
19 55
年‑ 1996
年 の生産水準 (物流ベ ース) の動 きを示 してい る。特 に,各 グラフか ら共通 して理解 され る点 は, 1980年代後 半に生産水準 は ピー クに 迎 えてい る点で あるC この時,ロシアは ゴ7レバチ ョフ政権 の下で,東欧 の開放 ,東西 ド イ ツの統一 な ど, 旧 ソ連 邦末期 に生産水準の ピー クにあった こ とがわか るO
だが
, 1990
年代 に入 る と冷戦 の終結 とともに,北方警備 の重要性 は薄れ ,市場経 済化 の波 は従来型 の経済 システムを混 乱 と停滞‑ と導いた と推 測 され る。図表
2‑ 1 ) 19 5 5
年‑ 19 9 6
年 にお ける生産 水準の変動ジャガイモ
相関S!相調調川ED飽S!48詔調8,̲CSI甜胡伯細線組成地神8
+
+ザ←+十J++ +
:...十.t. 姑 沃 十..〜 .士 .チ .千 .千
了 .f iヰ' ij 事 ..f l.:十■+++
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+ :;A+ 千
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十十七+++十+〜 ‑ 士日.J
L tJ +★…
山 人⊥山 4 . ▲J.̲▲ 1..さ
8 + .
‑ ++
5
8 78 98年度 o Jt雷 +lel
◇
Lb.+.石油 単位・千
3 2.5 2
I.5
8 . 5
1{
58 78 98
年度
□ 生産 + 輸入
◇綜出
天然ガス 垂GIL・千
2.2 2
引∵Bj 1.6 1.2 1
0 .8
8.6
E L4
8.20
58
7 8
98年度
□ 生産 十 輸入
◇輔出
?7
̲‑+‑..A
8孤 7(狗
6
臥】5上狛
4
1狛 3四 2雌 108858 78 98
年度
□ 生産 + 輪入 ○ 輪出
紙
58 78 9a
年度
□ 生産 + 輪入 ○ 輸出
縦 長
□
⊂】
&13‑2単 細は16141218
6428
24だ甜181614t21C.6一2パイプライン
□
F
が ロ図表
2‑ 2)サハ リンにお ける生産水準 の 5ケ年平均成長率
1 955‑ 59 1 96 0‑ づ4 1 965‑ 69 1 97 0‑7 4 1 97 5‑7 9 1 980‑84 1 985‑ f E 9 1 990‑ 94
A美生産高 (10
健ルーブル)耕稚生産ジャガイモ (千㌧)
2. 2
%3.
8% ‑3.3
も5.
8%‑3 . 6 %
0.6
%3 .
2%‑2. 4 %
野菜 (千㌧)‑3. 4 % 5.
2も‑4.3
h4.
3%‑
0.
5% 1,2%‑3.
2% ‑8.
2%畜産内 (千㌧)
7.
3X‑4. 6 % 6. 3
% 3. 2
% 5.
5% 1.9%4.
5%‑1 0. 6 %
牛乳 (千 ㌧)1
0. 3
% ‑1 . 9 %
1.3 % 3. 4 % 2.
7% 1.2%3.
5%‑
17.
2% 卵 (百万億) 12
,'Zh4
.5
%5.1 %
6. 9
%4. 0 %
2.5
%I , 6 %
ll.5%4̲
0
%1 4,1 % 6.
2%5. 4 %
‑2. 2
% 1.9% 1.5
%‑1 7 .4 %
鉱工業生産高
(
10偉ル‑プル)石炭 (千㌧)
3 . 6 %
‑0.
2% し:礼2.
瓢 1.1% ‑3.3
%0.1 % ‑1 0. 0 %
天然ガス (千rnJ)
9.
1%9.
7%1 3 . 0 % ‑4. 6 % ‑
0. 5
% ‑1.2
%20. 0
% ‑4.
2%石油 (千㌧)
8
.6
%6.6
% 1.2
%」) .7 % 1 . 4 %
I.0
%‑3.3 %
‑3.
2% 加工用木材 (千m') ‑2.
0%7.1 % 0. 4 %
0.9%
‑1.7%2. 0
%0.
5%‑
15.
g%航空用材 (千Tnl) 3
.
0% ‑0
̲7%0.
8%‑
0. 9
% ‑I.3% 1.3
% ‑4.
9%‑
20.
2% 披推(
千一 . ̲ ) 6. 6 % 2
.9% 2
̲5%3
.5%0
,5%0.
