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第43回 東京医科大学内分泌代謝研究会

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Academic year: 2021

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一 620 一

東医大誌 57(6):620〜621,1999

研究会報告

第43回

東京医科大学内分泌代謝研究会

当番教室

時 平成11年6月29日(火)

  午後5時50分〜7時00分 所東京医科大学病院本館6F

  第二会議室   老年病学教室

 2.気管狭窄を生じた甲状腺疾患の気管支鏡所見の検討

(外科学第一)輿石晴也,池田徳彦,河手典彦,

小中千守,加藤 治文

(都立大塚病院外科)輿石晴也,鳥屋城男

【対象】甲状腺悪性腫瘍38例(分化癌26、未分化癌6、悪性 リンパ腫2=気管浸潤24例)、良性腫瘍20例、バセドウ病4例。

【方法】頚部CTにて気管狭窄の認められた甲状腺疾患の気 管支鏡所見を分析した。

【結果】気管支鏡所見は3型に分i類された。

 Type 1:気管内腔への腫瘍の露出11例  Type ll=気管壁の膨隆十粘膜面の変化17例  Type皿:気管壁の膨隆のみ30例

悪性腫瘍の気管浸潤はType I、 IIの全例、 Type皿でも分化 癌の2例に認めた。Type llの気管粘膜面の変化は悪性腫瘍と バセドウ病において、血管所見(増生・怒張)が特徴的で

あった。

 1.ヒト穎粒膜細胞より産生されるPAPP.AのOHSS発症予 測マーカーとしての有用性

(産科婦人科学)中井弘美,福嶺紀隆,臼田三郎,

杉山カー,伊東宏絵,鈴木良知, 井坂恵一,高山雅臣 妊娠関連蛋白質であるPregnancy Associated Plasma Protein A(PAPP−A)は非妊婦においては卵胞液中に多量に存在す ることが知られている。今回我々は卵胞内穎粒膜細胞から のPAPP,A産生・分泌に関して検討を行うとともに、不妊治 療特に体外受精胚移植時の重篤な合併症であるOvarian Hyperstimulation Syndrome(OHSS)の発症予測マーカー

としてPAPP,Aが有用であるか検討を行った。

免疫組織、RT−PCRおよびcell cultureによる検討により PAPP.Aが穎粒膜細胞より産生・分泌されており、またFSH やLHによりその産生が増加することが明らかとなった。ま た体外受精胚移植周期(36例)において、採卵後48時間の 時点での血清中PAPP.A濃度はOHSS発症群(9例)において 非発症群(27例)より有意に高値を示すことが明らかとな り、PAPP−AがOHSS発症を予測する有効なマーカーとなり うることが示唆された。

 3.ラット卵巣穎粒膜細胞におけるインターロイキンー6の 発現とその生理的意義について

(東京薬科大学・第二薬理学教室)田村和広,川口友和,

柳田真友子,藤平篤志,本多秀雄,向後博司

【目的】IL−6はヒト卵胞液中に存在し、穎粒膜細胞のステロ イド産生に影響することが示唆されている。卵巣穎三三細 胞(GC)の機能調節因子としてのIL−6の役割を調べる目的 で、ラットGCのIL−6とその受容体の発現を検討すると共に アロマターゼ(P450arom)とコレステロール側鎖切断酵素

(P450scc)の発現に与えるIL6の影響を検討した。

【結果・考察】ラットのサブコンフルエントGCをインスリ ン、FSH、 LH含有の無血清培地(CDM)中72時間培養した。

GCはIL−6、 IL6 receptor、 gp130の各mRNAを発現していた。

IL−6依存性に増殖するMH60細胞を用いたbioassayにより培 養液中に放出されたIL−6回目ルは2.4±0.16ng/ml/24h/5×

105cellsであった。 IL−6(10ng/m1)を添加したCDM中でGC を培養するとP450aromとP450sccの両mRNAレベルは対照群 と比較して有意に増加した。よって、IL6はGCのP450arom とP450scc遺伝子発現を高進することが示唆され、また、こ れらの酵素発現に対する作用がIL−6のオートクライン作用と

してGC機能・分化に影響している可能性も推察された。

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