2% ‑0.
2%‑ 42.1 %
紙 (千㌧)6
.5%‑ 2. 6 % 2.5 % 2.5 %
I.g%
‑I.0%‑1 ,1 % ‑ 44.
2%才物発送Jt (百万㌧)
鉄道輪送 (千㌧)
5.
7%I .1 %
3. 5
%5. 5
% 主軸 1∴粍‑
0.7
%‑
19
,7% 日払車垢送 (千㌧) 39.
8%2.
0% 8.孤 ‑2.
8%2.
3% 1,2%‑ 2
5̲7
%海上輪送 (千一..)
0.1 % ‑
14.
2%航空積送 (千㌧)
ll . 6 % 3
.5%
i.9
%‑
26.
8%3.1 %
31
さ らに,ペ レス トロイ カが本格化 して対外的 に も市場 開放が進 み だ した
1990‑ 1 997
年 までのサハ リン経済のデー タを示 したのが図表2‑ 3)
である。それ に よる と,生産水 準 は急激 に落 ち込んでお り,農業部 門で はサハ リンの人 々の主 食 た る肉 ・牛乳 ・卵 な どの生産水準が
1990
年 に比 べて1996
年 に1/ 3
か ら1/
4に減少 してい る。
また,エネ ル ギー供給 も同様 に減少 してお り,発電お よび暖房 の主力 エネル ギー源 で あ る石 炭 は,1990年 の
4 967千 トンか ら 1996
年 の25 15
千 トン と4 9%
も 減少 してい る。その結果 ,発電所等の設備 老朽化 も加 わ り,冬場 のエネル ギー不足 は深 刻 な状態 に陥 ってい る こ とが推測 され る。あ らゆる建築資材 お よび家具材 料 と して重要 な加 工用木材 は,1990年 に
2669
立方 メー トルか ら1996
年 に8 18立方 メー ト ル 69%減少 している。この傾 向は,
1993
年 ころか ら顕著 とな り,島内か らの人 口の流 出が始 まった と考 え られ る。この よ うな農業お よび鉱 工業部 門 にお ける経 済後退 は貨物 輸 送部 門に大 きな影 響 を 与 えてお り
, 1990
年‑ 1996
年 の間の減少 率はそれ ぞれ ,鉄道輸 送△ 72%,自
動 車輸送△ 8 7%
,海 上輸送△ 68%,航 空輸送 △ 33%
,パイ プライ ン△ 4 3%
に達してい るC
こ うして,不完全 なが ら入手 し得 たマ クロ指標 も悪化 してお り,消費者物価 の上昇 率 は
1995
年 を100とす る と96
年 には32%,97
年 には4 3%
も上昇 してい る。その結果,イ ンフ レー シ ョンの進行 に よって実質賃金 は減少 を余儀 な くされ, 1995 年 か ら
2ヶ年 で 30%
の所得 減少 が生 じてい る。こ う した
, 1990
年 代 の市場 開放政策 の もとでの全体 的かつ急激 な経済後退 は,雇 用者 の大幅 な減 少 を もた ら してい る。 1995年 には33.9
万人いた雇用者 は,19
96
年 には25.1
万人 と3/ 4
(△ 26%)
にまで減 少 した。 これ らの喪失 され た雇 用者 は,失業者お よび島外 ‑の人 口流失 に向か った と推測 され る。この よ うに,1990年代 に入 ってペ レス トロイカの下でのサハ リン経 済の市場化 と 経 済の開放 は,劇的 ともい える生産水準 の低 下 と雇用減少 を もた ら してお り,現地調査 で も年 金生活者 な どの困窮ぶ りは顕著で あった。
しか しなが ら,経済 の開放 は同時 に石油 ガスプ ロジェク ト関連 の西側 企業 (主 に米 国) の流入 を加速 してお り,それ は単 に石 油関連企業 に とどま らず ,通信 ・会 計事務所 ・航 空会社 な ど様 々な広が りを もって進 出が進んでお り,混乱 のなか に も希 望 も見 えは じめ てい る。
また,通信衛 星 システムや携帯電話 も使 われ は じめてお り,少 な くとも西側 企業が入 居す るオ フィス ビル 内では国際電話や ビザ カー ドの使 用 も可能 とな ってい る。そのた め, 現地 にお ける唯一の大学であ る 「サハ リン教育大学」の東洋学部英語学科や 日本語学科 な どの卒業生は,現地 の平均 的給与 をは るか に上 回る高水準 で米 国系企業な どに就職 し 戦力化 してい る。,
図表
2‑ 3)ペ レス トロイカにお けるサハ リン経済の推移
㍗
A井生産高 (10.吐ルー ブル) 耕事暮生産(10仕ノレ一・プル)
ジャガイモ (千 ㌧) 野菜 (千 ㌧) 畜産 (10億ルー ブル)
内 (千㌧) 牛乳 (千 ㌧) 卯 (百万個) 漁獲A (千 ㌧)
鉱 工業生産高 (10億ルーブル) 石炭 (千 ㌧)
天然ガス(千ml) 石油 (千 ㌧) 加工用木材(千Jn') 航空用材 (干tzl}) 舶 (千 一,) 抵 (千 ㌧)
8173.1r587129 .ー川.7約7.6,3LJ'38
417.6 179.8 144.6 103.6 5.5% ‑28.4%
34.5 283
‑6.0% ‑1B Ot 2378 49.7 34.3 25.6
‑2.2% ‑310% ‑25.4%
118.2 94.6 56.5
‑161領 一200¥ ‑403%
186.8 174.0 153.0
‑18.9% 16.9% 一12.1% 576.0 490.6 357.5
‑327% 114.肌 ‑27.1%
5t373瑠67,92LP26331921142
0g:Oは0机.〇消Jm用紙9m o耶川梢0兆.0消o蛸川鍋.9紙 Q=.雌C:o鵬.〇紙J肌1兆2的.o肌.〇弧
梢女財生産 3;(10億 ルーブル) 食料 品 (10仕ル‑プル) 非食料品 (10止ルーブル) 生産諜7F(10億 ルー ブル) 住宅竣工面fl(1,000tJ)
1805.0 16294 1761.9 166.6% ‑9.7% 81% 1743.0
LIT.5%
35.0 2.gヽ
1524.2 1562.5 1870.3 129.8℃ 25% 197%
133.0 67.3 309
‑6.1% ‑51,2% ‑541¥
J
j物発送t (盲万 rノ) 鉄ir輪送 (千㌧)
自tb圭I点送 (千 ㌧) 海 上柏送 (千 ㌧) 航空頼送 (千 ㌧) パイプライ ン (千 ㌧) /1、先帝集売上高 (10也ルー ブ′レ) 有料サー ビス (10佳ル‑プル)
3I6157,4]80,
1030丘,3 7761.0 5454.0
‑75% ‑24,71 ‑29.7% 147035 8596.5 6069.8
‑1533 ‑41.5も ‑29.4¥ 117938 8751.3 7379.8 161% ‑258% ‑15.7%
5.7 5.1 17.4
3711.2 3086.1
‑32.0% ‑168% 39334 2769.9
‑35.2% ‑29.6%
5824.4 50206
‑2L l¥ ‑13肌
5.0 32
32.61i ‑10.5% 241.2% ‑7i.3% ‑360% 1638.2 1283.4 1191.9 1181.6 1167.5
‑8.0% ‑21.7℃ ‑7.1% ‑0.9芳 一1.2%
178.2 6667 274.1%
29418
‑54 4%
(州枚府 財政)
州 予井 歳入 (10仕ルーブル) 企業か らの利潤税 個 人所得税 付加価任税 物品税 歳 出(10仕ルーブル )
国民楚 講書 社会 ・文化*
行政 ・管理8L朋の維持書
7:4鵠5哨ー訊cc.鍋.〇蛸O:加.9粥」紙dE).鍋
(マ クロ指桝)
消才着物tB指故 (1995年=100) 卸売物価指鞍 (1995年=100) 実質所得(1995年…100) 月平均7 金 (千ルー ブル) 稔人 D (人) 有用者 (人)
*#% (A)
*#*
339296 338587
‑0.3t
8.t・lJ'0''.6▲7601775ArLL'OLr)38151■︼l1‑2一
.648挑004682lHU1950ATlUl31
■ヽlIO.tI)7;I
=5・26
3 3
r⁚6.1j淋
第
3
節石油 ガスプロジェク ト需要推計モデルの構造
本節 では,現在サ‑ リン島北西部 の地域 で 日米 欧の企業 に よって進 め られ てい る大規 模 な大陸棚石 油 ガス開発事 業が 北海道 に もた らす経済効果 を推 計す るた めのモデル構 造 とそ の推 計結 果を説 明す るo
(1
)推計対象推 計対象 は次 の
3
つ の需要であ る。す なわち,( A )
サハ リン州 の有効需 要,(B)
石油ガス プ ロジェク トに よる直接 需要,(C)
石 油ガスプ ロジェ ク トに よる間接 需要 , で あ る。平 成 10 年 5月 11日に小樽 市役所 で開催 され た 「
サハ リン経 済事情講演会」にお い て,ユ ジ ノサ‑ リンス ク教 育大学の朴教授 は,石 油ガ スプ ロジェク トに よる新規最大雇 用数 は18万人で,その うち 55‑ 60%が直接 プ ロジェ ク ト関連 ,40‑ 4 5%が 間
接 的 な雇 用 である との見通 しを発表 した。それ ゆ え,本分析 では(B)で 60% ‑ 10.
8万人. (C )
で4 0% ‑ 7. 2万人の新規雇用が生まれ る もの と想 定す る。
tA)サハ リ/州 の有効需要 :
現在 で も不足 してい る島内の需給 ギャ ップが,今 後予想 され る資源 開発 の配 当 (ロー ヤ リテ ィ)や税収増加 に よって解 消 され る際に発 生す る需 要 と して想定す るO
(B)
石油 ガスプ ロジェ ク トによる直接需要 :極寒 の地 にお ける石 油 開発地点 は,人 口が集 中す る南部 ではな く島北部 の沿岸 に集 中 してい る。そのため,パイ プライ ン建設 は もちろん,それ以 前 に しっか りしたハイ ウェ イ を建設す る必要が あ る。鉄道 は 日本統治 時代 に建設 され た老朽化 の激 しい線 路 を基本
と して 島中部 まで到達 してい るに過 ぎない。つ ま り,電力,通信 ,交通 な どの社会基盤 イ ンフラが,石油ガスプ ロジェク トの進行 に呼応 して進 むだ ろ う。
現在 , 明 らか にな りつつ ある資源 開発 のための直接 投資 に よって新規雇 用
10. 8万
人が想 定 され る。.だが,これ らの雇 用 に含 まれ る外 国人労働者 のた めの住宅建 設需要が 隣国の 日本 ,北海道 に もた らされ る と考 えるのは早急 である。なぜ な ら,こ うした極 寒 冷地 向けの プ レハブ住 宅や 一般居住用住宅 の品質 面お よび コス ト面での競争力 は,北米 (米 国 ・カナ ダ)や 北欧 (ス ウェーデ ン ・フィンラン ド)が圧倒 的 に優れ てお り,これ に対抗 し得 る企業は国 内で も北海道 に数社 を数 えるに過 ぎないか らである。また,オイ ′レリグや 各種掘 削機械 な どについては,日本 の先端企 業 とい え ども世界 的 にみて必ず しも優位 にあ る とは言 えず ,ま して北海道 の企業が食 い込む余地 は ほ とん ど 無 い と見るべ きであろ う.、
しか しなが ら,恒 常的 に発 生す る現地 での業務 と生活 にあわせ て,様 々な機械補修 部
品や 日曜雑 貨,そ して車 両の メイ ンテナ ンス部 品 のニーズが発 生す るこ とは疑い ない0 プ ロジェ ク トの規模 が 巨大で,モ ス ク ワお よび 日米欧 の参加企 業本社か ら客単 に遠方 に 位 置す るサハ リンで,機械設備や車 両の メイ ンテナ ンスに即応 可能 な先進 国が韓 国 と 日 本 で あ り,地理 的 には北海道 が最短距離 にあるO
それ ゆえ,直接需要 が あ るシェアを経 て北海道 に も向か うこ とは想像 で きる し,さ ら に,北海 道 にお ける最大 の商品集積 地域 である道 央圏 ・札幌 のサハ リン‑ のゲー トウェ イ として,国際港 で ある小樽 が物 流 の拠点 のみな らず ,食料 品や機械 部 品の受 注 を受 け る可能性 はある と見て よいだ ろ う。ただ し,それ もあるシェアを‑て小樽 に向か うこ と とな る。
(C)
石油 ガス プ ロジェ ク トに よる間接 需要 :サハ リンにお ける石油 ガス プ ロジェク トは,人跡未踏 の地域 とは異な るイ ンフラ整備 を必然 とす るだ ろ う。なぜ な ら,す でに
25
万人規模 の雇 用が存在 す る地域 において, 新 た に18万人規模 の新規雇 用が生 まれ る とい うことは,電力 ・水道 ・通信 な どのあ ら
ゆ る面 にお け る社会イ ンフラの再整備 が不可欠 とな るか らだ。も しも,これ が人跡未踏 の地域 にお ける石油資源 開発で あれ ば開発 には必要最小 限の 直接投 資で済むはず で あ る。だが,現実的 にサハ リンには
60万人以上 の人 々が生活 し
てい る。それ ゆ え,石油 ガスプ ロジェク トに伴 う直接雇用者 の増加 は,必然 的 に社会 イ ン フラ‑の莫大 な投資 と島の産業構造 の激変 を ともな うこ とが予想 され る。サハ リンでは今後,膨 大 な資源 開発 投資 を受 け入れ る見返 りと して,連邦政府 な らび に州政府 に対 して多大 な ロイ ヤ リテ ィ収入お よび税収 が期待 され る。その金額 について は,前章
1
章の分析結果 では, 1500億 円/年* 30
年 間 と推 計 され てい る。こ うした資源 開発 に対す る見返 り収入 の政府部 門にお け る収入増加 は,その後 に起 こ るで あ ろ う各種イ ンフラ整備 に向け られ るばか りでな く,民間部 門 にお ける住宅建 設 な どの融資制度 の原資 と して も活用 され るであろ う。さ らに,民間部 門が大幅 な公 共事業 の拡 大 に よって雇用 (新 規雇 用
7.2
万人) と所得移転 が促 され ,個 人 の耐久 消費財 購 入 の機 会 とな るか も しれ ない。この よ うな推測は,現地で の限 られ た情報 を総合 した見積 りに過 ぎないが,現地 での 経 済混 乱 と極度 の貧 困,社会イ ンフラの水準を部分的 に調査 したか ぎ りでは,今後 の石 油 ガ ス開発 に ともな う資金 の流入 は計 り知れ ない社 会 的イ ンパ ク トを現地経 済 に もた
らす ことは確実視 され る。
ところが,現地 の人 々にイ ンタ ビューす る限 り,かれ らはサハ リン経済 の展望 に関 し て極 めて悲観 的 であ り,石油 ガスプ ロジェク トの恩恵 の受益者 にな る とは考 えていない のが一般 的で もあった。いずれ にせ よ,基礎 的な需要す ら満 た され ていないサハ リンで, 石 油ガスプ ロジェク トに よる建設需要 な どで雇 用 が増加 し,さ らにホテ ル ・レス トラン な どのサー ビス業が急速 に拡 大す る こ とはほぼ間違い な く,シナ リオ と して推 計モデ ′レ に組 み込む こ とは可能 で ある。
3 5
(2)推計 モデルの構造
(1
)でのべた( A ) (B) (C)
の3
つ の需要 を計測す るた めに,次の構 造 を もつ需 要推 計モデ ′レを定式化 した。推計モデルは,<ステ ップ Ⅰ> とくステ ップⅡ>
の2
段階 を経 て計算 され る。<ステ ップⅠ>
( A) (B) ( C)
の3
つ の需要が,<小樽 >お よび <その他 北海道 >に分割 され な が ら,過去 の実績 デー タを もとに個別 品 目ごとに推計 され る。そ のあ と,33
部 門の産 業部 門に統合 され て <ステ ップⅡ>
にお ける産業連 関の計算 プ ロセ スの統合 され,それ ぞれ任 意 に設 定 され た シェアを積 して <小樽 か らの対 サ‑ リン輸 出需要 > と<そ の他 北海道 か らの対サハ リン輸 出 >となる。以上の2
つは最終 的 に合算 され て <北海道か ら の対サハ リン輸 出需 要 > とな る。( A)
サハ リンの有効需要 ブ ロックにお ける推 計方法 :( A )
にお ける最 大 のポイ ン トは, 9 0
年代 に入 ってか ら落 ち込み の激 しい産業生産 水準 に よって,現在 (平成8
年‑ 1996
年)の域 内供給 は域 内有効需要 を満 た してい ないた めに,一一定量の需給 ギ ャ ップが存在 してい ることを前提 と してい る。そ して,石 油 ガスプ ロジェ ク トに よる流入す るオイルマネー は,は じめに こ うした深刻 な需給 ギャ ップ (供給 不足)を食料 を中心 とす る周辺諸国か らの緊急輸入 で埋 め合 わせ るこ とか ら 推 計はス ター トす る と考 える。そのためには,は じめに
1996
年時点 の潜在 需要 を推 計で きれ ば,96
年 の部 門別 生産水準がわか ってい るか ら需要不足量が推計可能 とな る。96年 の潜在需要 は以下の 通 り推 計 され た。す なわ ち,基本的 な需 要不足は食料やエネル ギー にある との想定 の も とで,過去の生産水 準 ピー ク年 を部 門別 に確定 し,その年 の生産水準 をその年 の全雇 用 者 (‑需要者 )で除 した。.次に, この値 に96
年 の全雇用者数 を積 し,本来 あ りうべ き9 6
年 の需要量 を推 計 したe最後 に, 9 6
年の既知 の実生産量 との差分 を もとめ需給 ギ ャ ップ と したく.図表
2‑ 5) (A)サハ リン州の有効需要
96 ● 移 輪 入 充 足率 % d ( C +d)
仙0. 0 1 09%
0. 0 71%
2. 3 56%
0. 0 53%
0 . 0 78%
0. 0 125%
0. 0 91%
27. 2 1 36%
171. 8 201%
0. 0 2%
0. 0 36%
0. 0 5%
推 計需 要 96 ‑ 供 給
b c
l O8. 3 118. 1 41. 6 29. 7 176. 7 96. 0 776
.4 413. 7 3629. 8 281 5. 0 1 421. 4 1782. 0 1 822. 3 1 662. 3 37. 7 23. 9 1 06. 2 40. 3 220. 3 5. 0 2270. 5 817. 8 ピー ク生産 ( 午)
a
144. 6 ( 9 3) 61. 5 ( 86) 238. 7 ( 90) 11 02. 2 ( 88) 5235. 0 ( 88) 201 6. 0 ( 89) 2650. 0 ( 84) 50. 8 ( 91 ) 1 49. 2 ( 89) 323. 0 ( 85) 3356. 0 ( 86) 個 別 品 目 単位
ジ ャガ イ モ 千 ト/
野菜
千 トン
卵
千 トン
漁 獲 量 千 トン
石炭 千 トン
天 然 ガ ス 千 トン 石 油 千 トン
肉
千 ト
/牛 乳 千 ト/
繊 維 千 ト/
加 工木材 千 トン
パ ル プ T
卜 一21 5. 6 ( 85) 147・ 1 6. 7
図表
2‑ 4
)モデル概念図< ス テ
・
ソ プ l =>(A ) サ ハ リン州 の有効需要 部門別 96 年推計需要 ‑96 年供給
(B ) プ ロジ ェク トによる直接需要 北海道 への後方支援需要
(C) プ ロジ ェク トによる間接需要 新規雇用増 に伴 う推計需要 ‑96 年供給
=新規需要 *円換算
< ス テ ツ ::
プ I l= >
平 成 5 年北 海 道 延長 産 業 連 関 表
33部 門逆行列係数
昭
13部 門逆行列係数
和6 0 年 小 樽市 産 業 連 関 表
北海道
33 部 門別生産誘発額
小樽 市
33 部 門別生産誘発取
一一
] ︺
***小一 持
ウエア‑部 門別需要
*その他 { Jr 7 ‑部 門別需 要 小博 +その他 ‑北海道
*小樽シ = 7 ‑
*そて か弛シェ ア 小樽 +その
北海道 か らの輸出増加
小樽 か らの輸 出増加
*
33 部 門別付加価値率 ‑
*
1 3 部 門別付加価値率 ‑
33 部門別付加価値鼓
1 3 部門別 付加価値
顕l 33
∑ (北海道部 門別付加価値額 ) ‑ 北海道 G D Pの増加分 i =1
1 3
∑ (小樽部門別付加価値額 ) ‑ 小樽 G DPの増加分 i =l
3 7
(B)
プ ロジェク トに よる直接需 要 ブ ロックにお ける推 計方法 :(B)
にお け る出発 点 とな るプ ロジェク トか ら直接発生す る需 要 については想像 の域 を超 えない。現在 わか ってい るデー タ と しては, (イ)サハ リン Ⅰが総額150
億 ドル , サハ リン Ⅱで総額100
億 ド′レの開発投資が投 下 され る こと, (ロ)今後30
年 間にわ た り州 政府 に対 し,年 間お よそ1500
億 円が ロイヤ リテ ィ と して支払 われ る こ と, (‑)新規雇用 は18
万人程度 の うち60% (10. 8
万人) と予想 され る こ と, のみ で あるe
石油ガス プ ロジェク トに よる直接需要 を推計す る最大 の 目的は,現地 が必要 とす る北 海道か らの後 方支援 を直接推 計す るこ とにある。残念 なが ら,具体 的なデー タが現時点 で は全 くない。そ こで,北海道が供給 可能 な需要項 目についてシナ リオ需要 を総額 を設 定 した うえで
3 3
部 門の産業連関表 に配分 し,小樽 シェア とその他 北海 道 シェア をぞれ ぞれ積す る こ とで,小樽 とそ の他 北海道 か らの後方支援需要 ‑輸 出需要 を推 計 した。( C)
石油 ガ スプ ロジェ ク トに よる間接 需要推 計方法 :間接 需要 の推 計方法 については,食料 ・エネ /レギー な どの基礎 的な需要 と,自動車 ・ 家電な どの耐久 消費財 の購入や住宅建 設 な どの追加 的な需要 の
,2
種類 の推 計方 法が必 要 とな るO食料 ・エネ ルギー な どの基礎 的な需要 について は,あ らか じめ
197 5
年 か ら96
年 に至 る時系列デー タか ら,新規雇 用 に よって発 生す る と考 え られ る部門別 の需 要 関数 を 推 計す る。.その結果,石油ガスプ ロジェ ク トの間接需 要 に よ り増加す る と考 え られ る雇 用 (7, 2万人) の増加 が もた らすであろ う部 門別 需要が推 計可能 とな る。
次 に,耐久 消費財 や住宅建 設な どの追加 的な需 要 については,
(B)
と同様 にある程 度 の総需要 を部 門別 に シナ リオで配分す るほか に方法 はない。それ らは,小樽 とその他 北海 道 への需 要 と して ある部 門別 に設定 され た シェアを積 し,部 門別需 要 と して推 計 さ れ る。最後 に,小樽 とその他北海 道の部 門別需要 は合計 され て北海 道 の産業部 門別需 要とな る。
<ステ ップ
Ⅲ
‑産業連 関分析‑>ステ ップ Ⅲは産業連 関分析 を適応 す る。北海 道 に関 しては,北海道 開発局 よ り平成 5 年の
3 3
部 門北海道延 長産 業連 関表が公 表 され てい る。また,小樽 に関 して は,平成3
年 に小樽 市が実施 した小樽 市観光 の経 済分析 のた めに,た くぎん総研 が推 計 した昭和6
0年 の
14部 門小樽 市産業連 関表が入 手可能で あ るO
これ ら2つ の産業連 関表 の統合化 をはか るた め,あ らか じめ小樽 市産 業連 関表 を
13
部門 に変換 した。.つ ぎに, 33
部 門北海道表 と13
部 門小樽 市表 か ら逆行列係数表 を計 算 して, <ステ ップ Ⅰ> と同一の経済 システム上 に展 開 した。(A ) (B) ( C)
で得 られ た部 門別 需要の集 計値 は,最終的 に北海道か らの対サハ リン輸 出需 要 な らびに小樽 か らの対サハ リン輸 出需要 とな るが,これ らの左 辺 に上の逆行列係数 を積 す る。
こ う して,各産業部 門の需要増加 が全 ての産業部門にお ける生産増加 を もた らす結果 , 最終 的 に生産誘発額 が計算 され るO生産誘発額 に産業連 関表 か ら算 出 され た部 門別付加 価値 率 の列ベ クター を積 す る ことで,部 門別 の付加価値額 が得 られ るOこれ を集 計す る
とGD Pの増加 が計算 され る。
なお
,GD P
お よび部 門別付加価値額 の増加 に よって発生す る新規雇 用数 の増加 は比 較 的簡便 な回帰式 に よって計算可能 なた め,北海 道お よび小樽 市 の新規雇 用増加 を推 計 す る こ とは可能 であるO ただ し,今 回の計測では行 ってい ない.39
第 4 節 北海 道 ・小樽 ‑ の経済効 果推計 の結 果 (1)ステ ップ Ⅰの推計結果
需 要推 計モデル による推 計結果 ふ 以 下の通 りとなった.
対 日需要 対北海 道 対小樽 対 その他 道
( A)
有効需要64. 3
億 円62. 9
億 円16.1
億 円4 6. 8
億 円(B)
直接 需要1 16. 0
億 円95. 8
億 円25. 9
億 円6 9. 9
億 円(C)
間接需 要7 99. 8
億 円250. 8
億 円14 3.1
億 円10 7. 7
億 円 総 計9 8 0.1
億 円4 0 9. 5
億 円18 5.1
億 円224. 4億 円
なお,
(B)
石油 ガ スプ ロジェ ク トに よる直接 需要 は総額1 16
億 円 と した。その理 由は,総額2 50
億 ド′レ* 139. 2円 (2000年 まで の予想 平均為替 レー ト) / S‑
3. 4 8兆 円, 3. 4 8兆 円/ 開発 期 間 15
年‑ 2 320
億 円/年 の開発 投資の うち, オ イ ル リグや掘 削装置,そ の他機器類 と現地 での土木工事 をのぞ き,最小 で も5%が北海
道 を含 む 日本 か らの後方支援 需要 にまわ る と想 定 したためで ある。さらに,以上 J)対 日需要想 定額
116
億 円を33
部 門に配分 し,設定済み の小樽 シ ェ ア とその他道 内 シェアを積す る と,小樽 へ の総額25.9
億 円,小樽以外 に6 9.9
億 円 とな り,合 計 して北海道全体 に95. 8
億 円(8 3%)
が もた らされ る。もちろん,北海道 の企業が奮起 して想 定か ら外 して ある建築 土木 工事や 設備 の受注 を 請 け負 った場合 ,域外 か らの後方支援 比 率は
10, 15, 20%
と上昇す る こ とになれ ば需要額 も2 32
億 円, 34 8億 円, 4 64億 円 と増加 し,北海 道や小樽 に対 して需 要 の増加 が もた らされ る こ とは言 うまで もない。(2)
ステ ップ Ⅱの推計結果産業連 関 による分析 結果 は以 下の通 りとなった。
輸 出増加総額 生産誘発総額 名 目GD P増加額 北海 道
4 0 9. 5
億 円8 15. 7
億 円4 0 9. 5
億 円小樽
18 5.1
億 円3 7 5. 5
億 円18 5.1
億 円後方 支援 に関連 して,北海 道 と小樽 にそれ ぞれ
4 09.5
億 円, 18 5.1億 円の対 サ ハ リン輸 出需要が発 生 した場合,産業連 関分析 に よる計算では北海道 と小樽 にそれぞれ8 15. 7
億 円,375. 5
億 円の生産誘発額 が見込まれ る。 これ に付 随 して,各産業別 の付加 価値発 生額が次貢 の図表2‑ 6に計算 され てい るが,北海道 の農 業部 門 とサー ビ
ス部 門 に大 きな影響 が 出てい る ことが わか る。 なお,移輸入 を考慮 しない(I‑A)
‑1
型 の逆行列 を用いたため輸 出増 とGD P増 が一致 してい る。図表 2‑ 6)北海道 ,小樽の対サハ リン輸出需要増加 による経済効果
(1)北海道‑の農済波及効果
輪出増加 生産誘発額 付加価値率 △付加価値
△GDP
13193 15 1299 7
品点晶美感料銘・品食業の内科の点他・食他
7
1産品道動送品晶製品水不放穀製品改造・具鮭別炭ム石銅製一魁木ス険信家・印品石ゴ土粗次残品の土ガ促通・プ・製・・・一金製他・・ メビ薫lス品明サビ用不
33→13変換 輸出増加 生産誘発額 付加価値率 △付加価 値
△GDP
18507508259522092649975m2291
0
61‑2361170.5309369 07373737 0.6951772 0.4419014 0▲3164610 0.4258999 0.5226938 0.6580975 0.8376141 0.6381126 0.6823639 0.6139484 0.6987746 5125
0 0 0
6871661日714177086 16179
0
2160
5055200 6685
0
2000640 1725
0
179460 1289
0
018510 37548
41
‖EjE3 2林菓 3漁業 4鉱業 5製造業 6建設業 7電束 ガス水道 8 商業 9金魚保険不動 o 運頼 ・通信 業 l公共サー ビス 2その他 のサ‑
3公務 (2)′ト牡への経済波及効果
輸 出増加
50
00 00
0650500
5000 00
7000
000020202000
000
4000 0
00
篭4‑‑10‑11‑‑‑‑‑‑‑葉酸料製製品改造・ス鉱・品食具紙刷炭ム石飼製一製木ス険信ビ菓
帖TLJL鮒.I.∵小黒..A.:‑.J:・;.jLJ..;:ド.IJ・:;・
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